業務自動化ツールの開発会社は、RPA製品の導入だけでなく、業務整理・システム連携・例外処理・運用設計まで一気通貫で支援できる会社を選ぶことが重要です。自社に合うパートナーを選べば、入力・転記・照合・申請・集計などの定型作業を減らし、担当者が判断や顧客対応に集中できる環境を整えられます。
この記事では、業務自動化ツールの開発・導入を相談できる会社を、株式会社riplaを含めて6社紹介します。各社の得意領域、向いている企業や業務、費用を比較するときの注意点、2026年時点で確認したいAI・セキュリティ・運用のポイントまで整理しますので、問い合わせ先を絞り込む際にお役立てください。
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・業務自動化ツール開発の完全ガイド
業務自動化ツールの開発会社選びが重要な理由

業務自動化ツールは、単体のRPAだけを導入すれば完成するものではありません。入力元のExcelやメール、会計・販売管理システム、承認者、例外時の確認担当者までを一つの業務プロセスとして設計して初めて、現場で使い続けられる仕組みになります。
ツール販売会社と開発会社は役割が異なります
業務自動化ツールには、RPA、クラウドワークフロー、API・iPaaS、AI-OCR、業務SaaS、BPM、AIエージェントなどがあります。ツールを提供する会社は製品機能やライセンスに強い一方、自社独自の業務フローを整理し、既存システムとの接続や運用ルールまで設計するには、SIerや開発パートナーの力が必要になる場合があります。発注時は「何を買うか」だけでなく、「誰が業務を設計し、誰が本番後に直すか」まで確認してください。
実績だけでなく五つの軸で比較します
比較の軸は、第一に自動化したい業務との適合性、第二に既存システムとの連携方式、第三に開発・保守の体制、第四にセキュリティと監査、第五に費用と投資回収です。たとえば画面操作の繰り返しにはRPAが向きますが、基幹システム間で安定してデータを連携するならAPIやiPaaSが向きます。判断が曖昧な業務へいきなりAIやRPAを当てはめると、例外処理と保守費用が膨らみやすいため、最初に業務の一本道と例外を分けることが大切です。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
riplaの強みは、ツールを先に決めるのではなく、現場の業務フローや経営上の目的から自動化の方式を組み立てられる点です。業務の棚卸し、MUSTとWANTの整理、要件定義、画面・データ設計、開発、テスト、教育、運用改善までを同じ方針で進められます。RPAで短期的に効果を出す業務と、将来API連携へ移行したい業務を分けて段階導入したい企業にも適しています。
得意領域・向いている企業
営業管理、顧客管理、生産、販売管理など、複数の部門やシステムをまたぐ業務を整理したい企業に向いています。特定製品の導入だけでなく、業務そのものを見直して定着させたい場合は、導入前に「月間処理件数」「1件あたりの作業時間」「使っているシステム」「例外の種類」「個人情報の有無」を共有すると、実現可能な自動化範囲を具体化しやすくなります。
株式会社NTTデータ|WinActorを軸に大規模な定型業務を自動化

株式会社NTTデータは、RPA製品の提供に加えて、ワークフローや文書管理、業務プロセスサービスまで扱う大手IT企業です。代表的なWinActorは、Excelやブラウザ、ERPなどWindows端末から操作できるアプリケーションの繰り返し作業を自動化するRPAとして提供されています。
特徴と強み
業務の画面操作を記録してシナリオ化しやすく、プログラミングの専門知識がない担当者でも始めやすい点が特徴です。RPAだけでなく、OCRやワークフローと組み合わせれば、書類の受付からデータ入力、承認、記録までをつなげられます。公共・金融・大企業など、複数部署へ展開する際の標準化や統制を重視する案件で候補になりやすい会社です。
得意領域・実績と確認事項
WinActorの公式製品紹介では、全国7,000以上の法人への導入実績が示され、30日間の無料トライアルや、実行版年額30万80円(税込)、フル機能版年額109万8,680円(税込)の価格例も掲載されています(出典:WinActor公式製品紹介、2026年8月確認)。ただし、ライセンスだけで業務自動化が完成するわけではありません。導入時はシナリオ作成、運用管理、画面変更への改修、問い合わせ窓口、販売パートナーの役割分担を見積書で確認してください。
日本電気株式会社(NEC)|現場主導で始めやすいRPA

日本電気株式会社は、NEC Software Robot Solutionを提供しています。マウスやキーボードを使った普段の操作をソフトウェアロボットに記録させ、定型的な入力、収集、集計、比較などを自動化できる製品です。製造、医療、金融、小売りなどの導入事例が公開されており、現場部門が自分たちの業務から自動化を始めたい場合に検討しやすい選択肢です。
特徴と強み
プログラミング未経験者でも扱いやすい操作性と、業務可視化・導入検証・教育・運用ルール策定まで含めた支援メニューが強みです。特に、まず一つの部門で成果を測定し、成功したシナリオを他部署へ広げたい企業に向いています。個人が作ったロボットを放置せず、台帳、権限、変更申請、エラー通知を整備すれば、現場主導と全社統制を両立しやすくなります。
得意領域・価格と確認事項
NEC公式の価格ページでは、通常版が1か月12万円から、実行専用版が1か月4万円からと案内されています。最短1か月の期間ライセンスがあるため、短期PoCやスポット利用の費用を組みやすい点も特徴です(出典:NEC Software Robot Solution価格・ライセンス、2026年8月確認)。実際の見積もりでは、開発者用と実行専用の本数、マネージャー、同時利用・フローティングの方式、保守、教育、RPA導入支援の範囲を分けて確認してください。
日本マイクロソフト株式会社|Microsoft 365とつながるローコード自動化

日本マイクロソフト株式会社のPower Automateは、クラウドフロー、デスクトップフロー、プロセスマイニング、AI、APIコネクタを組み合わせて業務を自動化するプラットフォームです。Teams、Excel、SharePoint、OneDriveなどのMicrosoft 365を利用している企業は、既存のアカウントやデータを活かしながら申請、通知、集計、文書処理を組み立てやすいです。
特徴と強み
Power Automateは、ローコードで業務フローを作成しながら、必要に応じて有人・無人のRPA、AIによる文書処理、カスタムAPIコネクタを加えられます。Microsoft公式では、1,000を超えるAPIコネクタ、組み込みのセキュリティやガバナンス、監視機能が案内されています(出典:Microsoft Power Automate公式、2026年8月確認)。ただし自由度が高い分、環境分離、データ損失防止、プレミアムコネクタ、権限、作成者の異動時の引き継ぎを先に設計することが大切です。
得意領域・価格と確認事項
Microsoft公式の日本向け価格では、Power Automate Premiumが1ユーザー月額2,248円相当、Processが1ボット月額22,488円相当で、いずれも年払い・税別の表示です(出典:Microsoft Power Automate価格ページ、2026年8月確認)。ライセンス単価だけを見ると導入しやすく見えますが、設計、プレミアムコネクタ、無人実行環境、Dataverse、監視、教育、開発パートナー費用が加わることがあります。既存のMicrosoft 365契約で使える範囲と追加契約になる範囲を、見積もりの前提条件として整理してください。
UiPath株式会社|RPAとAPI・AIを組み合わせた複合型自動化

UiPath株式会社は、RPA、オーケストレーション、API連携、Document Understanding、生成AIやAIエージェントを組み合わせた自動化プラットフォームを展開しています。画面操作の自動化だけでなく、文書を読み取り、判断を補助し、ワークフローで承認し、APIやロボットで実行する複合型の業務自動化を検討する企業に向いています。
特徴と強み
UiPathを使うと、既存システムを大きく改修できない場合でも、APIで接続できる部分と、画面操作で補う部分を分けて設計できます。AIやOCRを活用する場合も、すべてを無監督で確定させるのではなく、信頼度が低いデータだけ人へ戻す例外ルートを作ることが重要です。2026年は、RPAを単純な人の代替と捉えず、AIが認識し、ワークフローが管理し、ロボットやAPIが実行する構成で検討すると将来の拡張性を評価しやすいです。
得意領域・実績と確認事項
UiPathの三井情報事例では、Salesforce Sales CloudとSAP S/4HANA CloudのAPI連携で対応しきれない部分をRPAで補い、1日1万件の入力処理を自動化し、大半の導入を3か月で完了したと紹介されています。入力作業に要していた20〜30名の人員を0にしたという数値も掲載されていますが、これは個別事例の結果であり、自社で同じ効果が保証されるわけではありません(出典:UiPath三井情報導入事例、2026年8月確認)。導入時は国内実装パートナーの経験、AI・OCRの精度評価、ライセンス体系、保守窓口を分けて確認してください。
ServiceNow Japan合同会社|全社ワークフローと統制をまとめて整備

ServiceNow Japan合同会社は、ITサービス管理、従業員サービス、カスタマーサービス、セキュリティ、リスク管理などをワークフローでつなぐエンタープライズ向けのプラットフォームを提供しています。単一のExcel転記を自動化するよりも、申請・承認・問い合わせ・資産管理・部門間の引き継ぎを、記録と権限を含めて全社で標準化したい企業に適しています。
特徴と強み
ServiceNowの公式説明では、エンドツーエンドのプロセスを可視化し、組織全体の業務をデジタル化・自動化できるワークフローソリューションが示されています。Now Platform上でノーコード・ローコードのアプリやワークフローを作り、レガシーシステムや外部サービスとの接続を組み合わせられる点が特徴です。監査ログ、権限、承認履歴、サービスレベルなどを重視する場合に、RPA単体とは異なる価値を発揮します。
得意領域・向いていないケース
IT部門への問い合わせ、入社・異動・退職の手続き、購買申請、セキュリティインシデント対応など、複数の担当者とシステムが関わる業務に向いています。一方、少人数の部署が短期間でExcelの定型転記だけを自動化したい場合は、機能と費用が過剰になる可能性があります。対象業務の数、利用部門、連携先、求めるSLA、導入パートナーの支援範囲をもとに、総額と運用負荷で判断してください。
業務自動化ツールの開発会社を選ぶポイント

6社は知名度や価格だけで順位づけするものではありません。小規模PoC、Microsoft 365中心の自動化、既存基幹との連携、現場の内製化、AIとRPAの複合利用、全社ワークフローというように、自社の状況と得意領域を照らし合わせて候補を二、三社に絞ると比較しやすくなります。
実績は業界名ではなく業務と連携先で確認します
「同じ業界の実績があります」という説明だけでは、自社に適用できるか判断できません。請求書処理、受発注、勤怠集計、顧客登録、在庫更新など、似た業務をどのシステムと接続し、どの程度の件数で、例外をどう扱ったかを聞いてください。可能であれば、導入前後の業務時間、エラー率、処理件数、導入期間、保守の担当範囲を匿名化した事例で提示してもらうと、再現性を評価しやすいです。
技術方式とAIの扱いを確認します
提案を受けるときは、RPA、API、iPaaS、ワークフロー、AI-OCR、生成AIのどれをどの業務に使うのかを図で示してもらいましょう。APIがある基幹連携をすべて画面操作で作ると、将来の画面変更に弱くなるため、恒久連携と暫定連携を分けることが大切です。AIを使う場合は、入力データの保存場所、モデルの学習利用、国外移転、プロンプトやログの管理、信頼度が低いときの人による確認を契約・設計の両方で確認してください。
見積書と運用体制を細かく分けます
見積書では、ライセンス、環境構築、業務整理、要件定義、シナリオやフロー作成、API・OCR連携、データ移行、テスト、教育、監視、保守、画面変更時の改修を分けて記載してもらいます。企画用の目安として、小規模PoCは初期20万〜100万円で1〜2か月、部門導入は100万〜300万円で2〜4か月、複数部門・基幹連携は300万〜1,000万円で4〜8か月程度が考えられますが、これは業務数や連携数から作った推定レンジであり、各社の定価ではありません。
ROIは「削減時間×人件費+ミスや遅延の回避効果−ライセンス・保守・改修費」で試算します。作業時間だけでなく、月間処理件数、繁忙期の残業、差し戻し、入力ミス、監査対応の時間まで含めると、導入効果を社内で説明しやすくなります。なお、個人情報や電子取引データを扱う場合は、最小権限、MFA、ログ、バックアップ、委託先監督、電子帳簿保存法への対応も発注要件に含めてください。
よくある質問

業務自動化の発注では、RPAとシステム開発の違い、費用、AIの安全性、導入期間について質問されることが多いです。ここでは、会社へ相談する前に押さえておきたい回答をまとめます。
業務自動化ツールはRPAだけで十分ですか?
RPAだけで十分とは限りません。既存画面の定型操作にはRPA、システム間の安定したデータ連携にはAPIやiPaaS、申請・承認にはワークフロー、紙やPDFの読み取りにはAI-OCRというように、業務の性質に応じて組み合わせます。まずは自動化対象の入力、判断、実行、記録を分解して選ぶことが大切です。
業務自動化ツールの開発費用はいくらですか?
小規模PoCなら20万〜100万円、部門導入なら100万〜300万円、複数部門や基幹連携なら300万〜1,000万円程度が企画段階の目安です。ただし、業務数、データ量、連携方式、AI-OCRの有無、監査・可用性、保守体制によって大きく変わります。ライセンス費用と開発・教育・保守を分け、効果が確認できた後に拡張する段階導入が現実的です。
何から準備して開発会社へ相談すればよいですか?
現行業務のフロー、月間処理件数、1件あたりの所要時間、入力元と出力先のシステム、例外パターン、個人情報の有無、目標KPIを整理してください。完成した要件定義書がなくても、画面のスクリーンショットや担当者へのヒアリングメモがあれば相談できます。特に「誰の承認が必要か」「失敗したら誰が手動で復旧するか」を準備すると、実運用に近い提案を受けやすくなります。
まとめ

業務自動化ツールの開発会社は、製品の知名度だけでなく、自社の業務を整理し、適切な技術方式を選び、導入後まで運用できる会社を選ぶことが重要です。株式会社riplaはコンサルティングから開発、定着支援までを一気通貫で相談しやすく、NTTデータは大規模なRPA・ワークフロー、NECは現場主導のRPA、MicrosoftはMicrosoft 365連携、UiPathはRPA・API・AIの複合自動化、ServiceNowは全社ワークフローに強みがあります。
まずは一つの業務で効果を測定します
最初から全社の業務を自動化しようとせず、処理件数が多く、手順が安定し、例外時の確認方法が明確な業務を一つ選んでください。削減時間、処理時間、エラー率、手戻り、担当者の負担を測定し、成果が確認できた方式を次の部門へ展開すると、投資判断と現場の納得感を両立できます。
発注前に運用と費用の前提をそろえます
問い合わせ前に、現行フロー、連携先、処理件数、例外、セキュリティ要件、目標KPIをまとめ、複数社へ同じ条件で提示してください。ライセンス、開発、教育、保守、改修、データの所有権、設計書やシナリオの引き渡し条件まで比較すれば、導入後の属人化やベンダーロックインも防ぎやすくなります。
▼全体ガイドの記事
・業務自動化ツール開発の完全ガイド
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
