ECリニューアルの依頼先は、SEO・データ移行・決済連携の実績を比べて選ぶのが基本です。
URL構造の変更は検索評価に影響し、顧客情報や注文履歴の移行、決済の再連携にも準備が要ります。そこで、Shopify・ecforce・ecbeingなどへの移行経験を含め、6社の強みと対応範囲を見比べます。
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・ECリニューアルの完全ガイド
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ECリニューアルで失敗しないために重要なこと

適切な刷新は、売上やCVRの改善と運用コストの削減につながります。その一方で、SEO流入が落ちると売上にも響きます。そのため、一般的なWeb制作の実績だけでなく、ECに固有の移行課題を扱った経験を確かめることが大切です。
SEO評価を引き継ぐためのリダイレクト設計
URLが変わるときは、旧URLから新URLへの301リダイレクトを設定します。この設定が漏れると、検索評価を引き継げないおそれがあります。そこで、商品・カテゴリ・ブランドの大量のURLを整理した経験があるかを、提案の段階で確かめてください。
metaタグやtitleタグ、構造化データ(JSON-LD)も移行の対象です。さらに、新サイトで正しく引き継がれたかを検証する手順も、あわせて尋ねておきましょう。
顧客データ・注文履歴の移行実績
顧客情報や注文履歴、ポイント残高、定期購入データが欠落すると、顧客離れや問い合わせにつながります。新旧システムでは形式・文字コード・項目数が異なります。そのため、事前のデータ対応表と移行テストが欠かせません。
移行後は、件数や内容を照合する方法を確かめます。問題が起きたときに旧環境へ戻す手順も、見ておきたいところです。設計・テスト・整合性確認まで担える体制かどうかが、比べる材料になります。
ripla(株式会社リプラ)
riplaは、コンサルティングから開発まで一貫して支援しています。IT事業会社として社内DXを進めた経験を活かし、事業成果とシステムの定着を重視しています。
営業支援や生産管理など、幅広い基幹システムの構築と導入に実績があります。また、企業ごとの業務要件に合わせて支援します。
特徴・強み
KPIの設計から運用まで、工程を社内で担います。要件定義や設計、開発も、その中に含まれます。外部委託を挟まないため、プロジェクトの流れを途切れさせずに進められます。
ECの業務フローを一覧にし、基幹システムとの連携も設計します。さらに、サイト刷新を事業全体のDXとして捉えた提案が特徴です。
自社でシステムを使ってきた経験を、現場で使われる仕組みづくりに生かしています。導入後も定着支援や使い方のサポートを行い、社内での運用まで見据えて伴走します。
riplaの強みは、支援の範囲と導入後の伴走体制にあります。
- 一貫支援:目的整理から開発・運用まで、社内で対応する体制です。
- 業務連携:販売・在庫・顧客管理とECをつなぐ設計です。
- 定着支援:導入後の使い方や現場運用も支援します。
実績・対応範囲
基幹システムでは、営業支援や顧客管理、販売・生産管理などを構築・導入しています。ECでは、既存システムからの移行や販売管理との連携、業務効率化のためのカスタム開発に対応しています。
要件定義から運用保守まで一貫して対応するため、公開後も改善を続けたい企業に合っています。初回の相談とヒアリングは無料で、現状の整理から始められます。
株式会社ecbeing
株式会社ecbeingは、1999年にサービスを始めたECプラットフォームの提供会社です。国内の構築実績は1,600サイト以上で、15年連続のシェアNo.1とされています。
また、2023年の年間流通総額は1兆2,405億円です。開発部門500名、マーケティング部門200名の体制で、構築から集客や分析まで支援しています。
特徴・強み
長年のシェアとリニューアル実績を背景に、ECに詳しいコンサルタントが支援します。加えて、独自プラットフォームはフルカスタマイズでき、複雑な業務や商習慣にも対応します。
内部SEOの設計、パンくずリスト、構造化データの実装にも知見があります。検索流入の維持や拡大を重視するなら、確認しておきたい範囲です。
オムニチャネルや会員・ポイント管理などの機能は、標準機能と追加開発を組み合わせて扱います。わかさ生活では、刷新後の新規会員数が前年比23倍になりました。また、コニカミノルタジャパンの法人EC刷新も手がけています。
大規模ECを刷新するなら、機能の幅と支援体制を照らし合わせて見るとよいでしょう。
- 個別要件:業務要件に合わせた仕様に対応できます。
- 販売形態:会員・定期購入・B2Bのほか、オムニチャネルも扱います。
- 検索対策:SEOに関する相談にも応じます。
実績・対応規模
中規模から大規模のサイトを中心に、月間流通額が数億〜数十億円規模の刷新に対応します。費用は要件によって変わり、中規模サイトでは1,000万〜3,000万円程度からが目安です。
構築後の運用や集客も支援しています。事例では、PV数が1.65倍に伸び、サイト離脱率が10%下がりました。
W2株式会社

W2株式会社は2005年に創業し、旧社名はw2ソリューション株式会社です。1,100社超の構築・支援実績を持つ、総合ECプラットフォームの開発会社です。製品は、中大規模向けの「W2 Unified」、定期通販向けの「W2 Repeat」、BtoB向けの「W2 BtoB」の3種類です。
W2では、社員の70%超がエンジニアで、開発・導入・カスタマーサクセスを社内で手がけています。
特徴・強み
戦略立案から構築、機能開発、運用まで一貫して対応します。また、導入企業の平均売上成長率は354%です。
既存システムとの連携や大規模なデータ移行の経験があり、複雑な業務にもカスタマイズで対応します。OMOを含め、実店舗とECを連携させる取り組みにも適しています。
顧客や注文のデータなど、大量のデータ移行を支援します。実績には、リコーイメージングのブランドサイト刷新や、アルペンの大規模刷新によるOMO改革があります。さらに、独自の移行プロセスにより、データ移行の安全性と正確性を保てる点も特徴です。
W2は、製品構成と移行対応の両面で比べられます。
- 製品:総合EC、定期通販、BtoBのうちから選べます。
- 移行:顧客・注文・ポイント・商品のデータを扱います。
- 連携:OMOや主要な決済手段とつながります。
実績・対応規模
年商数億〜数百億円規模に対応し、BtoC総合EC、定期購入EC、BtoB ECを製品ごとに扱っています。決済では、主要カードやコンビニ払いとの連携実績があります。さらに、後払いやBNPLなどの実績もあります。
株式会社フルバランス
株式会社フルバランスは、Shopify構築と成長支援に特化しています。「Shopify Premier Partner」に認定されており、2025年開始の「Shopify Partner Program 2025」でもPremier Partnerに選出されました。
2024年11月に「Shopify Partner of the Year 2024 Japan」を受賞しました。その賞は「Market Expansion Partner of the Year」です。
拠点は東京・福岡・ベトナム・米国にあります。年商10億円以上を見込むShopify Plus構築を得意としています。
特徴・強み
Shopifyの初期から上場企業や成長企業を支援してきた技術知見があります。また、構築後の成長支援まで担います。
移行では商品・顧客・注文のデータを扱いながら、Shopifyの機能を生かせる設計と、運用を見据えたアプリ構成を提案します。さらに、EC事業の売上拡大を軸にした支援で、売上成長率463%の事例もあります。
Shopifyへの移行では、検索評価を引き継ぐためのリダイレクト設計とURLマッピングを支援します。また、Shopify公式技術書を日本で初めて出版した実績もあります。
公開後は継続改善や成長施策を支援し、長期的な関係づくりを重視しています。Shopify移行後も成長支援を受けたい企業にとっては、確認しておきたい範囲です。
- 移行設計:データとURLの引き継ぎを扱います。
- 拡張:Shopify Plusやアプリ、Liquidへの対応が含まれます。
- 成長支援:公開後の改善や越境ECの相談も受けつけます。
実績・対応規模
年商10億円以上を見込むShopify移行に適しています。Shopify Plusのカスタマイズや、アプリの選定・設定・調整、Liquidテンプレートの開発に対応します。
決済は、Shopify Paymentsや各種決済代行サービスと連携します。また、国内の移行と同時に越境ECを検討する企業からの相談も受けつけています。
株式会社SUPER STUDIO(ecforce)
株式会社SUPER STUDIOは、自社EC基盤「ecforce」を中心に、構築・リニューアルからマーケティング、成長支援まで提供しています。
ecforceは、D2C・サブスクリプション・定期通販向けのSaaSです。毎月10〜20個の新機能を公開しており、移行経験のある専門チームが刷新を支えます。
特徴・強み
2021年時点の年間流通総額は790億円以上です。ecforceには、定期購入管理や解約防止が標準で搭載されています。CRMやアップセル、クロスセルも備えています。また、SaaSのため、機能更新やセキュリティ更新も適用されます。
既存システムからの移行では、専門チームがデータ移行からURL設計、SEOの引き継ぎまで支援します。
販促の面では、A/Bテスト、ポップアップ、LP最適化を備え、CVR改善を支援します。広告連携やアフィリエイト管理も使えます。新規顧客の獲得から既存顧客のLTV向上まで取り組みたい企業に合っています。
D2Cの継続購入を支える機能と販促の機能を見比べます。
- 定期通販:購入や解約防止、CRMの機能が揃っています。
- 販促:A/Bテストや広告連携を使えます。
- 移行:既存カートからの切り替えを支えます。
実績・対応規模
D2Cや健康食品、化粧品などの分野で、定期通販やサブスクECの導入実績があります。アパレルでも導入例があります。SaaS型のため初期費用を抑えられ、事業の成長に応じて拡張できます。
既存カートからの移行も多く、SEOやデータ移行、決済変更の知見があります。そのため、定期通販やサブスクの刷新では候補の一つになります。
株式会社ハックルベリー
株式会社ハックルベリーはShopifyに特化し、EC構築とアプリ開発を手がけています。集客やリピーターづくりに関わるサービスも企画・運営しています。
2024年には「Shopify Partner of the Year 2024 Japan」を受賞しました。受賞部門は「Top Performing App Developer of the Year」です。また、フィードフォース、リワイアと設立した「App Unity」を通じて、国内向けのアプリも提供しています。
特徴・強み
Shopifyの構築からアプリ開発まで対応し、定期通販やCRM、集客機能に強みがあります。たとえば、オリオンビールの定期通販採用など、食品や飲料、健康食品の実績があります。
Shopify公認パートナーとして最新情報や開発リソースを活用し、新機能を刷新案件に取り入れます。さらに、Shopify移行では、商品・顧客・注文のデータに加えて、決済や会員、メールマガジンの設定も引き継ぎます。
料金は定額で分かりやすく、費用を把握しやすい点も特徴です。そのため、中小から中堅企業に利用されています。
Shopifyを使う企業は、構築規模と必要な拡張機能をもとに比べます。
- アプリ:標準機能で足りない要件を、自社アプリで補えます。
- 移行:引き継ぐ範囲を、商品から会員設定まで扱います。
- 費用・期間:定額の料金体系と、短い納期が特徴です。
実績・対応規模
国内外でShopifyの構築と刷新を手がけており、中小から中堅規模を中心に実績があります。D2Cや食品の実績があり、化粧品やアパレルの実績もあります。
Shopify Paymentsなど、複数の決済に対応しています。受賞歴に表れたアプリ開発力を生かし、標準機能を超える開発も行っています。
ECリニューアルのベンダー選定ポイント

EC刷新では、デザインやUXのほかに、SEOやデータ移行にも目を配る必要があります。決済やシステム連携も検討の対象です。
SEO、データ移行、決済連携の3領域では、具体的な実績と作業手順を比べましょう。
SEO対策力:リニューアル後の検索流入を守る力
URL変更時に、301リダイレクトの設計・実装・検証が不足すると、蓄積した検索評価を失うおそれがあります。商品ページが多い場合は、数千〜数万件のURLを正しく対応づける必要があります。
依頼先には、過去案件のリダイレクト方法と、刷新前後の検索流入の変化を尋ねておきましょう。
商品・レビュー・パンくずリストのJSON-LDのほか、Core Web Vitalsや内部リンクも確認の対象です。こうしたEC向けSEOを設計し、検証できるかどうかも問われます。
データ移行実績:顧客・注文データを安全に引き継ぐ体制
顧客・注文・ポイント・定期購入のデータを安全に移す体制を確かめます。移行に失敗すると顧客離れや苦情につながるため、経験件数と照合方法を見ておく必要があります。
あわせて、移行中に問題が起きた場合に備えたロールバック手順も確認します。件数、整合性、復旧の3点が比較の軸になります。
決済代行会社が管理するカード情報は、セキュリティ上の理由から移行できません。そのため、会員への告知や再登録の案内まで設計した経験の有無も、比べる材料になります。
決済連携経験:主要決済手段への対応実績
基盤を変えると、決済の再連携が必要になります。カード・コンビニ・銀行振込・後払い・翌月払い・BNPL・電子マネー・QR決済のそれぞれで、対応実績が求められます。
定期通販では、継続課金の設計が特に複雑になります。そのため、定期決済を実装した経験も比べます。
会員・ゲスト・定期購入・まとめ買いなど、各購入フローと全決済手段を試験する体制が欠かせません。公開前にサンドボックスで確認し、本番での決済障害を防ぐ工程が整っているかが問われます。
まとめ
ECリニューアルでは、依頼先の選定と準備によって、売上・CVR・LTVの改善を目指せます。SEO、データ移行、決済のリスクに備えるため、各社の実績と対応手順を確認しましょう。
紹介した6社は、それぞれ得意な領域が異なります。riplaは業務整理から開発まで一貫して支援し、ecbeingは大規模ECの構築実績を持ちます。
W2は1,100社超の実績と平均売上成長率354%を持ち、フルバランスはShopify Premier Partnerとして年商10億円以上の案件に強みがあります。
SUPER STUDIOのecforceはD2C・定期通販向けのSaaSで、毎月新機能を提供しています。ハックルベリーはShopifyに特化し、アプリ開発の受賞実績があります。
自社の規模や業態、刷新の目的に合う会社を選び、複数社から提案を受けましょう。そのうえで、SEO、移行、決済の実績と対応手順を比べることが、事業成長につながる刷新の第一歩になります。
EC刷新全体の計画を整理したい方には、以下のガイドが参考になります。
▼全体ガイドの記事
・ECリニューアルの完全ガイド
▼RFP作成前に読みたい無料ホワイトペーパー
・Webサービス開発の完全ガイドブック
・【2026年最新版】AI駆動開発の完全ガイドブック
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
