化粧品製造業向け薬事管理システム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

化粧品製造業向けの薬事管理システムは、薬事専用機能、商品情報の共有、生産・品質との連携範囲の3点で比べると、自社に合う候補を絞り込みやすくなります。

取り上げる6社は得意な業務範囲が異なり、社ごとの特徴と得意領域、選ぶ前の確認事項を順に見ていきます。各テーマの詳細は、関連記事もご覧ください。

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・化粧品製造業向け薬事管理システム開発の完全ガイド

化粧品製造業向け薬事管理システムのパートナー選びが重要な理由

薬事専用型と生産品質統合型の導入範囲を左右で比べた図解
優先する業務範囲から候補の型を絞り込めます。

薬事管理システムは、申請書を作る道具として見られがちです。ただ、製品情報の基幹として設計すると、導入の効果を判断しやすくなります。

処方や原料を変えたとき、影響が表示や届出、製造指図まで及ぶかを追えることが大切です。さらに、在庫、出荷履歴、苦情対応への広がりも、同じ流れで追える状態が求められます。

適切なパートナー選定が成否を分ける理由

化粧品では、同じ原料であっても、表示名称やINCI名、配合目的、原料供給者を個別に扱い、キャリーオーバーや代替原料まで管理対象になります。

たとえば、処方を変えたとき、採用している全品目と表示データ、申請処方、製造ロットを一つの検索結果に出せないと、薬事担当者が台帳を照合することになります。

システム会社が製造や品質の現場を理解していないと、薬事部門だけが便利になり、工場側に二重入力が残ることもあります。そこで、課題と導入範囲に合う型を比べておくと、機能の過不足を抑えられます。

  • 薬事専用型:薬事担当が少人数で、処方・表示・文書の管理を優先する会社に合う型です。
  • 生産品質統合型:複数工場やOEM、秤量、品質検査、在庫まで連動させたい会社が選ぶ型です。

発注前に確認すべきポイント

発注前に、薬事情報の管理範囲と、移行・連携・運用の責任分担を開発会社と確かめておきます。

  • 薬事機能:処方版、表示名称変換、変更影響、届出、GQP・GVP記録、監査ログの各項目が、要件どおりに使えるかを見ます。
  • 連携・追跡:権限の分け方や、ロットをさかのぼれる範囲、ERP・LIMSとつなぐ範囲を押さえます。
  • 移行・運用:Excelからの移行とデータの整備、法改正・辞書更新の責任範囲、障害時の復旧目標を、どこまで受け持つかで比べます。

価格は、ライセンス料だけでなく総額で比べます。総額には、要件定義やマスタ整備、移行、バリデーションの費用が含まれます。

教育や保守、追加ユーザー、API連携も、比べる際に含めます。さらに、標準機能に合わせる範囲と個別開発の範囲は、見積書で分けてもらいます。

ポイント

候補は、処方や原料の変更が製造、在庫、苦情対応まで追えるかを基準に比べ、薬事専用型と生産品質統合型のどちらが合うかを先に決めます。発注前には、移行・連携・運用の責任分担も確かめます。

株式会社ripla|コンサルティングから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスの成果を生み、定着させるまでを支えます。

営業や顧客、生産、販売管理など、幅広い基幹システムの構築と導入の実績があります。そのうえで、業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

特徴と強み

riplaは、業務の整理から定着までを設計します。薬事の処方・表示・届出から、品質、生産、在庫まで、どこを統合するかも検討します。既存のERPや文書管理を残したままAPI・CSVで連携するなど、制約に応じた段階的な計画も立てられます。

  • 段階導入:代表品目の処方版、承認、変更履歴を、MVPとして先に検証する進め方です。
  • 機能拡張:次の段階で、原料マスタや製造指図、ロット追跡へ広げていけます。
  • 判断記録:自動チェックは薬事責任者の最終判断に代えず、根拠と承認の記録を残す補助機能として設計できます。

得意領域と相談時の確認事項

薬事と生産管理の境界に課題があり、既存の業務を整理したうえで開発したい企業に向いています。

  • 業務規模:品目数や原料・包装資材数、工場数、OEM比率を伝えます。
  • 現行環境:今使っている台帳や、連携しているERP・LIMS、必要な監査ログを示します。
  • 導入条件:自社特有の承認ルートや変更影響の分析、標準機能と個別開発の境界を、事前に話し合います。

導入期間だけでなく、データ移行後の教育や保守、法改正時の変更対応も、提案に含めてもらいます。

有限会社久光工房|処方・全成分表示・規制情報に強いCFMS

有限会社久光工房は、化粧品薬事情報サイトCosmetic-Info.jpを運営しています。あわせて、化粧品処方情報管理システム「CFMS」を提供しています。

CFMSは、処方から全成分リストを作り、分散した規制情報や原料情報を集める用途に特化したシステムです。

特徴と強み

公式ページでは、化粧品に固有の処方管理機能として、INCI名や中文リスト、医薬部外品の申請処方などが紹介されています。

  • 処方構造:プレミックスや別紙規格名称、多階層の処方も扱えます。
  • 成分計算:キャリーオーバーや残率を加味した算出に対応します。
  • 確認機能:原料・成分単位の警告や、原料代替が必要な処方の検索、注意表示の対象の洗い出しもできます。

薬事担当者が中心となって、処方や表示、規制確認の精度を高めたい会社に向いています。海外向けの成分表示を扱う場合は、専用の計算ロジックを確かめておく必要があります。

得意領域と確認すべき質問

まず、発注する会社は、処方や表示の情報を生産指図やロット管理まで連動させる必要があるかを決める必要があります。

公式ページによると、動作環境はWindows Server 2019以降です。利用者側は、Windows 10以降のEdgeまたはChromeです。

  • 提供・接続:クラウドで使う場合の提供形態や、バックアップ、社外からのアクセス、既存連携を見ておきます。
  • 情報管理:規制情報の更新頻度と担当者、過去処方の移行方法、権限と承認の履歴の扱い。
  • データ連携:API・CSVで扱う範囲や、生産・品質・在庫へ渡す情報の中身を決めておきます。

連携するデータを先に設計しておくと、導入後の二重入力を抑えやすくなります。

ポイント

処方や表示の精度を高めたい場合は、全成分表示や申請処方を扱えるかを基準に候補を絞ります。生産指図やロット管理まで連動させる必要があるかは、発注前に決めておきます。

日本電子計算株式会社|医薬・化粧品向けERPのJIPROS

JIPROSは、医薬品や化粧品、健康食品などを対象にした販売・生産・原価管理のパッケージです。

化粧品メーカーの公式事例では、本社と工場を含む全社共通の基幹として採用されていました。その際の要件は、販売、製造、購買、品質管理を統合することでした。

特徴と強み

JIPROSを検討するときは、製品が受け持つ基幹業務の範囲が判断材料になります。

  • 統合範囲:JIPROSは薬事台帳に加えて、原料・資材、製造、購買、試験、在庫、販売を一つの業務基盤にまとめたい企業に適しています。

公式事例では、旧来の販路からドラッグストアや通販へ変わったことで、受注が変動しました。そのため、本社と工場を含めたGMPを意識した生産管理を検討しました。

従業員約500名で情報を一つにまとめた事例です(出典:日本電子計算株式会社「化粧品メーカーA社の導入事例」、掲載情報)。同規模でなくても、工場の増設や販路の拡大を見込む場合は、全社基盤の拡張性を確かめられます。

得意領域と確認すべき質問

薬事、製造、品質、購買、販売を、個別のシステムやExcelから統合したい中堅以上のメーカーに向いています。

  • データ設計:処方・成分と生産・品質データをつなぐキーを、どう設計するかを確かめます。
  • 版管理:申請や表示の版を、どこで管理するかを決めておきます。
  • 工場運用:複数拠点のマスタや権限、ロット、試験、監査証跡、復旧手順を、要件に含めておきます。

全社導入では、ヒアリングやデータ整備に時間がかかります。そのため、代表工場での検証期間と、本稼働までを段階に分けた計画を見積もってもらいます。

ポイント

薬事から販売までを一つの基盤にしたいなら、製品が受け持つ基幹業務の範囲を基準に候補にします。全社導入では、代表工場の検証期間と段階的な本稼働を、見積もりの段階で確かめておきます。

株式会社内田洋行|化粧品OEMの製造現場にも対応するスーパーカクテル

株式会社内田洋行の「スーパーカクテル販売・生産・原価」は、製販一体型の製品です。販売や購買から、品質、生産、原価、在庫までを扱います。

公式サイトには、OEM企業の株式会社コスメサイエンスによる、化粧品・医薬部外品の製造事例が掲載されています。

特徴と強み

事例では、秤量機や入出庫管理と連携し、原材料にバーコードを付けて、入庫情報をCSVで受け渡しています。

  • 秤量・在庫:秤量や投入のミスを減らし、在庫管理をより高度にすることを目指します。
  • 原価・追跡:原価を正確につかみ、ロット単位でたどれるようにします。
  • 導入計画:事例では、2015年7月に導入し、2016年9月に稼働を始めました。

設計の段階では、各部署へのヒアリングに時間をかけています(出典:株式会社内田洋行「化粧品OEMメーカー×基幹システム導入事例」、2026年8月確認)。

この期間は個社の条件によって変わるため、自社の納期の目安にはせず、要件の複雑さと現場教育を含めて計画します。

得意領域と確認すべき質問

OEMの受注や購買、製造を含め、秤量や品質、在庫、原価までを一つの流れで管理したい企業に向いています。

  • 製品・機器:化粧品向けのオプションや、秤量機・端末との連携実績があるかを見ます。
  • データ保持:CSV・APIの仕様と、表示・処方の版情報を持つマスタの有無を確かめます。
  • 事業継続:バックアップの方法や、障害・災害時にも製造・出荷を止めない体制を見ておきます。

経済産業省は2025年4月、工場を持つ中小製造事業者向けに、手順や事例を示した工場セキュリティ解説書を公開しました(出典:経済産業省「工場セキュリティの重要性と始め方」、2025年)。

クラウドへの接続だけでなく、工場ネットワークとバックアップの境界についても、開発会社に尋ねておきます。

株式会社アート・システム|配合・成分・製販を一元管理するBlendjin

Blendjinは、配合表と成分表を販売や生産の情報とまとめて管理する製販一体型です。在庫や原価も、一つのシステムで扱えます。公式サイトでは、スキンケア、ヘアケア、ネイルケア、メイクアップ、フレグランスなどの製造に対応すると説明されています。

特徴と強み

製品や中間品ごとに配合マスターを登録でき、中間品を含む多段階の配合にも対応しています。

  • 生産・検査:生産予定を一覧で把握できるようにし、製造時と原料入荷時の品質検査記録にも対応します。
  • ロット追跡:製品から原材料へ、原材料から製品へと、双方向にたどれます。
  • 成分展開:原料の成分値を展開できます。

顧客ごとの製品開発から、配合、充填、梱包、出荷までをつなぎたい化粧品OEM企業に向いています。新工場の設立に伴う再構築事例では、現場の機器との連携と、データを一つにまとめたことによる入力ミス防止が紹介されています。

得意領域と確認すべき質問

薬事専用の全成分表示や申請書作成まで求めるのか、配合・生産・品質・在庫の基盤として使うのかを、先に分けて考えます。

  • 薬事項目:標準機能で扱える範囲、成分辞書や文書管理との連携、変更履歴と承認ログを見ます。
  • 現場機器:秤量器や端末への対応、受け渡しの形式、通信障害時の再送の扱いを確かめます。
  • 運用費用:工場の設定、マスタ登録、教育、保守更新を含めた見積もりにします。

バーコードの運用も含めて確かめると、工場でのデータ受け渡しを具体的に描けます。

株式会社JSOL|商品情報と承認ワークフローを整えるPlaPi

PlaPiは、株式会社JSOLが提供する情報管理サービスです。商品情報をクラウドに集め、項目や権限、承認ルートを設定できます。製剤、パッケージ、OTC・医療用医薬品、化粧品などを管理できると、公式ページに書かれています。

特徴と強み

PlaPiは、処方計算や薬事判断を行う専門製品というより、関係部門で商品情報を共有する基盤です。包材画像や規格書、添付文書も、この基盤で扱います。

  • 権限・承認:商品やカテゴリごとに、閲覧と編集の権限、承認の流れを設定できます。
  • 情報活用:検索や帳票出力、外部システムとのAPI連携を組み合わせて使えます。
  • 公開料金:ライトは月額1万円、スタンダードは月額10万円、プレミアムは月額20万円です。

料金は、ユーザー数や容量、API、個別設定、導入支援によって変わります。薬事システム全体の導入費とは異なります(出典:株式会社JSOL「PlaPi for 製薬」料金プラン、2026年8月確認)。

得意領域と確認すべき質問

薬事や開発、品質保証、営業、取引先が、最新版の商品情報を共有したい企業に向いています。共有フォルダやメール添付で版を管理している場合は、カテゴリや項目、権限、承認ルートを見直す余地があります。

  • 単体機能:全成分計算、原料規制辞書、製造指図、ロット追跡の対応範囲を確かめます。
  • 併用設計:品目コード、処方版、文書版、承認状態を、連携のキーとして使います。
  • 編集運用:同じ情報を複数の場所で編集しない、というルールを取り決めておきます。

薬事専用や生産管理のシステムと併用するなら、どちらが情報の正本か、連携はいつ行うかを、あらかじめ定めておく必要があります。

キッセイコムテック株式会社|GMP・品質・監査証跡まで支えるASTROM

ASTROMは、医薬品や医薬部外品、健康食品、化粧品向けの生産管理システムです。

公式サイトでは、GMPや薬機法への対応、品質、追跡、監査証跡を重視する姿勢が示されています。また、要件定義からバリデーション、教育、改善までの支援も掲げています。

特徴と強み

薬事担当だけでなく、製造や品質、情報システム、経営層まで関係者が多い企業にとって、選択肢になります。

  • 現場記録:製造記録や品質検査、ロット、逸脱、変更を、関連づけて扱えます。
  • 監査対応:誰がいつ、どのデータを登録し、承認したかを追える状態を目指します。
  • 品質対応:原料ロットから製品や出荷先をたどり、回収や是正に備えます。

薬事情報の更新が製造条件や品質判定に影響する場合は、現場のデータまでつながる設計が有効です。

得意領域と確認すべき質問

複数工場や医薬部外品を扱い、GMP品質保証、厳格なバリデーション、監査対応を重視する企業が対象になりやすいです。

  • 薬事・品質連携:薬事マスタと品質試験、逸脱・CAPAのうち、どこまでを連携させるかを確かめます。
  • 既存システム:MES・LIMS・ERPとの接続方法を、事前に見ておきます。
  • 導入支援:バリデーション文書やSOP、教育、変更管理、電子承認、監査ログの支援を、見積もりに含めます。

現場が紙やExcelに戻らないよう、開発会社の伴走範囲と、自社の責任者や業務ルールを整理しておきます。

化粧品製造業向け薬事管理システムの選び方

薬事管理システムのデモで見る薬事操作、権限・連携、復旧の確認カード
3つの観点をそろえると、候補間のデモを見比べやすくなります。

6社は、得意な業務範囲が異なる候補として見るのが適切です。まず、薬事専用、商品情報・文書共有、生産・品質統合のどれを起点にするかを決めます。そのうえで、3点をRFPや相見積もりに落とし込みます。

実績と経験の確認方法

実績は、化粧品業界への導入という広い見方だけでなく、自社に近い業務の単位で確かめます。

  • 対象業務:化粧品・医薬部外品、OEM、複数工場、秤量の経験があるかを尋ねます。
  • 管理範囲:品質検査やGQP・GVP、表示・申請、原料ロットを、標準でどこまで扱えるかを確かめます。
  • 事例との整合:公開事例と提案内容、業務フローの一致度を見比べます。

社名を開示できない場合も、品目数やユーザー数、工場数、連携先を匿名の範囲で尋ねます。導入期間や移行量、保守体制についても、同じ範囲で尋ねます。業種が一致しても、薬事専用か生産統合かで必要な機能が変わるため、業務フローを比べます。

技術力と専門性の評価

機能の一覧だけでなく、原料の変更が影響品目や表示、申請、製造、出荷へどう及ぶかを追うデモを依頼します。

  • 薬事操作:全成分表示や医薬部外品の申請処方、版管理、承認の操作を、実際に試します。
  • 権限・連携:監査ログ、権限外の編集、API・CSV連携の動きを確かめます。
  • 復旧:自社のテストケースを使って、バックアップからの復旧を実演してもらいます。

費用は、要件の規模によって変わります。公開価格の平均ではなく、要件の規模から整理した推定の幅です。

  • 小規模クラウド:処方や表示、文書を中心にした場合は、初期30万〜150万円です。
  • 薬事ワークフロー:品目や届出の管理を含めると、150万〜500万円です。
  • 統合導入:生産、品質、在庫、ロットの連携を含めると、500万〜2,000万円程度です。

法改正への対応、辞書の更新、追加ライセンス、保守は別費用になる場合があります。そのため、見積書で分けて確認します。

プロジェクト管理体制の確認

開発会社に任せきりにせず、薬事、研究開発、品質保証、製造、営業、情報システムの各部署から、社内の責任者を出します。

現状を洗い出したあとは、要件定義やFit & Gap、データ整備、PoCと進みます。連携・移行、受入テスト、教育、本稼働、保守については、担当と期限をRACIのように整理します。

  1. 薬事担当者による最終承認を、自動判定に置き換えないこと
  2. 旧版データの参照権限の制限
  3. 障害時にも製造・出荷を続ける手順の整備

PMDAの資料では、化粧品のオンライン提出は10,820件中3,550件、32.8%と示されています(出典:PMDA「令和7年度医薬部外品承認申請実務担当者説明会資料」、令和6年度実績)。

電子申請を含めるなら、自動提出の有無だけでなく、正確性や不備の確認、提出控えと履歴の保管も要件に加えます。

ポイント

実績は自社に近い業務単位で確かめ、技術は薬事操作や権限、復旧を実際に試せるかで見ます。費用は要件規模ごとの推定を比べ、別費用は見積書で分けて見ます。

化粧品製造業向け薬事管理システムに関するよくある質問

会社選びの前によく寄せられる疑問に回答します。自社の業務範囲を考えるときは、薬事だけを効率化するのか、製造や品質、在庫まで一つの変更履歴でつなぐのかが基準になります。

化粧品メーカーやOEM企業に薬事管理システムは必要ですか?

品目や原料、担当者、変更の頻度が増え、Excelや共有フォルダの照合に時間がかかるなら、導入を検討できます。

品目が少なくても、医薬部外品の申請処方や海外表示、監査証跡、原料変更の影響確認が必要なら、専用機能が役立ちます。

薬事管理システムと生産管理システムは別々に導入できますか?

別々に導入することもできます。薬事専用システムで処方、表示、規制確認を整えたうえで、品目コードや処方版、承認状態、原料情報をAPIやCSVで生産管理へ渡す方法もあります。

同じ情報を両方で編集すると不整合が起きやすくなります。そのため、正本となるシステムと連携のタイミングを、先に決めておきます。

導入費用はどのくらいかかりますか?

処方や表示、文書だけなら初期30万〜150万円程度、生産、品質、在庫、ロット連携を含むと500万〜2,000万円程度が検討の幅です。

公開価格の平均ではなく、要件の規模から作った推定です。品目数や工場数、データ品質で変わるほか、連携やバリデーション、教育、保守の範囲によっても変わります。3社程度から同じRFPで見積もりを取ります。

ポイント

導入の必要性は、照合の手間や変更の頻度、監査証跡の要否で判断します。薬事と生産管理を別々に入れるなら、正本となるシステムと連携のタイミングを先に決めることが条件になります。

まとめ|自社の薬事業務と工場運用に合う6社の比較

会社名の知名度や価格の安さだけでなく、自社の業務フローをどこまで一つのデータにつなげられるかを見ます。

  • ripla:要件の整理から開発、定着まで相談したい企業の候補になります。
  • 久光工房:処方や表示、規制情報を専門に管理したい企業に合います。
  • 日本電子計算:販売、生産、品質を全社で統合したい企業が、まず見たい候補です。
  • 内田洋行・アート・システム:OEMの製販や配合・成分の管理を、比べたい企業が対象です。
  • JSOL・キッセイコムテック:商品情報の承認と、GMP・品質・追跡を比べたい企業が見る候補です。

業務の中心がどこにあるかを先に決めておくと、候補を絞り込めます。

6社の得意領域と自社の課題の照合

内田洋行はOEMの販売・生産・原価と秤量連携に、アート・システムは配合・成分と製販一体の管理に強みがあります。JSOLは商品情報・文書・承認ワークフロー、キッセイコムテックはGMP・品質・監査証跡・追跡に強みがあります。

薬事担当、工場・OEM、全社基幹の3つの視点のうち、どれを主にするかで候補を絞ると、過剰投資や機能不足を避けやすくなります。

最初の相談で伝えるべき情報

最初の相談では、品目数や原料・資材数、工場数を伝えます。あわせて、OEM比率や利用者数、今使っているExcelや共有フォルダも伝えます。

  • 必須機能:処方版や全成分表示、変更履歴、届出、承認のそれぞれで、欠かせない内容を挙げます。
  • 工場・品質:ロットや権限、バックアップ、監査・バリデーションの要否を整理します。
  • 導入支援:教育や保守、ERP・MES・LIMSとの連携について、希望を伝えます。

必須と任意を分け、同じ条件で各社から相見積もりを取って比べます。

導入の目的は、最新版を共有し、変更の影響を製造・出荷・品質対応まで説明できる状態をつくることです。具体的な業務データを候補企業に見せ、無理なく定着する計画を立てましょう。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。