EC・通販業向け在庫連携システムの開発会社は、既製サービスで標準化するか、店舗・倉庫・基幹まで個別に統合するかで選ぶことが重要です。
自社EC、楽天市場やAmazonなどのモール、実店舗、倉庫管理システム(WMS)、受注管理システム(OMS)、販売管理や基幹システムを運営していると、在庫数の食い違い、売り越し、キャンセル反映漏れが起こりやすくなります。本記事では、株式会社riplaを最初に、EC・通販業向け在庫連携システムに関わる実在の企業・サービスを計6社紹介します。公開情報で確認できる機能や事例をもとに、どのような企業に向いているか、導入前に何を確認すべきかまで整理します。
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・EC・通販業向け在庫連携システム開発の完全ガイド
EC・通販業向け在庫連携システムのパートナー選びが重要な理由

在庫連携は、商品情報を送受信するだけの作業ではありません。販売可能在庫をどのように計算し、受注から引当、出荷、キャンセル、返品までの状態をどのシステムで管理するかを決める業務設計です。そのため、料金や知名度だけでなく、自社の業務を理解してデータと運用を設計できるパートナーを選ぶ必要があります。
適切なパートナー選定が成否を分ける理由
EC・通販業では、同じSKUが自社EC、複数モール、店舗、卸先で同時に販売されます。倉庫に10個あっても、取り置き2個、検品中1個、返品確認中1個を含んでいれば、すぐに販売できる数量は6個かもしれません。この「実在庫」と「販売可能在庫」を区別できないまま各チャネルへ数字を配信すると、在庫を一元化しても売り越しは解消しません。
また、APIが使えるシステムとCSVやSFTPしか使えないシステムが混在することも珍しくありません。必要な連携先、SKUの名寄せ、セット商品の分解、予約や返品の扱い、通信障害時の再送までを先に決め、実装と運用の責任分界を明確にできる会社ほど、導入後のトラブルを抑えやすくなります。
発注前に確認すべきポイント
候補会社には、販売チャネル数、SKU数、月間受注数、店舗数、倉庫数、在庫更新に許容できる遅延、店舗受取の有無を伝えます。そのうえで、商品・在庫・受注・出荷のどれを正のデータとするか、在庫引当の優先順位、キャンセルや返品の戻し方、障害時の再送方法を質問します。営業資料の「リアルタイム連携」という表現だけで判断せず、API即時なのか、数分間隔の処理なのか、日次バッチなのかを確認することが大切です。
費用は、サービス利用料と開発費を分けて比較します。初期設定、商品マスタ移行、データマッピング、テスト、教育、保守、追加コネクター、API利用料が見積書のどこに含まれるかを確認すると、月額の安さだけで選ぶ失敗を避けられます。
株式会社ripla|コンサルティングから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
riplaの強みは、ツールを導入すること自体ではなく、業務課題の整理から支援できる点です。在庫連携では、現場ごとに異なる「在庫あり」の定義を洗い出し、販売可能在庫、引当済み、取り置き、返品、破損、入荷予定などの状態を設計します。既製SaaSやパッケージを活用する案と、既存のEC・POS・WMS・販売管理をAPIやデータ連携基盤でつなぐ案を、運用負荷や将来の拡張性とともに比較できます。
特に、社内にシステム担当者はいるものの、部門間で要件をまとめきれない企業や、既存業務を止めずに段階移行したい企業と相性がよい候補です。要件定義の段階で、1モール・1倉庫・限定SKUの小さな検証範囲を決めることで、全チャネルを一度に切り替えるリスクを抑えられます。
得意領域・実績
営業・顧客・生産・販売管理などの基幹業務を含むシステム構築・導入に対応できるため、EC在庫を単独で管理するのではなく、受注や販売管理まで一つの業務フローとして見直したい企業に向いています。月額サービスの導入だけでは解決しにくい、独自の引当ルール、特殊な商品構成、部門別の権限、既存基幹とのデータ整合性などを相談しやすい点も特徴です。
依頼前には、対象チャネル、在庫の正となるシステム、連携頻度、返品・交換のパターン、希望するKPIを整理しておくと、提案の比較がしやすくなります。riplaを候補にする場合は、コンサルティング、開発、導入後の定着支援の範囲と、SaaS・外部サービスを利用する場合の責任分界を見積時に確認します。
株式会社ecbeing|総合EC・オムニチャネルを大規模に構築

株式会社ecbeingは、ECサイトを中心に店舗、アプリ、会員情報、購入情報をつなぐオムニチャネル基盤を提供する企業です。公式情報では、実店舗とECサイトの在庫情報をリアルタイムで連携・一元管理でき、店舗受取予約やポイント・クーポンの共通利用にも対応できると説明されています。
特徴と強み
EC、店舗、アプリを同じ顧客体験として設計したい企業に向いています。例えば店舗在庫をECで表示し、ECで注文した商品を店舗で受け取る場合、単に在庫数を表示するだけでは足りません。受取可能な在庫の条件、店舗スタッフへの取り置き指示、受取期限、キャンセル時の在庫戻しまでを一つのフローにする必要があります。ecbeingはこうしたオムニチャネル施策をECプラットフォームの拡張として検討しやすい候補です。
得意領域・実績
公式の導入事例では、コーナン商事のECサイトで、店舗受取と店舗ごとの在庫状況の表示を実現した事例が公開されています。また、ecbeingの事例一覧には、PLAZAや東京ソワールなど、店舗受取や在庫連携を含む事例が掲載されています。大規模な店舗網、会員統合、販促、店舗スタッフの活用まで見据える企業に適しています。
一方で、単一モールと少量のSKUを短期間で一元管理したい企業には、機能や導入体制が過大になる可能性があります。提案依頼時には、EC構築費だけでなく、POS・基幹・WMSとの連携、個別カスタマイズ、データ移行、保守の費用と期間を分けて提示してもらいます。
ロジザード株式会社|物流・WMS起点で在庫と引当を最適化

ロジザード株式会社は、クラウドWMS「ロジザードZERO」、店舗在庫を管理する「ロジザードZERO-STORE」、オムニチャネル支援ツール「ロジザードOCE」を展開する物流・在庫起点のベンダーです。倉庫と店舗の在庫を可視化し、ECや卸の注文に対してどの拠点から出荷するかを考えたい企業に向いています。
特徴と強み
ロジザードOCEは、単純な在庫合計ではなく、取り置き、品取替え、不良品などの状態を反映した販売可能在庫をリアルタイムに管理する考え方を打ち出しています。ZEROとZERO-STOREを標準連携し、ECカートや受注管理システムと注文をつなぐ構成を取りやすい点が強みです。複数倉庫や店舗の在庫を使い、最適な引当を行いたい場合に検討しやすくなります。
店舗受取、取り寄せ、店舗間移動を行う場合は、在庫を見えるようにするだけでなく、誰がいつ取り置き、どの期限で解除するかまで運用を設計します。ロジザードは365日のサポート対応を案内しているため、休日や繁忙期の障害連絡、現場からの問い合わせの受付条件も確認します。
得意領域・実績
公式事例では、株式会社SODAがECと実店舗の「HYPE DROP」を展開し、倉庫にロジザードZERO、店舗にZERO-STOREを導入して双方を連携した事例が紹介されています。店舗とECの在庫をフレキシブルに移動させたいという課題や、共通の商品マスタで管理したいという要件に対する具体例です。
倉庫業務や3PLとの連携が主課題なら有力な候補ですが、マーケティングやEC画面の自由な開発が中心の場合は、EC基盤や開発会社との役割分担を確認します。WMSを正とする範囲、POSやERPとの同期方向、返品・検品中在庫の扱いをRFPに明記すると比較しやすくなります。
Hamee株式会社(ネクストエンジン)|多モールの受注・在庫・出荷をSaaSで標準化

Hamee株式会社の「ネクストエンジン」は、複数のEC店舗の受注、在庫、出荷を一元管理するクラウド型サービスです。多モールを運営しており、標準化された受注処理と在庫更新を早く始めたい中小・中堅のEC事業者に向いています。商品数や店舗数の追加費用を抑えやすい料金体系も特徴です。
特徴と強み
公式料金では、初期費用は0円、月額基本料金は受注200件まで3,000円です。受注件数に応じた従量課金で、月間400件の例は1万円、1,000件の例は2万8,000円、3,000件の例は7万8,000円と案内されています(出典: ネクストエンジン公式料金ページ、2026年8月確認)。有料アプリや年間保守費用、外部システムとの連携内容による追加費用は別途確認が必要です。
標準機能を利用して、受注取込、在庫減算、出荷処理を定型化する用途に適しています。一方、店舗POSを含む複雑な引当、独自の予約・返品、基幹システムの高度なデータ連携が必要な場合は、対応アプリやAPI、追加開発の範囲を先に確認します。
得意領域・実績
楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングなど複数の販売先を運営し、受注処理を人手で振り分けている企業に向いています。まず多モールの業務を揃え、将来必要になった機能をアプリで追加する進め方を取りやすい点がメリットです。導入前に、SKUコードの統一、セット商品の構成、予約商品や取り寄せ商品の在庫ルールを整理しておきます。
料金ページの金額はサービス利用料であり、初期在庫の移行、マスタ加工、運用設計、現場教育まで含む導入総額ではありません。月額料金だけで判断せず、3年間の利用料に加え、外部連携や追加アプリ、サポート費を足して比較します。
株式会社アイル(CROSS MALL)|固定月額で複数ネットショップを一元管理

株式会社アイルの「CROSS MALL」は、複数ネットショップの商品、在庫、受注、発注・仕入を一元管理するASPサービスです。公式情報では受注件数や金額による課金がなく、月額固定で利用できる料金体系が案内されています。受注数が増えたときの費用を読みやすくしたい企業や、商品登録・発注までまとめたい企業に向いています。
特徴と強み
CROSS MALLは、在庫更新だけでなく、商品登録、受注処理、発注・仕入を一つのバックヤードで管理したい場合に適しています。公式機能では、在庫が発注点に達したときの発注候補データ作成や、SKU単位の発注点・発注ロット設定、セット商品の構成品への在庫反映などが案内されています。
月額固定型でも、すべての連携が追加料金なしとは限りません。公式料金ページでは、標準対応以外の自社サイトの初期設定や、実店舗の在庫管理システムとの連携は別途見積となる場合が示されています。自社ECの仕様、店舗POS、WMS、3PLとのデータ連携を対象にするかを明確にして見積を取得します。
得意領域・実績
複数モールの運営を軸に、欠品・売り越しを減らしながら仕入れまで効率化したい企業に適しています。公式サイトには、複数店舗で在庫を共有し販売機会の損失を防いだファッション事例や、欠品を減らして多店舗展開した事例が掲載されています。公開事例の業種、商品点数、連携先が自社に近いかを確認すると判断しやすくなります。
実店舗在庫のリアルタイム公開や店舗受取まで発展させる場合は、CROSS MALL単体で完結するのか、別のPOS・OMS・開発会社を組み合わせるのかを確認します。受注課金がないメリットと、初期設定・外部連携・運用支援の費用を分け、3年総額で比較することが大切です。
株式会社エスキュービズム(ORANGE OMNI)|店舗とECを一体化するオムニチャネル基盤

株式会社エスキュービズムの「ORANGE OMNI」は、店舗システムとECシステムを統合し、会計、顧客、在庫などの情報を統合データベースで管理するオムニチャネル向けソリューションです。ECで購入した商品の店舗受取、店舗在庫の検索・取り置き、店舗とECのポイントや購入履歴の共通化を実現したい企業に向いています。
特徴と強み
ORANGE OMNIは、在庫連携を顧客体験や店舗業務から切り離さずに設計できる点が特徴です。例えば、ECで店舗在庫を検索して取り置きする場合、在庫数の表示、取り置きの引当、スタッフへの通知、来店時の売上処理、未受取時の在庫解放をつなげる必要があります。POSとECを別々に導入するよりも、店舗とオンラインの業務を一体で見直したい企業に適しています。
商品情報、在庫情報、顧客情報、接客履歴、購入履歴、ポイント履歴を共通化する構想を持つ企業は、在庫だけを連携する場合との違いを整理します。顧客データを扱うため、権限、個人情報の利用目的、ログの保管、委託先の責任範囲を要件に含める必要があります。
得意領域・実績
実店舗を複数運営し、ECから店舗への送客、店舗受取、取り置き、共通ポイントまで含むOMO施策を進めたい中堅・大手企業に向いています。単なる多モールの受注一元化より、販売、接客、会員、販促をまたいだ業務改革が主目的の場合に候補になります。
導入前には、ORANGE OMNIが担う範囲と、既存POS・ECカート・WMS・ERPが担う範囲を図にします。店舗ごとの販売可能在庫、取り置き期限、店舗受取のキャンセル、店舗間移動を業務シナリオにして、標準機能と個別開発の境界、導入期間、保守窓口を提案書で確認します。
株式会社イーシーキューブ(EC-CUBE)|自由度の高いEC基盤で基幹連携を設計

株式会社イーシーキューブが提供する「EC-CUBE」は、業務に合わせて拡張しやすいEC基盤です。EC-CUBE本体と、要件に合うインテグレートパートナーや開発会社を組み合わせ、WMS、基幹、配送、顧客管理などとの個別連携を設計できます。標準のSaaSでは合わない独自業務をEC側に実装したい企業に適しています。
特徴と強み
公式情報では、EC-CUBEはオンプレミス型やクラウド型を含むさまざまな基幹システムと柔軟に連携でき、API連携による疎結合な構成も案内されています。先にECを立ち上げ、後から基幹システムを入れ替えるなど、段階的な構成変更を検討しやすい点が強みです。インテグレートパートナーは公式ページで所在地、得意分野、構築事例などを確認できます。
自由度が高い一方で、どの会社に構築と保守を依頼するかによって品質と費用が変わります。EC-CUBE本体、カスタマイズ部分、基幹連携、インフラ、決済、脆弱性対応の担当者を分け、障害時に誰が一次対応するかを契約前に決めます。
得意領域・実績
特殊な商品属性、複雑な価格・会員ルール、独自の受注処理、既存基幹との段階的な連携がある企業に向いています。EC-CUBE公式の基幹システム連携情報では、顧客、商品、受注などのデータ連携や在庫のリアルタイム表示を含む事例も紹介されています。自社の業務をパッケージに合わせるのではなく、業務をシステムへ反映したい場合の選択肢です。
見積では、本体のライセンスやサーバー費用だけでなく、要件定義、UI開発、API、データ移行、テスト、保守、アップデート対応を含めます。インテグレートパートナーの選定では、在庫連携や基幹連携の実績、同規模のSKU・受注量への対応経験、リリース後の保守体制を具体的に確認します。
EC・通販業向け在庫連携システムのパートナー選びのポイント

6社は、同じ種類のサービスではありません。多モールSaaS、在庫・WMS、店舗とECのオムニチャネル基盤、EC基盤、個別開発支援という違いがあります。自社の課題が「受注処理の省力化」なのか、「店舗在庫の販売」なのか、「基幹を含むデータ統合」なのかを明確にしてから比較します。
実績と経験の確認方法
実績は社名の数だけでなく、自社と似た条件で確認します。アパレルなら色・サイズのSKU、食品なら賞味期限やロット、家具なら大型配送や分納など、商品特性によって必要な在庫状態は変わります。月間受注数、拠点数、3PLの有無、モールの種類、店舗受取の有無を伝え、同様の事例でどの範囲まで担当したかを質問します。
導入事例の効果数値は、公開されたものだけを使います。例えばecbeingの公式事例にはコーナン商事の店舗受取利用がリニューアル後2か月で約1.5倍になった事例があり、ロジザードにはSODAの店舗・EC在庫一元管理事例があります。自社にも同じ効果が出ると断定せず、売り越し件数、在庫差異率、手作業時間、出荷リードタイムを導入前に計測しておきます。
技術力と専門性の評価
APIやWebhookに対応しているかだけでなく、データ変換、冪等性、重複排除、順序保証、リトライ、タイムアウト、監査ログまで確認します。例えば在庫更新が一度失敗したとき、同じ受注を二重に引き当てない仕組みがなければ、再送機能があっても新たな差異を生む可能性があります。連携が止まった場合の検知方法、アラート通知、手動補正、復旧後の再同期も質問します。
ECコネクターなどの公開料金を参考にすると、在庫コネクターには初期10万円・月額1万円から、エンタープライズでは初期30万円以上・月額15万円以上の料金例があります(出典: ECコネクター公式料金ページ、2026年8月確認)。これはサービス利用料の例で、マスタ統合や個別開発費とは別です。SaaS、EAI・iPaaS、パッケージ、スクラッチのどれを選ぶ場合も、初期費用と月額費用の境界を確認します。
プロジェクト管理体制の確認
在庫連携では、システム担当者だけでなく、EC運営、店舗、物流、カスタマーサポート、経理などが関係します。要件定義に現場責任者が参加し、業務フロー、例外処理、切替手順、問い合わせ先を文書化する体制があるか確認します。ベンダーのプロジェクトマネージャーが誰で、要件変更の承認者と課題管理の方法が何かも重要です。
移行は、1チャネル・1倉庫・限定SKUで検証し、受注取込から出荷完了、キャンセル、返品、再送までを通してテストします。その後、並行稼働、初期在庫の棚卸し、切替時刻、ロールバック条件を決めて段階的に広げます。全チャネルを一度に切り替えるより、在庫差異が発生した位置を追跡しやすくなります。
セキュリティも機能と同じタイミングで確認します。IPAはECサイト向けに、管理画面へのアクセス制限、二要素認証、個人情報の安全管理、ログとバックアップの保管・保護などを挙げています。さらに経済産業省は2025年3月のクレジットカード・セキュリティガイドライン6.0版改訂で、EC加盟店に脆弱性対策、EMV 3-Dセキュア、不正ログイン対策を求めています(出典: 経済産業省、2025年)。在庫連携が顧客・注文・決済周辺に触れるなら、権限、暗号化、ログ、委託先管理をRFPに含めます。
よくある質問

ここでは、EC・通販業向け在庫連携システムを比較するときに多い質問へ回答します。自社のチャネル数や業務の複雑さによって最適な方式は変わるため、回答を要件整理の出発点として利用します。
EC・通販業向け在庫連携システムはSaaSとスクラッチのどちらがよいですか?
標準的な多モールの受注・在庫・出荷を早く整えたいならSaaS、独自の引当や店舗受取、基幹連携まで必要ならパッケージの個別設定やスクラッチが向いています。最初から全機能を作るのではなく、SaaSで標準化できる部分と、独自開発が必要な部分を切り分ける方法もあります。
在庫連携システムの導入費用はいくらかかりますか?
既製SaaSは初期0円から数十万円、月額数千円から数十万円の例があります。パッケージ導入と個別設定は数百万円、API連携を含むスクラッチ開発は数百万円から数千万円になる場合がありますが、EC・WMS・POS・基幹の数、SKU、例外処理、データ移行で大きく変わります。公開料金と個別見積を分け、初期設定、テスト、教育、保守を含む3年総額で比較します。
リアルタイム連携なら売り越しは完全になくなりますか?
リアルタイム連携だけで完全になくなるとは限りません。販売可能在庫の定義、引当の競合処理、返品や取り置きの戻し、API停止時の再送、現場の棚卸しが整って初めて売り越しを減らせます。連携速度は即時、数分間隔、日次のどれが必要かを業務ごとに決め、在庫差異率や売り越し件数を継続的に測定します。
まとめ

EC・通販業向け在庫連携システムを選ぶときは、会社名や月額料金だけでなく、どの業務をどのシステムで正として管理するかを最初に決めます。ecbeingは総合的なEC・オムニチャネル、ロジザードは物流・WMSと店舗在庫、ネクストエンジンは多モールSaaS、CROSS MALLは固定月額の複数ショップ管理、ORANGE OMNIは店舗とECの統合、EC-CUBEは自由度の高いEC基盤に強みがあります。riplaは、業務整理から基幹を含むシステム開発・定着支援まで一気通貫で相談したい企業の候補です。
自社に合う6社の選び方
月額を抑えて標準機能から始めたい、多モールの受注処理を早く整えたい、店舗在庫をECで販売したい、複数倉庫の引当まで最適化したい、基幹刷新を含めて独自の仕組みを作りたいというように、優先順位を言語化します。その条件に近い2〜3社へ、同じ要件書で提案と見積を依頼すると、機能差だけでなく導入体制や総額も比較できます。
まず整理したい情報
最初に、販売チャネル、店舗・倉庫の拠点数、SKU数、月間受注数、現在の在庫差異、在庫更新頻度、返品・予約・取り置きの運用、連携したいシステムを一覧にします。次に、限定SKUと1つの販売チャネルで受注から出荷・返品までを検証し、在庫差異と手作業時間を測ります。小さく正確な連携を作ってから店舗や倉庫を増やすことが、継続して使えるシステムへの近道です。
なお、デジタル庁は2025年6月にデータガバナンス・ガイドラインを公開し、保有データを活用するための責任や品質の考え方を示しています(出典: デジタル庁、2025年)。AIや高度な予測を追加する前に、商品・在庫・顧客データの定義、責任者、品質、利用目的を整えることが重要です。連携の目的を売り越し削減や出荷改善などのKPIに結び付け、運用まで支援できるパートナーを選びます。
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会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
