教育アプリ開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

教育アプリの開発会社は、教材の表現、学校や教室の運用、学習体験の設計を分けて比べると選びやすくなります。教育分野の実績があっても、先生の評価や年度更新まで担当できるとは限りません。

公式の開発サービスや受託実績を確認できる6社を、相談したい課題ごとに紹介します。掲載順は順位ではありません。

教材の表現と子どもの操作を重視する2社

教材アプリを中心に、対象年齢、家庭での使い方、音声や保護者の操作、録音の保存先、教材更新を示す図。
家庭での使い方を起点に、教材と操作の確認範囲を整理できます。

ネクストビジョン:親子で使う教育アプリ

ベネッセ向け「まねっこえいご」の開発事例では、顔写真の合成や音声録音を使った親子向け英語学習アプリを紹介しています。

子どもの操作と保護者の関わりを一緒に考える案件なので、比較の材料になります。ただし公式にはサービス終了も明記されているため、過去の開発実績として参照し、現在の製品の推薦には用いません。

依頼の際は、対象年齢と家庭での使い方を先に伝えます。音声や保護者の操作をどこまで入れるかは、その使い方によって決まるからです。

  • 検討条件:音声やキャラクターを使った教材体験が必要か。
  • 確認事項:録音の保存先、保護者の操作、教材更新をどこまで担当できるか。

学校で使う場合は、写真や音声の取得条件、先生への提出、クラス単位の管理を追加で確認する必要があります。親子向けの実績から学校での対応範囲を推定すると、確認漏れにつながるため、推定はしないようにします。

京都エンタテインメントワークス:幼児向け教材の制作

「月刊ポピー付録学習アプリ」の制作実績は、新学社・全日本家庭教育研究会向けの学習Webアプリです。

公式には、UIデザイン、イラスト、プログラミングを担当したと記されています。小さな子どもが扱う教材で、視覚表現と操作を一緒に設計したい場合の候補になります。

教材の制作分担は、相談時に具体化します。分担が曖昧なまま見積もりを取ると、各社の金額を同じ前提で比べられないためです。

  • 検討条件:色や形、数などを操作して学ぶ教材を作りたいか。
  • 確認事項:問題内容の監修、イラスト差替え、端末検証の担当は誰か。

教材アプリの実績と、名簿や評価を扱う基盤の実績は、別々に見る必要があります。先生用の配布・回収画面が要る場合は、同じ提案に含められるかを確かめます。

ポイント

教材の見せ方と子どもの操作を優先するなら、この2社が候補になります。先生用の配布や名簿まで含めるかは、別に確かめる必要があります。

教室運用と学習管理を相談する2社

教室運用と学習管理を中心に、PDF・教材のビューア、入退室管理や通知、Web・API連携、教材配信と受講・進捗管理を示す図。
教材の利用と教室の仕組みをつなぐ機能を見渡せます。

BPS:教材表示と既存システムの連携

BPSのアプリ開発サービスでは、PDF・教材のビューア、入退室管理や通知、Web・API連携を案内しています。

紙面に近い教材の表示と、教室で使う仕組みとの接続を含む案件の候補になります。アプリ単体にとどまらず、管理画面や既存の認証を含めた構成で相談できます。

各社の提案を同じ条件で比べるには、現在使っている環境の情報が要ります。

  • 検討条件:教材の拡大表示や、既存の教室システムとの連携が重要か。
  • 確認事項:学校端末での描画、名簿取込、保護者通知を一体で扱えるか。

自社製品の導入と個別の受託開発では、費用や変更できる範囲が違います。そのため、提案された方式と、自校固有の年度運用をどこまで変えられるかを確かめておきます。

一創:教材配信と受講管理の仕組み

一創のeラーニングシステム開発サービスでは、教材配信、受講・進捗管理、テストや課題、修了管理を案内しています。

学習コンテンツの提供と管理を一つにまとめたい場合に、検討の候補になります。公式の説明は研修や有料講座も対象にしているため、学校の授業運用に合うかは具体的な場面に当てはめて照合します。

機能名だけで判断せず、実際の操作を画面で示してもらいます。機能が同じでも操作の流れは会社ごとに違うため、この確認が要ります。

  • 検討条件:教材の配信と、取り組み状況の把握をまとめたいか。
  • 確認事項:先生による差戻し、再提出、学年別配布を実現できるか。

修了証や決済が要らない学校であれば、その機能は前提から外します。代わりに、進級や教員異動、過年度の提出物の閲覧を要件として渡します。

ポイント

教室の運用や既存システムとの連携を優先するなら、この2社を候補にします。自社製品の導入か個別の受託開発かで変えられる範囲が異なるため、その違いを押さえておきます。

家庭での継続と学習体験を設計する2社

ペンタゴン:子どもと家族の継続利用

ペンタゴンの教育アプリ開発実績には、株式会社eee向けの家族で見守る習慣化アプリが掲載されています。タスク管理や家族招待などを含む事例です。

家庭で使う教育アプリや、子どもの取り組みを保護者が確認するサービスを比べる際の候補になります。家族の操作まで含めたUIとアプリ開発を相談できます。

学校との連携も加えるなら、誰と何を共有するかを先に具体化しておきます。

  • 検討条件:家庭での取り組みと、保護者の関わりを重視するか。
  • 確認事項:先生と保護者の閲覧範囲、兄弟姉妹の切替を設計できるか。

報酬やキャラクターを入れただけで、学習効果が上がるとは限りません。そのため、継続の支援と学習内容の評価は分けて企画します。

ゆめみ:既存学習サービスの体験改善

「Axross Recipe」のUX/UIデザイン支援事例では、オンライン学習の画面設計やデザインルールの整理を紹介しています。

この事例で確認できる担当範囲は、UX/UI支援です。既に学習サービスがあり、操作の迷いや画面の不統一を改善したい案件であれば、候補として検討できます。

また、学校向けに応用するなら、対象者の違いも合わせて伝えます。

  • 検討条件:既存教材や機能を残しつつ、操作体験を見直したいか。
  • 確認事項:先生・児童生徒の調査、試作品、実装の分担をどう組むか。

この事例はDX・AI人材育成サービスのもので、学校での児童生徒向けの実績とは同じではありません。アプリやサーバーの実装も依頼するなら、その体制を別途確認します。

ポイント

家庭での継続を支える仕組みを重視するなら、保護者の関わりまで含めて相談できる会社を候補にします。既存サービスの操作体験を改善したい場合は、学習内容の評価と分けて考えます。

6社を比べて依頼先を絞る観点

教育アプリの依頼先を絞る確認観点として、授業の再現、運用の再現、責任の明確化、年度切替と端末条件を並べたチェックリスト。
必要な授業の流れと学校固有の運用条件をそろえて相談できます。

まず、先生の配布、児童生徒の提出、評価返却、保護者共有のうち必要な流れをまとめておきます。そのうえで年度切替と端末条件も渡すと、学校で使う前提の提案を並べて比べられます。

候補の会社には、同じ観点で確認を依頼します。

  • 授業の再現:一つの課題を配布から返却まで、試作品で示せるか。
  • 運用の再現:進級や転出入の際、記録と権限がどう変わるか。
  • 責任の明確化:教材監修、開発、導入説明、保守を誰が担当するか。

学校への導入条件や個別の対応可否は、見積もりの段階で確かめます。総額だけで決めず、対象外となる機能と発注側の作業も並べて比べます。教材の魅力と先生の運用負担の両方を見たうえで、自校で不足する役割を補える会社を選びます。

会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

・サービス概要資料のURLはこちら >>>
・お問合せページのURLはこちら >>>
・お役立ち資料のURLはこちら >>>

執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。