ECサイトの多言語対応を任せる開発会社は、対応技術、類似案件の実績、公開後の支援体制を同じ条件で比べると選びやすくなります。候補として6社の特徴と得意領域をまとめました。
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ECサイト多言語対応の開発パートナー選びの重要性
開発会社は得意とする範囲がそれぞれ異なるため、同じ条件で確認しないと候補を比べにくくなります。そこで、要件、実績、進行体制をそろえて見比べると、各社の違いが見えてきます。
- 類似案件の実績:担当した範囲まで含めた経験
- 支援範囲:要件定義から運用までのどこを受け持つか
- 見積条件:追加対応をどう扱うかの取り決め
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援
riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。さらに、IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を、支援にも活かします。
特徴と強み
最大の特徴は、コンサルティングと開発の両機能を社内に持つ「一気通貫型」の支援体制にあります。
- 依頼先の分散:多くの開発会社では、越境EC戦略、システム開発、翻訳を、それぞれ別の企業に頼みます。
- 要件への反映:一気通貫で進めることで、市場ニーズや事業目標が開発要件に反映され、認識のズレが生じにくくなります。
- 自社での運用経験:IT事業会社として、自社の基幹システムを構築・運用してきた経験があります。
得意領域・実績
得意領域は、ECサイトを含む基幹業務システムと連動したデジタルソリューションの構築です。
- 統合設計:販売管理・在庫管理・顧客管理といったバックエンドと、ECサイトの多言語フロントエンドを一体で設計・開発できる点が強みです。
- 対象の広さ:多言語表示に加えて、商品マスタ、在庫同期、通貨換算まで設計の対象に含めます。
- 支援先の規模:中堅から大手企業を中心に、ECサイト構築だけでなく、業務プロセス全体のデジタル化まで支援してきました。
Wovn Technologies株式会社|Webサイト多言語化ソリューションのパイオニア

Wovn Technologies株式会社は、2014年の設立以来、WOVN.ioを開発・提供しています。
特徴と強み
WOVN.ioの最大の強みは、既存のECサイトを改修することなく多言語化を実現できる「後付け型」のアプローチにあります。連携先には、Salesforce Commerce Cloudも含まれます。
- 取り込みの方法:JavaScriptタグを設置するか、リバースプロキシ方式を使うことで、ECサイトのHTML上のテキストを自動で検出します。
- 連携先:EC-CUBE、Shopify、Magentoなど主要なECプラットフォームとの連携実績があります。
- 翻訳ワークフロー:機械翻訳で一次翻訳し、人手で修正する流れが標準で用意されており、大量の商品コンテンツを効率よく翻訳できます。
得意領域・実績
Wovn Technologiesは、大手ECサイトやコーポレートサイトの多言語化を中心に、WOVN.ioで累計18,000サイト以上の導入実績を持っています。
- 得意な業界:幅広い業種のECサイトに導入されています。アパレルや化粧品、家電のほか、食品の分野でも導入例があります。
- 多言語化の事例:ある大手アパレルECサイトでは、WOVN.ioの導入から約2か月で4言語(英語、中国語繁体字・簡体字、韓国語)に対応しました。
- 候補になる場面:既存サイトに影響を与えずに短期間で多言語化したい企業や、まずは翻訳SaaSで試験的に多言語展開を始めたい企業にとって、有力な選択肢となります。
トランスコスモス株式会社|越境ECのワンストップ支援に強い大手BPO企業
トランスコスモス株式会社は、越境ECのワンストップ支援に強みを持つ大手BPO企業です。
特徴と強み
トランスコスモスの強みは、ECサイトの多言語対応だけでなく、運用まで支援できる点です。
- 周辺の施策:EC構築や多言語化に加えて、海外向け広告、SNS、インフルエンサーマーケティングも支援の対象です。
- 言語対応:アジア各国の現地法人を活かし、中国語、韓国語、タイ語など多言語に対応しています。
得意領域・実績
トランスコスモスの得意領域は、大手メーカーやブランド企業のアジア市場向け越境EC支援です。EC構築と運用に加えて、多言語のカスタマーサポートや海外マーケティングまで一体で支援できます。
- 事業の規模:化粧品やヘルスケアなどの消費財メーカーを中心に、食品やファッションも含め、数百社以上の越境EC支援実績があります。
- 実施施策:大手化粧品メーカーの中国向けEC構築や、天猫国際への出店、WeChat施策を支援した実績があります。
- 信用と規模:東証プライム上場企業としての財務基盤と信用力、世界30か国以上の拠点ネットワーク、6万人以上の従業員による大規模な運用体制を持ちます。
株式会社ジグザグ|「WorldShopping BIZ」による手軽な越境EC対応

株式会社ジグザグは、越境EC支援サービス「WorldShopping BIZ」を開発・提供する企業です。
特徴と強み
WorldShopping BIZの最大の強みは、導入のハードルが極めて低い点にあります。
- 導入の手順:ECサイトにJavaScriptタグを追加すると、海外ユーザー向けに多言語の購入UIを表示できます。
- 出荷以降の業務:ECサイト事業者は国内向けと同じように国内倉庫へ出荷するだけで、海外配送、通関手続き、カスタマーサポートはジグザグが代行します。
- 代理購入型:自社サイトの改修をほぼ行わずに、最短数日で越境EC対応を始められるモデルです。
得意領域・実績
ジグザグの得意領域は、既存ECサイトへの「低コスト・短期間での越境EC対応」です。WorldShopping BIZは、タグ1行の追加で導入でき、海外注文、多言語表示、配送対応を扱えます。
- 対象の業種:アパレル、雑貨、コスメの販売事業者への支援実績があります。アニメ関連商品の事業者も含まれます。
- 成果の例:ある国内アパレルブランドでは、導入から3か月で、台湾と香港からの注文が月間200件以上に達しました。
- 始め方:大手企業でも、まずWorldShopping BIZで海外需要を検証しています。
株式会社デジタルスタジオ|越境EC専用プラットフォーム「Live Commerce」を展開
株式会社デジタルスタジオは、越境EC専用プラットフォーム「Live Commerce」を展開する企業です。
特徴と強み
デジタルスタジオの最大の強みは、越境ECに特化したプラットフォームを開発・運用してきた専門性の高さにあります。
- 基本機能:Live Commerceは、多言語・多通貨、国際配送料の計算、PayPal決済に対応しています。
- 支援の歴史:2008年からの越境EC支援の実績があります。
- 検索対策:SEO対策では、各言語ページが完全に独立したHTMLとして生成される、SSR(サーバーサイドレンダリング)方式を採用しています。
得意領域・実績
デジタルスタジオの得意領域は、中小〜中堅企業の英語圏向け越境ECサイト構築です。ある伝統工芸品メーカーでは、Live Commerceで英語版ECサイトを構築し、海外向けSEOコンテンツの制作と組み合わせて成果につなげています。
- 取扱商品:日本の伝統工芸品や食品など、海外で人気の日本製品を扱う事業者への導入実績が多くあります。
- 成果への結びつけ:英語版サイトとSEOを組み合わせて、成果につなげた事例があります。
- 向く場面:初期費用を抑えつつ、SEOを中心に中長期で海外販売を伸ばしたい企業にとって、有力な選択肢となるプラットフォームです。
株式会社ビーキャップ|多言語Webサイト・ECの構築に豊富な実績
株式会社ビーキャップは、多言語Webサイトや越境ECを企画・設計・開発する企業で、本社は東京にあります。
特徴と強み
ビーキャップの強みは、単なる機械翻訳に頼らず、ネイティブチェック済みのローカライズと、各国のEC商習慣に合わせたUI/UX設計を両立できる点にあります。
- 対応できる支払い:中国向けECでは、AlipayやWeChat Payなどの現地決済に対応しています。
- 検索への対応:また、hreflangタグの適切な設定などの実績があり、多言語SEOにも注力しています。
- 基盤の活用:Shopify MarketsやContentfulを使い、多言語・多通貨への対応にも取り組んでいます。
得意領域・実績
ビーキャップの得意領域は、アジア圏を中心とした多言語ECサイトの新規構築およびリニューアルです。Shopifyに加えて、WordPressを基盤にした多言語Webサイトの構築実績もあります。
- 業界の例:化粧品ブランドや健康食品メーカー、アパレル企業など、アジア市場での販売拡大を狙う日本企業での導入実績が多数あります。
- 複数言語の事例:ある国内化粧品ブランドでは、日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語の5言語に対応したECサイトを、Shopifyベースで構築しました。
- 始め方の例:越境EC初参入の企業向けには、まず2〜3言語の小規模な構成でスタートします。
ECサイト多言語対応の開発パートナー選びのポイント

候補を比べる際は、見積の前提と担当範囲をそろえておくと、提案の差が見えやすくなります。
- 実績の近さ:自社に近い案件を手がけた経験の有無
- 支援の広さ:要件定義から運用まで、どこを任せられるか
- 見積の明記:追加対応が出たときの扱いが、見積に明記されているか
まとめ
6社は得意領域がそれぞれ異なるため、自社の案件に近い実績と、公開後の支援体制を見て候補を絞ることになります。ただし、費用だけで決めると、類似案件の経験や担当者との相性を見落としやすくなります。
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
