農業向け農産物トレーサビリティシステムは、圃場から選果、加工、出荷先までを一つの流れでつなぐ必要があります。そのため、現場入力とロット追跡を両立できる会社を、業務範囲から導入後の定着まで確かめて選ぶことが大切です。
- 自社の業務範囲と現場の運用の整理、必要な機能の比較
- 支援範囲と、対象業務への適合性の確認
- 候補サービスの機能と、現場での使いやすさの比較
- 既存設備・データとの連携方法の確認
- 導入後の定着支援と、運用条件の事前確認
農産物の履歴管理は、QRコードを発行するだけでは完結しません。複数の圃場の収穫物が選果や荷造りで混ざること、通信が不安定な場所で記録すること、取引先ごとに異なるデータ形式へ連携することまで考える必要があります。riplaを最初に、農業・食品・自動認識・IoTの公開情報を確認できる5社を加えた計6社を、得意領域と確認事項が分かる形で紹介し、費用、PoCの進め方、発注前の質問も見ていきます。
▼全体ガイドの記事
・農業向け農産物トレーサビリティシステム開発の完全ガイド
・業務システム開発を依頼する会社の選び方やRFPの作り方については、無料ホワイトペーパー「業務システム開発の完全ガイドブック」で詳しく解説しています。
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農業向け農産物トレーサビリティシステムのパートナー選びが重要な理由

農業向け農産物トレーサビリティシステムでは、生産現場の記録と食品サプライチェーンの管理を一つの流れとして設計する必要があります。そのため、会社を選ぶときは、知名度や機能数に加えて、どの単位で履歴を残すか、現場の入力負担をどう下げるか、異常時に何分で対象ロットを絞り込めるかを確かめることが大切です。
適切なパートナー選定が成否を分ける理由
工場のトレーサビリティは工程が固定されているケースが多い一方、農業では圃場ごとに作型、品種、作業日、使用資材、収穫量が変わります。さらに、収穫ロットが選果場で分割され、複数圃場の原料が一つの製品ロットに統合されることもあります。
この変換を記録できなければ、商品から原料をたどるトレースバックも、問題の原料から出荷先を洗い出すトレースフォワードも正確に実行できません。そのため、候補会社には、圃場ID、生産者ID、作付けと、資材・収穫・出荷の各ロットをデータモデルへどう落とし込むかを説明してもらいます。
デモでは、正常な出荷だけでなく、ロットの分割・統合や返品・廃棄、訂正、通信断からの同期まで見せてもらうと、導入後の使い勝手を見極められます。
発注前に確認すべきポイント
発注前には、対象品目と拠点、利用者数、繁忙期の入力件数を整理します。そのうえで、既存の営農管理や販売管理、WMS、会計システムと、取引先とのCSVやAPI連携を一覧にします。目的が法令対応なのか、ブランド情報の公開なのか、事故対応の時間短縮なのかによって、必要な機能と費用は変わります。
費用は、公開価格が少ないため単純に比べられません。農林水産省の令和7年度事例集では、タブレットを使った工程管理アプリの導入・運用コストが「数十万円程度」と紹介されていますが、これは加工品製造の事例です。
農業の圃場入力、選果場、外部連携、消費者向け公開を加える場合は、別の見積もりになると理解しておく必要があります(出典:農林水産省「企業リスクから考えるトレーサビリティ 取組事例集」、令和8年3月)。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる会社です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を生かし、ビジネスの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。
営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
農業向け農産物トレーサビリティシステムでは、現場の要望をそのまま機能へ足し続けると、入力画面が複雑になり、登録率が下がるおそれがあります。そこで、riplaは業務の流れを整理して必要なデータ項目を絞り、利用者が使い続けられる仕組みに落とし込む相談先として期待できます。
圃場や生産者の情報は、社内で管理する範囲と、取引先や消費者へ公開する範囲を分けて設計します。個別開発を検討する場合は、要件定義や画面設計からAPI連携、テスト、運用改善までの担当範囲を、初回相談で確認します。
特に、ロットの分割・統合やオフライン入力といった機能を、標準機能と追加開発のどちらで実現するかを確認すると、見積もりの前提が明確になります。既存の販売・在庫システムとの連携や権限管理も、同じ観点で確かめます。
得意領域・実績
営業・顧客・生産・販売管理などの基幹業務を横断して整理したい企業や、既存システムが複数あり、データのつなぎ方から相談したい企業に向いています。
農産物の専用パッケージを導入するだけでなく、自社の業務に合わせた仕組みを作りたい場合は、まず対象品目、拠点、出荷経路を絞ったPoCの設計を依頼すると、比較しやすくなります。
農業向けの導入可否は、農薬や肥料の記録、作業写真、圃場位置といった項目を、どの粒度で実装するかで判断します。出荷ロットの管理も同じ観点で確認します。「農業に対応できます」という説明では判断材料が足りないため、実際の帳票や現場の通信条件を示し、画面モックやデータの流れで提案してもらうことが大切です。
株式会社サトー|バーコード・自動認識を活用した現場管理

株式会社サトーは、食品工場向けトレーサビリティソリューション「Trace eye FOOD-Pro」を公開している会社です。
原材料の入出庫・移動・計量・投入、製造、製品在庫などを管理し、バーコードやQRコードなどの自動認識技術を使って、現場のモノとデータをひも付ける考え方を示しています。そのため、農産物そのものに加えて、選果・加工工程まで追跡したい案件で比較候補になります。
特徴と強み
サトーの強みは、ラベル、プリンター、スキャナーなどの自動認識機器と業務システムを組み合わせ、作業者が手入力する箇所を減らしやすい点です。
公式情報では、Trace eye FOOD-Proはクラウド版とオンプレミス版の導入形態を示し、拠点をまたいでデータをまとめることや、段階的な導入にも触れています。
圃場や集荷拠点で発行した識別子を選果・加工・出荷で使い回せるかが、農業案件での確認ポイントになります。
得意領域・実績
食品工場や選果・包装ラインで、ロット別の在庫と期限を一体で管理したい企業に向いています。投入原料や製造実績も同じ仕組みで扱いたい場合に、検討しやすい候補です。
サトーが公開する不二家の事例では、膨大な帳票から工程を追跡する負担に対し、原料使用の指示・警告やデータ化を進めています。
事例の業種と自社の農産物業務は同一ではないため、圃場から工場までの前工程をどこまで支援できるか、農家・JAとのデータ受け渡し方式を問い合わせる必要があります。
日本電気株式会社(NEC)|農業IoTとクラウド連携の組み合わせ

日本電気株式会社(NEC)は、農業ICTで温度・湿度などの環境データや作業履歴をクラウドで管理する構成を公開しています。
また、青果の選別・加工・輸送・保管・販売までの状態を追跡する安全品質トレーサビリティの考え方も示しています。圃場の生産履歴と物流品質を合わせて見たい企業にとって、IoT連携を含む候補です。
特徴と強み
センサーで収集したデータをクラウドへ集め、農場・集荷・物流の状態を見えるようにする設計と相性が良い会社です。
トレーサビリティでは、記録を残すだけでなく、温度逸脱や異常値を検知したときに誰へ通知し、どのロットを保留するかまで運用を決める必要があります。
IoTやクラウドを含めて相談できるNECのような会社は、品質管理を高度化したい場合に検討の対象になります。
得意領域・実績
施設園芸、集荷場、冷蔵・輸送など、センサーを設置して環境情報を蓄積したい企業や、複数拠点のデータを統合したい自治体・JAに適しています。
公式の農業ICT情報は、環境データと作業履歴の一元管理を示していますが、圃場ごとの資材ロットや収穫ロット、出荷先まで扱えるかは案件ごとに確認します。導入時には、センサーの電池交換や通信圏外での保存、データ欠損時の扱いを、見積もりの前提として押さえます。時刻の同期や機器の保守費も、同じ見積もりで確かめます。
IoTの導入自体が目的になると、データは増えても事故対応が速くならないため、まず「温度逸脱を何分以内に検知するか」「回収対象を何分以内に一覧化するか」といったKPIを設定することが大切です。
株式会社NTTデータ|食農データを生産・流通・販売へつなぐ取り組み

株式会社NTTデータは、食農・農業の分野で、営農支援プラットフォーム「あい作」やAI・画像解析、ドローンなどを活用し、生産から消費までの関係者をつなぐ取り組みを公開しています。
「あい作」では、産地の栽培情報を見られるように整理し、生産履歴の電子提出やデータ活用を支援しています。農業向け農産物トレーサビリティシステムを地域やサプライチェーン全体へ広げたい場合のSI候補になります。
特徴と強み
NTTデータの特徴は、単一の農場アプリにとどまらず、JAや自治体など複数の関係者が参加するデータ連携を構想しやすい点です。
産地ごとに異なるコードや帳票を整理し、共通の識別子を置いたうえで、APIやCSVを組み合わせます。場合によっては、データスペースの考え方も取り入れます。そのため、取引先が増えても運用を続けやすくなります。
得意領域・実績
JAや自治体を含む大規模な産地や、複数の生産者と販売先をまたぐプロジェクト、既存の基幹システムやデータ分析基盤と連携したい企業に向いています。
公式サイトでは、JA香川県のブロッコリー出荷予測システムの事例が公開されており、栽培計画から出荷状況までの取り組みを確認できます(出典:株式会社NTTデータ「ブロッコリーの出荷予測システムを活用」)。一方で、広域基盤の構想は、初期の関係者調整やデータ標準化に時間がかかる可能性があります。
最初の提案では、全地域を一度に対象にせず、1品目・1JA・1出荷経路で登録率、検索時間、連携エラー率を測るPoCに分けられるかを確認します。また、公開されている「あい作」の機能が自社のロット管理要件をそのまま満たすとは限らないため、個別の適合性確認が必要です。
株式会社オプティマ|ICタグと食品業務の組み合わせ

株式会社オプティマは、ICタグを利用した食品の生産履歴管理、原料生産地から小売までの流通履歴管理を提案している会社です。
公式情報では、鶏卵流通において、農場から納品先までの温度情報、原料・製品の移動履歴、ロット単位の入荷・投入・出荷時間を一元的に管理する構成が紹介されています。そのため、食品履歴と自動認識を組み合わせたい企業にとって、比較候補になります。
特徴と強み
ICタグやアンテナを使えば、容器やラックなどの識別を自動化し、現場の読み取り漏れや入力作業を減らせる可能性があります。
特に、集荷された農産物が短時間で選別・加工・出荷される現場では、手書きの転記を減らしながら、移動時刻や温度情報を残せる点がメリットです。
タグの単価と読取距離に加え、金属や水分の影響、洗浄・再利用の方法も、実機で検証します。
得意領域・実績
鶏卵のように容器・ラック・パック単位で流通し、農場から小売までの履歴と温度をつなぎたい企業や、RFIDを含む自動認識を重視する食品事業者に向いています。
農産物へ展開する場合は、収穫ロットとICタグの関係や、選果で混合したときの親子ロットを確認します。QRコードとの併用や、既存の計量器・ラベル発行機との接続も、同じ流れで見ておきます。
オプティマの公式情報には、過去の農林水産省補助事業を基にした構築事例が掲載されています。ただし、導入時期や現在のサポート体制、農産物案件で利用できる機器は、個別に確認が必要です。そのうえで、実際の見積もりでは、タグ・アンテナ・ハンディ端末などの機器費と、システム開発・保守費を分けて提示してもらいます。
株式会社日立プラントサービス|食品工場の原料・製造履歴の追跡

株式会社日立プラントサービスは、店頭製品から流通、加工、原料生産までの履歴を明確にし、食品事故時の原因特定や回収範囲の特定を支援するトレーサビリティシステムを公開しています。
原料・製造履歴のトレース、同一原料から生じた波及製品群のトレース、RFIDによる自動記録などを特徴として示しています。農産物を加工する食品工場との連携を重視する企業に向いています。
特徴と強み
原料から最終製品を追う遡及トレースと、問題の原料から出荷先や波及製品を洗い出す追跡トレースの両方を意識した設計が特徴です。
加工工程で農産物のロットが変換される場合は、出荷履歴だけでなく、原料ロットと製造ロットの関係を保存する必要があります。
食品工場の設備や温度などの製造条件、現場の自動記録を一体で検討したい場合には、専門性を生かせる候補です。
得意領域・実績
調理食品や加工食品、精米、穀物などの工場で、製造実行管理や設備データとトレーサビリティを連携したい企業に適しています。食品工場向けの納入実績として、日立プラントサービスは国内外の食品業種で100件以上を掲げています。ただし、これは食品プラント全般の実績です。
自社の農産物と同じ品目や同じ加工工程が含まれるかは、提案時に確認します(出典:株式会社日立プラントサービス「食品プラント」)。また、農場側の入力を別会社や既存営農システムで行う場合は、原料ロットを受け取るAPIやCSVの仕様と、受け取ったデータの検証ルールを先に合意します。
工場側だけが詳しくても、上流の圃場IDや収穫日時が欠ければ追跡範囲は狭くなります。そのため、全工程で、どこまでを誰が受け持つかと、障害時の問い合わせ窓口をRFPに明記しておくことが大切です。
農業向け農産物トレーサビリティシステムのパートナー選びのポイント

6社は同じ製品を販売しているわけではなく、得意領域もそれぞれ異なります。現場の自動認識や農業IoT、食農データ連携、食品工場、消費者向けの履歴公開のように分かれています。
価格順に並べるのではなく、自社の課題に合う候補を2〜3社へ絞り、同じ前提のRFPで比較することが大切です。
実績と経験の確認方法
実績を聞くときは、「農業案件がありますか」だけで終わらせず、対象品目や圃場数、生産者数を確かめます。さらに、出荷量や選果・加工の有無、ロット分割・統合の扱い、導入後の登録率まで聞きます。
守秘義務で社名を出せない場合でも、業務フローを匿名化した画面やデータ例を見せてもらえるかで、経験の深さを判断できます。また、トレースバックとトレースフォワードを同じデータから再現できるかを確認します。
例えば、出荷ロットを入力したときに使用した収穫ロット、圃場、資材まで表示できるかを確かめます。農薬ロットを指定したときに影響する出荷先や製品を一覧化できるかも、実データに近いサンプルで試します。
技術力と専門性の評価
技術の名前より、識別子やロット、権限の扱いを先に確認します。監査ログやバックアップ、連携方式も、同じ視点で見ておきます。なお、GS1の識別体系を採用する場合は、商品識別のGTINだけでなく、ロット番号や期限などの属性を、どの項目として扱うかを整理します。
QRコード、バーコード、RFIDのどれが適するかは、現場の読み取り距離や汚れ、水分によって変わります。容器や費用、既存機器も判断材料になります。また、通信の弱い圃場では、オフラインで入力し、電波が戻ったときに同期できることが欠かせません。
同期の重複や、同じロットを複数端末で更新した場合の競合を確かめます。端末紛失時の遠隔ロックや、季節雇用者のアカウント期限も確認します。ブロックチェーンの採用より、入力前のデータを誰が確認し、訂正履歴を残し、公開データを誰が承認するかの方が、運用上の重要度は高くなります。
プロジェクト管理体制の確認
要件定義や現場ヒアリングの担当者、開発とテストの責任者、導入後のサポート窓口を確認します。見積書は、要件定義から保守までを工程ごとに分けてもらいます。そのうえで、どこまでが標準機能で、どこからが追加費用かを明らかにします。
開発費の目安として、製造系システムでは要件定義10〜12%、設計・環境構築22〜24%、実装48〜50%、テスト15〜17%程度という配分が使われることがあります。ただし、これは農産物案件の公表価格ではなく、計画を考えるための推定目安です。規模の目安は、少数拠点のクラウド導入・設定で初期20万〜100万円程度、既存パッケージの導入で100万〜500万円程度です。
複数生産者・選果・外部連携を含む個別開発では500万〜2,000万円程度、大規模なサプライチェーン基盤では2,000万〜1億円以上と考えられます。いずれも農産物専用システムの一律価格ではなく、利用者数や拠点数、連携、センサー、公開サイト、保守を前提にした推定です。初期費用だけでなく、年間保守やクラウド、端末、通信、脆弱性対応も含めて比べます。
よくある質問(FAQ)

農業向け農産物トレーサビリティシステムを検討する企業から、よく寄せられる質問に回答します。法律上必要な記録と、ブランド価値を高める任意の情報公開を分けて考えることが大切です。
農業向けトレーサビリティにQRコードは必須ですか?
QRコードは便利な識別手段ですが、必須とは限りません。紙やバーコード、RFIDなどを組み合わせ、現場で確実に記録できる方式を選びます。スマートフォン入力や既存の伝票も選択肢に入ります。
消費者向けに栽培履歴を見せる場合はQRコードが使いやすい一方、選果場の高速処理ではバーコードやRFIDが適することもあります。
農産物トレーサビリティシステムの費用相場はいくらですか?
少数拠点のクラウド導入なら初期20万〜100万円程度、パッケージ導入なら100万〜500万円程度、複数拠点・外部連携を含む個別開発なら500万〜2,000万円程度が一つの推定目安です。さらに、大規模な基盤は2,000万〜1億円以上になる可能性があります。
ただし、農産物専用の統一価格ではなく、農林水産省の事例で示された数十万円程度のアプリ導入から、センサー・連携・公開機能を含む大規模開発まで幅があります。対象範囲を明記した相見積もりが必要です。
農業のトレーサビリティは法律で義務付けられていますか?
対象となる食品や取引によって求められる記録や表示が異なるため、すべての農産物に同じシステム義務があると考えるのは適切ではありません。
農林水産省は食品トレーサビリティの関係資料や、米について取引記録の作成・保存、産地情報の伝達を案内しています。
自社では、扱う品目や取引形態を確認し、保存期間や表示義務を踏まえて、法令対応の記録と任意の栽培ストーリーを分けて設計します(出典:農林水産省「トレーサビリティ関係」「米を取引する際に守るべき法律」)。
最初から全農場・全品目をシステム化すべきですか?
最初から全範囲を対象にせず、1品目・1拠点・1つの出荷経路でPoCを行う方法が安全です。登録率や1件あたりの入力時間、バーコードの読み取り成功率、ロット検索に要する時間を測ります。連携エラー率や問い合わせ件数も見たうえで、現場が使えると確認できてから対象を広げます。
通信断や返品・廃棄などの例外処理もPoCに含めると、本番後の手戻りを抑えられます。
まとめ

農業向け農産物トレーサビリティシステムは、生産から販売までの履歴を、ロット単位で正しくつなぐ仕組みです。生産の段階では、生産者、圃場、作業、資材の履歴を記録します。収穫、選果、出荷、加工、販売の履歴も、同じロットでつなぎます。
おすすめの開発会社は、目的に応じて比べます。riplaは業務整理から開発まで相談できる会社、サトーは自動認識に強い会社です。
NECは農業IoTとクラウドを扱う会社、NTTデータは食農データ連携を構想できる会社です。オプティマはICタグと食品履歴を組み合わせる会社、日立プラントサービスは食品工場の追跡に強い会社です。
対象範囲とKPIの設定
候補会社へ相談する前に、対象品目や圃場数、生産者数、出荷経路を一枚に整理します。既存システムや必要な保存期間、外部公開の有無も、同じ一枚に書き出しておきます。
そのうえで、登録率、入力時間、トレースバックとトレースフォワードの検索時間、回収対象の特定時間をKPIに設定します。価格とあわせて、現場で入力され、緊急時に役立つかを見ることが重要です。
候補会社への同条件での相談
農業向け農産物トレーサビリティシステムの導入は、1社の説明だけで決めず、同じRFPを複数社へ渡して比較します。
各社のデモでは、正常系に加えて、通信断やロット混合の場面も見せてもらいます。残る例外として、次の4つも確かめます。
- 返品・廃棄
- 訂正
- 権限不足
- 連携エラー
保守や教育、セキュリティ、将来の拡張費まで確認します。小さく検証し、データ品質と現場定着を確かめてから広げることが、失敗を避ける近道です。
▼全体ガイドの記事
・農業向け農産物トレーサビリティシステム開発の完全ガイド
▼RFP作成前に読みたい無料ホワイトペーパー
・業務システム開発の完全ガイドブック
・スクラッチシステム開発の完全ガイドブック
・【2026年最新版】AI駆動開発の完全ガイドブック
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
