議事録作成システムの機能は、作成支援、実行管理、検索、権限と連携の4つの領域に分けて選びます。
AI文字起こしだけでなく、決定事項の管理や既存ツールとの接続も確認すると、会議後の作業に合う機能が見えてきます。導入の全体像は議事録作成システムの完全ガイドで確認できます。
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AI文字起こし・要約などの作成支援機能

議事録作成システムの中核は、会議の発話を記録し、読める議事録の形に整える作成支援機能です。現場の担当者が日々触れる部分でもあり、システムの「入り口」にあたります。
作成支援が弱いと、結局は担当者が手作業で書き直すことになり、導入の意味が薄れます。一方で、ここが充実していれば、議事録作成の負担は大きく減ります。
音声文字起こしと話者分離の機能
音声文字起こしは会議の音声をテキストにする機能で、話者分離は発言者を記録する機能です。実際の会議環境に当てはめて、次の3点を確認します。
- 音声の取り込み:オンライン会議や録音の入力方法
- 話者の識別:発言者の区別と、誤認識を修正できるか
- 専門用語の対応:社内用語や略語を登録し、調整できるか
文字起こしを完全な記録と決めつけず、重要な発言や数値は人が見直せる編集手順を用意しておきます。
要約・論点抽出と編集の機能
要約・論点抽出は、長い会話から議題、結論、未決事項を取り出して整理する機能です。
- 項目ごとの整理:議題、決定事項、宿題をテンプレートの欄へ振り分けます。
- 編集と確認:作成者による表現や機密情報の確認と修正
- 会議別テンプレート:会議の種類に応じた記録項目の切り替え
特に、重要な決定や担当者を取り違えないかは、自社の会議データを使ったデモや試用で確かめます。
決定事項・アクションアイテムの管理機能

議事録は、決まったことを実行に移す起点として役立つべきものです。そのため、決定事項やアクションアイテムを項目ごとに分けて管理できる機能は、議事録作成システムの価値を大きく左右します。
記録としての議事録に実行管理の機能を重ねると、会議が成果につながります。
タスク化と担当・期限の管理機能
アクションアイテムは、担当、期限、作業内容を記録して、会議後の実行につなげるための項目です。
- タスク化:議事録から、担当と期限を付けた項目を作成します。
- 進捗確認:未完了や期限超過の項目を一覧で見られるか
- リマインド:担当者への通知の時期と方法の設定
- 次回会議への反映:前回の宿題を次の会議の議題に載せる
既存のタスク管理ツールと連携する場合は、担当者や期限を更新する先が二重にならないよう、運用を決めておきます。
議事録の承認・確定ワークフロー機能
承認ワークフローは、議事録をドラフトから正式版に確定するまでの手順を管理する機能です。
- 承認者の設定:会議体や機密区分に応じた確認者の指定
- 確定状態:草案、確認中、確定などの状態の区別
- 変更履歴:確定後の修正者、日時、変更内容の記録
軽い共有メモと正式な意思決定の記録では、求められる管理の厳しさが異なります。そのため、文書の扱いに合わせて承認の段階を設計します。
全文検索・タグなどのナレッジ活用機能
蓄積された議事録は、検索して活用できてはじめて組織の資産になります。「作って保存しただけ」で誰も見返さない議事録は、結局スペースを取るだけのデータです。
過去の議事録を素早く探し出し、必要な情報にたどり着けるナレッジ活用機能が、システムの中長期的な価値を決めます。
全文検索とタグ・カテゴリ分類の機能
全文検索は議事録の本文から必要な記録を探す機能で、タグやカテゴリは関連する会議をまとめて見るための機能です。
- 検索対象:本文、会議名、参加者などが検索の対象になるか
- 絞り込み:部署・案件・会議種別・期間の条件で探せるか
- 分類ルール:タグの付け方と管理担当の決定
検索結果から決定の経緯をたどれるか、また、アクセス権のない議事録が結果に表示されないかを試します。
共有・通知と情報ルーティングの機能
共有・通知は、確定した議事録を必要な関係者に届ける機能です。
- 宛先の設定:会議参加者や関係部署の指定
- 通知の制御:重要度や会議種別に応じた通知先の絞り込み
- 閲覧状況:必要な場合に、確認の状況をつかめるか
全員への一律通知は避けて、通知の頻度と手段を組織の運用に合わせます。
権限・監査ログと外部連携の機能

議事録には、人事・経営・取引条件など、機密性の高い情報が含まれます。だからこそ、誰がどの議事録を見られるかを制御する権限管理と、操作履歴を残す監査ログは欠かせない機能です。
議事録作成システムは単独では完結せず、既存のグループウェアやスケジュール、チャットと連携することで価値が高まります。
権限設定・監査ログとセキュリティ機能
権限と監査の機能は、機密性の高い議事録を適切な範囲で扱うために必要です。
- 閲覧・編集権限:会議体や文書ごとの設定
- 認証とアクセス制御:多要素認証や接続条件の確認
- 監査ログ:閲覧、編集、共有などの操作履歴の記録
- データ保護:保存・通信時の暗号化や保持期間の確認
人事・経営・取引情報などを含む会議では、利用者の追加や異動、退職に伴う権限変更も運用の手順に含めておきます。
Google Workspace・Microsoft 365連携機能
既存のグループウェアと連携すると、会議の予定、記録、共有を一つの流れで扱えるようになります。
- 予定の取り込み:カレンダーから会議情報とひな型を作成
- 会議データの連携:オンライン会議の録音や文字起こしを取り込む
- 確定版の共有:チャットやストレージへ、必要な範囲で送ります。
- 外部API:CRMやタスク管理への連携項目と権限
接続先と認証方式、書き込み権限を事前に確かめ、連携に失敗したときの再処理も決めておくと、重複登録を防げます。
標準機能と差別化機能の見分け方
多くの議事録作成システムに共通して備わる標準機能と、製品ごとに差が出る差別化機能があります。
両者を見分けられると、機能比較で「どの製品でも当たり前のこと」に惑わされず、本当に評価すべき差に集中できます。差別化機能には、モバイル対応やAI活用などがあります。
どの製品にもある標準機能の一覧
標準機能は、製品を比べる前に必要条件として確かめます。
- 基本情報:日時、参加者、議題の記録
- 作成・編集:本文やテンプレートの編集
- 共有・保存:関係者に届けることと、過去の記録の保管
- 実行項目:決定事項やアクションアイテムの記録
機能があるかに加えて、会議の進め方に合わせてテンプレートや共有範囲を設定できるかも確かめます。
モバイル対応・AI活用などの差別化機能
差別化機能は、自社の課題に合う場合に比較の対象に加えます。
- モバイル対応:外出先での確認・編集と端末管理の試用
- AI検索:過去の議事録から論点を探す用途
- 生成AI連携:回答の根拠、機密情報の扱い、利用権限
機能の便利さで選ぶ前に、対象業務、データの扱い、誤りを確かめる担当者を決めておきます。
まとめ
議事録システムは、作成支援、決定事項の実行管理、検索・共有、権限・外部連携を組み合わせて使うものです。文字起こしや要約に加えて、承認や編集、会議後のタスク管理まで確認の対象に含めます。
製品を比べるときは、会議の運営方法や機密性に照らして、既存ツールと運用担当の体制も踏まえながら必要な機能を選びます。riplaは、既存ツールとの連携や独自の運用要件に合わせたシステム設計を支援しています。
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会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
