アプリ刷新の会社選びでは、現行システムの調査から移行後の定着まで支援できるかを見極めることが重要です。
アプリは長く使うと技術的負債や古いUI、セキュリティ課題を抱えます。刷新を支援する6社の特徴と、実績・技術・契約後の支援から見た選び方を紹介します。
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・アプリ刷新の完全ガイド
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アプリ刷新パートナー選びの重要性

適切なパートナー選定が成否を分ける理由
アプリ刷新は作り直しだけでなく、業務要件の整理や技術選定を伴います。移行計画とデータ移行、利用者への影響管理も欠かせません。パートナーを誤ると、長期化や予算超過、使いにくさにつながります。
経済産業省の2018年DXレポートも、レガシーシステムがDXの足かせになると指摘しており、刷新は経営課題の一つです。たとえば2010年代前半のアプリは、当時の技術と現在の環境の差が機能追加の負担になります。
初期費用の安さだけで選ぶと、要件定義や移行計画の不足が後から分かり、追加費用が膨らむおそれがあります。
製造業A社の事例では、3社中で最も高い見積もりを出したベンダーが、旧システムの構成をすべて調査すると説明した点を評価しました。その結果、想定どおりの工期で完了しています。
このため、金額だけでなく、成功までの手順を具体的に示せるかが選定の判断材料になります。
刷新では、現行の業務フローとデータの整合性を保って移行する必要があり、新規開発とは異なる調査が欠かせません。現行システムの把握だけで、全工程の30〜40%を要する場合もあります。
この工程を軽く扱うと後から手戻りが生じます。そのため、候補企業が過去の刷新で直面した課題と解決策を具体的に説明できるかを確認します。
- 見積もり:初期額と追加費用の条件
- 現行調査:業務と既存データの把握
- 課題対応:過去案件の問題と解決方法
アプリ刷新に必要な技術力の見極め方
発注側は、iOS・Androidのネイティブ開発の経験と、React NativeやFlutterへの移行経験があるかを確かめます。
クロスプラットフォーム化は開発・保守費を抑えられる一方で、アニメーションや端末固有の機能に制約が出る場合があります。そのため、採用の適否を根拠とともに説明できる力が、候補企業に求められます。
加えて、DevOpsとCI/CD、自動テストの設計方針を、提案の段階で具体的に示せるかも見ます。継続的なリリースの仕組みは、刷新後の品質と開発速度に関わります。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援
riplaは、コンサルティングから開発までを一貫して支援します。IT事業会社として社内DXを進めた経験を生かし、営業・顧客・生産・販売管理などの基幹システムを構築・導入してきました。
riplaは、アプリの機能を新技術で置き換えるだけでなく、業務プロセスも見直して成果につなげることを重視しています。
特徴と強み
自社プロダクトを企画・開発・運用してきた知見を、顧客の現状分析に生かせる点がriplaの特徴です。そのうえで、業務要件の理解と技術調査を組み合わせ、現行システムの課題を特定します。
コンサルティングではワークショップを通じて刷新の目的と優先順位を整理し、経営層から現場までが納得できる方向を定めます。また、導入後の定着と事業成果まで支援する姿勢も掲げています。
得意領域・実績
riplaはSaaS、BtoBアプリ、社内業務システムの刷新を得意領域とし、営業・顧客・生産・販売管理などの基幹システムにも対応します。
小さく始めて段階的に移すフェーズド移行で、現行業務を止めない計画を立てます。さらに、運用・保守体制やチェンジマネジメントまで支援し、開発後も続く協業を目指します。
株式会社モンスターラボ|グローバル体制でモバイルアプリ刷新を支援
株式会社モンスターラボは東京を本拠地とし、世界15カ国以上に開発拠点を持つデジタルプロダクト開発企業です。スタートアップから大企業まで支援し、とくにモバイルアプリ刷新の経験を重ねています。
ユーザーリサーチ、UI/UX刷新、モダンな技術への移行を一貫して提供し、グロース支援も手がけます。そのため、技術更新とユーザー体験の改善を合わせて扱えます。
特徴と強み
海外の開発拠点と日本語で連携できる体制が特徴です。日本人のPMが窓口となり、海外エンジニアと協業して、品質とコスト競争力の両立を図ります。
iOS・Android双方に対応し、ネイティブアプリをFlutterやReact Nativeへ移行した実績もあります。
内製のデザインチームが現行UXの課題を洗い出し、新しいデザインシステムとともに刷新を進めます。フィンテックやヘルスケア、教育などの案件を通じて、各業界の規制や品質要件に関する知見も蓄積しています。
得意領域・実績
モバイル中心の刷新、グローバル展開を見据えた設計、デザインを重視する消費者向けサービスの全面改修を得意とします。
国内外の企業を含む数百社以上の開発実績があり、既存機能の移行にとどまらず、新機能を組み込みながら段階的に出すローリング移行にも対応します。
アジャイル体制で刷新後の改善や機能追加も支援します。とくに大企業の老朽化したモバイルアプリを現在のUX基準へ更新する案件では、デザインと技術を組み合わせます。
株式会社Goodpatch|UXデザイン起点のアプリ刷新
株式会社Goodpatchは、UIデザイン、UXリサーチ、ブランディングを中心に、アプリ刷新を設計から開発まで支援します。
利用者が既存アプリを使いにくいと感じる理由を掘り下げ、見た目だけでなく情報設計やナビゲーションも見直します。
東証上場企業としての安定した支援体制を持ち、消費者向けアプリやBtoB SaaSのUI/UX刷新に実績があります。
特徴と強み
デザインリサーチからUI実装まで一貫して進める専門性が強みです。具体的には、現行利用者へのインタビュー、ヒューリスティック評価、ユーザビリティテストで課題を分析し、新しいデザインコンセプトを定めます。
Figmaで精度の高い試作を作り、開発前にユーザーテストで検証することで、完成後の使いにくさによる手戻りを抑えます。
コンポーネント化したデザインシステムの整備も行い、刷新後の改善や機能追加を、続けて進められる状態にします。
得意領域・実績
消費者向けアプリのUI/UX全面刷新と、BtoB SaaSの使いやすさ改善が得意です。国内外の著名ブランドとの実績があり、刷新後のエンゲージメント、継続率、コンバージョン率の改善で定量成果を上げてきました。
社内のデザイン組織づくりも支援しており、A/Bテスト設計、UX指標の定義、改善案の立案まで伴走できます。
株式会社ゆめみ|アジャイル開発とモバイル技術力でアプリ刷新を推進
株式会社ゆめみは、スマートフォンアプリやWebサービスの開発を得意とし、アジャイル開発やプロダクトへの伴走支援にも力を入れています。
自律性の高いエンジニア組織で知られ、刷新では顧客の開発チームに加わるチームビルディング型の関わり方を重視します。
SwiftUIやJetpack Composeなどへの対応も早く、iOS・Androidのネイティブアプリ刷新に高い技術力を持ちます。
特徴と強み
スクラムやXP(エクストリームプログラミング)を理解し、実践している点が強みです。要件が途中で変わりやすい刷新でも、顧客が開発に参加できる透明性を保ち、変化に応じて継続的に価値を届けます。
iOS・Androidのネイティブ開発では、性能最適化や複雑なアニメーション・UI表現にも対応します。さらに、CI/CDとテスト自動化にも取り組み、刷新後の品質維持を支えます。
得意領域・実績
大企業の新規事業部門や既存モバイルアプリの刷新を得意とし、流通・通信・金融大手の案件実績があります。
セキュリティや法規制に対応する環境でも品質を保ちます。また、Objective-C・JavaからSwift・Kotlinへの移行では、負債の解消と機能継続を両立します。
プロダクトオーナーの育成を通じて内製力の向上も支援します。技術ブログや勉強会、カンファレンスへの参加を続け、最新動向を開発に取り入れる文化もあります。
ゆめみへの相談では、刷新の対象だけでなく、社内に残したい開発力もあわせて整理します。
- 対象:大企業の新規事業、既存のモバイルアプリ
- 移行技術:古い言語からSwift・Kotlinへ
- 内製支援:プロダクトを社内で改善できる体制
TIS株式会社|AI自動変換技術で大規模レガシーシステムを刷新
TIS株式会社はTISインテックグループの中核を担う大手SIerで、金融・流通・製造・サービス業へITサービスを提供します。
アプリ刷新では、COBOLや古いJavaを現代的な構成へ移行する独自技術「Xenlon〜神龍〜」を展開しています。
Xenlonは、COBOLをJavaへ自動変換し、手作業に比べて工期とコストを抑えることを目指す技術です。数年と多くの人員を要していた大規模刷新を、より実行可能な計画にする点が評価されています。
特徴と強み
TISの特徴は、自社の移行支援ツールと大規模案件の遂行力を組み合わせている点です。たとえば、XenlonはCOBOLの構造を解析してJavaへ変換し、変換後の品質確認も自動化することで移行リスクを下げます。
TISグループは5万人以上のITエンジニアを擁し、人員確保や複数サブシステムの並行刷新に対応できる体制があります。また、金融・公共分野の実績を持ち、高い信頼性と可用性が必要な基幹システムも扱います。
得意領域・実績
金融機関の基幹、製造業の生産管理、流通業の販売管理など、停止できない大規模システムの移行を得意とします。段階移行や大量バッチの継続が必要な条件下で、技術力を発揮します。
Xenlonを使った案件では、手作業との比較で開発工数を30〜50%削減した事例もあります。また、大規模なCOBOL資産を持つ企業に適し、AWS・Azure・Google Cloudを使うクラウドネイティブ化も提案しています。
株式会社ソフトロード|AI活用で納期を大幅短縮するアプリ刷新
株式会社ソフトロードは、AIを活用するシステム開発・刷新支援で知られるSIerです。独自の手法により、刷新の納期を通常の1/2〜2/3に短縮するとしています。
既存システムの解析、要件整理、コード移行の一部をAIが担い、期間とコストを抑えます。
ボトルネックになりやすい現行調査にもAIを使い、従来の半分以下の期間で終えた実績があります。そのため、早期刷新を求める企業の選択肢になります。
特徴と強み
生成AIを含むAIを開発工程へ組み込む「AI駆動型アプリ刷新」が特徴です。この手法では、既存コードの解析、ドキュメントやテストコードの生成、コード変換の支援などを自動化します。
AI生成コードはエンジニアが品質を確認するHuman-in-the-Loopを徹底し、速度と品質の両立を図ります。
資料が乏しく暗黙知の多いレガシーシステムでも自動解析を使い、担当者が不在でも設計意図を明らかにできるとしています。
得意領域・実績
資料の少ない古いWebアプリや業務システム、短期移行、稼働中の旧システムと並行して置き換えるストラングラーフィグパターンを用いた刷新を得意とします。
納期を1/2〜2/3に短縮するAI活用実績を強みとし、中〜大規模のBtoBアプリや社内システムで費用対効果を重視する企業に適しています。
限られた予算でも、品質と速度を妥協したくない案件が主な対象です。
アプリ刷新パートナー選びのポイント

リファレンスチェックの実施方法【独自視点】
提案書や面談に加えて、過去の顧客に直接話を聞くリファレンスチェックも有効です。採用では一般的ですが、開発会社の選定では使われないこともあります。
ある刷新案件では、過去顧客への確認で提案時には分からなかった6ヶ月の納期遅延が判明し、選定を避けられました。
候補企業には、同規模・同業種の実績を持つ顧客を1〜2社紹介してもらい、協力姿勢も確認します。
紹介先には、工期と予算、現場への定着、問題対応と再依頼の3つの観点で質問します。
提案資料では見えにくい実態を、会社ごとに比べられます。
- 工期と予算:当初の予定内で完了したか
- 現場への定着:刷新後のシステムが利用者に定着したか
- 問題対応と再依頼:トラブル時の対応と再び頼みたいか
特に再依頼の意向は、満足度を測る直接的な手掛かりです。
数千万〜数億円規模になり得る刷新では、確認にかかる時間や費用も、選定ミスを避けるための投資と考えられます。
モバイル・UI/UX専門技術力の評価基準
モバイル刷新では、技術適性をモバイル開発の経験から判断します。一般的なWeb開発の実績だけでは、この判断はできません。FlutterやReact Nativeは費用を抑えられる一方、アプリによってはネイティブ開発の継続が適切です。
実装方式の選択理由を、候補企業が明確に説明できるかを見ます。
また、刷新後の改善とリリースを支えるCI/CD・DevOpsも確認対象です。
GitHub Actions、CircleCI、Fastlaneなどの利用実績に加え、テスト自動化率の目標も尋ねます。
UI/UXも刷新する場合は、デザイナーが社内にいるか、外部との協業体制があるかを確かめます。過去案件の画面刷新の前後を、ポートフォリオで確認する方法もあります。
DeNA社の調査では、適切なUI刷新により30日継続率が20〜30%向上した事例が報告されています。技術とデザインの両面から評価すれば、刷新投資の効果を高める手掛かりになります。
- 実装方式:アプリ特性に合う選択か
- 開発基盤:CI/CDとテストの実績
- UX改善:調査、試作、効果測定の体制
契約前に確認すべきサポート体制
契約前に、提案に参加したエンジニアが開発にも関わるかを確認します。提案担当と実装担当が異なる場合があるため、関与の程度を尋ね、必要なら担当者のアサインを契約条件に含めます。
データ移行、並行稼働、利用者研修について、どこまでを契約に含むかを明確にしておきます。
本番直後の不具合への対応も、どこまで担うかを決めておく必要があります。範囲が曖昧だと、稼働後の追加費用につながります。
保守・運用の担当者と条件は、長期の費用を左右します。そのため、月額保守費、バグ対応の応答時間を定めるSLA、定期的なセキュリティ更新の方針を比べます。
将来、別の会社や内製チームへ移管する可能性もあるため、ソースコードの著作権や納品する設計資料、引き継ぎ支援の条件を契約前に確認します。
移管を含む出口戦略について率直に協議できるかも、パートナー選定の判断材料です。
- 担当人員:エンジニアの関与の度合い
- 移行支援:移行から稼働直後までの範囲
- 運用・移管:長期の費用と引き継ぎ条件
まとめ
刷新会社6社は、それぞれ異なる強みを持ちます。riplaはコンサルから開発・定着まで、モンスターラボはグローバル体制とデザインによるモバイル刷新が特徴です。
GoodpatchはUX設計、ゆめみはアジャイルとモバイル技術、TISはXenlonによるCOBOL等の資産変換を得意とします。また、ソフトロードはAI活用で納期を1/2〜2/3に短縮する独自手法を特徴とします。
選定では、価格だけでなくリファレンスで実績を確認し、モバイル・UI/UX・CI/CDの技術と契約後の支援条件を評価します。刷新は企業のデジタル競争力に長く影響する投資です。
費用や技術を中心に、意思疎通や事業理解も合わせて比べ、複数社へ同じ条件で相談して提案と対応を見極めましょう。
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会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
