Webメディア開発でおすすめの開発会社/ベンダー7選と選び方

今回紹介する7社は、強みがそれぞれ異なります。実績・得意領域・技術力・プロジェクト管理体制を比べて選ぶことが大切です。

  • Webメディア開発パートナー選びの重要性
  • 株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫の支援
  • 株式会社LIG|自社メディア運営経験を活かしたWebメディア開発
  • 株式会社インフォバーン|コンテンツマーケティングとメディア構築の専門家
  • Webメディア開発パートナー選びのポイント

Webメディアは、CMS設計やSEO、広告連携が絡むため専門的なノウハウが求められます。パートナー選びを誤ると、費用の無駄遣いや集客力の低迷につながりかねません。

Webメディア開発パートナー選びの重要性

コンテンツ更新、アクセス解析、改善が循環するWebメディア運用の図解。
更新と改善が次の運用につながる関係を示しています。

Webメディア開発は、コーポレートサイト制作とは性質が大きく異なります。ニュースサイトやオウンドメディアでは、目的に応じて必要な技術スタックや設計方針が変わります。専門情報サイトやEC連携型メディアでも、パートナー選びの段階で方向性を誤ると、後から直すコストが膨大になります。

パートナー選びはプロジェクトの成否を左右するため、発注する側は、確認すべき点を発注前に押さえておく必要があります。

適切なパートナー選定が成否を分ける理由

Webメディアは、コンテンツを継続的に更新し、アクセス解析をもとに改善を繰り返すことで価値を高めていきます。そのため、開発会社が「作って納品」の姿勢だと、ローンチ後に運用課題が起きたときの対応が遅れ、機会損失が生じます。

長期的な運用視点を持つパートナーは、初期設計の段階から拡張性やコンテンツ更新のしやすさを考慮した設計を提案してくれます。

実際に、オウンドメディア立ち上げから半年でPV数を3倍以上に伸ばした企業の多くは、SEOと開発の両面を支援できるパートナーと組んでいます。そこで、開発後のグロース支援まで見据えて会社を選ぶことが、投資対効果を最大化する鍵になります。

発注前に確認すべきポイント

発注前に必ず確認したいのは、まず「同種のメディア開発実績があるか」という点です。ニュースサイトとオウンドメディアでは必要な機能が異なるため、自社と近いジャンルの実績があるかを確認すると、ミスマッチを防げます。次に大切なのは「要件定義から一緒に取り組んでくれるか」です。

要件が曖昧なまま開発に入ると、後の仕様変更で追加費用が発生しやすくなります。CMSの選定方針(WordPress、headless CMS、自社開発CMSなど)と運用体制の引き渡し方法も、事前にすり合わせておくと、ローンチ後のトラブルを大幅に減らせます。加えて、複数社に同一条件で見積もりを依頼し、提案内容の深さと費用感を比べることも欠かせません。

ポイント

運用しながら成果を伸ばすメディアなので、ローンチ後の改善まで支えられるかを見ます。要件が曖昧なまま進めると追加費用が出やすいため、要件定義から一緒に取り組めるかも判断の材料になります。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫の支援

riplaは、コンサルティングから開発までを一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスの成果創出とシステムの定着支援に強みを持っています。

営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。Webメディア開発でも、制作だけで終わらせず、目的設定から公開後の運用改善まで包括的に支援します。KPI設計やコンテンツ戦略、システム設計も、その一部として対応します。

特徴と強み

riplaの最大の特徴は、事業会社出身のコンサルタントとエンジニアが協働する「ビジネス×テクノロジー」の統合支援体制です。多くの開発会社では、要件定義が終わると開発チームへバトンタッチするケースが多いです。一方、riplaでは、コンサルティングの段階から参画したメンバーが開発・運用の段階にも関わり続けるため、当初のビジネス目標からブレることなくプロジェクトを推進できます。

Webメディア開発においては、CMS選定・設計、SEOを考慮したサイト構造設計、コンテンツ管理フローの整備まで幅広く対応しています。特に、企業の事業課題の解決に直結するメディア構築を得意としています。加えて、スモールスタートで始めてスケールさせるアジャイル型の開発アプローチも、変化の速いデジタルメディア領域で高く評価されています。

得意領域・実績

riplaは製造業・流通業・サービス業など幅広い業種でのシステム開発・導入実績を持ち、特に企業のデジタル変革(DX)を伴走型で支援するプロジェクトを多数手がけています。Webメディア開発においては、オウンドメディアの新規立ち上げや既存サイトのリプラットフォーム(CMSリニューアル)のほか、複数のサービスサイトを統合した情報メディアの構築なども対応可能です。

要件定義から設計・開発・テスト、リリース後の改善までワンチームで対応するため、プロジェクト管理コストを抑えながら、質の高い仕上がりを実現できます。加えて、問い合わせから提案・見積もりまでのスピードも速く、スタートアップや新規事業部門からの相談も積極的に受け付けています。

株式会社LIG|自社メディア運営経験を活かしたWebメディア開発

株式会社LIGは、東京・台東区に本社を置くシステム開発・Web制作・マーケティング支援会社です。2007年の設立以来、UI/UXに優れたデジタルプロダクトの制作を得意とし、「LIGブログ」という月間200万PV超の自社メディアを10年以上運営してきた実績を持ちます。

この自社メディア運営で積み上げたデータドリブンなノウハウを、クライアントのWebメディア開発に直接活用できる点が、大きな差別化要因になっています。このほか、Web制作のみならず、DX支援やオフショア開発、グロース支援まで幅広いサービスを展開しています。

特徴と強み

LIGの強みは、デザイン・開発・マーケティングの三位一体の支援体制にあります。Webメディア開発では、見た目の美しさとシステムの堅牢性を両立させた制作を得意としており、国内外で30以上のWebデザインアワードを受賞しています。

四半期あたり30件以上のWebサイト・サービスをリリースする高い実行力も魅力です。スケジュールの遵守率が高い点は、発注者にとって安心感につながります。さらに、自社ブログの運営で培ったSEOの知見を活かし、検索流入を意識したサイト設計・コンテンツ設計も提案しています。

このほか、海外拠点を活用したオフショア開発にも対応しており、大規模なWebメディアプロジェクトでもコスト効率よく開発を進められます。

得意領域・実績

LIGはBtoB企業のオウンドメディア立ち上げ・リニューアルを多数手がけており、メディア戦略の立案からCMSのカスタマイズ構築、SEOを踏まえたサイト構造の設計まで一貫して対応します。特に、既存のWordPressサイトをヘッドレスCMS構成に移行するなど、技術的に高度なリプラットフォームプロジェクトの実績も豊富です。

加えて、企業の採用広報メディアや製品情報メディアなど、マーケティング目的のWebメディア開発においても多数の実績を持ちます。さらに、制作後の運用支援サービスも充実しており、メディアのPDCAサイクルを継続的に回すパートナーとして長期契約を結ぶクライアントが多いのも特徴です。

ポイント

自社メディアの運営で培ったノウハウを、開発にどう活かしているかを比べると違いが見えます。デザインやUXの評価に加えて、公開後の運用支援まで続けられるかも確認してください。

株式会社インフォバーン|コンテンツマーケティングとメディア構築の専門家

株式会社インフォバーンは1998年に創業し、「企業と生活者のコミュニケーション」を中核に置いたWebメディア・オウンドメディア構築を専門とする会社です。グループ会社には「GIZMODO」「ライフハッカー」などの著名メディアを運営するメディアジーンがあり、豊富なメディア運営経験を強みとしています。

100社以上のオウンドメディア運用実績を持ち、JR東日本や三菱電機、パナソニック コネクトなど国内有数の大手企業から依頼実績があります。日本経済新聞社も依頼先の一社です。また、メディアのコンセプト策定から、編集方針、コンテンツ企画、サイト構築までを一気通貫で支援する体制が高く評価されています。

特徴と強み

インフォバーンの特徴は、コンテンツ戦略とメディア設計を深く理解したうえでシステム構築を行う「編集×技術」の融合アプローチです。多くの開発会社がシステム構築を主軸に置くのに対し、インフォバーンは「いかに読者に価値ある情報を届けるか」というコンテンツ視点を起点に設計を行います。

オウンドメディアの「伝え方」にこだわり、企業の強みや特性を生活者に価値ある情報へ変換する企画力は、長年のメディア運営で培った独自の強みです。

  • オウンドメディア診断:メディアの運用改善を支援するサービスで、SEO・UX・コンテンツ品質の課題を洗い出し、改善策を提案します。
  • 幅広い施策:サイト制作だけでなく、プロモーション・イベント・インナーコミュニケーションまで、多種多様なソリューションを組み合わせられます。

得意領域・実績

インフォバーンはBtoC・BtoB問わず幅広い業界のオウンドメディア構築実績を持ち、特に大企業の情報発信メディアやブランドメディアの開発を得意としています。三菱電機やパナソニック コネクトなど大手製造業のオウンドメディアのほか、日本経済新聞社など報道メディアのデジタルプロダクト支援も行っています。

メディアのコンセプト策定段階から関与し、ターゲット読者の設定、ペルソナ設計、コンテンツロードマップの作成まで踏み込んで提案できます。そのため、「何を作ればよいか分からない」という状態から相談できる会社として、高い信頼を得ています。加えて、コンテンツマーケティング領域での深い専門知識を持つプランナーが多数在籍しているのも特徴です。

株式会社ジオコード|SEO・AIO標準搭載のWebメディア制作

株式会社ジオコードは、東京都新宿区に本社を置くWebマーケティング企業で、SEOコンサルティング・Web広告運用・Webサイト制作を「一社完結」で提供します。過去20年間で延べ4,801サイト以上の制作実績を誇り、特にメディアサイトの立ち上げから運営まで一貫したサポートが強みです。

Google Premier Partner上位3%に選出されるなど外部からの評価も高く、国内21社のみが選ばれるLINEヤフー広告運用認定パートナーにも名を連ねています。デジタルマーケティングを深く理解したうえでWebメディアを設計・開発するため、集客力の高いメディア構築を求める企業に適した会社です。

特徴と強み

ジオコードの最大の強みは、SEOとAIO(AI Optimization)を標準装備したWebメディア制作です。昨今のAI検索エンジンへの対応も含めた検索流入最大化の設計を、サイト構築の段階から組み込む点は、他社との大きな差別化になっています。

加えて、自社でもWebメディアを運営しており、SEOや広告運用で得た実践的なデータと知見をクライアントのプロジェクトに活かせる点も特徴的です。Webサイト制作・SEO・Web広告をワンストップで提供できるため、メディア立ち上げ後の集客施策まで一貫して依頼できるのは大きなメリットです。

ジオコードは、開発から運用への移行もスムーズで、担当者が変わることなく継続的なサポートを受けられる体制を整えています。

得意領域・実績

ジオコードはメディアサイト制作において、立ち上げからおよそ半年で月間50件を超えるコンバージョン(CV)を生み出したメディアに成長させた実績を持っています。加えて、オウンドメディアやコンテンツマーケティング目的のサイト制作実績が豊富で、企業の集客課題を解決する実践的な提案を得意としています。

SEOの観点からサイト構造・URL設計・内部リンク設計まで徹底的に最適化するため、検索からの自然流入を重視するWebメディアプロジェクトに特に強みを発揮します。さらに、BtoB企業のリードジェネレーション型メディアの構築経験も多く、見込み客の獲得を目的としたメディア設計にも高い提案力を持ちます。また、費用対効果の高い提案を重視する姿勢も、多くのクライアントから評価されています。

ポイント

SEOや検索流入を重視するメディアなら、サイト構造や内部リンクの設計まで提案できるかが比べどころになります。広告や集客施策まで続けて任せたい企業にも向きます。

株式会社メンバーズ|大手企業のデジタルビジネス支援に豊富な実績

株式会社メンバーズは、東京都中央区に本社を置くデジタルビジネス支援会社で、インターネット黎明期から約30年にわたって国内エンタープライズ企業のデジタル変革を支援してきた実績を持ちます。20以上の業界、1,000社以上の現場支援で積み上げたナレッジを強みとしています。

「データ」「ビジネス」「テクノロジー」「デザイン」「マーケティング」の5つのデジタルビジネス領域を網羅したサービスを提供しています。加えて、Webメディア開発においても、戦略立案から開発・運用まで一気通貫の支援が可能で、特に大規模プロジェクトでの実績が豊富です。

特徴と強み

メンバーズの特徴は、戦略の立案だけでなく「現場における実行力」を強みとしている点です。たとえば、多くのコンサルティング会社が提言して終わりになりがちな場面でも、メンバーズはクライアントの現場に入り込んで施策を実行するスタイルを取っています。

Webメディア開発では、マーケティングプランナー・デザイナー・エンジニア・コンテンツディレクターが連携した総合チームで対応します。そのため、各専門家が縦割りで動く会社に比べてコミュニケーションコストが低く、プロジェクト進行もスムーズです。

加えて、デジタルマーケティングのナレッジを豊富に持つため、メディアのKPI設計や効果測定の仕組みづくりについても実践的なアドバイスが得られます。さらに、内製化支援にも対応しており、ローンチ後に自社チームで運用できる体制を整えるところまでサポートしてもらえる点も魅力です。

得意領域・実績

メンバーズは、2006年からトレンドマイクロ社に複数名のマーケティングプランナーを常駐させ、集客からサイト運用、ツール開発まで長期継続的に支援した実績があります。また、CSRページのリニューアルとSDGsメディア「サステナブル・ストーリー」の立ち上げを支援した案件では、リニューアル後のPV数が1.6倍に増加するという成果を上げています。

製造業・金融業・通信業など20以上の業界での現場支援経験を持つため、業界特有の規制や慣習を理解したうえでWebメディアを設計・構築できます。この点は、専門性の高いBtoB企業にとって大きな安心感につながります。さらに、デジタルマーケティングの内製化を検討している企業に対しては、育成プログラムを組み合わせた支援も提供しています。

ポイント

大規模なメディアや、内製化まで見据えた支援を求める企業は、総合チームと育成支援の有無を比べてみてください。業界特有の規制や慣習を理解した設計も、専門性の高い事業では判断材料になります。

株式会社グッドパッチ|UI/UXデザインで差別化するWebメディア開発

株式会社グッドパッチは、デザイン専業として数少ない東証グロース上場企業です。「デザインで世界を変える」をビジョンに掲げ、UI/UXデザインを軸にデジタルプロダクトの開発支援を行っています。

ビジネスデザイン・サービスデザイン・UIデザイン・ブランドデザインまで幅広い領域をカバーし、事業構想からUIデザイン、開発、ブランディングまでをワンストップで支援できる体制を持ちます。Webメディア開発においては、ユーザー体験を徹底的に考え抜いた設計により、離脱率の低い高品質なメディアを構築することを得意としています。

特徴と強み

グッドパッチの強みは、デザインシンキングを起点にした問題解決アプローチです。Webメディア開発では、ユーザーリサーチからペルソナ設計、情報アーキテクチャ(IA)設計、プロトタイピング、ユーザーテストまでを丁寧に積み重ねます。その結果、読者にとって本当に使いやすいメディアを実現します。

デザインシステムの構築も得意としており、メディアが成長した際のデザインの一貫性維持とページ増加への対応がスムーズになるよう設計する点でも評価が高いです。

また、国内のデザインシステム事例のリサーチや発信を継続的に行うなど、業界の知見をアップデートし続ける姿勢があり、最新のUX設計トレンドを取り入れた提案が期待できます。業界内では、サイバーエージェントなど大手IT企業との共同イベント開催といった連携実績も豊富です。

得意領域・実績

グッドパッチはスタートアップから大企業まで幅広い規模のクライアントのデジタルプロダクト開発を支援しており、特にユーザー数の多いサービスやメディアのUX改善プロジェクトで高い評価を受けています。デザイン専業企業として、デザインの品質が事業成果に直結することを実証した案件を多数手がけており、「デザインは投資」という考え方を体現したプロジェクト事例を公開しています。

Webメディア開発においては、既存メディアのリデザイン・UX改善から新規メディアの立ち上げまで幅広く対応し、特に読者のエンゲージメント向上を目的とした改善プロジェクトで成果を上げています。さらに、デザインシステムの設計経験が豊富なため、複数のコンテンツ種別を持つ大規模メディアの開発にも対応できます。

株式会社ウェヴァード|20年以上・1,000件超の実績を持つWeb制作会社

株式会社ウェヴァードは、2004年に設立された東京都千代田区大手町に本社を置くWeb制作会社です。中小企業や店舗経営者を対象に、Webサイトの企画・制作からシステム開発、公開後の運用・更新まで一貫して支援しています。

コーポレートサイトやサービスサイト、リクルートサイト、ポータルサイトなど幅広いWebサイトに対応しており、単にサイトを制作するだけでなく、集客や売上向上といった成果につなげるための継続的なサポートを重視しています。

特徴と強み

ウェヴァードの強みは、長年の制作ノウハウと独自CMSを活用し、Webに詳しくない企業でも運用しやすいサイトを構築できる点です。加えて、自社のディレクターとデザイナーが打ち合わせから制作、納品後の運用までワンストップで対応するため、要望をスムーズに制作物へ反映できます。

独自CMSには、専門知識がなくても更新できる機能が標準で備わっており、お知らせやブログ、事例、サービス情報などが対象です。予約システムや顧客管理、SEO対策など、目的に応じたカスタマイズにも対応しています。

得意領域・実績

ウェヴァードは、20年以上にわたる業界経験と、累計1,000件以上の制作実績を有しています。製造業、建設・不動産、医療・福祉など幅広い業界のWebサイトを手がけており、教育や飲食、金融、広告・メディアの分野でも実績があります。

新規制作だけでなく、既存サイトのリニューアルや部分改修、ロゴ・バナーのデザインにも対応可能です。Webシステム開発では、ポータルサイト更新システムや顧客管理システムの実績があり、人事・給与管理システムや在庫管理システムなども手がけています。

また、公開後の迅速な更新対応やアフターフォローも充実しており、社内にWebの専門担当者がいない中小企業や、制作後の運用まで継続的に相談したい企業に適した会社です。

Webメディア開発パートナー選びのポイント

Webメディア開発パートナー選びの3つの確認観点を並べた図解。
3つの観点をそろえて比べると、提案内容の違いを捉えやすくなります。

7社の特徴をつかんだうえで、次に大切なのは「自社のプロジェクトにどの会社が最適か」を判断することです。価格や知名度だけで選ぶと後悔するケースも少なくありません。

後悔しないために必ず確認すべき3つの観点は、実績と経験、技術力と専門性、プロジェクト管理体制の順です。

実績と経験の確認方法

会社の実績は、「制作したサイト数」よりも「自社と類似したメディアの開発実績があるか」に着目して確認してください。たとえば、同じWebメディアでもニュースサイト・オウンドメディア・ECメディア・採用メディアではシステム要件が大きく異なります。

ポートフォリオや事例紹介ページで実際の制作物を確認し、類似ジャンルの案件があれば具体的な成果(PV数の推移、コンバージョン率の改善など)まで聞いておくとよいでしょう。

また、依頼予定の規模感(予算・ページ数・機能の複雑さ)と過去案件の規模感が近い会社を選べば、プロジェクト進行のミスマッチを防げます。さらに、担当者のインタビュー記事や登壇事例なども、会社の実力を把握する参考になります。

技術力と専門性の評価

Webメディアの技術要件は年々高度化しており、単純なCMS構築だけでなく、ヘッドレスCMSの活用やCDNを用いた高速配信設計まで求められるケースが増えています。さらに、アクセス解析ツールの実装や、AIを活用したコンテンツ最適化を視野に入れる場面も出てきています。

提案書に書かれたCMS選定の根拠、パフォーマンス設計(Core Web Vitals対応)、セキュリティ対策の内容を確認し、最新のWeb標準への理解度を見極めます。

また、開発後の保守・運用フェーズを見据えて、コードの可読性や拡張性への配慮があるかも聞いておくと安心です。加えて、技術ブログや登壇スライドを公開している会社は、エンジニアの技術水準を事前に把握しやすく、社外への情報発信は技術力の高さの指標にもなります。

プロジェクト管理体制の確認

Webメディア開発プロジェクトが失敗に終わる原因の多くは、技術力の不足よりもコミュニケーション不足やスコープ管理の甘さにあります。発注前に「どのようなプロジェクト管理ツールを使うか」「週次報告や定例MTGの頻度はどうか」「仕様変更が発生した場合の対応フローはどうか」を必ず確認してください。

ウォーターフォール型とアジャイル型のどちらが自社プロジェクトに向くかを理解したうえで、その進め方に慣れている会社を選びます。

単一の担当者に業務が集中すると、その人の離脱でプロジェクトが停滞するおそれがあります。そのため、チーム体制とバックアップ体制も確認しておくとよいでしょう。契約書の内容(著作権の帰属、検収基準、瑕疵担保責任など)は、必ず法務部門と確認したうえで締結することをお勧めします。

ポイント

実績、技術力、プロジェクト管理体制の3点で比べると、会社ごとの違いが見えやすくなります。価格や知名度だけで選ぶと後悔しやすいため、提案の深さも合わせて見てください。

まとめ

紹介した各社には、それぞれ異なる強みがあります。株式会社riplaは、コンサルから開発まで一気通貫で支援でき、ビジネス成果に直結するメディア構築を求める企業に適しています。

株式会社LIGは、自社メディア運営のノウハウとデザイン受賞実績を活かした制作力が強みです。一方、株式会社インフォバーンは、100社以上のオウンドメディア構築実績とコンテンツ戦略の知見が魅力で、大手企業のブランドメディア開発に向いています。

株式会社ジオコードは、SEO・AIOを標準搭載したメディア制作と検索流入最大化の実績が豊富です。また、株式会社メンバーズは、約30年のエンタープライズ支援経験と現場実行力を持ち、内製化支援まで対応できます。さらに、株式会社グッドパッチはUI/UXデザインと読者体験の最適化に強みを持ちます。

Webメディア開発のパートナーを選ぶ際は、自社のメディア目的(集客・ブランディング・リードジェネレーション・読者エンゲージメントなど)を明確にし、それぞれの会社の得意領域と照らし合わせることが重要です。まずは複数社に要件を共有して提案を受け、費用だけでなく提案の深さ・担当者の理解度・プロジェクト管理体制を総合的に評価してください。

特に「ローンチ後の運用までサポートしてくれるか」という視点は、Webメディアを継続的に成長させるうえで欠かせない判断基準です。今回の情報が、最適なパートナー選定の一助となれば幸いです。

会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。