エンゲージメントサーベイの開発・導入先は、独自要件まで作り込むならSI会社、短期間で始めるならSaaSベンダーを選ぶのが基本です。
エンゲージメントサーベイは、従業員の満足度を一度だけ確認するアンケートではありません。回答を集めて組織課題を特定し、管理職との対話や施策につなげ、再測定で効果を確かめる仕組みです。本記事では、株式会社riplaを最初に、実在する5社を加えた計6社を紹介します。公開価格、分析・連携機能、導入後の伴走支援、独自開発のしやすさを確認し、自社に合う発注先を絞り込めるように解説します。
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・エンゲージメントサーベイ開発の完全ガイド
エンゲージメントサーベイのパートナー選びが重要な理由

エンゲージメントサーベイは、質問を配信してグラフを表示するだけでは成果につながりません。誰にどの頻度で配信するか、組織変更をどのタイミングで反映するか、少人数部署の結果をどこまで表示するか、自由記述を誰が読むかまで、システムと運用を一緒に設計する必要があります。
サーベイの実施だけでは組織改善にならないためです
導入前に「何を測るか」だけでなく、「結果を見て誰が何を変えるか」を決めます。たとえば、経営層が全社方針を見直すのか、部門長が1on1のテーマを変えるのか、人事がオンボーディング施策を改善するのかによって、必要な設問と権限設計は変わります。スコアを上げることだけをKPIにすると、回答を促すことが目的化しやすいため、対話実施率や改善アクションの完了率も合わせて管理します。
開発会社とSaaSベンダーでは得意な領域が異なるためです
SaaSは、標準機能を使って早く始めやすく、セキュリティ更新や機能改善を自社だけで抱えずに済みます。一方で、独自の匿名ルール、複雑な組織階層、既存の人事・勤怠・評価システムとの連携、自社環境へのデータ保管が重要な企業では、API連携や追加開発が必要になる場合があります。まずは標準SaaSで検証するのか、連携開発を前提にするのか、独自プロダクトとしてスクラッチ開発するのかを分けて考えます。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaは、エンゲージメントサーベイを自社の業務や人事施策に合わせて開発したい企業が相談しやすい会社です。riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
riplaの強みは、サーベイ画面だけを作るのではなく、導入目的、現行業務、データ連携、運用定着までを一つの計画に落とし込める点です。従業員マスタを人事システムから同期する場合でも、部署異動・兼務・休職・退職の扱いを先に定義し、回答対象者の管理と集計結果の整合性を確保します。標準SaaSでは対応しにくい承認フローや権限、集計の閾値がある企業は、要件定義から相談すると進めやすくなります。
得意領域・実績
既存の人事・労務システムを残しながらサーベイ機能を追加したい場合や、将来の人材データ活用まで見据えて段階的に開発したい場合に向いています。たとえば、最初はWebアンケートと部署別ダッシュボードから始め、次にSSO、API連携、自由記述の分析、改善アクション管理を追加する進め方です。独自開発を選ぶ場合は、初期費用だけでなく、設問変更、監査ログ、バックアップ、脆弱性対応、退職者データの削除まで保守範囲に含めて見積もりを確認します。
株式会社HRBrain|期待と実感のギャップから課題を分析

株式会社HRBrainは、組織診断サーベイ「HRBrain 組織診断サーベイ」を提供する人材管理クラウド企業です。従業員の体験を定量化し、組織や個人の課題を分析するサービスとして、設問設計、クロス分析、テキストマイニング、アクションレポートなどを案内しています。料金は利用人数や構成による個別見積もりで、標準機能と支援内容を確認して比較するタイプのベンダーです。
特徴と強み
HRBrainは、単なる満足度ではなく、従業員がどの程度期待しているかと、実際にどう感じているかのギャップを捉えやすい点が特徴です。部署・年齢・役職・性別などの軸でクロス分析し、課題の優先順位を付ける考え方に向いています。自由記述のテキストマイニングや他社比較も確認できるため、スコアの変化を経営層へ説明したい企業にも適しています。
得意領域・実績
大企業の組織診断や、人事データを組み合わせた課題分析を重視する企業が候補にしやすいサービスです。公式導入事例では、株式会社オーハシテクニカが2024年11月に導入し、匿名回答で回答率90%超を実現した事例が紹介されています(出典: 株式会社HRBrain「オーハシテクニカ導入事例」、2025年)。自社でも回答率を追うだけでなく、匿名性を担保したうえで管理職の対話まで実施できるかを確認します。
株式会社SmartHR|人事データ基盤と従業員サーベイを連携

株式会社SmartHRは、人事労務クラウド「SmartHR」の従業員サーベイ機能を提供しています。従業員情報とサーベイを同じ基盤で扱えるため、組織変更や従業員属性の更新を手作業で別管理したくない企業が検討しやすいサービスです。料金は企業規模や要望による見積もり制で、初期導入費用・サポート費用無料の案内がある一方、導入・運用支援サービスは別途費用になる場合があります。
特徴と強み
人事マスタに紐づいた配信対象や承認経路を維持しやすく、人事評価、スキル・資格・研修などの情報と組織傾向を合わせて見たい場合に向いています。サーベイの回答だけを別システムへ転記する運用を減らせるため、人事担当者の定常作業を抑えやすい点も特徴です。すでにSmartHRを利用している企業は、追加機能の契約範囲と権限設定を確認すると比較しやすくなります。
得意領域・実績
既存の人事データを活用して、組織・従業員の状態をスピーディーに把握したい企業に適しています。公式料金ページでは、クレジットカード情報なしで15日間無料トライアルを利用できると案内されています(出典: SmartHR「料金プラン」、2026年)。トライアルでは画面の使いやすさだけでなく、異動後の組織反映、少人数部署の表示制御、管理職に見せるレポートの粒度までテストします。
株式会社アトラエ(Wevox)|料金を把握しやすい組織改善プラットフォーム

株式会社アトラエは、チームエクスペリエンスプラットフォーム「Wevox」を提供しています。エンゲージメント計測、組織・チーム分析、他社比較、カスタムサーベイ、AIアナリティクスなどを一つのサービスで確認でき、まず定期測定を始めて改善サイクルを回したい企業が比較しやすいベンダーです。
特徴と強み
Wevoxは、公式料金ページで月額600円(税別)/人の従量課金制を案内しています。ただし150名未満でも月額9万円の最低利用料金が適用され、初期費用と最低利用年数はありません(出典: Wevox「料金プラン」、2026年)。たとえば100名の場合は人数計算上の6万円ではなく、最低料金の9万円になるため、見積もり比較では単価だけで判断しないことが大切です。
得意領域・実績
月次・四半期のパルスサーベイを使い、チームごとの状態変化を継続的に確認したい企業に向いています。無料トライアルでは、回答率の推移、組織・チーム単位の権限、自由記述の閲覧範囲、他社比較の意味を確認します。151名以降は1人あたり月600円が追加されるチームサクセスプランも案内されているため、伴走支援をどこまで付けるかを含めて検討します。
株式会社リクルート(Geppo)|個人と組織の状態を低負担で把握

株式会社リクルートが運営するGeppoは、個人のコンディションを測るパルスサーベイと、組織の状態を測る組織サーベイを組み合わせたサービスです。少ない設問で回答負担を抑えながら、個人・組織の両面から離職やオンボーディングの課題を把握したい企業が候補にしやすいベンダーです。
特徴と強み
Geppoの個人サーベイは、仕事満足度、人間関係、健康の3問を基本に、短時間で回答できる設計を案内しています。組織サーベイでは、組織・職種・性別などのマスターデータとの組み合わせ分析や、課題を示すレポートを利用できます。個人サーベイと組織サーベイを同じサービスで扱う場合も、個人結果を誰が閲覧できるかを最初に定義します。
得意領域・実績
公開価格を見ながら、従業員規模に応じた費用感を比較したい企業に適しています。公式サイトでは、25名まで月額2万円、100名まで6万8,000円、500名まで19万8,000円、1,000名まで29万8,000円という参考価格を掲載しています(出典: 株式会社リクルート「Geppo」、2026年)。ただし個人サーベイと組織サーベイはそれぞれ料金が発生する案内があるため、必要な機能を分けて見積もりを依頼します。
株式会社リンクアンドモチベーション|診断から組織変革まで伴走

株式会社リンクアンドモチベーションは、エンゲージメントサーベイと組織改善支援を組み合わせた「モチベーションクラウド」を提供しています。サーベイツールの導入だけでなく、結果共有、改善項目の策定、パルスサーベイによる進捗確認までを一連のサイクルとして設計したい企業に向くサービスです。
特徴と強み
公式サービスページでは、20分程度のサーベイでエンゲージメント状態を可視化し、期待度と満足度の2軸から課題を明確にすると説明しています。導入後はコンサルタントによる結果共有や目標設定の支援、改善項目を測るパルスサーベイ、動画研修などを組み合わせられます(出典: 株式会社リンクアンドモチベーション「サービス内容」、2026年)。分析だけでなく、現場の行動変容まで支援してほしい企業に適しています。
得意領域・実績
自社の組織状態を外部ベンチマークと比較し、経営課題として改善を進めたい企業が検討しやすい選択肢です。公式ページでは、エンゲージメントスコアの分析に加え、導入準備、サーベイ実施、結果共有・目標設定、進捗管理という流れを示しています。費用は利用人数やプランによって異なるため、サーベイ単体の価格だけでなく、コンサルティング、研修、運用支援をどこまで含めるかを確認します。
エンゲージメントサーベイのパートナーを選ぶポイント

6社は、独自開発を支援する会社、サーベイに特化したSaaS、組織変革まで伴走するサービスに分かれます。知名度や月額単価だけでなく、自社の従業員規模、目的、既存システム、社内で運用できる人員を基準に比較します。
実績と経験を確認する
「導入社数が多い」という説明だけで判断せず、自社と近い従業員規模、業種、組織階層での活用例を確認します。特に、匿名回答で回答率を上げた事例、管理職が結果を見て施策を実行した事例、離職やオンボーディングの改善を測定した事例があるかを聞きます。導入事例の数値は対象期間と分母も確認し、自社で同じ成果が保証されると誤解しないことが大切です。
技術力と専門性を評価する
機能一覧では、従業員マスタ連携、SSO、API、権限管理、匿名性の閾値、自由記述の取り扱い、CSV出力、監査ログ、データ削除条件を確認します。匿名と表示されていても、少人数部署や属性の掛け合わせによって個人が推測されることがあります。何人未満の集計を非表示にするか、管理者と現場責任者の閲覧範囲をどう分けるかを、実際の画面や仕様書で確認します。
プロジェクト管理体制を確認する
サーベイは、設問を作って終わりではなく、初回配信、結果説明、施策実行、再測定までを一つのプロジェクトとして管理します。担当者、意思決定者、現場の協力者、ベンダー側の責任者を決め、要件定義、データ連携、匿名性テスト、受入テスト、従業員向け説明、運用保守の責任分界を文書化します。クラウドを選ぶ場合も、契約終了時のデータ返却と削除証明、委託先・再委託先の扱いを確認します。
よくある質問

最後に、エンゲージメントサーベイの開発会社やベンダーを比較するときに、担当者からよく寄せられる質問に回答します。
エンゲージメントサーベイは自社開発とSaaSのどちらがよいですか?
短期間で標準機能を使い始めるならSaaS、独自の匿名ルールや既存システム連携が重要なら自社開発や追加開発が向いています。最初から結論を固定せず、必要な機能をMUSTとWANTに分け、SaaSのトライアルと開発会社の要件ヒアリングを並行して比較すると判断しやすくなります。
エンゲージメントサーベイの費用相場はいくらですか?
公開価格のあるクラウド型では、月額300〜600円/人程度が一つの目安ですが、最低利用料金や組織サーベイの実施単位によって変わります。100名規模なら月額3万〜6万8,000円程度、500名規模なら月額15万〜19万8,000円程度という公開価格ベースの比較ができます。ただし、初期設定、データ連携、設問設計、管理職研修、分析・伴走支援は別料金になる場合があるため、項目を分けて見積もります。
匿名性を守るために何を確認すればよいですか?
少人数部署の集計抑制、属性の掛け合わせによる推測防止、自由記述の閲覧権限、個人結果と人事評価の分離、保存期間と削除方法を確認します。従業員情報や自由記述は個人情報に該当し得るため、利用目的、閲覧者、委託先、第三者提供の有無を説明し、通信・保存時の暗号化や多要素認証、操作ログも確認します(出典: 個人情報保護委員会「個人情報保護法ガイドラインQ&A」、2026年)。
まとめ

エンゲージメントサーベイの導入先は、独自要件を整理して開発まで進めたいなら株式会社ripla、分析と組織診断を重視するならHRBrain、人事データ基盤との連携を重視するならSmartHR、公開価格と定期測定を重視するならWevox、個人と組織を低負担で把握するならGeppo、診断後の変革支援まで求めるならモチベーションクラウドが候補になります。
まずは目的と要件を1枚に整理します
比較を始める前に、対象従業員、実施頻度、測りたい状態、必須の組織軸、匿名性のルール、連携したい人事データ、結果を使う会議と担当者を整理します。候補各社には同じ要件を渡し、利用料、初期設定、連携、分析、研修、伴走、データ返却を分けた見積もりを依頼すると、価格だけでは見えない運用負荷まで比較できます。
導入前に公式情報と契約条件を確認します
サービス内容や価格は更新されるため、発注前には各社の公式情報と個別見積もりを確認します。特に、Wevoxの最低利用料金、Geppoの個人・組織サーベイごとの料金、SmartHRの支援サービス、独自開発における保守・データ削除の範囲を確認し、初回配信後の改善サイクルまで無理なく運用できるパートナーを選ぶことが重要です。
▼全体ガイドの記事
・エンゲージメントサーベイ開発の完全ガイド
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
