CodeIgniterのシステム開発を依頼するなら、フレームワークの知識だけでなく、業務要件の整理から設計・移行・保守まで対応できる開発会社を選ぶことが重要です。CodeIgniter 4はPHP 8.2以上を必要とするため、新規開発とCodeIgniter 3の移行では確認すべき項目も異なります。
この記事では、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援する株式会社riplaを最初に、CodeIgniterの公開実績を確認できる5社を紹介します。各社の得意領域や実績だけでなく、CI3・CI4の確認方法、費用の考え方、発注前に確認したい契約条件までまとめています。
▼全体ガイドの記事
・CodeIgniterのシステム開発の完全ガイド
CodeIgniterのシステム開発でパートナー選びが重要な理由

CodeIgniterは軽量で柔軟なPHPフレームワークですが、採用しただけで開発費用や失敗リスクが下がるわけではありません。業務フロー、データ構造、権限、外部連携、テスト、リリース後の運用を設計できる会社かどうかが、システムの使いやすさと長期的な維持費を左右します。
新規のCodeIgniter 4と既存CodeIgniter 3では課題が違います
新規開発では、PHP 8.2以上、Composer、データベース、Webサーバー、認証方式などを最初に決めます。CodeIgniter 4の公式要件ではPHP 8.2以上とintl、mbstring拡張が必要で、MySQL、PostgreSQL、SQLite、SQL Server、Oracleなどが対応データベースとして案内されています(出典:CodeIgniter 4公式ドキュメント、2026年確認)。一方、CI3からの移行では、古いPHP、独自ライブラリ、認証処理、URL、バッチ、テスト、データベースの依存関係を調査しなければなりません。
特にCI3の保守を依頼する場合は、「CI4へ移行するのか」「現行環境を一定期間保守するのか」「新機能だけ別サービスに分けるのか」を比較します。経験のある会社であれば、全書き換えを急がず、現状分析と小規模な検証を行ったうえで、事業を止めない移行計画を提案できます。
発注前に業務と運用の条件を明確にします
問い合わせ前に、利用者数、部署・役職ごとの権限、登録するマスタ、承認経路、CSV入出力、帳票、メール通知、外部API、既存データの件数を整理します。画面数だけを伝えると、例外処理やデータ移行が見積もりから漏れやすく、後半に追加費用が発生するためです。
また、納品物にソースコード、設計書、データベース定義書、テスト結果、操作マニュアルを含めるか、リリース後の障害対応と軽微改修をどこまで保守費に含めるかも確認します。CodeIgniterの知識に加え、業務理解とプロジェクト管理を持つ会社を選ぶことが、担当者の不安を減らします。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
CodeIgniterの採用を目的にするのではなく、業務上の成果から逆算して必要な機能と運用を整理できる点が強みです。現場へのヒアリング、業務フローの可視化、優先順位付け、要件定義、開発、導入後の定着までを一つの相談窓口で進めたい企業に向いています。既存システムの課題を洗い出し、CI3の延命・CI4移行・別技術での再構築を比較したい場合にも、事業面を踏まえた検討がしやすくなります。
得意領域・実績
営業管理、顧客管理、生産管理、販売管理など、企業ごとに異なる基幹業務を扱うシステムの相談先となります。CodeIgniterでの実装可否だけでなく、認証・権限、データ連携、現場教育、保守体制を含めて相談したい場合に適しています。お問い合わせ時には、CI4とPHPのバージョン、既存DBの種類、利用者数、必要な納品物、段階リリースの希望を伝えると、実現方法と概算費用を整理しやすくなります。
株式会社音生(neo)|大規模な健康管理システムの実績

株式会社音生は、名古屋を拠点にシステム開発やアプリ開発などを手がける企業です。公式の開発事例では、株式会社デンソー向けに社員4万4,000人の体重・血圧・歩数などを扱う健康管理システムを紹介しています。CodeIgniterを含む技術構成と、要件定義から保守・運用までの対応範囲が公開されています。
特徴と強み
大人数が利用するシステムで、段階的に機能を追加しながら運用へ移行した実績を確認できる点が特徴です。公式事例では第1フェーズのサービスリリースまで10か月、その後の追加機能は各3か月とされており、最初から全機能を一度に作るのではなく、フェーズを分けて改善する進め方の参考になります。利用者数が多い企業や、リリース後の改善を前提にした相談に向いています。
得意領域・実績
公開事例では、PHP、CodeIgniter、Mithril、Oracle、RedHat、Apacheなどを組み合わせ、健康データの管理、目標値の可視化、管理者からのアドバイスを実現しています。UI・UX設計やアプリ開発、インフラ設計、保守・運用まで含まれているため、Webシステムと周辺の利用体験をまとめて相談したい案件に適しています。ただし、CI3かCI4か、現在のPHPバージョン、保守の受付時間は公開情報だけでは判断せず、提案時に確認します。
アクティス・ジャパン株式会社|要件定義から運用までワンストップ

アクティス・ジャパン株式会社は、業務用システムアプリケーションの受託開発を行う企業です。公式サイトでは、企画段階から要件定義、構築、運用サポートまでのトータルサービスを掲げ、開発事例の一つとしてPHP(CodeIgniter、Smarty)を用いた人材応募サイトを公開しています。
特徴と強み
製造、物流・運輸、金融・公共、流通・販売など、多様な業界の業務システムを扱っている点が強みです。CodeIgniterの実装だけを切り出すのではなく、企画から運用サポートまで一貫した体制を求める企業と相性がよい候補です。既存の業務手順をWeb化する場合は、現行帳票やExcel運用をどこまで置き換えるかを先に整理すると、提案内容を比較しやすくなります。
得意領域・実績
人材応募サイトの事例では、エンドユーザーからの応募管理、企業の応募情報管理、スカウト機能を構築し、基本設計からリリースまでを担当したと公開されています。データベースはPostgreSQLとOracleが記載されているため、複数のデータベース環境や、利用者側と管理者側で機能が分かれる業務Webシステムを検討している企業は相談候補にできます。CodeIgniterのバージョンや新規・保守の対応範囲は、個別に確認する必要があります。
株式会社ジー・ソフト|料金・物件管理など業務Webに対応

株式会社ジー・ソフトは、名古屋・東京などを拠点にWebシステムやスマートフォン、Windowsアプリケーションの受託開発を行う企業です。公開されている開発実績では、電話料金・回線・請求書管理Webシステムや不動産向け物件管理システムなどで、PHPとCodeIgniter、PostgreSQL、Linuxを用いた構成が紹介されています。
特徴と強み
企画提案から運用保守まで、業務に応じた範囲で受託開発を相談できる点が特徴です。料金や請求、物件など、状態や履歴を管理する機能では、単純な登録・更新だけでなく、締め処理、権限、検索条件、帳票、データ訂正のルールが重要になります。こうした業務データの扱いを要件に落とし込みたい企業は、業務フローと現在のデータ項目を持参すると相談が進みます。
得意領域・実績
電話料金や回線、請求書、不動産物件など、業務管理と検索・請求に関わるWebシステムを検討する企業に適した候補です。多言語対応も掲げているため、将来的に拠点や利用者が増える場合は、画面表示だけでなくデータ・帳票・通知の多言語化をどこまで想定するか確認します。CodeIgniter 3の既存システムを対象にする場合は、公開実績のバージョンをそのまま推測せず、現行PHPとフレームワークの調査方法を提案してもらいます。
株式会社CI(シーアイ)|老朽化した業務システムの刷新を支援

株式会社CIは、業務システムの刷新、業務プロセスの可視化・自動化、Webアプリケーション開発などを行う企業です。公式サイトの技術一覧にはPHP、CodeIgniter、AWS、MySQL、PostgreSQL、Oracleなどが掲載されており、老朽化した業務システムからの移行や、Webベースの業務支援システムを相談できる候補です。
特徴と強み
現状のヒアリング、課題整理、要件確定、開発、テスト、リリース後の運用サポートまでの流れを公式に示している点が特徴です。既存のExcelやAccessを含めて業務を見直したい場合や、販売・予約・顧客管理といった業務支援システムにAPI連携を加えたい場合に、技術だけでなく業務改善の観点で相談しやすくなります。
得意領域・実績
PHPとCodeIgniterに加えてAWSや複数のデータベースを扱えるため、クラウド上の業務Webシステムや、既存環境からのリプレイスを検討する企業に向いています。会社公式情報では従業員数17名、2024年12月時点と公開されています。規模の大きい案件では、社内の担当者と協力会社の役割、プロジェクト責任者、繁忙期の増員可否を、個別提案で確認しておくと安心です。
株式会社フィクシィ|不動産検索と外部サービス連携に対応

株式会社フィクシィは、システム構築、Webサイト制作、管理・保守・サポートを行う東京都豊島区の企業です。公式サイトの開発実績には、不動産販売向けの物件検索チャットボット・問い合わせチャットシステムがあり、PHP、CodeIgniter、Bootstrap、jQuery、MySQL、Swagger、Firestore、Docker、Ansibleなどの構成が公開されています。
特徴と強み
利用者が自然な言葉で問い合わせるチャット機能と、物件検索、認証、クラウドサービスを組み合わせた事例を確認できる点が特徴です。CodeIgniterで管理画面や業務ロジックを構築し、Firestoreなどの外部サービスと連携する構成を検討している企業に向いています。導入時には、外部APIの障害時にどう動かすか、問い合わせ履歴をどこに保存するか、個人情報を含むログの保存期間を決めておく必要があります。
得意領域・実績
Web画面、データベース、検索、チャット、API、クラウド環境を組み合わせる案件の相談先となります。公式実績に記載された技術は確認できますが、CI3・CI4の別、PHPのバージョン、保守の体制やSLAまでは公開情報だけで確定できません。新規開発か既存システムの改修かを明確にし、脆弱性診断、監視、バックアップ、障害時の連絡方法まで見積もりに含めるか確認します。
CodeIgniterのシステム開発会社を選ぶポイント

6社は順位ではなく、公開されている実績の業務領域、規模、対応工程、技術情報の違いで比較します。CodeIgniterの記載があることだけで決めず、自社の課題と照らし合わせて2〜3社に相談し、提案の具体性と担当者の理解度を見極めることが大切です。
実績は業界名だけでなく規模と担当範囲を確認します
「PHP対応」と「CodeIgniterで業務システムを設計・運用した経験」は同じではありません。利用者数、データ量、業務の重要度、外部連携、開発期間、担当した工程を聞きます。たとえば音生の事例は社員4万4,000人、最初のリリースまで10か月、追加機能が各3か月と具体的です。アクティス・ジャパンの事例は応募管理とスカウト、ジー・ソフトの公開情報は料金・回線・物件管理など、比較できる粒度が異なります。
自社のシステムに近い事例が非公開の場合もあるため、守秘義務の範囲で業界、規模、課題、担当工程を説明できるかを確認します。導入後の保守実績、障害対応、引き継ぎ資料、担当エンジニアの継続性も、公開事例と同じくらい重要です。
CI4・PHP・認証・セキュリティの対応範囲を確認します
新規のCodeIgniter 4では、PHP 8.2以上を前提に、Composerによる依存関係の管理、データベースのバックアップ、ログ、CI/CD、クラウドまたはオンプレミスの運用方法を確認します。CodeIgniter 4.7.4の公式ドキュメントでは、PHP 8.2以上が必要で、PHP 8.2のサポート期限は2026年12月31日と案内されています(出典:CodeIgniter 4公式ドキュメント、2026年確認)。導入時のバージョンだけでなく、次の更新計画まで提案できる会社を選びます。
認証・認可では、CodeIgniter 4の公式認証・認可フレームワークであるShieldが選択肢になります。Shieldはセッション認証、アクセストークン、HMAC、JWT、メールによる2要素認証、グループと権限によるRBACを提供します(出典:CodeIgniter Shield公式ドキュメント、2026年確認)。ただし、機能を導入するだけで安全になるわけではなく、最小権限、権限変更の承認、監査ログ、パスワードポリシー、脆弱性診断を要件に含めます。
2026年5月22日公開のCodeIgniter 4.7.3では、アップロード時のクライアント拡張子と検出MIMEタイプの一致を検証するセキュリティ修正が行われています(出典:CodeIgniter 4公式変更履歴、2026年)。ファイルアップロード、CSV取込、外部APIなど攻撃対象になりやすい機能は、受入テストと脆弱性診断の範囲を見積書に明記します。
見積もりとプロジェクト管理の仕組みを確認します
CodeIgniterはオープンソースで、フレームワークのライセンス費用は基本的に発生しません。費用の中心は要件定義、設計、実装、テスト、移行、教育、運用です。2026年の業務システム全般の相場をCodeIgniter案件に当てはめた企画段階の推定では、小規模・単一業務が100万〜300万円、中小規模で複数機能が300万〜800万円、部門横断が500万〜1,000万円、大規模な基幹連携が800万円〜数千万円以上となります。これはCodeIgniter固有の公表価格ではなく、画面数、権限、データ移行、API、非機能要件で変動します。
見積書では、要件定義、基本設計、詳細設計、実装・単体テスト、結合・総合テスト、移行・導入、保守を分けて確認します。初期開発費の10〜20%程度を年間保守の企画目安とする場合もありますが、24時間監視やSLA、PHP・CodeIgniterの更新、脆弱性対応、軽微改修を含むかで変わります。見積もりが安くても、マスタ整備、受入テスト、移行リハーサルが別料金なら総額は上がるため、作業範囲をそろえて比較します。
個人情報を扱うシステムでは、個人情報保護委員会が示すアクセス制御、アクセス者の識別・認証、外部からの不正アクセス防止、ログの分析を要件化します(出典:個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」、2026年確認)。提案書に、誰が何を見られるか、退職者のアカウントをいつ無効化するか、ログをどの期間保存するかが書かれているかを確認します。
よくある質問

CodeIgniterのシステム開発を検討する担当者からは、フレームワークの選択、費用、既存システムの移行について質問が寄せられます。ここでは、発注前に判断しやすいように、特に確認しておきたい3つの質問に回答します。
CodeIgniterのシステム開発費用はいくらですか?
小規模な単一業務なら100万〜300万円、中小規模で複数機能なら300万〜800万円が企画段階の推定目安です。ただし、これはCodeIgniterの料金表ではなく、業務システム全般の相場を当てはめたものです。権限、承認、帳票、外部連携、データ移行、セキュリティ要件を含めて見積もる必要があります。
CodeIgniter 3から4へ移行したほうがよいですか?
PHPのバージョン、依存ライブラリ、セキュリティ更新、人材確保、事業継続性を調べてから判断します。CI4へ移行する方法だけでなく、CI3を短期延命して段階移行する方法や、別フレームワークで再構築する方法も比較し、現行システムの棚卸しと小規模な検証を行うことが安全です。
CodeIgniterに対応できる会社はどう見分けますか?
公式の実績ページでCodeIgniterの利用、担当工程、業務領域、データベース、開発期間を確認し、問い合わせ時にCI3・CI4、PHPのバージョン、保守体制を質問します。公開実績が自社と完全に一致しなくても、課題を業務要件へ落とし込み、リスクと追加費用を説明できる担当者かどうかを提案内容で見極めます。
まとめ

CodeIgniterのシステム開発会社を選ぶときは、フレームワーク名だけでなく、業務理解、データ移行、権限設計、テスト、保守を含めて比較します。今回紹介した株式会社ripla、株式会社音生、アクティス・ジャパン株式会社、株式会社ジー・ソフト、株式会社CI、株式会社フィクシィは、それぞれ公開されている実績や得意領域が異なります。
自社の業務と近い公開実績から候補を絞ります
大規模利用者への段階リリース、応募管理、料金・物件管理、老朽化システムの刷新、外部サービス連携など、まず自社の課題に近い事例を探します。そのうえで、CI4・PHP 8.2以上への対応可否、開発責任者、納品物、保守範囲、概算費用を同じ条件で問い合わせると、会社ごとの違いが見えやすくなります。
最初の相談で移行と運用まで確認します
CodeIgniter 3を使い続けるのか、CodeIgniter 4へ移行するのか、新規に別構成で作るのかは、現行資産と将来の事業計画で決まります。複数社から提案を受け、要件定義、データ移行、セキュリティ、教育、保守を含む計画を比較してから、長く運用できるパートナーを決定します。
▼全体ガイドの記事
・CodeIgniterのシステム開発の完全ガイド
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
