店頭販売支援システム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

店頭販売支援システムの開発会社は、金融・保険の業務知識と、接客を止めないUI、既存基幹との連携力を基準に選ぶことが重要です。おすすめは株式会社riplaをはじめ、窓販、営業店、大規模金融基盤に強みを持つ6社です。

店頭販売支援システムは、顧客情報の参照だけでなく、意向把握、商品比較、推奨理由の説明、申込、承認、契約後フォローまでを一つの業務フローで支援する仕組みです。本記事では、株式会社riplaを最初に、実在する開発会社・ベンダーを計6社紹介し、各社の向き不向き、発注前の質問、費用を比較します。

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店頭販売支援システムの開発会社選びが重要なのはなぜですか?

店頭販売支援システムの開発会社を比較するイメージ

結論から言うと、店頭販売支援システムは画面を作るだけでは業務改善につながらないため、開発会社選びが導入成否を左右します。顧客の意向を聞き取り、商品を提案し、説明内容と判断根拠を残し、申込後に本部が確認するという一連の流れを理解した会社が必要です。

業務知識がないと現場と監査の両方で使えなくなります

生命保険や金融商品の店頭業務では、顧客の家族構成、ライフイベント、既契約、希望する保障、保険料の優先順位などを確認します。単純に商品を検索しておすすめを表示するだけでは、なぜその提案になったのかを説明できません。金融庁の「保険会社向けの総合的な監督指針」でも、顧客の意向を把握し、意向に沿った提案と説明を行い、最終的な意向と契約内容が合致することを確認する考え方が示されています。したがって、質問内容、提案商品、推奨理由、説明、最終確認を業務データとして残せる設計が必要です。

連携と定着まで提案できる会社を選ぶ必要があります

既存の顧客管理、契約管理、商品マスタ、代理店管理、手数料、本人確認、帳票システムが残る場合、新しい画面だけを作っても二重入力が発生します。API連携、バッチ連携、データ移行、権限設計、端末管理、障害時の代替運用までを初期要件に含めることが大切です。また、導入後に商品改定や制度変更が起こるため、現場研修、問い合わせ対応、運用保守の体制も同じ提案書で確認します。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaのシステム開発支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

特徴と強み

riplaに相談する強みは、最初から製品名や機能一覧に当てはめるのではなく、業務上の課題を整理して開発範囲を設計できる点です。店頭販売支援であれば、受付からヒアリング、商品比較、説明、申込、承認、契約後フォローまでを業務フローにし、現場が入力しやすい項目と、管理部門が確認したい証跡を分けて考えられます。既存システムを活用しながらフロントだけを刷新したい場合にも、必要な連携を段階的に切り出しやすくなります。

得意領域・向いている案件

業務を整理しながら、必要なシステムを自社向けに組み立てたい企業に向いています。たとえば、顧客情報や既契約情報を参照する画面、接客シナリオに沿った質問フォーム、商品・プランの比較、承認フロー、管理者向けの進捗画面などを、優先順位をつけて開発できます。まず一部商品や一部店舗でPoCを実施し、接客時間、入力漏れ、申込不備、利用率を確認してから拡張したい場合も相談しやすい候補です。

株式会社NTTデータ・エービック|投信・保険窓販とタブレットに強い

NTTデータ・エービックの投信・保険窓販支援

株式会社NTTデータ・エービックは、投信・保険窓販を中心とした預かり資産業務を支援してきた会社です。公式サイトでは、Asset Navigator Plusについて、顧客管理から注文受付までを支援し、セールス・商品説明、申込手続き、資金決済などの手続きを一つのシステムで扱う考え方が示されています。保険だけでなく投資信託や預金などを横断して提案する窓口では、候補になりやすいベンダーです。

特徴と強み

窓販業務に必要な提案、商品説明、注文、決済をまとめる発想が強みです。Asset Navigator Tabletの公開情報では、顧客の保有状況を訪問先で確認し、適合性の確認や証跡を残しながら注文受付を支援する機能も紹介されています。店頭カウンターだけでなく、営業担当者が訪問先でタブレットを使う場合は、通信、本人確認、端末紛失時の対応、帰店後の再入力をどのように扱うかまで確認します。

得意領域・実績と確認事項

地方銀行、第二地方銀行、信用金庫などの金融機関で預かり資産業務を支援してきた実績が公開されています。保険商品と投資信託を扱う営業店で、標準化された窓販プロセスを早く整えたい案件に適しています。一方で、自社独自の生保商品ルール、複雑な代理店手数料、既存契約管理との連携が必要な場合は、標準機能と個別開発の境界、商品マスタの更新責任、現行版の保守期間を見積もり前に質問しておくことが大切です。

BIPROGY株式会社|大規模営業店とタブレット展開に強い

BIPROGYの営業店システム

BIPROGY株式会社は、金融機関の営業店システムや業務支援システムを大規模に展開している企業です。BANK_FIT-NEは、顧客フロントラインの強化と経営効率向上を掲げ、セールスモードやタブレット活用、営業店とバックオフィスの連携を支援します。店頭販売支援を単独の画面ではなく、営業店全体の事務改革として進めたい場合に検討しやすい会社です。

特徴と強み

BANK_FIT-NEの公式情報では、照会や各種チェックの自動化、ニアリアルタイムのデータ活用、営業活動を支援するセールスモード、タブレットへの搭載が説明されています。事務ミスの予防と顧客対応時間の創出を同時に狙える点が特徴です。既存の勘定系、CRM、データウェアハウス、端末運用を含めて刷新するプロジェクトでは、業務部門・店舗・本部・インフラ部門を横断する推進力も評価対象になります。

得意領域・実績と確認事項

2025年6月20日の公表では、BIPROGYは農林中央金庫などとともにJAバンクの新営業店システムを構築し、2025年5月までに全国約6,000店舗、約20,000台の窓口端末で全機器の移行を完了したとしています(出典: BIPROGY株式会社「JAバンク全国約6,000店舗で新営業店システムを稼働」、2025年)。この規模は、段階移行、マルチベンダー端末、全店展開の体制を評価する材料です。保険の意向把握や商品推奨を組み込む場合は、標準の営業店機能にどこまで保険固有の要件を追加できるかを確認します。

日本電気株式会社(NEC)|預かり資産販売の提案・チェックを支援

NECの金融機関向け販売支援システム

日本電気株式会社(NEC)は、投資信託や保険などの販売を支援する金融機関向けの預かり資産販売支援システムを提供してきた企業です。公開情報では、顧客カード、提案可否の確認、商品推奨、帳票、営業支援連携などを支援するシステムとして紹介されています。窓口担当者の提案品質と本部による管理を、既存の金融システムと組み合わせて整えたい場合に候補となります。

特徴と強み

NECの強みとして評価したいのは、商品を販売する担当者の判断を、確認項目やシステムチェックで支援する考え方です。店頭では顧客の希望を入力し、提案可能な商品を絞り込み、説明書類や設計書を提示し、必要に応じて上席が確認します。その過程を後から追えるようにするには、画面だけでなく、商品マスタ、ルールマスタ、帳票の版管理、承認履歴を一体で設計する必要があります。

得意領域・実績と確認事項

預かり資産販売のように、投信・保険を含む複数の商品を扱い、顧客情報と提案履歴を営業支援に活用したい金融機関に向いています。NECは2016年の製品発表でも、投資信託や保険の販売支援を対象にしていましたが、候補にする際は現在の製品名称、クラウド対応、タブレット対応、サポート期間を必ず確認します。公開情報の発表時期が古い場合でも、現行版の機能と導入体制を聞かなければ、過去の実績だけで判断することはできません。

富士通Japan株式会社/富士通グループ|生命保険基幹と営業支援をつなぐ

富士通グループの生命保険システム支援

富士通Japan株式会社や富士通グループは、生命保険基幹、生命保険営業支援、新契約申込、代理店・手数料など、生命保険業務に近い領域を扱っています。富士通の金融商品販売支援ソリューションでは、顧客カードや資産状況、交渉履歴、適合性の確認、提案からアフターフォローまでを扱う考え方が公開されています。店頭フロントと本部・基幹系を一緒に見直したい案件に適した候補です。

特徴と強み

生命保険では、商品改定、制度変更、契約状態、募集チャネル、代理店手数料などが複雑に関係します。富士通Japanソリューションズ東京の公開情報でも、豊富な生保知識と業務経験を活かし、制度・法令・新商品・改善に対応する領域が示されています。開発会社に求めるのは画面の開発だけでなく、長期運用を見据えた商品情報の更新、制度対応の影響範囲分析、テスト計画、移行後の保守です。

得意領域・実績と確認事項

生命保険会社や大規模な代理店網で、既存の基幹や新契約業務を含めて刷新したい場合に相談しやすい会社です。特に、契約申込の入力から審査・承認、契約管理への引き渡しまでを一貫させる案件では、業務要件を整理しやすいでしょう。一方で、店頭UXを細かく改善したい場合は、画面の試作を早期に依頼し、現場担当者が数分で入力できるか、例外時に現場が迷わないかを実機で評価することが重要です。

株式会社NTTデータ|保険会社と販売代理店の連携基盤に強い

NTTデータの保険業界向けシステム

株式会社NTTデータは、保険会社向けに基幹、販売代理店との連携、データ活用、デジタルチャネル、BPOまで幅広い支援を展開する企業です。公式の保険業界向け情報では、保険会社と販売代理店をつなぐネットワークやシングルサインオン、契約データの自動取得と顧客名寄せ、保険申込から支払いまでをAPIでつなぐ基盤などが紹介されています。

特徴と強み

保険会社と販売代理店の間に複数のシステムや認証が存在する場合、店頭販売支援の課題は一つの画面だけでは解決しません。契約データの名寄せ、共通ゲートウェイ、認証、顧客・市場データの集約、デジタル申込などを、段階的なアーキテクチャとして検討できる点が強みです。店舗や代理店をまたぐ権限、個人情報の利用目的、監査ログ、再委託先の管理も含めて相談します。

得意領域・実績と確認事項

大手生命保険会社、複数の販売代理店、金融機関とのデータ連携を前提とする大規模案件に向いています。保険会社の基幹を残しながら、販売フロント、代理店ポータル、デジタル申込をつなぎたい場合に、構想から運用までの選択肢を持ちやすい会社です。見積もりでは、共通基盤の利用範囲、個別画面の開発範囲、データ移行、接続先ごとの試験、24時間運用、障害時の責任分界を分けて提示してもらいます。

店頭販売支援システムのパートナー選びで確認すべきポイント

店頭販売支援システムのベンダー選定ポイント

6社は同じ種類の会社ではありません。窓販パッケージに強い会社、全国の営業店を展開できる会社、生命保険基幹と連携できる会社、個別開発で業務を整理する会社があるため、自社の課題に合わせて評価項目を変えます。候補を絞る際は、提案書のきれいさより、代表的な顧客シナリオを最後まで動かせるかを確認します。

同じ業態・規模の実績を確認します

「金融に強い」という説明だけでは判断できません。生命保険会社なのか、銀行・信用金庫なのか、保険代理店なのか、店舗数・端末数・商品数・代理店数がどれくらいなのかをそろえたうえで、近い導入事例を提示してもらいます。導入事例では、導入前の課題、担当範囲、移行方法、稼働後の問い合わせ件数、商品改定への対応実績まで聞くと、実装力と運用力を見分けやすくなります。

意向確認・証跡・セキュリティを画面要件に落とします

要件定義では、顧客の意向、希望する保障、保険料・保険金額の優先順位、提案した商品、推奨理由、説明書類、最終確認、同席者、差戻し、承認履歴をどのデータとして保存するかを決めます。金融庁の監督指針では、意向把握に用いた帳票や最終的な意向に関する情報を保存する措置も示されています(出典: 金融庁「保険会社向けの総合的な監督指針」)。個人情報の利用目的、アクセス権限、暗号化、ログ監視、バックアップ、端末紛失、脆弱性対応、委託先管理もRFPに書きます。

初期費用ではなく5〜10年のTCOで比較します

店頭販売支援システムの費用は、クラウドやSaaSを基本利用して軽微な連携にとどめる場合で500万〜2,000万円程度、業界パッケージに商品・帳票・既存基幹連携を加える場合で1,500万〜8,000万円程度が予算取りの目安です。中〜大規模のスクラッチ開発では8,000万〜3億円、全国展開や複雑な基幹連携を含む場合は3億円を超える可能性があります。これは公開見積の平均ではなく、一般的な業務システム相場と保険・金融特有の要件から組み立てた推定です。

2026年公開の一般的な業務システム相場では、スクラッチ開発の中規模が300万〜800万円、中〜大規模の独自CRM・基幹連携が800万〜数千万円、エンジニアの人月単価が60万〜120万円の目安とされています(出典: ノーコード総合研究所「業務システム開発の費用相場」、2026年)。店頭販売支援では、要件定義、UI/UX、API、データ移行、セキュリティ、性能試験、教育、端末MDM、商品改定、保守を加えて考えます。初期費用だけでなく、クラウド利用料、ライセンス、監視、端末更新、制度対応、問い合わせ、障害復旧、将来のデータ返却まで含めて比較します。

店頭販売支援システムについてよくある質問

店頭販売支援システムに関するよくある質問

開発会社を比較するときは、機能数の多さだけでなく、自社の顧客接点と販売管理をどこまで変えるかを先に決めます。ここでは、発注前によくある質問に回答します。

店頭販売支援システムの開発費用はいくらですか?

軽微な連携を含むクラウド導入なら500万〜2,000万円程度、パッケージのカスタマイズと基幹連携なら1,500万〜8,000万円程度が予算取りの目安です。店舗数、商品数、既存システムの連携方式、移行データ、監査・セキュリティ、端末、保守の範囲で大きく変わるため、公開相場は概算として使い、同じRFPで複数社から見積もりを取得します。

パッケージとスクラッチ開発はどちらが向いていますか?

標準化できる窓販業務や監査項目を早く整えたい場合は、業界パッケージを基本にすると導入期間を抑えやすいです。独自の接客シナリオ、商品推奨ルール、既存基幹との複雑な連携、他社との差別化を重視する場合は、スクラッチやパッケージと独自画面を組み合わせる方法を検討します。実際には、標準化する領域と独自化する領域を分けるハイブリッドが現実的な選択肢になりやすいです。

開発会社への問い合わせで何を確認すべきですか?

同じ業態・規模の導入事例、担当範囲、現場のPoC方法、既存システムとの連携実績、商品・ルール改定の保守体制、テスト責任、障害時のSLA、委託先・再委託先、契約終了時のデータ返却を確認します。提案時には代表的な顧客シナリオを提示し、意向把握から商品提案、推奨理由の説明、申込、承認までを実際の画面で説明してもらうと、カタログだけでは分からない使いやすさと抜け漏れが見えます。

まとめ

店頭販売支援システム開発会社のまとめ

店頭販売支援システムの開発会社は、知名度や見積金額だけで選ぶのではなく、自社の顧客接点、商品・ルール、既存基幹、店舗・代理店の規模、導入後の運用まで含めて比較します。今回紹介した6社は、株式会社ripla、株式会社NTTデータ・エービック、BIPROGY株式会社、日本電気株式会社(NEC)、富士通Japan株式会社/富士通グループ、株式会社NTTデータです。ripla以外の5社は、公開されている公式情報をもとに、窓販、営業店、生命保険、保険連携の観点で整理しています。

まず業務フローと成果指標をそろえます

紙の削減だけを目的にせず、接客時間、入力負荷、申込不備率、提案品質、承認時間、顧客満足度、監査対応を成果指標にします。現場担当者、コンプライアンス部門、IT部門が同じ顧客シナリオを確認し、例外処理や通信断時の代替運用まで合意できれば、開発会社への要求が具体的になります。

PoCとTCOをセットにして相見積もりを進めます

候補会社には、代表商品と代表的な顧客シナリオを使ったPoC、要件定義、連携、移行、テスト、教育、保守を同じ前提で提案してもらいます。初期費用が低く見えても、商品改定、端末更新、クラウド利用、監視、制度対応、データ移行、障害復旧が別料金なら、長期のTCOは高くなる可能性があります。店頭で顧客に向き合えることと、後から説明・確認できることを両立できるパートナーを選びます。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。