施設入場管理システムの開発会社は、認証方式、施設の規模、既存設備との連携範囲を比べて選ぶと、現場に合う運用につながります。
ここでは、株式会社riplaと実在する5社の計6社を、得意領域、発注前の確認事項、選定の判断軸から見ていきます。
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施設入場管理システムのパートナー選びが重要な理由

施設入場管理は、本人確認や履歴保存、ゲート開閉などが一体で動く仕組みです。受付通知や予約照合、緊急時の在場者把握も関わるため、機器を先に決めると、導線や既存設備に合わず、追加工事や運用変更が生じることがあります。
入場管理と入退室管理の違い
施設入場管理と入退室管理は、対象と管理範囲が違います。
- 入退室管理:オフィスや研究室などの扉で、誰がいつ通ったかを管理する仕組みです。
- 施設入場管理:展示会場、工場、物流拠点、病院、学校、スタジアムなどの入口で、資格を判定します。
- 管理対象:人、車両、同伴者、業者のほか、施設内の在場者把握まで含みます。
たとえば工場では、社員証に加えて、納入業者の予約、車番、同乗者、避難時の点呼も対象になります。
開発会社を比べるときは、顔認証に対応しているかだけでなく、ピーク時の処理能力や認証失敗時の代替導線も見ておきたいところです。また、通信断時の判定や退場漏れ、ゲート・電気錠の現地保守も確かめる必要があります。
発注前に確認すべき条件
発注前には、現場担当者と一緒に、対象や業務の流れ、連携先を洗い出しておきます。
- 管理対象:人に加えて、車両、自転車、同伴者まで含めるかの線引き。
- 業務の流れ:受付、認証、ゲート通過、退場、履歴確認、緊急時対応を順に書き出した一覧。
- 連携先:予約、チケット、会員、勤怠、監視カメラ、電気錠、自動ドアのうち、連携させるもの。
連携先ごとに、どの情報を受け渡すかを決めておくと、要件を伝えやすくなります。
個人情報は、保存場所と閲覧者、削除時期を決めておく必要があります。顔認証を使う場合は、顔画像や顔特徴データの利用目的も整理しておきます。そのうえで、問い合わせ先や掲示方法も提案に含めておくと、導入後の説明不足を防げます。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援
riplaはコンサルティングから開発まで支援し、社内DXの経験を業務成果やシステム定着に活かします。
営業や顧客、生産などの基幹システムで構築・導入の実績があり、販売管理も含め、業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制です。
特徴と強み
業務が認証機器だけで完結しない場合も、riplaは現場へのヒアリングから要件を整理します。
- 通過条件:誰をどの入口から、どの条件で通すかを整理します。
- システム範囲:管理画面、通知、履歴、既存システム連携までを検討の対象にします。
- 認証方式:QRコード、ICカード、RFID、顔認証を業務目線で比べます。
承認ルールや権限は、利用者区分や予約情報に沿って設計できます。入場期限や同伴条件、在場者一覧に沿った設計も可能です。そのため、現場に定着する仕組みを望み、業務を標準機能に合わせたくない企業に向いています。
得意領域・実績
基幹システム構築で培った業務理解を、施設入場管理の周辺業務にも活かせます。
- 予約と顧客情報:入場予約を顧客情報と結び付けます。
- 担当部署への通知:来訪履歴を関係部署へ知らせます。
- 勤怠・作業実績:退場情報との連携も検討の対象になります。
認証製品をそのまま入れるより、自社独自の運用や複数システムとの連携を含めて相談したい場合に、候補になります。
要件定義、開発、導入、運用改善のうち、どこまでを支援するかは、初回の相談時に確かめておくとよいです。
NEC|大規模な顔認証と既存入退管理の連携
NECは顔認証の入退場管理「顔入退サービス」を提供しており、入退場管理システム連携モデルと簡易設置モデルがあります。簡易設置モデルでは、NECの顔認証エッジデバイスを使い、利用シーンに応じた構成を提案しています。
特徴と強み
NECは、施設のセキュリティ方針に沿って認証方法を設計できる点が特徴です。
- ウォークスルー型:ゲート前で立ち止まる時間を抑える構成を検討できます。
- 既存設備の活用:入退管理システムやICカードと組み合わせられます。
参考価格は、連携なしの受付タブレットモデルで顔入退タッチポイント2台の場合、初期費用300万円から、月額32万円からです。一方、20か所のタッチポイントと既存システム連携を含むモデルは、初期費用1,500万円から、月額41万円からです(出典:NEC「顔入退サービス」、2026年閲覧)。
ただし、価格は施設環境や要件、保守条件によって変わるため、ここに挙げた金額は参考値として扱います。
得意領域・実績
NECは、利用者が多い施設や、混雑緩和と本人確認を重視する案件で候補になります。
- 施設規模:大規模オフィス、工場、学校、イベント会場、重要施設に向いています。
- 導入目的:混雑緩和、入場履歴、本人確認の精度を重視する案件に適しています。
- 小規模利用:1拠点で簡易なQR受付を行う場合、機能や費用が過剰になる可能性があります。
相談の際は、既存ゲートとの接続方式、データ連携項目、機器更新の範囲を確かめておきます。認証速度や登録人数、端末数、現地保守も、あらかじめ明確にしておきます。
パナソニック コネクト株式会社|大規模施設とイベントに対応する顔認証
同社は、顔認証入退セキュリティ「KPAS」と、顔認証クラウド「KPASクラウド」を展開しています。オフィスの入退室や工場の現場管理、会場のチケット確認にも、活用を相談できます。
特徴と強み
KPASは、顔認証とICカードの二要素認証に対応しており、重要室などの厳格な入室管理にも使えます。
- 大規模運用:登録人数30万人、認証機器5,000台まで対応可能です(出典:パナソニック コネクト「顔認証入退セキュリティシステム KPAS」、2026年閲覧)。
- 複数拠点:拠点やテナントごとに管理者を分け、利用者情報と権限を整理できます。
- クラウド連携:チケッティング、勤怠・点呼、APIによるサービス組み込みを案内しています。
会場のチェックインや利用状況の分析までつなぐ場合は、クラウド連携の範囲を確かめておきます。
得意領域・実績
大規模施設やイベントで、本人確認と来場者体験の両方を重視する場合に候補になります。
- 施設:大規模オフィス、企業キャンパス、工場、スタジアム、展示会、音楽ライブに向いています。
- 導入事例:東京ドームの顔認証による手ぶら入場や、工事関係者の入退管理を紹介しています。
顔データを使う場合は、事前に登録方法と同意・説明の進め方を決めておく必要があります。保存期間や、認証失敗時の本人確認の方法も含めます。
短期イベントでは、通信障害や端末交換への対応に加えて、顔登録窓口とチケット情報の不一致への備えも含む現地体制を確かめておきます。
セーフィー株式会社|クラウドで拠点と扉を一元管理
Safie Entranceは、セーフィーのクラウド型顔認証入退室管理システムです。ブラウザから利用者の権限やログを管理でき、複数拠点や扉を一元的に運用したい場合に向いています。
特徴と強み
顔認証とゲスト用QRコードに対応しており、利用者ごとの権限はクラウドで設定できます。
- 利用者管理:社員、アルバイト、来訪者などの権限を設定できます。
- 外部連携:Webhookや勤怠システムとの連携に対応しています。
- 運用機能:緊急時の解錠や履歴のCSV出力を利用できます。
顔認証端末は1台140,800円、1扉用ドアコントローラは70,180円、専用ルータは58,630円です。工事費は別途扱いで、顔登録50名までの月額利用料は9,900円です。2ドアの端末価格例は480,590円で、月額も9,900円です(出典:セーフィー「Safie Entrance」、2026年閲覧)。公開価格は、小規模導入の予算感をつかむ材料になります。
得意領域・実績
Safie Entranceは、利用者や扉をクラウドで管理したい企業の候補になります。
- 主な施設:オフィス、店舗、複数拠点の事業所、サーバー室に向いています。
- 認証運用:物理キーやICカードの紛失・貸し借りを減らし、顔認証とQRコードを使い分けられます。
カメラ映像や既存のセキュリティ運用と合わせて検討できる点も特徴です。
工場の広い敷地で車両を自動検知する場合や、イベントで短時間に数万人を処理する場合は、端末台数、ネットワーク、ゲート制御を個別に確かめます。見積もりでは、公開料金に機器保証や現地対応が含まれるかも見ておきます。
株式会社ロココ|顔認証とカスタマイズで入退場の運用に対応
株式会社ロココは、顔認証入退場管理「AUTH thru」と、顔認証と電気錠を組み合わせる「AUTH thru KEY」を提供します。
利用シーンや登録数、顔情報の登録方法を要件定義したうえで、必要に応じてカスタマイズとテストを行います。
特徴と強み
AUTH thruは、顔情報で本人確認を行い、入場時の手間やカードの紛失への対応を減らすサービスです。
- 運用への適合:利用者登録や入場条件を施設の運用に合わせて整理できます。
- 標準機能との違い:標準サービスの項目や導線が合わない場合にも検討できます。
- 接続確認:電気錠、受付端末、管理画面との接続範囲を確かめます。
- 代替手段:顔登録できない人や、マスク・帽子で認証しにくい人の受付方法を決めます。
端末が止まった場合に現場がどう動くかも、利用開始前に決めておくことが重要です。
得意領域・実績
利用者の入れ替わりや入場条件を細かく管理したい案件で、候補になります。
- 施設:オフィス、イベント、展示会、会員制施設などに向いています。
- 効果測定:待ち時間、受付作業量、カード発行数、認証エラー数を指標にできます。
- 導入手順:利用シーンを確認し、テスト後に本導入する流れが示されています。
短期イベントでは、本番前の顔登録期間や問い合わせ窓口、会場の有人サポートを確かめておきます。データの利用期間と削除時期も、通常のオフィス導入より細かく見積もる必要があります。
NES株式会社|RFID・QR・車番認証で工場や物流拠点に対応

NES株式会社は、RFIDタグやQRコード、車番認証、近接カード認証などを使った管理システムと、その導入事例を公開しています。さらに、人だけでなくトラックや構内車両、同乗者、予約情報も管理したい工場や物流拠点の相談先です。
特徴と強み
NESは、入口や利用者に応じて認証方式を選べる点が特徴です。
- 選べる方式:RFID、QRコード、社員証、車番認証を使い分けます。
- 利用者別の例:従業員はRFID、予約車両は車番、初回訪問業者はQRコードです。
利用者別の構成にすると、守衛の確認作業や入場時の待ち時間を抑えやすくなります。
公式事例では、2026年3月に大手重工メーカーがRFIDと車番認証を組み合わせ、渋滞ゼロと高セキュリティを目指した入退場管理を紹介しています(出典:NES「RFID導入事例」、2026年)。さらに、トラック予約システムとゲートの連携事例もあり、搬入予約から構内入場までをつなげる検討材料になります。
得意領域・実績
人と車両が同じ入口を使う工場や物流拠点では、現地条件を含めてNESと比べられます。
- 対象施設:工場、物流センター、研究施設、大規模敷地に向いています。
- 管理範囲:車両待機、業者受付、在場者、同乗者、荷下ろし場所まで検討できます。
屋外の電波や車両速度、タグ位置、雨天時の読み取りなど、現地条件が結果を左右します。そのため、見積もり前に現地調査を依頼し、読み取りに失敗した場合の有人確認も決めておきます。
既存ゲートや予約システムとの連携費用、保守時間帯、障害時の駆け付け条件は、分けて確かめます。
施設入場管理システムの開発会社を選ぶポイント

6社は、顔認証やクラウド運用、車両・RFID、業務要件に応じた開発などで得意領域が異なります。自社の課題と各社の強みを重ね、価格以外の違いも比べます。
実績と経験の確認方法
自社に近い施設の導入実績は、規模や認証方式、設備、運用体制まで確かめます。
- 施設条件:入口数、ピーク時の人数、設備、運用人数を確認します。
- 案件の種類:工場の車両ゲート、オフィスの扉、イベントの短期入場を区別して考えます。
- 障害対応:認証失敗、通信障害、退場漏れ、機器故障の対応事例を聞きます。
成功事例の効果に加えて、想定外の事象からどう復旧したかを見ると、導入後の運用力を見極められます。
技術力と専門性の評価軸
認証機器だけでなく、資格判定や権限まで評価します。さらに、ログやAPI、ゲート制御、オフライン時の動作も見ます。
- QRコード:一時来訪者が使いやすい方式です。
- ICカード:継続利用で運用が安定しやすい方式です。
- RFID:人や車両のノンストップ通過に向いています。
- 顔認証:手ぶら入場やなりすまし抑止に強みがあります。
顔認証には登録や説明、代替手段の設計が必要なため、認証方式は施設の利用者や導線に合わせて選びます。
顔認識機能付きカメラを使う場合は、利用目的や運用主体、問い合わせ先、詳しい説明の掲示方法を確かめます。個人情報の扱いは、個人情報保護委員会のガイドラインに沿う必要があります(出典:個人情報保護委員会「個人情報保護法ガイドラインQ&A」、2025年更新)。
保存期間やアクセス権、暗号化、監査ログ、委託先管理、削除手順は、提案書に明記してもらいます。
プロジェクト管理体制の確認項目
体制と見積もりの範囲を事前に分けて確かめておくと、導入時の役割と費用をつかみやすくなります。
- 責任者:要件定義、機器調整、現地工事、テスト、教育の担当を決めます。
- 障害窓口:問い合わせ先と、一次受付・切り分けの担当を明確にします。
- 見積もり:現地調査、機器、配線・電源工事、ソフトウェア、API連携、データ移行を分けます。
- 稼働準備:負荷試験、リハーサル、教育、保守、当日の立ち会いを確認します。
イベントや工場では、時間外対応や通信断時の手動運用、予備端末の費用が後から加わらないよう注意します。
施設入場管理システムに関するよくある質問
費用や認証方式に加えて、導入後の運用と個人情報の扱いも確かめておく必要があります。
施設入場管理ではどの認証方式を選べばよいですか?
一時来訪者にはQRコード、継続して利用する従業員や会員にはICカードが候補になります。人や車両をノンストップで検知する場合はRFID、手ぶら入場や本人確認には顔認証が向いています。
利用者区分が複数ある場合は、社員や業者、来場者で認証方式を分ける設計もできます。
施設入場管理システムの費用相場はいくらですか?
費用は方式や連携範囲によって幅があるため、公開価格の例と総額の両方を比べることが大切です。
- クラウド型の例:端末は数十万円程度、月額は数千円から数万円の例があります。
- 顔認証と複数連携:初期費用が数百万円から1,500万円以上の参考例もあります。
- 比較する費用:機器、工事、開発、連携、保守、現地スタッフを含めます。
高額な例は、複数入口の顔認証に加えて、既存ゲートや予約、勤怠、監視システムとの連携を含んでいます。月額や機器本体だけでなく、5年間など利用予定期間の総額も確かめてください。
顔認証を使う場合、個人情報で注意することは何ですか?
顔画像や顔特徴データの利用目的を定めたうえで、本人への通知や公表、分かりやすい掲示を行います。
- 通知・掲示:利用目的を知らせ、入口などに掲示して問い合わせ先を示します。
- データ管理:登録、照合、保存、削除の担当者と保有期間を定めます。
- 安全管理:暗号化、管理者権限、アクセスログ、委託先を確認します。
- 代替・復旧:認証失敗時の手段、データ返却・削除、障害時の復旧方法を決めます。
QRコードやICカードを併用すると、利用者への説明と現場運用の選択肢を増やせます。
まとめ
開発会社は、施設の規模や入場者、認証方式、既存設備、保守体制を基準に比べます。riplaは、要件整理から開発・導入まで相談できます。
NECとパナソニック コネクトは、大規模な顔認証や複数拠点に強みがあります。セーフィーはクラウドでの一元管理、ロココは顔認証のカスタマイズ、NESはRFID・QR・車番認証を使う工場や物流拠点が得意です。
自社に合う会社を見つけるための考え方
まず、入場管理の対象を人、車両、同伴者のどこまでにするかを決めます。そのうえで、入口ごとの業務の流れを整理します。
候補となる会社には、ピーク時の人数や通信断・認証失敗時の運用、既存連携、データ保存条件を同じ質問で確かめます。知名度だけでなく、現場の理解や導入後の支援体制も判断材料になります。
相見積もりで最初に伝えるべき情報
相見積もりでは、施設の構成や利用者、既存設備、導入目的を、候補となる各社へ同じように伝えます。
- 施設情報:平面図、入口・扉・ゲート数、1時間あたりの最大通過人数、車両の有無を用意します。
- 利用情報:利用者区分、予約・勤怠・電気錠・監視カメラ、希望時期を伝えます。
- 導入目的:受付無人化、災害時の在場者確認、守衛業務の効率化などを明確にします。
情報がそろっていると、機器や開発、工事、保守の費用を分けた提案を受けやすくなります。
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会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
