エンゲージメントサーベイの発注先は、独自要件への対応、分析・連携機能、導入後の支援の3点で比べると、自社に合う会社を選びやすくなります。
パートナーを選ぶ理由と、株式会社riplaと5社の特徴、比較時の確認点を説明します。全体像はエンゲージメントサーベイ開発の完全ガイドもご覧ください。
▼全体ガイドの記事
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エンゲージメントサーベイのパートナー選びが重要な理由

エンゲージメントサーベイで成果を出すには、システムと運用を一緒に設計する必要があります。質問の配信やグラフ表示は、その一部です。
発注側と開発会社は、配信対象と頻度、組織変更の反映時期、少人数部署の表示範囲を決めます。自由記述を誰が読むかも、あらかじめ定めておきます。
サーベイ実施だけでは組織改善につながらない理由
サーベイを実施しても、結果を見て何を変えるかが決まっていなければ、組織改善にはつながりません。そこで、導入前に何を測るかだけでなく、誰が何を変えるかも決めておきます。
- 経営層:全社方針の見直し
- 部門長:1on1で扱うテーマの変更
- 人事:オンボーディング施策の改善
担当者の役割ごとに、必要な設問と権限設計が変わります。また、スコアだけをKPIにすると、回答を促すこと自体が目的になりがちです。そのため、対話実施率や改善アクションの完了率も、スコアと合わせて管理します。
開発会社とSaaSベンダーで得意な領域が異なる理由
開発会社とSaaSベンダーは得意な領域が異なるため、標準機能、追加開発、独自開発のどこまで必要かを、自社の要件に合わせて比べます。
- SaaS:標準機能で早く始めやすく、セキュリティ更新や機能改善を自社だけで抱えずに済みます。
- API連携・追加開発:独自の匿名ルールや複雑な組織階層、人事・勤怠・評価システムとの連携、自社環境へのデータ保管が重要な企業で、必要になる場合があります。
- スクラッチ開発:独自プロダクトとして開発する方法も、選択肢に入ります。
まず、標準SaaSで検証するか、連携開発を前提にするかを分けて考えます。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援
株式会社riplaは、エンゲージメントサーベイを自社業務や人事施策に合わせて開発したい企業が相談しやすい会社です。コンサルティングから開発まで一気通貫で支援します。
IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネス成果の創出とシステムの定着支援に強みがあります。また、営業や顧客、生産、販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があります。さらに、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制です。
特徴と強み
riplaは、サーベイ画面に限らず、導入目的から運用定着までを一つの計画に落とし込めます。また、現行業務やデータ連携も計画に含めます。
回答対象者の管理と集計結果の整合性を保つため、人事システムから従業員マスタを同期する場合は、部署異動や兼務、休職、退職の扱いを先に定義しておきます。標準SaaSでは対応しにくい承認フロー、権限、集計の閾値がある企業は、要件定義から相談すると進めやすくなります。
得意領域・実績
既存の人事・労務システムを残してサーベイを加えたい企業に向いています。将来の人材データ活用を見据えた段階開発にも対応します。段階開発を想定する場合は、各段階の内容と範囲を見積もり時に確認しておきます。
- 初期構築:Webアンケートと部署別ダッシュボード
- 追加開発:SSO、API連携、自由記述の分析、改善アクション管理
- 保守範囲:設問変更、監査ログ、バックアップ、脆弱性対応、退職者データの削除
独自開発の場合は、初期費用も含めて、上記の保守範囲を見積もりに入れてもらいます。
株式会社HRBrain|期待と実感のギャップから課題を分析
株式会社HRBrainは、人材管理クラウドを手がける企業です。組織診断サーベイ「HRBrain 組織診断サーベイ」を提供しており、従業員体験を数値で捉えて、組織や個人の課題を分析します。
設問設計やクロス分析、テキストマイニングに加え、アクションレポートも案内しています。料金は利用人数や構成による個別見積もりです。そのため、標準機能と支援内容を確認して比べる必要があります。
特徴と強み
HRBrainの特徴は、従業員の期待と実感のギャップを捉えやすい点です。満足度の測定を超えて、課題を見つける材料を得られます。
部署などの軸でクロス分析し、年齢・役職・性別も含めて課題の優先順位を付ける考え方に向いています。自由記述のテキストマイニングや他社比較も確認できます。また、スコアの変化を経営層へ説明したい企業も候補になります。
得意領域・実績
大企業の組織診断や、人事データを組み合わせた課題分析を重視する企業が候補にできます。公式事例では、株式会社オーハシテクニカが2024年11月に導入しました。
匿名回答で回答率90%超を実現した事例です(出典:株式会社HRBrain「オーハシテクニカ導入事例」、2025年)。
比べるときは、次の点を確かめます。
- 運用:導入後の進め方が、自社の状況に合うか
- 自社での確認:回答率だけでなく、匿名性と管理職との対話も確かめられるか
株式会社SmartHR|人事データ基盤と従業員サーベイを連携
株式会社SmartHRは、人事労務クラウド「SmartHR」の従業員サーベイ機能を提供しています。従業員情報とサーベイを同じ基盤で扱えるため、組織変更や従業員属性の更新を手作業で別管理したくない企業が検討しやすいサービスです。
料金は企業規模や要望による見積もり制です。初期導入費用とサポート費用は無料との案内があります。一方で、導入・運用支援サービスは別途費用になる場合があります。
特徴と強み
SmartHRの人事データ基盤を活用するなら、配信や分析、人事業務とのつながりを確かめます。
- 配信・承認:人事マスタに紐づく対象者と承認経路の維持しやすさ
- 組織分析:人事評価、スキル・資格・研修などの情報と組織傾向を合わせて確認できる点
- 業務負担:別システムへの転記を減らし、人事担当者の定常作業を抑えられる点
- 契約・権限:利用中の企業なら、追加機能の契約範囲と設定内容
得意領域・実績
既存の人事データを活用して、組織や従業員の状態を素早く把握したい企業に適しています。導入前には、15日間の無料トライアルで、画面の使いやすさと、異動や少人数部署の表示といった運用面を確かめておきます。
- 期間:無料トライアルは15日間
- 利用条件:クレジットカード情報なしで利用可能(出典:SmartHR「料金プラン」、2026年)
- 画面:トライアル中に使いやすさを確認
- 運用:トライアル中に、異動後の組織反映、少人数部署の表示制御、管理職向けレポートの粒度をテスト
株式会社アトラエ(Wevox)|料金を把握しやすい組織改善プラットフォーム
株式会社アトラエは、チームエクスペリエンスプラットフォーム「Wevox」を提供しています。エンゲージメント計測や組織・チーム分析を利用できます。
他社比較、カスタムサーベイ、AIアナリティクスなども確認できます。定期測定から改善サイクルを始めたい企業にとって、比べやすいベンダーです。
特徴と強み
計測と分析では、組織・チーム分析に加えてAIアナリティクスも確認できる点が特徴です。
公式料金は月額600円(税別)/人の従量課金制です。ただし150名未満でも、月額9万円の最低利用料金が適用されます(出典:Wevox「料金プラン」、2026年)。
初期費用と最低利用年数はありません。たとえば100名の場合は、人数計算上の6万円ではなく、最低料金の9万円になります。そのため、見積もりを比べるときは、単価だけでなく最低料金を含めて見ることが大切です。
得意領域・実績
月次・四半期のパルスサーベイで、チームごとの状態変化を継続して確認したい企業に向いています。
無料トライアルでは、回答率の推移、組織・チーム単位の権限、自由記述の閲覧範囲を確かめます。また、他社比較の意味も見ておきます。
151名以降は、1人あたり月600円が追加されるチームサクセスプランも案内されています。人数が増える場合は、追加料金と伴走支援の範囲も含めて検討します。
株式会社リクルート(Geppo)|個人と組織の状態を低負担で把握
株式会社リクルートが運営するGeppoは、個人のコンディションを測るパルスサーベイと、組織の状態を測る組織サーベイを組み合わせたサービスです。
設問が少ないため、回答の負担を抑えられます。個人と組織の両面から、離職やオンボーディングの課題を把握したい企業が候補にできます。
特徴と強み
個人サーベイは、仕事満足度、人間関係、健康の3問を基本とする設計です。短時間で回答できると案内されています。
組織サーベイでは、組織・職種・性別などのマスターデータとの組み合わせ分析や、課題を示すレポートを利用できます。特に、個人と組織の両方のサーベイを使う場合は、個人結果を誰が閲覧できるかを最初に定義します。
得意領域・実績
Geppoの参考価格は、従業員数に応じて月額が段階的に設定されています。
- 25名まで:月額2万円
- 100名まで:月額6万8,000円
- 500名まで:月額19万8,000円
- 1,000名まで:月額29万8,000円
上記は公式サイトに掲載された参考価格です(出典:株式会社リクルート「Geppo」、2026年)。個人サーベイと組織サーベイは、それぞれ料金が発生すると案内されています。そのため、必要な機能を分けて見積もります。
株式会社リンクアンドモチベーション|診断から組織変革まで伴走
株式会社リンクアンドモチベーションは、エンゲージメントサーベイと組織改善支援を組み合わせた「モチベーションクラウド」を提供しています。
サーベイツールを導入するだけでなく、結果共有、改善項目の策定、パルスサーベイによる進捗確認までを一連のサイクルとして設計したい企業に向いています。
特徴と強み
公式サービスページでは、20分程度のサーベイでエンゲージメント状態を可視化すると説明されています。期待度と満足度の2軸を使い、課題を明確にします。
導入後は、コンサルタントが結果共有や目標設定を支援します。さらに、改善項目を測るパルスサーベイや動画研修なども組み合わせられます(出典:株式会社リンクアンドモチベーション「サービス内容」、2026年)。
分析に加えて、現場の行動変容まで支援を求める企業にとって、比較の候補になります。
得意領域・実績
組織状態を外部ベンチマークと比較し、経営課題として改善したい企業が検討しやすい選択肢です。
公式ページでは、エンゲージメントスコアの分析に加えて、導入準備からサーベイ実施へ進む流れが示されています。その後は、結果共有と目標設定を行い、進捗を管理します。
費用は利用人数やプランによって異なります。そのため、サーベイ単体の価格だけでなく、コンサルティング、研修、運用支援の範囲も確認します。
エンゲージメントサーベイのパートナーを選ぶポイント

6社は、独自開発を支援する会社、サーベイに特化したSaaS、組織変革まで伴走するサービスに分かれます。そのため、知名度や月額単価で決めるより、自社の条件で比べることが大切です。
従業員規模や導入目的、既存システムを基準にし、社内で運用できる人員の有無も加えると、候補を絞り込みやすくなります。
実績と経験の確認
導入社数よりも、自社と近い条件での活用例を確認します。見る観点は、従業員規模、業種、組織階層です。
- 匿名回答:回答率を上げた事例
- 管理職の施策:結果を見て実行した事例
- 改善測定:離職やオンボーディングを測った事例
導入事例の数値は、対象期間と分母も併せて確認します。事例と同じ成果が自社で得られるとは限りません。
技術力と専門性の評価
機能一覧では、連携や権限、匿名性、データ管理に関する仕様を確かめます。これらは導入後の運用に関わるため、契約前に見ておきます。
- 連携・出力:従業員マスタ、SSO、API、CSV
- 閲覧制御:権限管理、匿名性の閾値、自由記述
- データ管理:監査ログ、データ削除条件
匿名表示でも、少人数部署や属性の掛け合わせから個人が推測されることがあります。そのため、何人未満の集計を非表示にするか、管理者と現場責任者の閲覧範囲をどう分けるかを、実際の画面や仕様書で確認します。
プロジェクト管理体制の確認
発注側と開発会社は、配信後の流れも含めて、サーベイを一つのプロジェクトとして管理します。
- 初回配信
- 結果の説明
- 施策の実行
- 再測定
担当者と意思決定者、現場の協力者を決め、ベンダー側の責任者も決めておきます。
要件定義、データ連携、匿名性テストについて、どこまでを誰が受け持つかを文書にします。受入テストと従業員向け説明、運用保守も、担当の範囲を書き出しておきます。
クラウドを選ぶ場合は、契約終了時のデータ返却と削除証明を確認します。さらに、委託先と再委託先の扱いも確かめておきます。
よくある質問
エンゲージメントサーベイの開発会社やベンダーを比較するときに、担当者からよく寄せられる質問に回答します。
エンゲージメントサーベイは自社開発とSaaSのどちらがよいですか?
短期間で標準機能を使い始めたいなら、SaaSが向いています。一方で、独自の匿名ルールや既存システム連携が重要なら、自社開発や追加開発が候補になります。
まず、必要な機能をMUSTとWANTに分けます。そのうえで、SaaSのトライアルと開発会社の要件ヒアリングを並行して比べると、判断しやすくなります。
エンゲージメントサーベイの費用相場はいくらですか?
公開価格のあるクラウド型では、月額300〜600円/人程度が一つの目安です。ただし、最低利用料金や組織サーベイの実施単位によって変わります。
100名規模なら月額3万〜6万8,000円程度、500名規模なら月額15万〜19万8,000円程度です。公開価格ベースで比較できますが、Wevoxのように最低利用料金がかかるサービスでは、100名でも月額9万円となり、この目安を上回ります。
初期設定やデータ連携、設問設計は、別料金の場合があります。さらに、管理職研修や分析・伴走支援は、これとは別に費用がかかる場合があります。そのため、項目を分けて見積もります。最低利用料金は、人数に応じた単価とは分けて見積もり、別料金の項目と合わせて総額で比べます。
匿名性を守るために何を確認すればよいですか?
少人数部署の集計抑制、属性の掛け合わせによる推測防止、自由記述の閲覧権限を確かめます。加えて、個人結果と人事評価の分離、保存期間、削除方法も対象になります。
従業員情報や自由記述は、個人情報に該当する場合があります。そのため、利用目的と閲覧者、委託先の扱いを説明します。第三者提供の有無も含めます。
また、通信・保存時の暗号化、多要素認証、操作ログも確認します(出典:個人情報保護委員会「個人情報保護法ガイドラインQ&A」、2026年)。
まとめ
独自要件を整理して開発するなら株式会社ripla、分析と組織診断ならHRBrainが候補です。人事データ基盤との連携を重視するならSmartHR、公開価格と定期測定を重視するならWevoxも候補に入ります。
個人と組織を低負担で把握するならGeppo、診断後の変革支援まで求めるならモチベーションクラウドが候補になります。
最初に行う目的と要件の整理
比較の前に、対象従業員と実施頻度、測りたい状態、必須の組織軸を整理します。そのうえで、匿名性のルールや連携する人事データ、結果を使う会議と担当者も決めます。
候補各社には同じ要件を渡し、利用料、初期設定、連携の見積もりを依頼します。あわせて、分析と研修、伴走、データ返却も、項目ごとに分けてもらいます。価格の差に表れにくい運用の負担も、この段階で比べられます。
導入前の公式情報と契約条件の確認
公式サイトの情報は更新されるため、契約上の範囲とは分けて確認します。
- 最新情報:各社の公式情報と個別見積もり(発注前)
- 料金・支援:Wevoxの最低利用料金、Geppoの個人・組織別料金、SmartHRの支援サービス
- 独自開発:保守とデータ削除の範囲
初回配信後の改善サイクルまで、無理なく運用できるパートナーを選ぶことが大切です。
▼全体ガイドの記事
・エンゲージメントサーベイ開発の完全ガイド
▼RFP作成前に読みたい無料ホワイトペーパー
・業務システム開発の完全ガイドブック
・スクラッチシステム開発の完全ガイドブック
・【2026年最新版】AI駆動開発の完全ガイドブック
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
