Microsoft Power BI導入でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

Power BIの導入では、自社のデータ環境や業務要件に合った提案と運用支援ができるパートナーを選ぶことが大切です。比べる観点は、実績と経験、技術力と専門性、プロジェクト管理体制の3つです。導入を支援する6社を紹介します。

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・Microsoft Power BI導入の完全ガイド

Power BI導入パートナー選びの重要性

Power BI導入パートナーが担う4つの支援工程を並べた図解
導入準備から現場での活用まで、支援範囲を一続きで捉えられます。

Power BIは、Microsoftが提供するビジネスインテリジェンス(BI)ツールで、2024年時点のグローバル利用企業数は25万社以上にのぼります。一方で、導入を成功させるには、ライセンスを購入してセットアップするだけでなく、自社のデータ基盤・業務要件・運用体制に合わせた設計・構築が欠かせません。

データソースの選定やETL設計、ダッシュボード構築といった開発の工程に加え、ユーザートレーニングと定着化支援まで、プロジェクトの全フェーズにわたる支援が必要です。そのため、どのパートナーを選ぶかが、プロジェクトの成否を大きく左右します。

適切なパートナー選定が成否を分ける理由

パートナーを選ぶ際は、業務理解、技術力、定着支援の面から見ていく必要があります。

  • 業務理解:現場のKPIをダッシュボードに反映できるか
  • 継続支援:導入後の改善を担う体制の内容

Power BIは、Microsoft 365やAzureとの連携が前提になります。そのため、既存のITインフラや業務システムとの整合性を深く理解したパートナーが必要です。たとえば、オンプレミスのERPシステムからデータを取得する場合は、オンプレミスデータゲートウェイの設計や接続設定に専門知識が求められます。

また、Power BIのレポートやダッシュボードは、見た目以上に、DAX(データ分析式)を使った集計ロジックの設計が品質を大きく左右します。このため、経験の浅いベンダーに依頼すると、パフォーマンスの悪いレポートや誤った集計結果が生じるリスクがあります。

さらに、導入後の定着化支援がないと、構築したダッシュボードが現場で使われず、「導入したのに効果が出ない」という事態になりかねません。実際、BIツール導入プロジェクトの失敗原因の約60%は、ツール選定ではなく定着化・運用支援の不足にあると言われています。

発注前に確認すべきポイント

発注前に、データ環境、連携要件、利用体制を整理しておきます。

  • データ準備:接続先とデータ品質の確認
  • 費用条件:初期費用と追加条件の比較

①Microsoft認定パートナー資格の有無を確認します。Microsoft Power Platform分野のSolutions Partner認定を取得しているかを見ましょう。公式認定を受けたパートナーは、一定の技術水準が保証されています。

②Power BIの導入実績件数:業種・規模の近い企業での実績があるかを押さえます。製造業・小売業・金融業など、業種によってデータ構造や分析軸が異なるため、同業種の実績は大きなアドバンテージです。

③データ連携の対応範囲:既存のERPやCRM、データウェアハウスとの連携に事前に対応できるかを確かめます。

④トレーニング・定着化支援の有無:エンドユーザー向けのトレーニングプログラムや、導入後の定着化支援サービスが含まれているかを見ます。

⑤保守・運用サポートの体制:導入後にレポートの修正や追加開発が必要になった場合に、迅速に対応できる保守体制があるかを確認します。

ポイント

導入後の定着化や運用まで任せられるかは、発注前に業務理解や技術力と並べて確かめておくと、後から体制の不足に気づく事態を減らせます。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaは、IT事業会社として社内DXを推進してきた豊富な実績を持ち、コンサルティングから開発・定着化まで一気通貫で支援できる企業です。ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあり、Power BI導入でも「入れて終わり」にせず、現場で使われるBI環境を構築します。

特徴と強み

riplaの特徴を、業務改善までの一貫支援と現場視点の2つから見ていきます。

  • 一貫支援:課題整理から定着まで、同じ会社で担う体制
  • 現場視点:現場で使われる状態をつくるための進め方

riplaの最大の特徴は、コンサルティングから開発・定着化支援まで一気通貫で対応できる体制です。IT事業会社として自社でDXを推進してきた経験から、外部のシステム会社とは異なる実践的な知見があります。ツール導入後に「現場で使われない」という課題にも、解決策を提案できます。

Power BI導入では、単なるダッシュボード構築にとどまらず、業務フローの可視化・KPI設計・データ収集体制の整備まで支援します。こうした支援を組み合わせ、包括的なBI環境の構築を進めます。

また、プロジェクトの各フェーズで担当コンサルタントが伴走し、技術的な課題だけでなくビジネス課題の解決を一体で進める点が高く評価されています。

riplaは、業務KPIとデータモデルを結び付けたうえでPower BIを配置します。「現場に刺さるダッシュボードにしたい」という要望にも対応します。さらに、「中央で認定データセットを育てたい」という声にも応え、組織の成熟度に応じて段階的に設計します。

得意領域・実績

riplaの実績は、業務に直結するBI活用の範囲で確認できます。

  • 対象業務:自社に近いKPI活用の事例
  • 導入後:利用が定着するまでの支援内容

riplaは、営業・顧客・生産・販売管理など幅広い基幹システムの構築・導入実績を持ちます。Power BI導入では、ERPや販売管理システムと連携でき、リアルタイム売上ダッシュボードや営業KPIのモニタリング環境を構築します。

製造現場の生産効率可視化など、業務に直結したBI活用も多数支援しています。企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えており、中堅・中小企業から大企業まで、規模を問わず対応が可能です。

Power BIの導入にあたってデータ基盤の整備が必要な場合も、データウェアハウス設計からETL処理の構築まで一貫してサポートできる技術力を備えています。加えて、ワークスペース設計や運用ルール策定まで伴走するため、まずは要件整理・スコープ整理から相談しやすい体制です。

株式会社Colorkrew|Microsoft Gold認定パートナーによる高品質な導入支援

株式会社Colorkrewは、実績豊富なMicrosoftパートナーです。Microsoft Azureのパートナー最高位であるGold Cloud Platformコンピテンシーを取得しています。

Power BI導入支援・構築・コンサルティングを中心とした「くらまね」サービスブランドを展開し、企業のデータ活用を強力に支援しています。また、ISMSおよびプライバシーマーク(Pマーク)の認証も取得しており、セキュリティ・コンプライアンスにも対応しています。

特徴と強み

Colorkrewの特徴を、Azureとの連携と全社展開の2つの面から見ていきます。

  • 基盤対応:Azure連携とデータ基盤の構築
  • 全社展開:ガバナンス支援を含む展開の進め方

Colorkrewは、Microsoft Azureのゴールドパートナーです。Azure上でのデータ基盤構築とPower BIを組み合わせた、エンタープライズ向けBI環境に強みがあります。国内トップクラスのAzure取扱い実績も誇ります。

Power BI導入支援では、要件定義・データモデル設計・レポート構築に対応します。ユーザートレーニングから導入後のサポートまで、ワンストップで提供しています。

Power AutomateやPower Appsなど、Power Platform全体の活用支援にも対応します。Power BIを起点とした全社的なデータ活用や業務自動化の推進にも貢献できます。

全社展開に向けたCoE(Center of Excellence)支援にも対応し、部門横断のガバナンス設計や開発ルール整備を支援します。Power BIの組織的な活用を目指す企業に適しています。

得意領域・実績

Colorkrewの実績は、データ基盤とPower BI支援の範囲で確認できます。

  • 業種対応:自社と近いデータ連携の事例
  • 展開規模:利用者数と運用体制の内容

Colorkrewの代表的な導入実績として、豊田通商株式会社自動車本部ディーラー事業部における販売実績の日次管理へのPower BI活用が挙げられます。複数拠点にまたがる販売データをリアルタイムで集計・可視化し、迅速な経営判断を支援する仕組みを構築しました。

自動車・製造・流通など、複雑なデータ連携が必要な業種への対応実績が豊富です。Azure Synapse AnalyticsやAzure Data Factoryを組み合わせた大規模データ基盤の設計・構築も得意としています。大企業向けには、Power BI Premiumの設計・管理支援にも対応します。

数千名規模のユーザーが利用するBI環境の安定稼働と、ガバナンス管理にも定評があります。

ポイント

全社展開やガバナンス設計まで視野に入れるなら、Azure連携の経験と部門横断の運用ルールを扱った実績の範囲を比べて、候補を絞り込みます。

パーソルクロステクノロジー株式会社|大手パーソルグループのIT専門会社による安心の支援体制

パーソルクロステクノロジー株式会社は、国内最大級の総合人材サービスグループであるパーソルグループのIT専門会社です。エンジニアリング・ITの幅広い領域でソリューションを提供しており、Microsoft Power BIの導入支援でも、豊富な実績と充実したサポート体制を持ちます。環境構築からレポート・ダッシュボード構築まで、顧客の要件に合わせた一貫したサポートを提供しています。

特徴と強み

パーソルクロステクノロジーの特徴を、連携力と人材支援の2つの面から見ていきます。

  • 連携力:既存環境との接続方法
  • 人材支援:利用部門への定着の進め方

パーソルクロステクノロジーの強みは、パーソルグループとしての豊富なエンジニアリソースを背景に、プロジェクト規模に応じた柔軟なチーム編成が可能な点です。製造・流通・サービスなど多様な業種への対応実績があり、業種特有のデータ構造やKPIを理解したコンサルタントがプロジェクトを推進します。

Power BIのライセンス選定・環境整備からデータモデリング・DAX設計・レポート開発まで、技術的なフルスタック支援ができる点も高く評価されています。オンプレミス環境と連携したハイブリッド型のPower BI環境の設計・構築に強みがあり、クラウド移行が難しい既存システムを抱える企業でも安心して依頼できます。

導入後の運用トレーニングやユーザーサポートも手厚く、現場定着を重視したプロジェクト進行を得意としています。パーソルグループとしてのコンプライアンス体制も整っており、大企業での採用実績も豊富です。

得意領域・実績

パーソルクロステクノロジーの実績を、業種と導入範囲の2つの面から確認します。

  • 対象業務:製造・物流などの事例
  • 活用範囲:HR領域を含む支援の幅

製造業や物流業など、現場データの可視化ニーズが高い業種への導入支援実績が豊富です。工場の生産実績管理ダッシュボードを構築し、物流センターのKPIモニタリングシステムにも対応しています。営業部門の実績集計レポートなど、現場の意思決定を支えるBI環境も多数手がけています。

Power BIを活用した人事・労務データの可視化など、HR領域にも対応します。パーソルグループとしての人材サービス経験を活かし、データ活用を支援しています。

中堅・大手企業を問わず幅広い規模での導入実績があり、要件の複雑さや規模に応じて最適な支援メニューを提案してもらえる点が強みです。

テクバン株式会社|データ連携に強みを持つMicrosoft専門のITパートナー

テクバン株式会社は、Microsoft製品を中心としたITソリューションを提供する専門ベンダーです。Microsoft 365・Azure・Power Platformの幅広い製品群に深い技術力があり、Power BI導入では、環境構築からデータ連携・レポート開発まで包括的に支援します。

特に、企業内に分散した様々な形式のデータを収集・統合してPower BIで可視化する、データ連携技術の高さが特徴です。

特徴と強み

テクバンの特徴は、データ連携と内製化支援の2つの面にあります。

  • 連携設計:複数データソースの統合
  • 内製化:研修と運用支援の内容

テクバンの最大の特徴は、様々な形式のデータを収集・統合するデータ連携技術の高さです。企業内には、ERPシステム・CRM・会計システムなどのデータが分散しており、ExcelファイルやWebアクセスログも含め、複数のデータソースを統合することがあります。

Power BIで可視化する設計・構築には高い技術力が必要で、テクバンはこのデータ統合フェーズに特に強みを持っています。顧客のデータ環境に最適なデータ連携アーキテクチャを設計・提案することもできます。

Microsoft製品に特化した専門ベンダーとして、Power BIのアップデートや新機能にも迅速に対応し、最新技術を活かしたソリューションを提供できます。また、Power BI単体だけでなく、Microsoft 365全体の活用支援にも対応します。

Azureとの連携設計も可能で、Microsoft製品を中心に社内環境を整備したい企業に向いています。Power BIのレポート作成研修やワークショップも提供しており、内製化を推進したい企業への支援にも注力しています。

得意領域・実績

テクバンの実績は、業種と統合ダッシュボードの事例から確認できます。

  • 対象業種:自社に近い業界の事例
  • 統合範囲:基幹データとの接続の範囲

テクバン株式会社は、製造・流通・金融・医療など幅広い業種でのPower BI導入実績を持ちます。特に、複数の基幹システムからのデータを統合してリアルタイムで可視化する「統合ダッシュボード」の構築に多くの実績があります。

複数拠点の在庫・売上・発注データを統合した販売管理ダッシュボードや、人事・勤怠・給与システムのデータを連携した人材管理レポートにも対応します。このような業務に即したBI活用の事例が豊富です。

Microsoft製品専業ベンダーとして、SharePointやTeamsとのPower BIレポート連携に対応します。さらに、Microsoft 365エコシステム全体を活用した情報共有・コラボレーション環境も構築できます。

株式会社日立ソリューションズ|大手SIerによるエンタープライズ向け大規模BI基盤構築

株式会社日立ソリューションズは、日立グループのITソリューション専門会社で、エンタープライズ向けの大規模システム開発・導入支援を手がける国内有数のSIerです。Microsoft Power BIを含むデータ可視化・活用ソリューションにおいても、豊富な実績と高い技術力を誇ります。

Microsoft Azure Synapse Analytics・Azure Data Factory・Power BIを活用し、大規模データ可視化・活用基盤の構築を得意としています。

特徴と強み

日立ソリューションズの特徴は、大規模基盤への対応と一貫支援の2つの面にあります。

  • 大規模対応:複雑な基盤構築の経験
  • 一貫支援:導入から定着までの対応範囲

日立ソリューションズは、システム導入コンサルティングから開発、Power BIのトレーニング・定着化支援までワンストップで提供できる点が大きな強みです。日立グループとして豊富なエンジニアリングリソースを持ち、製造・インフラ・公共など幅広い業種の深い業務知識もあります。

複雑な業務要件を持つ大企業でも、大規模なBI基盤を構築できます。特に、既存の基幹システムをクラウドへ移行しながら同時にBI基盤を整備するといった複合的なプロジェクトでの実績が豊富です。

データ活用サイクル全体、つまり収集から可視化までを支援できます。BIだけでなく、業種特有の業務パッケージとの組み合わせにも対応します。ERP連携や業界テンプレートの活用ニーズにマッチしやすく、長期的な改善サイクル支援も期待できます。

得意領域・実績

日立ソリューションズの実績は、業種と利用規模の2つから確認できます。

  • 対象業種:製造・公共などの事例
  • 利用規模:全社展開の運用経験

製造・流通・公共・金融など多様な業種で、大規模BI基盤の構築実績を持ちます。製造業では、生産管理、品質管理、設備管理の各システムのデータを統合します。

複数の基幹システムのデータをAzure上に集約し、Power BIで全社的なKPI管理ダッシュボードを構築した事例も多数あります。グループ企業全体のデータを統合した経営管理BI基盤や、IoTセンサーデータを活用した製造現場のリアルタイムモニタリングシステムにも対応します。

先進的なBI活用プロジェクトでも実績を積んでいます。数千人規模の従業員が利用する大規模なPower BI環境の設計・運用ノウハウも豊富で、大企業・グループ企業向けの導入に特に強みがあります。

ポイント

既存の基幹システムの移行とBI基盤の整備を同時に進めたい場合は、移行と基盤構築を一つの体制で任せられるかを基準にすると、候補の差が見えやすくなります。

日本ビジネスシステムズ株式会社(JBS)|Microsoft専業SIerによるトレーニング重視の導入支援

日本ビジネスシステムズ株式会社(JBS)は、Microsoft製品・サービスの専業SIerとして国内トップクラスの実績を誇る企業です。長年にわたりMicrosoftとの協業関係を深めており、デジタルトランスフォーメーションにも対応しながら、Power BI導入の経験と専門知識を持ちます。

日本マイクロソフトは、Microsoft 365・Azure・Power Platformを中心に企業のクラウド活用を支援します。JBSは、Power BI単体にとどまらず、Azure・Dynamics 365・Microsoft 365と一体的に設計・構築できます。

特徴と強み

JBSの特徴は、Microsoft専門性と内製化支援の2つにあります。

  • 専門性:Power BIと周辺製品の連携
  • 教育:導入後の自走支援の内容

Microsoft製品専業SIerとしての深い技術力を背景に、トレーニング・人材育成支援に注力した導入アプローチを取っています。Power BI導入では「レポートお試し作成サービス」を提供しており、小規模・低コストで導入効果を実感できる入口サービスです。

初めてPower BIを導入する企業でも、段階的に始めやすい体制を整えています。また、Power BIの基礎・応用2コースのハンズオントレーニングを用意しており、担当者がPower BIを自走できるスキルを習得できる環境が整っています。

導入後に内製化を目指す企業や、段階的に活用範囲を広げたい企業にとって、非常に心強いパートナーです。Microsoftとの強固なパートナーシップにより、最新のPower BI機能や先行プログラムへのアクセスも早く、常に最先端の技術を活用した提案ができます。

大規模展開でのガバナンス設計やセキュリティ要件への対応力も高く、有力な選択肢のひとつです。

得意領域・実績

JBSの実績は、Microsoft環境と全社展開の経験という2つの面から見ることができます。

  • 導入業種:自社に近い業界の事例
  • 展開範囲:ガバナンスと運用体制の内容

JBSは、Microsoft製品専業SIerとして国内で数百社以上のPower BI導入支援実績を持ちます。金融・保険・医療・製造など幅広い業種での実績があり、各業種特有のデータ活用ニーズに対応したレポート・ダッシュボード設計の知見が豊富です。

Microsoft 365 E5ライセンスに含まれるPower BIを最大限に活用する設計・支援に強みがあり、既存のMicrosoft 365環境を持つ企業にとって、Power BI導入の有力なパートナーです。

SharePointやTeamsとのPower BIレポート連携に対応します。さらに、Microsoft 365エコシステム全体を活用した情報共有・コラボレーション環境も構築できます。

データガバナンスや分析基盤全体のロードマップとセットでPower BIを位置づけたい大企業にとっても、検討価値の高いパートナーです。

Power BI導入パートナー選びのポイント

Power BI導入パートナーを評価する実績・技術力・プロジェクト管理体制の3項目を示す図解
3つの観点をそろえて確認すると、候補を同じ基準で見比べられます。

Power BI導入パートナーを選ぶ際は、実績、技術力、プロジェクト管理体制の3つの軸から総合的に評価します。

実績と経験の確認方法

実績は、業種・規模・成果がどれだけ自社に近いかで確認します。

  • 類似性:自社に近い条件の事例
  • 成果:導入後の効果を具体的に示せるか

Power BI導入パートナーの実績は、「導入実績○○社」という件数に加えて、業種や規模の近さ、案件の中身まで詳しく見ることが大切です。

まず、自社と業種・規模が近い企業への導入実績があるかを確認しましょう。業種によって、データの構造やKPIの設計、必要な分析軸は大きく異なります。そのため、同業種への深い理解を持つパートナーを選ぶと、よりスムーズな推進が期待できます。

次に、実績案件の具体的な内容(データソース・レポート種類・ユーザー数・導入期間・成果)を公開しているかを確認します。詳細な事例を公開しているベンダーは、実績に自信がある証といえます。

また、可能であれば導入先企業の担当者へのヒアリングや参照先企業の紹介を依頼することも有効です。Microsoft公式のパートナーポータル(Microsoft Partner Network)も確認します。

認定状況・コンピテンシーレベル・取得認定数は、技術力と実績の客観的な指標です。同じ機能比較表(ワークスペース設計・ゲートウェイ・モデル方針・教育・保守SLA)を複数社に提出してもらうと、選定がスムーズに進みます。

技術力と専門性の評価

技術は、データモデル・連携・レポート設計の観点で確認します。

  • 設計力:DAXとデータモデルの方針
  • 連携力:周辺サービスとの接続

Power BI導入の技術力は、主に3点で評価できます。DAX(Data Analysis Expressions)の設計力、データモデリングの品質、データ連携技術です。

DAXはPower BIで複雑な集計ロジックを実装するための計算式言語で、これを適切に設計できるかどうかがレポートのパフォーマンスと品質を大きく左右します。提案時にDAXの設計方針や最適化アプローチについて具体的な説明ができるベンダーを選びましょう。

データモデリングでは、スタースキーマ設計やリレーションシップ設計を確認します。ロールレベルセキュリティ(RLS)の設計など、Power BIのベストプラクティスに基づいているかも見ます。

データ連携技術については、自社のデータソース(ERP・CRM・データベース・クラウドサービスなど)との接続実績と設計方針を確認します。Microsoft公認のPower BI認定資格の有無も見ます。Microsoft Certified: Data Analyst Associateを持つエンジニアの在籍数は、技術力の客観的な指標です。

自社のMicrosoft契約との関係(ライセンス調達経路)も、早い段階で確認しておくと、余計なコストを防げます。

プロジェクト管理体制の確認

管理体制は、担当者、進捗共有、導入後の窓口の面から確認します。

  • 担当体制:PMと技術担当の役割
  • 進行管理:課題共有と追加条件の扱い

Power BI導入プロジェクトを成功させるには、ベンダー側のプロジェクト管理体制の確認も大切です。まず、プロジェクトマネージャー(PM)の専任体制があるか、担当PMの経験・実績を事前に確かめます。

Power BI導入プロジェクトは、IT部門だけでなく事業部門・経営層など多くのステークホルダーを巻き込みます。そのため、調整力の高いPMの存在が重要です。

次に、プロジェクトの進捗管理・課題管理の方法・報告サイクルを確認します。週次の定例ミーティングや進捗レポートの提出、課題管理票の共有など、透明性の高いプロジェクト運営を行うベンダーを選びます。

また、要件変更への対応方針と追加費用の発生条件は、契約前に明確にしておくことが大切です。Power BIのレポート設計は、実際に動くものを見ながら細かい調整が繰り返されることが多く、スコープ管理が曖昧なまま進めると追加費用が膨らむリスクがあります。

さらに、導入後の保守・運用サポートの内容やレスポンスタイム、費用も事前に確認します。そのうえで、長期的なパートナーとして信頼できるかを総合的に判断します。

ポイント

実績、技術力、プロジェクト管理体制のどれか一つだけで決めず、同じ項目で複数社を並べて比べると、確認の抜けを防ぎやすくなります。

まとめ

Microsoft Power BI導入支援でおすすめの開発会社・ベンダー6社を紹介しました。

①株式会社ripla:コンサルから開発・定着化支援まで一気通貫で対応します。IT事業会社としてのDX推進経験を活かした実践的な支援が強みです。

②株式会社Colorkrew:Microsoft Azure Goldパートナーによる高品質な導入を支援します。大規模なAzure連携やCoE支援に強みがあり、豊田通商をはじめとする導入実績も多数あります。

③パーソルクロステクノロジー株式会社:大手パーソルグループの豊富なエンジニアリソースを背景に、安心の支援体制を整えています。オンプレミス連携・HR領域にも強みがあります。

④テクバン株式会社:Microsoft専業ベンダーとしてデータ連携技術の高さが特徴です。複数データソース統合・内製化支援に強みがあります。

⑤株式会社日立ソリューションズ:大手SIerとしてエンタープライズ向け大規模BI基盤を構築します。製造・公共分野での深い業務知識と業種パッケージ連携が強みです。

⑥日本ビジネスシステムズ株式会社(JBS):Microsoft専業SIerとしてトレーニングを重視した導入を支援します。内製化・段階的活用拡大・ガバナンス設計を目指す企業に適しています。

Power BI導入パートナーを選ぶ際は、「実績と経験」「技術力と専門性」「プロジェクト管理体制」の3つの軸で複数社を比べることをおすすめします。

特に、自社と業種・規模が近い企業への導入実績、DAXやデータモデリングの技術力、導入後の定着化支援の充実度を重視して選定してください。

導入を成功させるには、ツールの機能だけでなく、パートナーとの長期的な信頼関係が鍵となります。この記事の情報を参考に、自社に最適なPower BI導入パートナーを見つけていただければ幸いです。

複数社に問い合わせて相見積もりを取り、そのうえで最適なパートナーを選定してください。

会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。