Ruby開発の発注/外注/依頼/委託方法について

Ruby開発の外注は、外注の要否を判断してから発注先を比べ、契約を結んで、発注後の管理へ進みます。特に、目的と範囲を先に決めておくと、外注が成功しやすくなります。

Ruby on Railsは、Webサービスに強く、スタートアップから大手企業まで使われています。Ruby開発の完全ガイドも確認してください。

Ruby開発を外注する前の判断

Ruby開発を外注するか内製するかを考える4つの判断材料を並べた図。
人材や開発期間に加えて、扱うデータと改善期間も判断に関わります。

外注するかどうかは、自社の人材とプロジェクトの性質を基準に判断します。

外注が適しているケースと内製が向いているケース

社内にRubyの人材が少ない場合や、MVPを急ぎたい場合は、外注が有力な選択肢になります。

  • 外注の判断:社内のRuby人材と開発期間を見て決める。
  • 内製の検討:金融・医療などの機密データを扱うなら、内製との比較も行う。

Ruby on Railsなら、3か月〜6か月での公開を目指す計画も立てられます。

発注先の種類と特徴

長期にわたる改善や機密データを扱う案件では、内製が向く場合もあります。

  • 発注先の比較:3種類の発注先を同じ条件で比べる。
  • 総合評価:費用、管理体制、実績を合わせて見る。

発注先は、SIer・受託開発会社、フリーランス、クラウドソーシングの3種類です。なお、開発会社はチーム管理に向いており、人月単価は60万円〜120万円が相場です。

ポイント

外注か内製かは、社内のRuby人材の有無と、機密データを扱うかどうかを目安に決めます。社内の人材が少ない場合は、外注を前提に発注先の比較へ進みます。

Ruby開発の発注・外注の具体的な手順

Ruby開発の外注を要件の整理から管理まで4段階で示す流れ図。
比較に進む前に、目的や機能などの依頼条件を整えます。

フリーランスは、経験1〜2年で月30万円〜50万円です。

要件整理とRFP作成

経験3〜5年なら月60万円〜80万円、5年以上なら月80万円〜100万円以上です。

  • RFPの準備:目的、機能、非機能の要件をそろえておく。
  • 依頼条件:3〜5社に同じ条件で依頼する。

ランサーズやクラウドワークスは、小規模な改修を頼む場合に使えます。外注全体の流れは、要件の整理から始めて、比較、契約、管理の順に進めます。

発注先の選定と比較

RFPは、Request for Proposal、つまり提案依頼書です。

  • 選定の確認:Ruby on Railsの類似実績があるかを見る。
  • 担当者:担当エンジニアと直接話して確かめる。

RFPには、背景と目的、機能と非機能、予算と納期を書き込みます。また、Ruby on Railsを指定する場合は、その開発経験を求めることも明記しておきます。

ポイント

比較の前に目的や機能、予算などをRFPにそろえておくと、各社の提案を同じ条件で見比べられます。Ruby on Railsを指定する場合は、その開発経験も条件に加えます。

Ruby開発の契約時に押さえるべきポイント

Ruby開発の契約書で確認する業務範囲、著作権の帰属、契約不適合責任、NDAの図。
確認項目を契約書に反映し、責任範囲を文書に残します。

契約書の作成には、担当者、プロジェクトマネージャー、経営層が関わります。

契約形態の選び方

候補の3〜5社には同じ条件を送り、提案と見積もりを比べます。

  • 契約形態:請負は成果物を、準委任は作業を基準にする。
  • 工程分割:工程ごとに契約を分けるやり方もある。

最終比較は3〜4社に絞り、価格だけで決めないことが大切です。

Ruby・Ruby on Railsの実績に加え、ECサイト、SaaS、SNSの事例も確認します。

契約書で確認すべき重要条項

商談では、担当者の説明、返信の速さ、引き継ぎ体制を確かめておきます。

  • 契約条項:業務範囲と著作権の帰属を、契約書に明記する。
  • 責任期間:NDAと契約不適合責任も見ておく。

契約では、費用、スコープ、品質の責任範囲を先に決め、文書にしておきます。

ポイント

契約形態は、請負は成果物、準委任は作業といった仕事の進め方に合わせて選びます。契約書では、業務範囲や著作権、契約不適合責任を必ず書面に残します。

Ruby開発の発注後のプロジェクト管理

主な契約形態は、請負契約と準委任契約の2種類です。

コミュニケーション体制の構築

請負契約は成果物を対象にするため、実装とテストの工程に合います。

  • 連絡体制:Slackなど、連絡手段を一つに統一する。
  • 定例会:週1回のミーティングを開き、窓口は1名に絞る。

準委任契約は作業を対象にするため、要件定義やアジャイル開発に適しています。

進捗管理と品質保証の方法

特に準委任契約では、善管注意義務と費用の上限を確認しておきます。

  • 品質管理:2週間ごとに、動く成果を確かめる。
  • テスト:RSpecとステージング環境で検証する。

業務範囲と成果物、著作権、契約不適合責任は、契約書に記載します。

納品後1年間の責任期間に加えて、NDAと再委託、解除条件も押さえます。

ポイント

発注後の管理では、定例、窓口、課題の管理ツールをそろえておきます。アジャイルで進める場合は、それに加えて確認の節目も決めます。

まとめ

発注後も、外注先へ丸投げせず、発注側が判断を続けます。そのうえで、課題はSlackとChatwork、BacklogとJIRA、GitHubのIssueなどで管理します。

定例は週1回程度とし、窓口担当者を1名に絞ります。アジャイルで進める場合は、2週間ごとに動く成果を確認します。RSpecのテストコード、コードレビュー、ステージング環境も確認します。

検収期間は2〜4週間を目安にし、Ruby on Railsの更新方針も決めます。さらに、ITプロジェクトの経験と、窓口担当者1人の判断体制も確認します。

会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。