奉行クラウドの導入を検討している企業にとって、最も重要な課題のひとつが「どの開発会社・ベンダーに依頼するか」という点です。OBCが提供する奉行クラウドは、勘定奉行・給与奉行・販売奉行など業務別に幅広いラインアップを持つクラウド型ERP製品群であり、導入プロジェクトの成否はパートナー企業の選定に大きく左右されます。自社の業務要件に精通したベンダーを選ぶことで、スムーズな移行と高い定着率を実現できる一方、ミスマッチなパートナーを選んでしまうと、コスト超過や稼働遅延といったリスクが生じます。
本記事では、奉行クラウド導入を支援する開発会社・ベンダーの選び方と、実績・技術力・サポート体制に優れたおすすめ6社を詳しく紹介します。コンサルティングから開発・導入・運用保守まで一気通貫で支援できる企業を厳選していますので、発注先の比較検討にぜひお役立てください。
▼全体ガイドの記事
・奉行クラウド導入の完全ガイド
奉行クラウド導入パートナー選びの重要性

奉行クラウドはOBC(株式会社オービックビジネスコンサルタント)が提供する業務クラウドで、累計80万社以上の企業に導入されてきた実績を持ちます。ただし、製品の購入から実際の業務稼働まで、要件定義・設定・データ移行・社員教育など多くのフェーズを乗り越える必要があり、適切なパートナー企業のサポートが不可欠です。特に基幹システムの刷新は業務への影響が大きいため、経験豊富なベンダーを選ぶことが、プロジェクト成功の最重要条件となります。
適切なパートナー選定が成否を分ける理由
奉行クラウドの導入プロジェクトで失敗する主な原因は、業務要件と製品機能のギャップを事前に把握できていないことです。標準機能だけでは自社の業務フローに対応しきれない場合、追加開発やカスタマイズが必要になりますが、これに対応できる開発力を持つベンダーは限られています。OBCが認定する奉行認定パートナーは全国約3,000事業所に上りますが、その中でも追加開発ライセンスを保有し、複雑な要件に対応できる企業は一部に限られます。自社の業務課題を正確に把握した上で、技術力と業務知識の両面を兼ね備えたパートナーを選ぶことが、プロジェクト成功の鍵となります。
発注前に確認すべきポイント
ベンダーへの発注前には、まず自社の現行業務フローを詳細に文書化し、奉行クラウドへの移行で生じる課題を洗い出すことが重要です。具体的には、既存システムとの連携が必要な箇所、カスタマイズが必要な業務プロセス、移行が必要なデータ量と種類、プロジェクトの期間・予算の目安、といった情報を事前に整理しておきます。これらの情報を明確にした上でベンダーと話し合うことで、より精度の高い提案を受けることができ、後工程での手戻りや追加費用の発生を最小限に抑えることができます。また、単純な導入費用だけでなく、稼働後の運用保守サポートやバージョンアップ対応まで含めた総合的な支援体制を確認することも欠かせません。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
riplaの最大の特徴は、業務コンサルティングとシステム開発を切り離さず、一体で提供できる点にあります。奉行クラウドの導入においても、単なるシステムのセットアップに留まらず、現行業務の課題分析から始めて、導入後の業務プロセス最適化まで一貫してサポートします。特に、既存の業務フローを深く理解した上でシステムに落とし込む力は、純粋なIT企業とは一線を画す強みといえます。また、生成AI・業務SaaS・データ基盤構築・業務アプリ開発など最先端技術にも対応しており、奉行クラウドと他システムのAPI連携や自動化といった高度な要件にも柔軟に対応できます。
得意領域・実績
riplaは成長企業やスタートアップを中心に、DX推進・業務効率化の支援実績を積み重ねています。基幹システム導入においては、要件定義・業務プロセス設計・システム設計・プロジェクト管理の各フェーズで一貫した支援を提供しており、特に奉行クラウドと周辺システムの統合開発に強みを発揮します。スピード感のあるアジャイル型開発アプローチを取ることで、変化が激しいビジネス環境にも素早く対応できる点が、多くのクライアントから高い評価を受けています。奉行クラウドの導入とあわせてDX全体の推進を検討している企業には、特に相性の良いパートナーです。
三和コンピュータ株式会社|OAP Platinumパートナーとして最上位の技術力

三和コンピュータ株式会社は、OBC Alliance Partnership(OAP)Platinumパートナーとして、全国約3,000事業所のOBCパートナーの中でも最上位の認定を受けている実力派企業です。長年にわたって奉行シリーズの導入・カスタマイズに取り組んできた実績を持ち、パッケージ標準機能の導入支援だけでなく、複雑な業務要件への追加開発にも対応できる体制を整えています。
特徴と強み
三和コンピュータの最大の特徴は、奉行シリーズの追加開発ライセンスを保有する認定者が複数在籍している点です。これにより、標準機能では対応できない業務要件に対しても、自社での追加開発が可能です。また、24時間365日対応のヘルプデスクセンターを本社内に設置しており、導入後のサポート体制が非常に充実しています。中堅企業から大手企業・グループ企業まで、幅広い規模の企業の業務改善提案から導入支援まですべて自社で対応できる点も、信頼性の高さを裏付けています。NECのクラウド基盤を活用した独自クラウドサービス「SCCクラウドサービス for 奉行」の提供も行っており、インフラからアプリケーションまで一体で提供できる体制を持っています。
得意領域・実績
三和コンピュータは、製造業・流通業を中心に財務会計・人事給与・販売管理など奉行シリーズの全製品ラインアップに対応した豊富な導入実績を持っています。複数拠点を持つグループ企業への統合導入や、既存の独自システムとの連携開発など、難易度の高いプロジェクトにも対応可能です。業務プロセスの分析と改善提案を行いながら、最適な運用方法を設計する業務コンサルティング能力も高く評価されています。導入支援だけでなく、稼働後の定着化支援や継続的な改善活動までサポートする長期的なパートナーシップを重視しているのも特徴の一つです。
株式会社エクシーズ|追加開発・他システム連携に強い専門ベンダー

株式会社エクシーズは、創業からの主軸事業である業務システムの受託開発で培った高い開発力・技術力・業務知識を活かして、奉行クラウドの導入支援を行う専門ベンダーです。全奉行シリーズの提案・導入支援・運用保守をワンストップで提供しており、特に標準機能だけでは対応できない業務への追加開発や、他システムとの連携プログラム開発を得意としています。
特徴と強み
エクシーズの最大の強みは、受託開発会社としての高い開発力と奉行シリーズの専門知識を組み合わせた、カスタマイズ対応力にあります。多くのベンダーは標準機能の範囲内での導入支援に留まりますが、エクシーズは奉行クラウドの標準機能外の要件にも独自の追加開発で対応できます。また、財務会計システム・販売管理システム・人事給与システムなど、奉行シリーズの各製品に精通した専門スタッフが在籍しており、業種・業務別の深い知識に基づいた導入支援が可能です。導入後の運用保守についても継続的なサポートを提供しており、長期にわたるパートナーとしての信頼性も高い評価を得ています。
得意領域・実績
エクシーズは、既存の独自システムや他社パッケージシステムとの連携が必要な複雑な環境への導入実績を多数持っています。特に、複数の業務システムを統合して奉行クラウドに移行するような大規模なプロジェクトにおいて、その開発力を発揮します。財務会計・給与計算・販売管理など、複数の奉行製品を組み合わせた包括的な基幹業務クラウド化のプロジェクトでの実績も豊富で、中堅企業を中心に高い顧客満足度を誇っています。短期導入を重視したプロジェクト管理手法も持っており、決算期に間に合わせたスピーディーな導入を必要とする企業にも対応可能です。
ジィ・アンド・ジィ株式会社|神戸発の総合ICTソリューション企業

ジィ・アンド・ジィ株式会社は、神戸市を拠点とするICTトータルソリューション企業で、オリジナルソフトウェア開発・業種業務パッケージ・奉行ERPカスタマイズ・WEBシステム開発・ネットワーク構築・総合保守サービスまで幅広く手がけています。OBCの認定パートナーとして奉行シリーズ全般の導入支援を提供しており、関西圏を中心に多数の企業への導入実績を持っています。
特徴と強み
ジィ・アンド・ジィの特徴は、奉行クラウド導入だけでなく、ネットワーク構築からシステム開発・保守まで、ICT環境全体をワンストップで提供できる総合力にあります。奉行クラウドへの移行に際して、ネットワーク環境の整備やセキュリティ対策、他のシステムとの統合なども同時に進めたい企業にとっては、複数のベンダーに分けて発注するよりも、一社に任せることで管理の手間が大幅に軽減されます。また、ERPカスタマイズを専門とする技術者が在籍しており、奉行クラウドの標準機能では対応できない業務要件にも対応可能です。総務・経理・人事部門の業務を完全クラウド化するシステム統合プロジェクトの導入事例も公開されており、業務効率化の実績が豊富です。
得意領域・実績
ジィ・アンド・ジィは、勘定奉行クラウドを活用した総務・経理業務の完全クラウド化プロジェクトや、複数の奉行製品を組み合わせた基幹業務統合など、大規模な導入実績を持っています。特に、OBC奉行クラウドを活用してシステムを統合し、業務効率化を大幅に実現した事例は、同社の技術力と業務理解の深さを示しています。独自の保守サービスも充実しており、導入後も長期間にわたって安心して利用できる環境を提供しています。関西圏の中堅企業を中心に、製造業・小売業・サービス業など多様な業種への導入実績があります。
JBCC株式会社|クラウド・セキュリティに強い大手SIer

JBCC株式会社は、クラウドサービスの導入実績が2,400社以上を誇る大手SIerです。OBC Alliance Partnership(OAP)Goldパートナーとして、奉行クラウドの導入から運用まで一貫した支援を提供しています。製造・流通・金融・公共公益・医療など幅広い事業領域における豊富な導入実績を持ち、特に大企業・グループ企業向けの複雑なIT環境への対応力が強みです。
特徴と強み
JBCCの強みは、奉行クラウドをはじめとするSaaSの導入支援から、クラウドインフラの構築・運用、セキュリティ対策まで、ITシステム全体をトータルで支援できる総合力にあります。クラウド移行・セキュリティ強化・DX推進を一社で完結できるため、複数ベンダーの管理コストを削減したい大企業に特に適しています。また、奉行クラウドとkintoneの連携や、独自のAPI連携ツールを活用したシステム統合など、基幹システムだけではカバーしきれない業務課題への対応力も持っています。充実したサポート体制と豊富な事例に基づいたベストプラクティスの提供も、JBCCを選ぶ理由の一つです。
得意領域・実績
JBCCは、クラウドサービス導入の累計2,400社超という国内トップクラスの実績を誇っており、その知見は奉行クラウドの導入支援にも活かされています。特に、複数の業務システムをクラウドに集約する「クラウドファーストDX」の取り組みにおいて、奉行クラウドを中核に据えたシステム統合の実績が豊富です。大企業・上場企業向けの内部統制・セキュリティ要件を満たすシステム設計や、グループ全体への展開プロジェクトにも多数の実績があります。製造業・流通業・医療など、業種別の業務知識を持つ専門コンサルタントが在籍している点も、高い提案力を支えています。
ミモザ情報システム株式会社|奉行シリーズ専門の認定ベンダー

ミモザ情報システム株式会社は、奉行シリーズを専門に取り扱うOBC認定パートナーです。勘定奉行iクラウドをはじめとする奉行製品の導入支援・セットアップ(ユースウェア)・保守対応を専門とするベンダーで、奉行製品に特化した深い専門知識を持っています。特に中小〜中堅企業向けの奉行クラウド導入において、きめ細かいサポートと料金の透明性が評価されています。
特徴と強み
ミモザ情報システムは、奉行iクラウドの料金プラン・機能・導入コストについての情報を積極的に公開しており、透明性の高い料金提示が特徴です。初期費用から月額ランニングコスト、ユースウェア(導入指導・セットアップ支援)の費用まで、事前に明確な見積もりを受けることができ、予算計画が立てやすいのは中小企業にとって大きなメリットです。専門特化型であるがゆえに、奉行製品の操作習熟度が高く、ユーザー教育や運用定着支援においても実践的なアドバイスを提供できます。奉行シリーズの標準機能で業務要件を満たせる企業向けには、コストパフォーマンスの高い導入支援サービスを提供しています。
得意領域・実績
ミモザ情報システムは、勘定奉行iクラウドを中心に、中小〜中堅企業への多数の導入実績を積み重ねています。個別原価管理編などの専門機能を含む複雑な設定においても、豊富な経験に基づいた的確なアドバイスを提供できます。また、奉行iクラウドの導入と並行してIT導入補助金の活用支援も行っており、導入コストの削減を図りたい企業への支援実績もあります。導入後のアフターフォローとして、操作方法の質問対応・バージョンアップへの対応・法改正に伴う設定変更サポートなど、運用面での継続的なサポートも充実しています。
奉行クラウド導入パートナー選びの3つのポイント

奉行クラウドの導入パートナーを選ぶ際には、価格や知名度だけで判断するのではなく、自社の要件に合ったパートナーを見極めることが重要です。ここでは、失敗しないパートナー選定のために確認すべき3つのポイントを解説します。
実績と経験の確認方法
パートナー選定において最も重要な確認事項のひとつが、自社と同業種・同規模の企業への導入実績です。業種によって業務フローや会計処理の特性は大きく異なるため、同業種での豊富な実績を持つベンダーは、業界特有の要件をすでに把握しており、スムーズな導入が期待できます。また、OBCが付与する認定パートナーのランク(Platinum・Gold・Silverなど)を確認することも有効です。上位ランクのパートナーほど、より高度な要件に対応できる技術力と実績を持っています。さらに、ベンダーが公開している導入事例の詳細を読み込み、プロジェクトの難易度・導入期間・達成した業務改善効果などを比較検討することで、実力をより客観的に評価できます。
技術力と専門性の評価
奉行クラウドの導入支援には、製品そのものへの習熟度だけでなく、業務知識・開発技術・プロジェクト管理能力など、多岐にわたる専門性が求められます。技術力の評価においては、OBCが発行する専門家ライセンスの保有状況が重要な指標となります。特に追加開発ライセンスを保有するベンダーは、標準機能の範囲内に収まらない複雑な要件への対応が可能です。また、奉行クラウドのAPI連携機能を活用した他システムとの統合実績があるかどうかも確認すべき点です。近年はkintoneやCRMシステム、給与計算以外の人事システムとの連携ニーズが増えており、こうしたシステム統合への対応力が、ベンダーの技術力の差を示す指標となっています。
プロジェクト管理体制の確認
奉行クラウドの導入プロジェクトは、要件定義・システム設計・データ移行・ユーザー教育・稼働支援といった複数のフェーズから成り立っており、適切なプロジェクト管理なしには計画通りに進みません。ベンダー選定においては、専任のプロジェクトマネージャーを配置しているか、定例の進捗報告はどのような形式で行われるか、課題管理のツールや手法は整備されているか、といった点を確認することが重要です。また、決算期との重複を避けてスケジューリングできる柔軟性を持つかどうかも確認すべきポイントです。稼働後のサポート体制についても、ヘルプデスクの対応時間や連絡方法、問題発生時のエスカレーション体制など、具体的な内容を契約前に確認することをおすすめします。
まとめ

本記事では、奉行クラウド導入を支援する開発会社・ベンダー6社を詳しく紹介しました。各社の特徴を簡単におさらいすると、riplaはコンサルから開発まで一気通貫で支援しDX全体を見据えた提案が強み、三和コンピュータはOAP Platinumとして最高水準の技術力と24時間サポート体制を誇り、エクシーズは追加開発・システム連携の技術力が際立ちます。ジィ・アンド・ジィは総合ICTサービスを関西圏を中心に提供し、JBCCはクラウド・セキュリティ領域でのトータル支援力が群を抜き、ミモザ情報システムは奉行製品専門で中小企業向けに透明性の高いコスト感でサービスを提供しています。
奉行クラウドの導入パートナーを選ぶ際は、自社の業務規模・複雑さ・予算・スケジュールを明確にした上で、複数のベンダーから提案を受けて比較することが重要です。特に、自社と同業種・同規模の導入実績があるか、カスタマイズ要件への対応力はあるか、稼働後のサポート体制は十分かという3点を重点的に確認することで、プロジェクトの成功確率を大きく高めることができます。奉行クラウド導入のパートナー選定でお悩みの方は、まず複数社への相談から始めてみましょう。
▼全体ガイドの記事
・奉行クラウド導入の完全ガイド
株式会社riplaでは、IT事業会社出身のプロフェッショナルが「Impact-Driven型支援」を通じて、プロダクトやシステムの納品・提供を目的とせず、お客様と同じ目線で、事業成果の達成をゴールとして、高品質なDX/開発支援をいたします。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。IT事業会社出身のプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、「Impact-Driven型支援」を掲げ、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の実現に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
