FORTRANのシステム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

FORTRANのシステム開発会社は、計算結果を過去と同じに保ったまま古い資産を移し、業務に定着させられるかで選ぶことが大切です。

株式会社riplaを除く6社を、移植・数値計算・HPC・レガシーモダナイゼーション・クラウド基盤の対応、費用、選定手順から比べ、発注前に確認すべき点を整理します。

  • 計算結果の再現性
  • 既存資産・移植
  • HPC・クラウド
  • 性能検証・保守

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・FORTRANのシステム開発の完全ガイド

FORTRANのシステム開発でパートナー選びが重要な理由

FORTRANのシステム開発におけるパートナー選定

FORTRANは、科学技術計算や数値シミュレーションのアルゴリズムを実装するために長く使われてきた言語です。製造業の設計計算や構造・流体解析、気象・地震・エネルギー計算などの分野では、研究開発や制御、設備保全も含めて、画面を新しくすることよりも、入力条件に対して過去と同じ計算結果を再現できることが価値になります。

Webシステムの開発会社を選ぶときの基準だけでは、発注先の力量を判断しにくくなります。

計算ロジックと業務知識を同時に扱う必要性

古いFORTRAN資産には、FORTRAN 77の固定形式ソース、暗黙型、COMMONブロックが残っていることがあります。独自コンパイラやメインフレーム・UNIX向けの入出力処理を含むこともあります。

仕様書が不足している場合でも、入力ファイルや計算途中の値、帳票を確かめ、出力結果と突き合わせて業務ルールを読み解く必要があります。

さらに、CやCOBOLのサブルーチン、BLASやLAPACK、Excelなどと連携している場合は、ソースコードだけを見てもシステム全体は把握できません。CADやPLM、ERPなどとつながる場合も、ソースの外側まで見ないと全体像はつかめません。

移行の成功の定義が画面の完成だけではない点

FORTRANシステムの移行では、新しい画面で計算ボタンを押せる状態になっても、それだけで成功とはいえません。代表ケースで旧環境と新環境の結果を比べ、許容誤差と処理時間を確かめる必要があります。

異常値の扱いや再実行の手順、ログの保存まで決め、バックアップからの復旧も確認できて初めて、業務で使える状態になります。

川重テクノロジーの耐震設計プログラム移植事例では、アルゴリズムを変えずに、従来比の計算差異を1%以内とする条件が置かれています。こうした受入基準を設計できるかどうかが、選定時の重要な見極めになります。

ポイント

FORTRANの案件では、画面を作れるかより、過去と同じ計算結果を再現できるかで発注先を見るのが基本です。受入基準を設計できるかも、あわせて確かめてください。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaのシステム開発支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。

幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

特徴と強み

FORTRANのシステム開発では、言語の置き換えを先に決めるより、計算エンジン、入力画面、結果表示を分けて考えることが大切です。利用者権限や外部連携も、同じ見方で切り分けます。

riplaは、現場の業務フローや経営上の課題を整理したうえで、既存資産を残す部分と新しく作る部分に分ける相談先になります。

計算ロジックをすべて作り直す代わりに、FORTRANの実行部分をAPIやバッチから呼び出し、UIやデータ管理を段階的に刷新する構成も検討できます。

得意領域・実績

営業・顧客・生産・販売管理などの基幹領域を含め、企業ごとの業務要件に合わせたシステム構築と導入支援を検討できます。業務要件の整理から、現状調査、段階導入、現場定着までを一つの計画にまとめたい企業に向いています。

FORTRANが担っている設計計算や研究開発の処理を周辺の業務システムとつなぎたい場合は、計算担当者だけでなく、利用部門や情報システム部門との合意形成も必要です。riplaへ相談するときは、現行の入力方法や計算結果の利用先、利用者数を伝えると、調査と開発の範囲を具体化しやすくなります。

既存のOS・コンパイラや残したい資産も併せて伝えてください。なお、基幹システムの実績は、FORTRANの専門実績と同じではありません。そのため、FORTRANのコード解析、コンパイラ移行、数値検証が必要な案件では、専門技術者との協業体制、検証計画、既存ベンダーとの役割分担を問い合わせ時に確認してください。

株式会社日立製作所|FORTRAN資産のレガシーマイグレーション

FORTRAN資産をオープンシステムへ移行するイメージ

株式会社日立製作所は、日立システムアンドサービスとの公開事例で、株式会社栗本鐵工所のVOS1上の技術計算システムをオープンシステムへ移行した実績を紹介しています。

バルブの構造計算などに使われていたFORTRAN資産を、最適化FORTRAN90、COBOL2002、XMAP3などを活用して移行した事例です。業務に必要な計算精度と操作性を維持しながら、将来の機能拡張に対応できる環境を目指しています。

特徴と強み

強みは、既存の計算アルゴリズムをすぐに別言語へ書き換えず、現行資産を活かして基盤を変える選択肢を示している点です。

栗本鐵工所の事例では、Visual Basicなどで一から作り直すと計算精度や従来機能が変わる恐れがあるうえ、開発期間も3年から5年が必要になるため、マイグレーションを選択したと説明されています。

FORTRANを使い続ける価値と、OSや運用環境を更新する必要性を分けて考えたい企業に参考になります。

得意領域・実績

メインフレームや古いUNIX環境から、AIXやLinuxなどのオープン基盤へ移行したい製造業、技術計算部門に向いています。公開事例では、移行後に24時間365日の利用体制を実現し、従来の起動や運用の負担を軽減したとされています。

問い合わせ時は、対象ソースの形式やコンパイラ、ライブラリを具体的に確認してください。そのうえで、旧新比較に使える正解データ、帳票や画面の移行範囲、移行後の保守窓口も聞いておくと役立ちます。

ポイント

FORTRANを使い続ける価値とOSや運用環境の更新は、分けて考えるのが基本です。既存の計算資産を残して基盤を変える移行方式が、自社の課題に合うかを見極めてください。

川重テクノロジー株式会社|CAE・耐震設計プログラムの移植

CAEと耐震設計の計算システムを移植するイメージ

川重テクノロジー株式会社は、公式サイトで耐震設計プログラムSEISMITのパソコンへの移植事例を公開しています。ホストコンピューターやUNIXワークステーションで運用していたFortranとExcel VBAのプログラムを、現在のWindowsパソコンで動作できるようにした事例です。

高圧ガスを製造・貯蔵する設備の耐震設計という、計算結果と説明責任が重要な領域での移植として確認できます。

特徴と強み

この事例で注目したいのは、アルゴリズムを変更せず、従来比の計算差異を1%以内に抑える条件を置いている点です。

川重テクノロジーは、計算精度を高めるためにプログラム内の計算値の有効桁数を倍にし、Excelシートを使った操作環境と説明書・システム詳細説明書を再構成しています。

コンパイルエラーを解消するだけでなく、利用者が安全に計算結果を扱えるところまで移植範囲を考えています。

得意領域・実績

構造計算や流体解析、CAEのほか、設備の耐震設計など、計算結果の検証基準が業務や法令と結び付いている案件に向いています。高圧ガス保安法に関係する設計では、プログラムを変更したこと自体ではなく、変更後の結果が適用基準を満たすことを説明できる資料が重要です。

問い合わせでは、計算差異の評価方法や旧環境の再現、異常値のテストを、どこまで支援できるかを確認してください。説明書の更新や現場での受入試験まで含めて、支援範囲を聞いておくと役立ちます。

ポイント

計算結果に説明責任が伴う案件では、移植後の計算差異を示せるかと、説明資料や受入試験をどこまで支援してもらえるかを基準にすると判断しやすくなります。

日本電気株式会社(NEC)|Fortran・MPI・ベクトル計算のHPC基盤

HPC基盤でFortranの数値計算を実行するイメージ

日本電気株式会社(NEC)は、SX-Aurora TSUBASA向けにFortranコンパイラやMPIを提供しています。数値計算ライブラリや性能分析ツールなども用意されています。

公式情報では、FortranコンパイラがFortran 2003に準拠し、Fortran 2008の機能も一部サポートすると示されています。OpenMPやMPIによる並列化、ループのベクトル化・自動並列化にも対応するとされています。

大規模な数値計算を高速化し、研究開発や解析業務の計算基盤を整備したい場合に比較しやすい会社です。

特徴と強み

FORTRAN資産を移行するだけでなく、処理時間の短縮や同時実行数の増加、ベクトル化、ノード間の並列処理まで検討したい企業に向いています。

既存コードをそのまま高速な環境で動かせるとは限らないため、配列アクセスや入出力、MPI通信を調べ、共有データと丸め誤差の影響も確かめる必要があります。そのうえで、代表ケースで速度と精度を両方測定する必要があります。

NECのHPC担当者に相談する際は、現在の実行時間や問題サイズ、並列化の方式を伝えることが有効です。使っているライブラリも併せて伝えておくと、話が早く進みます。

得意領域・実績

気象・地震・流体・材料・エネルギー・製造シミュレーションなど、計算量が大きくHPCの性能が業務価値に直結する案件の候補です。

オンプレミスの計算機やベクトルエンジン、Linux環境をまとめて設計する場合は、ジョブ管理や性能分析も含めて考えることになります。アプリケーション移植と基盤構築のどこまでを誰が受け持つかは、見積書に明記してもらいます。

特定のハードウェアに依存しすぎない移植計画や、将来のクラウド利用可否も同時に確認してください。

富士通株式会社|大規模計算基盤と並列処理環境

大規模な並列計算基盤を構築するイメージ

富士通株式会社は、スーパーコンピュータやHPC向けの計算科学ソリューションを長く提供してきた企業です。

公開されているHPC Portalの資料では、逐次実行、スレッド並列、MPI並列を指定してジョブを実行する環境が説明されています。

富士通の技術資料には、FortranプログラムをOpenMPで並列処理する方法や、XPFortranを大規模並列に適用する考え方が示されています。

特徴と強み

富士通を比べるときは、FORTRANのソース移植だけでなく、計算ノードやストレージ、ジョブスケジューラを含む基盤として検討できます。利用者管理や運用監視まで含めて見ることもできます。

複数の研究所や工場が同じ計算資源を共有し、処理の優先度や実行時間を管理したい場合は、アプリケーションとインフラを一体で評価できます。

計算結果の保管期間やデータ転送量、障害時の再実行、利用者ごとのコスト配賦も要件に入れてください。

得意領域・実績

大規模な研究開発、製造シミュレーション、流体・構造解析など、計算資源の安定運用が必要な企業に向いています。ただし、過去に提供されたコンパイラやスーパーコンピュータの名称が、現在の自社案件にそのまま使えるとは限りません。

問い合わせ時には、現在対応しているコンパイラや、Linuxやクラウドへの移植実績を聞いてください。既存のIntel系コードとの互換性やアプリケーションの性能チューニング担当も確認し、最新の提供範囲で提案してもらうことが大切です。

株式会社NTTデータ|大規模レガシー刷新と段階的モダナイゼーション

レガシーシステムを段階的に刷新するイメージ

株式会社NTTデータは、2025年の公式記事で、COBOLやFortranを含む古いアプリケーションのモダナイゼーションに生成AIを活用する考え方を紹介しています。

コードのリファクタリングや性能最適化、セキュリティ強化、データ連携などをAIで支援しながら、レガシー資産を段階的に刷新する内容です。

FORTRANのすべてを新言語へ一括変換する前に、コード解析や候補箇所の特定を進めたい大企業にとって比較材料になります。

特徴と強み

大規模な組織や複数の業務システムをまたいで、現状を調べ、依存関係を一覧にしたい場合に向いています。データ連携やセキュリティ、運用体制まで計画したいときにも役立ちます。

生成AIを使う場合でも、AIが出した変換結果をそのまま本番へ投入してはいけません。

計算ロジックの意味や変数の精度、丸め処理を人が確認し、ファイル形式や例外処理も同じように見ることが必要です。そのうえで、旧新比較のテストデータで結果を検証する仕組みが要ります。

得意領域・実績

複数工場や基幹システムにまたがり、データ連携や監査、セキュリティなどを含む大規模案件の候補です。FORTRANの計算エンジンを残し、周辺の認証やAPI、データベース、画面を刷新する段階移行にも対応しやすい体制を比較できます。

依頼時は、再委託先の有無や、コードや学習データを外部AIへ送信しない条件を確認してください。そのうえで、成果物の権利や、将来の内製化、他社への引き継ぎを契約でどう扱うかまで決めておく必要があります。

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)|HPCクラウドと解析環境の統合

HPCクラウドでFORTRANの計算処理を実行するイメージ

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は、Rescale ScaleXプラットフォームを通じて、解析・シミュレーションやDeep Learningに使えるHPCクラウド環境を提供しています。

公式情報では、Webブラウザからジョブを投入し、計算規模に応じてリソースを使えることが紹介されています。初期費用なしの従量課金や、プリ・ポスト処理、暗号化、複数のデータセンターなどにも触れられています。

FORTRAN資産をクラウド上の計算基盤へ載せ、需要が集中する期間だけ計算資源を増やしたい企業に適した候補です。

特徴と強み

CTCの特徴は、計算ノードを購入して固定運用する方法だけでなく、クラウドHPCを従量課金で使う選択肢を比較できる点です。

Rescaleには1,000を超える解析・シミュレーション関連ソフトウェアが用意され、BYOLや持ち込みソフトウェアにも対応する説明があります。

自社のFORTRAN実行ファイル、コンテナ、ライブラリをどのように持ち込めるか、ジョブ管理やライセンスサーバーをどう接続するかは個別に確認する必要があります。

得意領域・実績

製造業のシミュレーションや設計検討、解析業務、研究開発など、計算量の変動が大きい案件に向いています。CTCの公開事例では、クラウドHPCによって必要なときに計算リソースを確保し、サーバーの運用負荷を軽減する考え方が示されています。

クラウドへ移す際は、機密データの保管場所と通信経路、従量課金の上限を、RFPに含めてください。ソフトウェアライセンスや計算結果の保存期間、障害時の代替手段もRFPに含める必要があります。

ポイント

FORTRAN資産をクラウドへ移すかどうかは、計算需要の変動の大きさで判断すると整理しやすくなります。機密データや従量課金の上限は、契約前に決めておく必要があります。

FORTRANのシステム開発パートナー選びのポイント

FORTRANシステム開発会社を比較するポイント

riplaを除く6社は同じ基準で優劣を付けるものではなく、相談したい課題によって候補が変わります。

日立はレガシー移行、川重テクノロジーはCAE・耐震設計が向いています。NECと富士通はHPC基盤が候補です。NTTデータは大規模なモダナイゼーション、CTCはクラウドHPCが候補になります。

自社の目的を「古い環境から移したい」「計算を速くしたい」「画面とデータ連携を刷新したい」「運用担当者を引き継ぎたい」に分けると、比較がしやすくなります。

実績と経験の確認方法

実績を確認するときは、「FORTRAN対応」と書かれているかだけでなく、どの年代のコードを、どのOS・コンパイラへ、どの程度の差異で移行したのかを聞きます。

固定形式やCOMMONブロック、非標準拡張への対応経験に加え、CやCOBOLとの混在、バッチやファイル連携がある場合の経験も重要です。

公開事例の年が古くても、計算結果を守る移行パターンを確認できることには価値があります。ただし、公開事例が自社案件と同じ条件とは限らないため、最新の担当体制と技術範囲は必ず確認してください。

技術力と専門性の評価

技術評価では、サンプルコードを動かすだけでなく、代表的な入力データと期待結果を使ったPoCを依頼します。旧環境と新環境で、計算結果や許容誤差、処理時間を比べます。メモリ使用量や並列実行時の再現性も見ます。

IntelのFortran Compilerでは、2025年版からClassicのifortが終了し、LLVMベースのifxへの移行が案内されています。

コンパイラ変更に伴う警告やリンク、COMMONブロックの影響に加え、OpenMPや混在言語の扱いを調べられる会社かどうかも、今後の保守性に直結します。

プロジェクト管理と保守体制の確認

FORTRAN案件では、担当者の退職や異動によって、仕様書とテストデータが失われていることがあります。そのため、要件定義書や構成図、ソースコード、ビルド手順を納品物に含めることを、契約前に確認してください。テストデータや旧新比較表、運用手順、ライセンス一覧についても、納品物に含めるか決めておきます。

担当者一人に知識が偏らないよう、複数人のレビューやコード管理、変更履歴、障害時の再実行手順が整っているかも評価します。費用は、JUAS「ソフトウェア・メトリクス調査2025」で示されるスクラッチ開発の加重平均単価96万円/人月を一つの基準にします。そこに、FORTRAN固有の調査・検証工数を加えて考えます(出典:一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会、2025年)。

現状調査と代表ケースのPoCは3〜10人月で約300万〜1,500万円が目安です。再コンパイルや小規模移植は10〜30人月で約1,000万〜4,300万円、中規模の画面・DB・バッチ・連携刷新は30〜100人月で約3,000万〜1億4,400万円です。これは公開単価から算出した概算で、GPU・HPCサーバーや商用コンパイラ、クラウド利用料のほか、現地試験、データ移行、保守費は別途見積もりです。

ポイント

実績や技術力は、どの年代のコードをどの環境へ移したかを聞けるかで比べるのが基本です。保守体制や引き継ぎの範囲まで含めて評価すると、riplaを除く6社の違いが見えやすくなります。

よくある質問(FAQ)

FORTRANのシステム開発に関するよくある質問

FORTRANのシステム開発では、「古い言語だからすべて書き換えるべきか」「クラウドへ移せるか」「見積もりは何を基準にするか」という質問が多くなります。

発注前に特に確認したい3つの疑問に、順に答えます。

FORTRANのシステムはJavaやPythonへ全面的に置き換えるべきですか?

計算アルゴリズムと検証済みの結果に価値がある場合は、再コンパイル、OS移行、APIやラッパーによる段階刷新を先に比較します。書き換えは全面的に行うより、保守性や機能拡張の効果が大きい範囲に絞るのが現実的です。

FORTRANのシステムをクラウドへ移行できますか?

移行できますが、実行ファイルだけをクラウドへ置けば終わるわけではありません。コンパイラや数値ライブラリ、入力データの転送、ジョブ管理を一体で設計します。ライセンスや機密情報の保管、出力結果の保存、費用上限、障害時の復旧も、同じ設計の中で考えます。

計算需要の変動が大きい場合はHPCクラウド、常時稼働や機密性が重い場合はオンプレミスや専用環境を比較してください。

FORTRANのシステム開発費用はどのくらいですか?

現状調査やPoCだけなら約300万〜1,500万円、小規模移植なら約1,000万〜4,300万円、中規模刷新なら約3,000万〜1億4,400万円が概算の目安です。

この金額は、人月単価と想定工数から算出したレンジで、FORTRAN固有の市場価格ではありません。そのため、コード量だけでなく、正解データの準備や数値検証、周辺連携、運用設計を分けた段階見積もりを依頼してください。

まとめ

FORTRANのシステム開発会社選びをまとめるイメージ

FORTRANのシステム開発会社を選ぶときは、FORTRANを記述できるかだけでなく、計算結果の再現性と既存資産の依存関係を中心に、移行後の運用や周辺システムとの連携まで確かめることが大切です。

株式会社riplaは、業務要件の整理から開発・導入まで一気通貫で相談したい場合に向いています。既存計算資産の移植なら日立や川重テクノロジー、大規模計算基盤ならNECや富士通を比べる材料になります。段階的なレガシー刷新ならNTTデータ、HPCクラウドならCTCが比較の対象です。

まずは資産の洗い出しと代表ケースのPoC

全面刷新の金額から決めるより、まずソースやコンパイラ、OSを一覧にし、ライブラリ・入出力・ジョブ・正解データ・利用者・障害履歴も洗い出します。そのうえで、3〜10人月程度の調査・PoCで移行方式を比べると、判断の材料になります。

旧環境と新環境の結果比較、許容誤差、処理時間は先に合意しておきます。必要な成果物も含めておけば、会社ごとの提案と見積もりを同じ条件で評価できます。

見積もりで検証と引き継ぎを別々に示す項目

見積もりを依頼するときは、開発費だけでなく、現状調査や再コンパイル、旧新比較を別項目に分けてもらいます。性能試験やセキュリティ、データ移行も別々に出してもらいます。教育や運用保守も別項目にしてもらえば、会社ごとに比べる軸をそろえられます。

計算結果の受入条件と、ソースコード・テストデータ・ビルド手順を将来引き継げることを契約に含めると、担当者の退職やベンダー変更にも対応しやすくなります。

FORTRANの価値を守りながら、必要な範囲から段階的に刷新することが、費用とリスクを抑える第一歩です。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。