Web/ウェブアプリ開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

Webアプリ開発会社は、必要な技術だけでなく、業務理解、進行管理、リリース後の支援まで含めて選ぶのが基本です。

費用や体制は、機能の範囲やプロジェクトの規模によって変わります。候補となる6社の特徴と、発注前に確かめたい点を順に紹介します。

  • ripla:業務課題の整理から開発、定着までを支援
  • モンスターラボ:グローバル体制とアジャイル開発、2,200件超の実績
  • フェンリル:デザインと技術を組み合わせ、400社・600本超を開発

このほか、制作や業務刷新まで相談できる会社や、技術や運用基盤に強みを持つ会社も候補になります。

  • LIG:海外開発体制を活かした制作・DX支援
  • テックファーム:25年以上の開発経験と先端技術への対応
  • ヤプリ:ノーコード基盤でアプリを構築・運用

Webアプリ開発では、要件の聞き取りや進捗の共有が不足すると、仕様のずれや納期・予算の超過が起きることがあります。そのため、意思決定の進め方や運用保守の担当範囲も、技術力と合わせて比べておきたいところです。

紹介する6社は、支援の範囲も得意な領域も異なります。先に自社の目的、利用者、必要な機能を整理しておくと、各社の提案の違いを見分けやすくなります。

開発の流れや基礎知識から確認したい場合は、Web/ウェブアプリ開発の完全ガイドも参考になります。

Webアプリ開発パートナー選びの重要性

Webアプリ開発パートナーの確認観点として、技術要件、進行管理、業務課題の設計反映を3つのパネルに示した図。
技術・進行・業務理解の視点を並べて検討できます。

Webアプリ開発は、要件定義から運用保守まで、長く続くプロジェクトです。そのため、どの会社をパートナーに選ぶかは、品質・納期・費用に影響します。

適切なパートナー選定が成否を分ける理由

候補の会社を比べるときは、技術、進行管理、業務理解の面から確かめます。

  • 技術的適合性:機能、規模、セキュリティ要件に合う技術を選べるか
  • プロジェクト管理:範囲・費用・日程を管理し、変更時に共有できるか
  • ビジネス理解:要望の実装だけでなく、業務課題を設計に反映できるか

たとえば、フロントエンドならReact・Vue・TypeScript、サーバー側ならNode.js・Python・Ruby、基盤ならAWS・GCPなどが候補になります。

必要な技術は、機能や運用条件によって変わります。そのため、技術名だけで判断せず、なぜその技術を選ぶのかも聞いておきましょう。

発注前に確認すべきポイント

提案の精度を上げるには、依頼する側が目的と制約を先に整理しておくと役立ちます。

  • 自社要件:目的、対象ユーザー、機能、利用規模、予算、希望納期
  • 類似実績:業種・規模が近い案件と、そこで得られた成果や工夫
  • 導入後の支援:保守、運用、機能追加、障害時の連絡方法と対応時間

複数社から見積もりを取るときは、金額だけでなく、提案範囲、前提条件、保守内容をそろえて比較します。

ポイント

技術力に加えて、要件の聞き取り方、進捗の共有方法、保守の担当範囲を比べると、候補の違いが見えやすくなります。業務課題を設計に反映できるかも、判断の目安になります。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一貫して支援します。事業会社として社内DXを進めた経験を活かし、ビジネスの成果とシステムの定着を見据えて対応します。

特徴と強み

業務課題の整理から技術選定、開発、進捗共有までを、一続きで支援します。

  • 事業視点:要件定義で「何を作るか」を業務課題から検討
  • 一貫した技術対応:フロントエンド、バックエンド、インフラを支援
  • 進行の透明性:定期報告と課題の共有による状況把握

小規模なMVPから大規模なエンタープライズシステムまで、要件に応じて対応します。さらに、コストとスケジュールを管理しながら、業務プロセスの改善やROIの向上も見据えます。

得意領域・実績

営業管理や顧客管理、生産管理など、基幹業務に関わるWebアプリを得意としています。

  • 対象業務:営業管理、顧客管理、生産管理、販売管理
  • 対応業種:製造業、小売業、サービス業など
  • 導入後:運用保守や改善提案も継続して支援

業務効率と売上向上を両立するシステムを提供し、現場で使い続けられるUIと操作性を重視します。また、開発後も長期的なパートナーとして伴走できる体制を整えています。

株式会社モンスターラボ|2,200件超の開発実績を誇るグローバル開発会社

モンスターラボは、世界12カ国25都市に拠点を持つデジタルコンサルティング・開発会社です。国内外で2,200件を超える開発実績があり、スタートアップから大企業まで支援しています。さらに、事業戦略からUX/UIデザイン、システム開発、リリース後の品質改善まで、一貫して手がけます。

特徴と強み

デザインと開発を連携させ、利用者と事業の両面からプロダクトを設計します。

  • UX/UI:専門チームが開発チームと協力して設計
  • アジャイル:要件変更や市場の反応に合わせて進行
  • グローバル体制:海外リソースを活用し品質と費用効率を検討

各案件では、ビジネス、デザイン、開発の専門人材が連携して、プロジェクトをワンストップで進めます。

得意領域・実績

Webサービスや業務システムに加え、SaaSやスマートフォンアプリまで幅広く手がけています。

  • ANAカーゴ:公式サイトのオウンドメディアを展開
  • 自動採寸:AI画像認識を使ったアプリを開発
  • ウェブ電通報・The Met:UIデザインと公式アプリ開発を担当

多様な業種や規模の案件を手がけてきたため、技術要件に応じてチームを組みます。

ポイント

海外リソースを使う体制と、デザインからリリース後の品質改善までを一社に任せたいかを整理すると、この会社が自社に合うかを判断しやすくなります。

フェンリル株式会社|デザインと技術力を融合した400社600本超の実績

大阪に本社を置くフェンリルは、使いやすいデザインと技術力を組み合わせて、Web・スマートフォンアプリを開発しています。また、400社・600本を超える実績があり、任天堂・ほぼ日・古野電気などとの取引もあります。

特徴と強み

ユーザー体験を起点に、フロントエンドからインフラまで設計・開発します。

  • Web技術:SPA・PWAやVue・React・Angularに対応
  • インフラ:AWSを中心にサーバー基盤を設計・構築
  • 体験設計:機能実装にとどまらず利用全体を検討

フェンリルは、Web技術からサーバー基盤まで一つの体制で開発できる点が特徴です。

得意領域・実績

Webアプリ、モバイルバックエンド、AWSを活用したサーバーインフラを扱います。

  • 任天堂:Webサービス開発
  • 雪印ビーンスターク・古野電気:メーカーのデジタル化を支援
  • 向く案件:BtoCサービスや消費者向けアプリ

業界を問わない実績とユーザビリティへのこだわりから、利用者に伝わる画面づくりを重視する企業に適しています。

株式会社LIG|グローバル開発体制とDX支援で年間100サイト以上の実績

LIGは、DX支援、システム開発、Web制作を手がけています。フィリピンとベトナムに150名を超えるエンジニアを擁し、年間100サイト以上をリリースしています。

Webサイトから、Web・モバイルアプリまで対応し、創業以来のデザイン力を開発に活かしています。

特徴と強み

国内の進行・設計チームと海外エンジニアが連携し、品質と費用のバランスを図ります。

  • 国内チーム:ディレクターとデザイナーが要件定義・設計・品質管理
  • 海外チーム:フィリピン・ベトナムのエンジニアが開発
  • 支援範囲:試作から商用開発、業務デジタル化、システム刷新

UI/UX設計に強く、幅広い言語・技術スタックに対応します。また、単発の開発だけでなく、DX推進を含む支援も相談できます。

得意領域・実績

アプリ・システム開発とオフショア開発を組み合わせ、中小企業から中堅企業のDXを支援します。

  • 業務効率化:社内ツールをWebアプリ化
  • システム刷新:既存システムをリニューアル
  • 一社での対応:デザインと機能開発をまとめて依頼

コストを意識しながら、デザインと開発を一社に任せたい企業にとって、比較の候補になります。

テックファーム株式会社|25年以上の先端技術開発で培った深い専門性

テックファームは1998年創業で、25年以上にわたり先端技術を用いたシステムを開発しています。国内では早くからモバイル開発に取り組み、NTTドコモのソリューションパートナーとして実績を重ねました。

ITコンサルティングから制作まで対応し、サービスの構想段階から関与します。

特徴と強み

先端技術の専門性とアジャイル開発を組み合わせ、技術的に難しい要件にも対応します。

  • 技術領域:Unity、Bluetooth、WiFi連携、Androidネイティブ
  • 開発体制:多様なスキルを持つフルスタックエンジニアが在籍
  • 進め方:アジャイルで要件や関係者の多い案件を推進

特定業種に偏らず25年超にわたって開発を続けてきた経験が、技術選定とプロジェクト運営を支えています。

得意領域・実績

消費者向けWebサービス、ビジネス向けSaaS、業務システムなどを開発します。

  • 健康管理アプリ「健康第一」:第一生命保険向けに開発
  • デザイン:コンセプト立案から動きのあるアニメーションまで担当
  • 大規模案件:8社参加のプロジェクトを短期間でリリース

複数社が協力する案件の進行経験もあり、技術的な挑戦を含む開発を検討する企業に向いています。

ポイント

技術的に難しい要件や関係者の多い案件を任せられるかは、25年以上の開発経験とアジャイルでの進め方を見て判断するとよいでしょう。

株式会社ヤプリ|700社以上の導入実績を持つノーコードアプリプラットフォーム

ヤプリは東京都港区に本社を置くアプリ開発プラットフォーム企業です。自社の「Yappli」を使えば、プログラミングなしで、iOS・AndroidのネイティブアプリやWebアプリを構築・運用・分析できます。

導入実績は700社以上で、99%の企業が継続して利用しています。

特徴と強み

ノーコードの基盤により、構築期間を短縮し、運用担当者が更新を続けやすくします。

  • 短期構築:フルスクラッチより早い立ち上げを目指せる
  • 運用更新:コンテンツや機能をプログラミングなしで変更
  • 利用分析:ダッシュボードで利用状況を確認

開発費用を抑えて素早く市場検証したいスタートアップや、社内エンジニアが限られる中堅・中小企業にとって、候補になる会社です。

得意領域・実績

店舗・ECの販促から社内DX、学校の情報配信まで、用途に応じたアプリを構築します。

  • マーケティング:店舗・EC向けアプリ
  • 業務・教育:社内業務アプリ、学校法人の情報配信
  • 主な業種:小売、飲食、製造、教育

多店舗の小売・流通では、顧客との接点やエンゲージメント向上に活用されています。さらに、700社以上の導入と99%の継続利用という実績があり、初めてアプリを導入する企業でも検討しやすい基盤です。

Webアプリ開発パートナー選びのポイント

Webアプリ開発会社を選ぶ際の3つの確認項目、実績と経験、技術力と専門性、プロジェクト管理体制を並べた図。
3項目をそろえると、各社の提案を同じ視点で比べられます。

6社は得意分野がそれぞれ異なるため、知名度や実績件数だけでは自社との相性を判断できません。そのため、案件の条件に照らして、実績、技術力、プロジェクト管理体制の順に確かめておきましょう。

実績と経験の確認方法

件数だけでなく、自社に近い案件でどのような成果を出したかを確かめます。

  • 条件の近さ:業種、規模、技術要件の類似性
  • 解決内容:顧客の課題と採用した対応策
  • 担当者の理解:工夫や難所を具体的に説明できるか

ポートフォリオや事例ページを確認し、気になる点は担当者やエンジニアに直接質問します。事例の情報が古い場合や、類似案件を具体的に説明できない場合は、提案の前提を慎重に確かめる必要があります。

技術力と専門性の評価

必要な技術に対応できるかに加え、長期運用を支える知見も確認します。

  • 技術スタック:フロントエンド、バックエンド、DB、クラウド
  • 運用品質:セキュリティ、アクセシビリティ、性能改善
  • 技術発信:ブログ、Qiita、GitHubなどの公開情報

React・Vue・Next.jsやAWS・GCP・Azureなど、自社要件に関係する技術の実務経験を聞きます。また、技術ブログやGitHubでの発信は、どんな課題にどう取り組んできたかを知る手がかりになります。

プロジェクト管理体制の確認

数カ月以上に及ぶ案件では、変更や問題を共有する仕組みが進行の安定性を左右します。

  • 責任者:専任PMの有無と役割分担
  • 進捗共有:週次報告や課題管理ツールの使い方
  • 変更管理:仕様変更による費用・日程への影響の扱い

PMが不在だと、仕様変更や課題対応、進捗管理が特定の担当者に偏り、属人化するおそれがあります。また、リリース後の保守・運用体制も契約前に取り決めておく必要があります。

ポイント

知名度や実績件数だけで決めず、自社に近い案件の成果、技術の説明の具体性、保守や体制の取り決めをそろえて比べると、各社の提案の違いが分かります。

まとめ

Webアプリ開発会社6社は、それぞれ異なる強みを持っています。

riplaは業務課題の整理から定着まで、モンスターラボはグローバル体制とアジャイル、フェンリルはデザインと技術を組み合わせた開発を得意とします。

LIGは海外開発体制とDX支援、テックファームは25年以上の先端技術開発とアジャイル、ヤプリはノーコード基盤と700社以上の導入実績が特徴です。

実績、技術力、管理体制を自社の条件に照らして複数社を比べ、相談や見積もりの場で提案内容を確かめておきましょう。

特に、業務を理解し、課題解決をともに進められる会社を選ぶことが、開発の成功につながります。

Webアプリ開発の全体像をつかみたい場合は、Web/ウェブアプリ開発の完全ガイドをご覧ください。

会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。