フィットネス業向けトレーニング記録管理システムは、会員情報や予約だけでなく、種目・重量・回数・セット数・測定値・指導メモを一元管理し、次回の指導と会員の継続利用につなげる業務基盤です。おすすめの選定先は、業務を一から設計できる株式会社riplaと、フィットネス施設向けのクラウド・パッケージを提供する5社です。
紙カルテやExcelからの移行では、予約・会費・入退館の管理だけでなく、トレーニング記録の粒度、体組成計やマシンとの連携、スタッフの入力しやすさまで確認する必要があります。本記事では、株式会社riplaを最初に、実在する開発会社・ベンダーを計6社紹介し、施設規模や運用目的に合う選び方、見積もりで確認すべき項目まで解説します。
▼全体ガイドの記事
・フィットネス業向けトレーニング記録管理システム開発の完全ガイド
フィットネス業向けトレーニング記録管理システムのパートナー選びが重要な理由

トレーニング記録管理では、会員管理システムの導入だけで業務が完了するとは限りません。予約と決済が整っていても、実施した種目や負荷、コンディション、次回の課題が残らなければ、担当者が変わったときに指導品質を維持しにくくなります。パートナーは機能の多さではなく、現場の記録フローをどこまでシステムに落とし込めるかで選ぶことが重要です。
記録の粒度がサービス品質を左右するためです
トレーニング記録で最低限確認したい項目は、種目、部位、重量、回数、セット数、時間、インターバル、主観的疲労度、指導メモ、次回の課題です。体重や体脂肪率などの測定値を時系列で表示できれば、会員に変化を説明しやすくなります。これらを自由記述だけで保存すると検索や集計が難しくなるため、選択式と数値入力を組み合わせ、必要な場面だけ文章を残せる設計が適しています。
導入後に現場で使い続けられるかを左右するためです
システムの導入効果は、契約した時点ではなく、スタッフがセッション中に入力し、次回の指導で参照し、会員に成果を見せることで初めて生まれます。スマートフォンやタブレットで片手入力できるか、通信が不安定な場所での運用はどうするか、入力漏れをどう検知するかをデモで確かめます。現場の入力時間、記録漏れ、会員の閲覧率、次回来館率を導入前後で測ると、導入効果も評価しやすくなります。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
riplaの強みは、既製サービスを当てはめる前に、フィットネス事業者の業務と成果指標を整理できる点です。たとえば、予約受付、カウンセリング、セッション中の記録、測定、会員へのフィードバック、次回提案という流れを分解し、どの情報を誰がいつ入力するかを要件に落とし込みます。1店舗のPoCから始めて、スタッフの声を反映してから多店舗へ拡張する進め方にも対応しやすい選択肢です。
得意領域・向いている事業者
独自のトレーニングメソッドを持つパーソナルジム、複数店舗で業務を標準化したい事業者、予約や決済だけでは足りず会員カルテまで作り込みたい事業者に向いています。体組成計、トレーニングマシン、既存CRM、会員アプリなどの連携が必要な場合は、APIやCSVの仕様を確認しながら、最初からすべてを作るのか、まずWeb画面で検証するのかを相談できます。費用と期間は機能数、外部連携、データ移行、アプリの有無で変わるため、固定価格として断定せず、要件定義後の見積もりで比較します。
株式会社hacomono|標準業務をクラウドでまとめて効率化

株式会社hacomonoは、会員管理、Web入会、予約、チェックイン・チェックアウト、決済、物販などをまとめて扱うクラウド型サービス「hacomono」を提供しています。会員情報と施設運営の標準業務を一つにまとめたい場合に比較しやすいベンダーです。公式料金ページでは、基本プランを1店舗あたり月額35,000円、初期導入費用150,000円と案内しています(出典: 株式会社hacomono公式「料金・プラン」、2026年8月確認)。
特徴と強み
入会から予約、会費回収、来館管理までを標準化しやすく、複数店舗の運営ルールをそろえたい場合にメリットがあります。定期スクール向けには、生徒1人あたり月額99円から、最低利用料金10,000円から、初期費用0円という別プランも公式に掲載されています。クレジットカード決済などのオプション料金は別途となるため、トレーニング記録、体組成計、マシン連携をどの範囲で実現できるかはデモと見積もりで確認します。
得意領域・実績
会員管理や予約・決済を早く整えたいフィットネスクラブ、少人数ジム、スポーツスクールに向いています。標準機能を中心に短期間で始め、独自の運動記録は別の連携や追加開発で補う考え方に適しています。一方で、種目ごとの細かな負荷・回数・セット・インターバルを指導カルテとして深く保持したい場合は、標準画面だけで足りるかを先に確認することが大切です。
株式会社フィット・コム|運動処方・測定・カルテを重視

株式会社フィット・コムは、クラウド型会員管理システム「CLUB NET」を開発・提供しています。公式サイトでは、運動処方・測定管理の機能として、トレーニングプログラム作成、メニュー出力、トレーニング実績記録、評価、コンディション登録、測定結果登録、写真付きカルテを案内しています(出典: 株式会社フィット・コム公式「運動処方・測定管理」、2026年8月確認)。
特徴と強み
CLUB NETは、予約や会員情報の管理だけでなく、指導の中身を記録する機能を重視したい施設と相性がよいサービスです。公式情報によると、測定値は一覧だけでなく推移グラフで出力でき、年齢・性別などの基準値や会員ごとの目標値も設定できます。会員の成果を数字とグラフで説明し、継続の動機付けに使いたい場合に確認しやすい構成です。
得意領域・実績
パーソナルトレーニング、フィットネス・トレーニングジム、メディカル施設など、カウンセリングや測定を指導に生かしたい事業者に向いています。体組成、体力測定、コンディション、写真、カウンセリング内容を一つの会員履歴として扱えるかを確認できます。運動処方・カルテ管理は有料オプションと案内されているため、基本の会員管理と記録機能を分けて見積もり、必要な機能だけを選ぶことが重要です。
株式会社ニューロテクノロジー|測定・カルテ・健康施設の運用に対応

株式会社ニューロテクノロジーは、フィットネス施設やメディカルフィットネス、公共の運動施設などに向けて「Physics」シリーズを提供しています。クラウド版のPhysics Cloudには、会員管理、予約、フィジカルチェック、トレーニングカルテ、マイページなどのオプションが用意されています。体組成計はTANITAやInBodyなどとの連携に対応すると公式サイトで案内されています。
特徴と強み
Physicsのトレーニングカルテオプションでは、メニューを作成し、パラメーターを設定してテンプレート化できます。公式の製品ページでは、タブレットからパーソナル指導中にリアルタイムで登録でき、写真記録にも対応すると説明されています。さらに、体重、体脂肪、血圧などのコンディション管理や推移グラフにも対応するため、トレーニングの実施結果と健康状態を合わせて見たい場合に検討しやすい製品です。
得意領域・実績
パーソナルジム、公共施設、メディカルフィットネス、複数の測定項目を扱うトレーニング施設に向いています。施設の運用方法に合わせてクラウド版とオンプレミス・セミオーダー型を比較できる点も特徴です。医療機関や健康支援事業と関係する場合は、問診や既往歴などの情報を誰が閲覧できるか、利用目的、保存期間、帳票の出力範囲を要件定義で細かく確認します。
株式会社フレックス|機器連携と買い切りパッケージを重視

株式会社フレックスは、トレーニングマシンやフィットネスジム器具を扱う業務用専門店として、総合会員管理システム「Fシステム」を提供しています。顧客管理、予約、決済、スタッフ管理、会員ページ、入退室に加え、体組成計やトレーニングマシンとの外部API連携を案内しています。公式ページの基本パッケージ価格は880,000円(税込)で、オプション、セキュリティ、ハードウェアは別見積もりです(出典: 株式会社フレックス公式「Fシステム」、2026年8月確認)。
特徴と強み
Fシステムは買い切りのワンプランを基本としており、月額のシステム利用料を抑えたい事業者が比較しやすい構成です。会員ページでは、体組成計記録、食事日記、体型日記、トレーニング履歴を扱えると説明されています。InBody連携では測定データの推移やグラフ表示、マシン連携では負荷・回数・セット数・インターバルの表示を案内しているため、機器から実績を取り込みたい施設に具体的な確認材料があります。
得意領域・実績
マシンを多く設置するジム、InBodyの測定結果を会員に見せたい施設、買い切りパッケージと機器をまとめて相談したい事業者に向いています。公式サイトではサーバー保守・管理費を月額3,000円から、導入後3か月間のアフターサポートを無料と案内していますが、ハードウェアや工事、カスタム案件は別途です。店舗数、端末台数、入退室設備、連携するマシンの型式を提示して、総額で比較する必要があります。
株式会社アイサイト|会員管理・運動処方・体成分分析を連携

株式会社アイサイトは、会員管理の「i☆Member」、運動処方の「i☆Trainer」、体成分分析の「i☆Scanner」を組み合わせた「i☆Series」を提供しています。公式サイトでは、フィットネスクラブ、スポーツジム、スイミングスクール、公共運動施設などへの導入実績を持つトータルクラブマネジメントシステムと説明しています。会員運営と運動指導、測定を分けて整理しながら連携したい施設に向く候補です。
特徴と強み
i☆Memberでは、入会予約、スタジオ予約、スクール振替、各種届出、ドキュメント管理などの会員運営を支援します。i☆Trainerでは、体重や血圧、日々の運動実績を登録し、目標設定や運動プログラムの処方につなげる構成が示されています。i☆ScannerはInBodyの体成分分析結果と会員情報を紐づけ、履歴管理やカウンセリングに活用できます。
得意領域・実績
総合型クラブ、24時間ジム、公共施設、シニアフィットネス、メディカルフィットネスなど、会員層や利用形態が多様な施設に向いています。特に、運動処方をスタッフの経験だけに頼らず、測定値や運動実績と結びつけたい場合に検討しやすい製品です。スタッフが閲覧できる問診・測定情報と、会員がマイページで見られる情報を分けられるか、施設ごとの権限や契約ルールに対応できるかを確認します。
フィットネス業向けトレーニング記録管理システムの選び方

6社を比較するときは、料金の安さだけで決めず、現場で記録が続くか、会員に成果を返せるか、将来の店舗拡張に耐えられるかを同じ条件で確認します。SaaS、業界パッケージ、セミオーダー、スクラッチでは、初期費用と自由度、導入期間、保守の責任範囲が異なります。見積もり依頼時には、会員数、店舗数、スタッフ数、記録項目、連携機器、既存データ、希望時期を一緒に伝えます。
実績と経験の確認方法
「フィットネス業界に導入実績がある」という説明だけでなく、自社と近い施設の運用を聞きます。パーソナルジムならセッション中の入力、複数店舗なら会員の相互利用と店舗別集計、公共施設なら利用券や測定会、メディカルフィットネスなら職種別の権限と記録修正履歴が確認ポイントです。導入事例では、効率化という表現だけでなく、受付時間、電話件数、記録入力時間、測定実施率、休眠会員へのフォロー件数など、測定可能なKPIを聞きます。
技術力と専門性の評価
連携を検討する場合は、「InBodyに対応していますか」と聞くだけでは足りません。対応機種、接続方式、データの取り込み頻度、会員との紐づけ方法、エラー時の再送、連携費用、将来機種の追加方法を確認します。トレーニングマシンも、負荷・回数・セット数・インターバルをどの形式で取り込めるか、CSVかAPIか、メーカー側の仕様変更を誰が管理するかを質問します。
プロジェクト管理体制の確認
要件定義の担当者と、導入後のサポート担当者が同じチームかを確認します。開発中に決めた記録項目や権限が、運用開始後の問い合わせで失われると定着しません。データ移行では、紙カルテを全件入力するのか、現役会員と直近履歴だけを移すのかを決め、バックアップ、CSVエクスポート、解約時のデータ返却、障害時の復旧目標も契約前に確認します。1店舗で小さく試すPoCと、本番展開の判定条件を見積もりに含めると安全です。
よくある質問(FAQ)

最後に、導入前に多く寄せられる疑問を整理します。公開価格があるサービスでも、店舗数、決済、端末、機器連携、データ移行で総額は変わるため、以下の質問をそのままベンダーへの確認事項として利用します。
トレーニング記録管理システムの費用相場はいくらですか?
SaaSは初期0円から15万円程度、月額0円から3.5万円程度が小規模運用の目安ですが、決済や入退館などのオプションで増えます。パッケージやセミオーダーは初期100万円から500万円程度、スクラッチ開発は機器連携やアプリを含めて800万円から3,000万円程度を仮置きし、要件定義後に確定します。これらは市場全体の確定価格ではなく、会員管理システムの公開価格・類似事例から整理した概算です。
導入にはどのくらいの期間がかかりますか?
標準機能中心のクラウドサービスは最短1か月、買い切りパッケージは2〜3週間程度の例があります。カスタマイズ、既存データ移行、機器API連携、複数店舗の権限設計、現場研修を含めると3〜6か月程度を見込むことがあります。たとえば株式会社ISIグループのSLIMは最短1か月、株式会社フレックスのFシステムは標準納品が早ければ2〜3週間と案内されていますが、自社要件にそのまま当てはまるとは限らないため、工程表を取得します。
体重や既往歴などのデータを扱うときの注意点は何ですか?
データの内容、取得経緯、利用目的を分けて確認し、スタッフ・店舗・委託先ごとの閲覧権限、操作ログ、暗号化、保存期間、削除・返却の方法を要件に含めます。病歴、けが、治療、障害、健康診断結果、問診内容などを含む場合は、個人情報保護委員会のガイドラインを踏まえて、要配慮個人情報に該当するかを個別に確認します。AIによるメニュー提案を行う場合も、最終判断をトレーナーが行い、承認履歴を残す運用が安全です。
まとめ

フィットネス業向けトレーニング記録管理システムを選ぶときは、会員管理・予約・決済の機能だけでなく、種目、重量、回数、セット、測定値、指導メモを継続的に記録できるかを確認します。今回紹介した6社は、業務を柔軟に設計できる株式会社ripla、標準業務をクラウド化する株式会社hacomono、運動処方・カルテに強い株式会社フィット・コム、測定・健康施設運用に対応する株式会社ニューロテクノロジー、機器連携と買い切りを重視する株式会社フレックス、会員管理・運動処方・体成分分析を連携する株式会社アイサイトです。
最初に記録業務と導入効果を定義します
見積もりを依頼する前に、現場の記録項目、入力者、入力タイミング、会員への見せ方、連携したい機器、導入後に改善したいKPIを整理します。1店舗・少数スタッフでPoCを行い、入力時間や記録漏れを確認してから全店展開すると、過剰な開発を避けながら定着しやすいシステムを選べます。公開価格がある場合も、5年総額とデータ返却条件まで含めて比較します。
要件をまとめて比較相談へ進みます
候補を2〜3社に絞ったら、同じ質問票でデモを受け、記録の粒度、機器連携、権限、障害対応、移行、保守の違いを比較します。独自の指導フローや基幹システムとの連携が競争力になる場合は、既製サービスで足りない部分だけを追加開発する方法も含めて、株式会社riplaのような開発会社に相談する価値があります。
▼全体ガイドの記事
・フィットネス業向けトレーニング記録管理システム開発の完全ガイド
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
