保管振替システム開発の進め方/やり方/流れや方法/手法/工程/手順

保管振替システムの開発は、制度と業務範囲を確定し、外部接続と異常系を検証したうえで、試験・移行・運用へ進めると手戻りを抑えられます。

費用や見積もりで確認すべき点も、この流れに沿って見ていきます。全体像は、保管振替システム開発の完全ガイドでも扱っています。

▼全体ガイドの記事
・保管振替システム開発の完全ガイド

保管振替システムの全体像

口座簿の残高を中心に、約定照合や証券と資金の受け渡しなどを結んだ図
残高の記録から決済や監査まで、業務が連動する構成です。

保管振替システムは、紙の証券を受け渡さずに、口座簿の残高を書き換えることで有価証券の権利を管理し、移転するシステムです。約定照合や決済指図、証券と資金の受け渡し、権利イベントもこのシステムで扱います。さらに、会計、照会、監査までを一続きの業務として管理します。

有価証券の権利と残高を口座簿で管理する仕組み

口座簿では、有価証券の種類や残高の区分、権利イベントを次のように扱います。

  • 対象商品:株式、社債、国債以外の公共債、短期社債、投資信託など
  • 残高管理:銘柄・口座・参加者・顧客マスタを基に、保有、担保、利用可能の残高を区分
  • 売却注文:決済待ちや担保設定中の数量を除き、同じ残高の二重利用を防ぐ
  • 権利イベント:新規記録、抹消、振替、入出庫、分割・併合、償還、利払、配当
  • 履歴管理:処理日、基準日、権利確定日、決済日に加えて、処理状態と元の指図を記録

訂正や監査の場面では、数量になった理由を後から説明できなければなりません。現在の残高だけを保存すると、その理由を追えなくなります。

JASDEC、決済照合、口座振替、資金決済の連動

JASDEC接続では、決済処理、社内連携、接続方式を一体で考えることになります。

  • 機構接続:国内では証券保管振替機構(JASDEC、通称ほふり)が中心
  • 一般振替DVP:双方の照合が一致した後、口座振替システムへDVP振替請求データを送信
  • 決済:証券振替と資金決済が条件付きで進む(出典:証券保管振替機構「一般振替DVP制度を利用した決済実務」)
  • 接続方式:JEXGW、FIJAC、統合Web、ファイル伝送などから選ぶ
  • 社内連携:約定、顧客管理、勘定系、会計のうち、どのデータを正本とするかを決める

電文の送受信が通ったあとも、DVPの資金決済には日銀ネットが関わります。そのため、決済まで確かめて初めて完了と言えます。

証券側だけを先に開発すると、締切や障害が起きた際に、どこまでを誰が担うかが曖昧になりやすくなります。

最初に決める3つの範囲

まず、対象にする制度・商品、自社の参加者区分、刷新する業務範囲の3点を決めておきます。

  • 制度・商品:株式、一般債、短期社債、投資信託など
  • 参加者区分:機構加入者、間接口座管理機関、代行会社の利用
  • 刷新範囲:DVP・非DVP、残高、会計、顧客向け照会

この3点が曖昧なままだと、同じ「JASDEC接続」の見積もりでも、機能と工数が大きく変わります。

企画書には、対象制度と件数(1日平均・ピーク)、締切を示します。

稼働時間や目標のRTO・RPOも、ここに入れておきます。

既存システムと接続先、データ保存年数も整理しておきます。

画面数よりも先に、残高の整合性と接続の状態遷移を定義します。

ポイント

全体像が分からないときは、口座簿の残高と権利の記録から考えます。対象制度と参加者区分を先に決めると、範囲がぶれにくくなります。

保管振替システム開発の進め方・工程・手順

保管振替システム開発で確認する企画・要件定義、現行調査、接続方式と異常系、移行・運用設計の4項目
接続方式と異常系の検証を早めると、後工程の手戻りを抑えやすくなります。

工程は、企画、現状調査、要件定義と進み、方式設計と実装を経て、接続試験と総合試験に入ります。

そのあとに移行を行い、運用を開始します。

工程を順番どおりに進めるだけでなく、接続方式と異常系を早い段階で検証します。そうすると、後工程での高額な作り直しを防げます。

1. 企画と要件定義による制度・業務の境界の固定

業務やシステムの担当者だけでなく、コンプライアンス、経理、運用の担当者も集めます。次に、業務フローを分解します。

  • 約定、照合、振替請求、証券振替
  • 資金決済、残高反映、会計、顧客通知

1件の取引IDがどの処理を通り、いつ残高に反映されるかを、一枚の図にまとめます。部署ごとに図を分けるより、全体の流れを追いやすくなります。

要件定義では、締切や処理件数、可用性を決めます。また、復旧時間、監査証跡、権限分離も決めます。

復旧の目標は、何分以内に暫定復旧するかという時間で決めます。未確定指図の隔離方法も、あわせて定めます。

再送してよい条件も文章にしておき、障害時の判断を担当者の個人判断に任せないようにします。

2. 現行調査とFit & Gapによる正本・差分・手作業の見える化

現行調査とパッケージ比較では、データの意味と業務上の差分を確かめます。

  • 調査項目:銘柄、口座、残高、約定、決済、顧客、会計のデータ
  • 意味の確認:残高の基準時点や取消の扱いなど、同じ名前でも意味が違う項目の差
  • データ辞書:意味、更新時期、正本、連携方向、エラー時の扱い
  • 例外処理:CSVや手作業で補っている業務も把握
  • 標準機能:制度変更、権利イベント、照合差異、再送、日次締め、監査ログ

差分をカスタマイズで埋めるほど、制度改定や更新のたびにかかる費用が増えていきます。業務を変えるか、システムで対応するかは、分けて判断します。

3. 接続方式と基本設計の先行検証

RFIでは、接続先であるJASDECの制度、接続方式、利用環境について各社に質問します。

  • 接続方式:JEXGW、FIJAC、統合Web、ファイル伝送
  • 確認する実績:制度、参加者区分、取扱量、DVP範囲での実績

接続方式が変わると、必要なネットワークや電文制御も変わります。監視や運用手順も、方式に合わせて決める必要があります。

「接続経験あり」という回答だけでなく、自社に近い条件での本番実績を確かめます。

基本設計では、処理IDや冪等キーを定義します。これにより、同じ電文による二重振替を防げます。

タイムアウトが起きたら、成否を推測して再送するより、照会で状態を確定させてから再処理します。

片側だけ成功する場合や照合が一致しない場合も想定します。通信断、日銀ネットの資金不足、証券残高不足も、あわせて考えておきます。

隔離、承認、補償処理は、状態遷移図の上で設計します。

4. 開発・接続試験・総合試験の段階的な実施

実装と試験では、システムの境界、取引の状態、異常系を順に確かめます。

  • 構成・入力:電文送受信、業務コア、残高・イベント、会計、照会・運用画面に分け、どの経路からも同じ取引状態に収束させる
  • 仕様変更:電文変換とエラーコードを境界に置き、業務コアへの影響が広がるのを防ぐ
  • 異常系:重複、順序逆転、切断、再送、休日・締切直前、分割、償還、残高不足、会計遅延
  • 証跡:DVPの照合、証券振替、資金決済それぞれの段階で、指図の状態を記録

試験は、段階的に次の順で進めます。

  1. 単体試験
  2. 結合試験
  3. 接続試験
  4. 業務シナリオ試験
  5. 性能試験
  6. セキュリティ試験
  7. 障害試験
  8. 移行リハーサル

5. 移行・切替・運用設計を含めた開発工程

移行から運用開始後までに必要な確認事項と契約事項は、あらかじめ整理しておきます。

  • 移行対象:銘柄、口座、保有残高、担保、未決済、権利イベント、履歴。件数と数量を照合
  • 指図の引継ぎ:基準日をまたぐ未決済取引と旧システムの予約指図の扱いを決定
  • 切替リハーサル:所要時間、戻し方、連絡網、承認者、残高確認の順を測定
  • 保守体制:稼働後の制度改定や電文仕様変更に備えて契約で定め、夜間・休日対応、監視、バックアップ、DR、脆弱性診断、鍵更新、年次訓練は開発費と別に見積もる
  • ガイドライン:2025年7月の改正で、清算・振替機関なども対象に明記

該当する事業者は、適用範囲と委託先の管理を確かめておく必要があります(出典:金融庁「金融分野におけるサイバーセキュリティに関するガイドライン」、2025年)。

ポイント

進め方に迷ったら、接続方式と異常系の検証を前倒しし、移行と運用設計も開発工程に含めます。そうすると、後工程の作り直しや稼働後の受け渡しの抜けを防ぎやすくなります。

保管振替システムの費用相場とコストの内訳

限定連携から全面刷新まで、4つの刷新範囲別に税別の推定費用レンジを示す図
対象範囲をそろえると、各社の見積もりを比べやすくなります。

保管振替システムに固有の公開価格は、ほとんどありません。そのため、ここに示すのは税別の推定レンジです。

試算には、JASDEC・日銀ネット連携と金融セキュリティに加えて、移行や総合試験も含めています。

金額は、制度や接続方式によって変わります。取扱量、既存資産、求める可用性によっても差が出ます。

この金額は、そのまま予算に組むものではありません。RFIで条件をそろえるための、初期の目安として使います。

スコープ別の費用相場(3,000万円から数十億円以上)

対象範囲ごとの税別の費用と期間を、推定の目安として示します。

  • 限定連携:3,000万〜8,000万円、4〜9か月
  • ゲートウェイ連携:5,000万円〜3億円、6〜18か月
  • 中規模更改:3億〜10億円、18〜36か月
  • 全面刷新:10億〜数十億円以上、3〜5年規模

限定連携は、既存パッケージや帳票、ファイル対応が中心になります。対象とするのは1制度です。

既存の残高や会計は大きく変えず、接続試験までを含める場合を想定しています。

ゲートウェイ連携では、照合、振替、例外処理を自社のバックオフィスとつなぎます。

中規模更改は、複数の制度やDVP、日銀ネットを扱います。加えて、会計、STP、二重化、移行も含みます。

証券会社や信託銀行の全面刷新を、スクラッチで行う場合は、10億〜数十億円以上、3〜5年規模になることがあります。

人月単価だけでなく試験・接続・移行の工数

人月の計算例や調査データを確かめたうえで、見積書の内訳と条件を照らし合わせます。

限定連携を30〜80人月と仮定すると、1人月96万〜144万円で、2,880万〜1億1,520万円になります。

一般的な開発単価を機械的に掛けた計算は幅が広すぎるため、金融業務に詳しい上級SEや接続環境、監査、試験、夜間切替まで含めた前提を絞った推定として、3,000万〜8,000万円程度を目安に見ます。

JUAS「ソフトウェア・メトリクス調査2025」は、実績をもとに工数と工期の関係を分析しています。

125人月を標準工期16.15か月とする例もあります。

金額と工数・期間の関係は、この調査で確かめられます(出典:一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会、2025年)。

  • 企画・設計:要件定義、制度・接続調査、基本設計
  • 業務開発:電文制御、業務コア、画面、連携
  • 稼働準備:インフラ、セキュリティ、試験、移行、教育、プロジェクト管理

見積書に「開発一式」とだけ書かれていると、追加の試験や移行の責任範囲が分かりにくくなります。

項目ごとに前提と成果物を書き、検収条件と除外範囲も記載します。そろえておけば、複数社の見積もりを比べやすくなります。

ランニングコストの仮置き(初期費用の10〜20%)

運用費は、保守作業と接続環境に分けて見積もります。セキュリティや障害対応も、別の項目として見ます。

  • 維持費:制度改定、OS・ミドルウェア更新、専用線、閉域接続
  • 設備・対策:HSM、証明書、監視、バックアップ、DR、脆弱性診断
  • 体制:保守要員と夜間・休日対応を含みます。保守費は、初期費用の年10〜20%を仮置きする参考値です
  • 比較条件:ライセンス・更新費と改修・保守費を分け、初期・月額・改定・障害・切替立会費を5年程度のTCOで比較

保守費は契約内容によって変わります。クラウドでも、閉域網、冗長化、鍵管理を含めると、自動的に安くなるとは限りません。監査ログ、バックアップ、復旧訓練も含めて考える必要があります。

TCOで比べると、安く見える提案にどんな隠れコストが含まれているかを確かめられます。

ポイント

費用は対象範囲と接続方式で大きく変わるため、まず自社の範囲を決めてから比べます。推定レンジは、RFIで条件をそろえるための初期の目安として扱い、そのまま予算には組みません。

保管振替システムの見積もりを取る際のポイント

見積もりの精度は、発注側が前提をどこまで整理できているかで変わります。

たとえば、同じ機能名でも実装は制度や接続方式によって変わります。参加者区分や既存システムによっても、差が出ます。

RFIで候補を絞り、RFPで同じ条件の提案を求める二段階は、進めやすい方法です。

RFI・RFPに明記する対象制度、電文、件数、SLA

提案条件と検収条件をそろえるために、発注資料へ次の情報を記載します。

  • 制度・接続:対象商品・制度、機構との関係、DVP・非DVP、接続方式
  • 現行・処理量:既存システム、連携項目、電文一覧、平均・ピーク件数、締切、稼働時間
  • 運用要件:保存年数、RTO・RPO、許容停止時間、監査ログ、権限分離、脆弱性診断、DR
  • 準備範囲:移行対象と、試験環境を用意する担当者
  • 提案・検収:標準・個別機能、責任分界、エラー・再送、障害連絡・復旧、改定対応、テスト数、移行リハーサル数、残高照合、二重振替防止、異常復旧、監査証跡

接続方式と本番実績から見る会社の選び方

公開されている一覧の内容と、自社の要件に合うかどうかは、分けて確かめます。

  • 公式一覧:JASDECは2026年6月1日現在、本番接続実績があり公表希望の代行会社・計算会社を紹介
  • 提供範囲:会社ごとにインターフェースや委託業務が異なり、JASDECも内容を保証しない(出典:証券保管振替機構「代行会社・計算会社一覧」、2026年)
  • 比較領域:JASDECゲートウェイ、証券バックオフィス、BPO・計算、API・STP、Web接続
  • 候補例:FIJAC、I-STAR、大和総研、日本電子計算、ODKソリューションズ、ブロードリッジ・ジャパン
  • 適合確認:自社と同じ制度・接続方式・運用形態の実績を調べ、デモやRFIでの責任分界と追加費用の確認

候補には、NTTデータ ルウィーブのFIJACやNRIのI-STARなどがあります。詳しくは、JASDEC公式一覧や各社の公開情報で調べられます。

安い見積もりの除外範囲と異常系の扱い

費用の除外範囲、委託先の体制、提案の評価軸は、契約前に確かめます。

  • 除外項目:接続環境、ライセンス、監査ログ、性能試験、移行、DR、制度改定、夜間対応
  • 責任分担:外部接続や移行が別途だったり、障害時が手作業だったりすると、稼働までの総額が増加。担当と準備時期は契約前に合意
  • 委託先管理:再委託先、海外拠点、担当交代、ソース・設定の可搬性、脆弱性対応期限、改定通知方法
  • 運用体制:金融庁指針の経営方針、監視、危機管理、年次レビューを踏まえ、組織も提案に含める
  • 評価配分例:価格30%、実績25%、要件・例外処理20%、セキュリティ・監査15%、体制・保守10%

ポイント

見積もりを比べるときは、制度、接続方式、参加者区分、既存システムをそろえ、同じ条件で提案を求めます。除外範囲と異常系の扱いも、価格と並べて読みます。

保管振替システム開発でよくある質問(FAQ)

発注前によくある疑問を、まとめて取り上げます。制度や接続方式を決める前に費用だけを聞くと、提案の前提が変わってしまいます。

回答を自社のRFI項目に置き換えて使うと、初回相談での抜け漏れを減らせます。

保管振替システムを開発するならJASDEC接続は必須ですか?

対象の制度、参加者区分、代行会社を使うかどうかによって、必要かどうかが変わります。

機構へ直接つなぐ場合もあれば、代行会社・計算会社を通じて社内システムと連携する場合もあります。

まず対象商品と制度上の立場を確定させます。次に、直接接続、ゲートウェイ、Web、ファイルから選びます。

保管振替システムの開発費用はいくらかかりますか?

次の金額は、制度、件数、既存システムを前提に、試験や移行、セキュリティを含めて推定した目安で、公開価格ではありません。

  • 限定連携:3,000万〜8,000万円
  • ゲートウェイ・バックオフィス連携:5,000万円〜3億円
  • 複数制度・DVP・会計を含む更改:3億〜10億円
  • 全面刷新:10億〜数十億円以上となる可能性

正確な金額は、RFIで自社の条件を示したうえで、見積もりを取って確かめます。

パッケージ、クラウド、スクラッチのどれが向いていますか?

方式は、担当する業務と運用条件を基準に選びます。初期費用は、その判断材料の一つとして扱います。

  • パッケージ:JASDEC接続ゲートウェイや証券バックオフィスが第一候補
  • 個別開発:独自商品や独自勘定など、競争力に直結する部分に限る
  • クラウド:照会、ワークフロー、監視、検証環境に活用
  • 本番接続:閉域網、冗長化、鍵管理、データ所在、委託先管理の確認
  • 費用比較:制度改定を含む5年程度のTCOで比較

開発前にどの異常系を確認すればよいですか?

異常系の試験では、発生条件と処理の判断、監査記録を一組にして確かめます。

  • 通信・照合:重複電文、タイムアウト、再送、通信断、順序逆転、照合不一致
  • 決済・締め:証券残高不足、資金不足、片側成功、日次締め中の障害
  • 復旧判断:停止、保留、手動承認、照会後の再開をケースごとに決め、監査ログで経緯を説明できるかまで見る

ポイント

よくある質問の答えは、対象制度と接続方式が決まってから自社の条件に当てはめて読みます。費用も、同じ前提で各社に聞くと比べやすくなります。

まとめ:保管振替システム開発の異常系と運用の設計

最初に定めるのは、対象制度、参加者区分、DVP・非DVPです。接続方式と既存システムとの責任分界も、そのあとに定めます。

銘柄・口座・残高の正本を決めます。そのうえで、照合、口座振替、資金決済、会計、監査ログを状態遷移として設計します。

開発の要点:企画・接続・異常系・移行の4点

開発計画と見積もりでは、費用の範囲に加えて、異常系、移行、保守も合わせて判断します。

  • 企画:対象範囲を先に決め、限定連携は3,000万〜8,000万円、ゲートウェイ連携は5,000万円〜3億円、複数制度や全面刷新は3億円以上を予算の目安にする
  • 接続:接続方式ごとの提案を、接続試験から保守までのTCOで比較する
  • 異常系:重複防止、再送、障害復旧を見積範囲に含め、正常処理のデモだけでなく片側成功や通信断のリハーサルも含める
  • 移行:移行と制度改定も見積範囲に含める

RFIへの落とし込みと複数社への同条件の相談

RFIに発注条件と確認事項をまとめ、各社の提案を同じ前提で比べられるようにします。

  • 発注条件:対象商品・制度、参加者区分、接続方式、件数、締切、RTO・RPO、既存システム、移行対象、異常系、保守体制
  • 各社への質問:JASDEC接続実績、標準・個別の境界、試験環境、制度改定、障害時の責任分界
  • 社内の前提:業務・システム担当者が同じ条件で見積もりを読み、手戻りを抑える
  • システムの役割:外部接続に加え、権利と資金を扱う業務基盤であることをRFIに明記する
  • 方式の選定:制度範囲と異常時の判断を固めたうえで、パッケージ、クラウド、スクラッチを適材適所で組み合わせ、制度改定や業務拡張に備える

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。