アプリリニューアルでおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

アプリリニューアルの依頼先は、既存コードの調査からUI/UX刷新、iOS・Android対応、データ移行まで担えるかで比べます。

新規開発と違い、既存の資産や利用者への影響を踏まえた移行が要ります。そのため、実績と技術力を確かめ、刷新後のユーザー離れを防げる提案かを見極めます。

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アプリリニューアルが必要になる主な理由

利用者のUXへの不満、iOS・Android更新への追従、古い技術基盤の保守負担を並べた図解。
刷新の背景は利用者側と技術側の両面にあります。

刷新のきっかけは、利用者から寄せられるUXへの不満、iOS・Androidの更新への追従の難しさ、古い技術基盤による保守の負担などです。

刷新は、競合よりUI/UXの質が劣る場合や、ビジネスモデルの変更・新機能の追加に伴って、アーキテクチャから設計し直すケースもあります。

刷新によって、既存利用者の継続、新規利用者の獲得、エンジニアの生産性向上が期待できます。

案件が大規模になりやすいため、既存資産を調べ、移行を含む計画を立てられる発注先かどうかが成否を左右します。

ポイント

刷新の理由が利用者の不満か、技術基盤の古さかで、求める依頼先は変わります。どちらの場合も、既存資産を調べて移行まで見通せるかが判断の目安になります。

アプリリニューアル開発会社を選ぶ際の3つのポイント

刷新実績、UX設計、開発・運用について、確認する観点を3項目に分けた図解。
3項目を揃えると、候補ごとの提案を比べやすくなります。

開発会社を比べるときは、既存コードを読み解く力、デザインの設計プロセス、iOS・Androidの開発と公開後の支援を分けて確かめます。

候補を同じ観点で比べられるよう、次の3項目を確認します。

  • 刷新実績:課題と成果、類似案件の有無
  • UX設計:調査からテストまでの進め方
  • 開発・運用:両OS対応と公開後の改善体制

リニューアル・リプレイス案件の実績

刷新では、既存コードを調べ、課題を分析し、段階的な移行計画を立てることが欠かせません。さらに、利用者への影響を抑えて公開する知見も求められます。

実績ページや提案資料で、刷新の理由、解決した課題、公開後のKPIの変化まで説明できるかを確認します。特に、同じ業種や規模の案件を手がけている場合は、自社に近い進め方を相談しやすくなります。

UI/UXデザインの専門性と設計プロセス

利用体験を改善するには、UI/UX設計の専門性が求められます。そのうえで、ユーザー調査やペルソナ設定をどう進めるかを確かめ、試作とユーザビリティテストまで担えるかを見極めます。

実績を見るときは、デザインの判断理由まで説明できるかを確かめます。

デザインシステムやコンポーネントライブラリの構築経験も判断材料で、公開後の改善費用を抑える面でも役立ちます。

iOS/Android両対応とリリース後のグロース支援

iOSはHIG、AndroidはMaterial Designに沿って実装できるかを確かめます。加えて、FlutterやReact Nativeの経験も、技術選定力を見る材料になります。

公開後の支援内容は、次の3点で比べます。

  • 公開後の改善:ストア評価や継続率の観測と、機能改善の継続
  • 保守契約:契約範囲と担当エンジニアの固定の有無
  • 改修対応:依頼から対応までの速さ

ポイント

刷新実績、UX設計、開発・運用の3点を同じ観点で比べると、候補の差が見えてきます。なかでも、既存コードを読み解く力を実績で示せるかが判断の分かれ目です。

株式会社リプラ

riplaは、相談・コンサルティングから開発までを一貫して支援します。IT事業会社として社内DXを進めた経験を生かし、事業成果とシステムの定着を重視しています。

営業、顧客、生産、販売管理などの基幹システムを構築・導入してきました。

企業ごとの業務要件に合わせて対応できる体制を備えています。

特徴・強み

riplaの支援範囲は、次の3点から確認できます。

  • 支援範囲:課題分析から開発後の改善まで一貫して対応
  • 事業会社の経験:システムの内製と運用を自社で手がけてきた
  • アプリ開発の技術:ネイティブとクロスプラットフォームの双方に対応

上流工程では、事業要件を技術へつなぎ、刷新の目的、KPI、ユーザーストーリーを明確にしてから開発に入ります。さらに、アジャイル開発で小さく始め、段階的に公開する進め方にも対応します。そのため、リスクを抑えながら刷新を進められます。

事業会社として培った内製と運用の経験は、使われ続ける仕組みの要件定義と設計に生かされます。iOS・Androidのアプリ開発では、ネイティブとクロスプラットフォームを案件に合わせて使い分けます。

費用目安・対応規模

中小・中規模企業の刷新に対応しており、費用の目安は300万〜1,500万円です。ただし、要件の規模や既存コードの状態によって変わります。初期調査と課題整理の段階から相談できる点も特徴です。

フェンリル株式会社

特徴・強み

フェンリルの特徴は、実績と開発体制の両面にあります。

  • 経験と実績:2008年から開発を続け、400社・600本以上を手がけてきた
  • 開発体制:デザインと技術を両立した共同開発
  • 一社対応:デザインからバックエンドまで自社で担う

フェンリルはアプリ専門会社で、本社は大阪府大阪市にあります。アプリ黎明期からの経験を持ち、iOS・Androidのネイティブ開発に強みがあります。

主な刷新事例には、幅広い利用者が使える構造と世界観を重視したUIへ改めたPontaアプリがあります。スルガ銀行のファイナンスアプリではユーザー調査をもとにUXを改善し、スーパー「ライフ」の公式アプリも刷新しました。

一社で担えるため、プロジェクト全体の品質を管理しやすい点も特徴です。

費用目安・対応規模

中規模から大規模の企業案件が中心で、費用の目安は500万〜3,000万円以上です。さらに、管理体制を備え、複数チームが参加する大型刷新にも対応します。

UI/UX調査の段階から依頼できるので、開発に入る前の調査を重視する場合にも候補になります。

株式会社モンスターラボ

特徴・強み

モンスターラボは、海外展開と公開後の成長支援を含めて検討できます。

  • 展開地域:世界12か国25都市以上に拠点を持つ
  • 支援範囲:調査・設計から開発、公開後の改善まで一貫して担う
  • 規模:2023年12月時点で開発実績2,200件以上

株式会社モンスターラボは、グローバルなDX支援・アプリ開発会社です(本社:東京都渋谷区)。

国内外の企業で、アプリ刷新や新規開発を手がけています。人間中心設計に基づくUX/UIデザインも強みです。

ユーザー調査やペルソナ設定に始まり、カスタマージャーニーマップの作成やプロトタイピングまで行えます。実装からリリース後のグロースハックまでも、同じ体制で支援します。

ビジネス戦略の立案段階から参画でき、UX/UIデザインに加えて、ブランディングやシステム開発も支援します。

「クライアントのビジネス成功」をミッションに掲げ、リニューアル後のKPI改善まで伴走する姿勢が評価されています。

海外展開を視野に入れる企業であれば、各国の拠点と連携できる体制を候補選びの材料にできます。

費用目安・対応規模

中規模から大規模のアプリリニューアルに対応しており、費用の目安は500万〜5,000万円程度です。

UXリサーチの段階から依頼すると別途費用がかかります。一方で、リサーチに基づいて設計すると後工程の手戻りが減るため、トータルのコストを抑える効果があります。

グローバル展開を伴うアプリリニューアルでは、海外拠点と連携した多言語・多通貨対応の実績も活かせます。

ポイント

海外展開を視野に入れる企業や、調査から公開後の改善まで一社で任せたい企業の候補になります。UXリサーチを別途依頼すると費用が加わるため、見積もりで範囲を確かめておくと比べやすくなります。

株式会社グッドパッチ

特徴・強み

グッドパッチは、デザインの上流工程から実装支援までを担います。

  • 上流支援:デザイン戦略と組織づくりを手がける
  • 実績:スタートアップ支援先9社の上場
  • 事業分野:医療、健康経営、アパレル、業務ツールの刷新事例

株式会社グッドパッチは2011年創業のUI/UXデザイン専門会社で、本社は東京都渋谷区にあります。上流のデザイン戦略から、UI/UX設計まで一貫して支援します。

支援したスタートアップの上場という数字で、デザイン力が事業成長に直結することを示している会社です。

刷新実績には、医療系アプリ「CLINICS」のUIデザイン改修があります。サントリーの「SUNTORY+」は構想段階から開発しました。さらに、「JINS」公式アプリや管理ツール「Jooto」の刷新も手がけています。

グッドパッチの強みは、デザインの「なぜ」を論理的に説明できるよう、デザイン思考を徹底している点にあります。

ユーザー調査から情報設計、試作、ユーザビリティテストまで体系的に進めます。こうした工程を通じて、刷新後のユーザー満足度向上を目指します。

アプリリニューアルで「なぜユーザーが離れているのか」を根本から解決したい企業に、特に適しています。

費用目安・対応規模

スタートアップから大手企業まで対応します。UXリサーチ・デザインのみなら、費用の目安は100万〜500万円程度です。開発を含めると、500万〜3,000万円以上になります。

デザインに特化した専門会社なので、既存の開発会社と連携し、デザイン部分だけを依頼する分業でも活用できます。

ポイント

UIの改善やユーザーが離れる原因を、デザインの面から見直したい場合の候補になります。開発は別の会社に任せ、デザイン部分だけを依頼する形も選べます。

株式会社ニジボックス

特徴・強み

ニジボックスは、サービス設計から継続改善までの連携を重視しています。PDCAのフローを仕組み化した「継続的改善」のアプローチは特に評価されており、リリース後のグロース支援まで伴走できる体制が整っています。

  • 設計の背景:リクルート由来の知見を生かして設計する
  • 技術の幅:ネイティブ開発からバックエンドまで幅広く対応
  • 公開後の改善:PDCAとグロース支援

株式会社ニジボックスは、リクルートグループのR&D部門から独立して設立されました。

本社は東京都中央区で、UI/UXデザインと技術を組み合わせてサービスを開発します。

デザインでは、ビジネス戦略・UX・UIが一貫しているかを重視しています。

技術面では、Swift・Kotlinを用いたネイティブアプリ開発を手がけています。

代表例は千葉銀行の「ちばぎんアプリ」刷新です。アプリ利用者満足度77.8%を実現しました。

旅行サービスのWeb・アプリ改善や、リクルートエージェントアプリのデザイン刷新にも関わっています。金融・HR・旅行の分野で実績があります。

費用目安・対応規模

ニジボックスは、中規模から大規模のアプリリニューアルに対応しています。依頼の範囲や規模によって費用が変わるため、範囲、費用、保守の順に見ていくと比べやすくなります。

  • 依頼の範囲:UXコンサルティング単体から、デザイン・開発・グロース支援まで含むフルサポートまで
  • 費用の目安:プロジェクトの規模によって異なり、UXデザインの段階だけであれば200万〜800万円程度が目安
  • 保守契約:継続的な改善を支えるため、月額保守契約を結ぶ長期のパートナーシップにも積極的に対応

ポイント

公開後も改善を続けたい企業や、設計から保守まで長く付き合う体制を求める企業の候補になります。保守契約は月額で結ぶ形に対応しています。

株式会社LIG

特徴・強み

LIGは、Webとアプリの両方を扱う開発体制が特徴です。

  • 技術の選択肢:ネイティブ、クロスプラットフォーム、PWAに対応
  • 一貫対応:設計からストア申請、保守運用まで
  • 公開後の品質:QAと分析ツールを使った改善

株式会社LIGは、2007年設立のDX支援・システム開発・Web制作会社で、本社は東京都台東区にあります。

Web制作で培ったデザインの知見を、アプリ開発にも生かしています。

iOS・Androidのネイティブ開発に加え、FlutterやReact Nativeなどのクロスプラットフォーム技術も扱えます。そのため、要件に応じた技術を選べます。

UI/UX設計を起点に、アプリリニューアルをワンストップで依頼できる点が魅力です。

QAエンジニアによる品質保証の体制は充実しており、リリース後の品質維持にも力を入れています。さらに、Crashlyticsなどの分析ツールを使った継続的な改善にも対応します。

フィリピンには「CODY Web Development Inc.」の開発拠点があります。この拠点を生かし、オフショア開発を組み合わせて予算を抑えるプランも提案できます。

費用目安・対応規模

中小から中規模企業のアプリリニューアルに適しており、費用の目安は250万〜1,500万円程度です。

オフショア開発を活用すると、予算を抑えた開発も選べます。そのため、小さく始めるリニューアルにも対応しやすい体制です。

Web制作と合わせてアプリリニューアルを一括で頼みたい場合は、Webとアプリのどちらにも対応できる点が便利です。

アプリリニューアルの開発会社を選ぶ際のポイントまとめ

発注先は、各社の提案と支援体制を同じ条件で比べて決めます。その前に目的と現行アプリの情報を整理しておくと、ヒアリングや見積もりがスムーズに進みます。

事前に整理しておくべき情報リスト

見積もりの前に、依頼条件を次の3点に分けて揃えます。

  • 依頼の背景:刷新の目的と、現行アプリの技術情報
  • 対象と指標:対応OS・端末と現状・目標KPI
  • 依頼条件:希望時期、予算、データ移行条件

依頼の前に、刷新の目的と解決したい課題を明確にしておきます。たとえば、利用者離れの防止、性能改善、新機能の追加などが挙げられます。

現行アプリの技術スタックや言語、フレームワークを整理し、以前担当していた開発会社の情報もまとめておきます。

iOS・Androidの対応バージョンと対象端末を整理します。あわせて、月間アクティブユーザー数やDAU、リテンション率など、現状のKPIも用意します。

アカウントや購入履歴、設定データなど、移行するデータの中身まで示しておくと、提案を受けやすくなります。

相見積もりと比較のポイント

見積もりは金額に加え、次の観点を同じ条件で比較します。

  • 提案内容:課題分析と技術提案の具体性
  • 経験の深さ:類似案件での成果と担当者の理解度
  • 画面の確認:稼働中のアプリのデモや画面を見られるか

複数の開発会社に同じ条件で見積もりを依頼すると、価格の差だけでなく、提案内容や担当者の技術理解度の違いも見えてきます。

金額だけで依頼先を決めず、課題の分析方法と技術的な解決策を確かめます。類似案件でどのような成果を出したかも、あわせて比べましょう。

ヒアリングでは、担当予定のUIデザイナーやエンジニアと話します。既存アプリの問題点を具体的に指摘できるかどうかも、技術理解を判断する材料になります。

リニューアル後の運用サポート体制の確認

公開後の支援範囲は、初期対応と継続運用に分けて確認します。

  • 障害と声への対応:クラッシュや利用者の声に、公開直後からどう応えるか
  • 継続運用:OS更新、セキュリティ修正、定期的な機能改善の提供体制
  • 保守条件:担当者、SLA、保守費用、契約更新の条件

リリース直後は、アプリリニューアルで最も課題が起きやすい時期です。そのため、リリース後の初期サポート体制を事前に確かめておく必要があります。ストア評価を改善する施策も、その体制の中で扱われるかを見ておきます。

SLAとは、応答・解決時間の目標のことです。月額保守費用の根拠や、契約更新の実績も比べましょう。

また、OS・プラットフォームの更新への追従、セキュリティパッチの適用、定期的な機能改善のサイクルを、どの体制で提供するかも確認が必要です。担当エンジニアが固定されるかも、あわせて確かめます。

リニューアルの成否は、リリース後の継続的な改善体制にかかっているといっても過言ではありません。

まとめ

開発会社は、刷新実績、UI/UX設計、両OSへの対応、公開後の支援で比べます。

紹介した6社は、それぞれ得意な領域が異なります。

大手企業の実績とデザイン品質を重視するなら、フェンリルが候補になります。海外展開やUX調査を重視する場合は、モンスターラボも検討できます。

UXデザインの課題を解決したいならグッドパッチが向いています。継続改善を重視するならニジボックス、コストと総合対応力を求めるならLIGも選択肢になります。

リプラは、コンサルティングから開発、定着支援まで一気通貫で対応できる点が強みです。

まずは、予算、時期、既存システムの状態を整理し、複数社に相談します。そのうえで、提案内容と担当者との相性を比べて、発注先を決めましょう。

リプラへのご相談は、いつでも無料で受け付けております。アプリリニューアルをお考えの際は、お気軽にお問い合わせください。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。