Apache HTTP Serverのシステム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

Apache HTTP Serverの開発会社は、Apacheの設定だけでなく、Webアプリ、クラウド基盤、セキュリティ、移行後の運用まで一体で任せられるかで比べます。

  • ApacheとWebアプリ、クラウド基盤、セキュリティの設計を一体で担えるか
  • 移行、監視、障害対応、運用引き継ぎの範囲はどこまでか
  • 費用、契約、発注前に決める担当範囲

Apache HTTP Serverは、静的コンテンツを配信したり、TomcatやPHP-FPMなどへ中継したりするWebサーバーです。株式会社riplaをはじめ、実在するシステム開発会社・ITベンダー6社を取り上げます。

全体像は、・Apache HTTP Serverのシステム開発の完全ガイドで確認できます。

Apache HTTP Serverのシステム開発でパートナー選びが重要な理由

Apache HTTP Serverを使ったシステム開発のパートナー選び

Apache HTTP Serverはオープンソースなので、ソフトウェアのライセンス購入費は原則としてかかりません。一方で、実際のシステム開発では、OSの設定やTLS証明書、ドメイン、ファイアウォール、アプリケーション連携まで設計する必要があります。さらに、監視やバックアップ、障害対応も含めて考えなければなりません。

Apacheだけを設定できても、業務システム全体を安全に公開できるとは限りません。

Webサーバーとアプリケーションサーバーを分けて考える必要性

Apache HTTP Serverは、HTMLや画像などの静的ファイルを返すほか、バーチャルホスト、URLの書き換え、HTTPS、認証、アクセス制御、リバースプロキシなどを担います。一方で、受注計算や在庫引き当て、会員権限、データベース更新といった業務ロジックは、PHP、Java、Python、Node.jsなどで構築されたアプリケーション側が担当します。

Apache TomcatもApache Software Foundationのプロジェクトです。ただし、Javaアプリケーションを実行するアプリケーションサーバーであり、Apache HTTP Serverとは役割が異なります。そのため、Webサーバーとアプリケーションサーバーの範囲を分けて要件にできる会社を選ぶと、見積もりの抜け漏れを減らしやすくなります。

構築後のパッチ・監視・移行まで確認する必要性

本番環境では、バージョンアップの判断や脆弱性情報の収集、証明書の更新を続けて行う必要があります。ログの保管やバックアップからの復旧、性能劣化の検知も、継続して担う作業です。

Apache公式のダウンロードページでは、2026年6月8日に2.4.68が公開され、2.4.67以前に影響する脆弱性の修正も案内されています。そのため、バージョンを追い続ける体制が欠かせません。

新規構築の会社を比べるときは、「Apacheを入れられるか」だけでなく、運用面まで見ることが大切です。具体的には、「脆弱性対応のSLAは何時間か」「本番反映の前に検証環境で試すか」「障害時に誰がApache・OS・アプリを切り分けるか」を確認します。

ポイント

Apacheの導入だけでなく、Webアプリ、クラウド基盤、運用まで一体で任せられるかで会社を比べます。担当範囲の線引きを発注前に確かめておくと、稼働後の障害対応で迷いにくくなります。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaのシステム開発支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。

営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

特徴と強み

Apache HTTP Serverを業務システムの入口に使う場合は、サーバー設定に加えて、「どの業務を、誰が、どのデータを使い、どの期限で処理するか」を整理しておく必要があります。

riplaは、業務の現状把握から要件整理、設計、開発、導入後の定着までを一続きで相談できる候補です。

特に、既存のExcel運用や個別ツールも含めて業務を見直し、Apache・アプリケーション・データベースを業務成果につながるシステムとして一体で検討したい企業に向いています。

得意領域・実績

営業・顧客・生産・販売管理などの基幹業務を含むシステムで、構築と導入を幅広く支援してきた実績があります。

Apache単体の導入だけでなく、社内ポータルや業務アプリのデータ連携、権限管理まで一緒に整理したい場合に、相談先の候補になります。

問い合わせの際は、現在のApacheのバージョンやバックエンドの種類、利用者数を共有すると、業務要件に沿った提案を受けやすくなります。移行希望時期と必要な監視時間帯も伝えるとよいでしょう。

ポイント

業務要件の整理から開発、導入後の定着まで一気通貫で相談できるかが、判断の軸になります。Apache、アプリ、データベースを業務成果につながる一体の構成として検討したい企業に向いています。

株式会社NTTデータ|大規模・高信頼システムの企画から運用まで支援

株式会社NTTデータのクラウド・システム開発支援

株式会社NTTデータは、官公庁、金融、製造、通信など幅広い分野でシステムの企画・開発・運用を手がける大手SI企業です。

Apache HTTP Serverを含むWeb基盤の相談では、既存環境を調べたうえでオンプレミスとクラウドを比べ、移行後の運用やSLAまで含めた構想を立てたい企業に適しています。

Apacheの個別設定の実績は案件ごとに確認が必要ですが、複数ベンダーをまたぐ大規模プロジェクトの統制を重視する場合には、候補になります。

特徴と強み

NTTデータの公式クラウド情報では、既存環境を分析し、クラウド移行の適合性や制約事項を整理する支援が案内されています。また、コンサルティングやインテグレーション、サービスマネジメントを組み合わせて提供しています。扱う環境は、AWSやMicrosoft Azure、Google Cloudなどです。

Apacheの前段にロードバランサーやWAFを置く構成や、アプリケーションサーバーとデータベースを分ける構成も、非機能要件を含めて検討しやすい点が強みです。

得意領域・実績

金融や公共など、可用性や監査、障害時の復旧が重視される業務システムで比べやすい会社です。

発注前には、Apacheの設定担当とアプリ担当の責任分界を明記してもらいます。あわせて、24時間監視の有無や、障害一次対応から復旧判断までの連絡経路も確認しておく必要があります。

自社だけでなく、複数の協力会社が参加する場合は、納品物を受け入れる責任者と変更管理の方法も確認する必要があります。

ポイント

大規模・高信頼のシステムや複数ベンダーの統制を重視するかが、判断の軸になります。Apacheの個別設定の実績は案件ごとに確かめ、24時間監視の有無と責任分界を発注前に明記してもらいます。

富士通株式会社|ハイブリッド環境と運用支援の組み合わせ

富士通株式会社のハイブリッドIT支援

富士通株式会社は、企業や公共分野の業務システムに加え、サーバーやクラウド、運用サービスを幅広く扱うITベンダーです。

オンプレミスで動くApacheをそのまま保つか、クラウドへ移行するか、ハイブリッド構成にするかを、既存資産と運用体制から検討したい場合に向いています。

Apacheの設定作業だけでなく、サーバーやストレージ、アプリケーションのライフサイクルまで相談したい企業に適しています。

特徴と強み

富士通が公開するuSCALEサブスクリプションモデルでは、サーバーやストレージをオンプレミスで利用しながら、月額払いと保守・運用支援を組み合わせる考え方が示されています。

クラウドへ全面移行できない要件がある場合でも、設備の所有、利用量、保守範囲を分けて検討できます。さらに、ApacheのWebサーバーを既存データセンターに置きつつ、バックアップや監視を外部化するような段階的な刷新にも応用しやすい考え方です。

得意領域・実績

既存の基幹システムを停止できる時間が短い企業、オンプレミスとクラウドを組み合わせたい企業、長期の保守体制を重視する企業が比較しやすい候補です。

見積もりでは、Apacheの構築費とアプリ改修費を分けてもらいます。そのうえで、移行リハーサルや本番切り替えに加え、旧環境の並行稼働と撤去までの費用も確認します。

導入後のOSパッチやミドルウェア更新をどの契約で担当するのかも、初期提案の段階で明確にしておくと安心です。

ポイント

既存のオンプレミス環境を保つか、クラウドへ移すか、ハイブリッドにするかを先に決めると比べやすくなります。見積もりでは、Apacheの構築費とアプリ改修費を分けてもらうのが基本です。

日本電気株式会社(NEC)|Linux・RHELの運用サポートを含めた確認

NECのLinux・RHELサポート

日本電気株式会社(NEC)は、公共・企業向けの業務システムに加え、ネットワークやセキュリティ、サーバー基盤を総合的に提供する会社です。

Apache HTTP ServerをRHELなどのLinux環境で運用するなら、Webサーバーの設定とOSのサブスクリプションを一つの運用設計として扱えるかが問われます。パッチ適用や障害解析まで含めて見ると、各社の違いが見えてきます。

Linuxを含む基盤の責任範囲を明確にしたい企業にとって、比較しやすい候補です。

特徴と強み

NECのLinuxサービスセットでは、Linux OSのサブスクリプションに加えて、NECの技術者によるサポートを提供しています。RHELをクラウドで使う場合の支援や、Red Hat Satelliteによる複数RHELの一括管理も公開されています。

Apacheを複数台に展開する案件では、設定差分の管理や更新順序、検証環境と本番環境の一致が運用品質に直結します。そのため、OSとミドルウェアを横断した標準化を相談できる点が、大きなメリットです。

得意領域・実績

官公庁や大企業など、監査証跡や認証、アクセス制御を重視する案件で検討しやすい会社です。OSのサポート期限を重視する案件でも、比較の候補になります。

見積もりでは、Apacheのライセンス費がかからないことだけで決めないようにします。RHELの契約年数やサポートレベル、脆弱性の緊急度ごとの対応時間を確認し、バックアップと復旧試験の有無も見ておきます。

Apacheの設定を変更したときに、OSやJava、PHP-FPMとの互換性を誰が検証するかも、質問しておく必要があります。

SCSK株式会社|AWS移行から構築・運用までの一括相談

SCSK株式会社のAWS移行支援

SCSK株式会社は、業務アプリケーションやAWSをはじめとするクラウド、ネットワークを組み合わせて提供するシステムインテグレーターです。運用サービスも含めて扱っています。

オンプレミスで稼働するApacheをAWSへ移行したい企業や、Apache・ロードバランサー・マネージドデータベースを組み合わせたい企業に向いています。

移行を急ぐ場合でも、まずは既存構成を洗い出し、そのうえで方式を選ぶことが大切です。

特徴と強み

SCSKの公式サービス情報では、AWSの企画段階から導入、運用、改善までの全フェーズを支援することが案内されています。AWSマイグレーションでは、計画策定やインフラ全体の設計、移行方式の選択までを支援し、既存環境からの移行事例も公開されています。

Apacheの単純なサーバー移設にとどまらず、監視やバックアップ、コスト最適化、アプリ改修まで含めてクラウド移行を検討する企業に適しています。

得意領域・実績

Webサイト基盤や社内業務システムを、停止時間を抑えながらクラウドへ移行したい企業が比較しやすい候補です。

発注時には、Apacheのバージョンアップを移行前に行うか移行後に行うかを確認します。あわせて、本番切り替え時のDNS変更とロールバックを、誰が担当するのかも見ておきます。

AWSの利用料や構築費、監視費、アプリ保守費が一つの金額にまとめられていないかも、将来の予算管理のために確認しておきたい点です。

株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)|ネットワーク・クラウド・セキュリティを横断して支援

IIJのクラウド・ネットワーク・セキュリティ支援

株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は、ネットワークやクラウド、セキュリティを自社サービスとして展開するほか、データセンターも手がけています。

Apache HTTP Serverの構築を、インターネット接続や閉域網、WAFを含めて考えたい場合に比較しやすい候補です。監視やインシデント対応まで含める場合にも、候補になります。

特に外部公開する業務システムでは、Webサーバー単体の設定よりも、通信経路と責任分界の設計が安全性を左右します。

特徴と強み

IIJの公式情報では、クラウドやデータセンター、マルチクラウドを閉域接続するプライベートバックボーンが公開されています。Webセキュリティサービスや24時間365日のC-SOCサービスなども、紹介されています。

ApacheのアクセスログやOSログを監視対象へ連携し、異常の検知から調査、設定変更までを運用プロセスに組み込みたい企業に適しています。インフラとセキュリティを別々の会社へ委託するより、窓口を整理しやすい点が特徴です。

得意領域・実績

社外から利用する業務ポータル、個人情報を扱うWebシステム、ネットワークやセキュリティ運用の人員が不足している企業で検討しやすい会社です。

発注時には、Apacheの設定変更を担当する会社と、クラウドを運用する会社を分けて整理します。そのうえで、SOCが監視するログの範囲を図にして確認します。

Webアプリケーションの脆弱性診断やWAFのルール変更、証明書更新が月額費用に含まれるかも、質問しておく必要があります。障害時のエスカレーションが含まれるかも、あわせて確かめます。

Apache HTTP Serverのシステム開発会社を選ぶポイント

Apache HTTP Serverのシステム開発会社を選ぶポイント

6社を比べるときは、知名度や「Apache対応」という一言で決めず、要件、技術、運用の3つを同じ条件で確認します。

Apache案件ではWebサーバーの作業量が小さく見えやすい一方、移行やアプリ改修、セキュリティ試験が費用の中心になることもあります。

同じ構成の事例による実績と経験の確認

「Apacheの実績があります」と聞いても、業務システムに必要な経験があるかは見えにくいものです。

まずは、Apache 2.4系やTomcat、PHP-FPMなど、自社と同じ構成を含む事例を確認します。加えて、RHELやクラウド、WAFなどの要素を含むかも見ておきます。

公開できない案件であっても、業種を伏せた構成図や担当範囲、サーバー台数、移行方式、障害対応の体制を説明できる会社なら、比較材料になります。提案書に書かれた実績が自社の担当範囲なのか、協力会社の範囲なのかも質問する必要があります。

設定項目と検証方法まで見た技術力の評価

RFPには、Apacheのバージョン、OS、MPMを書きます。加えて、ロードするモジュールやVirtualHost、.htaccessの利用状況も記載します。さらに、バックエンドやデータベース、外部公開ポートも書いておきます。

リバースプロキシを使う場合は、ProxyPassやタイムアウトの設定が確認対象です。ヘルスチェックやHTTPヘッダー、WebSocketの有無も見ておきます。

不要なモジュールを有効にしないことや、ProxyRequestsを意図せず公開プロキシにしないことも重要です。さらに、TLS設定はIPAのガイドラインに照らして確認します。テストでは、構文チェックや負荷試験、証明書の更新、ログ監視、バックアップ復元、障害時の切り戻しを、実際に行えるかを評価します。

プロジェクト管理と見積もりの分け方

費用の目安は、検証環境や小規模Webサイトで10万〜50万円、既存業務アプリの公開・移行で50万〜200万円、高可用性の基盤で300万〜1,000万円以上です。これらはApache単体の公定価格ではなく、設計から運用までを分けて考えた一般的な目安です。業務アプリそのものを新規開発する場合は、画面や業務ロジックの費用が大きくなり、1,000万円を超えることもあります。

見積書では、要件定義や基本設計、Apache設定、アプリ改修、クラウド構築を分けてもらいます。データ移行や性能試験、セキュリティ試験、リリースも分け、検収条件や発注者が用意するデータを契約前に確かめます。初期開発費の年間10〜20%程度を保守費の目安とする考え方もありますが、24時間監視や休日対応、脆弱性の緊急修正、証明書更新、ログ保管、復旧試験を含めると変動します。

RFPには、現行構成と同時接続数、稼働率とRTO・RPOを書きます。加えて、見積もりの前提になる条件を、5つの観点に分けて整理します。

  • 構成と負荷:バージョン、ピーク時間
  • セキュリティ:認証と権限、TLSと脆弱性対応
  • データ保全:ログ保管期間、バックアップと復旧
  • 移行と障害対応:移行停止時間、障害時の対応時間
  • 運用体制:運用窓口とSLA、納品する設定ファイルと引き継ぎ方法

各社へ同じ条件で依頼すれば、価格だけでなく提案の抜け漏れも比較しやすくなります。

ポイント

知名度や「Apache対応」の一言では決めず、要件、技術、運用の3つを同じ条件で確認するかが判断の軸です。費用は、移行やアプリ改修、セキュリティ試験まで含めて比べます。

よくある質問

Apache HTTP Serverのシステム開発に関するよくある質問

Apache HTTP Serverのシステム開発では、Apache単体の料金やTomcatとの違い、クラウド移行の要否がよく質問されます。

特に相談の多い疑問を、発注前の判断材料としてまとめます。

Apache HTTP Server自体の導入費用はいくらですか?

Apache HTTP Serverはオープンソースのため、ライセンス購入費は原則として0円です。

ただし、サーバーやOS、設計・設定、HTTPSの費用は必要です。そのほか、アプリ連携や監視、バックアップ、移行、保守の費用もかかります。

たとえば、小規模な検証環境なら10万〜50万円程度が目安ですが、冗長化や業務アプリ開発を含めると、数百万円から数千万円以上になる場合があります。

Apache HTTP ServerとTomcatはどちらを選べばよいですか?

どちらか一方を選ぶというより、役割に応じて組み合わせるのが一般的です。

Apache HTTP ServerはHTTP/HTTPSの受付、静的ファイル配信、TLS、認証、リバースプロキシを担い、TomcatはJavaアプリケーションの実行を担います。

Java業務システムなら、Apacheを外部公開の入口、Tomcatをバックエンドとして分離し、障害範囲やセキュリティ境界を整理する構成を検討します。

Apacheのシステムはクラウドへ移行したほうがよいですか?

移行先としてクラウドが常に適するとは限りません。利用者数やピーク負荷、停止可能時間、データの保管場所を比べます。そのうえで、既存の運用スキルやRTO・RPO、費用の予測しやすさも判断材料にします。

移し方には、クラウドVMへApacheを移す方法や、ロードバランサーと複数台のApacheを組み合わせる方法、コンテナやマネージドサービスへ段階的に移す方法があります。現行設定と業務要件を調べてから選ぶことが安全です。

まとめ

Apache HTTP Serverのシステム開発会社選びのまとめ

Apache HTTP Serverのシステム開発会社を選ぶときは、Apacheの設定費用だけでなく、アプリケーションやOS、クラウド、ネットワークまでを一つのサービスとして確認することが大切です。さらに、TLSや監視、データ移行、保守まで含めて見ることが欠かせません。

株式会社riplaは、業務要件の整理から開発・導入まで一気通貫で相談したい企業に向いています。

大規模・高信頼性を重視するならNTTデータや富士通を、Linux・RHELの運用を重視するならNECを候補にします。AWS移行ならSCSKやTISを、ネットワーク・セキュリティまで横断するならIIJを見ると、自社の課題から候補を絞れます。

発注前の確認事項

候補会社へ相談するときは、現行構成図やApacheとOSのバージョン、バックエンドの種類を、まとめて渡します。ピーク時のアクセス数や停止可能時間、監視の希望時間帯も、同じ資料に含めます。

現状資料が不足していても、最初の調査工程を見積もりに含められるかを確認します。そのうえで、調査後に追加費用が発生する条件を明示してもらうと、予算のぶれを抑えられます。

自社に合う会社を絞る方法

業務要件の整理から始めたい企業はripla、大規模な統制や高可用性を重視する企業はNTTデータや富士通が候補です。Linux基盤のサポートを重視するならNEC、AWS移行を急ぐならSCSKやTIS、通信やセキュリティ運用まで任せたいならIIJを候補に加え、2〜3社へ同じRFPを渡します。

候補を絞った後は、価格だけでなく、技術説明や障害時の連絡経路、納品後の引き継ぎまで比べて決めます。発注時は、現行バージョンやTomcat・PHP-FPMとの連携、移行停止時間、監視範囲をRFPに書きます。さらに、パッチ対応時間や復旧試験、納品物も書き、同じ条件で複数社から提案を受けてください。

Apache公式では2026年6月8日に2.4.68が公開され、IPAも2025年4月25日公開のTLS暗号設定ガイドラインで、安全性と相互接続性を考慮した設定基準を示しています。実績の裏付けと責任分界を確かめてこそ、長期運用できるパートナーを選びやすくなります。

会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。