Erlangのシステム開発では、Erlang/OTPの本番運用経験をもつ専門会社と、業務要件から伴走できるSI会社を使い分けることが大切です。
株式会社riplaを含む6社は種類が異なり、通信・チャット・決済・IoTでは強みがある一方、単純な業務画面には過剰な場合もあります。そのため、専門性との適合を確かめます。
- 通信・チャットの案件
- 決済・IoTの案件
- 同時接続数と可用性
- 専門会社とSI会社の使い分け
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・Erlangのシステム開発の完全ガイド
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Erlangのシステム開発でパートナー選びが重要な理由

Erlangのシステムでは、プログラムを書く力に加えて、OTPの設計、障害の切り分け、クラスタの分断時の挙動、リリースと監視までを一体で考える必要があります。そのため、候補会社は提案書にErlangと書いてあるかより、事業の可用性目標を実装と運用の設計へ落とし込めるかで比べることが大切です。
専門性の希少性が設計とTCOに与える影響
Erlangは、軽量プロセス、メッセージ通信、スーパーバイザーツリーによって、処理単位の失敗を隔離して復旧しやすくする設計が特徴です。ただし、これらを採用しても、自動的に無停止になるわけではありません。
- 設計の範囲:再起動後のデータ整合性、重複メッセージの扱い、タイムアウトやノード障害、ログとメトリクスまで含めて考えます。
- 試験の確認:専門会社には、サンプルコードだけでなく、障害を意図的に起こした試験の結果や本番運用の手順を確認します。
- 費用の見方:人材単価や外部レビューは、単価だけを見ると高く感じられますが、停止損失や24時間監視、OTP更新、セキュリティ対応を含む長期のTCOで比べます。
技術評価やアーキテクチャレビューは50万〜200万円、小規模なリアルタイムMVPは500万〜1,500万円程度が目安です。金額は、日本向けの公的統計ではなく、一般的な業務システム相場と公開されている専門家料金を組み合わせた推定です。
発注前の業務要件と運用条件の数値化
「大量同時接続」「高可用性」「低遅延」といった表現は、会社ごとに意味が違います。だからこそ、発注前に条件を数字で示しておく必要があります。
発注前には、ピーク同時接続数、1秒あたりのイベント数、許容メッセージ遅延、目標稼働率を決めておきます。RTO、RPO、障害時の縮退運転も含めて揃えると、提案を同じ条件で比べられます。たとえば、チャットでは接続数と配信遅延、決済では二重処理の防止と監査ログ、IoTでは欠損時の再送と保存期間が重要になります。
社内にErlangの担当者がいない場合は、日本語での要件整理と時差を先に確かめます。加えて、緊急時の連絡手段や、ソースコードと設計書の引き継ぎ条件も、早い段階で決めておきます。パートナー選びで問うべきは、技術の優劣よりも、自社に必要な信頼性を契約と運用まで落とし込める会社かどうかです。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発までを一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。
営業、顧客、生産、販売管理など幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
riplaの強みは、技術から決めず、現場の業務フローと経営上の目的を整理してから、システム化の範囲を考えられる点です。
Erlangを採用するかどうかは、同時実行やリアルタイム性が求められる領域と、CRUD中心の一般的な領域を分けて判断します。
必要な場合は、Erlang/OTPの専門会社など技術パートナーとの連携を前提に、要件定義、画面や業務設計、プロジェクト管理を担う候補になります。
得意領域・実績と問い合わせ時の確認事項
営業、顧客、生産、販売管理などの基幹業務を整理し、業務に定着させるところまで支援を求める企業に向いています。言語を使うことが目的ではなく、事業成果と運用責任を一つの計画にまとめたい場合にも、相談しやすい候補です。
Erlang専門の実装者を求める場合は、riplaの担当範囲に加えて、OTP設計、負荷試験、障害対応を誰が受け持つかを提案の段階で確かめます。問い合わせの際は、Erlangを使う対象機能と、外部の専門会社を含む体制を聞きます。納品するソースコード、設計書、テスト仕様書、リリース後の保守窓口も聞いておきます。
Erlang/OTPの専門実績は、riplaの公開紹介文だけで決めず、必要な技術体制を個別に確認して比べることが重要です。
Erlang Solutions|Erlang/OTPを中核に開発から運用まで支援

Erlang Solutionsは、Erlang、Elixir、RabbitMQなどBEAM周辺技術を中心に、コンサルティングから研修までを公式に掲げている企業です。
公式サイトでは20年以上の経験を掲げ、Trifork Groupの一員であることも説明しています。既存Erlangシステムの診断から新規開発まで、専門性を最優先したい場合の第一候補になります。
特徴と強み
公式のサービス内容には、Erlangへの移行、プロトタイプ、本番システムの新機能開発が含まれています。ヘルスチェック、セキュリティ監査、監視、教育も挙げられています。
実装を請け負うだけでなく、スーパーバイザーツリーや分散処理の設計をレビューし、チームへ知識を移す支援も頼みやすい構成です。また、ErlangとElixir、RabbitMQを組み合わせるシステムでも、役割分担を相談できます。
得意領域・実績と問い合わせ時の確認事項
大規模な同時接続やメッセージング、金融、通信、オンラインサービスなど、停止や遅延が事業に直結する案件に向いています。公式のケーススタディには、Bet365のJavaからErlangへの移行支援が掲載されています。2,200万人のプレイヤーを抱えるサービスへの対応例として紹介されています。
この数字と事例は同社の公開情報によるものなので、提案の場で、自社の負荷条件と同じ水準かを別途確かめます。公開料金の有無だけで選ばず、レビューだけを頼むのか、開発や保守まで一括で頼むのかを分けて見積もると、比べやすくなります。
海外企業へ発注する可能性があるため、日本語での要件定義や国内時間帯の連絡、障害時のSLAを、まず確かめます。データの保管場所、契約通貨、再委託先も、あわせて確認します。
IDEA Systems|ミッションクリティカルなBEAM基盤を設計

IDEA Systemsは、Erlang/OTPとBEAMランタイムのコンサルティングを公式に掲げる企業です。公開ページでは、長年にわたるミッションクリティカルなシステムの経験を掲げています。
支援領域として、高可用性・耐障害性の設計、レガシー刷新を挙げています。DevOpsやクラウドも説明に含まれています。そのため、既存の基盤を残しながら、段階的に信頼性や保守性を高めたい企業に適した候補です。
特徴と強み
IDEA Systemsに相談する価値は、Erlangのコードだけでなく、運用基盤まで一つの技術課題として扱える点にあります。BEAMランタイム、クラスタ、クラウド、DevOpsも対象に含まれます。
現行システムのボトルネック調査、OTPの設計原則に沿った改善、リリース手順の整理、監視と障害対応の見直しを、組み合わせて頼めます。新規開発よりも、長く動いている基盤のモダナイズで比べやすい会社です。
得意領域・実績と問い合わせ時の確認事項
金融や通信など、失敗時の影響が大きく、段階的な移行と高可用性を同時に求める案件で候補になります。判断の材料は、性能チューニングだけでなく、障害時にどこまでサービスを続けられるかを設計書に落とし込めるかどうかです。
依頼時は、既存コードの調査方法とOTPのバージョンアップ計画を確認します。依存ライブラリを洗い出す方法や、クラスタ障害・ネットワーク分断の試験方法も聞いておきます。海外拠点と協業する場合は、英語での会議や文書作成に加え、タイムゾーン、知的財産の帰属、ソースコードへのアクセス権を確認します。
特にレガシー刷新では、既存の業務ルールやデータ形式を技術チームだけで読み解かないようにします。業務側の責任者を含む体制を提案できるかも聞いておくと安心です。
Scalicon Inc.|Erlang/OTPとDevOpsでリアルタイム基盤を支援

Scalicon Inc.は、Erlang/OTPとDevOpsを軸に、信頼性と性能を重視したバックエンドシステムを支援する企業です。公式発表では、リアルタイム性、分散、耐障害性が求められるシステム向けに、コンサルティング、カスタムソフトウェア開発、チーム拡張を提供すると説明しています。
既存のチームに専門エンジニアを加えたい案件や、英語で技術協業する案件で検討しやすい候補です。
特徴と強み
Scaliconは、Erlang/OTPの実装にとどまらず、運用支援までを一続きのサービスとして案内しています。DevOpsやスケーリング、デリバリーも含まれます。
PoCで処理量や復旧性を検証し、その後に専任チームや既存開発チームとの協業へ移る形を取りやすい点が特徴です。新たに開発チームを一から作るより、特定のバックエンド領域に専門家を組み込みたい企業と相性があります。
得意領域・実績と問い合わせ時の確認事項
通信、金融、医療、IoTなど、リアルタイム性と自動復旧を重視するサービスが候補になります。チーム拡張を使う場合も、障害対応の最終的な責任をどこまで誰が受け持つかを、契約に書いておくことが重要です。
問い合わせでは、専任チームの人数と役割、設計レビューの責任者を確かめます。テスト・監視・オンコールの担当や、納品後に自社へ知識を移す計画も聞いておきます。米国向けを中心とした協業が想定されるため、日本語対応の可否と会議時間を確かめます。個人情報を含む開発データの扱いや、海外拠点へのアクセス許可も確認します。
公式ページの「大量負荷」「中断しない」といった表現は、そのまま受け取らないようにします。同時接続数、レイテンシ、RTOといった数値に置き換え、障害注入テストの合格条件も含めて提案してもらいます。
Coderio|Erlang開発者のチーム拡張とモダナイズに対応

Coderioは、Erlangのカスタム開発や既存システムのモダナイズを手がけるソフトウェア開発会社です。公式ページでは、システムアーキテクチャ設計、リアルタイム通信、DevOps、コード監査なども案内しています。
1人の開発者を既存チームに加える形から、複数チームの支援まで対応すると説明しています。フルスクラッチの開発だけでなく、人材を補強したい企業にも候補になります。
特徴と強み
Coderioの公式サービスでは、高並行処理の領域を想定した説明があります。対象として挙がっているのは、通信、フィンテック、IoT、ゲームなどです。
コード監査や性能チューニングに加えて、OTPのベストプラクティスへの移行や、CI/CD、監視など、開発後の改善も対象にしています。既存のコードを捨てず、段階的に保守性と拡張性を高めたい場合に相談しやすい構成です。
得意領域・実績と問い合わせ時の確認事項
小さく技術評価を始め、開発者の追加、コードレビュー、保守体制の強化へ段階的に広げたい企業に向いています。公式ページには、YellowPepperのフィンテック開発チームを補強した事例や、Openpayのモバイル決済関連の事例が掲載されています。
ただし、事例が自社と同じErlangの構成や規模を示すとは限りません。そのため、担当者の実装経験、担当期間、成果指標を提案の時点で確認します。海外拠点と協業する場合は、同じタイムゾーンで働けるか、英語以外の窓口があるか、開発者が交代しても知識を残せるかを確かめます。
特にチーム拡張型の契約は、担当者個人に依存すると引き継ぎが難しくなります。そのため、納品範囲にはアーキテクチャ文書やテストケースを含めることをおすすめします。障害対応手順と依存関係一覧も一緒に含めると、引き継ぎがしやすくなります。
2600Hz|KAZOOで通信・VoIP機能を組み込みたい企業向け

2600Hzは、Erlangを使ったKAZOOというオープンソースの通信プラットフォームを提供する通信系ベンダーです。公式サイトでは、KAZOOを、キャリアグレードのVoIP交換機能を持つ拡張性の高いプラットフォームとして紹介しています。APIを通じて通信サービスを構築できるとも説明しています。
ゼロからErlangの業務基盤を受託開発する会社というより、電話・音声・コンタクトセンターの機能を製品として組み込みたい場合の候補です。
特徴と強み
KAZOOには、VoIPサービスに必要な機能、API、関連コンポーネントが用意されています。そのため、通信事業者やコンタクトセンターの基盤を短期間で検証しやすい点があります。
オープンソースなので、導入の前に、ライセンスやサポートの契約形態を確かめます。対応する周辺製品とアップデート方針も確認します。Erlangを自社の業務ロジックに使いたい場合は、KAZOOで代替できる範囲と、独自開発が必要な範囲を分けて考えます。
得意領域・実績と問い合わせ時の確認事項
電話交換、クラウドPBX、音声メニューなどが要件の中心なら、検討する価値があります。コンタクトセンターや通信APIも、音声通信の機能が中心であれば、同じ見方で検討できます。一般的な業務システムの会社選びと同じ基準で比べると、製品ベンダーの強みを見落とすおそれがあります。
KAZOOの公式資料や公開ドキュメントを読んだうえで、必要な通話品質や同時通話数を自社の要件に置き換えます。番号・録音データの扱いや、障害時の切り替えも書き出します。問い合わせ時は、提供形態と導入支援の範囲を確かめます。
保守やセキュリティ更新、機能追加の方法、国内の通信規制や番号事業者との接続経験も、あわせて聞いておきます。KAZOOを採用しても、顧客管理や請求などの業務システム部分は別途必要になることがあります。だからこそ、製品で解決できる範囲を先に切り分け、必要に応じてSI会社と組み合わせます。
Erlangのシステム開発パートナー選びのポイント

取り上げた6社は、同じ種類の会社ではありません。riplaは、業務要件と導入定着を含めたSIの候補です。Erlang Solutions、IDEA Systems、Scalicon、CoderioはErlang/OTPの開発やコンサルティングの候補で、2600Hzは通信機能を製品として組み込む候補です。
まず、自社に足りないのが要件整理なのか、Erlangの実装なのか、通信製品なのかを明確にします。そのうえで、2〜3社に同じRFPを渡します。
実績と経験を確認する方法
実績を見るときは、社名や導入件数に加えて、担当範囲と負荷条件、稼働年数を確認します。障害時の対応や改善前後の数値も、あわせて見ます。自社のRTO・RPOやピークイベント数と比べられる資料を出してもらうことが大切です。
「99.999%稼働」「数百万接続」といった数字が示された場合は、そのまま受け取らず、測定期間や対象コンポーネントを聞きます。計画停止の扱いや、同時接続と処理量の違いも確かめます。PoCでは、画面の完成度よりも障害時の振る舞いを見ます。プロセス障害やノード停止、ネットワーク分断を想定した試験を行い、外部DBの遅延や重複メッセージも対象にします。
試験の合格基準は、復旧時間、データ欠損数、再送回数、利用者への影響で定めます。レビューだけを頼む場合も、現行コードと監視データをもとに、具体的な改善の優先順位を示せるかを見ます。
技術力と専門性を評価する方法
評価は、基礎の理解、設計の判断、クラスタ、サンプルの順に確かめます。gen_serverやgen_statemなどの標準パターンは、どんな条件で使うかを問うと、理解の深さが分かります。
- 基礎の理解:Erlang、OTP、BEAMの違いを説明できるかを聞きます。
- 設計の判断:スーパーバイザーツリーの単位をどう分けるかを見ます。
- クラスタ:ノード間通信、名前解決、認証を確認し、分断時の挙動やデータの一貫性も同じ観点で見ておきます。
- サンプルの見方:画面やAPIのサンプルだけでなく、障害設計と運用設計のサンプルを見せてもらうと、会社ごとの差が分かりやすくなります。
2026年時点のバージョン計画も、重要な確認事項です。Erlang/OTP 29.0は2026年5月13日に公開され、SSHのシェル・execサービスを初期無効化するなど、セキュアデフォルトに関わる変更が入りました(出典: Erlang/OTP公式リリースノート、2026年)。OTP 28.0以降は、ソースSBOMもリリースに添付されています。
発注側は、採用バージョン、パッチ適用、依存パッケージ、SBOM、CVE対応の担当者を契約前に決めておきます。
プロジェクト管理体制と費用を確認する方法
見積もりは、技術評価や本開発から保守まで、項目を分けて提示してもらいます。負荷試験や障害試験、データ移行、監視、24時間運用、OTP更新も、別の項目にします。月額保守だけでなく、緊急時の応答時間、復旧目標、対応できる時間帯を確認します。再委託や引き継ぎの条件も、ここで整理しておきます。
目安は、中規模の業務バックエンドで1,500万〜5,000万円、クラスタ・DR・SLAを含む高可用性基盤で5,000万〜2億円以上です。期間は、それぞれ6〜12か月と12〜24か月が推定の幅になります(出典: 業務システム一般相場とErlang専門家公開料金を組み合わせた試算、2026年)。
プロジェクト責任者とErlang/OTPの技術責任者を明記してもらいます。インフラ担当、セキュリティ担当、業務側の意思決定者も、あわせて示してもらいます。個人情報や決済情報を扱う場合は、契約と運用の両面で確認します。対象は、アクセス制御、暗号化、監査ログ、バックアップ、海外拠点のデータ取扱いです。
よくある質問

Erlangのシステム開発では、採用範囲、専門人材、運用費、移行リスクを合わせて判断します。言語のメリットは、その一部として考えます。会社へ相談する前に確かめておきたい質問に、順に答えます。
Erlangのシステム開発費用はいくらですか?
規模によって金額は変わります。技術評価なら50万〜200万円、小規模なリアルタイムMVPなら500万〜1,500万円です。中規模バックエンドは1,500万〜5,000万円、高可用性基盤は5,000万〜2億円以上が目安です。
これは公的なErlang専門の開発統計ではなく、推定値です。要件や接続数、外部連携によって変わり、データ移行や負荷試験、24時間運用も影響します。
初期費用だけでなく、クラウドや監視、OTP更新、CVE対応、保守まで含めて見積もります。
Erlangは一般的な業務システムにも向いていますか?
顧客情報や商品情報を登録するだけのCRUD中心の業務システムなら、Erlangを全面的に採用する必要はないこともあります。一方で、同時実行数と障害復旧が価値になるバックエンドには適しています。
リアルタイム通知やチャット、音声、決済イベントが、その例です。ジョブ実行やIoTデータ受信も、同じ考え方で当てはまります。
画面はTypeScriptなど、分析はPythonなどで組み、Erlangはイベント処理の一部に限定する選択肢もあります。
Erlangなら無停止で運用できますか?
Erlang/OTPは、障害の局所化やプロセスの再起動、分散処理、ホットコードアップグレードを設計しやすくします。ただし、無停止を保証するものではありません。
アプリケーションの設計に加えて、データベースやネットワーク、クラウドも必要です。さらに、デプロイ手順、監視、障害訓練まで整えておく必要があります。OTPの機能を使う場合でも、RTO、RPO、計画停止、ロールバックの条件を数値で定めます。
海外のErlang会社へ依頼するとき何を確認すべきですか?
まず、日本語対応と時差、緊急連絡先を確認します。そのうえで、SLA、契約通貨、知的財産の帰属を確かめます。再委託やデータ所在地、個人情報の取扱い、ソースコードの引き継ぎも、あわせて確認します。
専門会社の実績が魅力的でも、障害時に誰が何時間以内に対応するかが曖昧だと、国内での運用に不安が残ります。そこで、RFPに質問項目を含め、同じ条件で回答を比べることが大切です。
まとめ

Erlangのシステム開発会社を選ぶときは、Erlang/OTPの専門性だけでなく、業務要件や負荷試験、障害復旧を比べます。さらに、セキュリティ、保守、引き継ぎも判断材料にします。
今回紹介した6社は、株式会社ripla、Erlang Solutions、IDEA Systems、Scalicon Inc.、Coderio、2600Hzです。それぞれ、業務SI、専門コンサル、チーム拡張、通信製品と、役割が異なります。
自社に合う会社を絞り込む手順
まず、ピーク同時接続数やイベント量、許容遅延を整理します。稼働率、RTO・RPO、個人情報の有無も、同じように整理します。
次に、Erlangを全面採用するのか、通知やイベント処理だけに限定するのか、KAZOOのような製品を使うのかを決めます。そのうえで、2〜3社に同じRFPを渡します。PoCの合格条件やOTPのバージョン、負荷・障害試験の内容を揃えて比べます。SBOMとCVE対応、保守SLA、納品物も比較の対象になります。
最初の相談で伝えるべき内容
問い合わせでは、「Erlangを使いたい」とだけ伝えるより、現在のシステムや困っている障害、遅延を伝えるほうが話が進みます。加えて、ピーク時の利用者数、必要な外部連携、目標稼働率、希望のリリース時期、社内で担える運用範囲も伝えます。
既存Erlangのモダナイズなら、OTPのバージョンや依存パッケージ、監視の状況、直近の障害履歴を共有します。要件を数値にするほど、会社ごとの提案と見積もりを正確に比べられます。
技術の名前だけで会社を決めず、事業に必要な可用性と運用体制を実現できるかを見極めてください。まず、Erlangの特性を活かせる範囲で小さくPoCを始めます。負荷試験と障害試験の結果を見てから本開発へ進めば、専門人材の希少性や長期TCOのリスクを抑えやすくなります。
▼全体ガイドの記事
・Erlangのシステム開発の完全ガイド
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会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
