業務可視化ツール開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

業務可視化ツールの開発会社は、データ基盤・BI・業務理解を一つの流れで任せられるかで比べます。専門性が不足すると、データの精度が担保されないことがあり、使いにくいUIや運用後に壊れるパイプラインといったリスクも生じます。

そのうえで、6社の特徴と実績、データ連携や導入後支援の比べ方を紹介します。

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・業務可視化ツール開発の完全ガイド

業務可視化ツール開発パートナー選びの重要性

業務可視化ツール開発に必要なデータエンジニアリング、データアナリティクス、フロントエンド開発、業務プロセスの理解を示す図。
技術領域と業務理解を組み合わせて開発を支えます。

業務可視化ツールの開発には、一般的な業務システム開発とは異なる専門技術が必要です。データウェアハウスを設計し、ETLパイプラインでデータを集めて整え、BIツールで可視化する知識に加えて、業務プロセスの理解も求められます。

高品質なツールを適切なコスト・期間で実現するには、これらの能力を兼ね備えたパートナーを選ぶことが条件になります。

業務可視化ツール開発に必要な専門スキル

業務可視化ツールの開発に必要な専門スキルは、データエンジニアリング、データアナリティクス、フロントエンド開発です。それぞれ、データを集めて整える力、分析する力、画面を作る力に当たり、どれも欠かせません。

特に、データエンジニアリングとデータアナリティクスは、一般的なWeb開発会社には不足していることが多く、パートナー選定時に重点的に確認すべき点です。専門領域は、次の観点で分けて確認します。

  • データ基盤:データエンジニアリングとBIツールの経験。
  • 分析:データアナリティクスとLookerの経験。
  • 実装・安全性:React・Vue、クラウド、セキュリティ設計を比べます。

発注前に確認すべきポイント

発注前は、データセキュリティや導入後の更新・保守体制も含めて、候補を比べておきます。

  • 開発実績:業務可視化・ダッシュボードの事例とデモを見ます。
  • 技術と運用:ETL・DWH・BIの経験、データ品質への方針。

特に、デモ(実際のダッシュボードの画面)を見せてもらうことは、開発会社の能力を見極める最も有効な方法です。

ポイント

候補を比べる前に、データ基盤・BI・業務理解のどれを重視するかを決めておくと、各社の提案を同じ条件で見比べられます。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援します。IT事業会社として社内DXを推進した経験を活かし、成果創出と定着までを支えます。

営業・顧客・生産・販売管理など幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

特徴と強み

riplaの特徴は、業務改善と可視化を分けずに扱えることです。

  • 一気通貫:コンサルティングから開発まで支援します。
  • 業務起点:データを業務改善に生かす設計。

同社は、「何を可視化すべきか」という上流の業務コンサルティングから入り、データの収集・加工・可視化まで一貫して支援できる点が大きな強みです。業務改善のコンサルタントが、データ・フロントエンドのエンジニアと連携します。そのため、技術的には正しくても業務に役立たない可視化を防ぎます。

riplaは、IT事業会社として自社内のDX推進を実践してきた実体験があるため、「実際に現場で使われるダッシュボード」の設計ノウハウが豊富です。加えて、導入後の定着支援(操作研修・活用促進)まで含めて、同社はトータルで提供しています。

得意領域・実績

SFAやCRMのデータを使ったリアルタイム可視化ツールの開発に強みがあり、構築実績も豊富です。

たとえば、月次決算作業が大幅に短縮された事例もあります。

  • 業務領域:営業・顧客管理・販売実績のKPI。
  • 導入効果:中小〜中堅企業の業務課題を数値で把握。

株式会社ウイングアーク1st|データ活用・ビジュアライゼーションのリーディングカンパニー

株式会社ウイングアーク1stは、帳票・文書管理とデータ活用・可視化のソリューションを専門とする、日本最大規模のデータ活用プラットフォームベンダーです。自社開発のBIダッシュボード「MotionBoard」は、製造・流通・金融・公共など幅広い業界で、導入実績が8,000社以上あります。

特徴と強み

ウイングアーク1stは、可視化と既存システムとの接続の両面で特徴があります。

  • 可視化:MotionBoardで業務データを表示します。
  • 連携:SAP・Oracleなどの業務システムと接続。

MotionBoardは可視化機能が豊富で、ノーコードでダッシュボードを構築できます。そのため、IT部門だけでなく業務担当者自身が指標を追加・修正する、セルフサービスBIの環境を実現できます。

MotionBoardは、salesforceを含む主要な業務システムとのコネクターも備えています。

製造業向けのIoTデータとの連携(工場の設備稼働状況のリアルタイム可視化)も得意分野のひとつです。

同社は、帳票管理ソリューションとの連携により、ダッシュボードで確認した数値を帳票形式で出力・配信する一気通貫のデータ活用基盤を構築できます。

得意領域・実績

製造業の生産現場では、KPIや設備稼働率を可視化しています。

金融機関の営業活動や、小売業の店舗・商品分析にも実績があります。

8,000社以上の導入事例から業種別のベストプラクティスが蓄積されています。そのため、同業種の事例を参考にした効率的な導入支援が受けられます。

ポイント

BIツールの専業度や業務システムとの接続を重視するなら、有力な候補になります。帳票との連携や、業種別の導入事例も比べる材料になります。

日立ソリューションズ|大規模データ活用基盤の構築に実績

日立ソリューションズは、日立グループのITサービス会社として、データ活用基盤の構築、AIを活用した業務可視化、DX推進のコンサルティングを手がけています。

大規模なデータウェアハウスやデータレイクの構築実績があり、複数の基幹システムからデータを統合する全社的な可視化基盤に強みがあります。

特徴と強み

日立ソリューションズの特徴は、データ基盤と大規模案件への対応にあります。

  • データ基盤:主要DBMSから情報を抽出・変換します。
  • 高速分析:大量データの集計と可視化を支援。

強みは、AWS・Azure・GCPのマルチクラウド対応のデータ基盤構築能力と、AIを活用した予測分析・異常検知を組み合わせられる点です。

予測モデル(売上予測・在庫最適化・設備故障予知)をダッシュボードに組み込んだ「意思決定支援型の可視化ツール」の構築実績もあります。可視化だけで終わらせず、判断の支援まで広げられる点も特徴です。

セキュリティへの取り組みも強固で、機密性の高い経営データや個人情報を扱う可視化ツールも、安心して依頼できます。さらに、大規模プロジェクトに対応できる技術者リソースが豊富な点も強みです。

得意領域・実績

製造業(生産・品質管理)、公共機関(行政サービスの利用状況)、流通業(サプライチェーン)で実績があります。

特に、複数の拠点・部門のデータを統合した全社KPIダッシュボードに強みを発揮しています。

AIによる異常値アラートを組み込んだ高度な可視化ツールも構築しています。サービスは主に大手・中堅企業向けが中心です。

  • 業界実績:大規模案件に対応します。
  • 分析機能:全社KPIと異常値アラート。

株式会社インサイトテクノロジー|データ分析・可視化専門のブティックファーム

株式会社インサイトテクノロジーは、データベース管理・データ活用・データセキュリティを専門とするITベンダーです。

Oracle・SQL Server・PostgreSQLなどの主要DBMSに対応し、データの抽出・変換・可視化を高品質に支援します。

特徴と強み

インサイトテクノロジーの特徴は、データを扱う基盤の部分から支えられる点にあります。

  • 分析基盤:データ統合と業務分析の支援。
  • 技術力:大量データを扱う設計に対応します。

強みは、データベースの深い技術力をベースにした高性能なデータ処理能力です。大量のトランザクションデータを高速に集計・分析し、クエリを見直すなどしてリアルタイム可視化のボトルネックも解消します。

同社は、データセキュリティの観点からも強みがあり、データマスキング・アクセスログ監査・個人情報保護対応を含めた安全なデータ活用基盤を構築できます。

自社開発の「Prise(プライズ)」は、データアクセスを監視・制御する製品として、金融機関・医療機関など高いセキュリティが求められる業界での導入実績が豊富です。

得意領域・実績

セキュリティを重視したデータ活用・可視化ソリューションの導入実績があります。

特に、個人情報や機密性の高いデータを扱いながらも、経営管理・業務改善のための可視化を実現するプロジェクトで強みを発揮しています。

同社は、既存の基盤をベースにした大規模データ可視化基盤の刷新・モダナイゼーション領域でも高い評価を受けています。

  • 対象業界:金融・医療・製造のデータ活用を支援します。
  • 基盤刷新:OracleやSQL Serverの刷新にも対応します。

クラスメソッド株式会社|AWSを活用したデータ活用・可視化に強み

クラスメソッド株式会社は、AWSプレミアコンサルティングパートナーとして、AWS上でのデータ活用基盤構築・分析・可視化に特化した技術力で知られています。

技術ブログ「DevelopersIO」は月間200万PV以上で、データ活用の技術情報を発信しています。こうした発信が、技術力の裏付けになっています。

特徴と強み

クラスメソッドの特徴は、AWSの活用と可視化を一緒に手がけられる点です。

  • AWS基盤:AWSのデータ活用サービスの組み合わせ。
  • コスト設計:AWS環境に合う運用を検討します。

Amazon Redshift・AWS Glue・Amazon QuickSightなどで、データ基盤を構築します。

AWS公式の最高位認定を保持しているため、最新のAWSサービスを活用した先進的な構成を提案できます。

スタートアップから大手企業まで幅広い規模のデータ活用基盤を手がけており、スケーラブルなアーキテクチャ設計が得意です。

特に、Amazon QuickSightを活用したコスト効率の高い可視化ダッシュボードの構築は、評価が高いです。さらに、Tableauなどと比べて、AWS環境での運用コストを大幅に削減した事例も多数あります。

得意領域・実績

EC・小売業・製造業・メディア・金融業など幅広い業界で、AWSのデータ基盤構築の実績があります。

特に、AWS上にデータレイクを構築し、Amazon QuickSightやTableauで可視化する構成での実績が豊富です。

スタートアップや中小企業でも採用しやすい、コスト効率の高い提案が可能です。月額数万円のランニングコストで高機能な可視化環境を実現した事例も多くあります。

  • AWS連携:複数データソースをAWS上で統合します。
  • 費用設計:低コストの構成を含めて比較できます。

ポイント

AWS上でデータ基盤を構築する予定があれば、有力な候補です。構成とコストを一緒に比べると、判断の手がかりになります。

株式会社Tableau Japan(Salesforce)|エンタープライズBIの世界標準

Tableau(タブロー)は、世界最大のBIツールの一つとして、世界100カ国以上・10万社以上の企業に採用されています。

現在はSalesforceグループの一部として、CRMとのシームレスな連携も強化されています。さらに、Tableau Japanが、導入支援と認定パートナーのエコシステムを通じて、日本企業のデータ活用を強力に支えています。

特徴と強み

特徴は、分析機能と活用支援の両面にあります。

  • 分析機能:複雑なデータの視覚的な整理。
  • 活用支援:利用者が指標を使える状態を目指します。

Tableauの強みは、圧倒的なデータビジュアライゼーション能力と、ユーザーフレンドリーなインターフェースです。ドラッグ&ドロップで直感的にダッシュボードを作れるため、IT部門だけでなく業務担当者もセルフサービスでレポートを作成できます。

データベース・クラウドサービス・Excelなど、あらゆるデータソースに接続できるコネクターが豊富です。そのため、既存システムとの連携も容易です。

Salesforce CRMとのネイティブ連携もあり、営業活動の可視化では特に高い価値を提供できます。

Tableau認定パートナーが全国に存在するため、導入支援・カスタマイズ・保守を依頼できるエコシステムが充実しています。

得意領域・実績

日本国内では大手製造業・金融機関・流通業を中心に、経営ダッシュボードやKPI管理に活用されています。現場の業務可視化ツールとしても使われています。

Salesforce CRMを活用している企業には特に相性が良く、顧客データ・営業データの統合可視化では最高クラスの選択肢です。

ライセンス費用は他のBIツールと比べて高い傾向がありますが、その分の価値は、圧倒的なビジュアライゼーション能力と豊富なユーザーコミュニティで担保されています。

  • 業界実績:金融・小売・製造・医療・公共で使われています。
  • 選定条件:ライセンス費用と可視化能力を比べます。

業務可視化ツール開発パートナー選びのポイント

業務可視化ツール開発パートナーを技術スタックとの適合性、BIツールの長期コスト、導入後の定着化支援体制から確認する図。
3つの観点をそろえると、各社の提案を見比べやすくなります。

パートナーを選ぶ際は、技術スタックとの適合性と業務理解力の両面から評価します。

BIツールやデータ基盤の選定は、長期的なコストとロックインのリスクに大きく響きます。そのため、慎重な判断が必要です。

データエンジニアリングスキルの確認方法

まず、過去に構築したデータパイプラインの事例を質問します。複数のデータソースを統合した際に起きた品質問題と、その解決方法も確認します。

大量データを高速に集計するためのアーキテクチャについても質問します。こうした技術的な質問が有効です。具体的な事例と解決策を明確に説明できる会社は、実力があると判断できます。

使用するETLツール(dbt・Airflow・AWS Glue等)やDWH(BigQuery・Redshift・Snowflake等)も確認します。さらに、選定理由を問うと、技術選定の論理性も見えてきます。

  • 事例確認:過去の案件で、問題をどう解決したか。
  • 技術選定:ETL・DWHを選んだ理由。

BIツール選定と長期コストの考慮

BIツールは、機能と利用環境を同じ条件にそろえてから比べます。

  • 機能:Tableau、PowerBI、AmazonQuickSightの違いを確認します。
  • 費用:ユーザー数と既存クラウド環境を前提にした見積もり。

BIツールの選定では、開発費用に加えて年間のライセンス費用も含めた長期コストで判断します。

Tableauは高機能ですが、ユーザー1人あたり年間数万円〜と費用は高めです。Power BIはMicrosoft 365利用企業ならコストを抑えやすく、Amazon QuickSightはAWS環境での利用コストが低い特徴があります。

社内のIT担当者がメンテナンスできるか(ローコード・ノーコードのツールか、エンジニア不要でダッシュボードを追加できるか)も、長期的な保守コストに直結します。

パートナーには、BIツールを選ぶ理由と他の選択肢との違いを質問します。自社の状況に合った提案ができるかを確認することが大切です。

導入後の定着化支援体制の確認

業務可視化ツールが開発後も使われ続けるかは、導入後の定着化支援に大きく左右されます。そのため、開発と導入だけでなく、納品後も関わり続けてくれる会社かを見ておきます。

  • 研修:利用者向けのトレーニングと操作研修の有無。
  • 継続支援:指標の追加や活用促進への対応体制。

ツールのサポート体制と、新しい指標やビューを追加する際の対応速度も確認します。長期的なパートナーとして評価する材料になります。

導入後の活用促進まで継続して支えてくれるパートナーを選ぶことが、投資効果を高める条件になります。

ポイント

技術力、長期コスト、導入後の支援体制を、どの会社にも同じ条件で確認するのが基本です。長期の費用まで含めて比べると、会社ごとの違いを正しく捉えられます。

まとめ

業務可視化ツール開発のパートナーは、データエンジニアリング・BIツール・業務コンサルティングの3つのスキルを兼ね備えた会社から選ぶことが大切です。

ここで紹介した6社はそれぞれ異なる強みを持っており、自社の規模・業種・既存システム・予算に合ったパートナーを選ぶことが、成功への近道です。

コンサルから一気通貫で支援を求めるならriplaが候補です。

BIツール専業の強みを活かすならウイングアーク1stまたはTableauが候補です。AWSのデータ基盤構築ならクラスメソッドが有力です。

そのうえで、複数社へ相談・提案依頼を行い、実際のダッシュボード事例を見せてもらいながら比較検討することをお勧めします。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。