C言語のシステム開発会社を選ぶときは、単にC言語を書けるかではなく、組込み制御、既存コードの移植、ハードウェア連携、工場の上位システムまで、自社の課題に合う会社を見極めることが重要です。C言語は現在も機器や装置の制御、通信、ドライバ、リアルタイム処理などで使われていますが、案件ごとに必要な技術領域が大きく異なります。
この記事では、C言語のシステム開発で相談しやすい株式会社riplaと、公式サイトで組込み・制御・C言語関連の対応を確認できる5社を紹介します。各社の得意領域、相談時に確認したい事項、費用の考え方まで整理しますので、レガシーシステムの刷新や新しい製品開発の発注先を比較する際にお役立てください。
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・C言語のシステム開発の完全ガイド
C言語のシステム開発会社選びが重要な理由

C言語のシステムという言葉には、装置を動かす組込みシステム、機器とサーバーをつなぐ通信ソフト、既存の業務システム、古いソースコードを新しい環境へ移す刷新案件などが含まれます。求められる知識が案件ごとに違うため、会社の規模や知名度だけで選ぶと、実機試験や保守の段階で行き違いが起こりやすくなります。
技術領域の適合性が品質と納期を左右します
たとえば、センサー入力やモーター制御が中心なら、対象MCU、割込み処理、メモリ容量、RTOS、デバッガ、実機評価の経験が必要です。工場の生産設備であれば、PLCやSCADA、PCアプリケーション、現地調整まで理解できる会社が向いています。既存C資産の刷新なら、ソースコードから仕様を読み起こす力、古いコンパイラやアセンブラを扱う力、互換性を確かめるテスト設計が重要です。
発注前に成果物と責任分界を決める必要があります
C言語案件では、ソフトウェアだけを納品するのか、基板・開発ボード・計測器を含めるのか、量産ラインの書き込みや現地試験まで依頼するのかで見積もりが変わります。ソースコード、設計書、ビルド手順、テスト仕様書、第三者OSSの一覧、脆弱性対応の窓口を契約書やRFPに明記しておくと、納品後に「動くが直せない」という状態を防ぎやすくなります。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
riplaの特徴は、言語や製品の実装だけでなく、業務上の目的を整理してからシステムの形に落とし込める点です。C言語を使う制御部分と、Web画面・データ連携・業務管理を分けて考えたい場合にも、全体の業務設計から相談できます。たとえば、装置から収集したデータを営業や生産管理で使いたい場合は、エッジ側の制御、ゲートウェイ、クラウドや業務システムの責任分界を先に整理すると、過剰なスクラッチ開発を避けやすくなります。
得意領域・相談時に向く案件
業務要件がまだ固まっていない企業、既存システムと新しい機器データをつなぎたい企業、開発後の現場定着まで見据えたい企業に向いています。一方で、特定MCUのファームウェアや安全規格対応が主課題の場合は、後述する組込み専門会社と技術体制を比較してください。riplaへ相談する際は、現行業務の流れ、利用者、機器構成、連携したいデータ、既存ソースの有無を伝えると、C言語部分を含む全体構成を検討しやすくなります。
株式会社日本サーキット|MCU・RTOS・既存コード移植に対応

株式会社日本サーキットは、組込み機器のハードウェアとソフトウェアを扱う実在企業です。公式サイトでは、要求仕様書の作成からプログラム作成までの対応、ソースコードからの仕様書作成、アセンブラからC言語へのコンバートを掲げています。既存の資料が十分でない案件や、古い資産を新しいMCUへ移したい案件で、相談候補にしやすい会社です。
特徴と強み
日本サーキットは、non-OS、組込みLinux、RTOSに対応していると公式に説明しています。代表的な対応MCUとして、Renesas、ARM Cortex、Microchip、TI、STMicro、NXPなどを挙げており、特定のマイコンだけに閉じない比較がしやすい点が特徴です。設計途中の仕様変更や早期プロトタイプにも対応するとしているため、検証しながら仕様を詰める案件では、初期相談時にプロトタイプの範囲と評価条件を確認するとよいです。
得意領域・相談時に向く案件
センサーネットワーク機器、IoTゲートウェイ、ドローン制御、振動計測装置などの開発事例を公式に掲載しています。MCU選定から、ファームウェア、通信、上位アプリケーションまで相談したい場合に候補になります。相談時には、現行のCPU型番、OSの有無、割込み周期、通信規格、利用中のコンパイラ、実機と評価ボードの有無を渡すと、対応可否を具体的に確かめやすくなります。
協栄産業株式会社|ハードウェアを含むトータルシステムに対応

協栄産業株式会社は、家電やデジタル機器などの組込みシステムを扱う実在企業です。公式サイトでは、組込みソフトウェアだけでなくハードウェアの設計・開発も行い、トータルシステムとして要望に応えると説明しています。ソフトウェア会社と基板会社を別々に発注する負担を減らしたい企業にとって、比較する価値がある候補です。
特徴と強み
協栄産業はマイクロコンピュータのソフトウェア開発に加え、ハードウェアを含めた受託開発を案内しています。C言語の実装だけを比較するのではなく、回路設計、基板、ファームウェア、実機の評価を一つの工程として見積もれるか確認しやすい会社です。製品仕様がまだ変わる段階では、ハードとソフトの変更管理を誰が担うのかを明らかにすることが重要です。
得意領域・相談時に向く案件
生活機器やデジタル機器など、筐体や回路を含む製品開発を検討する企業に向いています。機器の試作から量産までを見据える場合は、製造側との受け渡し、検査工程、ファームウェア書き込み、量産後の不具合解析まで確認してください。C言語の既存資産を使う場合も、現行基板と新基板の差分、周辺デバイス、通信仕様を整理してから相談すると、ソフトだけの見積もりになりにくいです。
株式会社アドバンスド・データ・コントロールズ(ADaC)|C・C++とRTOS・開発環境に強み

株式会社アドバンスド・データ・コントロールズ(ADaC)は、組込みソフトウェアの開発環境やRTOSなどを扱う実在企業です。公式の会社情報では、アセンブラ、C、C++、複数のマイクロプロセッサへの対応の変遷を説明し、Green Hills Software社のリアルタイムOSや統合開発環境などを提供しています。アプリケーションの受託だけでなく、ツールチェーンや開発基盤も含めて検討したい場合の候補です。
特徴と強み
ADaCは、C/C++コンパイラ、RTOS、統合開発環境、デバッグやテストの環境を組み合わせて考えられる点が特徴です。公式製品情報では、C言語で記述された制御システムの解析や、組込み開発のビルド・デバッグを支援する製品も確認できます。機能安全やセキュリティを見据え、コーディング規約、静的解析、実行時間やメモリ使用量の可視化を開発プロセスに組み込みたい場合は、導入支援と開発代行の範囲を分けて確認してください。
得意領域・相談時に向く案件
既存の開発環境が古い、RTOSの選定に迷っている、デバッグ手順やビルド環境が属人化しているといった案件で比較しやすいです。ADaCの公式情報には、1982年の創立以来、言語処理系や組込み開発環境を追求してきた経緯が記載されています。発注前には、対象CPU、必要な認証、購入するツールのライセンス、ソースコードの所有権、開発後の保守窓口がそれぞれどこにあるかを確認してください。
株式会社ソフテック|工場・装置制御からPC業務アプリまで対応

株式会社ソフテックは、工場やインフラ施設で使われる制御用ソフトウェアの受託開発を手がける実在企業です。公式サイトでは、組込みソフトウェア、PLCソフトウェア、PCソフトウェア、SCADAシステムの4分野を案内しています。C言語で装置を制御し、そのデータをPCや監視画面で扱うような案件では、技術領域をまたいだ相談先として検討できます。
特徴と強み
ソフテックは受託開発を100%とし、要件定義などの上流工程から、工場への導入時の現地調整まで行うと説明しています。公式サイトには、2026年6月末時点で受注案件7,415件という実績も掲載されています(出典: 株式会社ソフテック公式サイト、2026年6月末時点)。これはC言語案件だけの件数ではありませんが、制御用ソフトウェアを長期に扱ってきた会社かを判断する補助情報になります。
得意領域・相談時に向く案件
工場の設備制御、生産管理、監視・制御、産業機械の動作制御を一つの業務フローで捉えたい企業に向いています。組込みソフトとPCソフト、PCソフトとPLCソフトを組み合わせた提案が可能と説明されているため、C言語の制御部分だけでなく、現場のオペレーションやデータ活用まで検討できます。相談時には、設備停止が許される時間、現場のネットワーク制約、既存PLCのメーカー、アラームや履歴の要件を伝えると具体化しやすいです。
株式会社エンビテック|C言語ソースのIoT部品と組込み支援

株式会社エンビテック(EmbiTeK)は、組込みシステム向けのソフトウェアとハードウェアの知識を提供する実在企業です。公式サイトでは、C言語ソースコードによるIoTソフトウェア部品、RTOS、GUI、ファイルシステム、TCP/IP、USB、暗号化ライブラリなどを案内しています。既存製品にIoT機能を追加したい企業や、開発・デバッグ環境を整えたい企業にとって比較候補になります。
特徴と強み
エンビテックはSEGGER社の製品を扱う正規日本代理店として、デバッガ、書き込みツール、開発環境、RTOSやミドルウェアのライセンス販売・サポートを行っています。自社の製品アプリケーションを大きく作り直さず、既存のC言語資産に通信、USB、セキュア更新、IoT機能を追加したい場合は、再利用できる部品と受託開発を組み合わせられるか確認できます。製品ページではソースコード提供の記載もあるため、ブラックボックス化を避けたい案件では納品条件を具体的に確認してください。
得意領域・相談時に向く案件
IoT機器、センサー製品、通信機能の追加、RTOSの移植、デバイスドライバやファームウェアの開発を検討している企業に向いています。エンビテックの受託開発サービスでは、ARM、SH、PowerPC、MIPSなどのプロセッサを対象にしたOS対応、RTOSの移植・チューニング、I/Oデバイスドライバの開発や移植を案内しています。新しい開発環境への移行や、カスタム基板への対応が必要な場合は、対象CPUと回路図を準備して相談するとよいです。
C言語のシステム開発会社を選ぶ5つのポイント

6社を比較するときは、会社名の知名度よりも、自社の技術課題に対して責任を持てる体制があるかを確認してください。特にC言語の開発では、実装者の経験だけでなく、実機試験、ツールチェーン、ドキュメント、リリース後の保守まで含めたプロジェクト設計が必要です。
1. C言語を使う場所と目的を切り分けます
最初に、C言語が必要なのは機器側のファームウェアなのか、ドライバや通信ミドルウェアなのか、既存の業務システムなのかを決めます。一般的な受発注・在庫・会計の画面までC言語でゼロから作る必要はなく、C言語のエッジ制御とWeb系の業務画面を分ける構成が合理的な場合もあります。会社へ問い合わせるときは、C言語というキーワードだけでなく、処理周期、RAM・ROM制約、同時接続数、停止許容時間、データ連携先を伝えてください。
2. 実績ではなく成果物と担当者を確認します
「C言語の実績があります」という説明だけでは、対象MCU、RTOS、通信規格、開発ツールまで一致しているか分かりません。類似案件の担当者が初回設計から参加するのか、レビューや品質保証を誰が行うのか、担当者が交代したときに知識を引き継げるのかを確認してください。要求仕様書、設計書、テスト仕様書、ソースコード、ビルド環境、静的解析結果など、納品物を一覧にして見積書へ入れると比較しやすくなります。
3. 品質・セキュリティ・保守を見積もりに含めます
C言語はメモリ安全性や境界値、ポインタ、割込み競合などの不具合が製品停止や安全上の問題につながる可能性があります。レビュー、静的解析、単体・結合・システム試験、実機試験、回帰試験のどこまでを行うかを、会社ごとに同じ条件で質問してください。IPAは2026年6月12日に製品開発者向けガイドの第1版第2刷を公開し、委託開発を含むシステム・サービスについて、脆弱性対処や開示、SBOM、EOS・EOLなどを確認できるチェックリストを提供しています。出典はIPA「製品開発者向け・製品利用者向けガイド」の2026年6月12日公開情報です。
4. 費用と期間を前提条件つきで比較します
公開情報の一例として、カオピーズはC言語開発の費用目安を、小規模で50万〜200万円、中規模で200万〜600万円、大規模で600万〜2,000万円以上と整理しています(出典: カオピーズ「C言語で開発する費用相場とコスト削減のポイント」)。この金額は同社が公開する概算であり、公的な一律料金ではありません。ハードウェア、認証、現地試験、量産対応、既存コード解析が含まれるかで総額は大きく変わります。
5. リリース後の保守体制まで確認します
組込み製品は、発売後も部品のEOL、コンパイラやRTOSの更新、脆弱性、顧客環境の差異に対応しなければなりません。年間保守の対象を、問い合わせ対応だけにするのか、障害解析、修正版の提供、セキュリティ情報の通知、代替部品への移植まで含めるのかを決めてください。C言語の人材が社内に少ない場合は、納品後に自社でビルドできること、開発環境の再現手順があることも重要な選定条件です。
よくある質問

C言語のシステム開発を初めて外注するときは、技術的な質問だけでなく、費用、期間、既存資産の扱い、納品後の責任範囲も気になります。ここでは、発注前に特に確認されやすい質問へ回答します。
C言語のシステム開発費用はいくらですか?
公開されている概算では、小規模な組込み制御やIoTデバイスで50万〜200万円、中規模の装置制御やドライバ開発で200万〜600万円、大規模なOS組込みやメーカー向け制御で600万〜2,000万円以上という目安があります(出典: カオピーズ、公開情報)。ただし、これは案件規模の目安です。実機、基板、認証、量産、既存コードの解析、保守を含むかを分けて見積もらなければ、会社間の金額比較はできません。
古いC言語のシステムは作り直すべきですか?
必ずしも全体を作り直す必要はありません。まずソースコード、実機、ビルド環境、障害履歴、テスト資産を棚卸しし、仕様が分かる部分と分からない部分を分けてください。互換性が重要な制御部分は残し、通信・画面・ログ収集から段階的に移行する方法や、アセンブラからC言語へ変換して保守性を高める方法もあります。最初に小さなPoCを行い、処理速度、メモリ、実機動作、既存機器との互換性を確認すると判断しやすいです。
C言語ではなくPythonやRustを選ぶべきですか?
言語は、処理速度、メモリ制約、リアルタイム性、既存資産、安全性、開発者の確保を総合して選びます。センサーやモーターを一定周期で制御する低レイヤーではC言語が適することが多い一方、データ分析や業務画面ではPythonやWeb系の技術が適する場合があります。Rustなどの採用を検討する場合も、対象MCU、RTOS、ツールチェーン、既存ライブラリ、社内の保守能力を含めて比較し、言語名だけで決めないことが大切です。
開発会社へ相談する前に何を準備すればよいですか?
製品や業務の目的、現行構成図、CPU・MCU型番、基板資料、C言語のソースコード、ビルド手順、通信仕様、ログ、障害履歴、テストケースを準備してください。すべてが揃っていなくても、欠けている資料を明示することが重要です。特に実機の貸し出し条件、再現手順、納期、予算上限、公開できない情報の範囲を最初に伝えると、会社側も調査・PoC・本開発を分けた提案をしやすくなります。
まとめ

C言語のシステム開発会社は、C言語の経験年数だけでなく、対象MCU、RTOS、通信、実機試験、ハードウェア、既存資産の解析、上位の業務連携をどこまで担えるかで比較してください。今回紹介した6社は、業務全体の整理を支援するripla、MCUや既存コード移植に対応する日本サーキット、ハードとソフトを含む協栄産業、開発環境やRTOSに強みを持つADaC、工場・装置制御のソフテック、IoT部品や組込み支援のエンビテックというように、得意領域が異なります。
要件を整理して2〜3社へ相談してください
発注前には、C言語を使う範囲、実機の種類、処理周期、通信規格、既存ソースの状態、必要な試験、納品物、保守期間を一枚にまとめてください。同じ資料を2〜3社へ渡し、実装費、機材費、試験費、ライセンス費、移行費、保守費を分けた見積もりを受けると、価格だけでなく提案の抜け漏れも比較できます。
将来の保守まで含めてパートナーを決めます
C言語のシステムは、リリースした時点で終わりではありません。部品や開発ツールのEOL、脆弱性、仕様変更、担当者の交代に備えて、ソースコードとビルド環境を再現できる状態にし、保守の窓口と責任範囲を決めておく必要があります。短期の開発費だけでなく、数年後も製品や業務を止めずに改善できるかを基準に、最適な会社を選んでください。
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会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
