ネットショップには、決済セキュリティ・在庫管理・モバイル対応・SEO・物流システム連携など多岐にわたる要件があります。これらをすべて満たせる開発会社は限られるため、選定段階での見極めが成功の鍵です。
そこで、実績・技術力・支援範囲の3点から6社の特徴・強み・得意領域を比べ、自社に合うパートナーを探す参考にしてください。
Webサービス開発を依頼する会社の選び方やRFPの作り方については、無料ホワイトペーパー「Webサービス開発の完全ガイドブック」で詳しく解説しています。
ネットショップ/ネット通販開発パートナー選びの重要性

ネットショップ開発の失敗事例の多くは、開発会社の選定ミスに起因しています。たとえば「費用が安かった」「知人の紹介だった」という理由だけで会社を選ぶのは危険です。また、ECサイト固有の要件への対応力不足や、管理能力の欠如が問題になる場合もあります。
ネットショップは事業の根幹となるシステムです。そのため、品質の低い構築は、その後の事業成長を阻害します。だからこそ、適切な開発会社を選ぶことは、開発費用以上のリターンにつながる重要な投資判断になります。
EC・通販システムの実績による選定
開発会社を選ぶ際の第一の基準は、EC・通販システムの開発実績です。一般的なWebサイト制作とネットショップ開発では、必要な技術・知識・経験が大きく異なるためです。
- EC実績:通販システムを実際に構築した経験の有無
- 業務理解:受注・決済・出荷の流れの把握
- 拡張性:商品や注文の増加を見据えた設計
EC特有の機能には、商品管理や在庫管理、カートがあります。決済や物流連携、会員管理も含めて、いずれも実装経験が必要です。そのため、経験豊富な会社なら、設計の落とし穴を事前に避け、トラブルを抑えて進められます。
発注側は、ポートフォリオや事例紹介で、同規模・同業種のECサイト開発実績を確かめます。可能であれば、実際のクライアントへの参照確認(リファレンスチェック)も行います。
決済・セキュリティ対応力による選定
ネットショップ開発では、決済システムの実装とセキュリティ対策が最重要課題になります。
- 決済連携:利用する決済手段の実装経験
- 情報保護:顧客・注文データの管理方法
- 安全確認:脆弱性対策と運用時の監視体制
対策には、PCI DSS準拠やSSL/TLS対応、WAF導入などがあります。さらに、不正注文対策や個人情報保護法への対応も含め、顧客の大切な情報を守る技術力と実績は、必ず確かめておく必要があります。
また、クレジットカードやコンビニ払い、電子マネーなどの決済手段に対応した実績があるかどうかも、重要な選定基準になります。後払いやBNPL(後払い決済)まで含めて、多様な決済手段を扱えるかどうかが問われます。
万一のセキュリティインシデントに備え、対応体制やインシデントレスポンスプランの有無も確かめておきましょう。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援
株式会社riplaは、IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を持つ企業です。ビジネス課題の整理段階からクライアントのビジネスパートナーとして伴走し、事業目標に沿ったプロダクト開発を一気通貫で支援します。
支援の範囲は、「何を作るべきか」という上流工程から、「どう運用・改善するか」という下流までです。さらに、ネットショップ開発では、技術的な実装力に加えて、EC事業の成長戦略まで含めたトータルな支援が可能です。
特徴と強み
riplaの最大の特徴は、エンジニア・ビジネスコンサルタント・UXデザイナーが協働する体制です。この体制によって、技術と事業の両面から最適解を提供できます。
- 技術と事業:開発とビジネスの論点を一緒に整理
- 体験設計:UXデザイナーが考える購入導線
- 協働体制:専門職による要件から実装までの連携
対応範囲は、要件定義やシステム設計、UI/UX設計です。さらに、開発からテストまで手がけます。
リリース後の改善まで含めてワンストップで進められます。そのため、複数社との調整の負担を抑えられます。
また、事業会社出身のメンバーが多く在籍しているため、経営視点やマーケティング視点でのアドバイスも行えます。「売れるネットショップ」を実現するために必要な施策を、開発と合わせて提案・実行できます。この点が、他社との大きな差別化要因です。
得意領域・実績
riplaは、D2CブランドのEC立ち上げや、既存ECサイトのリプレイス・リニューアルに対応します。
- 新規立ち上げ:D2CブランドのEC開設の支援
- 刷新対応:既存サイトのリプレイスやリニューアル
- 運用視点:公開後の改善まで見据えた設計
オムニチャネル対応や越境EC、社内基幹システムとの連携も扱います。複数の販売接点と社内業務のつながりを整理しながら進めます。
スタートアップから中堅企業まで、幅広い規模のクライアントを支援しています。特に、予算・スケジュール・リソースに制約がある中で成果を出すプロジェクト管理を得意としています。
さらに、リリース後も継続的な改善支援(グロースハック)を行っています。長期的なパートナーシップを重視した関係づくりを大切にしています。
サービス内容・費用の目安
riplaのネットショップ開発支援は、初期ヒアリングと要件定義から始まります。その後、システム選定やUI/UXデザイン、開発、テストを経て、リリースへと進みます。
費用は規模と開発方式で分けて考えます。パッケージ活用の中規模サイトは、100万〜500万円程度が目安です。
大規模なフルスクラッチ開発は、500万円からが目安です。無料相談では、方向性や概算費用を確認できます。
- 支援範囲:要件定義から運用改善までの対応
- 費用目安:規模と開発方式ごとの違い
- 相談方法:未確定の条件も事前に共有
株式会社コマースOneホールディングス|大規模EC開発
株式会社コマースOneホールディングスは、大規模ECサイトの構築・運用支援に強みを持つ企業です。
自社ECプラットフォームの提供と合わせて、大手小売業・メーカー・ブランドのネット通販システム構築を多数手がけています。大規模な商品SKU管理や高トラフィック対応、複雑な物流オペレーション連携など、大型ECプロジェクトに求められる高度な技術力と豊富な実績を有しています。
特徴と強み
同社は、大規模ECサイトの安定稼働に必要なインフラ設計、負荷対策、DR(ディザスタリカバリ)設計について、豊富なノウハウを持っています。
- 基盤設計:大規模ECのインフラと負荷の設計
- ピーク対応:セール時のアクセス集中への備え
- 複雑な要件:複数ブランドを扱う構成への対応
同社には、年間数十億円規模の売上を持つECサイトの運用実績があります。ピーク時(セール・キャンペーン時)のアクセス集中にも対応できる、システム設計力が強みです。
同社は、マルチベンダーEC(複数メーカー・ブランドの商品を扱うプラットフォーム)の構築実績も豊富で、複雑なビジネス要件にも柔軟に対応できます。
得意領域・実績
得意領域は、大規模総合ECサイトや百貨店系オンラインショップ、大手メーカー公式オンラインストアの構築です。
- 大規模EC:商品点数とアクセスを見据えた構築
- 百貨店対応:多様な商品と販売条件の扱い
- 公式ストア:ブランド運用に合わせた設計
モール型EC、フラッグシップストア型EC、サブスクリプションECなど、多様なビジネスモデルへの対応実績があります。
数百万SKUを扱う大規模商品データベースの設計・構築でも実績が豊富です。そのため、エンタープライズ規模のECプロジェクトに最適なパートナーといえます。
株式会社ゼウス|決済連携に強いネット通販開発
株式会社ゼウスは、決済ソリューションの提供とEC開発支援を組み合わせた独自のサービス体系を持つ企業です。
自社の決済プラットフォームとECシステムを連携させることで、決済関連のトラブルが少なく、安定した運用を実現できる点が特徴です。
クレジットカードやコンビニ払い、電子マネーなど多様な決済手段への対応力に優れており、決済インフラを重視するECプロジェクトに適しています。
特徴と強み
ゼウスの最大の強みは、決済システムの実装ノウハウと、PCI DSS準拠のセキュリティ体制です。
- 決済実装:利用する支払い方法の設計
- 安全管理:カード情報の扱い
- 継続課金:定期購入の処理条件の整理
自社決済プラットフォームと統合しているため、クレジットカード情報を安全に扱えます。さらに、不正利用検知やチャージバック対応などのセキュリティ面でも、信頼性が評価されています。
定期購入(サブスクリプション)決済や分割払い、後払い決済などに対応できます。通信販売や定期便、頒布会のECサイト構築も得意としています。
得意領域・実績
得意領域は、通信販売と定期購入型ECです。健康食品・化粧品・食料品のサブスクリプションECも、得意領域に含まれます。
- 通信販売:注文と決済の流れの整理
- 定期購入:継続回数と変更条件の扱い
- 商材対応:食品や化粧品の販売条件
月額課金や年額課金、頒布会型といった複雑な決済ロジックを実装したECサイトの構築実績が豊富です。定期便ビジネスを展開するメーカーや通販会社からも、高い支持を得ています。
独自のリスク管理システムにより、不正注文の検知や排除でも、業界トップクラスの実績があります。
株式会社ハイブリッドテクノロジーズ|越境ECに強い開発
株式会社ハイブリッドテクノロジーズは、日本と東南アジアにオフショア開発拠点を持つグローバルな開発体制を強みとする企業です。
越境EC(海外向けネットショップ)の開発では、多言語・多通貨に対応します。さらに、各国の決済や国際配送、関税計算など、国際ECの要件も実装できます。
また、コストパフォーマンスの高さも評価されています。一定の品質を保ちながら開発費用を抑えたい企業に適した選択肢です。
特徴と強み
日本のプロジェクトマネージャーとアジアのエンジニアチームを組み合わせたハイブリッド体制です。この体制で、品質管理とコストの両立を図ります。
越境ECに必要なShopify Plus、Magento、WooCommerceなどのグローバルプラットフォームへの深い知識と実装実績が強みです。
また、ローカライズ対応(言語・通貨・税制・法規制)の経験も豊富です。各国市場向けのネットショップ展開を、スムーズに進められます。
得意領域・実績
得意領域は、越境EC(アジア・北米・欧州向けネットショップ)、D2Cブランドの海外展開、インバウンド消費者向けECサイトの構築です。
- 越境対応:地域ごとの販売条件の整理
- D2C展開:海外向けの購入導線の設計
- 訪日需要:多言語・多通貨の要件
複数国向けサイトの一元管理に加え、各国ごとの価格設定・税率設定や決済手段の切り替えも含め、グローバルEC特有の複雑な要件を実装した実績が多数あります。
費用対効果の面でも評価が高く、国内開発の6〜7割程度のコストで、同等品質のECサイトを構築できるケースもあります。
株式会社ロコガイド|地域密着型ネットショップ開発
株式会社ロコガイドは、地域の実店舗とネットショップを連携させたO2O(Online to Offline)型ECサイトの構築に強みを持つ企業です。
チラシ情報や店舗情報、地域のイベント情報と連携させたネットショップを構築し、地域密着型のEC体験を実現します。地方の中小企業や小売店が、オンライン販売を始める際のパートナーとして適した開発会社です。
特徴と強み
ロコガイドの強みは、地域情報プラットフォームとの連携ノウハウと、O2OマーケティングをECサイトに組み込む設計力です。
- 地域情報:店舗や商品情報のまとめ
- O2O設計:オンラインから来店へつなぐ設計
- 販促連携:地域事業者の運用条件の整理
実店舗とネットショップの在庫を連動させるオムニチャネル在庫管理や、店頭受け取り機能、地域内配送連携など、地域密着型ECに特有の機能の実装経験が豊富です。
地方企業のデジタル化支援にも実績があります。さらに、ITリテラシーに左右されず運用しやすいUI/UXの提供を得意としています。
得意領域・実績
得意領域は、地域スーパーや生産者直売所、地方特産品ECの構築です。また、地域の飲食店によるデリバリー・テイクアウトECサイトの構築も、得意領域に含まれます。
- 地域店舗:スーパーの商品の扱い
- 直売対応:生産者の商品情報の掲載
- 飲食連携:配送や持ち帰りの注文の整理
地域の農産物・水産物・加工食品の産地直送ECで実績が豊富です。生産者と消費者を直接結ぶD2CタイプのECサイトの構築経験も多数あります。
ITの専門知識がないクライアントでも、コンテンツ更新や商品追加、注文管理を自社で行えるよう、使いやすい管理画面の設計を重視しています。
株式会社アクアリング|UI/UX重視のネット通販開発
株式会社アクアリングは、UI/UXデザインを最重視したネットショップ・ネット通販サイトの開発に強みを持つデザイン・開発会社です。
顧客体験(CX)の観点から、購買意欲を高めるUI設計、カスタマージャーニーに沿ったUX設計、コンバージョン最適化(CRO)を専門的に提供します。ブランドの世界観をデジタルで表現し、購買までのUI/UXを設計します。
ファッションやコスメ、ライフスタイルブランドのEC開発では、高く評価されています。
特徴と強み
アクアリングの強みは、ユーザーリサーチやペルソナ設計、カスタマージャーニーマップの作成から始まる、徹底したUX設計プロセスです。
- ユーザー理解:調査とペルソナによる購入体験の検討
- 試作と検証:プロトタイプとユーザーテストの繰り返し
- 画面改善:スマートフォンや決済導線の見直し
デザイン思考に基づき、プロトタイピングとユーザーテストを重ねながら、購買体験を高めたECサイトを設計します。
特に、スマートフォン表示の見直しやページ表示速度の改善、チェックアウトの流れの見直し(カゴ落ち率の低減)で、高いコンバージョン改善の実績を持っています。デザイン性と機能性を高いレベルで両立できます。これが、ブランドEC案件で採用が多い理由です。
得意領域・実績
得意領域は、ライフスタイル系D2C ECサイトやブランド公式オンラインストアの構築です。ファッションやコスメ、インテリア、食品などが対象です。
- ブランドEC:世界観と商品情報の両立
- 商材表現:画像と説明の見せ方
- 購入体験:スマートフォンでの導線の改善
視覚的な訴求力が求められるアパレルブランドや高級ブランドのECサイトでは、ブランドイメージを損なわず、購買体験を最大化するデザイン開発を得意としています。
同社は、ABテストによるUI改善やアクセス解析を活用したコンバージョン改善を、PDCAサイクルで回し続ける継続的な支援も、強みの一つです。
ネットショップ開発会社の選び方まとめ
ネットショップ開発会社を選ぶ際は、EC・通販システムの開発実績と、決済・セキュリティ対応力を確認することが基本です。上流工程からの関与力、プロジェクト管理能力、リリース後の継続支援体制も欠かせません。
そのうえで、開発目的や規模、予算に合う会社を複数社選び、相見積もりを取ることをおすすめします。紹介した6社の特性を参考に、最適なパートナーを選んでください。
▼RFP作成前に読みたい無料ホワイトペーパー
・Webサービス開発の完全ガイドブック
・【2026年最新版】AI駆動開発の完全ガイドブック
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
・サービス概要資料のURLはこちら >>>
・お問合せページのURLはこちら >>>
・お役立ち資料のURLはこちら >>>


株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
