デジタルサイネージの発注は、目的と要件を整理し、契約範囲を決めたうえで、PoCで確かめてから段階的に展開する流れで進めます。この流れで進めると、予算と現場の負担を管理しやすくなります。
▼全体ガイドの記事
・デジタルサイネージシステム開発の完全ガイド
・業務システム開発を依頼する会社の選び方やRFPの作り方については、無料ホワイトペーパー「業務システム開発の完全ガイドブック」で詳しく解説しています。
・スクラッチシステム開発を依頼する会社の選び方やRFPの作り方については、無料ホワイトペーパー「スクラッチシステム開発の完全ガイドブック」で詳しく解説しています。
デジタルサイネージシステムの発注で決める項目

発注対象は、画面に加えて、CMS、配信サーバー、STB、回線を含みます。さらに、連携データや設置、保守まで含む業務全体です。素材の登録から配信、表示、運用までを一体の構成として決めておくと、どこまでを発注するのかが見えやすくなります。
発注対象の五つの構成要素
委託範囲の抜けを防ぐため、発注対象を次の五つに分けて洗い出します。
- 配信管理:素材登録用CMSと配信サーバー
- 再生機器:STBまたは内蔵プレーヤー
- 表示機器:ディスプレイやLED
- 通信回線:ネットワーク接続
- 連携データ:表示情報を持つ外部システム
コンテンツ制作や設置・配線も、発注範囲に加えます。操作教育や死活監視、障害時の交換対応も、範囲に含めます。
既存のモニターを使う場合は、解像度と縦横比、輝度を確認します。さらに、入力端子と連続稼働への対応も見ておく必要があります。
発注形態の三つのパターン
発注形態は、必要な機能と拠点数に応じて選びます。
- SaaS型:標準CMSの利用
- 導入支援型:パッケージと機器の組み合わせ
- 受託開発型:独自CMSや業務連携の作り込み
店舗が一〜数拠点で、画像や動画を定時配信するだけなら、SaaS型が候補です。
複数拠点での承認、予約、在庫と連携する場合は、パッケージの拡張や、SIer・開発会社とのハイブリッド構成を検討します。POSや予約管理、防災情報と連携する場合も、この構成を検討の対象に入れます。
形態を決めきれない場合は、標準CMSで一〜三画面のPoCを行うと、不足する機能だけを後から追加できます。
将来のAPI連携や拠点別の権限が明らかな場合、安価なCMSから始めると、あとで移行や再構築の費用が生じます。そのため、初期のRFPに将来像を含めます。
業務の成果から見る方式の選び方
方式を選ぶときは、画面の大きさより先に、誰が更新するか、どのくらいの頻度か、どんなデータを扱うか、承認はどの経路を通るかを決めます。成果を測る指標を一つ以上決めておくと、必要なログや権限を判断できます。API、監視、制作範囲も、同じ指標から判断できます。
- 広告:放映回数や問い合わせ数
- 店舗:来店や注文
- 社内情報:閲覧率や伝達漏れの削減
- 防災:緊急情報への切り替え時間
デジタルサイネージシステムの発注・外注を進める手順

発注は、目的整理、現場調査、RFP作成の順に進めます。そのあと候補会社に説明し、提案と見積を比べて契約します。契約後はPoCで確かめ、本番展開へ進みます。
いきなり開発を依頼すると、会社ごとに前提条件が異なる見積になります。そこで、最低限の条件をそろえ、提案範囲と自由提案の範囲を分けることが、成功の要になります。
発注前に一枚へまとめる目的とKPI
企画の段階では、利用場所と対象者、表示情報を一枚にまとめます。加えて、更新頻度と成果指標も書き込みます。用途ごとに、運用目的と責任者を具体化します。
- 小売店舗:本部から予約配信し、差し替え漏れを減らす
- 病院・自治体:緊急情報への切り替え条件と責任者を定める
- 社内向け:部署投稿者と承認者を分ける
RFPの提案条件と自由提案の分け方
提案条件と自由提案を分けるには、RFPに書く要件と回答形式をそろえます。
- 基本条件:背景・目的、拠点・画面台数、屋内外、縦横、稼働時間、素材形式、配信予定
- 運用条件:承認、権限、ログ、連携、セキュリティ、設置環境、納期、予算
- 提案の優先度:MUST、SHOULD、WANTを定め、必須提案と自由提案を分ける
- 実現方法:標準機能、設定、追加開発、運用対応のどれで実現するかを明記
- 例外時の確認:画面デザイン、通信断再生、誤配信取消、障害通知、解約時のデータ返却
回答形式がそろっていると、提案会社の説明力や追加費用の有無を比べられます。
小規模PoCによる現場運用の検証
候補会社を絞ったら、一〜三画面でPoCを行い、本番で困る条件を先に確かめます。現場の担当者がマニュアルを使って操作し、担当が替わっても運用できるかを確認します。
- 配信操作:素材登録、承認、予約公開、拠点別配信
- 障害対応:通信断からの復旧、端末再起動、電源断後の自動復帰
- 確認機能:再生確認、ログ取得、緊急切り替え
本番は、代表拠点と運用に慣れた拠点、通信条件の厳しい拠点を組み合わせて、段階的に展開します。拠点ごとに、設置や回線開通、素材準備、受入テストの日程と担当者を一覧にします。障害時の連絡先も、同じ一覧に書き込みます。
台数が多い案件では、機器発送と初期設定、設置を別工程にすると、問題を切り分けやすくなります。通電と配信確認も、それぞれ分けて進めます。
RFPと要件整理で決めるべき項目

RFPは、会社選定の依頼書であるとともに、発注者の間で認識をそろえるための要件整理書でもあります。現場の流れと例外対応を書き、設置条件やデータの責任範囲も書き添えます。ソフトウェアと現地工事の要件を、同じ資料で扱います。
更新担当者と承認フローの具体化
素材の作成と登録、承認を誰が担うかを、書き分けます。配信停止と現場での障害確認も、担当を分けて書きます。店舗ごとの更新や本部からの一括配信、地域・店舗限定の差し替えによって、権限とグループ管理が変わります。
誤配信を防ぐため、予約公開の取り消しや承認前コンテンツの非表示、配信済み素材の履歴も確認します。
画面・設置・通信条件の現地確認
現地調査では、屋内か屋外か、視認距離、画面の向きを確認します。直射日光や音、24時間稼働の有無も、同じ調査で見ておきます。屋外に設置する場合は、輝度や耐候性、防水・防塵を要件に含めます。さらに、温度や筐体、転倒・落下防止も要件に入れます。
電源容量、LAN配線、Wi-Fi、LTEは、発注者が把握しておきます。設置荷重や搬入口、作業時間、施設管理者のルールも、事前に確かめておきます。通信断時には、最後の承認済み素材を流すか、停止するか、緊急情報を優先するかを、発注側で決めます。
通信断への対応は必須要件のため、見積の前に条件を明文化します。復旧後の自動同期、端末の死活確認間隔、復旧しない場合の通知先も含めます。
連携とセキュリティの境界
連携とセキュリティの確認項目を洗い出し、見積の範囲と情報管理の境界をはっきりさせます。
- 連携先・仕様:POS、在庫、予約、基幹、Excel・CSVとの連携が対象です。天気、交通、防災、人流も含みます。正データ、頻度、API認証、ログ保管を定めます。
- 見積範囲:「API連携一式」の項目数、変換、テスト、既存側改修の範囲
- 障害対応:入力・出力、頻度、エラー時の動きと代替表示を決める
- アクセス管理:多要素認証、IP制限、初期パスワード変更、通信暗号化、不要ポート遮断
- 端末・契約管理:OS・ファームウェア更新、USB対策、操作ログ、解約時の削除・返却
デジタルサイネージコンソーシアムのセキュリティ点検ガイドは、評価、計画、実装、監視を続ける考え方を示しています。
このガイドの考え方を、RFPの確認項目に取り入れます(出典:同コンソーシアム「デジタルサイネージ セキュリティ点検ガイド」、2024年)。
請負・準委任・保守の契約形態
要件定義、開発、機器調達、設置、制作、運用保守は、それぞれ契約を分けて考えられます。
成果物と完成条件が明確な工程は請負、調査や設計を共同で進める工程は準委任、稼働後の監視や問い合わせは保守契約にすると、責任を整理できます。
要件が固まった部分の請負契約
請負は、合意した成果物を納期までに完成させ、検収する契約です。CMS画面や権限、配信予定、API、端末設定、マニュアルを成果物として定めます。そのうえで、通信断からの復旧、指定時刻での端末配信、ログ出力を検収の対象にします。
不確定な調査や設計の準委任
屋外の条件、既存POSのAPI、現場ごとの通信環境が分からない場合は、完成金額を最初から固定しにくくなります。
現地調査や業務ヒアリング、要件定義、基本設計は準委任で行います。その結果をもとに、開発・機器・工事の請負範囲を確定する方法もあります。
作業時間、担当者、報告物、会議体、追加作業の承認方法を、契約書に記載します。
保守契約で定める稼働後の責任
保守契約では、受付時間と障害の重要度を決め、一次回答と復旧の目標も定めます。そのうえで、遠隔と現地のどちらで対応するか、代替機をどう用意するかを確認します。契約範囲には、通信費やOS更新、脆弱性対応、素材の差し替え、バックアップ、月次報告も含めます。
24時間表示に加えて常時監視も求める場合は、監視時間と通知先を、月額に含めるか別料金にするかを明記します。さらに、契約終了時には、コンテンツ、配信履歴、ユーザー、ログ、連携データ、端末設定の返却形式を決めます。
アカウントと端末の初期化を誰が担当するか、ライセンスを継続して使えるかも確認します。月額が安くても、データを取り出せない場合は、乗り換えの費用が膨らむ可能性があります。
デジタルサイネージシステムの費用相場と内訳
費用は、CMS、画面、STB、回線、設置、制作を合算して考えます。要件定義や連携開発、テスト、教育、保守も、費用に入れます。ここで示す金額は、公開料金と一般的な構成による初期目安です。
受託開発の金額は概算で、画面数、独自機能、API、工事、保守によって変わります。専用の公的統計ではないため、予算取りの目安として使い、個別見積で確かめます。
公開料金の月額と別費用
公開料金は、初期費用や月額などの料金と、機器・通信・設置の範囲を分けて比べます。
- 料金項目:初期費用、月額、最低契約期間をそろえる
- 提供範囲:機器、通信、初期設定、設置、サポートを確認
TDIのDAiS Signageは、初期費用が5万円、または5台までの場合は8万円です。
月額は1,500〜7,000円/台で、最低契約期間は6〜12か月です(出典:TDI株式会社「DAiS Signage プラン・料金」、2026年確認)。
同サービスには、プレーヤーやLTE通信を含むプランもあります。ただし、モニターや設置が別料金になる場合もあります。
NTTテクノクロスのひかりサイネージは、タブレットなら月額1,800円/台からです。
プランは、スタンダードが3,600円/台から、4K対応のハイスペックが4,800円/台からです(出典:NTTテクノクロス「ひかりサイネージ プラン・価格」、2026年確認)。
ディスプレイや回線を別に用意するプランもあります。
受託開発の規模別の概算レンジ
画面数や連携範囲に応じた初期費用の目安をつかみ、機器と工事を加えて予算に組み込みます。
- 既存画面・標準CMS一台:初期5万〜20万円、月額1,500〜7,000円/台。機器・回線・作業費は別途加算
- 機器・設定・設置・初期素材込み一画面:初期15万〜50万円
- 標準CMS・複数拠点5〜10画面:初期50万〜250万円
- API・拠点別承認・10〜50拠点:初期150万〜800万円
- 独自機能や大規模構成:300万〜1,000万円、または1,000万〜3,000万円超
独自機能には、タッチ操作、人流分析、独自のワークフローが含まれます。大規模なスクラッチ開発や屋外LED、複数システム連携の場合は、1,000万〜3,000万円超になる可能性があります。
いずれも個別条件に基づく推定で、確定した価格ではありません。
運用作業まで含めたランニングコスト
月額費用には、運用に関わる費用が含まれる場合があります。含まれる範囲を、契約前に確かめておくことが大切です。
- 月額内訳:CMS・クラウド・通信、窓口・監視、制作、機器リース・保守
- 素材制作:自社か委託かで総額が変わり、広告等が多いと月次費が増えやすい
- 年間費用:駆け付け、代替機、交換部品、回線・電気代、筐体点検、更新料
たとえば、NECのオフィスデジタルサイネージは、ハードウェア、通信、クラウド、初期設定を含む基本サービスを、月額24,000円〜/月・台で案内しています(出典:日本電気株式会社「価格/サービスメニュー」、2026年確認)。
ただし、設置作業と一部の配送費は、別途見積になります。「オールインワン」という名称だけでは判断できないため、設置と制作の範囲を確認します。
委託先の選定と見積比較で見るべきポイント
委託先には、CMSサービス会社、機器メーカー、広告媒体会社、コンテンツ制作会社、SIer、受託開発会社があります。
会社ごとに、標準機能や業務データ連携、屋外工事など必要な役割を担えるかを見ます。複数社に任せる場合は、責任者が明確かも確認します。
業種・台数・運用年数まで見る実績確認
実績の有無に加えて、自社に近い業種や画面・拠点数、屋内外を尋ねます。更新頻度や運用年数、連携先、障害対応も確認します。特に、広告配信の事例が社内情報や防災用途にそのまま使えるとは限りません。
可能であれば、管理画面や端末監視画面、障害時の連絡フローも確認します。
同じ前提条件での相見積もり
見積の条件をそろえるため、同じRFPと、画面数や拠点数、素材本数、連携条件、納期を各社に渡します。見積の内訳も、同じ項目で依頼します。
- 設計・開発:要件定義、デザイン、CMS設定、追加開発
- 機器・工事:機器、STB、回線、設置、配線
- 導入後:初期素材、テスト、教育、保守、予備機、出張費
一式表記には、内訳や数量、単価、対象外作業を確認します。価格以外にも、機能適合率や標準機能と追加開発の比率、納期の根拠、担当経験を評価します。障害時のSLA、移行性、セキュリティ、契約終了時の扱いも、評価の対象にします。
最安の提案でも、機器や制作、現地対応が別料金になることがあります。初期費用と初年度の総額、三年間の運用総額を比べ、月額に隠れた差を確認します。
保守・セキュリティ・条例まで含めた選定条件
委託先を選ぶときは、屋外工事に関わる体制と、分析機能で扱う情報の管理にも目を向けます。
- 屋外対応:現地工事と行政協議に対応できる体制を確認
- 設置基準:条例等を確認し、設置場所ごとに申請や協議の要否を調べる
- データ利用:カメラ・センサーで人流等を扱う場合、目的、保存、匿名化、告知、責任を定める
- 社内判断:分析機能は法務、情報システム、現場で確認する
名古屋市は2025年10月にガイドラインのページを更新しました。このガイドラインは、景観形成と公衆への危害防止を目的に、屋外広告物等の表示や設置について望ましい基準を示しています(出典:名古屋市「デジタルサイネージガイドライン」、2025年)。
個人情報保護委員会は、顔画像や映像、音声なども、個人に関する情報に含まれ得ると説明しています(出典:個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン」、2026年確認)。
発注後のPoCと運用設計
契約後も開発会社に任せきりにせず、発注者側に運用責任者を置きます。そのうえで、システムや制作、承認、拠点の各担当が判断する内容と時期を決めます。広報や法務、情報セキュリティの担当も、判断の内容と時期の範囲に含めます。
運用設計があいまいなまま機能を増やすと、使われない承認画面や、更新されない分析機能が増えてしまいます。
通常時と異常時で分ける受入テスト
受入テストでは、通常の登録と再生に加えて、予約配信や拠点別の差し替え、承認前の非表示、障害時の挙動を確認します。
- 障害条件:通信断、電源断、端末停止、クラウド停止
- 復旧確認:緊急切替、復旧後の同期
- 記録確認:管理操作ログ、再現条件、対応者、再テスト日
テスト結果は記録に残し、口頭の「問題ありません」だけで検収しないようにします。
月次業務としてのコンテンツ運用
導入後は、素材の作成、確認、承認、配信、効果検証が続きます。月あたりの本数や締切、表示期間を決めます。そのうえで、権利確認や誤字確認、配信後の確認者、古い素材の削除日も決めます。
動画や音楽、写真、フォントを利用する場合は、著作権と利用期間も管理します。
2026年のAIとリアルタイム連携の見極め
AIの利用は、それ自体を目的にせず、用途と安全面の見通しが立ってから採用します。
- 活用候補:生成AI制作支援、視聴分析、交通・防災・人流との即時連携
- AI利用:生成物の確認担当、データ送信先、保存期間、説明責任を決める
- データ停止時:最後の正常値か固定素材へ切り替える
- 本番展開:PoCで安全性と効果を確かめる
TDIは2026年2月に、生成AIを使った制作支援機能を発表しました。
同社は、DAiS Signageの導入実績として、全国47都道府県、35,000台超を案内しています(出典:TDI株式会社「DAiS Signage」、2026年)。
DSJ 2026は6月10日から12日に開催され、活用事例と最新技術を取り上げました(出典:デジタルサイネージ ジャパン2026開催概要)。
よくある質問(FAQ)
費用や期間は、画面数や拠点数、設置、連携、制作、保守の範囲によって変わります。自社の条件に置き換えて、検討してください。
デジタルサイネージシステムの発注費用はいくらですか?
標準CMS一台の公開料金の例は、初期費用が5万円前後、月額が1,500〜7,000円/台程度です。モニターや回線、設置、制作、保守は別になる場合があります。
業務連携や独自機能を含む受託開発では、初期150万〜800万円程度を概算の一つとして考え、要件定義の後に個別見積を取ります。
発注先は機器メーカーと開発会社のどちらがよいですか?
標準配信を早く始めるなら、機器とCMSをまとめて提供するメーカーやサービス会社が候補です。POSや予約、在庫、基幹連携が必要なら、SIerや受託開発会社も比べます。独自承認や特殊制御、複数社での運用が必要な場合も、同じ比較に加えます。
会社の種類より、設計、機器調達、工事、保守の責任分担が明確かどうかが大切です。
発注からデジタルサイネージを使うまで何か月かかりますか?
既存画面と標準CMSなら数日〜2週間、一画面に機器・設置・初期素材を含めると2〜6週間が目安です。複数拠点のAPIや独自手順は、3〜6か月程度です。
屋外LEDや大規模スクラッチは、6〜12か月以上かかる可能性があります。現地調査や回線、機器の納期、素材の準備、行政協議は遅延の要因になるため、RFPで前提を示します。
通信断や端末故障が起きても表示を続けられますか?
オフライン再生に対応したCMSやプレーヤーに承認済みの素材を保存しておけば、短時間の通信断でも表示を続けられる構成があります。ただし、継続できる期間や緊急情報の優先、復旧後の履歴確認は、製品や設計によって異なります。
RFPとPoCで通信断や電源断、再起動を試し、復旧手順を保守契約に含めます。
まとめ
発注では、画面を買うのではなく、情報を作成・承認して複数拠点へ安全に配信し、障害時に復旧できる業務基盤を委託すると考えます。
目的やKPI、台数、拠点を整理します。設置環境、更新担当、連携データもそろえたうえで、方式を選びます。
発注前の総額と責任範囲の確認
RFPでは、標準機能と設定、追加開発を分けます。機器や工事、制作、保守も別々に区切り、同じ条件で複数社から提案を取ります。
総額には、初期機器や回線、設置、素材を含めます。さらに、監視や交換、解約時のデータ返却も入れます。
請負、準委任、保守を工程に応じて使い分け、検収条件と障害時の責任を明確にします。
導入後のPoCと運用改善
一〜三画面のPoCで通常時と異常時を確かめ、代表拠点から段階展開します。AIやリアルタイム連携を取り入れる場合も、現場が更新でき、通信断や故障に対応できる運用が、成果につながります。
要件と運用を発注前に言語化し、自社に合う委託先を選ぶことが、予算超過と導入後の停滞を防ぎます。
▼全体ガイドの記事
・デジタルサイネージシステム開発の完全ガイド
▼RFP作成前に読みたい無料ホワイトペーパー
・業務システム開発の完全ガイドブック
・スクラッチシステム開発の完全ガイドブック
・【2026年最新版】AI駆動開発の完全ガイドブック
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
・サービス概要資料のURLはこちら >>>
・お問合せページのURLはこちら >>>
・お役立ち資料のURLはこちら >>>


株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
