業務効率化コンサルのパッケージ/クラウド製品一覧

業務効率化コンサルは、総合コンサル系、ツール導入支援系、オンラインアウトソーシング系に分けて選ぶと、自社の課題に合う候補を絞り込みやすくなります。

提供形態の違いを押さえたうえで、主要候補6社と課題ごとの選び方を紹介します。各テーマの詳細は、関連記事もご覧ください。

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・業務効率化コンサルの完全ガイド

業務効率化コンサルの提供形態の違い

総合コンサル型、ツール導入支援型、アウトソーシング型の支援内容を3枚のカードで整理した図解。
依頼したい支援の深さから、提供形態の違いを見比べられます。

業務効率化コンサルには、経営全般の改革と連動して進める総合コンサル型があります。一方で、RPA導入や伴走支援に特化したツール導入支援型もあります。

さらに、実務そのものをオンラインで代行するアウトソーシング型もあります。助言を受けたいのか、実務まで代行してほしいのかで求める支援の深さが違い、適した会社も変わってきます。

アドバイザリー型とハンズオン型の稼働の深さの違い

アドバイザリー型では、コンサルタントが月次の定例会議でKPIダッシュボードの数値を確認し、追加改善の方向性を助言します。ハンズオン型では、RPAシナリオの開発やダッシュボードの構築、現場からの問い合わせ対応まで、コンサルタントや専任スタッフが実際に手を動かします。

どこまで外部に頼むかは、自社にRPAやBIツールを操作できる人材がどの程度いるかで決まります。

総合コンサル系とツール導入支援系の得意領域の違い

総合コンサルティングファーム系は、経営戦略や組織改革といった広い文脈で業務効率化を位置づけます。このため、全社的なDX戦略と連動させた提案を得意としています。

一方で、RPAベンダー系のコンサルティングは、特定ツールの導入と現場定着に特化しています。そのぶん、具体的な自動化事例や伴走サポートの実績が豊富です。まず、自社がどちらの文脈で業務効率化を進めたいかを整理しておくと、候補を絞り込みやすくなります。

ポイント

全社の改革と連動させたいなら総合コンサル型、RPA導入や伴走支援を重視するならツール導入支援型、実務そのものを任せたいならアウトソーシング型が候補です。迷ったら、助言で足りるかを先に決めます。

会社を比較するときの共通軸

会社比較で確認する支援範囲、実務代行の深さ、料金体系と内製化を3項目で示した図解。
同じ観点を各社に当てはめると、違いを整理しやすくなります。

公式サイトの事例だけでは、自社の業種・規模・予算に対応できるかを判断しにくいものです。そこで候補各社には、3つの観点で質問すると比べやすくなります。

  • 支援範囲:診断から内製化まで、どこを担うか
  • 実務代行の深さ:助言にとどまるか、実作業も担うか
  • 料金体系と内製化:課金単位と技術移転の範囲

支援範囲と実務代行の深さ

まず、工数診断からRPA・ツール導入、ダッシュボード構築、内製化支援までのうち、標準的な支援範囲がどこまでかを確認します。「業務効率化に対応」と書かれていても、実際にコンサルタントがロボットを開発するのか、助言にとどまるのかで、社内の負担は異なります。

担当コンサルタントが固定か交代制かといった稼働体制は、自社の受け入れ体制と照らして確認しておく必要があります。

料金体系と内製化支援

料金体系は会社によって異なり、月額固定の顧問契約から案件単位の見積もりまでさまざまです。見積もりを比べやすくするには、想定する支援期間と稼働量を各社に示して、条件をそろえます。

支援が終わったあとも自社だけでKPIモニタリングを続けられるよう、技術移転や研修の範囲も比べておきます。詳しい評価手順は、業務効率化コンサルの選び方と選定ポイントで整理しています。

ポイント

社内にRPAやBIツールを扱える人が少ない場合は、実務代行の深さを先に確かめます。反対に、自社で運用を続けたい場合は、技術移転の範囲を重く見ると判断の材料になります。

業務効率化コンサルの主要候補6社

2026年7月時点で、現行の公式ページと対象業務を確認できた6社を紹介します。掲載順はランキングではありません。会社ごとに得意な提供形態や料金体系が異なるため、自社の課題と受け入れ体制をそろえて比べてください。

株式会社船井総合研究所

船井総合研究所は、公式サイトで幅広い支援メニューを紹介しています。DXやシステム導入から業務代行、デジタル化まで、支援の幅が広いのが特徴です。

  • DX・システム導入支援:全社DX戦略・グランドデザイン策定、ERP・基幹システム導入
  • BPR・BPOの業務代行:セミナー・イベント運営代行や経理代行
  • デジタル化支援:業績アップや生産性アップにつながる支援

業種ごとの慣例に精通した実務的な支援を重視しています。そのため、全社DX戦略と業務効率化を連動させたい企業に向いています。ただし、料金は公式ページに具体的な体系の記載がなく、無料相談を通じた個別対応が案内されています。

株式会社NTTデータ経営研究所

NTTデータ経営研究所は、経営戦略から情報システムまで幅広く扱う総合コンサルティングファームです。公式サイトの「業務」分野では、顧客の問題解決に貢献する実践的な支援が案内されています。経営戦略や情報システム戦略と一体で業務効率化を検討したい企業、なかでも大手企業の全社的な業務改革に向いています。料金は公式ページに記載がないため、問い合わせが必要です。

アビームコンサルティング株式会社

アビームコンサルティングは、サプライチェーンマネジメントやエンジニアリングチェーンマネジメントなど、業務を最適化するサービスを紹介しています。財務会計・経営管理分野の経営改革支援メニューもあります。特定の部門にとどまらず、サプライチェーン全体や経営管理と合わせて見直したい企業に向いています。

料金は、公式ページに具体的な表示がないため、個別の問い合わせを通じて確かめる形になります。

RPAテクノロジーズ株式会社(BizRobo!)

RPAテクノロジーズは、RPAツール「BizRobo!」を提供しています。自動化する業務の洗い出しから、対象業務の優先順位付け、トライアル利用までの導入支援を案内しています。同業種の自動化事例や、パートナー企業と連携した伴走サポートによる検証支援が特徴です。RPAを試験導入して工数削減の効果を確かめたい企業に向いています。

料金は公式ページに具体的な体系の記載がなく、問い合わせを通じた個別見積もりが必要になります。

テンダ株式会社

テンダは、ワークスタイル変革ソリューションとして「Techwiseコンサルティング事業」を展開しています。あわせて、国内ラボ型開発による個別対応や、業務改革開発ソリューション「テンダのDX」も紹介しています。

マニュアル作成や業務可視化のノウハウを生かせるため、社内のドキュメント整備からシステム開発まで依頼したい企業に向いています。料金体系については、公式ページに記載がないため、問い合わせで確かめる必要があります。

HELP YOU

HELP YOUは、営業事務、経理、資料作成、データ入力に加えて、AI・RPAによる自動化も、オンラインアシスタントが代行します。

  • チームプラン:平均5名で対応し、月額10万円(30時間)または15万円(45時間)
  • 専属プラン:1名を指名でき、月額10万円(30時間)または20万円(60時間)
  • スポットプラン:業務量に応じて体制を組み、月額30万円から

上記の料金は2026年7月時点の公式サイトに掲載されたものです。工数診断やKPI設計よりも、洗い出した業務の実代行を重視する企業に向いています。ただし、料金は改定される可能性があるため、契約前に最新の料金プランを公式サイトで確かめます。

自社の課題別に候補を絞る方法

6社を一度に細かく比べるより、最も大きな課題を一つ決めて必須要件で候補を減らすほうが効率的です。また、課題ごとに適した会社のタイプが異なります。

工数診断とRPA導入から始める場合

特定の業務からRPAを試し、効果を確かめながら範囲を広げたいなら、RPAテクノロジーズのようなツール導入支援型が候補になります。ドキュメント整備や社内システム開発まで一貫して頼みたい場合は、テンダも比較対象になります。また、実務を外部に任せたい場合は、HELP YOUのようなオンラインアウトソーシング型を組み合わせる方法もあります。

幅広い経営課題や業界特性への対応を求める場合

全社DX戦略や経営改革と一体で進めたいなら、船井総合研究所やNTTデータ経営研究所のような総合コンサル型が候補になります。サプライチェーン全体や財務会計・経営管理まで見直したい場合は、アビームコンサルティングも検討の対象になります。

初回相談の場では、各社の担当者が近い業種・規模で支援した経験を持つかを確かめると、ミスマッチを防ぎやすくなります。

ポイント

最も大きな課題を一つ決め、必須要件に合わない会社から外していくのが目安です。課題が複数ある場合は、優先順位の高いものから比べます。

料金と契約前の確認事項

アドバイザリー型とハンズオン型の月額相場感を、それぞれの金額幅とともに示した図解。
実務への関与が深い形態ほど、本文に示された月額の目安も高くなっています。

紹介した6社のうち、具体的な料金体系を公式サイトに掲載しているのはHELP YOUだけです。残る5社は、個別見積もりが前提となっています。料金を公開しないのは、コンサルティング業界で一般的な商習慣です。そのため、料金が非公開であることだけを理由に候補から外す必要はありません。比較するには、各社に同じ条件を示して見積もりをそろえることが欠かせません。

課金の対象と単位

各社の見積もりを比べるときは、課金の単位と金額の幅を分けて見ると、判断しやすくなります。

  • 課金単位:月額固定の顧問契約、稼働時間・工数に応じた契約、案件単位の見積もり
  • アドバイザリー型の相場感:月1〜2回の定例で、月額20万〜50万円程度
  • ハンズオン型の相場感:月額80万〜200万円以上と語られることもある
  • 金額の幅:対象業務の範囲や難易度で幅が大きく、相場はあくまで目安
  • 見積もり条件:想定する稼働頻度と期間を示して、各社の条件をそろえる

契約形態と内製化の条件

削減コストを金額に換算しやすい施策では、その一部を一定期間支払う成果連動型の契約が提示されることもあります。支援が終わったあとも、KPIモニタリングの仕組みが社内に残るかを確認しておきます。また、コンサルタントから自社の担当者への引き継ぎ期間も確かめておくと、契約後に効果測定が止まるリスクを抑えられます。

ポイント

非公開の料金は、想定する稼働頻度と期間を示して見積もりの前提をそろえるところから比べ始めます。料金の見かけの安さだけで判断しない点も押さえておきます。

商談・PoCによる最終候補の絞り込み

資料で比べて2〜3社に絞ったら、対象業務を示して商談に進みます。可能であれば、特定の1業務でPoCを行い、そのあとで本契約を検討します。商談には、現場担当者に加えて経営層や情報システム部門も同席させると、導入後の行き違いを減らせます。

1業務をモックアップから本稼働まで通した検証

特定の1業務を対象に、2週間〜1ヶ月程度のモックアップ検証を依頼し、そのあとに本番環境での試験稼働まで進めます。この検証で、担当コンサルタントの業務理解度、現場からの反発への対応力、エラー発生時の復旧対応の速さを確かめられます。

処理時間や削減工数の変化を記録しておくと、複数社を同じ条件で比べやすくなります。

導入効果の実測と社内稟議への活用

PoCの前に、対象業務の処理時間、担当者一人あたりの作業件数、エラー発生率を記録しておき、実施後と比べます。他社の公開事例を参考にする場合も、削減見込みは自社の件数と人件費をもとに算出します。そのうえで、KPI会議や問い合わせ対応など、契約後も残る社内工数を差し引いて投資対効果を判断します。

複数社でPoCを並行する場合は、同じ業務、期間、評価基準で実施します。条件が異なると、結果の差が会社の実力によるものか、対象業務や協力体制の違いによるものか判断できません。

ポイント

PoCの前に処理時間や件数などの数値を記録しておけば、結果を実測で示せるため、社内稟議でも効果を説明しやすくなります。

業務効率化コンサル会社選定のポイント

提供形態、予算感、求める実務代行の深さを同じ条件で比べると、選定で判断が分かれやすい点が見えてきます。

独自ツールが必要な場合の個別開発

紹介した会社の多くは、既存のRPAツールやコンサルティングメニューを前提に支援します。一方で、独自の診断ロジックやダッシュボードを作りたい場合は、要件を整理したうえで、フルスクラッチ開発も比較対象に入れます。

最優先課題で変わるおすすめの会社

全企業に共通する1位はなく、RPA導入と定着化、全社的な業務改革との連動、実務の代行のうち、最優先課題に合う会社を選びます。必須要件で2〜3社に絞ったうえで、同じ業務課題をもとに商談やPoCを比べてください。

総保有コストによる料金比較

同じ対象業務、支援期間、稼働頻度を示したうえで、初期費用と継続支援費用を合わせた総保有コストを比べます。HELP YOUのように料金を公開している会社でも、業務量が増えたときの追加費用を確認しておく必要があります。月額の表示だけで安さを判断せず、増えた場合の費用まで含めて比べます。

まとめ

会社選びでは、総合コンサル系、ツール導入支援系、オンラインアウトソーシング系の違いを踏まえて、自社の課題と受け入れ体制に合う候補を絞ります。紹介した6社には、それぞれ異なる特徴があります。全社DX戦略との連動やサプライチェーン全体の最適化を扱う会社もあれば、RPA導入支援や実務代行を中心とする会社もあります。

課題診断から2〜3社への絞り込み

まずは、RPA導入と定着化、全社的な業務改革との連動、実務そのものの代行のなかから、最優先課題を決めます。支援範囲と実務代行の深さ、料金体系と内製化支援を同じ質問で比べると、知名度に左右されず候補を絞れます。

実際の業務でのPoCによる確認

資料上の実績や知名度を見るだけでなく、自社の1つの業務を一緒に効率化できるかを確かめます。

  • PoCの参加者:現場と経営層を含む関係者で試す
  • 効果測定:削減できた時間と残る運用工数を測ったうえで判断する

紹介した会社では対応しきれない独自の業務プロセスや基幹システムとの連携が必要な場合は、個別開発も選択肢になります。riplaは、フルスクラッチ開発の立場から、業務効率化コンサルとの取り組みで見えてきた業務要件の整理や、自社業務に合わせたシステム構築を支援しています。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。