物流のIT・DX・業務コンサルティングに強いシステム開発会社・ベンダー・SIer5選|プロセス変革を支えるプロフェッショナル集団とは

物流DXの開発会社は、現場業務を理解し、業務設計からシステム開発まで一貫して担えるかで比べると選びやすくなります。

物流業界では、ドライバー不足や配送の多頻度化、再配達問題が重なっています。顧客の「すぐ届く」という期待にも応える必要があります。業務改革とシステム開発に強い5社を見ていきます。

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物流業界におけるDXの必要性と課題

紙やExcelでの運用やベテラン社員への依存など、物流現場の課題を4枚のパネルで示す図。
業務の内側と顧客対応の両面に課題が並びます。

物流のデジタル化は進んでいます。ただし、現場の構造的な課題は、業務のやり方そのものを見直さないと解決しにくいものです。

現場の非効率と属人化

物流の現場には、荷役や配車、積み下ろしなど多様な業務があります。倉庫管理や輸配送も含め、業務の幅が広いのが物流の特徴です。特に、紙やExcelでの運用やベテラン社員への依存が続くと、効率化とノウハウの継承が難しくなります。

顧客ニーズの多様化と迅速対応の必要性

BtoCとBtoBのどちらでも、翌日配達や時間指定、置き配への期待が高まっています。そのため、従来のやり方では柔軟な対応が難しく、属人的な運用から離れた業務フローが求められます。

ポイント

現場の属人化と顧客対応の遅れが同時に起きている場合は、システムを入れる前に業務の進め方を見直せるかを、開発会社を選ぶ目安にするとよいです。

DX成功のカギは「業務コンサルティングとITの一体化」

現状の洗い出しから業務設計、システム開発へ進む3段階の流れ図。
設計内容を開発へつなぐ順序が見て取れます。

物流DXでは、業務プロセスを最適化することと、それに沿ってITを実装することの両方が欠かせません。どちらか一方に偏ると、現場で使われない仕組みや、業務に合わない仕組みが生まれてしまいます。

業務の“設計”から、ITの“開発”までの流れ

まず現状を洗い出し、効率化する業務を設計します。そのうえで、設計した内容に合うシステムを開発していくのが基本の流れです。そのため、この工程は、業務コンサルティングと開発の両方を提供できる企業が担うのに適しています。

部門連携を前提とした業務設計

物流では、営業や倉庫、配車のほか、管理部門も密接に関係しています。そのため、業務を横断して見える形にし、組み直せるパートナーであれば、部門間の連携のずれも解消しやすくなります。

ポイント

設計とITの開発のどちらかに偏ると、現場に合わない仕組みが生まれます。設計から開発まで一貫して担え、部門をまたいで業務を組み直せるかを、候補を絞る目安にするとよいです。

株式会社ripla(リプラ)

riplaは、成長志向の物流企業やスタートアップに向けて、業務設計からDX戦略の策定、システム開発まで一貫して支援します。配車管理や在庫管理、入出庫管理などのクラウド業務システムに加え、生成AIを使った問い合わせ対応や物流KPIの可視化にも対応します。

特長

riplaの対応領域を見ると、業務整理から先端技術の実装まで一続きで相談できます。

  • 業務整理:現場ヒアリングとノーコードによる提案
  • 業務統合:配車・倉庫・請求など分断された業務の一体化
  • 技術実装:LangChainやRAG、PowerBIの活用実績

ポイント

業務整理から先端技術の実装まで一社で任せたいか、成長志向の企業を対象にしているかを見ると、候補に入れるかを判断しやすくなります。

株式会社Hacobu

Hacobuは物流DXを専門とし、クラウド型の配車管理システム「MOVO(ムーボ)」を中心に、可視化、効率化、データ活用を進めます。また、荷主や物流会社、倉庫の間の連携をデジタルで支援し、業務全体の最適化につなげます。

特長

配車を中心に、車両や人員の配分、動態管理までSaaSで扱えるのが特徴です。

  • 配車:業務の見える化と効率化に特化
  • 資源配分:車両や人員の最適化を支援
  • 機能提供:SaaSで使える動態管理や車両予約などのTMS

株式会社日立ソリューションズ

日立ソリューションズは、サプライチェーン全体を見据えた物流システムを構築します。WMSやTMSのほか、需要予測や在庫最適化も扱います。さらに、製造業や小売業との連携にも対応し、業種をまたぐ物流基盤を整えます。

特長

基幹システムとの連携から先端技術を使ったスマート物流まで、対応範囲の広い企業です。

  • 連携:SAPやOracleなど基幹システムとの接続実績の豊富さ
  • 先端技術:音声認識や画像処理の導入支援
  • スマート物流:IoTやAIを活用した実現への対応

株式会社トランコム

トランコムは自社でも物流サービスを展開しており、その知見を生かしてシステム開発と業務改善を支援します。車両手配や倉庫業務の可視化、ドライバー支援アプリなど、現場目線の設計が特徴です。

特長

自社の物流オペレーションを踏まえ、配車や車両稼働率、ドライバー支援を現場に合わせて改善します。

  • 業務改善:自社のオペレーションに基づく支援
  • 車両運用:配車の効率化や稼働率の向上に向けたIT導入
  • ドライバー支援:アプリや動態管理システムの独自開発

株式会社NECソリューションイノベータ

NECソリューションイノベータは、WMSやTMS、需要予測に加えて、サプライチェーン全体の最適化に強みを持ちます。また、クラウド移行やセキュリティ対応、IoTデバイス連携にも対応し、物流センターのスマート化を支援します。

特長

WMSパッケージから、ロボティクス、RFID、AI画像解析まで、広い技術領域を組み合わせられます。

  • パッケージ:物流・製造・小売業向けWMSの豊富な品ぞろえ
  • 連携技術:物流ロボティクスやRFID、AI画像解析を組み合わせた実績
  • 協業:中堅から大手の物流事業者を相手にした実績が多数

物流DXを成功させるための実務的アプローチ

物流DXの実務的な進め方として、段階的展開、現場の巻き込みと教育、リアルタイムな可視化を並べたチェックリスト。
現場への定着と状況把握が進行を支えます。

物流業務はシステム化が進みにくいため、実務に寄り添ったDXの進め方が必要です。

スモールスタート+段階的展開の効果

まずは「配車から」「倉庫の棚卸しから」と小さく始め、全体の最適化は後から進めます。そのうえで、成功事例を他の現場に広げると、現場の理解と定着を促しやすくなります。

現場スタッフの巻き込みと教育

物流のIT化を成功させるには、現場の協力が欠かせません。そのため、マニュアルの整備や教育支援、現場との定期的な対話を、導入の段階から組み込んでおきます。

リアルタイムな可視化と柔軟な意思決定支援

配車や庫内の状況をリアルタイムで把握できれば、管理者は素早く判断できます。そのため、データ連携とダッシュボードの設計が、DXの重要な要素になります。

ポイント

いきなり全体を変えず小さく始め、現場の教育やデータによる可視化まで段階的に組めるかが、選ぶ際の目安になります。

まとめ

物流DXでは、ツールを入れることに加えて、業務フローを根本から組み直す必要があります。そのため、業務を理解し、IT実装まで一貫して対応できるパートナーを選ぶことが、成功につながります。

  • 対象業務:配車、倉庫、輸送、受発注など、多層にわたる業務
  • 支援範囲:業務整理と業務設計から、システム開発までの一気通貫対応
  • 展開と技術活用:現場視点でのスモールスタートから全体へ広げ、AI・IoT・BIを段階的に取り入れる設計

複雑化する物流業務に向き合うため、信頼できるプロフェッショナルとの連携を進めることが大切です。関連する全体ガイドも、あわせて確認できます。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。