ファイル共有システム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

ファイル共有システムの開発会社は、製品の機能数ではなく、社内外の共有ルール、既存ファイルサーバーからの移行、認証・権限、導入後の運用まで設計できる会社を選ぶことが成功の近道です。

ファイル共有システムは、メール添付や部門ごとのNASを置き換えるだけの仕組みではありません。誰が、どのファイルを、誰に、いつまで見せるのかを統制し、検索、版管理、承認、監査、外部連携まで支える業務基盤です。本記事では、株式会社riplaを最初に、実在する5社を含む計6社を用途別に比較します。料金の見方、標準クラウドと個別開発の分け方、移行時の注意点、発注前に確認したい質問まで整理します。

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・ファイル共有システム開発の完全ガイド

ファイル共有システムのパートナー選びが重要な理由

ファイル共有システムのパートナー選びを検討する担当者

ファイル共有システムの導入は、アカウントを発行してファイルをアップロードすれば終わるものではありません。既存フォルダの整理、部署・役職・社外ユーザーごとの権限設計、保存期間、共有リンクの期限、退職者の無効化、バックアップと復旧まで決めて初めて安全に使える状態になります。したがって、ライセンスを販売する会社と、業務に合わせて導入・移行・運用を設計する会社を分けて考える必要があります。

導入の成否は製品よりも業務と権限の設計で決まります

同じクラウドストレージでも、社内資料を中心に使う会社と、取引先へ設計図や動画を頻繁に渡す会社では必要な構成が違います。前者は既存のMicrosoft 365やGoogle Workspaceで足りる場合がありますが、後者は外部ユーザー管理、アップロード専用リンク、ダウンロード制限、監査ログ、容量と転送量の確認が欠かせません。製造業や建設業ではCADや図面の大容量ファイル、士業や医療では個人情報と保存年限、公共分野ではデータ所在地や監査の要件が選定を左右します。

特に注意したいのが、既存フォルダの権限をそのまま移せばよいという考え方です。部署再編や退職者のアカウント、例外的に付与された個人権限が残っていると、移行後も過剰アクセスを引き継ぎます。現行フォルダを棚卸しし、機密度と利用者を見直してから新しいグループ構成へ置き換える会社ほど、導入後の事故と管理負担を減らしやすくなります。

発注前に製品・支援会社・運用窓口の責任範囲を分けます

見積もりを取るときは、ライセンス契約先、初期設定を行う会社、データ移行の責任者、障害時の問い合わせ先が同じかを確認してください。販売会社が製品を提供し、別のSIerが認証連携と移行を担う構成もあります。構成自体は問題ありませんが、障害時に「製品側へ確認してください」「連携側へ確認してください」と切り分けが長引かないよう、窓口とSLAを契約書に記載することが大切です。

また、初期費用だけではなく、5年間の総額で比較します。ユーザー数、外部ゲスト、容量、API、SSO、バックアップ、移行、教育、監視、ヘルプデスク、解約時のデータ出力がどの費目に含まれるかを並べると、月額が安い候補に追加費用が集中していることもあります。最初から全機能を作り込まず、MUSTの共有と権限から始め、利用状況を見て承認や基幹連携を追加する進め方も有効です。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaのシステム開発支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

特徴と強み

ファイル共有システムを導入するときは、保存先を作る前に、社内のどの業務でファイルが生まれ、誰が確認し、どの時点で社外へ渡し、いつ廃棄するかを整理する必要があります。riplaは、業務上の課題や目指す成果を整理するコンサルティングから入り、標準クラウドの活用、追加開発、既存システムとの連携、運用設計までを一つの相談先にまとめやすい点が強みです。

例えば、顧客管理や販売管理に登録された取引先情報とファイル共有の権限を連携し、取引終了時に共有を停止する仕組みを検討できます。APIが使えない既存システムでも、CSV連携や段階移行などの現実的な方法を選び、予算と納期に合わせてMVPから始める構成を相談できます。要件定義では、MUSTとWANTを分けて優先順位を明確にすることが大切です。

得意領域・実績

営業・顧客・生産・販売管理などの基幹システムを扱ってきた経験を、ファイル共有の周辺連携や社内DXにも活かしやすい会社です。特定製品の導入だけを目的にせず、現在の業務フローを見直しながら、ファイルを探す時間の削減、誤共有の防止、承認の停滞解消など、業務成果からシステムの範囲を決めたい企業に向いています。

相談時は、利用者数、部署数、社外共有先、保存容量、ファイル種別、既存のMicrosoft 365やGoogle Workspaceの契約状況、移行対象のフォルダ構成を共有してください。ファイル共有専用の製品導入が適切か、既存の業務システムを拡張するか、専用画面を開発するかを比較しやすくなります。個別の費用と期間は要件によって変わるため、現状調査と要件定義を含めて見積もりを依頼してください。

株式会社NTTデータ|業務プロセスと文書管理を一体化

NTTデータの文書管理ソリューション

株式会社NTTデータは、基幹業務やワークフローと結び付いた文書管理を検討したい企業の候補です。公式のintra-mart文書管理ソリューションでは、Office文書のフォルダ格納だけでなく、文書の確認、編集、承認、通知、保管、廃棄までを業務プロセス内で実行できる構成が案内されています。

特徴と強み

単純なファイル置き場ではなく、申請書や契約書を登録した後に、担当者の確認、上長の承認、通知、保管期限の管理まで続けたい場合に適しています。業務プロセスと権限を一緒に設計できるため、共有フォルダの中で承認待ちの文書が埋もれる問題や、承認済みの最新版が分からなくなる問題を整理しやすくなります。

NTTデータの公式情報では、intra-martとのワークフロー連携や、細かなセキュリティ要件、文書の一元管理が特徴として示されています(出典:NTTデータ「intra-mart 文書管理ソリューション」、2026年確認)。電子帳簿保存法などの制度要件を扱う場合も、対象文書、保存期間、検索要件、改ざん防止の責任分界を確認することが重要です。

得意領域・実績

大企業や公共分野など、ファイル共有を基幹業務・内部統制・決裁と結び付けたいケースで検討しやすい会社です。すでにintra-martや周辺の業務基盤を利用している場合は、認証、組織情報、ワークフロー、監査ログを統合できる可能性があります。新規導入では、文書管理だけでなく、どの業務プロセスを電子化するかを先に決めてください。

見積もりでは、標準機能と個別開発の境界、既存基幹システムとの連携方式、利用者・文書量、移行対象、テスト環境、稼働後の保守を分けて確認します。大規模案件ほど、全社一斉に作り込むより、代表部門で承認・検索・廃棄まで検証し、段階的に展開する計画が安全です。

SCSK株式会社|Dropbox導入とファイルサーバー移行を支援

SCSKのDropbox導入支援とデータ移行

SCSK株式会社は、Dropboxを中心に、導入前の設計からファイルサーバー・NASの移行、認証連携、教育、運用支援まで依頼したい企業に向く候補です。公式サイトでは、2017年からDropboxサービスパートナープログラムに参画し、70社以上の導入実績を掲げています。製品を契約するだけでなく、既存環境をクラウドへ移す計画を相談できる点が特徴です。

特徴と強み

SCSKの導入支援には、テナント初期設定、共有フォルダの設計、データ移行、Active Directoryとの同期、SAMLを用いたシングルサインオン、APIツール開発、管理者・利用者向けのトレーニングなどが含まれます。公式情報では、移行前に大半のデータをバックグラウンドで移し、切り替え時に差分を同期する方法も案内されています(出典:SCSK「Dropbox 導入支援サービス」、2026年確認)。

移行中も業務を止めにくい方式を選べることは、ファイルサーバーを使い続けている企業にとって大きな利点です。ただし、フォルダ名、アクセス権、ファイルの所有者、長期保存データ、不要データを整理せずに移すと、クラウド側でも使いにくさが残ります。移行前の棚卸しと、移行後の権限レビューを支援範囲に含めてください。

得意領域・実績

オンプレミスのファイルサーバーをなくし、場所や端末を問わずファイルへアクセスしたい企業に適しています。複数拠点の共有フォルダを統合したい場合、部署変更に合わせて権限を自動化したい場合、既存のID基盤や業務データと連携したい場合にも相談しやすい会社です。

Dropboxを選ぶ場合でも、プランによって外部共有、監査、保持、復元、容量、APIの条件が変わります。SCSKへ依頼するときは、利用者数ではなく、社外ユーザー数、共有リンク数、移行データ量、外部連携、必要なログ保存期間を伝えてください。ライセンス費と支援費を分けた見積もりにすると、導入後の追加費用を比較しやすくなります。

日本電気株式会社(NEC)|企業間・部門間の厳格な情報共有

NECの企業間・部門間情報共有プラットフォーム

日本電気株式会社(NEC)は、企業や部門をまたいで設計情報、技術資料、申請書などを安全に共有したい組織の候補です。NECのPROCENTER/Cは、文書管理と情報共有の両方を担う企業間・部門間情報共有プラットフォームとして案内されています。社内だけでなく、取引先、委託先、海外拠点などとのやり取りを統制したい場合に検討しやすくなります。

特徴と強み

NECの公式事例では、社内と国内外のOEM・ODM委託先との技術情報共有にPROCENTER/Cを活用し、成果物の所在が分からない課題や、海外など回線が弱い地域での転送課題を解決した例が紹介されています。大容量ファイルの分割転送や、社外へ渡す情報の管理を重視する製造業・技術部門と相性を確認しやすいサービスです。

企業間共有では、相手企業のユーザーをどの単位で管理するかが重要です。取引先ごとの領域、プロジェクトごとの閲覧権限、共有期限、ダウンロード可否、操作ログの保存、契約終了時のアカウント停止を要件に入れてください。単なる共有リンクより、取引関係と文書のライフサイクルを合わせて設計できるかを確認します。

得意領域・実績

製造業の設計・品質部門、建設や保守の図面共有、グループ会社間の技術文書管理など、社外関係者を含む厳格な情報共有に向いています。国内外の拠点や協力会社をまたぐ場合は、相手側のIT環境や通信品質も含めたPoCを行い、検索、プレビュー、アップロード、差し替え、履歴確認を実データで試してください。

NECの製品を導入する場合は、クラウドサービスの範囲、個別設定、既存認証との連携、移行作業、運用監視を分けて見積もります。国内保存や監査が必要な場合は、保管場所、バックアップの場所、障害時の復旧目標、解約時のデータ返却形式も契約前に確認することが大切です。

NTTドコモビジネス株式会社|Boxとネットワークを一体で導入

NTTドコモビジネスのBox over VPN

NTTドコモビジネス株式会社は、Boxの導入に加えて、回線、VPN、認証、法人向けの運用をまとめて相談したい企業に向く候補です。Box over VPNでは、コンテンツをBoxに集約し、社内や取引先とのファイル共有を支援する構成が案内されています。クラウドストレージだけでなく、ネットワークからアクセスを考えたい場合に比較しやすい会社です。

特徴と強み

NTTドコモビジネスの料金表では、Box over VPNのBusinessがインターネット型で月額1,800円、Business Plusが3,000円、Enterpriseが4,200円の1IDあたり税別料金として案内されています。初期費用は0円とされていますが、VPN型の料金、契約年数、ID数、外部ユーザーの扱いによって条件は変わります(出典:NTTドコモビジネス「Box プラン/料金」、2026年確認)。

料金の比較では、ライセンス単価だけで判断しないことが大切です。Boxの公式ページでも、プランによって外部コラボレーター、1ファイルのアップロード上限、API、管理機能などが異なります。取引先が多い会社は外部ユーザー課金、大容量データを扱う会社はアップロード上限と転送量、監査が必要な会社はログと保持機能を確認してください。

得意領域・実績

社内ネットワークや拠点間接続も見直したい企業、クラウド利用時の認証やアクセス経路を一体で管理したい企業、取引先との共有を標準化したい企業に適しています。Boxを既に利用している場合も、ユーザー管理、共有リンク、SSO、MFA、ログ監視、バックアップの運用を再設計する相談先になります。

問い合わせ時は、拠点数、利用者数、社外ユーザー数、主なファイルサイズ、利用中の回線・VPN、既存のID基盤、必要なデータ所在地を伝えてください。Boxの契約だけで解決するのか、ネットワークと認証の改善が必要なのかを切り分け、初期費用、月額費用、移行・設計費用を分けて比較することが重要です。

株式会社SI&C|DirectCloudの導入と定着を伴走

株式会社SI&CのDirectCloud導入支援

株式会社SI&Cは、DirectCloudを中心に、クラウドストレージの比較、ファイルサーバーのリプレース、導入教育、導入後のサポートまで相談したい企業の候補です。DirectCloudはユーザー数無制限の法人向けクラウドストレージとして案内され、国内データセンターを利用する点も特徴として示されています。

特徴と強み

SI&Cの公式ページでは、DirectCloudについて、ユーザー数無制限、国内データセンター、社内外との安全なデータ交換、コメント機能などが案内されています。また、100社を超えるクラウドストレージ導入支援実績を掲げ、導入コンサルティングからファイルサーバーのリプレース、教育、導入後サポートまで提供しています(出典:SI&C「クラウドストレージ DirectCloud」、2026年確認)。

ユーザー数が多い会社では、ID課金型のサービスと容量課金型のサービスで総額の出方が変わります。部署や拠点をまたいで全員が閲覧する可能性がある場合は、全社利用を前提にした料金体系が管理を簡単にすることがあります。一方、管理者向け機能、SSO、監査、バックアップ、共有リンクの制御はプランごとに確認してください。

得意領域・実績

中堅・中小企業で、ファイルサーバーの老朽化や容量不足を解消し、利用者教育まで含めて着実に移行したい場合に向いています。SI&Cの公式ページでは、導入事例として、場所を問わないアクセスにより年間800万円以上のコスト削減につながった例も紹介されています。ただし、これは個別事例の結果であり、自社で同じ削減額になるとは限らないため、現状の保守費・回線費・管理工数を基準に試算してください。

問い合わせでは、現在のNASやファイルサーバーの容量、利用者数、フォルダ階層、権限の複雑さ、外部共有の頻度、削除・復元の要件を伝えます。移行前の不要データ整理、移行ツールの利用、旧環境の読み取り専用期間、現場向けの操作説明までを見積もりに含めると、導入後の定着を評価しやすくなります。

ファイルフォース株式会社|国内運用と大容量ファイルに対応

ファイルフォースのFileforceによる大容量ファイル共有

ファイルフォース株式会社は、国内で開発・運用するFileforceを提供し、ファイルサーバーの代替、大容量データ、社外共有、ユーザー数無制限の運用を重視する企業の候補です。Windowsのファイルサーバーに近い操作性を求めながら、クラウドの検索性や拠点・社外からのアクセスを取り入れたい場合に比較しやすくなります。

特徴と強み

Fileforceの公式導入事例には、第一貨物の約1,500ID規模の全社共有基盤、メリーチョコレートの25TBのデータ移行、ブックオフコーポレーションの約15TBの運用などが掲載されています。製造、小売、サービス、公共などの事例を確認できるため、自社と近いファイル量や拠点数の事例を選び、移行期間や検索性能、運用体制を具体的に質問しやすい点が特徴です。

また、Fileforceのサービス資料では、Microsoft Entra IDとの連携、SCIM連携、データ移行ツールなどが案内されています。人事異動に伴うアカウント管理や、大容量データを業務に影響させず移行する方法を検討する際は、既存のActive DirectoryやIDaaSとどこまで連携できるかを確認してください。

得意領域・実績

建設図面、CAD、動画、画像などを大量に扱う企業、国内データの保管と国内サポートを重視する企業、ファイルサーバーの操作感を大きく変えずにクラウド化したい企業に向いています。ファイルフォースの導入事例では、約15TBのデータを運用し、旧ファイルサーバーと比較して利便性が向上した事例も紹介されています(出典:Fileforce「ブックオフコーポレーション株式会社 導入事例」、2026年確認)。

大容量環境では、単純なアップロード速度だけでなく、全文検索、プレビュー、版管理、復元、同時アクセス、バックアップ、障害時の復旧を検証します。無料トライアルやデモを利用できる場合は、実際のCADや動画を匿名化して持ち込み、現場が求める操作時間と、管理者が確認できるログの範囲を確認してください。

ファイル共有システムのパートナー選びのポイント

ファイル共有システムの発注先を比較する担当者

6社の特徴は異なるため、知名度や月額料金だけで順位を付けることはできません。自社のデータ、利用者、外部共有、認証、移行、運用を基準に、同じ質問を各社へ投げて比較してください。特に個別開発を含む場合は、製品のデモだけでなく、現状業務をどのように変える提案かを評価します。

実績は社数ではなく自社に近い条件で確認します

実績を確認するときは、「導入社数が多いか」だけでなく、ファイル量、利用者数、拠点数、外部ユーザーの数、既存認証、移行元、必要な停止時間が自社と近いかを見ます。例えば、10TBを超える設計データを移す案件と、数百GBの社内文書を移す案件では、移行ツール、通信帯域、リハーサル、差分同期の設計が変わります。

候補会社には、匿名化したフォルダ構成や権限一覧を渡し、移行後の階層とグループ設計を提案してもらいます。事例を紹介してもらう場合も、導入前の課題、対象容量、利用者数、導入期間、導入後の運用担当、追加費用の発生条件を確認すると、自社での再現性を判断しやすくなります。

技術要件は認証・ログ・データ返却まで確認します

最低限、SSOの方式、MFA、ユーザー・グループ連携、外部ゲストの招待と停止、共有リンクの有効期限、ダウンロード制限、操作ログ、異常アクセス検知、バックアップ、マルウェア対策、APIの有無を確認します。個人情報を扱う場合は、委託先の安全管理措置、再委託、データ所在地、事故通知、監査、消去の条件も契約前に確認してください。

2026年時点では、AIによるファイル検索、要約、分類、メタデータ抽出を提案されることもあります。便利な一方で、AIに読ませてよい範囲、学習利用の有無、回答に使った文書の追跡、権限を越えた情報が表示されない仕組みを確認する必要があります。AI機能を使わない場合も、将来追加できるか、無効化できるかを要件に含めてください。

料金は5年総額と運用体制で比較します

既製クラウドの費用は、契約先やプランによって変わります。参考として、Google Workspaceの公式料金ページでは、年間プランの月額換算でBusiness Starterが1ユーザー800円、Business Standardが1,600円、Business Plusが2,500円と案内され、ストレージは30GB、2TB、5TBです(出典:Google Workspace「ビジネス向け料金」、2026年確認)。メールやカレンダー、共同編集も含むため、既に契約中なら追加製品ではなく既存契約の活用も比較してください。

個別開発では、基本権限と共有リンク、検索、既存SaaS連携程度なら300万〜800万円、社外ユーザー、承認、監査ログ、SSO、基幹API連携、数TB級の移行を含むと800万〜2,000万円程度が概算の検討帯になります。複数法人、細かなDLP、数十TB以上の移行、24時間運用まで含める場合は2,000万円を超えることもあります。これは一律の市場価格ではなく、要件と作業範囲からの概算なので、必ず個別見積もりで確認してください。

年間費用には、クラウド利用料、バックアップ、監視、脆弱性対応、保守、ヘルプデスク、管理者教育を含めます。見積書には、初期設定、不要データ整理、移行リハーサル、並行稼働、利用者教育、稼働後の伴走、解約時のエクスポートを分けて記載してもらうと、候補会社の提案を公平に比較できます。

よくある質問

ファイル共有システムのよくある質問

ファイル共有システムは、既製品で十分なケースと、個別の業務連携や権限設計が必要なケースがあります。発注前によく寄せられる質問を、判断の基準とともに回答します。

Microsoft 365やGoogle Workspaceがあれば専用システムは不要ですか?

社内の文書共有、共同編集、基本的なアクセス制御が中心なら、既存契約のSharePointやGoogle Driveで足りる場合があります。ただし、社外ユーザーの管理、複雑な取引先単位の権限、長期保存、独自承認、基幹システムとの自動連携、大容量ファイルの運用が必要なら、専用製品や追加開発を比較してください。現在の契約プランと追加費用を確認してから判断することが大切です。

ファイル共有システムの導入費用はいくらですか?

既製クラウドのライセンスは、一般的な法人向けプランで1ユーザー月額数百円から数千円程度が目安ですが、容量、外部ユーザー、監査、API、契約期間で変わります。初期設定、権限設計、移行、教育を含む導入支援は別途発生し、小規模でも数十万〜300万円程度、複雑な移行や連携を含むと数百万円から1,000万円超になることがあります。製品料金と導入作業を分け、5年総額で見積もりを比較してください。

ファイルサーバーからの移行で失敗しない方法は何ですか?

最初にフォルダ、容量、ファイル種別、重複、不要データ、所有者、アクセス権、保存期限を棚卸しします。その後、代表部署で移行リハーサルを行い、検索、プレビュー、権限継承、共有リンク、復元、退職者無効化を確認し、段階移行と旧環境の読み取り専用期間を設けます。移行会社には、差分同期、業務停止時間、失敗時の再実行、移行後の照合方法を質問してください。

まとめ

ファイル共有システムの導入方針をまとめる

自社の共有範囲とデータ条件から6社を絞ります

ファイル共有システムの会社選びでは、株式会社riplaのように業務整理から開発・定着まで相談できる会社、NTTデータのように文書管理とワークフローを組み合わせる会社、SCSKのようにDropbox移行を伴走する会社、NECのように企業間・部門間共有を扱う会社、NTTドコモビジネスのようにBoxとネットワークを組み合わせる会社、SI&Cやファイルフォースのように国内向けのクラウド移行を支援する会社を、目的に応じて比較します。

最初からスクラッチ開発に決めるのではなく、既存のMicrosoft 365やGoogle Workspaceで足りる範囲、専用製品で解決する範囲、個別連携として開発する範囲を分けてください。移行対象容量、外部ユーザー数、認証、ログ保存、AI利用、5年総額、解約時のデータ返却を同じRFPに記載し、代表データでPoCを行うことが安全な発注につながります。

まずは現状のフォルダと権限の棚卸しから始めます

問い合わせ前に、部署ごとのフォルダ、容量、利用者、社外共有先、機密度、保存期限、既存認証、移行希望時期を一覧にします。候補会社へ同じ情報を渡して、標準機能、追加設定、個別開発、移行、教育、運用保守の費用を分けてもらえば、自社に合うファイル共有システムとパートナーを選びやすくなります。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。