従業員管理システム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

従業員管理システムの開発会社選びでは、従業員マスタだけでなく、入社・異動・休職・退職、勤怠、給与、マイナンバー、組織分析までの業務をどこまでつなぐかが重要です。自社の規模や雇用形態に合うパートナーを選ぶことが、導入後の定着と費用対効果を左右します。

本記事では、コンサルティングから開発まで支援する株式会社riplaを最初に、統合人事システムに強い会社、クラウド型の人事・労務サービス会社、人事データ活用を支援する会社を計6社紹介します。会社ごとの向いている企業、得意領域、構築方式、連携・移行の確認事項を比較し、問い合わせ前に整理すべき要件や費用の聞き方まで解説します。

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従業員管理システムのパートナー選びが重要な理由

従業員管理システムのパートナー選びを検討する担当者

従業員管理システムは、社員名簿をデジタル化するだけの仕組みではありません。人事・労務・給与・勤怠・会計などが同じ従業員情報を参照するため、最初にデータの正と業務の流れを設計しないと、導入後も二重入力や確認作業が残ります。さらに、製品を提供するベンダー、導入を支援する会社、個別連携を開発するSIerでは、担当できる範囲が異なります。

製品ベンダーと開発会社は同じではありません

クラウド型の製品ベンダーは、標準機能を短期間で使い始めたい企業に向いています。一方、複雑な就業規則、独自の手当、複数法人の人事制度、既存基幹との連携がある場合は、導入支援会社やSIerの業務設計・追加開発力が重要です。見積書に「ライセンス」「初期設定」「データ移行」「API連携」「教育」「保守」が分かれているかを確認すると、安価に見えるプランの抜け漏れを発見しやすくなります。

発注前に従業員情報と例外業務を棚卸しします

問い合わせ前に、従業員数、拠点数、正社員・アルバイト・派遣・出向などの雇用形態、給与の締め日、既存の勤怠・給与・会計システム、必要な外部連携、希望稼働日をまとめます。特に、兼務、休職・復職、日雇い、24時間シフト、グループ会社間の出向など、通常の入社・退社以外のケースを伝えることが大切です。ここを省くと、デモでは使えたのに本番の給与計算や異動処理で対応できない事態が起こります。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaのシステム開発支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

業務整理から定着まで一つの窓口で進められます

従業員管理システムでは、画面を作る前の業務整理が成否を分けます。riplaでは、現行のExcelや紙帳票、承認経路、従業員マスタの項目を確認し、MUSTとWANTを分けながら必要なシステム範囲を定義できます。標準サービスを活用する部分と個別開発する部分を整理し、初回リリースの範囲を絞ることで、現場が使い始めやすい計画を作りやすくなります。

独自要件と既存システムの連携を重視する企業に向いています

既存の勤怠・給与・会計システムを残しながら、従業員情報の入力画面や申請ワークフローだけを刷新したい企業に適しています。APIやCSVの連携項目、従業員IDの採番、適用開始日、退職後のデータ保持などを設計段階で詰められるため、単なる画面開発で終わらせず、業務全体のつながりを確認できます。問い合わせ時は、現在のシステム構成図とサンプル帳票を共有し、要件定義、開発、テスト、教育、稼働後支援が見積もりに含まれるかを確認すると安心です。

株式会社Works Human Intelligence|大手法人向け統合人事システム

大規模な人事システムを検討する企業

株式会社Works Human Intelligenceは、大手法人向け統合人事システム「COMPANY」を提供する企業です。公式サイトでは、人事管理から勤怠管理、タレントマネジメントまでを幅広くカバーし、グループ会社や多様な勤務形態を含む人事基盤を支援すると説明しています。大規模企業の人事・給与・勤怠を統合したい場合に、候補になりやすい会社です。

大企業の複雑な人事制度とグループ運用に対応しやすいです

COMPANYは、人事管理、給与計算、勤怠管理などを同じ人事基盤で扱いたい企業に向いています。公式サイトには日本の大手約1,200法人グループで利用されている旨が掲載されており、大規模導入における運用知見を確認できます(出典:Works Human Intelligence公式サイト、2026年確認)。複数法人の制度や拠点ごとの勤務形態を扱う場合は、標準機能で対応できる範囲と個別設定の範囲を提案時に確認します。

導入体制と5年先の更改費用を確認します

大規模な統合人事システムは、製品機能だけでなく、制度統合、データ移行、教育、問い合わせ窓口の設計に時間がかかります。公式の導入・運用サポート情報では、人事・給与・勤怠の運用やユーザー法人同士の情報交換が案内されています。採用時の導入費用だけで判断せず、グループ会社を追加する場合の費用、連携改修、バージョンアップ、更改時のデータ移行、内製化の可能性まで聞いておくことが大切です。

株式会社SmartHR|労務手続きと従業員データベースをクラウド化

クラウド型の従業員管理システムを使うイメージ

株式会社SmartHRは、労務管理、従業員データベース、タレントマネジメントなどをクラウドで提供する会社です。公式の料金ページでは、入社手続き・雇用契約、給与明細、年末調整、マイナンバー管理、組織図、従業員情報申請などの機能が示されています。紙やExcelで行っていた情報収集をオンライン化し、従業員本人の入力を増やしたい企業に向いています。

段階導入と従業員のセルフサービスを始めやすいです

入社手続きや年末調整など、まず労務領域のペーパーレス化から始め、従業員データベース、評価、スキル、サーベイへ広げる進め方を検討できます。初期導入費用・サポート費用無料と案内されていますが、導入・運用支援サービスや追加オプションは別途費用になる場合があります(出典:SmartHR「料金プラン」、2026年確認)。料金の安さだけでなく、給与計算や勤怠管理をどのサービスで担うかを先に決めることが重要です。

独自の給与計算と連携範囲をデモで確認します

SmartHRを候補にする場合は、正社員だけでなくアルバイトや出向者をどのように登録するか、従業員情報の項目権限をどこまで細かく設定できるかを確認します。独自の給与計算、複雑な手当、特殊な締め処理がある企業は、SmartHR内で完結させるのか、別システムと連携するのかを明確にします。API・CSVの仕様、マイナンバーの保管範囲、退職者データの扱い、導入支援の対象作業も見積もりに含めて比較します。

freee株式会社|人事労務と給与・勤怠を一体化

クラウドで給与と勤怠を管理するイメージ

freee株式会社は、freee人事労務を中心に、勤怠、給与、会計などのバックオフィス業務をクラウドでつなぐ会社です。人事情報を給与計算や勤怠管理と連携し、従業員や担当者が入力した情報を一つの流れで扱いたい企業に適しています。特に、専任の人事システム担当者を置きにくい中小企業や成長企業では、日常業務の入力を簡素化できるかが選定の軸になります。

バックオフィス全体の入力をつなげやすいです

人事労務だけでなく、会計や経費などとのデータ連携も同じクラウド環境で検討できる点が特徴です。公式導入事例では、テテマーチがfreee人事労務を導入し、給与計算にかかる作業時間を6時間から1時間程度へ短縮した事例が紹介されています(出典:freee「テテマーチ導入事例」、2026年確認)。また、残業申請漏れなどを数値で把握した事例もあり、導入効果を作業時間や申請漏れ件数で測りたい企業に参考になります。

成長に伴う権限と法人追加の設計を確認します

導入時は、従業員本人が入力する情報と人事担当者が確定する情報を分け、誰が給与データを確定するかを決めます。会社や店舗が増えたときの権限設定、兼務や複数拠点の勤怠、会計との勘定科目連携も、サンプルデータで試すことが大切です。公式事例の効果は一社の実績であり、自社に同じ効果が出るとは限りません。現在の作業時間、締め処理の日数、差し戻し件数を計測してから導入効果を設定します。

株式会社マネーフォワード|履歴管理と周辺サービス連携に強いクラウド

従業員情報を一元管理するクラウドサービス

株式会社マネーフォワードは、マネーフォワード クラウド人事管理を提供しています。従業員情報の収集、組織図、過去・未来の履歴管理、承認、給与・勤怠・マイナンバーとの連携を一つの人事情報基盤で進めたい企業に向いています。人事管理だけでなく、会計や契約などのバックオフィスサービスとのつながりも含めて比較できる点が特徴です。

未来日付と履歴を含む従業員情報を管理できます

異動や組織変更を適用日より前に登録し、過去の所属や役職も残したい企業では、履歴管理の使いやすさが重要です。公式情報では、従業員情報を過去から未来まで管理し、給与計算や勤怠管理などの周辺サービスへ連携できる機能が紹介されています(出典:マネーフォワード クラウド人事管理公式機能ページ、2026年確認)。毎月の転記や更新漏れを減らしたい場合は、実際の異動・扶養変更・退職のケースで操作を確認します。

公開料金を起点に3年総額を比較します

マネーフォワード クラウド人事管理は、公式ページで法人50名以下の料金を年払い月額2,480円から、月払い月額3,980円からと表示しています。51名以上は問い合わせとなっており、従業員数に応じた従量課金や他サービスの契約、導入支援を含めて確認する必要があります(出典:マネーフォワード クラウド人事管理「料金・プラン」、2026年確認)。公開価格は初期比較に役立ちますが、実際には月額だけでなく、移行、教育、連携、オプション、保守を含めた3年総額で判断します。

株式会社NTTデータ|人事データ活用と分析基盤まで支援

人事データを分析して活用するイメージ

株式会社NTTデータは、人事データ活用サービスとして、構想策定、ダッシュボード作成、テーマ別分析、データ活用人材の育成、データ活用基盤の構築を支援しています。従業員管理を入社・給与の事務効率化で終わらせず、配置、育成、評価、離職防止、エンゲージメント分析まで広げたい大企業やグループ企業に向いています。

従業員情報を経営・人材施策につなげられます

NTTデータの公式情報では、人事データ活用の全体構想からダッシュボード、テーマ別分析、データ活用基盤整備まで段階的に支援すると説明しています。採用・配置・育成・評価・離職などを対象にできるため、人事部門だけでなく経営企画や事業部門もデータを使いたい企業に適しています(出典:NTTデータ「人事データ活用サービス」、2026年確認)。まずは離職や配置など優先度の高いテーマで小さく始め、データ品質を確かめながら対象を広げる進め方が現実的です。

分析目的とデータ連携の優先順位を決めます

人事データ分析は、データを集めること自体が目的になると費用が膨らみます。従業員マスタ、評価、研修、勤怠、配置、退職のどのデータを使い、どの指標を誰が意思決定に利用するかを先に決めます。AIによる予測や分析を検討する場合も、個人情報の利用目的、アクセス権限、説明責任、データの正確性を確認します。最初から全社の人事基盤を刷新するのではなく、PoCと段階ロードマップを提案できるかを見極めます。

従業員管理システムの開発会社はどのように選べばよいですか?

従業員管理システムの開発会社を比較する担当者

従業員管理システムの開発会社は、会社の知名度ではなく、自社の業務要件を満たす方式と支援範囲で選びます。クラウドの標準機能で足りるのか、既存システムとの連携が必要なのか、独自開発が必要なのかを整理し、2〜3社へ同じ条件で提案を依頼すると比較しやすくなります。

類似業務の実績を件数ではなく内容で確認します

「人事システムの実績が多数ある」という説明だけでなく、従業員数、拠点数、雇用形態、給与制度、連携先が自社と近い事例を確認します。可能であれば、入社、異動、休職、給与確定、退職という業務シナリオのデモを依頼します。導入前のデータクレンジングや移行リハーサル、稼働後の問い合わせ対応を誰が担当したかまで聞くと、実績の中身が見えます。

機能よりも連携・権限・移行を評価します

従業員情報を一元管理するには、従業員ID、組織コード、適用開始日、退職日などのデータ設計が欠かせません。APIやCSVで何を連携し、どのシステムを正とするか、エラー時に誰が再送するかを確認します。また、一般のプロフィール、給与、健康情報、マイナンバーを同じ権限で扱わないことも重要です。多要素認証、最小権限、操作ログ、暗号化、バックアップ、退職者のアクセス停止を提案書に含めてもらいます。

プロジェクト管理と稼働後の責任範囲を確認します

要件定義、設計、開発、テスト、移行、教育、本稼働の各工程で、責任者と成果物を明確にします。特に、給与計算結果の旧システムとの突合、権限逸脱テスト、異動履歴、退職者データ、障害復旧を受入条件に入れることが大切です。2026年に中小企業庁が公表しているデジタル化・AI導入補助金は、AIを含むITツール導入を支援する制度ですが、対象ツールや申請枠、締切は公募要領の確認が必要です(出典:中小企業庁「デジタル化・AI導入補助金2026」、2026年確認)。補助金の採択を前提にせず、通常予算でも継続できる費用計画にします。

よくある質問(FAQ)

従業員管理システムについてよくある質問

従業員管理システムの選定では、費用、開発期間、クラウドとスクラッチの違いについて質問が多く寄せられます。ここでは、会社選びの前に確認しておきたいポイントを簡潔に回答します。

従業員管理システムの開発費用はいくらですか?

標準的なクラウド導入は初期費用0〜300万円程度、従業員DBや申請の部分開発は300万〜1,500万円程度、勤怠・給与まで統合する中規模刷新は1,500万〜4,000万円程度が目安です。これらは人事・労務・給与システムの類似相場から整理した推定値で、要件やデータ移行、連携数によって変わります。ライセンスや月額だけでなく、3年分の初期設定、移行、教育、保守、法改正対応を合計して見積もります。

クラウドとスクラッチ開発はどちらが適していますか?

標準的な入社・異動・年末調整などに業務を合わせられ、短期間で導入したい企業はクラウドが適しています。独自の就業規則、特殊な手当、複雑な組織構造、既存基幹との大規模連携が競争力に関わる企業は、パッケージや個別開発を検討します。ただし、スクラッチ開発では法改正や脆弱性対応も自社側の負担になるため、ソースコード、データ所有権、保守移管条件まで契約前に確認します。

マイナンバーを扱うシステムで何を確認すべきですか?

利用目的と担当者を明確にし、項目単位の権限、アクセスログ、暗号化、多要素認証、バックアップ、退職者のアクセス停止、委託先の監督方法を確認します。個人情報保護委員会の特定個人情報ガイドラインは、事業者が安全管理措置を検討し、関係法令やガイドラインを遵守するよう示しています(出典:個人情報保護委員会「特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン(事業者編)」、2025年6月一部改正)。ベンダーのセキュリティ資料だけでなく、自社の運用ルールと合わせて評価します。

まとめ

従業員管理システムの導入計画をまとめるイメージ

従業員管理システムの会社選びでは、会社の知名度や月額料金だけでなく、従業員情報をどの業務までつなぐかを決めることが重要です。大企業の人事基盤ならWorks Human Intelligence、クラウドで労務を整えるならSmartHR、給与・会計まで一体化するならfreee、履歴管理と周辺サービス連携ならマネーフォワード、人事データの分析まで進めるならNTTデータが候補になります。独自要件や既存システムとの連携を含めて業務を設計したい場合は、riplaのようにコンサルティングから開発まで支援できる会社も比較対象に入ります。

自社の規模と業務範囲で候補を絞ります

6社には、大規模な統合人事、クラウド型の労務、バックオフィス連携、人事データ活用、個別要件に合わせた開発という違いがあります。従業員数だけでなく、拠点数、雇用形態、複数法人の有無、既存システム、将来の分析活用までを基準に、適合度の高い2〜3社へ相談します。

問い合わせ時に要件と検証条件を渡します

問い合わせ前に、従業員数、拠点、雇用形態、必須機能、連携先、希望稼働日、予算、現在の課題を整理し、同じ条件で2〜3社に提案を依頼します。データ移行、給与計算の突合、権限テスト、教育、稼働後の保守まで含めて比較すれば、導入後に追加費用や運用負担が膨らむリスクを抑えられます。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。