予実管理システム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

予実管理システムの開発会社は、実績・専門性・サポート体制の3つの観点で比べて選ぶのが基本です。

特に、管理会計・経営管理の業務知識と類似案件の実績は欠かせません。予算管理の運用や既存システムとの連携を理解する会社ほど、自社に合う提案をしやすくなります。

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予実管理システム開発のパートナー選びの重要性

予実管理システムを支える4つの管理領域を並べた図
会計の突合から他システム連携まで、検討範囲は複数の業務にまたがります。

予実管理システムは、企業の経営判断を支える重要なインフラです。近年は予算と実績の突合だけでなく、見通し管理やKPI管理も求められ、原価計算・配賦・経営ダッシュボード・他システム連携まで含めた統合的な設計が必要になります。

開発会社の選び方を誤ると、開発完了後に「使いにくい」「業務に合わない」という状況が生じ、多大なコストと時間を無駄にするリスクがあります。

適切なパートナー選定が成否を分ける理由

予実管理システムの開発が難しい理由の一つは、企業ごとに「予算の持ち方」「管理粒度」「見込み更新の運用」が大きく異なることにあります。管理軸が複数あると、開発はさらに難しくなります。年度計画・月次予算・修正予算の管理に加えて、会計・販売管理システムとの連携も必要です。

開発の複雑さに対応するには、管理会計・経営管理の業務知識と豊富な実装経験を持つベンダーを選ぶことが不可欠です。

発注前に確認すべきポイント

発注前は、業務理解と連携実績に注目して候補会社を比べます。

  • 業務知識と提案内容の確認:予実管理・管理会計の知識と、初回ヒアリングや提案書の質を見る
  • 既存システム連携と導入後支援の比較:Excel管理や基幹システムとの連携実績と、導入後の運用改善・拡張支援を比べる

データ移行・連携は多くのプロジェクトでトラブルが起きやすいため、類似案件の経験があるかを確認する必要があります。さらに、導入後の運用改善・拡張支援まで対応できるかどうかも見ておきたい点です。

予実管理システムは導入して終わりではなく、継続的な改善が必要です。だからこそ、長期的なパートナーとして信頼できる体制を持つ会社を選ぶとよいでしょう。

ポイント

予実管理は管理軸や既存システムとの連携が絡むため、業務理解と類似案件の実績を提案の中身で確かめることが、開発会社を選ぶ際の判断の目安になります。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援する会社です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を生かし、ビジネスの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績をもとに、企業の業務要件に柔軟に対応できる体制を整えています。

特徴と強み

riplaの強みは、業務設計と開発を一続きで考えられる点です。

  • 自社DXの推進経験:IT事業会社として、自社のDXを実際に推進してきた経験
  • 相談から定着支援までの一貫対応:業務設計と開発を一続きで考え、定着支援まで担う

その経験を、クライアントの案件にもそのまま生かせる点が特徴です。

予実管理システムに限らず、経営管理・業務改善の観点から「本当に使えるシステム」の要件を引き出す業務設計力が高く評価されています。

コンサルティングと開発の両方を提供できるため、「要件定義から開発・定着支援まで一社でお任せしたい」という企業に特に適しています。

riplaは、スタートアップから中堅・大手企業まで幅広い規模感での支援実績があり、企業の成長フェーズに合わせた柔軟な提案が得意です。

得意領域・実績

予実管理との適合度は、対応領域と実績から確かめられます。

  • 基幹システムとデータ分析への対応:予実・販売・顧客管理などの基幹システムと、データ分析の実績
  • 要件整理から連携までの支援:管理会計の要件整理から、既存の会計システムとの連携設計、ダッシュボード構築まで

riplaは、SaaSやマッチングサービスの開発も手がけています。BI導入や生成AI活用の実績もあります。

特に予実管理の領域では、一貫した支援を行ったプロジェクトが多数あります。東京都渋谷区を拠点とし、全国対応が可能です。

株式会社GeNEE|大手出身エンジニアによる高品質な開発

株式会社GeNEEは、NTTデータやDeNAなどの大手IT企業・メガベンチャーでの開発実務を経験したメンバーが創業したシステム開発会社です。東京都豊島区を拠点とし、開発実績は300件以上に及びます。

基幹システム開発・業務システム開発を中心に、中小企業から大企業まで幅広いクライアントへの対応実績を持っています。

特徴と強み

GeNEEは、技術力と進めやすさの両方を確かめやすい会社です。

  • 大手出身者の技術力:大手SIer出身のエンジニアによる高い技術力
  • プロジェクトマネジメントの確かさ:要件定義から運用保守まで一貫して対応し、業務フローを丁寧にヒアリング

GeNEEは、中小規模ならではのスピード感・コミュニケーションの取りやすさも備えています。

特に業務系システムの開発においては、クライアントの業務フローをしっかりヒアリングしたうえで要件を整理する丁寧な進め方が評判となっています。

GeNEEは、予実管理システムのような管理系の業務アプリケーションの開発経験も豊富です。

得意領域・実績

開発件数と連携経験は、自社の既存環境と照らし合わせて確かめます。

  • 基幹・業務システムの実績:基幹システムや業務効率化システムの開発を、どれだけ手がけてきたか
  • 会計・販売管理との連携対応:既存の会計システムや販売管理システムとの、API連携・データ連携の実績

GeNEEは、Webアプリケーション開発も主な得意領域としており、300件以上の開発実績を有しています。業種も製造・小売・サービス・医療など多岐にわたります。

既存の基幹システム環境への予実管理機能の組み込みや、連携システムの構築を得意としています。

費用面では、中堅クラスの価格帯で高品質な開発を提供しており、コストパフォーマンスの高さが特徴です。

ポイント

中小規模ならではの機動力と大手出身者の技術力のどちらを重視するかで、候補に入れるかを決めると比べやすくなります。

TIS株式会社|大規模企業向け経営管理システムの豊富な実績

TIS株式会社は、TISインテックグループの中核を担う大手SIerです。金融・製造・流通・公共など幅広い業種において、基幹系システムから経営管理システムまで大規模なシステム開発・導入の実績を豊富に持っています。

たとえば、東京ガスへの「Spendia」導入は国内最大規模の事例です。大手企業のDX推進と管理システムの高度化で、実績を積み重ねています。

特徴と強み

TISは、大規模な組織と既存環境を踏まえた設計に強みがあります。

  • 大企業の複雑な組織構造への対応:承認フローやグループ会社間の連結管理に対応できる設計力
  • 既存環境を踏まえた構成設計:クラウドとオンプレミスのハイブリッド構成など、既存IT環境を考慮した設計

TISの強みは、大手SIerとしての豊富な人材・技術リソースと、業種横断的な業務知識の蓄積にあります。

特に経営管理・財務管理領域でのシステム開発経験が豊富です。

プロジェクト管理の体制も整っており、大規模・長期のプロジェクトを安全に進められます。

得意領域・実績

大企業やグループ企業の管理要件に合うかを、実績から確かめます。

  • 予実・連結会計・経営管理への対応:予実管理・連結会計・グループ経営管理プラットフォームの構築実績
  • クラウドやAI導入の提案:クラウドサービスの活用、AIによる業務自動化、ERPカスタマイズの提案

TISは金融システム(クレジットカード分野でトップシェア)をはじめ、製造業・流通業・公共分野でのシステム開発に強みを持っています。

特に従業員数1,000名以上の大企業・グループ企業向けの予実管理システム開発には、最適なパートナーの一つです。

ポイント

従業員1,000名以上の大企業やグループ企業で、連結会計や承認フローを含む予実管理を進めるなら、候補に入れる価値が高い会社です。

NSW株式会社|製造・流通業の業務システム開発に強い老舗SIer

NSW株式会社(旧:日本システムウエア株式会社)は1966年創業の独立系システムインテグレーターです。

製造業・流通業に強みを持ち、業種対応のシステム構築からITインフラ設計・運用、自社データセンターを基盤としたクラウドサービスまでワンストップで提供しています。

長年の実績に裏付けられた業務知識の深さが、複雑な管理系システムの開発において高く評価されています。

特徴と強み

NSWは、製造・流通業の管理業務とインフラをまとめて検討できます。

  • 製造・流通業の管理業務への知見:原価管理・在庫管理・生産管理などの業務を理解していること
  • オンプレミスとクラウドの組み合わせ:自社データセンターを使ったオンプレミス型と、クラウドとのハイブリッド構成

NSWの強みは、1966年創業という長い歴史の中で積み重ねてきた経験にあります。

特に原価管理・在庫管理・生産管理と連動した予実管理システムの構築において、高い専門性を発揮します。

NSWは、厳しいセキュリティ要件のオンプレミス型も得意としています。

得意領域・実績

製造・流通業の基幹業務や既存ERPとの連携実績を確かめます。

  • 生産・在庫・原価管理への対応:製造・流通業の基幹業務システム開発の実績
  • 基幹システムとホスティングの提案:自社データセンターを活用したホスティングサービスとセットでの提案

NSWは、予実管理などの基幹業務システム開発でも多数の実績を持っています。

既存の基幹システム(SAP・Oracle EBS・独自ERPなど)との連携開発にも豊富な経験があります。全国に拠点を持ち、大手・中堅企業への対応実績も多くあります。

セキュリティを重視する企業にとっては、安心感の高いパートナーです。

アイエックス・ナレッジ株式会社|金融・通信業界に強い準大手SIer

アイエックス・ナレッジ株式会社(IKI)は、1999年に日本ナレッジインダストリとアイエックスの合併によって発足した独立系準大手情報システム会社です。

金融・通信・製造など多岐にわたる業種の設計から構築・運用・保守まで、システム受託開発を主業務としています。東証スタンダード市場の上場企業で、安定した経営基盤と高い技術力を持ち合わせています。

特徴と強み

アイエックス・ナレッジは、高い信頼性と長期運用を重視する案件に向きます。

  • 高精度なデータ処理への対応:高精度・高信頼性が求められる金融・通信業界での開発実績
  • 設計から保守までの一貫した支援:設計から開発・テスト・運用保守まで一貫したサービス提供体制

リアルタイム処理にも対応できます。大量トランザクションを扱う基幹システムの経験も、予実管理に生かせます。

設計から開発・テスト・運用保守まで一貫したサービス提供体制を持ち、長期的な保守・運用においても安定したサポートを提供しています。

アイエックス・ナレッジは、上場企業として内部統制・情報セキュリティ管理体制が整っているため、機密性の高い財務データを扱う予実管理システムの開発において安心感があります。

得意領域・実績

金融・通信など、高い処理精度が求められる領域での経験を確かめます。

  • 複雑な計算と大量データへの対応:複雑な計算ロジックや大量データの高速集計処理などの要件
  • プロジェクト規模を問わない支援:人材リソースが豊富で、プロジェクト規模の大小を問わず対応

アイエックス・ナレッジは金融・通信を中心に、製造・流通・サービス業界でも幅広いシステム開発実績を有しています。

経営管理・財務管理システムの開発においても、技術的に難易度の高い要件への対応実績があります。

準大手SIerとして人材リソースが豊富であり、プロジェクト規模の大小を問わず対応できる柔軟性を持っています。東京都港区を拠点に、全国対応が可能です。

株式会社オロ|プロジェクト型ビジネス向け経営管理システムの専門家

株式会社オロは、クラウドERP「ZAC」を中心に、プロジェクト型ビジネス(広告・IT・コンサルなど)向けの経営管理・業務管理システムを提供している企業です。

ZACは外注費・労務費・経費を案件ごとに集約します。そのため、プロジェクト収支をリアルタイムに確認でき、予実管理も標準で搭載しています。

プロジェクト型ビジネスにおける予算管理・実績管理・見込管理の自動化を得意としています。

特徴と強み

オロは、プロジェクト単位の収支と予実をまとめて管理できます。

  • プロジェクト型ビジネスの収支管理:プロジェクト単位の収支と予実を、まとめて管理
  • 標準機能を基盤にした個別要件への対応:自社パッケージを基盤に、業種や業務特性に合わせて開発

オロの最大の強みは、プロジェクト型ビジネスという特定の領域への深い専門性にあります。

ZACはプロジェクト採算管理を中心に、勤怠管理・経費精算・売上管理・予実管理を統合的に管理できるオールインワンのERPです。

既製品では足りないが、フルスクラッチは予算的に難しい企業には、この方式が向いています。

広告代理店・IT企業・コンサルティングファームでの導入実績が特に豊富です。

得意領域・実績

プロジェクト別の予実を重視する企業は、導入事例と拡張性を確かめるとよいでしょう。

  • 複数案件の収支を確認できる:案件別の予実を確認し、経営判断を速めた事例
  • 管理軸や集計ロジックの調整:標準機能にない管理項目の追加や独自ダッシュボードの構築も可能

オロはZACを中心に、広告・出版・IT・コンサルティング・建設など多様なプロジェクト型ビジネスへの導入実績を多数持っています。

複数案件を並行して管理する企業に適しています。

ポイント

複数案件の収支を並行して見たいなら、プロジェクト型ビジネスへの導入実績が多いオロを候補に入れ、既製品で足りるかを管理軸の調整範囲から見極めるとよいでしょう。

予実管理システム開発パートナー選びのポイント

開発パートナーの実績、技術力、プロジェクト管理体制を並べた3項目のチェック図
3つの観点を同じ重さで見比べると、候補ごとの得意分野を整理できます。

ここまで6社の特徴を見てきましたが、最終的にどの会社を選ぶかは、自社の規模・要件・予算・開発方式によって異なります。後述の3つの観点を参考に、総合的に評価するとよいでしょう。

実績と経験の確認方法

実績は件数だけでなく、自社に近い案件かどうかで見ます。

  • 類似案件の経験の有無:予実管理・管理会計領域の案件数と業種の近さ
  • リファレンス(評判確認)の可否:過去のクライアントへのリファレンスチェックを依頼できるか

提案依頼の際は、予実管理システムの実績を具体的に質問するとよいでしょう。業種・規模・機能を聞けば、実績の近さを確かめられます。

技術力と専門性の評価

技術力は、業務要件を理解した質問と設計方針から評価できます。

  • 業務理解に基づく質問の有無:管理軸、既存システムとの連携、月次クローズの日数などを問われるか
  • 大量データ処理の設計方針:集計ロジックが複雑な場合のパフォーマンス設計の考え方

提案書の質と初回ヒアリングの内容からも、技術力と専門性を判断できます。技術仕様やツールの話ばかりで業務要件への理解が浅い会社は注意が必要です。

予実管理システムは集計ロジックが複雑になりやすいため、大量データ処理のパフォーマンス設計についての考え方も確認しておくとよいでしょう。

プロジェクト管理体制の確認

管理体制は、担当者と変更時のルールを先に確かめます。

  • 担当者・課題管理・報告頻度:専任のプロジェクトマネージャーの担当、課題管理の方法、報告頻度
  • 仕様変更と保守対応の条件:開発途中の仕様変更への対応方針と、保守・運用サポート体制

プロジェクト管理体制は、開発の成否に直結する重要な確認事項です。コミュニケーション手段(週次定例会議の有無など)も確かめてください。

開発途中での仕様変更への対応方針(追加費用の算定方法・変更管理プロセス)は、事前に明確にしておくと、後々のトラブルを防げます。

開発完了後は、問い合わせ窓口・対応時間・SLAも必ず確認し、長期的なパートナーとして信頼できるかどうかを総合的に評価しましょう。

ポイント

実績は件数よりも類似案件との近さで、技術力は業務理解に基づく質問の有無で、体制は仕様変更と保守の条件で見ると、判断の目安になります。

まとめ

開発会社は、管理会計・経営管理の知識、類似案件の実績、長期的な信頼性を合わせて評価します。技術力も、確かめておきたい要素です。

本記事でご紹介した6社はいずれも実績と信頼性を兼ね備えた会社ですが、自社の規模・業種・予算・求める機能要件によって最適な選択肢は異なります。

一気通貫の支援を求めるならriplaが候補になります。大規模案件はTISまたはNSW、プロジェクト収支の管理はオロが向いています。中規模の開発はGeNEE、金融・通信系の案件はアイエックス・ナレッジを検討できます。

まずは複数社に問い合わせて提案を受け、各社の業務理解力と提案の質を比べたうえで、最終的な発注先を選ぶとよいでしょう。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。