Amazon Auroraのシステム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

Amazon Auroraのシステム開発会社は、AWS上のDB構成だけでなく、業務システム全体をどこまで一貫して支援できるかで選ぶのが基本です。

比較対象は株式会社riplaを含む6社で、CRM・SFA・MA・ECの開発、Oracle・SQL Server・MySQL・PostgreSQLからの移行、費用と技術の観点で比べます。

  • Auroraと業務アプリ
  • 既存DB移行
  • 監視・運用改善

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・Amazon Auroraのシステム開発の完全ガイド

Amazon Auroraのシステム開発でパートナー選びが重要な理由

Amazon Auroraのシステム開発パートナーを検討するイメージ

Amazon Auroraは、MySQL互換またはPostgreSQL互換のマネージド型リレーショナルデータベースです。Auroraは、コンピュートと分散ストレージを分離して、バックアップや障害検出などの運用負担を減らせます。一方で、業務システムの最終的な成果は、顧客マスタ、案件、活動履歴、権限、外部連携をどう設計するかで左右されます。

適切なパートナー選定が成否を分ける理由

Auroraは、アプリケーションからWriterエンドポイントへ更新処理を送り、Readerエンドポイントへ参照処理を振り分ける構成を取りやすいデータベースです。複数のAZにリーダーを配置すれば可用性と読み取り性能を高められますが、接続数、トランザクション、SQL、障害時の切り替えを考慮しないと、期待した性能になりません。

特にCRMやSFAでは、営業担当者が一斉に検索する時間帯と、夜間に集計や連携を行う時間帯で負荷が変わります。また、AuroraはOLTP向けのデータベースで、営業履歴や受注情報の登録・検索には適していますが、巨大な分析処理までAuroraだけで担わせると、日中の業務処理に影響する可能性があります。

分析処理をS3、Athena、Redshift、QuickSightなどへ分ける判断まで含めて提案できる会社なら、将来のデータ活用を見据えた設計を立てやすくなります。

発注前に確認すべきポイント

発注前には、Auroraの構築とアプリ改修のどこまでを誰が受け持つかを確認します。既存DBの移行なら、Schema Conversion Tool(SCT)で自動変換できる範囲、手作業で直すSQLやストアドプロシージャ、文字コードとデータ型の差異、移行後の性能検証を、見積書に分けて記載してもらいます。

移行では、切り替え当日の停止時間、並行稼働、切り戻し条件、バックアップ復元テストまで確認しておくと、移行後のトラブルを抑えられます。

個人情報を扱う場合は、IAMの最小権限と、CloudTrailやCloudWatchによる監査・監視を要件の中心に置きます。さらに、通信経路、暗号化、バックアップの保持期間も、要件に具体的に書き込んでおきます。

  • ネットワーク:VPCのプライベートサブネット、TLS
  • 暗号化:KMSによる暗号化
  • 保持:バックアップの保持期間

AWSのマネージドサービスは運用を軽くしますが、権限設定、データ保持、アクセスログの確認は利用者側の作業として残ります。技術だけでなく、運用ルールと現場定着まで支援できるかを見極めます。

ポイント

Auroraは運用負担を減らせますが、業務の成果は設計で決まります。業務設計、移行、セキュリティまで一貫して提案できるかが判断の目安です。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaの業務システム開発支援のイメージ

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。

営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

特徴と強み

riplaの強みは、データベースを先に決めるのではなく、業務の流れと成果指標からシステムの形を考えられる点です。Amazon Auroraを採用する場合も、顧客・案件・活動履歴の粒度、権限、入力ルール、外部サービスとの連携を整理したうえで、Auroraとアプリケーションの構成を設計します。

riplaは、必要な機能を小さく切り出し、PoCや段階導入から始める提案にもつなげられます。

営業部門の入力が定着しない、マスタが重複している、既存のExcelや別システムにデータが分散しているといった課題は、DB製品を変えるだけでは解決しません。そのため、現場の運用を確認し、データ品質と定着支援を含めて要件化できるriplaは、Auroraを使った業務システムの企画段階から相談したい企業に向いています。

得意領域・実績

営業・顧客・生産・販売管理など、複数部門にまたがる基幹業務の整理とシステム構築を一緒に進めたい企業が相談しやすい会社です。Auroraのインフラ設定だけを切り出すのではなく、業務要件、画面、API、データ移行、運用の責任範囲をまとめて相談したい場合に適しています。

相談時には、Auroraの利用料と開発費を分けた見積もり、移行対象データのクレンジング方針、要件変更の管理方法、納品後の保守範囲を確認します。

AWSの設計・構築をどこまで担当するかは案件ごとに異なります。そのため、VPC、IAM、監視、バックアップ、CI/CD、障害対応の担当者を具体化してから発注すると安心です。

TIS株式会社|OracleからAurora PostgreSQLへの移行支援

TIS株式会社のAurora移行支援を検討するイメージ

TIS株式会社は、Oracle Database Enterprise EditionからAmazon Aurora PostgreSQLへの移行可能性をアセスメントし、移行まで支援するサービスを公開しています。

同社は、Oracle Platinum PartnerとAWSのプレミアコンサルティングパートナーとしての知見を組み合わせ、ライセンス費や運用負荷を見直したい企業向けに、Auroraマイグレーションを提案しています。

特徴と強み

公開されているサービスでは、SCTによるオブジェクト変換だけに頼らず、DDLの確認や移行元・移行先の差分比較を行う重要性が説明されています。

特に、Oracleのストアドプロシージャや独自SQLを含むシステムでは、変換ツールの出力を人が検証する工程が欠かせません。移行前のアセスメントとPOCを重視したい企業にとって、比較しやすい特徴です。

得意領域・実績

Oracle Database Enterprise Editionを利用しており、保守費用やオンプレミス運用を見直したい企業に向いています。特に、CRMや基幹系の移行では、データベースだけでなく、アプリケーションの接続先、SQL、ジョブ、帳票、バックアップ、監視まで確認する必要があります。

TISへ相談する際は、Aurora PostgreSQLのみが対象か、アプリ改修と本番切り替えをどこまで含むかを確認してください。また、移行費用は、対象テーブル数、SQLやストアドの改修量、データ量、停止可能時間、並行稼働の有無で大きく変わります。

見積もりでは、アセスメント、SCTによる変換、手動改修、テスト、リハーサル、切り戻しを分けてもらうと、他社との比較がしやすくなります。

ポイント

移行はDB単体ではなく、アプリ改修と本番切り替えまで見積もれるかが目安です。Oracleからの移行では、変換ツールの出力を人が検証できるかも確かめてください。

株式会社サーバーワークス|AWS専業に近い設計・運用伴走

サーバーワークスのAWSとAurora支援のイメージ

株式会社サーバーワークスは、AWSを活用した設計・移行・運用支援を得意とする会社です。公式の導入事例では、ランサーズ株式会社がテレビ番組で紹介された際の急激なアクセス増に対応するため、RDS(MySQL)からAuroraへ切り替えた事例を公開しています。

同社は、Amazon AuroraのAWSサービスデリバリーパートナー認定に関する情報も公開しています。

特徴と強み

アクセスが急増するECやWebサービスでは、Auroraの読み取りレプリカ、アプリケーション側のスケール、キャッシュ、接続数を一体で設計する必要があります。データベースを大きくしても、アプリケーションの接続上限や処理待ちがボトルネックとして残るためです。

設計後の運用まで伴走してほしい場合は、AWSのマネージドサービスを組み合わせる会社として候補になります。なお、公開事例は特定のサービスに関する内容で、すべてのCRM・SFA・MA案件に同じ構成が当てはまるとは限りません。

相談時には、既存のMySQLやPostgreSQLからの移行、Aurora Serverlessの適合性、障害時のフェイルオーバー試験、運用監視の時間帯を具体的に確認します。

得意領域・実績

急なアクセス増に耐えるWeb系業務システム、AWSへの移行、インフラの自動化と継続的な改善を重視する企業に向いています。

ランサーズの事例は、RDS(MySQL)での対応が難しくなったアクセス状況を背景に、Auroraへ切り替えたケースです。新規構築だけでなく、既存サービスの成長に合わせたデータベース選択を考える材料になります。

相見積もりでは、構築作業と運用支援を一括にせず、初期費用、月額の監視・サポート費、AWS利用料、追加作業の単価を分けて比較します。RDS ProxyやCloudWatch、バックアップ、Infrastructure as Codeを含むかどうかも会社によって異なるため、構成図と運用設計書のサンプルを確認すると判断しやすくなります。

アイレット株式会社(cloudpack)|AuroraのFinOps・コスト最適化

アイレットのAuroraコスト最適化支援のイメージ

アイレット株式会社は、AWS導入・活用の総合支援サービス「cloudpack」を展開している会社です。2025年3月27日に公開されたエス・エー・エス株式会社の事例では、Aurora PostgreSQLの請求を分析しています。

削減策としては、Aurora I/O最適化とReserved Instances(RI)の購入計画を組み合わせ、Amazon Auroraの利用料を約7割削減した結果が紹介されています。

特徴と強み

Aurora Standardはインスタンス、ストレージ、I/Oに課金されます。一方、I/O最適化はインスタンスとストレージの単価が上がる代わりに、I/O操作料金が発生しない構成です。

AWSは、I/O支出がAuroraの総支出の25%を超える場合、I/O最適化で最大40%節約できる可能性を示しています(出典: AWS「Amazon Auroraの料金」、2026年確認)。最適な構成はアクセス量によって変わるため、請求データの分析が重要です。

RIは1年契約で最大45%、3年契約で最大66%の割引が示されていますが、契約期間中は利用しない時間も課金されます(出典: AWS「Amazon Auroraの料金」、2026年確認)。そのため、アイレットの事例のように、利用率、I/O量、クラスターごとの負荷を確認してから、StandardとI/O最適化を比較する進め方が現実的です。

得意領域・実績

AWS環境は動いているものの、月額費用が増え続けている企業、AuroraのI/O料金が請求の大きな割合を占めている企業に向いています。また、既存環境の請求データをもとに、RI、I/O最適化、インスタンスサイズ、バックアップ、ログ保管などを見直したい場合に相談しやすい会社です。

ただし、約7割削減はエス・エー・エス株式会社の特定環境での事例です。自社でも同じ削減率になるとは限らないため、直近3か月のAWS請求、I/O回数、稼働時間、ピーク負荷を渡し、削減前後の試算と性能影響を確認します。コスト削減だけを優先して、レスポンスや可用性を下げないことが大切です。

ポイント

月額費用を見直すなら、請求データから利用率やI/O量を確かめ、StandardとI/O最適化を比べるのが目安です。削減率は環境で変わるため、性能への影響も合わせて試算してもらいましょう。

SCSK株式会社|大規模企業のAWS導入と運用改善

SCSKの大規模AWSシステム支援のイメージ

SCSK株式会社は、企画・移行・構築・運用・改善までAWSの全フェーズを支援するサービスを公開しています。公式ページでは、AWSプレミアティアサービスパートナーとして、多様な業界のシステム構築実績、移行・Oracle・DevOpsなどのコンピテンシー、24時間365日の技術サポートを案内しています。

特徴と強み

金融、流通などエンタープライズ領域では、Auroraの性能だけでなく、ITガバナンス、セキュリティ、運用分担、アカウント管理、障害時の連絡体制まで設計する必要があります。

SCSKはAWSの導入前相談から、データベース移行、構築、運用自動化、内製化支援までサービスを用意しているため、複数の組織や拠点をまたぐプロジェクトで比較対象にしやすい会社です。

SCSK「SCSKクラウドサービス(AWS)」(2026年確認)の公式ページでは、AWS認定資格保有者が3,000人を超えることや、国内外1,000社以上の対応実績も案内されています。ただ、数字に頼るより、自社の業界とAuroraの構成に近い担当実績、移行後の運用体制、担当者の継続性を確認することが大切です。

得意領域・実績

既存の基幹システムやERP、業務アプリとAWSを連携させ、企画から運用までまとめて委託したい大企業に向いています。Auroraを中心に、ネットワーク、認証、監視、データ分析、運用自動化まで含めて検討しやすい点が特徴です。

金融・流通など、業界基準や社内ルールへの適合を重視する案件では、提案書の運用設計を細かく比較してください。また、見積もりでは、AWSリセールや請求代行の有無、24時間365日サポートの範囲、障害時の一次対応と二次対応、データベース専門チームの関与を確認します。

大規模な会社ほど体制が分業されるため、業務側の要件定義担当とAuroraの技術担当がどのように連携するかを聞くことが重要です。

株式会社日立システムズ|セキュリティ・法規制を含むAWS運用

日立システムズのAWS総合支援とセキュリティ運用のイメージ

株式会社日立システムズは、AWSの導入・運用に、マネージドサービス、セキュリティ、導入支援を組み合わせたAWS総合支援を公開しています。公式ページでは、契約・請求の負担、AWSの知見不足、法規制やガイドラインへの対応に関する相談を受け付け、クラウドの構築・運用・監視やガイドライン対応を支援すると説明しています。

特徴と強み

顧客情報や問い合わせ履歴など、個人情報を扱うシステムでは、暗号化するだけでなく、誰が何の目的でデータへアクセスできるかを定義します。また、個人情報保護委員会のガイドラインでは、組織的・人的・物理的・技術的な安全管理措置を講じる考え方が示されています。

日立システムズのように、AWSの導入・運用とガイドライン対応をまとめて相談できる会社なら、技術部門だけでは整理しにくい社内統制や監査の要件も含めて検討しやすくなります。

個人情報保護委員会「個人情報保護法ガイドライン(通則編)」(2026年確認)を踏まえると、AuroraのKMS、TLS、IAM、監査ログ、バックアップの設計は技術的措置の一部になります。一方で、アクセス権限の見直しや委託先管理などは、運用側の責任です。

得意領域・実績

医療、公共、金融など、業界のガイドラインや監査証跡を重視する企業に向いています。加えて、日立システムズは、Amazon Auroraを使うかどうかの検討段階から、クラウドの契約・請求、運用監視、セキュリティ診断、業務アプリの責任範囲まで整理したい場合に候補になります。

相談時は、Auroraそのものの構築実績だけでなく、業務アプリの改修、データ移行、運用監視、インシデント対応、監査資料の作成をどの会社・チームが担うかを確認します。特に、高い統制が必要な案件では、24時間対応の有無、SLA、バックアップ復元訓練、障害報告のフォーマットまで提案に含めてもらうと、各社を同じ条件で比べられます。

Amazon Auroraのシステム開発会社を選ぶポイント

Amazon Auroraのシステム開発会社を比較するイメージ

6社は、単純なランキングではなく、移行、AWS専業の運用、コスト最適化、大企業の基幹連携、統制、業務要件からの開発と、得意分野が異なる候補です。

自社の課題を「Auroraを作りたい」だけで終わらせず、どのデータを、誰が、どの頻度で、どの画面から使うのかまで整理してから問い合わせると、提案の精度が上がります。

実績と経験の確認方法

実績を見るときは、「AWSの構築実績」ではなく、Auroraのエンジン、移行元DB、データ量、停止時間、アプリ改修、運用体制が自社と近いかを確認します。

OracleからAurora PostgreSQLへ移行する案件と、MySQLのWebサービスをAuroraへ移行する案件では、必要な検証もリスクも異なります。

実績の確認では、会社名や認定だけでなく、匿名化した構成図や課題・対応・結果を説明してもらうことが有効です。

技術力と専門性の評価

技術面では、次の要素の選び方を要件と費用から説明できるかを見ます。

  • レプリカと分散構成:WriterとReaderの使い分け、Aurora Replica、Aurora Global Database
  • サーバーレスと接続管理:Serverless、RDS Proxy

RDS Proxyは、接続をプールして共有し、接続数の多いアプリケーションの拡張性や障害耐性を高める選択肢です。2025年9月には、AuroraとRDS向けのRDS ProxyでエンドツーエンドIAM認証も提供されました。

RDS ProxyのエンドツーエンドIAM認証により、Secrets ManagerにDB認証情報を保存せずに接続する構成も選べるようになりました(出典: AWS「Amazon RDS Proxy announces support for end-to-end IAM authentication」、2025年)。

Aurora DSQLは通常のAuroraとは別系統のサーバーレス分散SQLデータベースで、2025年5月に一般提供が始まった新しいサービスです。

Aurora DSQLは、既存のMySQLやPostgreSQL互換アプリをそのまま移す前提で考えるものではありません。さらに、2026年5月21日にはAurora MySQL 8.4が一般提供され、MySQL 8.4 LTSとの対応やTLSのデフォルト強化が案内されています(出典: AWS「Amazon Aurora MySQL 8.4の一般提供開始」、2026年)。

最新機能を採用する場合も、利用するエンジンと対応範囲を提案書に明記してもらいます。

プロジェクト管理体制の確認

管理体制では、要件定義の責任者、DBA、アプリ開発者、AWSインフラ担当、移行担当、運用担当が誰かを確認します。特に、要件凍結後に現場の要望が追加されると、画面とデータモデルの変更が連鎖し、費用と納期が膨らみやすくなります。そのため、顧客マスタの責任者、入力ルール、権限、データ品質のレビュー担当は、早い段階で決めておくことが大切です。

費用は、AWS利用料、初期開発費、データ移行費、保守・監視費を分けて比較します。企画段階の目安として、小規模な業務アプリは300万〜800万円、標準的なCRM・SFAは800万〜2,500万円、OracleやSQL ServerからのDB移行は1,500万〜5,000万円程度の幅があります。

ただし、これは公開された一律価格ではなく、要件や工数から整理した推定レンジです。正式な見積もりは、AWS Pricing Calculatorと実測ログで再計算します。

ポイント

6社は順位ではなく、移行、運用、コスト、統制といった得意分野で比べる候補です。依頼前に、実績がAuroraのエンジンや移行元と近いかを確かめるのが目安です。

よくある質問

Amazon Auroraのシステム開発に関するよくある質問のイメージ

Amazon Auroraの会社選びでは、技術の違いに加えて、費用、移行期間、運用責任、セキュリティの確認が欠かせません。

Amazon Auroraのシステム開発費用はいくらですか?

小規模な業務アプリなら300万〜800万円、標準的なCRM・SFAなら800万〜2,500万円、既存DBからの本格的な移行なら1,500万〜5,000万円程度が企画初期の目安です。

実際は、画面数、外部連携、データ量、SQL改修、テスト、切り替え方法で変わるため、AWS利用料と開発費を分けて見積もる必要があります。

Amazon Aurora Serverlessを選べば安くなりますか?

負荷が時間帯やキャンペーンで変動する開発・検証環境、利用時間が限られる業務システムでは、Aurora Serverlessが費用に合う可能性があります。

常時高負荷の本番環境や厳格なレイテンシーが必要なシステムでは、プロビジョンド構成と比較しなければなりません。

AWS料金はコンピュート、ストレージ、I/O、バックアップ、転送などで構成されるため、Serverlessだけを見て判断しないことが大切です。

既存のOracleやSQL ServerをAuroraへ移行できますか?

移行できる可能性はありますが、互換性が完全に保証されるわけではありません。

既存DBの移行では、SQL方言とストアドプロシージャを中心に、移行元と移行先の違いを調べます。違いは、データの形、文字と処理、接続の3つの面に分けて確かめます。

  • データの形:データ型、インデックス
  • 文字と処理:文字コード、トランザクション
  • 接続:接続方式

調べた結果をもとに、SCTやDMSを使った検証とアプリ改修を行います。

本番切り替え前に実データに近い環境で性能試験を行い、並行稼働と切り戻しの手順まで確認してください。

顧客情報をAuroraに保存しても安全ですか?

安全に保存するには、Auroraの機能だけでなく、IAMの最小権限と監査ログを中心に組み合わせます。ネットワークと暗号化、保管、権限の3つの面それぞれで、対策の内容を確かめます。

  • ネットワークと暗号化:VPC、KMS暗号化、TLS
  • 保管:バックアップ
  • 権限:アクセス権限の見直し

個人情報保護法に関わる要件は業種やデータの性質によって変わるため、法務・情報システム・現場の責任者を交えて、誰がどのデータを利用できるかを決める必要があります。

ポイント

答えは、要件や負荷の条件で変わります。見積もりは、AWS利用料と開発費を分け、移行の互換性検証とセキュリティの設計まで含めて比べるのが目安です。

まとめ

Amazon Auroraのシステム開発会社選びをまとめるイメージ

今回紹介した6社の使い分け

Amazon Auroraのシステム開発会社を選ぶときは、Auroraの構築実績だけでなく、業務要件の整理、アプリケーション開発、既存DBの移行、セキュリティ、運用改善まで確認します。

今回紹介した6社は、riplaの一気通貫支援、TISのOracle移行、サーバーワークスのAWS・Aurora運用という観点で比べられます。アイレットのコスト最適化、SCSKの大規模AWS支援、日立システムズの統制・運用支援は、それぞれ別の観点として見られます。

発注前の最終確認

新規開発では、最初からすべての機能を作り込まず、顧客マスタや案件管理などの優先領域を決めてPoCから始める方法が有効です。一方、移行案件では、互換性調査、データクレンジング、性能試験、切り替えリハーサルを省略しないことが重要です。そのうえで、AWS利用料、初期開発費、移行費、保守費を分けたRFPを作成し、同じ条件で2〜3社から提案を受けてください。

会社を決める前に、担当者へ「Auroraを使わない方がよいケースは何か」と「I/O最適化とStandardをどう比較するか」を質問します。さらに、「障害時に誰が何分以内に対応するか」と「納品後に自社で運用できるか」も確かめます。この確認により、採用理由と不採用理由を説明できる会社を選ぶことで、過剰な構成や将来の運用負担を避けやすくなります。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。