経費精算システムの開発会社は、会計や社内規程との適合性と、申請から承認・仕訳までの連携実績で選ぶのが基本です。適切なパートナーを選ばないと、要件の齟齬や予算超過、導入後の現場定着の失敗が起きかねません。
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経費精算システム開発パートナー選びの重要性

経費精算システムの開発は、社内業務の効率化だけでなく、法令遵守やコンプライアンスの強化にも直結します。パートナー選びを誤ると、プロジェクトが長期化し、コストも超過しかねません。さらに、導入後に現場で使われないシステムができあがるおそれもあります。そのため、パートナー選びの重要性と、発注前に確認しておきたい点を先に押さえておきます。
適切なパートナー選定が成否を分ける理由
経費精算システムの開発では、要件定義の段階で社内の流れを正確につかみ、会計ソフトや人事システムとの連携まで見通しておく必要があります。特に、日本特有の消費税区分やインボイス制度への対応、電子帳簿保存法の要件を満たす設計は、業務知識のあるパートナーでなければ適切に扱えません。
経験豊富な開発会社であれば、こうした要件を漏れなく拾い上げ、リリース後の現場定着まで見据えた提案ができます。一方で、経験の浅いベンダーに依頼すると、仕様変更が重なって工期が延び、追加費用が膨らむケースは少なくありません。
スクラッチ開発では、初期費用は規模によって数百万円から数千万円に及ぶことが多く、失敗したときのコストも非常に大きくなります。そのため、最初のパートナー選びを慎重に行う必要があります。
- 業務理解:経費精算の業務フローの把握度
- 実装力:要件定義から運用までの体制の厚み
発注前に確認すべきポイント
開発会社に依頼する前に、まず自社側で整理しておきたい事項があります。現状の経費精算フローの課題を言語化し、連携が必要な既存システム(会計ソフト・ERPなど)を洗い出します。あわせて、社内承認フローや、電子帳簿保存法・インボイス制度などへの対応も押さえておきます。
これらを事前に整理しておくと、依頼内容が明確になり、正確な見積もりを得られます。また、相見積もりは少なくとも3社から取り、費用・スケジュール・サポート体制を比べることが推奨されます。
費用の相場は、中小企業向けのカスタム開発で200万〜500万円程度です。一方で、大企業向けのフル開発では、1,000万円を超えることも珍しくありません。
- 導入実績:経費精算や基幹連携の事例の有無
- 契約条件:保守範囲と担当体制の取り決め
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援
riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進した経験を活かし、成果創出とシステム定着を支援します。さらに、営業・顧客・生産・販売管理など幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
riplaは、開発して終わりにせず、業務定着まで伴走することを特徴としています。経費精算システムの開発でも、機能を実装するだけでなく、現場社員が日常的に使いやすいUI設計や承認フローの見直しまで踏み込んで提案します。
IT事業会社としてのDX推進経験があるため、経営層が本当に必要としているデータを見える形にすることや、コスト削減につながる業務改善の提案も得意としています。さらに、プロジェクトの初期段階から要件整理を丁寧に行い、スコープクリープ(仕様の際限ない拡大)を防ぐ体制も整えています。
- 一気通貫:コンサルから開発・定着までの支援
- 柔軟性:企業ごとの業務要件に沿った設計
得意領域・実績
riplaは、経費精算システムをはじめとした基幹系システムの構築・カスタマイズを幅広く手がけています。特に、既存の会計ソフトや人事・勤怠システムとの連携開発に強みがあり、導入後の運用保守まで一貫して対応できる点が高く評価されています。また、中小企業から上場企業まで多様な規模の案件を担当しており、業種・業態を問わず柔軟に対応できる体制を持っています。
費用面では、まずスコープを明確にします。スクラッチ開発・パッケージ活用・SaaS連携などから、予算に応じた現実的なプランを提示できます。
- 連携経験:会計や人事システムとの接続の実績
- 対応範囲:運用保守までの支援体制
TIS株式会社|20年以上の経費精算システム提供実績
TIS株式会社は、東京都新宿区に本社を置く国内大手のシステムインテグレーターです。金融・流通・製造など幅広い業界に、システム開発・運用サービスを提供しています。
クラウド型経費精算システム「Spendia(スペンディア)」の開発・提供元としても知られています。20年以上にわたって経費精算システムを提供してきた深い業務知識と、日本の制度・商習慣に合わせた機能設計が特徴です。
特徴と強み
TIS株式会社の強みは、経費精算業務の専門知識を、自社プロダクトの開発・運用で培ってきた点にあります。「Spendia」はノーコードで設定できる設計になっており、承認フローや経費科目のカスタマイズを社内で行いやすい仕組みを提供しています。
また、2024年には生成AIを活用した高度な解析技術を新機能として追加するなど、最新技術の取り込みにも積極的です。加えて、法人向けの大規模システムからスモールスタートの導入まで幅広く対応でき、導入後の伴走支援体制も充実しています。
- 製品知識:Spendiaの開発・提供実績
- 対応範囲:業務改善から運用まで
得意領域・実績
TISは、富士通ゼネラルへのSpendia導入事例など、ERP移行と同時並行で経費精算システムを切り替える難易度の高いプロジェクトの実績を持っています。
キリン・旭化成・王子製紙などの大手企業を支援してきた実績があります。システムインテグレーターとして、特に大企業・上場企業の刷新案件に強みを発揮します。
人事・給与・勤怠の各種申請に対応する従業員フロント機能の追加など、継続的な機能拡張も行っています。こうした取り組みから、長期的なパートナーとして選ばれやすい企業といえます。
- 大規模導入:SAP Concurの支援体制
- 連携経験:会計・基幹システムとの接続
株式会社NTTデータ|大規模導入とSAP Concur支援
株式会社NTTデータは、国内最大規模のシステムインテグレーターのひとつであり、公共・金融・法人向けのシステム開発から運用まで幅広いサービスを展開しています。経費精算では、世界5,200万人以上が利用する「SAP Concur(コンカー)」の導入を支援します。
導入前の整理から導入中の支援、導入後の高度化まで対応します。また、国内売上No.1(11年連続)の実績を持つSAP Concurの導入支援パートナーとして、特に大企業・グローバル企業への豊富な実績があります。
特徴と強み
NTTデータの強みは、スケールの大きな組織で培った高い品質管理体制と、グローバル対応力にあります。SAP Concurの導入においては、AIを活用した自動監査・承認ソリューションの提供や、アウトソーシングサービスまで一貫して対応できる体制を持っています。
さらに、交通系ICカードや法人カードとの連携、複数拠点・多通貨への対応など、グローバル企業特有の複雑な要件にも対応可能です。また、導入後の経費精算作業の工数を80%以上削減した事例も報告されており、投資対効果の高い導入を実現できる実力があります。
- 導入力:大規模案件の設計・運用経験
- 専門性:SAP Concurと会計連携の知見
得意領域・実績
NTTデータは、大手製造業・金融機関・官公庁など、規模が大きく複雑な要件を持つ組織への導入実績を多数保有しています。既存のERPシステムとの連携や、グローバルに展開する企業の多拠点・多通貨対応が必要なプロジェクトで、特に力を発揮します。
経費精算だけでなく、財務会計・IFRS対応・税務申告システムまで含めたトータルな経理DXを支援できる点も、大企業から選ばれる理由のひとつです。ただし、大規模対応が得意なぶん、中小企業には費用感や対応範囲が合わないケースもあるため、自社規模に応じた活用が重要です。
- クラウド技術:AWS上の開発・連携力
- 開発手法:アジャイルの進め方
KDDIアイレット株式会社|クラウドネイティブなアジャイル開発
KDDIアイレット株式会社は、AWSをはじめとするクラウドサービスの活用を強みとするシステム開発・インフラ構築の専門企業です。KDDI株式会社のグループ会社として安定した事業基盤を持ちながら、スタートアップのようなスピード感でアジャイル開発を進める独自のカルチャーが評価されています。
スクラム開発に特化した開発拠点を東京・虎ノ門に開設するなど、チームでお客様と一丸となって開発に取り組む体制を整えています。
特徴と強み
KDDIアイレットの特徴は、クラウドネイティブな技術基盤を活かした柔軟でスピーディな開発スタイルにあります。経費精算システムをAWS上でスクラッチ開発する場合にも対応します。スケーラビリティ(利用規模の拡張性)、セキュリティ設計、API連携で技術力を発揮します。
アジャイル・スクラム開発を取り入れており、要件変更や機能追加に応じながら、短いサイクルで動くものを見て意思決定できます。また、IoT・ビッグデータ・AIとの連携も得意としており、先進的な経費データ分析機能を組み込みたい企業にも適しています。
- 移行経験:既存環境からの移行事例
- 統合力:SaaS・ERPとのAPI連携
得意領域・実績
KDDIアイレットは、通信・小売・製造業向けのクラウドシステム構築で多数の実績を持ちます。たとえば、KDDIとの共同チームで「KDDI DIGITAL GATE」開発に参画したように、大手企業との協業開発も経験しています。
経費精算では、オンプレミスからクラウドへの移行を支援します。SaaS・ERPとのAPI連携を含むシステム統合にも強みがあります。インフラ構築から開発・運用まで一気通貫で対応できるため、システム管理のリソースが限られた企業でも安心して任せられます。
- UI設計:利用者が使いやすい画面の提案
- DX支援:業務整理から開発まで
株式会社LIG|中堅企業向けDXとスクラッチ開発に強み
株式会社LIGは、東京都台東区に本社を置くデジタルマーケティング・システム開発・DX支援を手がけるWeb系企業です。もともとはWebサイト制作・マーケティング支援から始まりました。近年はシステム開発部門を強化し、中堅〜中小企業向けのDX推進・スクラッチ開発に注力しています。
経費精算システムをはじめとした業務系システムの開発実績も積み重ねており、デザイン・UXと業務機能を高い水準で両立できる開発会社として注目されています。
特徴と強み
LIGの強みは、使いやすいUI・UX設計と、現場目線の業務改善提案を組み合わせた開発スタイルにあります。とくに、経費精算システムは日常的に全社員が使うツールであるため、「使いにくくて誰も入力しない」という現場の声に応える直感的なインターフェース設計が重要です。
LIGはデザイン会社としてのバックグラウンドを活かし、業務担当者・経理部門・管理職それぞれの使い勝手を考慮したシステム設計が得意です。また、スクラッチ開発を得意としながらも、予算規模に応じてパッケージ活用も提案できる柔軟性を持っています。そのため、中堅規模の企業でも費用対効果の高い開発が実現できます。
- 業務整理:紙・Excelによる業務フローの見直し
- 対象規模:中堅〜中小企業向けの経験
得意領域・実績
LIGは、EC・メディア・製造業・サービス業など多様な業界でのWebシステム・業務システム開発実績を積み重ねています。DX支援では、現状の業務を整理して課題を洗い出すところから始め、システム化の要否を含めて提案できる点が特徴です。
経費精算システムの開発では、まず紙・Excelベースの業務フローを整理します。システム化で効率化できる箇所を明確にしてから、開発に着手します。この「業務改革ファースト」のスタンスが、導入後の定着率の高さにつながっています。
- 業務設計:経費精算の要件整理力
- 開発範囲:中堅〜中小企業向けの体制
SCSK株式会社|基幹系システムと大規模開発の信頼性
SCSK株式会社は、住友商事グループに属する大手システムインテグレーターで、基幹系システムの構築・運用・保守において国内トップクラスの実績を誇ります。製造・流通・金融・保険など幅広い業界のシステム開発を手がけており、経費精算を含む財務・会計系システムの構築でも豊富な経験を持っています。
大規模プロジェクトのマネジメント体制が充実しており、長期にわたるシステム運用・保守を安心して任せられる企業として高い評価を受けています。
特徴と強み
SCSKの強みは、長年にわたって積み上げてきた基幹系システムの開発・運用ノウハウと、厳格な品質管理体制にあります。経費精算システムをERPと連携させる大規模案件では、SAPやOracleなどへの深い知見が必要です。SCSKはこれらの実装経験を豊富に持っています。
また、セキュリティ要件が厳しい大企業・金融機関向けの実績が多く、情報セキュリティ管理体制(ISO 27001等)への準拠実績も豊富です。ハードウェアから運用保守まで一社でカバーできる総合力は、複数ベンダーの調整コストを減らしたい企業にとって魅力になります。
- ERP連携:SAPやOracleとの統合経験
- 安定運用:大規模案件の長期支援体制
得意領域・実績
SCSKは、製造業・流通業・金融業など多くの大手企業の基幹系システム構築を担ってきました。経費精算システムでは、ERP(SAP S/4HANAやOracle ERPなど)と一体化した構築実績があり、会計・財務管理システムの一環として対応しています。
グループ会社を含む多拠点・複数法人の大企業向け統合システムに強みがあり、連結経費管理や内部統制対応が必要なケースで力を発揮します。システムの安定稼働や長期保守を最優先に考える企業に適したパートナーです。
- 対象業界:製造・流通・金融の大手実績
- 長期運用:ERP連携と保守体制
経費精算システム開発パートナー選びのポイント

6社の特徴を把握したうえで依頼先を決めるには、評価の観点を持っておくことが欠かせません。依頼先を比べる際は、実績、技術力、プロジェクト管理体制の順に確認します。
- 実績の近さ:業種・規模・課題が自社に近い事例
- 導入後:運用状況と改善効果の聞き取り
実績と経験の確認方法
開発会社の実績は、「経費精算システムの開発経験があるか」「同規模・同業種への導入事例があるか」の2点で確認します。Webサイトに掲載されているケーススタディや導入事例は、自社の状況に近いものがあるかを見比べる良い材料になります。
また、商談では具体的なプロジェクト規模(従業員数・処理件数・開発期間・費用感)を聞き、自社と近い案件の経験を持つかどうか確かめましょう。実際の導入企業を参照先(リファレンス)として紹介してもらえるかも、信頼できる会社かを見極める指標になります。
- 法令対応:電子帳簿保存法などの実績
- 連携技術:会計・ERPとのAPI連携力
技術力と専門性の評価
技術力の評価では、開発言語・フレームワーク・インフラ構成が、自社の既存システムと親和性が高いかを見ます。電子帳簿保存法・インボイス制度・消費税法への対応実績は、欠かせない専門性です。法令対応の設計を誤ると、後から多大な改修コストが発生するおそれがあります。
加えて、セキュリティ設計の水準(データ暗号化・アクセス権限管理・監査ログ取得など)も確認すべきポイントです。提案書に技術的な根拠が明示されているか、不明点を質問した際に納得できる回答が得られるかも、技術力を判断する材料になります。
- 法令適合:電子帳簿保存法・インボイス制度への対応
- 連携方式:既存会計・ERPとのAPI連携力
- 安全性:暗号化・権限管理・監査ログの仕組み
プロジェクト管理体制の確認
経費精算システムは、要件定義から本番リリースまで数ヶ月〜1年以上かかることもあります。長期プロジェクトの成功には、開発会社の管理体制が重要です。そのため、担当PMの経験・スキル、進捗報告の頻度と方法、課題発生時のエスカレーション体制などを事前に確認しておきましょう。
アジャイル開発を採用する場合はスプリントレビューの進め方を、ウォーターフォール開発の場合はマイルストーン管理の方法を確認します。また、導入後の運用保守体制(問い合わせ窓口・SLA・バージョンアップ対応方針)も、長期的なパートナーシップを築くうえで欠かせない確認事項です。
- 進捗管理:PMの経験と報告方法
- 開発方式:スプリントやマイルストーンの管理
- 保守窓口:問い合わせ・SLA・更新方針
まとめ
経費精算システムの開発を依頼できる、おすすめの開発会社・ベンダー6社を、特徴と実績ごとに紹介しました。
株式会社riplaは、コンサルから開発・定着支援まで一気通貫で対応します。TIS株式会社は20年以上の専門知識と「Spendia」が強みで、株式会社NTTデータはSAP Concurの大規模導入に実績があります。
KDDIアイレット株式会社は、クラウドネイティブなアジャイル開発が得意です。株式会社LIGはUI設計とDXコンサルティングを組み合わせます。SCSK株式会社は、基幹系統合システムを長期安定運用したい大企業に適しています。
経費精算システムは、要件や自社規模、予算によって最適なパートナーが異なります。そのため、まず複数社にヒアリングし、提案内容と費用感を比較しましょう。
riplaでは、初期相談から要件整理、ベンダー選定の支援まで無料で対応しています。ぜひお気軽にご相談ください。
▼全体ガイドの記事
・経費精算システム開発の完全ガイド
▼RFP作成前に読みたい無料ホワイトペーパー
・業務システム開発の完全ガイドブック
・スクラッチシステム開発の完全ガイドブック
・【2026年最新版】AI駆動開発の完全ガイドブック
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
