CodeIgniterのシステム開発の発注/外注/依頼/委託方法について

CodeIgniterのシステム発注は、業務整理、要件定義と委託範囲の決定、見積もりの比較の順に進めると、運用できる開発につながります。

発注形態と要件整理、外注の工程、費用相場、委託先の選び方を順に見ていきます。全体像はCodeIgniterのシステム開発の完全ガイドもご覧ください。

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・CodeIgniterのシステム開発の完全ガイド

CodeIgniterのシステム発注前の全体像

CodeIgniterはPHPでWebアプリケーションを開発するオープンソースのフレームワークです。MVCを基本に、画面、データベース、認証、バリデーション、API、バッチなどを組み合わせて、業務システムを構築できます。発注時は技術条件に加えて、システム化する業務の範囲と、誰が何を管理するかを先に決めておきます。

CodeIgniterで作れる業務システムの範囲

CodeIgniterで組める業務機能は幅広い一方、発注時には設計にかかる工数と、ほかの方式との比べ方も確認しておく必要があります。

  • 業務機能:顧客・案件・商品・在庫・請求の管理、検索、一覧、登録・更新、承認
  • 連携・画面:CSV入出力、帳票、メール通知、外部API連携、管理者画面
  • 利用形態:REST APIやスマートフォン向けバックエンドにも利用できる
  • 設計工数:承認ルール、例外処理、権限、移行、帳票、運用フローの設計で工数が増える
  • 方式選定:SaaS・パッケージに合わせるか、既存業務を優先してスクラッチにするかを比べる

フレームワークを採用しただけでは、開発費が下がるとは限りません。そのため、方式を選んだ理由を説明できる状態にしておきます。

CodeIgniter 3の保守とCodeIgniter 4への移行の判断

CI3を保守するか、CI4へ移行するかは、現行資産を調べ、費用・期間・リスクを比べて判断します。

  • 調査対象:PHP、Composer、独自ライブラリ、認証、URL、DB、バッチ、テスト、サーバー
  • CI4要件:現代的なPHP環境が前提。2026年時点の公式要件はPHP 8.2以上など(出典:CodeIgniter 4公式インストールガイド、2026年確認)
  • CI3継続の課題:PHP 7系や古いCI3は、脆弱性対応と保守人材の確保が課題になる
  • 判断方針:新規開発はCI4を前提にし、既存改修は資産を調べて延命と移行を比べる

判断では、フレームワークを書き換えるかどうかに加えて、現行環境を延命する案も比較対象に入れます。

発注形態と契約形態の選び方

適した発注形態は、発注者がどこまで企画と要件を担うかで変わります。一括委託、工程分割、専門会社やフリーランスの組み合わせには、それぞれ費用の見え方と管理負担があります。

契約書の名称より先に責任分界点を明確にし、発注形態ごとの特徴を踏まえて選びます。

一括請負での発注

業務整理、要件定義、設計を同じ会社へ委託します。開発、テスト、移行、教育、保守も、その会社が続けて受け持ちます。そのため、社内に担当者が少なくても進めやすく、窓口もまとめられます。

業務理解と技術力を持つ会社なら、画面単位ではなく業務プロセス単位で提案できます。ただし、要件が曖昧なまま契約すると、変更時に追加費用や納期延長が起きやすくなります。

契約前には、対象機能と別途見積もりになる変更の範囲を決めておきます。納品物、検収基準、障害対応期間も、このときに合わせて確認します。要件がまだ曖昧な場合は、要件定義を準委任で先に行い、固まった後に開発を請負へ切り替える方法もあります。

工程分割・チーム型での発注

工程分割・チーム型は専門性を補える形ですが、調整役と責任分界の設計が必要です。

  • 工程分割:要件定義、PHP開発、クラウドをそれぞれ専門会社へ依頼でき、既存の取引先も活用できる
  • 会社間の調整:成果物の受け渡し、障害時の責任、API変更が画面・DB・外部サービスに与える影響を詰める
  • 準委任:社内のPMや技術判断者がいれば、CodeIgniter経験者を一定期間アサインでき、月単位で体制を調整しやすい
  • 発注者の役割:進捗、品質、優先順位を管理し、設計承認・コードレビュー・リリース判断の担当を決める

要員を確保するのと並行して、開発を管理する社内体制を整えておきます。

請負契約と準委任契約の使い分け

契約形態は、工程の確度に合わせて選びます。権利や情報の扱い、終了後の対応は、契約を結ぶ前に確認しておきます。

  • 請負契約:成果物の完成と引き渡しを重視し、条件が明確な開発後半に向く
  • 準委任契約:業務の遂行を重視し、要件定義、調査、既存解析、優先順位が変わるアジャイル型開発に合う
  • 契約確認:どちらの契約でも、著作権、ソースコードの利用権、第三者ライブラリのライセンス、秘密情報、個人データ、再委託、障害対応、引き継ぎを確認する
  • 個人情報:委託先の監督と安全管理措置を条件に含める(出典:個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」、2026年6月改正)

ポイント

発注形態は社内に担当者が十分にいるかで比べ、契約形態は要件が固まっているかで選びます。一括請負は担当者が少なくても進めやすく、工程分割は調整役と責任分界の設計が前提になります。

RFPと要件整理の準備方法

RFPの要件整理を業務フロー、データ棚卸し、技術要件、非機能要件の4つに分けた図解。
4領域の前提をそろえると、提案内容を比べやすくなります。

RFPは、開発会社へ提案を依頼するための資料です。完成した仕様書でなくても、背景、目的、対象業務、利用者、期限、予算の考え方を記載します。

既存環境や期待する提案の範囲も書いておくと、各社が同じ前提で見積もりや提案を出せるようになります。反対に、条件が会社ごとに違うと、金額だけを比べても適正な判断はできません。

業務フローとデータの整理

業務の流れ、扱うデータ、移行作業は、画面一覧とは別に、RFPの段階で整理しておきます。

  • 業務フロー:登録者、データ、時期、承認者、差し戻し条件、帳票・外部連携の用途を整理する
  • 顧客管理の例:登録、重複確認、担当変更、退会、履歴参照、CSV出力を一つの業務として扱う
  • データの洗い出し:Excelでの補正や例外処理も聞き取り、マスタ、トランザクション、履歴、添付ファイル、削除・保存期間を分類する
  • 移行準備:件数、文字コード、重複、欠損、旧コードと新コードの対応表を確認し、移行調査、ツール、本番移行、移行後の照合を分けてRFPに書く

移行対象を決めないまま開発を進めると、後半にデータクレンジングの費用とリハーサルの期間が加わります。

RFPに書く技術・非機能要件

RFPでは、技術環境と運用上の品質条件を分けて記載します。

  • 技術要件:CI4かCI3の保守・移行か、PHP、Composer、DB、Webサーバーを記載する
  • 開発環境:クラウド・オンプレミス、環境、コード管理、CI/CDを明記し、未指定の技術は代替案と理由を求める
  • 非機能要件:利用者数、同時アクセス、応答時間、稼働時間、バックアップ頻度、復旧目標、監視、ログ保存期間を記す
  • 権限と安全性:部署・役職・担当範囲ごとの参照・登録・変更・承認・出力権限、脆弱性診断、個人情報保護を定める

CodeIgniter Shieldで認証機能を追加しても、それだけで安全になるわけではありません。そのため、パスワードポリシーと2要素認証を要件に含めるほか、監査ログとアカウント停止の運用も要件として定めます。

MustとShouldによる初期範囲の分け方

すべての要望を初回リリースに入れると、予算と納期が膨らみます。そこで、事業上の優先順位で初期範囲を分けておきます。

  • Must:業務を止めないために、初期対応が必須の機能
  • Should:効果が大きく、初期対応の優先度が高い機能
  • Could:将来の導入を検討する機能

たとえば、顧客・案件・請求の登録と権限管理をMust、ダッシュボードや高度な分析をShould、AI予測をCouldとする例があります。

後から追加する機能に備えて、データ構造やAPIには拡張の余地を残しておきます。また、小さなPoCやMVP(Minimum Viable Product)を作り、現場で例外を見つけてから本開発へ進む方法もあります。

NotebookLMの調査では、要件定義の不足、マスタ整備の遅れ、仕様凍結後の追加要求が、追加費用や納期遅延につながる論点として挙げられています。

ポイント

RFPには、業務フロー、データ、技術・非機能要件を、各社が同じ前提で見積もれる形で書きます。初回リリースの範囲は、MustとShouldで分けてから決めます。

CodeIgniterのシステム開発を外注する進め方

要件定義・設計から実装・テスト、移行・リリース、保守・引き継ぎへ進む開発工程の図解。
工程の節目ごとに承認と成果物の受け渡しを置きます。

発注先が決まったら、要件定義、設計、実装、テスト、移行の順に進め、教育と保守へ続けます。各工程では、承認する内容と次工程へ渡すものを決めておきます。

業務上の判断が遅れると、開発会社が仮定のまま実装を進め、後から作り直しになりかねません。そのため、判断者を明確にして進めます。

要件定義・設計での責任分界

要件定義と設計の内容は、発注者と受託会社それぞれの役割を分けて合意しておきます。

  • 要件定義:業務フロー、機能、画面遷移、データ、権限、外部連携、非機能要件を確定する
  • 技術設計:MVC、URL・ルーティング、DB、認証・認可、エラー、ログ、バッチ、バックアップ、環境分離を文書にまとめる
  • 責任分界:発注者は業務を承認し、受託会社は技術設計の実現方法とリスクを説明する
  • 例外処理:入力、重複、承認者不在、締め後の修正、CSV不正、API停止時の扱いを決める
  • 検証内容:CodeIgniterの入力検証とCSRF対策を踏まえ、項目ごとの条件とエラー表示を定める

例外処理を決めておくと、見積もりの精度が上がり、業務への定着にもつながります。

実装・テストでの受入条件

実装中の変更の扱いとテストの受入条件は、先に決めておきます。進捗は定例で確認します。

  • 進捗と変更:課題管理表、変更履歴、コードレビュー、週次報告を運用する
  • テスト工程:単体、結合、総合、受入、性能、脆弱性、移行リハーサルを行う
  • 受入条件:権限外の参照や変更の防止、承認履歴、CSVエラーの特定、バックアップからの復旧を確認する
  • 更新への備え:修正を取り込める保守設計にする

発注者が毎回コードを見られなくても、定例の場で、設計書の更新、テスト結果、未解決課題、追加費用を見ていけます。

仕様変更は口頭で済ませず、対象機能や理由、影響を記録に残します。費用、納期、承認者も、同じ記録に残しておきます。

CodeIgniter 4.7.3では、拡張子と検出MIMEタイプの一致を確認するアップロード検証の修正が入りました(出典:CodeIgniter 4公式変更履歴、2026年5月22日)。

移行・リリース・保守の計画

移行とリリース、利用者への案内、保守契約は、一続きの計画としてまとめます。

  • 本番移行:停止時間、最終データ、件数照合、旧システム参照期間、障害時の切り戻しを決めておく
  • 利用者への案内:操作、権限申請、パスワード再発行、CSV窓口、障害連絡先を伝え、複数回リハーサルする
  • 保守条件:受付、回答・復旧目標、軽微改修、更新、バックアップ、監視、脆弱性情報、月次報告を定める
  • 引き継ぎ:ソースコード、設計書、環境構築、アカウント、移行手順を納品対象にし、終了時の引き継ぎ方法も決めておく

ポイント

要件定義・設計で責任分界を決め、実装・テストでは受入条件と変更の記録を残します。移行後の保守条件と引き継ぎまで、一つの計画として見ておきます。

CodeIgniterのシステム発注費用・相場と内訳

要件定義、基本設計、詳細設計、実装・単体テスト、結合・総合テストの初期費用配分目安を範囲で示す横棒図。
実装・単体テストの配分目安が最も大きく示されています。

費用はフレームワークの種類だけでは決まりません。ここに示す金額は、CodeIgniter専用の公表価格ではなく、2026年の国内業務システムの公開相場から推定したものです。

ここで示すのは、CRUD中心のWeb業務システムを発注する際の企画段階のレンジです。実際の見積もりは、画面数や利用者数、権限に加え、外部連携やデータ移行、セキュリティ要件によっても個別に変わります。

規模別の初期費用のレンジ

規模ごとの費用と期間は、業務システムの公開相場を当てはめた推定です。企画段階の参考値として扱います。

  • 小規模・単一業務:社内申請や簡易な顧客台帳など、1〜2機能で100万〜300万円、1〜3か月
  • 中小規模:顧客・案件・請求、予約、在庫、CSV・メール連携などで300万〜800万円、3〜6か月程度
  • 部門横断:複数権限、帳票、外部API、販売・在庫・購買などで500万〜1,000万円、6〜12か月程度
  • 大規模:ERP・会計・EDI連携、大量移行、高可用性、監査要件を含み800万円〜数千万円以上、9か月から数年

SIA株式会社の2026年版相場では、小規模100万〜300万円、中規模500万〜1,000万円です。

また、大規模は1,000万円〜数千万円以上という幅を示しています(出典:SIA株式会社「システム開発の費用・相場(2026年版)」、2026年)。

工程別・機能別の見積もりの内訳

見積もりは総額だけでなく、工程ごとに分けて確認します。

次の割合は初期の目安で、案件によって変わる固定の正解ではありません。ただし、この配分と比べると、設計やテストが極端に少ない見積もりを見つけやすくなります。

  • 要件定義:10〜15%
  • 基本・詳細設計:基本設計15〜20%、詳細設計10〜15%
  • 実装・単体テスト:30〜40%
  • 結合・総合テスト:15〜20%
  • 移行・導入:5〜10%

認証・権限、CSV取込、帳票は、基本機能と分けて費用を確認します。スマートフォン対応や外部API、性能試験、脆弱性診断、CI3からCI4への移行も、別枠で費用を見ておきます。

「開発一式」の見積もりには、画面数、ロール数、API本数、データ件数の想定を質問します。前提条件が明記されていれば、別の会社の提案とも同じ条件で比べられます。

保守・運用費と初期費用の区別

運用費には、クラウド・サーバー、DB、メールなどに加え、監視やバックアップ、ログ保管、SSL証明書、外部API、保守担当者の費用が含まれます。

  • 年間保守の目安:初期開発費の10〜20%程度。スクラッチ業務システムでは15〜20%程度。初期600万円なら年間90万〜120万円程度
  • 運用条件:24時間監視、短時間復旧、休日対応、改修枠を含めると、費用は上振れする
  • 方式別費用:CodeIgniterはMITライセンスで、利用料はかからない

ライセンス費が無料であることだけを、費用全体の安さの理由として強調しないことが大切です。

SaaSは月額数万円から利用できる場合があります。

パッケージのカスタマイズは50万〜500万円程度、CodeIgniterのスクラッチ開発は300万〜数千万円以上が比較の軸になります。これらも一般的な類似業務システムからの推定で、サービス名や機能を指定しない段階では、特定の金額は断定できません。

ポイント

企画段階の費用は規模別のレンジで把握し、見積もりは工程別と機能別に分けて見ます。保守・運用費は初期費用と分けて、年間の額も見込んでおきます。

委託先の選び方と見積比較のポイント

委託先は、業務領域、要件定義から保守までの工程、CI3とCI4の経験を確認して選びます。CodeIgniterの記載だけでは、判断材料として足りません。

PHP・DB・クラウド・セキュリティの体制、公開事例の具体性、担当者の継続性も見ておきます。公開事例に金額が書かれていない場合は、推測せず、自社の要件で見積もりを依頼します。

実績と開発体制

実績は、CodeIgniterを使ったかどうかだけでなく、中身まで見ておくと判断材料が増えます。

音生が公開するデンソー向け健康管理システムは、社員44,000人が対象です。PHP・CodeIgniter・Oracleなどを使い、第1フェーズは10か月、追加機能は各3か月で進めた事例です(出典:株式会社音生「株式会社デンソー様のシステム開発事例」)。

利用者規模と段階リリースを重視する案件では、この事例が確認する質問を作る参考になります。

  • 実績の確認:業務領域、利用者数、期間、工程、DB、インフラ、保守の有無を見る
  • アクティス・ジャパン:PHP、CodeIgniter、Smarty、PostgreSQL、Oracleによる人材応募サイトの受託実績
  • ジー・ソフト:PHP・CodeIgniterによる電話料金・回線・請求書管理、不動産物件管理の実績
  • 問い合わせ:担当予定者、直近のCI4案件、設計書のサンプル、テスト体制、保守体制を確認する。公開事例だけで適合性は判断できない

前提条件をそろえた見積もりの比較

見積もりは、作業範囲、前提条件、成果物を同じ基準にそろえて比べます。

  • 比較条件:工程の範囲と、画面、帳票、権限、連携、データ、利用者、稼働環境をそろえる
  • 見積書:作業、成果物、数量、単価、工数、期間、前提、除外、変更単価を確認し、「一式」は完了条件を質問する
  • 範囲の差:A社は脆弱性診断込み、B社は別途なら、総額の差は開発力ではなく範囲の差かもしれない
  • 納品・保守:移行、マスタ、受入支援、マニュアル、コード、設計書、インフラ、監視、バックアップ、開始日を明確にする

範囲や開始日が曖昧なままだと、契約後に想定外の費用が発生することがあります。

保守人材・権限・データ移行のリスク

担当が変わる場合やデータを守る必要がある場合に備えて、保守条件、引き継ぎ資料、権限管理を契約とRFPに書いておきます。

  • 保守条件:CI3・CI4の対象、PHPなどの更新方法、脆弱性発見時の調査時間を定める
  • 引き継ぎ資料:リポジトリ、設計書、環境変数の管理、デプロイ手順、テストデータ、監視設定を納品対象にする
  • 権限と個人情報:部署などの参照・変更・承認・出力の範囲を定義し、安全管理を組織・人的・物理・技術面で確認する
  • 受入確認:アクセス制御、識別・認証、不正アクセス防止、操作ログ、委託先の監督をRFPに書き、テストする

ポイント

委託先は実績の中身と開発体制で見極め、見積もりは作業範囲と前提条件をそろえて比べます。保守人材や引き継ぎ、権限、データ移行のリスクも契約とRFPに書いておきます。

よくある質問(FAQ)

CodeIgniterのシステムを発注・外注するときの質問に答えます。費用、技術選定、既存システムの移行、RFPがない場合の相談を取り上げます。

CodeIgniterのシステム開発費用はいくらですか?

企画段階の推定では、単一業務の小規模システムは100万〜300万円です。複数機能の中小規模は300万〜800万円が目安です。

部門横断は500万〜1,000万円、大規模な基幹連携は800万円〜数千万円以上が目安です。これはCodeIgniter固有の公表価格ではなく、2026年の業務システム相場を当てはめたレンジです。

画面数、権限、移行、連携、非機能要件を伝えて個別見積もりを取ります。

CodeIgniterなら他のフレームワークより安く発注できますか?

CodeIgniterは軽量で、必要な機能を選んで構成しやすいフレームワークです。ただし、採用しただけで総額が安くなるとは限りません。

費用の中心は業務整理、設計、実装です。テスト、データ移行、セキュリティ、保守も、費用を構成する工程です。不要な機能を抱えず開発できる可能性はあります。

業務要件と開発体制をそろえたうえで、比べることが大切です。

CodeIgniter 3から4への移行も同じ会社へ依頼できますか?

依頼できます。その際は、CI3の解析とCI4の設計の両方を行える会社かどうかを確認します。

移行対象のコードや独自ライブラリに加え、PHP、Composer、DBを洗い出します。認証、バッチ、テスト、サーバーも、洗い出す対象に含めます。そのうえで、段階移行、現行延命、新規再構築を比べます。

データの整合性、画面の操作性、権限、性能、リリース後の保守まで含む計画を依頼します。

RFPがない状態でも開発会社へ相談できますか?

相談できます。現在の業務の流れや困りごと、利用者、期限、既存のExcelやシステム、予算の考え方をまとめ、初回の相談に持っていくとよいでしょう。

要件定義を有償で依頼する場合は、業務フロー、課題一覧、機能一覧、優先順位、概算見積もり、次工程の提案を成果物として受け取れるかを確認します。

まとめ

発注時はフレームワーク名から会社を探す前に、業務の目的、利用者、データ、権限、外部連携、非機能要件を整理します。

社内体制と要件の確度に応じ、一括請負、工程分割、準委任を使い分けます。要件が曖昧なら、要件定義を先に委託し、決まった範囲を開発契約へ移す方法もあります。

費用と見積もりの確認項目

費用はCodeIgniterの利用料ではなく、要件定義・設計・実装・テスト・移行・保守の範囲で決まります。

企画用の目安は、小規模100万〜300万円、中小規模300万〜800万円、部門横断500万〜1,000万円、大規模800万円〜数千万円以上です。

見積書を比べるときは、画面数や権限、連携、データ件数に加えて、診断、納品物、保守条件もそろえます。

発注前に最初に取る行動

まず、現行業務の流れと、利用者・データ・権限・連携の一覧を作り、MustとShouldを分けます。そのうえで、CI4の新規開発かCI3の保守・移行かを含め、他の選択肢も提案できる会社へRFPや相談資料を渡します。

開発実績に加えて確認したいのは、要件定義から保守までの範囲、ソースコードと設計書の納品、脆弱性対応、契約終了時の引き継ぎです。これらを押さえておくと、公開後も運用しやすいシステムにつながります。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。