財務会計システム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

財務会計システムの開発会社は、会計単体ではなく、既存業務との連携・データ移行・法改正対応まで一気通貫で任せられるかを基準に選ぶことが重要です。

本記事では、財務会計システムの開発・導入を検討する企業に向けて、株式会社riplaを最初に、実在する開発会社・SI会社を計6社紹介します。会社ごとの得意領域、向いている企業、導入前に確認したい費用や質問に加えて、クラウド・パッケージ・スクラッチの選び方、2026年時点の費用目安、補助金やセキュリティの確認ポイントまで整理します。

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財務会計システムのパートナー選びが重要な理由

財務会計システムのパートナー選定を検討する担当者

財務会計システムは、仕訳を入力して決算書を出力するだけのツールではありません。販売・購買・請求・入金・支払・経費・給与・固定資産などのデータを会計情報へ変換し、月次決算や経営判断に使える状態へつなぐ基幹システムです。そのため、製品の機能だけでなく、業務設計と連携設計を担うパートナーの力量が稼働後の使いやすさを左右します。

適切なパートナー選定がプロジェクトの成否を分ける理由

財務会計のプロジェクトでは、古い会計システムやExcelからのデータ移行、旧システムとの並行運用、締め後の修正、部門ごとの例外処理まで確認しなければなりません。開発会社が画面要件だけを聞き取っても、現場で使われるデータの粒度や勘定科目・税区分の判断基準を捉えられなければ、稼働後に二重入力や手作業の戻しが発生します。

特に、会計コアと販売・購買システムの間でどの時点に仕訳を作るか、取消や返品をどう戻すか、承認済みデータを誰が修正できるかは、開発初期に決める必要があります。要件定義からテスト、教育、保守まで同じチームが関与する会社を選ぶと、設計意図が工程間で途切れにくくなります。

発注前に確認すべきポイント

発注前には、法人・拠点数、月間仕訳数、移行する年度、連携する販売・銀行・給与・請求システム、希望稼働日を一枚にまとめます。さらに、電子取引データの保存、検索要件、訂正削除履歴、監査ログ、権限分離、バックアップと復旧テストをRFPに入れておくと、見積もりの前提をそろえやすくなります。

見積もりは初期開発費だけで比較してはいけません。ライセンスやユーザー課金、データ移行、教育、追加連携、法改正対応、問い合わせ対応、障害時の復旧、契約終了時のデータ返却まで含めた5年総額を確認し、どこからが追加費用になるのかを質問してください。

株式会社ripla|コンサルティングから開発まで一気通貫で支援

riplaの財務会計システム開発支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

特徴と強み

riplaの強みは、システムを作る前に業務上の目的と現場の運用を整理し、必要な機能を段階的に設計できる点です。財務会計の刷新では、会計部門だけでなく、請求・購買・営業・経営企画・情報システムの関係者を巻き込み、入力元のデータと会計処理のつながりを可視化することが重要です。業務改善と開発を別々の会社へ分けずに相談できるため、使われない機能を増やさず、定着まで見据えた設計を進めやすくなります。

既存システムをすべて入れ替えるのではなく、まず請求や経費、仕訳連携など効果の出やすい領域から始め、決算・管理会計へ広げる段階導入にも向いています。クラウドサービスを活用する場合も、製品の標準機能に合わせる部分と個別開発する部分を分け、将来の法改正や連携追加に耐えられる構成を検討できます。

得意領域・実績

営業・顧客・生産・販売管理などの基幹システムに関する構築・導入経験を生かし、財務会計と周辺業務の連携を含めた相談ができます。会計製品を入れるだけではなく、自社独自の承認経路、部門別・案件別の収支、既存データの移行、利用者教育などをまとめて検討したい企業に適しています。問い合わせ時には、月次決算の短縮、転記削減、経営数字の可視化など、導入後に測りたい成果を伝えると提案の精度が高まります。

費用は要件、連携本数、データ量によって変わるため、公開価格だけで判断せず、要件整理後に個別見積もりを依頼してください。特に、既存の販売・請求システムを残したまま会計を刷新できるか、稼働後に内製で設定を変更できるか、保守の窓口と追加開発の単価がどうなるかを確認することが大切です。

株式会社NTTデータ|大企業・グループ統合を支えるERP導入

NTTデータのERP・財務会計システム導入

NTTデータは、SAPと自社ERP「Biz∫(ビズインテグラル)」をコアに、構想策定から導入、定着、保守まで支援する大手SI企業です。公式サイトでは、Biz∫について中堅から大手企業を中心に1,600社以上の採用実績があると案内しています(出典:NTTデータ「Biz∫」公式サイト、2026年確認)。

特徴と強み

NTTデータは、SAPのグローバルな業務基盤と、国内商習慣に合わせやすいBiz∫を比較しながら提案できる点が特徴です。Biz∫は会計、債権、購買など必要な業務単位から導入でき、APIを使って周辺のデジタルサービスとつなぐコンポーザブルERPの考え方にも対応しています。大規模な会計刷新で重要になる、複数法人、会社間取引、IFRS、海外拠点、グループ共通マスタの整理にも知見を活用できます。

一方で、大手向けの体制や製品を前提とした提案になりやすいため、会計単体を小さく始めたい企業は、必要な範囲と体制を明確に伝える必要があります。標準機能で対応する範囲、追加開発する範囲、海外展開時のローカル法制度対応、稼働後のアプリケーション保守を分けて見積もってもらうと比較しやすくなります。

得意領域・実績

グループ100社、2万人のユーザーが利用する共通会計システムの事例など、複数法人をまたぐ会計統合を検討する企業に向いています。国内外の拠点を統一したい企業、既存のSAPを移行したい企業、販売・購買・在庫まで含めて基幹業務を標準化したい企業が候補にしやすい会社です。導入前には、業界テンプレートの適用範囲と、会社別に残る個別要件を確認してください。

NTTデータへ聞くべき質問は、「標準機能で会計要件をどこまでカバーできますか」「グループ各社の勘定科目と決算カレンダーをどう統合しますか」「移行後のデータ保持と監査証跡をどう設計しますか」です。大規模案件では、現場の導入責任者だけでなく、経営管理と海外拠点を含む意思決定体制も早い段階で確かめます。

TIS株式会社|Oracle Cloud ERPで会計業務を標準化

TISのOracle Cloud ERPと財務会計システム

TIS株式会社は、Oracle Cloud ERPを活用したグループ統合会計や、会計処理エンジンを含む業務システムの導入を支援するSI企業です。Oracleの製品を入れるだけではなく、業務標準化と既存システムとの連携を含めて設計したい企業に適しています。公式サイトでは、Oracle Fusion Cloud ERPの体験やTIS標準業務プロセスを活用したFit to Standardの進め方を案内しています(出典:TIS「Oracle Cloud ERP」公式サイト、2026年確認)。

特徴と強み

Oracle Cloud ERPは、クラウド上で会計、購買、プロジェクト、経営管理などを統合し、複数法人の情報を一つの経営基盤へ集約したい企業に向きます。TISは、複雑な仕訳や配賦処理を会計データハブへ集め、ERP本体を過度にカスタマイズしない設計も比較軸にできます。業務を標準化しながら、独自の販売・請求システムやデータ分析基盤と連携する計画がある場合に候補となります。

クラウドERPでは、製品のアップデートに合わせて業務や拡張機能を見直す必要があります。契約前には、アップデート前の影響調査、テスト環境、周辺APIの変更管理、障害時の一次窓口を確認してください。自社の特殊処理を追加開発する場合は、将来のバージョンアップでどの範囲が再検証の対象になるかも見積もりに含めます。

得意領域・実績

複数法人をまたぐ制度会計や管理会計、商社・サービス業などのプロジェクト別収支、複数システムからの仕訳集約を重視する中堅・大企業に向いています。RFPには法人・通貨・税制、月次と四半期の締め、配賦ルール、請求や入金消込の連携元を記載し、Oracle標準機能と個別の会計処理エンジンの役割分担を提案してもらいます。

確認したい質問は、「TIS標準業務プロセスに合わせられない要件は何ですか」「会計データハブとERPの責任範囲はどこですか」「Oracleのアップデートで追加費用が発生する作業は何ですか」です。費用はライセンス、導入支援、連携、移行、保守を分けた提案を依頼すると、他社との比較がしやすくなります。

SCSK Minoriソリューションズ株式会社|国産会計パッケージを導入から保守まで支援

SCSK MinoriソリューションズのSuperStream導入支援

SCSK Minoriソリューションズ株式会社は、SuperStream-NXを中心に、会計・固定資産・人事給与・グループ経営管理の導入支援と保守を行う企業です。SuperStreamのファーストパートナーとして導入・保守を続け、認定資格者による支援を案内しています。国産パッケージを軸に、業務を標準化しながら短期間で刷新したい企業に向いています。

特徴と強み

SuperStream-NXは会計だけでなく、固定資産、人事給与、グループ経営管理まで対象にでき、電子帳簿保存法やインボイス制度、リース会計への対応も案内されています。SCSK Minoriソリューションズは、支援範囲を必要な部分だけに絞る方式から工程全体を任せる方式まで、複数のサポート体制を用意しています。そのため、社内にプロジェクト経験者がいる企業は内製範囲を広げ、初期費用を抑える相談もしやすくなります。

公式サイトのFAQでは、最短3か月からの導入や、新規クラウド導入300万円から、他社パッケージからの移行500万円からというプラン例が示されています(出典:SCSK Minoriソリューションズ「SuperStream導入支援・保守サービス」、2026年確認)。これは個別要件を含まない目安であり、連携、データ移行、追加帳票、教育によって変わるため、同じ前提で見積もりを比較してください。

得意領域・実績

会計システムの保守期限が迫っている中堅企業、経理と人事給与をまとめてクラウド化したい企業、会計フルモジュールと他システムの自動連携を重視する企業が候補にしやすい会社です。公式の導入事例では、会計システムのクラウド化を業務整理と必要機能の絞り込みによって約3か月で本稼働させた例も紹介されていますが、自社で同じ期間になるとは限りません。

問い合わせ時には、「自社の勘定科目と承認経路を標準機能で表現できますか」「既存の販売・給与・銀行データをどの方式で連携しますか」「バージョンアップ時の検証と保守費用は何を含みますか」と聞いてください。早期稼働を優先するほど、標準機能に合わせる業務と、残すべき例外処理の線引きが重要になります。

ビジネスエンジニアリング株式会社|製造業の原価・会計連携に強いmcframe

ビジネスエンジニアリングのmcframeと財務会計連携

ビジネスエンジニアリング株式会社(B-EN-G)は、製造業向けの業務システム「mcframe」シリーズを展開する企業です。生産・販売・原価の業務データを財務会計へつなげ、製品別・工場別・案件別の収支を把握したい企業に向いています。製造業では、会計システムだけを刷新しても原価計算の前提が変わらないため、現場の実績データと決算データを一緒に設計できることが重要です。

特徴と強み

mcframeは製造業の業務知識をもとに、生産管理や原価管理などの現場領域と会計領域をつなぎやすい点が特徴です。2025年12月には、mcframe 7とSAP Cloud ERP財務管理の連携を標準機能化する発表があり、APIやファイル連携による仕訳連携の個別開発工数を削減し、導入期間の短縮を目指す内容が示されました(出典:ビジネスエンジニアリング「mcframe 7、SAP Cloud ERP財務管理との連携を標準機能化」、2025年12月)。

製造業の会計では、標準原価と実際原価、仕掛品、廃棄、棚卸差異、製造間接費の配賦など、一般的な会計ソフトだけでは整理しにくい処理があります。業務の特殊性をすべてスクラッチで作るのではなく、製造業向けの標準機能に合わせる領域と、競争力に直結する独自処理を拡張する領域を切り分けることがポイントです。

得意領域・実績

工場や製品が多く、原価計算と財務会計の数字がつながっていない企業、SAPや他のERPと製造現場のシステムを連携したい企業に適しています。選定時には、製品別・工程別・拠点別の採算管理、製造実績の締め処理、購買・在庫・販売とのデータ連携を実際の業務フローで確認してください。導入事例は自社と同じ業種だけでなく、工場数や生産形態まで近いものを見せてもらうことが大切です。

確認すべき質問は、「原価計算の差異を会計仕訳へどう連携しますか」「工場別の締めと全社決算をどう同期しますか」「mcframeと既存ERPのデータ所有者はどちらですか」です。連携が標準機能で可能な範囲と、個別開発・保守が必要な範囲を分けて示してもらうと、導入後の変更コストを予測しやすくなります。

富士通株式会社|SAPの移行から運用・業務改善まで総合支援

富士通のSAP財務会計システム移行支援

富士通株式会社は、SAP S/4HANAの新規導入や既存SAPからの移行、インフラ構築、アプリケーション保守、業務定着化まで支援する大手ITサービス企業です。既存のSAPを次世代ERPへ移行しながら、会計業務やグループ経営管理も見直したい企業が比較対象にしやすい会社です。

特徴と強み

富士通は、構想立案、導入、定着化・改善のフェーズを分けて支援し、SAP S/4HANAへのコンバージョンサービスでは移行前のアセスメントから移行後の運用保守まで対応する内容を公開しています。公式資料には会計・販売・購買を対象に導入期間6〜7か月、標準価格3,500万円からという例もあります(出典:富士通「SAP S/4HANAコンバージョンサービス」資料、2024年版を2026年確認)。対象環境や追加モジュールで変わるため、標準価格を自社の確定額とみなさないでください。

大規模移行では、個別拡張機能の棚卸し、データのクレンジング、移行リハーサル、業務影響度に応じたテストが成否を左右します。富士通のようにインフラや運用まで含めて依頼できる会社を選ぶ場合は、アプリケーションの責任範囲とクラウド基盤の責任範囲を分け、障害時の切り分け方法まで契約に明記します。

得意領域・実績

大企業の基幹刷新、SAP ERPからS/4HANAへの移行、複数クラウドやデータセンターを含む運用設計、経費・請求支払・決算業務のデジタル化をまとめて進めたい企業に向いています。新規導入だけでなく、既存資産を活かすブラウンフィールド型の移行も含めて、現行システムのアドオンと標準機能を評価してもらうとよいでしょう。

富士通に聞くべき質問は、「移行対象のアドオンを残す基準は何ですか」「S/4HANAの標準機能に合わせるために業務を変える部分はどこですか」「稼働後の法改正やアップグレードを誰が担当しますか」です。大規模案件ほど、PMOの権限、利用部門の教育計画、稼働後の改善費用を初期提案で確認してください。

日本電気株式会社(NEC)|国産ERPとSAP・クラウドを組み合わせた基幹改革

NECのERP・クラウド基盤と財務会計システム

日本電気株式会社(NEC)は、国産ERPのEXPLANNERシリーズやSAPソリューション、クラウド基盤を組み合わせ、会計・販売・購買・生産などの基幹業務を支援する企業です。会計単体の小規模導入よりも、既存基幹を含む全社DX、グループ経営、データ活用まで見据えた刷新で比較しやすい会社です。

特徴と強み

NECの公式サイトでは、EXPLANNER/Zについて、生産・原価・販売・債権・債務・会計を対象にでき、規模を問わず利用できるERPとして案内しています。また、NEC自身のグループ経営改革では、SAP ERPを基盤に財務会計、管理会計、連結、経営レポート、権限管理を含む標準システムを構築した事例が公開されています(出典:NEC「会計ソリューション・サービス」「NECグローバル経営改革」公式サイト、2026年確認)。

国産ERPを使うかSAPを使うか、オンプレミスを残すかクラウドへ移すかを、企業規模と拠点構成に合わせて検討できる点が魅力です。海外グループ会社には小さなクラウドERPを展開し、本社のコアERPと連携する2層ERPの考え方もあります。全社で同じ製品を一度に導入するのではなく、拠点ごとの法制度や業務成熟度に合わせて段階展開したい企業に適しています。

得意領域・実績

国内の業務慣行に合うERPを探している企業、会計だけでなく販売・債権債務・生産・原価まで一体化したい企業、グループ会社を含めた権限や経営レポートを統一したい企業が候補にしやすい会社です。NECの提案を受ける際は、製品の機能比較に加えて、業界テンプレートの有無、導入担当者の会計実績、クラウド基盤の運用分担を確認してください。

質問例は、「EXPLANNERとSAPをどの条件で使い分けますか」「複数法人の共通マスタとローカル要件をどう管理しますか」「AIやデータ分析を導入する場合、会計データの権限と匿名化をどう設計しますか」です。全社DXを含む案件では、会計の稼働を遅らせない段階計画と、将来のデータ活用を両立させることが重要です。

財務会計システムのパートナー選びのポイント

財務会計システムの開発会社を比較するポイント

6社は同じ基準で優劣をつけるのではなく、自社の課題と開発会社の得意領域が合うかで比較してください。会計単体の刷新とERP導入では、必要な体制も費用も期間も異なります。ここでは、提案を受ける際に最低限確認したい3つの観点を解説します。

実績と経験の確認方法

実績は会社名や導入社数だけでなく、自社との類似性で確認します。従業員数、法人・拠点数、月間仕訳数、業種、会計製品、連携先、移行年数、決算の複雑さを並べ、同じ条件の事例を見せてもらいます。可能であれば、導入効果だけでなく、移行時に起きた課題、稼働後の問い合わせ件数、保守体制、追加開発の有無も聞いてください。

開発会社が公開している事例は、成果を理解する材料になりますが、自社に同じ効果や期間が約束されるものではありません。提案書には前提条件を明記し、稼働日、移行対象、利用者教育、現場の協力体制が変わると費用や期間も変わることを確認してください。

技術力と専門性の評価方法

技術力は、最新のAIを使っているかだけで判断しません。API、CSV、ETL、RPA、会計データハブの使い分け、認証・権限、監査ログ、バックアップ、復旧テスト、データのエクスポート条件まで説明できるかを見ます。AI-OCRや自動仕訳候補は入力負担を減らせますが、最終承認者、誤認識の検知、学習データの扱いを決めなければ統制上のリスクになります。

財務会計では、電子帳簿保存法やインボイス制度への対応を一度実装して終わりにできません。国税庁は令和7年度税制改正後の電子帳簿・電子取引データの保存に関する情報を公開しているため、法改正時のアップデート方針、検索性、訂正削除履歴、取引から仕訳までの追跡を提案段階で確認してください(出典:国税庁「電子帳簿・電子書類関係」、2026年確認)。

プロジェクト管理体制の確認

管理体制では、業務責任者、会計責任者、データ移行責任者、技術責任者、現場のキーユーザーを誰が担当するかを確認します。要件定義、設計、開発、テスト、移行、教育、稼働後支援の各工程で、成果物と承認者が明確になっていることが重要です。請負契約か準委任契約か、仕様変更の扱い、追加費用の算定方法も見積もりと合わせて確認してください。

費用と期間の企画上の目安は、会計領域の部分刷新なら初期300万〜1,500万円、2〜6か月、販売・購買・在庫・給与まで統合する中小・中堅向けERPなら1,500万〜4,000万円、6〜12か月です。多法人・多拠点、連結、複雑な原価計算を含む場合は4,000万円超から1億円規模、12か月以上になる可能性があります。これらは個別案件の相場を断定する数字ではなく、要件と体制を整理するための目安です。

クラウド会計の標準導入なら数週間から3か月程度で始められる場合がありますが、初期設定、データ移行、教育、連携費は別途確認が必要です。例えばfreee会計は、公式料金で中小企業向けのスターターが年払い表示で月額5,480円、スタンダードが月額8,980円、アドバンスが月額39,780円で、エンタープライズは問い合わせと案内されています(出典:freee「料金プラン」、2026年確認)。これはソフト利用料の例であり、開発会社の導入支援費や個別API費用を含みません。

よくある質問

財務会計システム開発会社へのよくある質問

財務会計システムの発注では、会社選びだけでなく、製品の選び方、導入期間、既存データの扱いについて疑問が生じます。ここでは問い合わせの多い質問に、開発・導入を依頼する側の視点で回答します。

財務会計システムはクラウドとスクラッチのどちらがよいですか?

法改正への追従と早期稼働を優先するならクラウド、独自の原価計算や複雑な統制が競争力に直結するならパッケージの拡張、他社にない業務ルールやリアルタイム連携が必要ならスクラッチを検討します。ただし、スクラッチは自由度の分だけ初期費用と保守負担が増えるため、標準機能で代替できない理由を明確にしてから選ぶことが大切です。

財務会計システムの開発費用はいくらかかりますか?

部分刷新なら300万〜1,500万円、複数業務を統合するERPなら1,500万〜4,000万円が企画段階の目安ですが、会社規模、法人・拠点数、移行データ量、連携本数、統制要件で大きく変わります。初期開発費だけでなく、ライセンス、ユーザー課金、保守、法改正、教育、追加開発を含む5年総額で比較し、3社程度から同じRFPで見積もりを取ると判断しやすくなります。

財務会計システムに補助金を使えますか?

対象になる可能性はありますが、制度、申請枠、ITツールの登録、申請時期、補助対象経費を必ず公募要領で確認してください。中小企業庁は2026年3月に「デジタル化・AI導入補助金2026」の公募要領を公開し、AIを含むITツールの導入を支援すると案内しています(出典:中小企業庁「デジタル化・AI導入補助金2026の公募要領を公開しました」、2026年3月)。交付決定前に契約や発注をすると対象外になる場合があるため、開発会社へ相談する前に申請スケジュールも確認してください。

まとめ

財務会計システムの開発会社選びのまとめ

財務会計システムのおすすめ開発会社は、企業規模や業務要件によって変わります。株式会社riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援し、既存業務の整理からシステムの定着まで柔軟に相談したい企業に適しています。NTTデータは大企業・グループ統合、TISはOracle Cloud ERP、SCSK MinoriソリューションズはSuperStreamを中心とした国産会計パッケージ、ビジネスエンジニアリングは製造業の原価・会計連携、富士通はSAPの大規模移行、NECは国産ERPやSAP・クラウドを含む全社基幹改革で比較しやすい会社です。

自社の課題に合う6社へ相談する

会社を選ぶ前に、会計単体かERPか、クラウドかパッケージか、既存システムを残すかを決めます。そのうえで、法人・拠点数、月間仕訳数、連携先、移行年数、決算日、税制対応、SLA、予算、希望稼働日をRFPにまとめ、同じ条件で複数社へ相談してください。提案の分かりやすさ、質問への回答の具体性、現場を巻き込む体制も重要な評価項目です。

初期費用だけでなく運用定着まで比較する

導入の成功は、稼働日にシステムが動くことだけでは決まりません。移行後に正しい仕訳が作られ、月次決算が早まり、担当者が迷わず使え、法改正や組織変更にも対応できる状態を継続することが成果です。初期費用・開発期間・標準機能の範囲・移行方法・保守契約・セキュリティ・5年総額を確認し、自社の業務と将来像に合うパートナーを選んでください。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。