Androidのシステム開発費用は、機能、端末と通信の条件、既存システムとの連携範囲によって、50万円から1億円超まで変わります。
単体アプリなら50万〜300万円超、業務アプリとAPI・管理画面を含めると300万〜800万円程度が目安です。
▼全体ガイドの記事
・Androidのシステム開発の完全ガイド
スマホアプリ開発の費用の考え方や見積もりの注意点については、無料ホワイトペーパー「スマホアプリ開発の完全ガイドブック」で詳しく解説しています。
Androidのシステム開発費用の全体像
Androidのシステム開発では、端末でどの業務を行い、社内システムへどのデータを戻すかを先に決めます。画面だけを作るのか、サーバーや管理画面まで含めるのかで、費用を比べる対象そのものが変わります。
アプリ単体と業務システム全体の費用の範囲
アプリ単体では、端末上の画面、ログイン、通知、カメラなどを実装します。業務で使うには、認証・権限管理やAPI、データベースも必要になります。
さらに、管理者用のWeb画面や操作ログが加わり、バックアップや監視、問い合わせ対応も必要になります。訪問先の点検システムであれば、写真の保存や、圏外から戻ったあとに重複しない同期、管理者の承認まで設計することになります。
そのため、「Androidアプリ」だけの見積もりでは、実業務に必要な総額との差が出ます。依頼の際は、アプリ、API・サーバー、管理画面のほか、外部連携から保守までを分けて示します。
費用を左右する機能と端末条件
費用の差を生むのは、現場で使う機能と端末の組み合わせです。まず、必要な機能を洗い出しておきます。
- 基本機能:ログイン・権限、マスタ参照、現場入力、検索・集計
- 端末機能:写真・帳票、バーコード・QRコード、GPS、Bluetooth・NFC
- 業務機能:プッシュ通知、承認ワークフロー、管理者画面
端末台数、メーカー、画面サイズなどに加えて、対応Androidバージョンやタブレットの有無も決めます。検証対象を1機種にするか、代表的な2〜5機種にするかで、テストの工数が変わります。
倉庫のバーコードスキャナー、製造現場のBluetooth機器、建設現場のカメラやオフライン入力など、利用場所に固有の条件もあります。先に示しておけば、価格帯の根拠を確かめやすくなります。
Androidのシステム開発費用の相場

Android単体アプリは50万〜300万円超、業務アプリとAPI・管理画面は300万〜800万円程度が目安です。周辺機器や基幹連携を含めると、800万〜2,000万円程度になります。
複数部門のERP連携や全社展開のほか、厳格な監査、データ移行まで含むと、2,000万〜1億円超となる可能性があります。ただし、これらは公的な一律料金ではなく、公開情報と業務要件をもとにした予算検討用の幅です。
Android単体アプリの公開目安、50万〜300万円超
株式会社LASSICが2026年5月に公開した費用解説では、機能別に次の価格帯が示されています(出典: 株式会社LASSIC「androidアプリ開発費用相場とは」、2026年5月)。
- 情報閲覧型:50万〜100万円
- 会員機能型:100万〜200万円
- 機能型:決済・地図・チャットなどを含み200万〜300万円
- 高度な処理:AIや大規模データ処理を含み300万円超
この目安はクライアントアプリ中心です。業務用APIや管理画面、データ移行などは、含まれるとは限りません。
閲覧や簡易フォームに絞り、画面数やデータ構造を限定すると、下限に近づきます。ログイン、通知、会員情報、外部APIが加わると、中間の帯に入りやすくなります。
決済や地図、チャットを足すと、上限を超えることがあります。画像処理や特殊なバックグラウンド処理も、上限に近づく要因です。金額は断定せず、機能と検証範囲に応じた価格帯の目安として扱います。
業務アプリとAPI・管理画面の目安、300万〜800万円程度
現場の記録をサーバーへ送り、管理者が確認する業務では、端末側と管理側の両方に機能が必要です。
- アプリ機能:現場の入力・照会、権限、写真・帳票、マスタ管理
- システム基盤:クラウドデータベースとAPI
- 管理機能:管理者用Web画面、同期制御、エラー処理、受入テスト
標準的な要件なら、開発期間は3〜6か月程度が目安です。同期方式や管理画面の権限によって、前後します。
端末で入力が成功しても、サーバーに届かない、二重登録、画像の消失が起こることがあります。そのため、監視や障害時の再送も設計の対象になります。
オフライン・周辺機器・大規模連携を含む場合の予算想定
オフライン対応や機器・基幹連携の範囲が広がると、800万円以上の予算を想定します。対象機能ごとに価格帯を確かめます。
- 周辺機能:バーコード、GPS、Bluetooth、NFC、画像証跡
- 業務対応:オフライン入力、複数端末同期、MDM
- 既存連携:ERP、販売、在庫システム
- 全社規模:マスタ統合、SSO、監査ログ、過去データ移行、全社展開、24時間監視
これらを含む場合は、800万〜2,000万円程度が目安です。PoCと実機テストの費用も加わります。
倉庫や工場では、圏外での保存と復帰時の差分送信、競合解決を検証します。端末故障時の再ログインも、対象に含めます。
大規模連携では、2,000万〜1億円超もあり得ます。これはノートの業務システム相場をAndroid向けに整理した推定です。実額は、連携先の仕様やデータ品質によって変わります。拠点数や可用性も、金額に影響します。
Androidのシステム開発費用の内訳
見積もりでは、アプリの実装だけでなく、業務整理や設計、サーバー、連携を分けて示すのが基本です。端末検証や移行、教育、保守も別の行にしておくと、内訳から不足を判断できます。内訳が分かれば、初期導入から外せる機能と、品質上残すべき作業を切り分けられます。
要件定義・業務整理・UI設計の費用
紙やExcel、電話などで行っている業務を洗い出し、端末へ移す範囲と画面遷移、データの状態を定義します。
- 利用条件:利用者、拠点、端末台数、通信状態
- 業務要件:入力項目、承認者、例外処理、業務KPI
- 画面・データ:画面遷移とデータの状態
要件定義・業務整理は、開発費全体の10〜15%程度を見込むケースがあります。
現場の声を聞かずに設計すると、入力項目が多すぎる、片手では操作しにくい、圏外で使えないといった問題が起きます。
業務の流れは業種によって異なります。営業・訪問と配送・倉庫は、その例です。ほかにも、次の業種で流れが異なります。
- 店舗
- 製造・保守
- 建設
業務の流れに合わせて、代表的な担当者に端末を操作してもらい、必要な入力と不要な入力を分けます。
Android実装・API連携・テストの費用
実装費は、Android側の機能と、API・データベース・管理Web画面とに分けて確認します。
- Android機能:画面、認証、権限、入力チェック、カメラ、バーコード、通知
- 既存連携:販売、在庫、会計、ERPの認証、形式、更新頻度、再送、修正方法
- テスト:低速回線、圏外、再起動、電池低下、権限拒否、OS更新、カメラ・Bluetooth切断、二重送信
APIが非公開の場合や、拠点ごとにCSVの項目が異なる場合は、調査とデータ変換の工数が増えます。
機種が増えるほど、実機や検証環境の組み合わせも増えます。見積書には、機種と最低Androidバージョンに加えて、テスト台数や対象外の端末を明記します。
データ移行・教育・保守の費用
本稼働の前に、既存データの重複や表記の揺れを整理し、移行するデータと移行しないデータを決めます。初期設定や教育も、アプリの価格とは別の導入費として確認します。
- データ移行:移行年数、画像の有無、マスタ変換
- 初期導入:初期設定、アカウント発行、端末キッティング
- 教育・支援:操作研修、マニュアル、窓口、障害時の代替運用
- 運用保守:クラウド、DB、ストレージ、監視、バックアップ、脆弱性・OS・API対応
通知や地図の従量料金、小規模な改修も、運用費に含めて確認します。業務システムの年間保守は、初期開発費の10〜20%程度を目安に予算化できます。ただし、これは対象範囲による一般的な目安です。
たとえば、初期費用が1,000万円なら、年間100万〜200万円程度が起点になります。保守額は、対象範囲によって変わります。
24時間監視や端末交換、現地サポートを含む場合は、別途加算されます。さらに、追加開発がある場合も、その分は別に見込みます。
買い切り・月額・従量課金による料金体系の違い
方式ごとの支払い方と確認点をそろえると、長期の費用を比べられます。
- 受託・買い切り:初期費用のほか、保守、クラウド、端末、MDMが別途かかる形が一般的
- SaaS・クラウド:初期設定費に加え、利用者数、端末数、容量、処理件数に応じた月額・年額・従量課金になる場合がある
- パッケージ:ライセンス、追加モジュール、連携、バージョンアップの条件を確認
最低利用料や初期データ登録、アカウント追加は、契約前に確かめておきたい項目です。APIや画像ストレージ、バックアップは、別途かかるかを確認します。データ返却や問い合わせ対応の扱いも、見ておきます。
受託でも、OS更新や小規模改修が月額保守に含まれるか、作業時間に応じて請求されるかで、年間費用が変わります。1年目、2年目、3年目の総額を、同じ条件で試算します。
Androidのシステム開発費用が変動する要因

同じ画面数でも、利用条件によって費用は変わります。会社ごとの単価に加えて、端末や通信、連携の範囲をそろえて比べます。
オフライン同期と周辺機器の有無
オフラインや周辺機器の要件は、保存方式と機器対応の範囲を明確にして見積もります。
- オフライン同期:一時保存、送信状態、失敗時の再送、重複送信の防止
- 写真・動画:圧縮、保存期間、再開、容量上限
- 周辺機器:専用スキャナー、Bluetooth、NFC、プリンター、計測器のSDKや通信仕様
オンライン前提の簡単なフォームに比べると、オフライン対応の業務アプリは設計とテストの範囲が広がります。ただし、バーコードやQRコードは、標準カメラで読める場合もあります。
特定メーカーの端末に依存すると、代替機種へ切り替える際に改修費が生じやすくなります。そこで、型番と交換方針を契約前に決めておきます。
OS対応・セキュリティ・配布方法
公開配布と社内配布では、審査や端末管理の要件が異なります。OS対応と配布方法を、見積もりに含めます。
- Google Play公開:target API、権限、プライバシー申告、審査、更新対応
- 社内限定配布:Managed Google Playの非公開アプリ配布やMDM
- 端末管理:個人端末のWork Profile、会社支給端末のWork Profile、Fully Managed・Dedicated Device
Google Play Consoleによると、2026年8月31日から新規・更新アプリにはAndroid 16、APIレベル36以上が求められます。
既存アプリを新しい端末の利用者に提供し続けるには、Android 15、APIレベル35以上が必要です(出典: Google Play Console Help「Target API level requirements for Google Play apps」、2026年8月確認)。
Android EnterpriseではWork ProfileやFully Managed・Dedicated Deviceを使い分けられます(出典: Google for Developers「Android Enterprise Overview」、2025年8月更新)。BYODで個人データを見ない設計にするか、会社支給端末を業務専用にするかで、費用と要件が変わります。
既存システム連携・データ移行・利用規模
連携先の仕様、移行データの状態、導入規模をそろえると、見積もりの差の理由を確かめられます。
- 連携仕様:連携先の数、APIの有無、リアルタイムか日次か、エラー修正の担当
- データ移行:顧客、商品、在庫、案件、従業員の重複・表記揺れと整理担当
- 利用規模:同時ログイン数、1日あたりの入力件数、写真容量、拠点、端末、管理者
移行前のデータ整理を発注者側で行えるかも、見積もりの前提になります。数百台を複数拠点に配る場合は、性能試験やアカウント管理、キッティングの費用が増えます。教育とサポートの費用も、拠点が増えるぶん大きくなります。
小規模な1拠点で試行し、効果と課題を確認してから拡大する方法もあります。
Androidのシステム開発・導入の進め方

費用を予測しやすくするには、業務整理と要件定義を先に固めます。そのうえで、端末を使ったPoCで現場のリスクを確かめ、段階開発と移行・教育へ進みます。
発注者は業務ルールとデータの前提を決め、開発会社は技術要件と実装範囲を見積もります。
要件定義で決める業務と端末の条件
誰がどこでどの端末を使い、業務を何分短縮したいかを整理します。条件を一つの資料にまとめておくと、見積もりの前提がそろいます。
- 利用環境:利用者、端末台数、対応OS、通信環境、オフライン時間
- 機能・連携:カメラ・GPS・Bluetooth、連携先、権限、監査ログ
- データ・復旧:保持期間、写真量、復旧目標、入力・照会・同期の範囲
「端末5機種、Android 14〜16、圏外30分、写真を月1万件、管理者20名」のように書くと、条件が具体化します。機能は、初期リリースに必須のMUSTと、将来追加するWANTに分けます。入力・照会・同期・管理は先に整え、AI分析や複雑なダッシュボード、特殊機器連携は後段に回せます。
将来連携する可能性があるIDやデータ項目は、初期設計で決めておくと、後のデータ構造の変更を抑えられます。
PoCと端末マトリクスによる現場リスクの事前検証
PoCでは、実際の業務操作と端末条件を試し、失敗した入力を復旧できるかを確かめます。
- 端末・回線:代表的な2〜5機種、低速回線、圏外
- 端末状態:再起動、電池低下、権限拒否、OS更新後
- 業務操作:倉庫のバーコード・棚卸、製造のBluetooth計測、建設の撮影・圏外同期
課題は、初期開発に含めるもの、運用で回避するもの、将来対応するものに分けます。追加費用として隠さず、扱いを決めます。
端末マトリクスには、メーカーや機種、OS、画面サイズを記録します。周辺機器やテスト結果も、同じ表に残します。この表があると、検証範囲を省いた安い見積もりも見分けやすくなります。
1拠点の試行から全社展開までの流れ
全社へ一度に配ると、入力ルールやマスタの不備が見つかったときの影響が大きくなります。そのため、まず1拠点でKPIを確かめ、修正してから拠点を増やします。作業は次の順で進めます。
- サンプルデータでの件数照合と、重複、文字コード、日付、コード変換、画像欠落の確認
- 試行環境でのロールバック方法と、運用上の課題
- 本番移行後の教育とサポート、段階的な拠点の追加
KPIには、入力時間やエラー率、紙の削減量のほか、同期失敗件数と利用率を使います。段階展開は初期の期間を長くする一方で、全社展開後の大きな手戻りを抑えます。
教育では操作方法に加えて、端末紛失時の連絡や権限申請、入力訂正を説明します。圏外時の扱いや、障害時に紙や電話へ切り替える方法も含めます。
設計書やAPI仕様、テスト仕様は、納品物として契約書に明記します。ソースコードやCI/CDの設定、端末設定、保守範囲も、あわせて書き残しておきます。
見積もりを取る際のポイントとコスト最適化の方法
複数社の見積もりは、総額だけでなく同じ前提にそろえて比べます。そのため、要件資料には利用者と拠点、端末、OSを記載します。
機能や連携、データ量の条件に加えて、セキュリティやテストの範囲、保守、納品物も書き込みます。
見積もりの対象範囲と対象外の明確化
見積もりに含まれる作業と別料金の作業を分けると、各社の提案を同じ条件で比べられます。
- 開発・導入:要件定義、UI・UX、Android実装、API、管理画面、クラウド設定
- 移行・検証:外部連携、データ移行、端末検証、セキュリティ診断、教育、リリース
- 運用:保守、端末・MDM、Google Play・クラウド利用料、交通費、現地支援
「標準機能一式」「Android対応」「保守込み」と書かれていても、範囲は読み取れません。対応OSや機種、実機テストの台数を文章で示します。オフライン継続時間や写真容量、API本数、移行年数も、数字で書きます。
契約前には、障害対応の時間と、OS更新を誰が担当するかを確かめます。納品後も改修できるように、ソースコードや設計書、API仕様は受け取る範囲を決めておきます。ビルド手順とアカウントの所有者も、契約前に確認します。
標準機能と段階導入による初期費用の抑制
方式と導入範囲は、標準機能への適合性と必要な端末機能を基準に選びます。
- 標準機能を利用:顧客管理、申請、点検、在庫照会はSaaS、パッケージ、ローコードを検討
- 開発方式を比較:AndroidのみかiOSも含むかを踏まえ、KotlinとFlutterなどを検討
- 段階導入:入力・照会・同期から始め、AIや高度な分析は利用効果を見て追加
標準機能は、スクラッチ開発に比べて初期費用と保守負担を抑えられる可能性があります。ただし、オフラインやBluetooth、特殊端末への対応が必要なら、制約を確かめます。複雑な同期や独自連携についても、標準機能で足りるかを見ます。
共通コードの効率だけでなく、カメラやBluetooth、バックグラウンド処理への対応を比べます。MDMや特殊端末への対応、将来の保守体制も、あわせて見ます。
セキュリティとTCOを含めた安さの判断
個人情報を扱う場合は、必要な安全対策と委託先の責任範囲を要件にします。
- アクセス管理:権限、認証、多要素認証、監査ログ、委託先管理
- 端末・データ保護:通信・端末内の暗号化、Android Keystore、リモートワイプ
- 継続運用:バックアップ、脆弱性診断、情報管理規程への反映
個人情報保護委員会のガイドラインを確認し、自社規程と委託先の責任範囲に反映します(出典: 個人情報保護委員会、2026年8月確認)。後から対策を加えると、設計変更と再テストが起きやすくなります。
初期費用だけでなく、総保有コスト(TCO)で比べます。端末やMDM、クラウド、通信の費用に加え、保守やOS更新も含めます。さらに、端末交換や教育、問い合わせ対応、停止損失も見込みます。
Android 16のtarget API対応時期を踏まえ、OS・API更新の担当者と保守契約の範囲を確認します。更新や障害対応が含まれない安価な見積もりは、運用後に費用が膨らむ可能性があります。
Androidのシステム開発に関するよくある質問
業務で使い続けるには、連携や端末、運用の条件も欠かせません。発注前によく聞かれる費用や進め方の質問に、順に答えます。
Androidのシステムを最も安く作る方法は何ですか?
標準業務に近いなら、SaaSやパッケージ、ローコードを使い、初期リリースを入力・照会・管理に絞ると費用を抑えやすくなります。
一方で、オフライン同期や特殊機器連携が必須なら、安価な方式によって手作業や追加改修が増える可能性があります。初期費用と2年目以降の保守・運用費を合わせて判断します。
AndroidだけならiOS対応より費用は安くなりますか?
AndroidだけならiOS側の画面や実装、テストが要らなくなるため、アプリ部分の工数を抑えられる可能性があります。
一方で、Androidは端末メーカーやOS、画面サイズが機種ごとに違い、性能にも差があります。そのため、対応機種を広げるとテスト費用が増えます。対象端末と実機検証の範囲をそろえて比べます。
圏外でも使えるAndroidシステムは作れますか?
作れますが、設計には一時保存と再送、競合解決が欠かせません。重複登録の防止や画像の再アップロードも、あわせて設計します。
通信が切れたときに画面を表示する仕組みしかないと、データの欠落や二重登録が起こり得ます。圏外の時間、保存量、復帰後に許容する同期時間を定め、PoCで確認します。
開発後の保守費用はいくら見込めばよいですか?
年間保守は、初期開発費の10〜20%程度を予算計画の起点にします。初期費用が1,000万円なら、年間100万〜200万円程度です。
実額は、保守の対象範囲で変わります。OS・API更新だけなのか、24時間監視や障害対応、端末管理まで含むのかで、差が出ます。現地支援や追加開発も、範囲に入るかどうかで変わります。
対応時間と改修時間、対象外の作業は、契約書で確認します。クラウドやMDMの利用料も、同じ書類で確かめます。
まとめ
Androidの開発費用は、情報閲覧や簡単な入力なら50万〜100万円程度、ログイン・通知付きの単体アプリなら100万〜200万円程度です。
業務アプリとAPI・管理画面は300万〜800万円程度です。同期や周辺機器、ERP連携を含めると、800万〜2,000万円程度になります。大規模な連携では、2,000万〜1億円超となる可能性があります。
初期費用と運用費を分けた予算設定
価格帯は固定の相場ではなく、端末や機能、連携の条件で変わります。さらに、通信・セキュリティ、規模、保守範囲によっても差が出ます。
年間保守は初期開発費の10〜20%程度を起点にします。そのうえで、総保有コストで比べます。端末やMDM、クラウドの費用に加え、教育やOS更新も含めます。
見積もりにおける端末・連携・保守の範囲の明記
発注前には、利用拠点と端末台数、対応OSや機種を文章にします。加えて、オフライン条件や固有機能、既存連携を書き出します。データ移行とテスト範囲も、同じ文書に入れます。
教育や納品物、障害対応の責任も定めます。OS・API更新の担当も、あわせて決めます。そのうえで、1拠点のPoCで操作性と同期を確かめ、標準機能と段階導入を組み合わせます。
▼全体ガイドの記事
・Androidのシステム開発の完全ガイド
▼見積依頼前に読みたい無料ホワイトペーパー
・スマホアプリ開発の完全ガイドブック
・【2026年最新版】AI駆動開発の完全ガイドブック
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
・サービス概要資料のURLはこちら >>>
・お問合せページのURLはこちら >>>
・お役立ち資料のURLはこちら >>>


株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
