コンサルティング業界のシステム開発でおすすめの会社は、業務の整理から開発・運用まで伴走でき、プロジェクト別収支や人員アサイン、ナレッジを一つの流れで扱える会社です。
コンサルティング会社の業務は、商品や設備を管理する一般的な業務システムとは異なり、コンサルタントの稼働時間、案件ごとの利益、専門知識、クライアントとの機密情報を扱う点に特徴があります。そのため、単に有名なSIerへ依頼するのではなく、自社の業務フローを理解して要件定義を進められるか、段階的な導入や既存ツールとの連携に対応できるかを確認することが大切です。本記事では、株式会社riplaを最初に、コンサルティングからシステム開発まで相談できる会社を6社紹介し、選び方や発注前の確認事項も解説します。
コンサルティング業界のシステム開発でパートナー選びが重要な理由

コンサルティング業界のシステムは、入力画面を作るだけでは十分な効果が出ません。案件の売上、契約条件、予定工数、実績工数、外注費、請求状況を同じプロジェクト単位でつなぎ、経営と現場が同じ数字を見られる状態が必要です。さらに、提案書や調査資料を再利用できるナレッジ基盤、社外関係者と安全にファイルを共有する仕組みも重要です。
適切なパートナー選定が成否を分ける理由
コンサルタントの仕事では、同じ人でも案件によって役割や単価が変わります。工数を月末にまとめて入力する運用では、案件別の採算悪化に気づくのが遅れます。また、優秀な人材に案件が集中すると、稼働率は高く見えても新規案件を受けられない状態になります。パートナーには、プロジェクト収支、リソース・アサイン、ナレッジ管理を別々の機能としてではなく、業務の一連の流れとして設計する力が求められます。
IPAの「ソフトウェア開発分析データ集」は、工数や工期だけでなく、要求管理や要員スキルもプロジェクト管理の重要なデータとして扱っています(出典:IPA「ソフトウェア開発分析データ集」)。コンサルティング会社のシステムでも、開発会社の経験だけで判断せず、どの業務データを集め、どの経営指標に変えるかを最初に定義することが成功の前提です。
発注前に確認すべきポイント
発注前には、第一に「何を可視化したいか」を決めます。案件別の粗利を見たいのか、アサイン候補を探したいのか、過去資料を検索したいのかで、必要なデータ設計は変わります。第二に、現在使っている会計、勤怠、カレンダー、チャット、ファイルストレージを一覧化します。第三に、クライアント情報やM&A関連資料など、閲覧できる人を厳密に制限する情報を洗い出します。
見積もりを比較するときは、機能数や総額だけでなく、要件定義、データ移行、権限設計、テスト、利用定着支援、運用保守がどこまで含まれるかを確認します。最初から全機能を作るのではなく、工数入力と収支集計をMUSTとして始め、ナレッジ検索やAI連携をWANTとして後から拡張する進め方が、投資リスクを抑えやすいです。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
riplaの強みは、システムを納品して終わりにせず、業務で使われる状態まで考えて支援する点です。コンサルティング業界では、工数入力の負担が大きいと現場に定着しません。カレンダーやチャットの利用状況と連携できるか、入力項目をどこまで減らせるか、管理者が承認しやすいかを、実際の業務フローに沿って検討できます。
また、MUST/WANTの切り分け、請負と準委任の使い分け、IT予算の可視化といった発注側の判断も支援しやすい体制です。要件が固まっていない段階で、いきなり大規模な専用ERPを作るのではなく、まずは案件台帳、工数、経費、請求の連携から始める設計も選択肢になります。
得意領域・実績
幅広い基幹システムの構築・導入経験を活かし、営業・顧客・生産・販売管理など、企業ごとに異なる業務要件へ柔軟に対応できます。コンサルティング会社向けには、プロジェクト別の売上と原価、コンサルタントの稼働、外部パートナーの契約・NDA、提案書や議事録のナレッジを段階的に整理する構想が向いています。
特に、業務を理解してから必要な機能だけを優先する方針と相性がよい会社です。従業員数、案件数、既存SaaSの利用状況によって最適な構成は変わるため、最初の相談では現状の業務フローと困っている集計作業を具体的に伝えると、現実的な提案を受けやすくなります。
NTT DATA|戦略から業務システム導入まで幅広く支援

NTT DATAは、戦略やサービスデザインからテクノロジー、データ活用、アプリケーション開発まで幅広いサービスを提供する大手ITサービス企業です。公式サイトでは、戦略策定、業務プロセスの改善、業務システムの導入まで一貫して支援すると案内しています。
特徴と強み
大規模な組織変革や複数部門をまたぐシステム統合を相談しやすい点が特徴です。クラウド、サイバーセキュリティ、データ基盤など、機密性や可用性が求められる領域の検討にも対応しやすいです。案件管理だけでなく、クライアント向けポータルや社内データ基盤まで含めた全体構想を描きたい会社に向いています。
得意領域・実績
公式のサービス情報では、ビジネス戦略、サービスデザイン、テクノロジー、データ活用、アプリケーション開発・管理などを扱っています。また、BPSでは業務や利用システムに合わせて先進テクノロジーやコンサルティングを組み合わせる方針が示されています。複数拠点や複数法人にまたがる業務標準化、基幹システム刷新、AI活用を組み合わせたい場合に候補となります。
一方で、案件規模や体制によって進め方が大きく変わるため、相談時には対象部門、ユーザー数、連携対象、セキュリティ要件を整理しておくことが重要です。大規模な全体刷新を想定する場合は、初期フェーズの成果物と次フェーズの判断条件を明確にすると、計画を管理しやすくなります。
TIS|企画構想から開発・実装まで伴走

TISは、サービスコンサルティング、クラウドプラットフォーム、セキュリティ、マネージドサービスを組み合わせて提供するIT企業です。公式のAIコンサルティングサービスでは、経営・業務・システム課題の形成から解決策の実現まで、企画構想から導入、開発、実装を支援すると説明しています。
特徴と強み
複数のクラウドや外部サービスを組み合わせ、セキュアなIT基盤として整えることを得意とする会社です。コンサルティング会社で利用する会計、SFA、勤怠、ファイル共有、生成AIなどを一つの製品に置き換えるのではなく、必要なサービスを連携させる構成を検討できます。PoCで終わらせず、現場への実装まで進めたい場合に適しています。
2026年時点では、生成AIを試すだけでなく、業務に組み込んで継続利用できるかが重要になっています。TISは公式サービスで、企画構想から導入・開発・実装までの支援と、企業ニーズに応じたカスタマイズAIアプリの設計・開発を案内しています。コンサルティング会社がAIをナレッジ検索や提案書作成に使う場合も、業務データの整備と権限管理を先に設計する必要があります。
得意領域・実績
公式サイトでは、プラットフォームサービスにおいて、業界・業種別のレギュレーションに配慮しながらシステム構成要素を組み合わせる方針を示しています。AI活用、クラウド移行、セキュリティ、運用までを含め、既存システムと新しい業務アプリケーションを段階的につなぎたい企業が検討しやすいです。
コンサルティング業界で依頼する場合は、工数データをどのシステムから取得するか、ナレッジをどの権限単位で検索させるかを先に確認するとよいです。AI機能を追加する場合も、利用可能な社内文書の範囲、回答の検証方法、ログの保存期間を要件に含める必要があります。
SCSK|業務改善からシステム開発・運用まで総合支援

SCSKは、コンサルティング、システム開発、検証、ITインフラ、運用などを幅広く扱う総合ITサービス企業です。公式の事業紹介では、システム開発やコンサルティングをサービス領域として掲げ、大企業を中心とする幅広い顧客との取引基盤を紹介しています。
特徴と強み
業務改善の相談から、クラウドやデータセンターを含む基盤、アプリケーション開発、検証、保守までを一体で考えられる点が強みです。複数のベンダーや既存システムが関係する案件では、各サービスの責任分界と運用窓口を整理する必要があります。総合力を活かし、開発後の安定運用まで重視したい場合に候補となります。
得意領域・実績
SCSKは、公式サイトでCAE業務の高度化や自動化、効率化、DXを支援するエンジニアリングサービスも紹介しています。また、Salesforceについては、コンサルティングからシステム構築、運用までを支援するサービスの提供実績が公表されています。特定の業務SaaSを中心に、周辺のデータ連携や運用を整えたいケースに向いています。
選定時には、SCSKが提供する標準サービスを使う範囲と、自社専用に追加開発する範囲を分けて確認します。案件収支の計算式やアサインルールなど、業界固有の業務をカスタマイズする場合は、標準機能との差分と将来の保守方法を見積書に明記してもらうことが大切です。
富士通|企画・設計・開発から運用まで一貫対応

富士通は、経営課題の整理、企画・コンサルティング、設計・開発、システム基盤構築、運用まで幅広く提供する総合IT企業です。富士通Japanソリューションズ東京の公式情報でも、企画・設計・開発・テスト・リリース後のサポートまでプロジェクトを推進すると説明されています。
特徴と強み
大規模な基盤や高い可用性が必要なシステムを、企画から運用まで長期的に支援できる点が特徴です。情報システム部門のIT業務、ITスキル、ITコストを可視化し、あるべき姿を描くコンサルティングサービスも公開されています。社内に専任のIT人材が少なく、運用やアウトソーシングまで含めて相談したい場合に検討しやすいです。
得意領域・実績
クラウド、業務アプリケーション、セキュリティ、公共・金融など、信頼性を重視する領域の開発・運用に強みがあります。コンサルティング業界で依頼する場合は、クライアントとの共有ポータル、プロジェクトごとのアクセス制御、監査ログ、バックアップなどの非機能要件を含む全体設計を相談できます。
ただし、利用人数や対象範囲が小さい場合は、必要以上に大きな構成にならないよう注意が必要です。最初の段階で、最低限の利用部門と将来の拡張範囲を分け、標準サービスで対応できる部分と個別開発が必要な部分を確認することが重要です。
野村総合研究所|業務コンサルティングとITソリューションを融合

野村総合研究所は、調査・コンサルティング、ITソリューション、運用サービスを組み合わせて提供する企業です。経営や事業の課題を起点に、業務の変革とそれを支えるシステムを一体で検討したい企業に適しています。
特徴と強み
経営課題や事業戦略とIT投資を結びつけて考えられる点が強みです。コンサルティング会社では、案件の採算だけでなく、どのサービスを伸ばすか、どのスキルを社内に残すか、どの業務を外部パートナーへ任せるかを判断する必要があります。経営管理の指標から業務・システムのあるべき姿を設計したい場合に候補となります。
得意領域・実績
金融や流通などの業界知見を生かした業務改革、データ活用、システム企画などを重視する企業です。自社のナレッジを事業資産として管理し、経営会議で案件ポートフォリオを分析したい場合は、単なるタスク管理ツールよりも、経営管理・業務・データ基盤をつなぐ構想が必要になります。
相談時には、業務コンサルティングの成果物をそのままシステム要件へ落とし込む手順を確認します。構想策定、RFP作成、開発会社選定、導入後の効果測定までのどこを任せるかを明確にすると、支援範囲を比較しやすくなります。
コンサルティング業界のシステム開発パートナー選びのポイント

6社にはそれぞれ得意な規模や支援範囲があります。会社名だけで決めず、自社の課題と提案内容を同じ条件で比較してください。とくにコンサルティング業界では、無形の知的サービスをどのようにデータ化するかが成否を分けます。
実績と経験の確認方法
「コンサルティング会社の導入実績がある」という説明だけでなく、どの業務を、どのデータ単位で管理したかを確認します。プロジェクト別収支なら売上・予定原価・実績原価・粗利の定義、アサイン管理ならスキル・稼働率・予定期間の扱いを質問します。可能であれば、匿名化した画面や要件定義書のサンプルを見せてもらうと、理解度を判断しやすいです。
技術力と専門性の評価
技術名の多さより、既存環境と将来の変更を見据えた設計ができるかを評価します。会計や勤怠とのAPI連携、カレンダーからの稼働予定取得、社外ユーザーの権限管理、文書検索のアクセス制御など、実際の利用場面に沿って質問してください。生成AIや社内RAGを使う場合は、学習データへの利用可否、回答の根拠表示、ログ、誤回答時の確認フローも確認が必要です。
プロジェクト管理体制の確認
提案時の営業担当者と、実際に要件定義・設計を担当する責任者が誰かを確認します。定例会議の頻度、課題管理の方法、仕様変更の承認ルール、テスト参加者、リリース後の問い合わせ窓口が明確になっていることが重要です。請負契約で仕様を固定する部分と、準委任契約で業務理解を深めながら進める部分を分けると、要件の不確実性にも対応しやすくなります。
IPAは、過去のプロジェクト実績を用いて見積もりモデルを作る方法として、最低3件、推奨10件程度の実績データを使うCoBRA法の支援ツールを公開しています(出典:IPA「CoBRA法に基づく見積り支援ツール」)。見積もりを一度で確定させるのではなく、自社の実績工数を次の開発に活かせる会社かどうかも、長期的な選定基準になります。
よくある質問

コンサルティング業界のシステム開発では、費用、SaaSとスクラッチの判断、導入の進め方について多くの質問があります。ここでは、発注前に確認しておきたいポイントを簡潔に回答します。
コンサルティング業界のシステム開発費用はいくらですか?
機能範囲、連携数、ユーザー数、セキュリティ要件で大きく変わるため、一律の価格はありません。リサーチノートでは、中〜大規模のプロジェクト収支・リソース・ナレッジ基盤を含む開発費を1,800万〜4,000万円以上の目安として整理していますが、これは個別見積もり前の参考レンジです。まずMUST機能を絞り、概算と詳細見積もりを分けて依頼してください。
SaaSの組み合わせと専用システム開発はどちらがよいですか?
標準的な案件管理、勤怠、経費精算だけで業務が回るなら、SaaSを組み合わせる方が早く導入しやすいです。一方、案件ごとの複雑な原価計算、独自のアサインルール、機密文書の細かな権限、複数ツールをまたぐ自動集計が重要なら、追加開発や専用システムを検討します。最初はSaaSと小規模な連携開発で始め、利用実績をもとに専用機能を広げる方法も現実的です。
システム開発は何から始めればよいですか?
最初に、案件の売上・工数・外注費・請求をどの単位で集計したいかを決め、現在の業務フローと利用中のツールを整理します。次に、工数入力の負担、ナレッジの散在、権限管理などの課題を優先順位づけし、MUST/WANTを分けた簡易RFPを作成します。その資料をもとに2〜3社へ同じ条件で相談すると、提案と費用を比較しやすくなります。
まとめ

コンサルティング業界のシステム開発では、プロジェクト別収支、リソース・アサイン、ナレッジ管理、セキュアな情報共有を一つの業務設計として考えることが重要です。株式会社riplaは、コンサルティングから開発、導入後の定着までを一気通貫で支援しやすい会社です。大規模な全体構想はNTT DATA、クラウドやAIの実装はTIS、開発から運用までの総合力はSCSK、基盤や長期運用は富士通、経営・業務・ITを結びつけた改革は野村総合研究所というように、自社の課題と規模に合わせて比較してください。
最初からすべてを刷新する必要はありません。工数入力と収支集計をMUSTとして小さく始め、利用状況を見ながらアサイン予測、ナレッジ検索、クライアントポータルへ広げることで、現場の負担と投資リスクを抑えられます。提案時には、実績、担当体制、連携方法、権限設計、保守範囲、費用の前提条件を同じ観点で確認することをおすすめします。
参考にした主な情報源は、NTT DATA「サービス」「NTT DATAのコンサルティング」(https://www.nttdata.com/jp/ja/services/)、TIS「TISプラットフォームサービス」「AIコンサルティングサービス」(https://www.tis.jp/)、SCSK「事業紹介」「エンジニアリング支援サービス」(https://www.scsk.jp/)、富士通Japanソリューションズ東京「事業内容」(https://www.fujitsu.com/jp/group/fjjs/business/)、野村総合研究所「サービス・ソリューション一覧」「DXビジネス・システム企画支援」(https://www.nri.com/jp/service/solution/index.html)、IPA「情報セキュリティ10大脅威2025」「ソフトウェア開発分析データ集」「CoBRA法に基づく見積り支援ツール」(https://www.ipa.go.jp/)です。各社のサービス内容や提供条件は変更される可能性があるため、発注前に公式サイトで最新情報を確認してください。
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
