医療系アプリ開発の進め方/やり方/流れや方法/手法/工程/手順

医療系アプリ開発は、企画・要件定義、設計・開発、テスト・リリースの3段階で進めるのが一般的です。その各段階で、薬機法などの法規制やセキュリティ、現場の要件を整理しながら、工程と発注先を慎重に選ぶことが求められます。

本テーマに関する全体ガイドは、以下の記事をご覧ください。

▼全体ガイドの記事
・医療系アプリ開発の完全ガイドをご覧ください。

医療系アプリ開発の全体像

医療系アプリは、一般的なビジネスアプリや消費者向けアプリとは根本的に異なる特性を持っています。患者の生命や健康に直結する情報を扱うため、開発の段階から、法規制への適合、高度なセキュリティ設計、医療現場に即したユーザー体験の実現が求められます。

発注側がプロジェクトを成功させるには、まず医療系アプリ全体の構造を正確に把握することが出発点になります。

  • 規制区分:医療機器プログラムに当たるかどうか(用途とリスク)
  • 開発工程:要件定義、設計・開発、テスト・リリースの順
  • 安全管理:個人情報、セキュリティ、医療現場の運用条件

医療系アプリの種類と規制の分かれ目

医療系アプリは、「医療機器プログラム(SaMD:Software as a Medical Device)」と「一般的なヘルスケアアプリ」の2種類に大きく分けられます。この分類は開発の方向性や必要なコストに大きく影響するため、早い段階で正確に見極めることが大切です。また、薬機法(医薬品医療機器等法)では、2014年の改正によってソフトウェア単体が「医療機器プログラム」として規制対象となりました。

「人の疾病の診断・治療・予防に使用することが目的とされる」かつ「機能の障害が生じた場合に人の生命及び健康に影響を与えるおそれがある」という2つの要件を満たすアプリは、PMDAへの承認申請が必要になります。一方、健康管理や生活習慣の記録を主目的とするアプリは、薬機法の規制対象外となるケースが大半です。

たとえば、「あすけん」のような食事・栄養管理アプリや、歩数・睡眠データを記録するフィットネスアプリは、一般的なヘルスケアアプリとして開発できます。ただし、どちらにも個人情報保護法や医療情報システムの安全管理ガイドラインへの対応が必要です。医療機器に当たるか判断に迷う場合は、PMDAや厚生労働省の相談窓口を活用することを強く推奨します。

2026年現在、日本の医療DX(デジタルトランスフォーメーション)は大きな転換期を迎えています。政府は2030年までに電子カルテの普及率をほぼ100%とする目標を掲げており、マイナ保険証の利用件数は2025年11月時点で月間1億件を突破するなど、医療情報の電子化が急速に進んでいます。そのため、医療系アプリ開発の需要も、さらに高まっています。

生成AIやマルチモーダルAIを活用した問診補助ツール、電子カルテへの自動入力支援システム、AIによる画像診断支援など、最先端の技術が医療現場に実装されています。たとえば、株式会社メドレーが展開するオンライン診療システム「CLINICS」は、全国7,000以上の医療機関に導入されています。

同システムは、診療予約から電子カルテ入力、オンライン決済まで一気通貫で対応できる医療プラットフォームとして、現場から高い評価を受けています。このような市場の成熟により、医療系アプリへの投資対効果が明確になりつつあり、クリニックや病院、製薬企業からの開発ニーズが急増しています。

ポイント

医療機器プログラムに当たるかは早い段階で見極め、判断に迷う場合はPMDAや厚生労働省の相談窓口を活用します。最初の判断が、後の開発費や工程を大きく左右します。

医療系アプリ開発の進め方・工程・手順

企画・要件定義、設計・開発、テスト・リリースの各フェーズと期間を並べた図解。
工程が進むにつれて設計から検証へ移ります。

医療系アプリ開発は、一般的なアプリ開発のプロセスをベースとしながら、医療特有の法規制対応や安全性検証のステップが加わります。全体の流れを把握することで、プロジェクトの遅延や予算超過を防ぎ、スムーズなリリースを実現できます。

進め方は大きく分けて、「企画・要件定義フェーズ」「設計・開発フェーズ」「テスト・リリースフェーズ」の3段階になります。

要件定義・企画フェーズ(期間の目安:1〜2ヶ月)

医療系アプリ開発では、要件定義フェーズの丁寧な実施が成否を左右する最重要工程で、現場の医師や看護師にもヒアリングを行い、業務フローに即した要件を固めます。整理すべき項目は多岐にわたりますが、まず「誰が使うのか」を明確にする必要があります。患者向けか、医師・看護師などの医療従事者向けか、医療事務スタッフ向けかによって、UIの設計方針や必要な機能が大きく変わります。

医療現場の業務には、予約管理、問診、電子カルテ入力があります。服薬管理、オンライン診療、請求管理も含めて、すべてを一つのアプリに詰め込むと開発費と工数が膨大になるため、どの業務をデジタル化するのかを先に洗い出します。そこで、初期リリースの機能はMVP(最小機能製品)として絞り込み、段階的に機能を拡充していく方針が現実的です。

薬機法の該当性は要件定義の段階で確認し、医療機器プログラムに該当する場合は承認申請のスケジュールをプロジェクト計画に組み込みます。また、既存の電子カルテシステムや予約システムとのAPI連携の必要性も、この時点で確認しておきます。仕様が曖昧なままプロジェクトを進めると、開発中の仕様変更によって費用が当初の150%以上に膨らむケースも珍しくありません。

設計・開発フェーズ(期間の目安:3〜6ヶ月)

要件定義が完了したら、システム設計と開発に進みます。医療系アプリの設計では、セキュリティ設計が最重要事項となります。

「3省2ガイドライン」(経済産業省と総務省・厚生労働省が策定した、医療情報を取り扱う情報システム・サービスの提供事業者における安全管理ガイドライン等)への適合が求められます。設計では、セキュリティ、データの保存先、UI/UXを開発の初期から決めておく必要があります。

  • セキュリティ設計:データ暗号化、アクセス権限管理、監査ログを最初から組み込みます
  • データの保存先:国内のクラウドサーバーが推奨されます。AWSやGoogle Cloudなどは、医療情報のガイドラインに対応した設定が可能です
  • 海外への保存:医療情報を海外サーバーに保存することには、慎重な判断が必要です
  • UI/UXデザイン:外来診察中でも素早く操作できるナビゲーション、視認性の高いフォントサイズ、タブレット端末への最適化を重視します

後付けでセキュリティ対策を加えると、システム全体の改修が必要になり、コストも大幅に増加します。

開発手法にアジャイル開発を採用すると、医療現場からのフィードバックを迅速に取り込める体制を構築できます。2週間から4週間単位のスプリントで機能を段階的に実装し、医師や看護師に実際に操作してもらいながら改善を繰り返す方法が効果的です。

テスト・リリースフェーズ(期間の目安:1〜2ヶ月)

医療系アプリのテストは、一般的なアプリ以上に厳密に実施する必要があります。テスト費用はシステム全体の開発費の15〜20%が相場とされていますが、この工程を省略・簡略化すると医療事故につながるリスクがあるため、絶対に避けるべきです。

テストは段階を追って進め、医療系アプリ特有の確認事項も漏らさないことが大切です。

  • テストの順序:単体テスト、結合テスト、システムテストの順に進め、最後に受け入れテストを行います
  • 医療系アプリ特有の確認:患者データが他の患者のアカウントに混在しないこと、ネットワーク切断時の動作、大量データ処理時のパフォーマンス
  • 認証・承認:クラスII(管理医療機器)は第三者認証機関による認証、クラスIII以上(高度管理医療機器)はPMDAによる承認審査が必要です

医療機器プログラムに該当するアプリは、PMDAへの承認申請を経てからリリースとなります。審査には数ヶ月から1年以上かかる場合もあるため、早めに準備を進めることが大切です。本番リリース後も、不具合への迅速な修正体制、セキュリティアップデートの継続的な適用、法規制の変更への対応など、運用・保守の体制を事前に整えておく必要があります。

ポイント

各段階の区切りで要件が固まったかを確かめ、次の段階に進むかを決めます。要件を曖昧なまま進めると、仕様変更で費用が当初の150%以上に膨らむケースも珍しくありません。

医療系アプリ開発における法規制とセキュリティ対応

医療情報を中央に置き、データ暗号化やアクセス権限など4つの対策で囲んだ図解。
複数の対策を組み合わせて医療情報を保護します。

医療系アプリ開発では、法規制への準拠とセキュリティの確保が、開発の品質と同等かそれ以上に重要な課題です。

これらを軽視すると、サービスリリース後に行政指導や情報漏洩事故といった深刻なリスクを招くことになります。医療情報を扱う事業者が把握しておくべき主要な規制と対応方法を、順に見ていきます。

薬機法・医療機器プログラムへの対応

2014年の薬機法改正によって、医療診断や治療を支援するソフトウェア単体が「医療機器プログラム」として規制対象となりました。プログラムのリスクレベルに応じてクラスI〜IVの4段階に分類され、クラスが上がるほど審査が厳しくなります。クラスIは届出のみで販売可能ですが、クラスIIは第三者認証機関による認証が必要となり、クラスIII・IVはPMDAが直接審査を行います。

PMDAには「プログラム医療機器総合相談」の窓口が設置されており、開発の初期段階から相談することで、承認取得までのロードマップを早期に明確にできます。加えて、医療機器プログラムの承認申請には、品質管理システム(QMS)の構築も求められます。

具体的には、ISO 13485に準拠した品質マネジメントシステムを整備し、設計・開発プロセス全体を文書化・管理する必要があります。一方、自社のアプリが医療機器に該当しない場合でも、誇大広告や根拠のない医療効果の訴求は薬機法違反となる可能性があるため、マーケティング表現にも細心の注意が必要です。

医療情報システムの安全管理ガイドラインへの準拠

医療情報を扱うシステム・サービスの提供事業者には、経済産業省・総務省・厚生労働省が策定した「3省2ガイドライン」への対応が求められ、保存・管理・送受信に関する技術的・運用的な安全管理措置が詳細に規定されています。具体的には、データの暗号化(保存データはAES-256相当、通信データはTLS1.2以上)と、アクセス権限の最小権限の原則に基づく設定が必要です。

加えて、操作ログ・アクセスログの記録と定期的な監査、脆弱性診断の実施も必要です。医療情報を受託管理するクラウド事業者は、プライバシーマーク認定またはISMS認証(ISO/IEC 27001)を取得していることが推奨されており、医療機関との契約時にこれらの認証の有無が確認されるケースが増えています。

ただし、ISMS認証を取得しても、ガイドラインが求める安全管理水準をそれだけで満たせるとは限らず、認証取得と並行して、対策の実装と継続的な改善が必要です。また、医療現場ではランサムウェアによるサイバー攻撃の被害事例も報告されており、インシデント発生時の対応手順(BCP/DR計画)も、システム設計の段階から検討しておくことが大切です。

ポイント

薬機法への該当性と、データ暗号化やアクセス権限などのセキュリティ対策は、設計の段階から組み込みます。後付けでは改修が必要になり、費用が大きく増えるおそれがあります。

医療系アプリ開発の費用相場とコストの内訳

小規模なアプリ、中規模のアプリ、大規模なシステムの費用幅を3つのパネルで比較した図解。
機能や連携範囲が広がると、費用帯も上がります。

医療系アプリの開発費用は、機能の複雑さ、医療機器該当の有無、連携する既存システムの範囲によって大きく異なります。ヘルスケア・医療アプリの費用相場はおよそ800万円〜4,400万円と幅広く、シンプルなアプリなら500万円前後から開発できる一方、電子カルテとの連携や医療機器承認を伴う本格的なシステムでは数千万円規模となります。

発注側は、費用の全体像を押さえたうえで、適切な予算計画を立てることが大切です。

開発規模別の費用目安と工数の内訳

医療系アプリの開発費用は主に「人件費×工数」で構成されます。システムエンジニアやプログラマーの単価は月額60万円〜120万円が相場であり、プロジェクト全体の工数によって総額が決まります。機能の範囲が広がるほど、期間と費用は大きくなります。

  • 小規模なアプリ:問診票のデジタル化、予約管理機能のみ。3〜6ヶ月・500万〜1,000万円程度が目安です
  • 中規模のアプリ:オンライン診療、患者管理、処方箋連携を含む。6〜12ヶ月・1,000万〜3,000万円が相場です
  • 大規模なシステム:電子カルテとの完全連携、AI診断支援機能、多施設対応を含む。12ヶ月以上・3,000万〜5,000万円以上が想定されます

費用の内訳は、要件定義・システム設計が20〜25%、フロントエンド開発(UI実装)が20〜25%、バックエンド開発(API・データベース)が25〜30%という構成が多いです。テスト工程は15〜20%、プロジェクト管理・ドキュメント作成は10〜15%です。

医療機器プログラムとして承認申請が必要な場合は、QMS構築費用(500万〜1,000万円)とPMDAへの申請費用・審査期間中の人件費が追加でかかるため、念頭に置いておく必要があります。

初期費用以外のランニングコスト

医療系アプリの総コストを考える際は、初期開発費だけでなく、リリース後のランニングコストも重要な検討事項です。サーバー・インフラ費用として、クラウドサービスの利用料が月額数万円〜数十万円かかります。利用者数が増えるとサーバーリソースの拡張が必要になるため、スケールアップ時のコスト増加も事前にシミュレーションしておくべきです。

セキュリティ関連では、定期的な脆弱性診断(年1〜2回・50万〜200万円)、SSL証明書の更新費用、セキュリティパッチの適用作業などが継続的に発生します。また、OSやフレームワークのバージョンアップへの対応、スマートフォンOSのアップデートに伴うアプリの修正なども、毎年必要となります。カスタマーサポート体制の維持も、見逃せないコストです。

医療系アプリは、高齢者やITに不慣れな医療従事者が使用するケースも多く、丁寧なサポート体制が求められます。これらのランニングコストは年間で初期開発費の10〜20%程度が目安とされており、5年間の総コストで考えると、初期開発費の1.5〜2倍になるケースも少なくありません。そのため、予算計画はランニングコストまで含めたライフサイクルコストで試算することが大切です。

ポイント

費用は機能の複雑さや医療機器該当の有無で大きく変わるため、初期費用だけでなくランニングコストも含めて予算を立てます。

見積もりを取る際のポイントと開発会社の選び方

医療系アプリ開発の外注先選びは、プロジェクトの成否を決定づける最重要の判断の一つです。技術力はもちろんのこと、医療業界の知識や法規制への理解を備えた会社を選ぶことが求められます。さらに、セキュリティへの取り組みや、長期的な運用サポートまで見据えた関係を築けるかも確認します。

見積もりを取る前の準備から発注後の体制づくりまで、押さえておきたい点を順に説明します。

要件明確化と仕様書の準備

複数の開発会社から比較可能な見積もりを取得するには、発注側が事前に「RFP(提案依頼書)」を作成することが効果的です。具体的には、プロジェクトの背景・目的、対象ユーザーとユースケース、必要な機能の一覧(必須/希望の優先度付き)を書きます。加えて、連携が必要な既存システム、リリース希望時期と予算感、薬機法への対応要否も記載します。

仕様書が曖昧だと、各社が異なる前提で回答するため、金額を比較できなくなります。また、要件が後から追加されると、費用が際限なく膨らむ「スコープクリープ」のリスクが高まります。そこで、医療現場の担当者(医師、看護師長、医療事務)に業務フローを事前にヒアリングし、要件書を現場のニーズに基づいて作成すると、後工程での手戻りを最小化できます。

見積書は、総額だけでなく、工程別の工数内訳や採用技術・アーキテクチャを確認すると役立ちます。さらに、保守サポートの範囲と対応時間も、あわせて確認しておきます。金額が極端に安い場合は、要件の読み落とし、セキュリティ対策の省略、実績のない会社による過小見積もりの可能性があるため、慎重に判断してください。

複数社比較と信頼できる発注先の見極め方

医療系アプリ開発の発注先を選ぶ際は、3〜5社から提案を受けて比較検討することを推奨します。比較の際に確認すべき点として、まず医療・ヘルスケア分野での開発実績が挙げられます。電子カルテシステムやオンライン診療アプリ、医療機器ソフトウェアなどの開発経験があれば、医療業界特有の要件を理解し、プロジェクトを円滑に進める能力があると評価できます。

次に、セキュリティへの取り組みを、ISMS認証(ISO/IEC 27001)やプライバシーマークの取得状況、過去のセキュリティインシデントの有無と対応実績、提案書の設計の具体性から確認します。コミュニケーション体制も大切な評価の観点です。医療系アプリは専門的な業務知識が必要なため、医療現場の担当者と開発チームが密に連携できるかを見ます。

定例会議の頻度、進捗報告の方法、問い合わせへの対応スピードなどを、事前にすり合わせておく必要があります。また、リリース後の保守・運用サポートまで一気通貫で対応できる会社を選ぶことも欠かせません。医療現場でシステムが停止すると患者への医療提供に影響が生じるため、障害発生時の対応時間(SLA)や緊急連絡体制についても確認しておくべきです。

注意すべきリスクと失敗を防ぐための対策

よくある失敗パターンとその対策を把握しておくと、プロジェクトリスクを大幅に減らせます。最も多い失敗は「要件の曖昧さに起因するスコープクリープ」です。たとえば、開発途中で現場の医師から「この機能も必要だった」という追加要望が続くと、当初の予算・スケジュールが大幅に超過します。

対策として、要件定義の段階で「スコープ外の機能リスト」を作り、将来のフェーズで対応する機能を合意しておくと効果的です。二つ目は「セキュリティ設計の後回し」で、開発後に対策を加えようとすると、システムの根本的な見直しが必要になる場合があります。そこで、セキュリティバイデザインの原則に従い、要件定義の段階からセキュリティ要件を組み込むことが大切です。

三つ目は「医療現場のユーザビリティを無視した設計」で、ITに不慣れな医師や高齢の患者が使いこなせないアプリは、機能が充実していても現場に定着しません。プロトタイプの段階から、実際のユーザーによるテストを繰り返し、現場の声をデザインに反映させる体制づくりが不可欠です。また、アップデートで機能が変わった場合は、薬機法の該当性を改めて確認する必要があります。

ポイント

発注先は3〜5社から提案を受けて比べ、医療分野の開発実績、セキュリティへの取り組み、保守体制で選びます。見積もりは総額だけでなく、工程別の内訳も見て判断します。

まとめ

医療系アプリ開発の進め方について、全体像から具体的な工程、法規制対応、費用相場、開発会社の選び方まで解説してきました。

医療系アプリで問われるのは、作れるかどうかより、安全かつ継続的に使われる仕組みを構築できるかどうかです。プロジェクトを成功させるためのポイントを、改めて整理します。

第一に、薬機法の該当性を早期に確認し、医療機器プログラムに該当する場合はPMDAへの相談と承認申請のスケジュールをプロジェクト計画に組み込むことです。

第二に、要件定義を徹底的に行い、現場の医師・看護師・事務スタッフのニーズを正確に把握したうえで、スコープを明確に定義することです。開発途中の仕様変更は、費用増加の最大要因となります。

第三に、セキュリティバイデザインの原則に従い、3省2ガイドラインへの準拠とデータ保護対策を設計段階から組み込むことです。

第四に、医療業界の実績を持つ開発会社をパートナーとして選定し、リリース後の保守・運用まで一気通貫で対応できる体制を整えることです。

医療DXは急速に進んでおり、2030年に向けて電子カルテの普及率100%を目指す政府方針のもと、医療系アプリへの需要はさらに高まると見込まれます。今こそ、適切な準備と信頼できるパートナーとともに、医療現場の課題を解決するアプリ開発に取り組む絶好のタイミングです。

▼全体ガイドの記事
・医療系アプリ開発の完全ガイドをご覧ください。

会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

・サービス概要資料のURLはこちら >>>
・お問合せページのURLはこちら >>>
・お役立ち資料のURLはこちら >>>

執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。