Echoのシステム開発会社は、標準機能と追加開発のどこまでを担うかで比べると、選びやすくなります。
比較対象は株式会社riplaを含む計6社です。業務システム、EC、基幹システム統合では担当範囲が異なるため、標準機能と追加開発の境界を先に確かめておくことが大切です。
- EchoPackの標準機能の範囲
- 販売・在庫・受発注の連携
- 追加開発と保守の範囲
▼全体ガイドの記事
・Echoのシステム開発の完全ガイド
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Echoのシステム開発でパートナー選びが重要な理由

EchoPackは、ECサイトの見た目を作るサービスというより、受注から出荷、請求、在庫まで日々の販売業務をつなぐ基盤です。そのため、開発会社を選ぶときは、プログラムの技術だけでなく、現場の業務を理解してデータの流れを設計できるかを確認する必要があります。
EC・店舗・倉庫のデータを一つの流れで考える必要性
店舗とECの在庫が別々に管理されていると、売り越しや出荷遅延が起きがちです。ECで受けた注文を販売管理へ手入力し、倉庫がExcelで在庫を確認するような運用では、入力のたびに誤りが入り込みます。
候補会社には、商品、在庫、受注のどのデータを、どのシステムが正とするのかを説明してもらうことが大切です。取引先や価格のデータも、同じ形で示してもらう必要があります。さらに、出荷や返品の流れ、連携が失敗したときの再送まで確かめておくと安心です。
発注前の標準機能と個別開発の切り分け
EchoPack販売管理V15の公式情報では、受発注連動、直送、入荷・出荷が案内されています。ほかにも、倉庫ごとの棚番、帳票のCSV出力、売掛・買掛・在庫の更新などが挙げられています。
電子請求書連携などはオプションとされているため、自社で必要な機能が標準に含まれているとは限りません。
そのため、要件定義では、標準で使う機能と設定で変える機能を分けておく必要があります。さらに、追加開発する機能と外部サービスと連携する機能も別に書くと、見積もりを比べやすくなります。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援する会社です。IT事業会社として社内DXを進めてきた経験を生かし、ビジネスの成果とシステムの定着支援に強みを持っています。
営業、顧客、生産などの領域で、幅広い基幹システムの構築・導入を手がけてきました。さらに、販売管理も含め、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
EchoPackを導入するか、既存の販売管理を残して周辺システムをつなぐかで迷う企業にとって、業務整理の段階から相談できる点が強みです。
販売管理を刷新するときは、現場が困っている二重入力や承認の滞りを先に把握し、必要な範囲から段階的に開発することが大切です。riplaであれば、システムを入れること自体よりも、業務の成果と定着を起点に構成を検討できます。
得意領域と相談時の確認事項
営業、顧客、生産にまたがる要件を整理し、販売管理も含めて必要なデータと画面を決めたい企業に合っています。相談するときは、EchoPackを中核に置く構成と、EC・POS・会計を別サービスにする構成を並べ、費用と運用負担を比べてもらうと判断しやすくなります。
要件定義書、データ移行計画、テスト項目が見積もりに含まれるかを確認してください。あわせて、操作研修と公開後の改善支援の扱いも聞いておくと安心です。
株式会社エコー・システム|EchoPack販売管理を提供する本命候補

株式会社エコー・システムは、販売管理パッケージ「EchoPack販売管理」を提供する会社です。公式サイトでは、最新版のEchoPack販売管理V15を案内し、1,000社を超える導入実績を掲げています。
販売管理の機能そのものや、既存業務に合わせて同社が構築する方法を詳しく確かめたい場合は、最初に相談しやすい候補です。
特徴と強み
標準機能には、受発注連動、直送、入荷・出荷が含まれます。ほかにも、倉庫ごとの棚番設定や、見積書・納品書・請求書などの帳票があります。CSV出力、在庫警告、棚卸なども、標準機能の範囲です。
販売業務は、売掛、買掛、在庫の情報を更新しながら、ひとつにまとめて管理できる設計です。
メーカーへのオンライン発注や在庫情報の共有も、公式に案内されています。さらに、新商品の部品情報や仕切り価格の連携にも触れているため、卸売や専門商材を扱う企業は、自社の商流と合うかを確認できます。
得意領域と実績
同社の公式事例では、店舗別の売上と在庫をまとめ、売上予測や顧客抽出、DMラベル出力まで行うパソコンレジシステムが紹介されています。
別の事例では、EC向けPOSと販売管理を連携させ、二重入力を減らした構成も示されています。店舗、EC、倉庫を別々に一から作るより、既存の販売業務を中心に連携を設計したい企業に合います。
ただし、ECサイトの会員や決済、ポイントなどは、EchoPackが標準で一式提供するとは限りません。ECフロントやPOSを別製品にする場合は、在庫引当、返品、キャンセルの扱いを見積もりに明記してもらう必要があります。加えて、売上計上のタイミングと、APIまたはCSV連携の責任分界も、見積もりで示してください。
株式会社ecbeing|ECと基幹システムの連携を重視する会社

株式会社ecbeingは、ECサイト構築プラットフォーム「ecbeing」を提供し、中堅・大手企業のEC構築や運用を支援する会社です。公式サイトでは、構築実績1,600サイト超と、導入案件の8割がリニューアルであることを紹介しています。
EchoPackを販売・在庫の基幹に置き、ECの顧客接点やマーケティングを強化したい企業にとって、比べやすい候補です。
特徴と強み
ecbeingは、BtoB ECに必要な機能を備えています。基幹システムとの連携やサイト統合、オムニチャネル化は、カスタマイズで検討できます。さらに、複数ブランド対応、WMS連携、決済端末連携なども、検討の対象になります。
公式の課題解決例では、BtoBサイトの受注情報を基幹システムへ自動で連携し、手入力を減らした事例が示されています。また、ECで受けた注文をEchoPackへ戻す場合は、受注・在庫・出荷の連携方式を具体的に比べられます。
得意領域と確認したい点
EC売上の拡大、会員データの活用、店舗受取や複数ブランドの統合を重視する企業に向いています。公式の導入企業一覧には、アパレルや化粧品、食品など幅広い業種が掲載されており、法人向けECも含まれます。
問い合わせのときは、EchoPackの品目と取引先を、どの連携方式で扱うのかを確認してください。在庫と価格についても同じ確認を済ませておくと、後の食い違いを防げます。
リアルタイム連携が必要な処理と、日次バッチでよい処理を分けられるかも、確かめておく必要があります。
株式会社コマース21|拡張性の高いECプラットフォームを扱う会社

株式会社コマース21は、ECサイト構築の技術コンサルティングやSIソリューションを提供する会社です。公式サイトでは、初期要件定義から運用保守までワンストップで支援し、スケーラブルなシステムやソース開示による内製化支援も掲げています。
独自の販売ルールや複数の基幹システムを抱え、ECを事業の成長基盤として拡張したい企業に適した比較対象です。
特徴と強み
コマース21の公式情報では、ECを構成するFront UI、Front API、Adminの3つのアプリケーションレイヤーを同時並行で開発できる構造を説明しています。また、用途に応じたキャッシュ制御やマルチデータベースにも触れており、アクセス集中や将来の機能追加を見据えた設計を検討できます。
EchoPack側の販売・在庫データをAPIで受け取り、EC側の顧客体験を独自に作り込む構成と相性を確認できます。
得意領域と確認したい点
タイムセールやキャンペーンでアクセスが増える企業、複数の基幹やSaaSを運用している企業、将来の内製化を視野に入れる企業に向いています。
AWSとの連携も公式に案内されています。ただし、クラウドを採用しても運用が自動的に軽くなるとは限りません。
EchoPackとの連携では、商品・在庫・受注のデータモデルをどちらに合わせるかを確認してください。障害時に手動で再処理できるか、ソースコードと設計書をどこまで引き渡すかも、契約前に確かめておくと安心です。
株式会社アイル|ECモール・店舗・顧客情報をまとめる会社

株式会社アイルは、中小企業向けの業務システムやEC関連サービスを提供する会社です。EC関連では、複数ネットショップを一元管理する「CROSS MALL」と、実店舗とECサイトのポイント・顧客情報をまとめる「CROSS POINT」を展開しています。
EchoPackを販売管理の中核に置きながら、モール受注や店舗とECの顧客施策をまとめたい企業にとって、比べやすい候補です。
特徴と強み
CROSS MALLは、複数のECサイトの商品、在庫、受注を一元管理するサービスです。CROSS POINTは、店舗とECのポイントや顧客情報の管理を支えます。
公式情報では、店頭在庫の確認やメール配信が案内されています。ほかにも、アプリからのプッシュ通知やクーポンなどの顧客接点も紹介されています。
販売管理の会計処理だけでなく、複数チャネルの運用負担やリピート施策を改善したい場合に、EchoPackとの役割分担を検討できます。
得意領域と確認したい点
楽天市場やAmazonなど複数モールを運営している企業、店舗とECの会員・ポイントを統合したい企業に向いています。
EchoPackの顧客番号、商品コード、在庫数を、CROSS MALLやCROSS POINTでどう扱うかは、個別の連携仕様が必要です。価格や受注ステータスの扱いも、同じ連携仕様の中で決める必要があります。
特に、キャンセルや返品の扱いは、業務フローで確認してください。そのうえで、店舗受取やポイント利用の売上計上を含め、標準連携で足りない部分は追加開発として切り出してください。
SCSK株式会社|販売・購買・在庫を含む基幹統合に強い会社

SCSK株式会社は、システム開発からクラウド、基幹業務まで幅広く扱う総合SI企業です。データ連携や運用保守も含みます。
公式のSAP導入事例では、財務会計、管理会計、販売管理を含む構成が示されています。購買管理、在庫管理、生産管理も対象になっています。
各種マスタ管理やワークフローも含まれます。電子帳簿保存やデータ連携基盤まで含む、広い範囲の構成です。
複数法人や多数拠点をまたぐ業務統合を検討する企業にとって、比較対象にしやすい会社です。
特徴と強み
EchoPackを中心に、既存ERPや会計、物流まで含めて刷新したい場合に、相談しやすい候補です。EDIやデータ分析基盤を含める場合も、相談の対象になります。
業務の標準化とシステム間のデータ連携を一体で整理できます。クラウド移行や運用設計も、同じ体制で扱えます。そのため、部門ごとに異なるマスタや承認ルールを統合する案件で、比較材料になります。
開発後の監視や障害対応を含めて、長期運用の体制を組みやすい点も特徴です。
得意領域と確認したい点
基幹刷新の対象が広く、セキュリティや可用性、運用の標準化を重視する中堅・大企業に向いています。相談時には、EchoPackを残す範囲とSAPなど別の基幹へ移行する範囲を分け、段階移行と一括刷新の費用・期間を比較してください。
ユーザー部門の意思決定者、データ移行の責任者、運用を引き継ぐ担当者を、プロジェクト開始時から置けるかどうかも重要です。
Echoのシステム開発パートナーを選ぶポイント

6社は同じ種類の会社ではないため、目的から候補を絞ることが大切です。EchoPackの標準機能を深く使いたいなら株式会社エコー・システム、業務整理から柔軟に構成を決めたいならriplaが候補です。
ECフロントの成長を重視するならecbeingやコマース21が候補です。複数モールや店舗の顧客をまとめたいならアイル、基幹全体の統合ならSCSKが向いています。
業務の近さで見る実績の確認
実績を見るときは、「ECの実績がある」「販売管理を開発できる」といった表現だけで判断せず、自社との業務の近さで確かめる必要があります。
自社と似た条件の事例を見せてもらい、商品点数、取引先数、拠点数を比べてください。受注量や返品の有無も、同じ事例で確かめる必要があります。倉庫の数や会計との連携も、あわせて見ておくと役立ちます。
可能であれば、現場担当者が使う画面や締め処理を説明してもらい、業務理解の深さを見極めます。在庫調整やエラー時の再処理まで聞けると、さらに判断しやすくなります。
初期費用だけでなく3年TCOでの比較
EchoPack固有の料金は公式に一律公開されていないため、この数字は機能範囲と2026年のEC構築相場から置いた概算です。標準導入と初期設定なら150万〜350万円、帳票変更やデータ移行、POS・会計連携を含むセミオーダーなら300万〜800万円です。中規模オムニチャネルなら800万〜1,500万円、大規模な基幹刷新なら1,000万円から数千万円以上を見込む考え方になります。
また、Shopify Japanが2026年5月に整理した相場では、パッケージ型ECの初期費用は300万〜1,500万円、構築期間は4〜8か月です。フルスクラッチの場合は、初期費用が1,000万円以上、期間が6〜18か月以上とされています(出典: Shopify Japan「ECサイト構築費用の完全ガイド」、2026年)。
EchoPackの本体費用だけでなく、サーバーや保守、バックアップまで含めて3年間で合計し、比べる必要があります。外部サービスや追加開発の費用も、同じ期間で見積もってください。社内教育やデータ移行も、費用として含めて考える必要があります。
セキュリティと運用責任の契約への落とし込み
販売管理システムは、顧客情報や購買履歴、取引条件を扱います。さらに、従業員アカウントの情報も含まれます。そのため、アクセス権限は役割ごとに分け、操作ログを残しておく必要があります。
加えて、バックアップから復旧できることや、脆弱性対応の期限を決めておくことも欠かせません。IPAは2026年3月に中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン第4.0版を公開しました。ランサムウェアやサプライチェーンを介した被害、人材不足を踏まえて対策を拡充しています(出典: IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」第4.0版、2026年)。
顧客データを外部サービスへ渡す場合は、利用目的と委託先の管理を確認する必要があります。保存期間や削除方法も、あわせて決めておくと安心です。個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」では、委託した個人データの取扱状況を把握するため、契約内容の実施状況を調べ、必要に応じて見直すことが望ましいとされています。
よくある質問

EchoPackの検討で特に気になるのは、ECサイトを作れるか、クラウドで使えるか、費用の算定方法です。発注前によく確認される質問に、そのまま答えます。
EchoPackでECサイトも作れますか?
EchoPackは、販売・在庫・受発注を担うバックオフィス基盤として検討できます。ECサイトの画面や会員、決済などは、別のECサービスと連携する構成も候補になります。
ECフロントの標準範囲は、公式情報を参考にとどめ、必要な画面とデータ連携を要件に書き出して、候補会社に確かめてください。
EchoPackはクラウドで使えますか?
利用できるクラウド形態や接続方式は、契約、既存環境、運用体制によって変わるため、候補会社への確認が必要です。
専用サーバーやプライベートクラウド、クラウドECとの連携を並べて、通信経路と月額費用を比べてください。バックアップや障害時の復旧目標も、同じ条件で確認すると安心です。
Echoのシステム開発費用はいくらですか?
EchoPackの一律価格は公開されていないため、標準導入で150万〜350万円、セミオーダーで300万〜800万円、中規模のEC・店舗・倉庫連携で800万〜1,500万円という概算を出発点にします。
拠点数や商品数、移行データの量で、費用は変わります。さらに、帳票や外部連携、保守の範囲も費用に影響します。そのため、候補会社から同じ条件で見積もりを取り、初期費用と3年TCOを分けて確認する必要があります。
まとめ

Echoのシステム開発会社を選ぶときは、EchoPackの機能だけでなく、EC、店舗、倉庫のどこまでを一つの業務フローとして設計するかを先に決めることが重要です。会計まで含めるかも、あわせて決めておく必要があります。
得意領域は会社ごとに異なります。riplaは業務整理、株式会社エコー・システムはEchoPackが得意分野です。ecbeingとコマース21はECプラットフォーム、アイルはモール・店舗連携、SCSKは基幹統合に強みがあります。
自社の課題に近い会社からの相談
販売・在庫管理を中心に既存業務へ合わせたい場合はエコー・システム、業務要件の整理や定着支援から進めたい場合はriplaが候補になります。
ECの成長や基幹連携を重視するならecbeing、独自拡張や大規模ECならコマース21が候補です。さらに、複数モールや店舗顧客の統合ならアイル、全社基幹の刷新ならSCSKが向いています。目的に応じて、2〜3社へ相談してください。
見積もりで比べる連携と運用の範囲
見積もりを依頼するときは、初期開発費だけでなく、データ移行や教育、保守まで同じ形式で比べてください。バックアップや障害対応、追加開発の単価も含めてもらうと、比較しやすくなります。
まず標準機能を活かし、例外になる業務だけを追加します。そのうえで実データによるパイロットを行う進め方が、費用と定着リスクを抑える基本になります。
▼全体ガイドの記事
・Echoのシステム開発の完全ガイド
▼RFP作成前に読みたい無料ホワイトペーパー
・業務システム開発の完全ガイドブック
・スクラッチシステム開発の完全ガイドブック
・【2026年最新版】AI駆動開発の完全ガイドブック
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
