abas導入でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

abas ERPは、製造業・流通業の中堅企業を中心に世界30カ国以上・3,000社超の導入実績を持つドイツ発のグローバルERPです。豊富なカスタマイズ性と製造業特有の業務プロセス対応力が評価されていますが、日本市場での知名度はまだ高くなく、「どの会社に導入を依頼すれば安心か」と悩む担当者が少なくありません。abas ERPの真価を引き出せるかどうかは、パートナー選びに大きく左右されます。

本記事では、abas導入の支援実績や製造業DX・グローバルERP対応の経験を持つ、信頼できる開発会社・コンサルティングファーム・SIer6社を厳選して紹介します。各社の強みや得意領域を具体的に解説するとともに、パートナー選定で見落としやすいポイントも整理しています。ベンダー比較・選定の最初の一歩として、ぜひ参考にしてください。

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abas導入パートナー選びの重要性

abas導入パートナー選びの重要性

abas ERPはドイツのabas Software GmbH(現Forterroグループ)が開発した製造業特化型のERPパッケージです。生産管理・調達・販売・在庫・会計を統合管理し、個別受注生産や多品種少量生産に対応した柔軟な設定が強みです。一方で、SAP・Oracleといった大手ERPと比べると国内での普及率は低く、対応できるパートナー企業の数も限られています。そのため、パートナー選定の巧拙が導入プロジェクトの成否を大きく左右します。

適切なパートナー選定が成否を分ける理由

abas ERPの導入は、単にソフトウェアをインストールするだけでは完結しません。業務プロセスの整理・要件定義から始まり、パラメータ設定・カスタマイズ開発・データ移行・ユーザー教育・運用定着まで、多岐にわたる工程を伴います。abas特有の設定ロジックや開発言語(abas FO言語)に精通していないパートナーに依頼した場合、不要なカスタマイズが積み重なり、総コストが膨らんだり、バージョンアップ対応が困難になるリスクがあります。

また、製造業の業務要件は企業ごとに異なります。BOM(部品表)の構造、生産計画の考え方、原価計算方式など、業務の深い理解があってこそ最適な設定が実現できます。abas ERPの機能知識と製造業への業務理解を兼ね備えたパートナーを選ぶことが、プロジェクト成功への近道です。

発注前に確認すべきポイント

パートナー候補を絞り込む前に、自社側でも最低限の準備が必要です。まず「導入の目的」を明確にしましょう。生産リードタイムの短縮なのか、グローバル拠点の情報統合なのか、属人的な業務の標準化なのかによって、重視すべき機能・必要なカスタマイズ量は変わります。目的が曖昧なまま提案を受けると、パートナー側も的外れな提案をせざるを得ません。

次に、導入範囲(スコープ)をおおよそ決めておくことが重要です。全社一括導入なのか、特定部門・機能からのフェーズ導入なのかによって、必要な工数・期間・費用が大きく異なります。また、海外拠点との連携が必要な場合は、多言語・多通貨対応の実績を持つパートナーを優先的に選ぶべきです。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社ripla

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

特徴と強み

riplaの最大の特徴は、「事業会社目線」でのシステム支援にあります。ベンダー視点ではなく、経営・業務・IT の三位一体での改革を支援するため、abas ERPの機能をそのまま押しつけるのではなく、企業の業務課題と照らし合わせながら最適な設計を提案します。要件定義段階から現場社員へのヒアリングを丁寧に行い、「使われないシステム」になるリスクを最小化します。

また、コンポーザブルERPのアプローチを採用しており、abas ERPのコア機能とSaaS・内製ツールをAPI連携しながら統合基盤を構築する手法に強みがあります。abas ERPをベースに、既存のツールや新たなクラウドサービスを柔軟に組み合わせることで、過剰なカスタマイズを抑えながら必要な機能を実現します。

得意領域・実績

riplaは、製造業・流通業・サービス業を中心に50社以上のシステム構築・DX推進支援の実績があります。特に、スタートアップ〜中堅企業の成長フェーズで急拡大する業務に対し、スピーディかつ柔軟なシステム整備で対応してきた経験が豊富です。abas ERPのような海外パッケージ製品においても、日本の商習慣・業務フローに合わせた要件定義と設計ができる点が強みです。DX戦略の立案からシステム導入後の定着・改善まで伴走するスタイルで、プロジェクト後も継続的な支援が期待できます。

タナベコンサルティング株式会社|中堅企業特化の経営×IT一体型支援

タナベコンサルティング株式会社

タナベコンサルティング株式会社は、1957年の創業以来70年近くにわたって中堅・中小企業の経営支援を行ってきた独立系コンサルティング会社です。約200業種・累計17,000社超への支援実績を持ち、「経営戦略とシステム投資を連動させる」アプローチが大きな特徴です。ERP・基幹システム導入においても、単なるITコンサルにとどまらず、経営改革・業務改革と一体で推進するスタイルが評価されています。

特徴と強み

タナベコンサルティングの強みは、「IT戦略と経営戦略の連動」にあります。abas ERPのような製造業向けグローバルERPを導入する際にも、自社の成長戦略に照らして「何を実現するためのERPか」を明確化するところから支援します。現場の業務改善だけでなく、意思決定のための情報基盤構築、ガバナンス強化、グループ経営の効率化まで視野に入れたコンサルティングが行えます。

また、全国各地に拠点を持ち、地方の製造業企業にも対応できる体制が整っています。ITベンダーと特定の利益関係を持たない独立系である点も、中立的な立場でERPパッケージを選定・評価できる根拠となっています。

得意領域・実績

タナベコンサルティングは、製造業・建設業・卸売業など幅広い業種の中堅企業へのERP・基幹システム導入支援を多数手がけています。特に「ERP選定支援」においては、複数パッケージの比較評価から要件整理・ベンダー交渉まで一貫して対応できる体制があります。abas ERPのようにニッチなグローバルERPの評価においても、特定ベンダーに偏らない公正な比較が可能です。DX推進の方針策定から実行支援・定着化フォローまでトータルに対応できる点が、製造業の経営陣から信頼されています。

NTTデータ グローバルソリューションズ株式会社|グローバル製造業ERPの豊富な実績

NTTデータ グローバルソリューションズ株式会社

NTTデータ グローバルソリューションズ株式会社は、NTTデータグループの製造業向けグローバルERPシステム導入に特化した専門会社です。SAPを中心とした製造業向けグローバルERPの導入実績が国内最大規模のひとつであり、海外拠点展開・グローバル業務統合を推進する大手〜中堅製造業に多くの支援実績があります。製造業の業務プロセスへの深い理解と、グローバルプロジェクトマネジメントの経験値が強みです。

特徴と強み

NTTデータ グローバルソリューションズは、製造業特化の大規模プロジェクトを数多く手がけてきた実績から、業務・技術の両面で高い専門性を持つコンサルタント・エンジニアを多数擁しています。特に、自動車・機械・電機など裾野の広い製造業の業務知識が豊富で、生産管理・調達・原価管理の複雑な要件にも対応できます。

海外拠点を持つ日系製造業のグローバルERP展開において、海外現地法人との調整・多言語対応・現地業法対応まで包括的に支援できる体制を整えています。abas ERPのような海外製パッケージの評価・導入においても、グローバル標準プロセスを踏まえた設計が可能です。

得意領域・実績

NTTデータ グローバルソリューションズは、自動車・精密機械・電子部品・化学など製造業全般のERP導入支援で豊富な実績を積み上げています。グループ全体でのERP統合プロジェクトや海外子会社への展開など、規模の大きなプロジェクトを得意としており、abas ERPのグローバル対応機能を活かした多拠点展開の支援においても高い適合性があります。データ移行・テスト・カットオーバー後の安定運用まで、大型プロジェクトを完遂するマネジメント力が評価されています。

アクセンチュア株式会社|製造業DXのグローバルリーダー

アクセンチュア株式会社

アクセンチュア株式会社は、世界120カ国以上に拠点を持つグローバルコンサルティングファームです。戦略策定・テクノロジー・オペレーションズ・デジタルを4本柱とした総合コンサルティングサービスを提供しており、製造業向けのDX推進・ERPシステム導入においても国内トップクラスの実績を誇ります。グローバルな視点でのデジタル変革推進を求める中堅〜大手企業に多く選ばれています。

特徴と強み

アクセンチュアの強みは、戦略コンサルティングからテクノロジー実装・運用改善まで一貫して対応できる「エンドツーエンド」の支援体制にあります。ERPの選定・設計・導入・定着まですべてをカバーし、特定のIT製品に縛られない中立的な立場でシステム設計ができます。abas ERPのような海外製パッケージについても、グローバルでの活用事例や技術情報を豊富に持っており、評価・導入判断の精度が高いことが特徴です。

また、AI・データ分析・IoTなどの先端技術との融合を積極的に提案しており、abas ERPをデジタルトランスフォーメーションの基盤として位置づけ、その上にインテリジェントな仕組みを重ねる設計が得意です。製造業のサプライチェーン全体を視野に入れた最適化提案ができる点も高く評価されています。

得意領域・実績

アクセンチュアは自動車・航空宇宙・産業機械・消費財など、製造業の幅広いセクターにおいてDX推進・ERP導入の豊富な実績を持っています。複数のグローバル拠点に同時展開するような大規模プロジェクトのマネジメント経験も豊富であり、日本国内だけでなくアジア・欧米の拠点を含む統合ERP展開にも対応できます。コンサルタントの業界専門性が高く、製造業特有の要件を深く理解した提案が期待できます。

株式会社船井総合研究所|中堅製造業の現場に寄り添うERP選定支援

株式会社船井総合研究所

株式会社船井総合研究所は、独立系コンサルティング会社として中堅・中小企業の業績向上を支援し続けてきた老舗コンサルティングファームです。製造業・流通業・サービス業を中心に幅広い業種へのコンサルティングノウハウを持ち、DX・IT戦略分野においても近年は積極的な支援体制を整えています。特定のIT製品・ベンダーと利益関係を持たない中立的なスタンスで、企業の実態に合ったERP選定・導入支援が行えます。

特徴と強み

船井総合研究所のERP・基幹システム支援の特徴は、「支援先企業にとって最適なシステムの選定を、中立的な立場から行う」という姿勢にあります。ITベンダーから販売手数料を受け取らないため、特定製品を無理に推奨するインセンティブがありません。abas ERPを含む複数のERP製品を客観的に比較評価し、自社の予算・規模・業務要件に最も合致したシステムを選ぶ判断材料を提供します。

また、コンサルタントが現場の業務実態を深く理解した上で要件整理を行うため、導入後に「使いにくい」「業務フローに合わない」といった問題が発生するリスクを低減できます。中堅・中小の製造業において、初めてグローバルERPの導入を検討する企業にとっては特に頼りになる存在です。

得意領域・実績

船井総合研究所は、製造業・卸売業・小売業などを中心に多数のERP・基幹システム導入支援実績があります。特に、売上高100億円〜500億円規模の中堅企業において、業務標準化・情報統合・経営可視化を目的としたERP導入プロジェクトを多く手がけており、abas ERPのような製造業特化型グローバルERPの評価においても、豊富なナレッジを活かした支援が期待できます。選定フェーズから導入・定着まで一貫したサポートを受けられます。

株式会社日立ソリューションズ|製造業向け基幹システムの総合SIer

株式会社日立ソリューションズ

株式会社日立ソリューションズは、日立製作所グループのITソリューション事業会社として、製造業・流通業・金融・公共など幅広い業種の企業に対してシステム構築・コンサルティング・アウトソーシングサービスを提供しています。製造業向けの生産管理・在庫管理・品質管理システムの構築実績が豊富で、ERPやMES(製造実行システム)とその周辺システムの統合に強みを持ちます。

特徴と強み

日立ソリューションズの強みは、製造業の業務プロセスを熟知したSEが多数在籍していることと、グループ内の製造業(日立製作所グループ各社)の業務を実際に支えてきた現場経験にあります。abas ERPのような製造業向けグローバルパッケージの導入においても、生産管理・品質管理・調達管理など製造業特有の業務要件を深く理解した上での設計・カスタマイズが可能です。

また、クラウドサービスやIoTプラットフォームとの連携ソリューションも豊富に取り揃えており、abas ERPをスマートファクトリー化の基盤として位置づけた統合システム構築にも対応できます。全国に営業拠点を持つため、地方の製造業企業でも安定したサポートを受けられます。

得意領域・実績

日立ソリューションズは、自動車部品・電子部品・機械・化学・食品など製造業全般に広いSI実績を持ち、ERP・MES・PLM・SCMなど複数の基幹システムを統合した大型プロジェクトを数多く完遂しています。特に海外拠点を含む情報システムの統合、ERPのグローバル展開支援において、国内外のネットワークを活用した支援が可能です。安定した運用・保守サービスを長期にわたって提供できる体制も整っており、導入後の長期的なパートナーとして信頼できます。

abas導入パートナー選びのポイント

abas導入パートナー選びのポイント

6社の紹介を踏まえ、自社に最適なabas導入パートナーを選ぶ際に押さえておきたいポイントを整理します。パートナー選定はベンダー比較と同様に時間をかけて行うべき重要な判断であり、以下の3つの観点から総合的に評価することをおすすめします。

実績と経験の確認方法

パートナー選定において最初に確認すべきなのは、「abas ERPそのものの導入実績があるか」または「製造業向けグローバルERP導入の経験が豊富か」という点です。abas ERPのパラメータ設定やカスタマイズ開発には固有の知識が必要であり、他のERPの経験のみでは対応しきれない場面があります。初回の提案ヒアリング時に、abas ERPもしくは同等クラスの製造業向けグローバルERPの導入件数・業種・規模感を具体的に質問しましょう。

また、導入事例は公開されていないケースも多いため、守秘義務の範囲内で「匿名でよいので類似事例のポイントを教えてほしい」と依頼するのが効果的です。対応できる担当者のスキルセット・資格・経験年数なども事前に確認することをおすすめします。

技術力と専門性の評価

abas ERPの導入プロジェクトでは、標準機能の設定だけでなく、日本の商習慣に合わせたカスタマイズが必要になる場面が少なくありません。例えば、消費税の区分管理・電子帳簿保存法への対応・製番管理や工程管理の日本語化など、国内固有の要件があります。これらをabas固有の開発言語(FO言語)や拡張フレームワークで実装できるエンジニアが在籍しているかを確認することが重要です。

また、データ移行のアプローチ・テスト計画の精度・カットオーバー時のリスク管理なども技術力の表れです。提案書に具体的な方法論が書かれているか、過去のトラブル事例とその対処法を説明できるかをチェックすると、技術力の深さが見えてきます。

プロジェクト管理体制の確認

ERPの導入プロジェクトは、一般的に6ヶ月〜2年以上の長期にわたります。その間にメンバーの入れ替えが生じた場合でも、プロジェクトが滞らない体制があるかを事前に確認しましょう。具体的には、PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)の設置有無、課題管理・リスク管理の仕組み、進捗報告の頻度と形式、エスカレーションルートなどを質問するとよいでしょう。

さらに、導入後の運用定着フェーズまでサポート範囲に含まれているかも重要な判断基準です。ユーザー教育・マニュアル整備・ヘルプデスク対応まで含めたトータルサポートを提供できるパートナーを選ぶことで、システム稼働後の定着率が大きく向上します。「Go-live後の3ヶ月間、どのような支援をしてもらえるか」を具体的に確認してみてください。

まとめ

abas導入おすすめ会社まとめ

abas ERPの導入を成功させるためには、製品の機能知識だけでなく、製造業の業務プロセスへの理解・プロジェクトマネジメント力・導入後の定着支援力を兼ね備えたパートナー選びが欠かせません。本記事では、コンサルから開発まで一気通貫で支援するripla、中堅企業特化のタナベコンサルティング、グローバル製造業ERPに強いNTTデータ グローバルソリューションズ、製造業DXのグローバルリーダーであるアクセンチュア、中立的なERP選定支援の船井総合研究所、製造業向け基幹システムの総合SIerである日立ソリューションズの6社を紹介しました。

自社の規模・業種・グローバル展開の有無・予算感によって最適なパートナーは異なります。まずは複数社に概要ヒアリングやRFI(情報提供依頼)を行い、担当者の業務理解度・提案の具体性・コミュニケーションの質を比較することをおすすめします。abas ERPの持つポテンシャルを最大限に引き出すためにも、信頼できるパートナーとの出会いを大切にしてください。

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株式会社riplaでは、IT事業会社出身のプロフェッショナルが「Impact-Driven型支援」を通じて、プロダクトやシステムの納品・提供を目的とせず、お客様と同じ目線で、事業成果の達成をゴールとして、高品質なDX/開発支援をいたします。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。IT事業会社出身のプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、「Impact-Driven型支援」を掲げ、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の実現に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。