Super Cocktailシリーズは、汎用モジュール、業種特化パッケージ、クラウド対応版に分かれています。これらを組み合わせて、自社に必要な製品構成を決めます。
SMILE Vなど他社の汎用ERPと同じ枠組みで比べると、提供会社の違いを見落とし、業種特化機能を正しく評価できないことがあります。
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・Super Cocktail(スーパーカクテル)導入の完全ガイド
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Super Cocktailシリーズの全体像

Super Cocktailは、株式会社内田洋行が提供する製販一体型の統合基幹業務パッケージシリーズです。汎用モジュール、業種特化パッケージ、クラウド対応版で構成されます。
1997年の発売以来、450業種、6,000本を超える導入実績があります。この実績も、製品選定の判断材料になります。
同一シリーズ内での組み合わせ
複数ベンダーの製品を比べて選ぶ他社の統合基幹業務システムとは異なり、Super Cocktailは内田洋行の同一シリーズ内で、必要なモジュールと導入形態を組み合わせます。
- 汎用モジュール:Core販売・Core会計を基盤とします。
- 業種特化パッケージ:必要に応じてCore FOODs・Core seを加える構成です。
- 導入形態:オンプレミス型かスーパーカクテルクラウドを選ぶ方式です。
他社ERPと価格を競う前提では比べにくいものの、モジュール間のデータ連携と保守窓口は一つにまとめられます。
本記事の確認方法と掲載基準
掲載製品は、内田洋行の公式サイト(uchida.co.jp)で2026年7月時点の現行ページを個別に確認できたものです。過去の調査で存在を確認した製品であっても、公式ページが404エラーとなり現行掲載を確認できないものは、提供終了の可能性も含めて掲載を見送りました。
製品ページ以外でも、内田洋行のプレスリリースなど公式情報源で確認できた一次情報は、出所を示して参考情報として扱っています。
スーパーカクテルCore販売
スーパーカクテルCore販売は、販売管理と仕入管理を中心とした汎用モジュールです。
顧客・商品別の購買傾向分析と法対応
Core販売は、顧客層や商品別の購買傾向を把握し、経営判断を支援します。また、電子帳簿保存法とインボイス制度にも対応しています。
- データ出力:PDF、Excel、CSVの形式で書き出し、他システムと連携できます。
- 現場作業:ハンディターミナル(HHT)を使ったフロア作業に使えます。
- 複数拠点:店舗ごとの売上と在庫を、本部でまとめて管理する形です。
想定される活用先として、ECと実店舗を併用する食品製造小売業などが挙がっています。複数の店舗や拠点を持つ企業向けには、店舗ごとの売上と在庫を本部でまとめて管理する仕組みもあります。
料金と個別見積もり
Core販売の料金は、公式掲載額と個別見積もりの条件を分けて確認します。プレスリリースに載る金額は、単体構成の一例として読みます。
- 公式サイト:Core販売単体の具体額はなく、問い合わせかカタログで確認できます。
- 価格情報:内田洋行の2024年12月の公式プレスリリースに、1サーバ10クライアント構成で390万円以上(税抜)と記されています。
- 価格の範囲:単体構成の一例であり、生産・原価管理モジュールや業種特化パッケージを含む総額とは別です。
- 正式見積もり:正式な金額は、内田洋行または認定パートナーに確認するものです。
- 依頼時の情報:対象拠点数、想定ユーザー数、必要な帳票を伝えておくと、実態に近い金額を早く把握できます。
スーパーカクテルCore会計

スーパーカクテルCore会計は、財務会計・管理会計・グループ経営に対応する汎用モジュールです。
電子帳簿保存法対応とダッシュボード機能
Core会計は電子帳簿保存法に対応し、JIIMA認証も取得しています。紙の証憑のイメージをデータに貼り付け、電子的に保存・確認できます。
- 経営データ:ダッシュボードで確認できます。
- グループ会計:複数企業の会計データを統一基準で一つにまとめて扱えます。
- 法改正対応:決算や税制の変更には、ソフトウェアのバージョンアップで応じる想定です。
法改正のたびに自社で個別の対応を作り込まずに済む点は、会計モジュールを選ぶ際の安心材料になります。制度変更への対応を自社で抱えるか、製品側に任せるかも、会計モジュールを選ぶ際の判断材料になります。
Core販売・生産管理モジュールとの連携
Core会計は単独でも利用できます。一方、Core販売や生産・原価管理の実績データと連携すると、月次損益や部門別採算を把握しやすくなります。
会計だけを先に導入する場合は、将来の連携に備えてデータ項目の整合性を確かめておく必要があります。なお、料金は公式サイトに記載がなく、個別見積もりが基本です。
複数法人・複数事業のグループ企業であれば、連結会計や部門別採算管理の要件を早い段階ですり合わせておくと、導入後の運用設計に役立ちます。
スーパーカクテルCore FOODs
スーパーカクテルCore FOODsは、食品製造業・食品卸売業向けの業種特化パッケージです。
トレーサビリティと品質管理への対応
Core FOODsは、仕入・販売・原価管理を一つにまとめ、計画・実行・確認・改善のPDCAサイクルを支援します。
- 生産・品質:生産工程の管理や品質追跡、食品関連法規制への対応を、デジタルで行います。
- ロット追跡:ロット単位のトレースバックとトレースフォワードに対応する機能です。
- 現場入力:ハンディターミナル(HHT)で、入荷と出荷、棚卸を現場から入力できます。
利用が想定されるのは、従業員規模100人から1,000人以上の企業です。ロット追跡は、食品リコールや取引先からの品質照会に素早く応える場面で役立ちます。
原料の入荷から製品の出荷までの記録を、現場でリアルタイムに残せる点も、公式サイトで確認できる特徴です。
自社の管理粒度との一致
Core FOODsを検討するときは、自社が管理したいロット単位や賞味期限のルールが、標準機能とどこまで一致するかを見ておくとよいでしょう。料金は公式サイトに記載がないため、問い合わせかカタログダウンロードで確認できます。
デモでは実際の賞味期限やロット番号の形式を持ち込み、標準機能で入力と検索ができるかを試すと、導入後のギャップを減らしやすくなります。
スーパーカクテルCore se

スーパーカクテルCore seは、プロセス型製造業向けの業種特化パッケージです。
売上・原価予測とシミュレーション機能
Core seは、過去の売上データから売上と原価を予測し、経営方針につなげます。さらに、PDCAサイクルの管理も支援します。
- 事業継続:データのバックアップと災害対応の機能を備えています。
- 会計:複数の基準に対応した処理が可能です。
- コスト管理:シミュレーション機能を使って行えます。
- 業種ガイド:化学品業・食品業向けの専用ガイドを用意しています。
プロセス型製造業特有の商流に合わせやすい設計になっています。また、生産拠点が限られる企業では、事業継続計画(BCP)の観点から、BCPの備えが選定時の判断材料になります。
対象業種の該当性の確認
公式サイトはプロセス型製造業を主な対象としていますが、具体的な業種のリストは示していません。そのため、自社が化学品・化成品などのプロセス型製造業に当たるかは、デモや個別相談で確かめる必要があります。
料金は公式サイトに記載がなく、個別見積もりが基本です。また、化学品業向けガイドを参考に、配合表や工程条件の管理粒度について質問を用意しておくと、商談時間を有効に使えます。
スーパーカクテルクラウド
スーパーカクテルクラウドは、Super CocktailシリーズをAWSなどのIaaS環境で運用するクラウド対応版です。
対応製品とライセンス形態
Core販売・Core会計・Core FOODsなどがクラウドに対応しています。従来の一体型に加えて、クラウド運用向けのライセンス体系も用意されています。
最小契約期間は1年です。サーバーを用意せずに使い始められ、監視やバックアップの体制を自社で組む負担も軽減できます。ただし、法改正対応や機能追加の時期は、ベンダー側のスケジュールに合わせる必要があります。
オンプレミス型との使い分け
クラウド版は、初期投資を抑えて月額で使う運用に向いています。一方、自社固有のセキュリティ基準や既存の基幹システムとの深い連携を重視する場合は、オンプレミス型も選択肢になります。
月額料金は公式サイトに記載がなく、対象製品と利用規模に応じた個別見積もりが必要です。導入形態を含めた比較の進め方は、Super Cocktail導入の選定ポイント・選び方・種類で解説しています。
Super Cocktail製品比較で押さえておきたいポイント
5製品を一度に細部まで比べるより、対象業種とモジュールの範囲を先に決めて候補を絞るほうが効率的です。また、機能一覧だけで比べると、業種特化パッケージと汎用モジュールそれぞれの役割の違いを見落とすことがあります。
カクテルシェーカーズとデュオの掲載状況
掲載から外した2製品の提供状況は、公式サイトの現行ページとは別に、問い合わせで確かめる必要があります。
- 掲載を見送った製品:執筆時点で、カクテルシェーカーズ(カスタマイズツール)とスーパーカクテルデュオ(DUO)の現行ページが公式サイトで確認できなかったものです。
- 提供状況:過去の導入実績や、既存ユーザー向けの提供が続いている可能性があります。
- 最新情報:最新の状況は、内田洋行または認定パートナーへの問い合わせで確かめます。
- 単体モジュール:生産管理と原価管理を単独で扱う現行ページも、執筆時点では確認できませんでした。
- 関連機能:Core FOODsとCore seの説明のなかで統合的な提供を確かめられ、各パッケージ内でも触れています。
掲載されている価格情報と確定額の違い
Core販売の価格情報は、内田洋行の公式プレスリリースに基づく一次情報です。ただし、単体構成の一例にとどまります。総額は、モジュール数や企業規模、業種特化パッケージの有無によって変わります。
正式な金額は、内田洋行または認定パートナーに直接依頼して確かめてください。
最初に検討する製品の選び方
食品業や化学品業などのプロセス型製造業であれば、Core FOODsやCore seを中心に検討できます。一方、汎用的な販売や会計業務が中心なら、Core販売とCore会計から検討する方法があります。
導入形態は、自社の投資方針に応じて、オンプレミスかスーパーカクテルクラウドのどちらかを選びます。
複数拠点の場合は、本社で一括導入するか拠点ごとに段階導入するかで、必要な製品構成や日程が変わります。そのため、早い段階で導入方針を固めることが大切です。
まとめ
まとめると、2026年7月時点で公式サイトの現行ページを確認できた5製品は、Core販売・Core会計・Core FOODs・Core se・スーパーカクテルクラウドです。さらに、汎用モジュールと業種特化パッケージを組み合わせられ、クラウドとオンプレミスのどちらも選べる点が、シリーズ全体の特徴です。
自社の業種特性から見た必要な組み合わせ
導入する製品構成と見積もりを決める際は、次の4点を押さえておくとよいでしょう。
- 食品業・プロセス型製造業:特化度とトレーサビリティを重視するなら、Core FOODsとCore seを中心にします。
- 汎用的な業務:販売と会計の基盤を優先する場合の候補は、Core販売とCore会計の組み合わせです。
- 見積もり:具体額が公式サイトにない製品がほとんどです。対象モジュールと利用規模を明確にしたうえで、内田洋行または認定パートナーへ依頼します。
- 複数拠点・店舗:5製品を比べるときは、拠点間の連携と、本部でまとめて管理できるかを確かめておくと、導入後の運用設計に役立ちます。
標準機能を超える要件とカスタマイズ・開発
独自の生産方式や商流が競争力の源泉となる場合は、5製品の標準機能では対応しきれないことがあります。その際は、提供状況を確認したうえで、カクテルシェーカーズによるカスタマイズや、既存システムとの連携を含むフルスクラッチ開発も選択肢になります。
ripla はフルスクラッチ開発の立場から、製品比較で不足する機能を洗い出し、自社の生産管理・販売管理システムに合わせて構築することを支援しています。
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会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
