アプリリプレイスの開発会社は、技術力に加えて、業務理解と移行後の運用まで支えられるかで選ぶことが重要です。
アプリリプレイスの開発会社は、実績・技術・管理体制の3点で比べると選びやすくなります。この3点から、強みの異なる6社を紹介します。
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アプリリプレイスにおけるパートナー選びの重要性

アプリリプレイスでは、既存の機能やデータ、ユーザー基盤を保ったまま、技術スタックや構造を刷新します。新規開発と違い、現行システムの調査から移行計画、並行稼働の管理まで専門性が求められます。そのため、適切なパートナーを選べるかが、プロジェクトの成否を左右します。
適切なパートナー選定が成否を分ける理由
リプレイスでは、技術面と事業継続の両方を考えながら移行を進める必要があります。
- 移行方式:利用者への影響を抑えられる方式
- 失敗の多さ:システム刷新の75%で進行中に失敗が起きるとの調査
- 上流の確認事項:現行調査、移行計画、運用設計
移行方式の例として、段階移行やフィーチャーフラグによる並行稼働を選べます。
ガートナーの調査では、システム刷新の75%が進行中に何らかの失敗を経験するとされています。原文は、その多くがパートナー選定の失敗に起因すると説明しています。
失敗例には、現行調査が不十分なまま設計へ進むことや、移行計画が曖昧なまま開発を始めることがあります。さらに、運用・保守を見据えた設計ができていないことも、リプレイスのリスクです。
リスクを避けるには、上流工程から伴走できる経験豊富な会社を選ぶことが求められます。
発注前に確認すべきポイント
発注前に、現行アプリの課題と刷新後のゴールを自社で整理しておく必要があります。目的が曖昧なままだと、優れた会社に依頼しても期待する成果にはつながりません。そこで、「なぜ刷新するか」「刷新後にどうなりたいか」を言葉にしておきましょう。
発注先を比べるときは、同業種での実績を確かめたうえで、現行調査や移行計画、運用支援の中身まで聞いておきます。
- 経験:同業種・同規模での刷新実績
- 技術:現行調査とデータ移行の計画力
- 体制:並行稼働、保守、運用の支援内容
相見積もりを取る場合は、金額に加えて、管理体制と担当者の技術力も比べます。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援
riplaは、コンサルティングから開発まで一貫して支援する会社です。自社DXを進めたIT事業会社としての経験を生かし、成果を生み出すところから定着までを支えます。
当社には、営業・顧客管理のほか、生産・販売管理など、基幹システムの構築・導入実績もあります。
特徴と強み
当社は、自社DXの経験を支援に生かし、技術だけでなく事業面からも刷新を設計します。
- 上流の支援:現状課題の整理とROIの試算
- 一貫支援:移行計画から開発まで
- 進め方と定着:アジャイル・ウォーターフォール双方、リリース後の定着支援
riplaが上流から参画するため、発注者が複数社を個別に束ねる手間も抑えられます。
アジャイルとウォーターフォールの双方に対応し、規模や性質に合う進め方を提案します。さらに、リリース後も、新しいアプリが組織に定着するまで支援します。
得意領域・実績
riplaは、業務システムと連携するエンタープライズ向けアプリの刷新を得意としています。たとえば、営業支援、顧客管理、現場作業向けなど、業務と密接に関わるアプリを扱います。
当社は、業務理解と開発力、DXの知見を生かし、業務プロセス全体の見直しも提案します。
からくり株式会社|技術的負債の解消に特化したアプリリプレイス
からくり株式会社は、2010年12月に設立されたiOS・Androidアプリ専門の会社です。大規模ユーザー向けサービスや、基幹業務を担うアプリの開発・刷新を手がけています。また、社員の9割がエンジニアで、技術力の均質化と品質管理を重視しています。
特徴と強み
既存アプリの技術的負債を調べたうえで、アーキテクチャの再設計から対応します。
- 言語移行:Objective-CからSwift、JavaからKotlinへの移行
- 設計改善:ユニットテスト可能な設計と保守性の改善
- 体制:国内エンジニアとの直接連携と柔軟なチーム編成
同社は、ユニットテスト可能な設計を標準化し、保守費用の抑制と将来の開発速度向上を目指します。
国内完結型のため、発注者はエンジニアと直接話し、要件の細部を共有できます。また、同社は進捗を確認しやすく、規模に合わせたチーム編成や急な日程にも対応します。
得意領域・実績
大規模な消費者向けアプリや、社内認証基盤などの刷新を得意としています。たとえば、部署ごとの認証をAWS Lambdaのサーバーレス基盤へ統合した実績があります。
同社は、クラウドネイティブ移行にも対応し、スマートフォンアプリの専門性を生かします。
株式会社モンスターラボ|2,200本超の開発実績を持つグローバルリーダー
モンスターラボは2,200本超のアプリ開発実績を持つ、国内最大級の開発会社です。世界15か国・26都市に拠点を持ち、1,200名以上が在籍するグローバル体制を敷いています。
同社は、音楽・旅行・ECのアプリに加えて業務システムも手がけ、アジャイルとUX/UIの知見を蓄積しています。
特徴と強み
デザインから開発、品質保証までを一貫して担い、グローバル人材も活用します。
- 海外体制:「セカイラボ」の海外エンジニアチーム
- 品質保証:「テスター・ラボ」による検証とセキュリティ診断
- 開発とデザイン:アジャイル開発とUX/UIデザインの連携
同社は、この体制を生かし、大規模案件や短納期にも対応します。また、検証とセキュリティ診断に特化した「テスター・ラボ」が、リリース後の品質を支えます。
アジャイル開発とUX/UI設計を組み合わせ、利用者に選ばれるアプリを目指します。デザイン刷新も同じチームで完結できるため、開発と設計を一体で進められます。
得意領域・実績
消費者向けアプリから企業システムまで、音楽・旅行・SNSなど幅広く対応します。投稿サイトやECなどに加え、Webサービスや業務システムのアプリ化も手がけています。
モンスターラボは、2,200本超の実績を類似案件に生かせる点が、リプレイス時の強みです。
株式会社アイリッジ|月間1億超のアクティブユーザーを誇るプラットフォーム企業
アイリッジは、2008年8月設立のアプリ開発・マーケティング支援会社です。「APPBOX」などのプラットフォームを提供するほか、企業アプリの企画・開発・運用も行います。また、手がけたアプリの月間アクティブユーザーは、国内最大級の1億超です。
特徴と強み
APPBOXは、利用者との接点づくりから、博報堂と連携した開発・マーケティング支援まで、幅広い場面で使えます。
- 既存アプリの更新:APPBOXによる更新支援
- 利用者との接点:通知・位置情報・ポイント管理などの機能
- 博報堂との連携:開発・マーケティング支援
ゼロからの全面刷新より早く、低コストで進められるため、全面刷新の予算が難しい企業や、現状の機能に不足がある企業にも、APPBOXは選択肢となります。
アイリッジは、博報堂と資本業務提携を結び、合弁会社を設立しています。
開発後も運用・グロースを継続して支援するため、長期の協業を検討する企業に適しています。
得意領域・実績
小売・金融・鉄道を中心に実績があり、東急電鉄やJR西日本のほか、三菱東京UFJ銀行やJAバンクも含まれます。
大規模利用と高可用性が求められるサービスで、経験を重ねています。また、アルビオン、シップス、Burtonなどの実績もあり、O2O・OMO刷新にも適しています。
bravesoft株式会社|企画・デザイン・開発を一貫して担うイベントテックのリーダー
bravesoftは、アプリ開発に加え、イベント向け基盤「eventos」を展開しています。累計700本超の実績があり、「bokete」「TVer」や東京ゲームショウ公式アプリを手がけました。さらに、31アイスクリームの「31cLub」も実績に含まれ、社員の半数超がエンジニアです。
特徴と強み
bravesoftの強みは、開発体制と、受賞実績の両面にあります。
- 一貫体制:企画から開発まで同じ社内チームが担当
- 「AI StLike」:経済産業大臣賞を受賞
- 「農mers」:グッドデザイン賞を受賞
専任チームが、現行機能の取捨選択を含む事業要件を、設計に反映します。そのため、ベンダー間の伝達ロスを抑えられます。
使いやすさとデザイン性を重視しています。特に「AI StLike」は、eラーニングアワードの経済産業大臣賞を受賞しました。
「農mers」はグッドデザイン賞を受賞しており、UXを大きく改善したい企業に適しています。
得意領域・実績
エンタメ・メディアや、イベント・展示会向けアプリの刷新を得意としています。
700本超の経験を生かし、古くなった画面を現代的なデザインに改めます。また、大手公式アプリの経験から、ブランドの印象を保ちつつ、機能と使い勝手を改善します。
株式会社LIG|DX支援とグローバル開発リソースを掛け合わせたシステム開発会社
LIGは東京都台東区の会社で、システム開発やWeb制作、マーケティングを通じてDXを支援しています。フィリピンやベトナムの技術者を活用し、アプリ、パッケージ、AWS構築に対応しています。さらに、業界経験10年以上のPMが伴走し、アジャイル、ウォーターフォール、ハイブリッドを使い分けます。
特徴と強み
LIGは、コスト面と、コンサルから運用までの一貫した支援が強みです。
- グローバル体制:海外人材125名超を含む開発体制
- 連携と移行:既存システム連携やクラウド移行
- 内製化:ノーコード活用と内製化の支援
既存システムとの連携やクラウド移行を伴うリプレイスで、力を発揮します。
LIGは、ノーコードも活用し、保守しやすい仕組みと、リプレイス後の内製化を支援します。
試作から商用開発まで幅広い技術に対応します。海外技術者との協業で費用対効果を高めるため、限られた予算で刷新したい中堅・中小企業に適した選択肢です。
LIGは、Web制作・マーケティングにも詳しく、WebサイトやLPの同時刷新にも適しています。
得意領域・実績
Webやモバイルアプリに加え、CRM、CMS、SFAの導入やカスタマイズも行います。
業務システムとの連携や複数システムの統合では、バックエンド設計から関わります。さらに、アプリと業務プロセスを一緒に変えたい企業には、DXコンサルティングでも対応します。
アプリリプレイスの開発会社・ベンダーを選ぶポイント

会社を選ぶ前に評価軸を定めておくと、表面的な情報だけで決めるリスクを抑えられます。そのため、実績・技術・プロジェクト管理の3つの視点から、複数社を比べます。
実績と経験の確認方法
開発件数に加えて、リプレイス案件の経験も確認します。
- 既存コード:調査・分析の経験
- 移行:データ移行と並行稼働の経験
- 事例:同業種・同規模の事例と担当者の在籍状況
既存コードの調査、データ移行、並行稼働は、新規開発とは異なる経験が必要になります。そのため、これらに不慣れな会社では、想定外の問題が起こる可能性があります。
自社と同じ業種・規模の実績があれば、業務フローやデータ構造への理解も確認できます。
商談では事例の詳細を聞き、当時のPMや技術者が現在も在籍するか確認しましょう。
技術力と専門性の評価
技術力は、技術選定の適切さと、技術的負債を診断する力で評価します。
- 事前調査:着手前のコードレビューと技術調査
- 見積もり:リスク・工数を含む見積もり
- 実装方式:iOS・Android、クロスプラットフォーム、ネイティブの選択肢
事前調査を省くと、後から複雑さが見つかり、期間や費用が膨らむおそれがあります。そのため、契約前のコードレビューや技術調査を提案し、リスクと工数を見積もる会社を選ぶことが大切です。
iOSとAndroidの双方に対応し、複数の実装方法を比べられるかも確認します。さらに、Flutter・React Nativeとネイティブ開発を、目的に応じて使い分けられる会社が望ましいでしょう。
プロジェクト管理体制の確認
進行を見るうえで確認したいのは、専任PMの有無と、定例会議の頻度や形式です。
- PMと会議:会議・議事録の運営方法
- 課題管理:課題・リスクの管理と報告方法
- 変更と保守:変更費用とリリース後の保守・運用条件
長期の案件では、PMの調整力が進行を左右します。
仕様変更や追加開発のルール、費用の算定方法は、契約前に合意しておきます。
会社側から明確な説明があるかを確認し、曖昧な回答が続く場合は慎重に判断したいところです。
リリース後の保守・運用体制や料金体系も、契約前に確認しておく必要があります。
まとめ
紹介した6社は、それぞれ異なる支援の強みを持っています。riplaは上流からの一貫支援、からくりは技術的負債と言語移行の専門性が特徴です。
モンスターラボは2,200本超の実績、アイリッジは1億超の月間利用者とO2Oに強みがあります。また、bravesoftは企画・デザイン・開発、LIGは海外開発体制とDX支援を一体で提供します。
アプリリプレイスは、企業の競争力を再構築するための投資です。そのうえで、技術力、管理力、ビジネス理解を見極め、目的・規模・予算に合う会社を選びましょう。
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会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
