電子署名システムの発注・外注は、要件整理、発注形態の選定、PoCと段階展開の順に進めます。この順で進めると、契約業務に合う仕組みを現場に根づかせやすくなります。
委託範囲から費用、委託先の比較まで、発注側の担当者の目線で順に見ていきます。全体像は下の完全ガイドもご覧ください。
▼全体ガイドの記事
・電子署名システム開発の完全ガイド
・業務システム開発を依頼する会社の選び方やRFPの作り方については、無料ホワイトペーパー「業務システム開発の完全ガイドブック」で詳しく解説しています。
・スクラッチシステム開発を依頼する会社の選び方やRFPの作り方については、無料ホワイトペーパー「スクラッチシステム開発の完全ガイドブック」で詳しく解説しています。
電子署名システムの発注・外注で委託する範囲
画面や署名処理だけを委託すると、契約業務に必要な証跡や運用ルールが抜けやすくなります。そのため、委託範囲には証跡と運用ルールも含めます。
電子署名は、電子契約全体の一部にあたります。誰が、いつ、どの文書に、どの認証を経て同意したかを後から確認できることが大切です。
SaaS導入・API連携・個別開発の使い分け
まず考えたいのは、どの部分を標準サービスに任せ、どの部分を開発するかです。
クラウド型の電子契約SaaS、既存システムとのAPI接続、独自機能の個別開発は、業務に合わせて組み合わせて使います。
- SaaS:契約件数が少なく、標準的な契約書をメールで締結できれば足りる企業向けです。
- API連携:契約書を基幹システムで自動生成し、顧客情報や案件番号を引き継ぎたい企業に適します。
- 個別開発:部門ごとに異なる承認や複雑な権限、独自台帳が必要なときに検討します。
個別開発を選んでも、暗号鍵や電子証明書、タイムスタンプ、監査証跡までゼロから実装すると負担が重くなります。そのため、実装する範囲は慎重に決めます。
法律対応と業務運用の確認
法令要件と社内運用を分けて考えると、委託範囲を整理しやすくなります。
電子署名法は、一定の要件を満たす電子署名が付された電磁的記録について、本人の意思で作成されたものと推定する制度です(出典: デジタル庁「電子署名」、2026年3月更新)。
- 署名方式:本人確認と改ざん防止の方法
- 証跡管理:契約書と証明書・タイムスタンプの保存方法、操作履歴の扱い
- 保存・検索:訂正・削除の要件と、契約期限の通知を整理します。
電子帳簿保存法の保存・検索・訂正削除の要件は、電子署名法への対応とは別に確認する必要があります。たとえば、国税庁の令和8年6月資料では、日付または金額の範囲検索、二項目の組み合わせ検索、調査時のダウンロードに対応しています。出典は、国税庁「電子帳簿等保存制度を活用して、デジタル化をさらに進めてみませんか?」(2026年6月)です。
法務、経理、情報システムで合意したうえで、RFPに反映します。
発注前に決める要件と発注形態の選び方
発注先を探す前に、契約の量と流れを数値で把握しておくと、見積もりを比べやすくなります。
- 契約量:月間送信件数、契約類型、紙契約の移行量
- 利用者と相手先:署名者・承認者の人数と、利用環境
- 運用条件:保存年数、既存システム、本人確認レベル
発注形態の選択:SaaS導入・連携開発・スクラッチ開発
発注形態は、標準機能と独自業務の差を基準に選びます。SaaS導入では標準機能に業務を合わせる一方で、法改正やサービス更新を自社で抱えにくくなります。
- SaaS導入:初期設定、テンプレート、権限、教育、契約移行の委託
- 連携開発:署名基盤はSaaSなどに任せ、社内システムとつなぎます。
- スクラッチ開発:標準サービスとの差が大きい業務を、独自に作り込みます。
SaaSでは、月額料金に加えて送信従量や容量を確認します。API連携やSSOの条件、電話支援も、契約前に確かめておきます。解約後にデータを出力する条件も、契約前に押さえます。
たとえば、NECのeasyHousingは、顧客システムの文書データと電子サインをAPI連携し、タブレットで署名する構成を案内しています(出典: 日本電気「電子サインサービス easyHousing」)。
連携開発では、API認証とエラー時の再送を、RFPに記しておきます。署名完了通知と証明書の保存責任も、RFPに記し、誰がどこまで持つかを明確にします。
署名の暗号処理や証明書管理まで自社で開発すると、セキュリティと法令対応の負担が続きます。そのため、独自開発は契約業務の差別化部分に限り、署名、タイムスタンプ、本人確認は専門サービスに任せると、費用とリスクのバランスを図れます。
RFPに記載する業務量・機能・非機能・移行条件
RFPには、「電子署名を導入したい」という要望に加えて、現状と目標を並べて書きます。
現状欄には、紙・PDF・メールが混在する契約類型と承認経路を書きます。さらに、月間件数、締結日数、転記項目も記載します。
目標欄には、導入後に測る指標を書きます。締結日数、台帳登録率、検索時間に加えて、紙郵送費と期限管理も対象です。
- 機能要件:必要な署名、承認、本人確認、証跡、検索、通知、権限、APIの整理
- 非機能要件:可用性、バックアップ、障害復旧目標、暗号化、ログ保存期間、保管地域、サポート、SLA
- 移行条件:移行対象件数と旧システムの停止時期
機能要件の中身としては、文書テンプレートと差し込み、代理承認、リマインドを含めます。メール・SMSや証明書、タイムスタンプ、監査ログも対象です。全文検索や期限通知、SSO、MFA、CSV出力も記載します。
移行では、契約番号、相手先、締結日を、メタデータとして決めておきます。満了日、金額、契約種別も対象です。
AIで条項抽出や契約レビューを行う場合は、学習利用と国外移転の扱いを書きます。結果の確認者やログの扱いも、あわせて記載します。
電子署名システムの発注・開発・導入の進め方

発注後は、要件定義から本稼働まで工程を順に進めます。SaaSの場合も、設定だけで終わらせず、代表的な契約類型で業務を通して確かめることが大切です。
委託先には、工程ごとの成果物と受け入れ基準を提示してもらいます。
- 要件定義
- 設計・設定
- 連携開発
- テスト
- 移行
- 教育
- 本稼働
現行フローの洗い出しとMUST・WANTの切り分け
申請から契約書作成まで、送信から署名と証跡確認まで、保管から検索、更新通知、監査対応までを、一本のフローに書き出します。そのうえで、部門ごとの例外も書き出し、標準化する作業と残す例外を判断します。
発注側は、操作を減らす場合も、承認を省いて内部統制を弱めないようにします。
- MUST:法務・監査上の必須機能、必須連携、保存期間、権限分離、障害時の継続
- WANT:AI条項抽出、ダッシュボード、細かな画面変更などの候補
WANTは、予算と納期に余裕がある場合に追加します。MUSTとWANTが混ざると、見積もりが膨らむうえに、開発中の優先順位もぶれやすくなります。
代表的な契約によるPoCと設計
本格開発の前に、代表的な契約を3〜5種類選び、PoCで確かめます。
- 署名操作:取引先が登録なしで署名できるか、スマートフォンで完了できるかを試します。
- 承認・履歴:複数承認者と、差戻しや再送の履歴を確かめます。
- 締結後:PDFと証明書を再現できるかを確認します。
業務部門の担当者と、法務・情報システムの担当者が同じ操作を確認しておくと、導入後の手戻りを抑えられます。
API連携では、正常系に加えて異常系も試します。送信失敗やタイムアウト、重複送信のほか、署名拒否やメールアドレス変更も試します。さらに、取引先の期限切れやサービス停止の際に、再処理できるかも試します。
原本、監査ログ、署名完了通知の保存先は、設計書に残します。そのうえで、データの責任を、どこまで誰が受け持つかを明確にします。
移行と段階展開の計画
既存契約の移行は、開発と同時に進める別プロジェクトとして扱います。
- 対象分類:「有効契約」「更新予定の契約」「参照だけが必要な契約」への振り分け
- 移行設計:紙のスキャン、PDF命名、入力者、サンプル照合の取り決め
- 品質確認:契約書の品質、欠落ページ、重複、個人情報のマスキング
本稼働は、全社へ一度に広げず、1契約類型・1部署から始めます。そのうえで、締結までの日数と差戻し率、紙郵送費を導入前後で測ります。
検索時間と期限管理の登録率も測り、問題を直してから対象を増やします。
取引先が電子署名に不慣れな場合は、案内文と問い合わせ窓口、紙との併存期間を準備します。そうすると、現場の抵抗を減らせます。
電子署名システム開発の契約形態の選び方
契約形態は、要件がどこまで固まっているかに合わせて分けることが大切です。要件が固まった機能は請負に、調査や要件定義など変動の大きい作業は準委任にして、成果物と責任範囲をそろえます。
請負契約と準委任契約の違い
請負と準委任は、成果物の明確さと作業の変動幅を見て使い分けます。
- 請負:成果物の完成と検収を中心に責任を定めます。
- 準委任:専門家による一定の業務の遂行を、責任の中心に置く契約
画面やAPI、帳票が明確なら、請負に向きます。テスト仕様書や移行データも、仕様が固まっていれば請負の対象になります。一方で、要件整理、技術調査、プロジェクト支援など、仕様が変わりやすい初期作業は、準委任にすると実態に合わせて相談できます。
契約書には、範囲と期間、体制と料金を記載します。さらに、再委託と知的財産、秘密保持を盛り込みます。個人情報と脆弱性対応も、契約書で扱います。
障害連絡、データ返却・削除、損害賠償は、契約で定める項目です。検収と仕様変更も、あらかじめ決めておきます。証明書と監査ログ、バックアップ、APIログは、所有者と保管期間を決めておきます。
仕様変更と追加費用のルール
PoCや法務レビューで要件が増える前提に立ち、変更の承認手順を先に定めておきます。
- 変更要求票:目的、対象画面やAPI、工数、納期、費用、優先度の記載
- 着手承認:発注者と受託者の合意を得てから作業を始めます。
口頭で追加を依頼すると、納期の遅れや検収時の認識違いを招きやすくなります。API仕様や既存データ形式、部門レビュー日は、前提条件として残します。さらに、証明書やSaaS料金の別途扱いも残しておきます。
発注側は、前提が崩れたときに見直す費用と工程まで書いておくと、発注後の交渉を進めやすくなります。
電子署名システムの費用相場と見積もりの内訳

費用は、SaaSの月額料金と、初期設定から移行までの導入費に分けて見ます。テスト、教育、保守も、別の項目として確認します。
公開料金のあるSaaSと、要件で変わる開発費は性質が異なるため、分けて比べます。開発費は、一般的な業務システム刷新の目安を当てはめて推定したものです。
SaaS導入の初期費用と月額料金
クラウドサインでは、Lightが月額11,000円、Corporateが月額28,000円です。送信は1件ごとに220円かかります(出典: クラウドサイン「料金プラン」、2026年8月確認)。
freeeサインでは、法人向けのStarterが年払いで月額5,980円、Standardが月額29,800円です。無料送信枠や電子署名の送信従量は、プランによって異なります(出典: freeeサイン「料金プラン」、2026年8月確認)。
- 小規模利用:月額0〜1.5万円程度に、送信従量が加わる見方です。
- 標準運用:中小企業では月額0.6万〜3.5万円程度に、送信従量が加わります。
料金は改定されるため、正式な見積もりの際に最新の公式料金を確かめます。
公開料金は、サービス料金の目安です。初期設定やテンプレート作成、既存契約の移行は、別費用になりやすい項目です。SSOやAPIの利用も、別費用としてかかりやすい項目です。
利用者教育も別費用になりやすいため、月100件、月500件など自社の件数をもとに、年間総額を試算します。
連携開発と独自開発の規模別の費用レンジ
開発費は、連携範囲や独自業務の規模によって変わります。SaaS導入から全社基盤まで、今回の推定レンジを並べて比べます。
- SaaS初期導入:設定、業務整理、テンプレートを含めて、50万〜300万円程度
- 小規模連携:稟議やCRMとのAPI連携で、300万〜800万円程度
- 中規模開発:台帳、承認、検索、通知、基幹連携で、800万〜2,000万円程度
- 全社基盤:多部門、多言語、高い認証・監査要件、大量移行で、1,500万〜4,000万円超
期間の仮置きは、SaaS初期導入が2週間〜2か月、小規模連携が1〜3か月です。
件数とAPI本数によって、費用と期間は変わります。認証要件やテスト範囲も、費用と期間を動かす要因です。
これらは業務システム刷新の参考値で、電子署名市場全体の統計とは別物です。見積書は、要件定義から保守まで工程ごとに分け、金額を左右する作業を確認します。
5年総額に含める保守・送信従量・移行・データ返却
初期費用が安くても、送信従量や利用者数で総額は変わります。保管容量や追加環境も、総額を動かします。
APIやSMS、本人確認の費用も確認します。サポートやバージョンアップについても、あわせて見ておきます。
- SaaS利用:送信従量、ユーザー、容量のほか、API、SMS、本人確認
- 開発後の運用:クラウド、署名サービス、証明書更新、監視、脆弱性対応、バックアップ、問い合わせ
- 終了・移行:PDF、証明書、監査ログの一括出力費用
保守運用費を初期開発費の年5〜15%程度とする目安もあります。一般的な業務システムの参考値として扱い、実際の体制で計算し直します。
1年目の金額だけでなく、3年または5年の総保有コストを作っておきます。
送信件数の増加や、退職・異動による管理者変更、別サービスへの移行時の費用も、総額に含めます。
初期見積もりの安さに加えて、利用量が変わっても予算を説明しやすい料金構造を選びます。
電子署名システムの委託先選定と見積比較のポイント

委託先は、法務・契約業務と連携、移行を一緒に検討できる会社を選びます。セキュリティや運用まで相談できるかも、判断材料にします。そのうえで、候補3社以上に同じRFPを渡して比較します。
導入実績の見方:業務量と構成の近さ
導入事例は、社名より先に、自社の運用に近いかどうかで見ます。
- 業務量:契約件数、類型、取引先数、保管年数の比較
- 運用構成:承認階層、紙との併存、既存システムの比較
たとえば、日立ソリューションズの事例では、横浜八景島が年間約2,500人分、5,000枚の雇用契約書を電子化しました(出典: 日立ソリューションズ「活文」導入事例、2026年確認)。
候補会社には、署名サービスの選定理由とAPI経験を聞きます。さらに、本人確認と移行体制、障害時の切り分けを確かめ、導入後の窓口も尋ねます。
SaaS標準と個別作業の境界は、提案書に書いてもらいます。季節変動や取引先の操作も、自社の実態と照らし合わせます。
見積書の比較観点:作業と前提条件
見積書は、作業の内訳が要件定義から保守まで工程ごとに分かれているかを確かめます。UIやAPI、認証と権限、監査ログのような作業も、個別に分かれているかを見ます。
利用条件と追加費用も、同じ基準で比べます。
- 作業内訳:要件定義、設計、開発、テスト、移行、教育、保守の別
- 料金条件:月額基本料、無料送信数、超過単価、利用者、容量、API・SSOの条件
- 終了条件:SLAと解約後のデータ出力
見積書に「一式」が多い場合は、作業、担当者、期間、成果物、除外条件を質問します。人月単価の比較に加えて作業内容を確かめないと、工数が膨らむ提案を見誤ることがあります。
法務や機能の要件を満たさない提案は、価格が低くても上位に置かないようにします。そのうえで、差額条件とデータ返却形式を発注前に確かめます。
セキュリティとベンダーロックインの確認
契約書や個人情報を扱うため、委託先の認証と権限、保護策を確認します。データ返却も、RFPの評価に反映します。
- アクセス管理:MFA・SSO、IP制限、RBAC、監査ログの確認
- 保護と復旧:TLS、保存時暗号化、バックアップ、脆弱性対応の方法
- データ返却:契約本文、証明書、タイムスタンプ、ログ、メタデータの形式
IPAのTLS暗号設定ガイドラインは、2025年4月25日にVer.3.1.1へ修正されました。そのため、採用方式と更新体制を確かめます(出典: IPA「TLS暗号設定ガイドライン」)。
ISMAPポータルでは、2026年4月1日にクラウドサービスリストの詳細へ「生成AIに関する情報」欄が追加されました。
利用者は、サービスの生成AI利用状況を確認しやすくなりました(出典: ISMAPポータル「2026年4月1日にISMAPポータルサイトに追加・改善された機能」、2026年4月)。
AI利用時は、契約書が学習に使われるかを確認します。保存地域や第三者提供も、確かめておきます。人手確認と停止時の削除も、あわせて見ます。
出力単位と期限、形式、費用は、契約前に決めておきます。サンプルデータはPoCで試します。なお、画像PDFだけで出力すると、検索情報や証跡が失われ、移行が難しくなります。
電子署名システムの発注・外注でよくある質問
料金に加えて、業務範囲や法律要件、委託先との責任分界を確認すると、導入後のトラブルを減らせます。
電子署名システムはSaaSと開発のどちらを選べばよいですか?
標準的な契約書を少ない準備で締結するならSaaSが向きます。一方、独自業務や複雑な権限がある場合は、API連携や個別開発を検討します。
代表的な契約を3〜5種類選んでPoCを行い、標準機能で足りない部分を開発対象にします。
電子署名システムを外注すれば法律対応も任せられますか?
システム会社は、要件整理や実装を支援してくれます。ただし、自社の契約類型に対する法務判断や社内規程の最終責任は、委託先へ自動的には移りません。
電子署名法上の本人性・非改ざん性と、電子帳簿保存法の保存・検索・訂正削除の要件は、分けて考えます。法務・経理が確認した内容は、RFPと受け入れ基準に反映します。
電子署名システムの開発費用はどのくらいかかりますか?
費用の目安と、比較するときの条件を並べておきます。
- 小規模SaaS:月額0〜1.5万円程度に、送信従量が加わる見方です。
- 標準運用:中小企業では月額0.6万〜3.5万円程度に、送信従量が加わります。
- 開発費:API連携は300万〜800万円程度、中規模は800万〜2,000万円程度の推定です。
- 相見積もり:件数、利用者、認証、移行、連携本数をそろえます。
開発費の数字は、電子署名専用の統計とは別の、業務システム刷新の参考値です。
RFPがなくても開発会社へ相談できますか?
RFPがなくても、開発会社へ相談できます。契約件数や現行フロー、連携先を先に整理しておくと、提案と見積もりの精度が上がります。認証、保存年数、移行量も、あわせて整理しておくと役立ちます。
完成した仕様書がなくても進められます。要件定義を準委任で発注し、その成果物をもとに、開発の請負範囲を決める方法もあります。
まとめ
発注では、署名機能だけでなく契約業務全体を、一つの計画にまとめます。本人確認や証跡、保存法対応は、計画の中で扱います。連携と移行、運用、データ返却も、同じ計画に入れます。
SaaS、API連携、個別開発のそれぞれに向く範囲を分けます。標準機能で足りない部分を明確にすると、費用とリスクを抑えられます。
発注前に確認する項目
候補会社に同じ条件を示せるよう、業務要件と移行量を整理します。
- 業務要件:送信件数、契約類型、承認経路、本人確認、保存・検索
- 技術・移行:API・SSO、紙契約の移行量、AI利用条件の整理
- 見積比較:3年または5年の総額、工程、成果物、前提、保守、障害対応、返却の条件をそろえる
最初の一歩:代表的な契約での要件確認
この順で進めると、電子署名システムを根づかせやすい形で導入できます。
- 代表的な契約を3〜5種類選び、現行フローを図にして、1部署でPoCを行います。
- 実際の取引先がスマートフォンで署名できるか、証跡を保存・検索できるかを確かめます。
- 異常時に再処理できるかも確かめ、必要な発注形態と委託先を決めます。
▼全体ガイドの記事
・電子署名システム開発の完全ガイド
▼RFP作成前に読みたい無料ホワイトペーパー
・業務システム開発の完全ガイドブック
・スクラッチシステム開発の完全ガイドブック
・【2026年最新版】AI駆動開発の完全ガイドブック
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
・サービス概要資料のURLはこちら >>>
・お問合せページのURLはこちら >>>
・お役立ち資料のURLはこちら >>>


株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
