医療のIT・DXを任せる会社は、制度理解と現場業務の把握を両立できるかで比べるのが基本です。診療、会計、レセプト、地域医療連携など、対象業務の広さで必要な支援が変わります。
業務コンサルティングとシステム開発を一体で提供できる5社を紹介します。DXや業務改革の全体像は、次の全体ガイドで確認できます。
▼全体ガイドの記事
・DX戦略・業務改革の完全ガイド
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医療業界におけるDXの現状と背景

診療報酬制度や個人情報保護、業務の属人化など、医療業界にはIT導入を難しくする固有の条件があります。そのため、現場に合った業務改善と情報共有の設計が欠かせません。
医療DXの目的と注目領域
電子カルテの普及に加えて、医療データの標準化、地域連携、遠隔診療、病床管理、レセプト業務などでもDXが進んでいます。また、DXの目的は業務効率化にとどまらず、医療の質と患者満足度の向上にもあります。
課題は「プロセス変革とIT化の断絶」
ITツールを導入しても、業務フローの見直しが不十分では現場に定着しません。このため、業務コンサルティングとIT開発を両方担える会社が関わることが、導入効果を高めます。
医療×IT・DXを成功に導くパートナーの選び方

医療業界の支援会社には、制度への適合、現場の業務整理、導入後の運用支援を一体で見ることが求められます。選定では、次の3つの観点で各社を確認します。
医療制度・業務に対する理解
たとえば、診療報酬、個人情報保護、医師法など、医療特有の条件を踏まえた提案になっているかを確認します。
業務フローの可視化・改革の力
受付から会計までの業務を調べ、課題と理想像を整理できるかを見ます。
導入・定着・運用まで支える体制
導入後も、教育や運用、改善提案まで継続して対応できるかを見ます。
3つの観点を同じ担当者や計画の中で確認すると、導入後の認識差を抑えられます。
- 制度・業務理解:診療報酬や個人情報保護など、医療特有の条件への対応力。
- 業務フローの可視化:受付から会計までの現場の調査と、課題・理想像の整理。
- 導入後の支援体制:教育、運用、改善提案まで継続して対応できる体制。
提案内容に加えて、実際に現場を支える担当者が誰になるかも確かめておく必要があります。
株式会社ripla(リプラ)
riplaは、成長志向の医療法人や医療スタートアップに対し、業務コンサルティングとシステム開発を一体で支援しています。対応範囲は、電子カルテや会計システムとのAPI連携、医療データの可視化、生成AIを活用した問診・事務支援などです。
特長
riplaの主な特長は、次の3点です。
- 業務整理:医療現場の業務棚卸しと要件整理。
- AI実装:LangChainやRAGを用いた生成AIの実装。
- 柔軟な進行:医療スタートアップ支援やPoCへの対応。
株式会社エクサウィザーズ
エクサウィザーズは、AI技術と業務コンサルを組み合わせたDX支援を得意としています。医療・介護分野では、カルテの構造化や業務プロセスの分析を支援しています。さらに、大手病院や医療法人との共同研究・導入の実績もあります。
特長
AIの活用から医療データの扱い、導入後の定着支援まで、幅広く組み合わせて依頼できます。
- AI活用:AI・機械学習による業務効率化。
- データ対応:医療データ分析や問診システムの高度化。
- 定着支援:導入後の教育と運用までの伴走。
株式会社ソフトウェア・サービス
医療機関向けのシステム開発で長年の実績があり、電子カルテやオーダリングシステムの開発・導入を手がけています。中小病院から大規模病院まで対応しています。さらに、オンプレミスとクラウドの両方を提案できる点も特徴です。
特長
情報の守り方から業務の統合、基盤の整備まで、一社で検討できる点が特長です。
- セキュリティ:医療情報ガイドラインを踏まえた体制。
- 業務統合:医事会計やレセプト業務に対応する統合型システムの提供。
- 基盤支援:ハードウェアとインフラ構築の一括支援。
株式会社JMDC(日本医療データセンター)
JMDCは医療ビッグデータを活用し、健保組合、病院、調剤薬局などに統計分析やレポート作成を提供しています。あわせて、AI診療支援システムの開発にも取り組んでおり、診療データやレセプトの標準化に関するノウハウを持っています。
特長
医療データの分析から経営の可視化、AI活用まで、データを使う場面に強みがあります。
- データ分析:医療ビッグデータの分析と利活用への特化。
- 経営可視化:医療機関の経営状況の可視化の支援。
- AI活用:疾病予測や重症化予防などでの活用実績。
株式会社ユニバーサルコンピューター
ユニバーサルコンピューターは、中堅病院やクリニックを中心に、業務改善と業務系システムの導入を支援しています。個別業務の棚卸しや改善提案に加えて、医療機器連携や受付業務の自動化にも対応しています。
特長
導入の支え方は、次の3方向です。
- 個別対応:要件に応じたカスタム開発。
- 業務統合:カルテ、検査、予約などを統合する提案。
- 自動化:医療とRPA・OCRを組み合わせた導入実績。
医療機関のDXを成功させるための視点

医療DXでは、現場との対話、制度との整合性、患者中心の発想を同時に扱う必要があります。対象業務と導入範囲は、次の手順で整理します。
ヒアリングと業務の洗い出しが出発点
最初に現場の仕事を一覧にしておくと、導入する範囲を判断しやすくなります。
- 業務を聞く:受付、看護、検査、会計の現状の棚卸し。
- 目的を定める:改善したい課題の設定と、必要なITの見極め。
- 小さく試す:段階的な導入と、現場の声をもとにした改善。
システム導入は“目的”ではなく“手段”
システム導入が目的になると、業務改革や生産性向上が置き去りになります。そのため、解決したい課題から逆算して必要なITを選ぶことが大切です。
段階的な導入とフィードバックサイクル
最初から全業務を変えなくても構いません。小さな範囲から始めるのが基本で、一部の業務で運用し、現場の声を反映しながら改善を重ねる方法が効果的です。
まとめ
医療業界のIT・DX推進では、制度理解、業務知識、現場密着の3つを備えた支援会社が必要です。さらに、業務改革とIT導入を一体で進めれば、患者と現場の双方に合うプロセスを設計できます。
- 制度と業務:医療機関のDXに求められる、両方の理解。
- 可視化:業務棚卸しとプロセス整理から始める進め方。
- 支援と定着:コンサルとIT開発を一体で担える会社との連携と、PoCや段階的導入による運用の定着。
複雑な医療現場の課題には、業務と技術の両面を理解する専門家との連携が役立ちます。特に、相談の前に自院の課題と導入後の体制を整理しておくと、話が進めやすくなります。
医療DXと業務改革を広く検討する場合は、次の全体ガイドも参考になります。
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会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
