工程管理システム開発の完全ガイド

工程管理システムの開発は、進め方、費用相場、開発会社の選び方、発注方法の4つに分けて考えると、全体を見通しやすくなります。この順に要点をまとめ、詳しく知りたい場合は各テーマの関連記事を案内しています。

▼関連記事一覧

・工程管理システム開発の進め方/やり方/流れや方法/手法/工程/手順
・工程管理システム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方
・工程管理システム開発の見積相場や費用/コスト/値段について
・工程管理システム開発の発注/外注/依頼/委託方法について

工程管理システム開発の進め方と全体像

工程管理システムの開発では、まず自社の製造プロセスや業務フローを正確に把握し、開発のアプローチを決めることが出発点になります。

アプローチには次の3つがあり、開発期間、コスト、カスタマイズ性がそれぞれ異なります。

  • スクラッチ開発
  • パッケージカスタマイズ
  • クラウドSaaS活用

開発は要件定義から始まり、基本設計と詳細設計、開発・実装、テストの順に進んで、導入・運用へ至ります。なかでも要件定義の段階で現場の業務をどれだけ正確にヒアリングできるかが、プロジェクトの成否を左右します。

工程管理システムは製造現場に直結するため、現場の作業員や管理者を巻き込んだ要件定義が欠かせません。また、段階的なリリースも推奨されます。まず一部のラインで試験運用を行ってから、全体に展開するとよいでしょう。

▶ 詳細はこちら:工程管理システム開発の進め方/やり方/流れや方法/手法/工程/手順

ポイント

迷ったときは、要件定義に現場の作業員や管理者が加わっているかを確かめるとよいでしょう。段階的に一部のラインから試すかどうかも、進め方を決める判断材料になります。

工程管理システム開発の費用相場とコスト構造

工程管理システムの開発費用は、システムの規模、機能範囲、開発手法によって大きく変わります。小規模(単一工場・基本的な工程管理機能のみ)なら500万〜1,500万円程度、中規模(複数ライン対応・ERP連携・ダッシュボード機能付き)なら1,500万〜5,000万円程度が目安です。

大規模(複数工場・IoT連携・AI予測機能搭載)になると、5,000万〜2億円以上が相場となります。

費用を左右する主な要因には、次のようなものがあります。

  • 対応する工程数
  • 連携する外部システムの数
  • リアルタイム性の要求度
  • セキュリティ要件の厳しさ
  • モバイル対応の有無

パッケージカスタマイズは、スクラッチ開発と比べて30〜50%のコスト削減が期待できます。ただし、運用開始後のライセンス費用やバージョンアップの対応費用も含めたTCO(総所有コスト)で比べることが重要です。

▶ 詳細はこちら:工程管理システム開発の見積相場や費用/コスト/値段について

ポイント

費用の幅は規模で大きく変わるため、まず自社の規模と連携先の数を整理してから相場を見ると判断しやすくなります。パッケージは運用後のライセンス費用やバージョンアップ対応費用も含めたTCOで比べてください。

工程管理システム開発におすすめの開発会社

工程管理システムの開発を依頼するなら、製造業の業務知識があり、現場の実態を理解している開発パートナーを選ぶことが大切です。選定の基準は、技術力に加えて、工程管理に特有の業務フロー(ガントチャート管理、工程間の依存関係、リソース配分の最適化など)に精通しているかどうかです。

確認したいのは、どのような業種・規模の工場に導入した実績があるかです。あわせて、導入後の定着支援や保守運用の体制がどの程度整っているかも見ておく必要があります。

また、コンサルティングから設計、開発、運用まで一気通貫で対応できる会社であれば、プロジェクト全体を通じて一貫した品質管理が期待できます。そのうえで、複数社から提案を受けて比較検討し、自社に最適なパートナーを見つけることをおすすめします。

▶ 詳細はこちら:工程管理システム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

ポイント

会社を選ぶときは、技術力に加えて、工程管理の業務フローに詳しいかどうかと、近い業種や規模の工場への導入実績があるかで比べると迷いにくくなります。

工程管理システム開発の発注・外注方法

工程管理システムの開発を外注する際は、まず自社の現状課題と導入目的を明確にします。そのうえで、RFP(提案依頼書)を作成し、複数の開発会社に提案を依頼するのが基本的な流れです。

契約形態には「請負契約」と「準委任契約」の2種類があります。要件が明確に固まっている場合は、成果物の責任が明確な請負契約が適しています。一方で、要件の変動が予想される場合や上流工程では、準委任契約が向いています。

発注前に確認すべき事項は、プロジェクト体制、コミュニケーション方法、進捗報告の頻度です。さらに、品質基準、受入テストの方法、保守運用体制は、発注前に詰めておきたい項目です。知的財産の帰属先も、あらかじめ取り決めておく必要があります。

見積もりは、概算見積もりから詳細見積もりへと2段階で進めます。また、複数社の見積もりを比べるときは、金額だけでなく、提案内容の質、体制、実績を合わせて評価することが重要です。

▶ 詳細はこちら:工程管理システム開発の発注/外注/依頼/委託方法について

ポイント

契約形態は、要件が固まっているかどうかで選ぶのが目安です。見積もりは金額だけでなく、提案内容の質、体制、実績を合わせて評価すると判断を誤りにくくなります。

会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。