Gatsbyのシステム開発の見積相場や費用/コスト/値段について

Gatsbyのシステム開発費は、50万〜1,000万円以上の幅があります。ページ数や、CMS・求人検索の機能、ATSなど外部サービスとの連携範囲によって、どこに収まるかが決まります。

費用の内訳や月額の運用費、開発の進め方も続けて見ていきます。

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Gatsbyのシステム開発費用の支払い対象

Gatsbyを中心に、公開ページの静的生成とCDN配信、応募後の業務を担うATSやCRMとの役割境界を示す図。
公開ページと応募後の業務では、担当するシステムが分かれます。

費用の中心は、Gatsbyのライセンス料ではなく人件費です。要件の整理から公開コンテンツの設計まで、作業する人の時間に対して費用がかかります。

CMSや外部サービスと安全につなぐ作業、継続して運用できる状態に仕上げる作業にも費用がかかります。Gatsbyはオープンソースです。そのため、WordPressの有料テーマのような「Gatsbyを購入する費用」は発生しません。

Gatsbyが担当する公開コンテンツの表示部分

Gatsbyが受け持つのは、基盤となる技術と、公開ページの生成です。

  • 基盤技術:React、GraphQL、Node.js
  • ページ生成:CMSやAPIなど複数のデータソースを取り込み、静的生成

会社紹介や職種一覧、求人詳細などは、検索流入を得る公開ページです。社員インタビューや採用コラムも含め、こうしたページの配信に向いています。

生成済みのファイルをCDNから配信すると、閲覧のたびにアプリケーションサーバーやデータベースへ接続する必要が減ります。さらに、この構成はアクセス集中への備えになり、公開面の縮小にもつながります。

応募処理・候補者管理は別システムの担当

応募後の業務を支える構成を決めるには、Gatsbyの役割をどこで区切るかが要点になります。

  • 静的ページの対象外:ログイン、応募情報保存、候補者管理、面接予約、通知

企業側の管理画面も、Gatsbyの外で作ります。

ATSやCRM、業務システムに加えて、認証基盤や独自APIなどを組み合わせます。

Gatsbyから各サービスを安全に利用する設計が必要になるため、「Gatsbyなら安く作れる」と単純には考えられません。

応募フォームの個人情報保護やAPI開発、権限設計は、後から加わると予算が膨らみます。

障害時の再送処理も、予算を押し上げる項目です。

Gatsbyのシステム開発費用の相場

小規模案件、中規模案件、大規模案件の採用サイト開発費用の目安を横棒で比較した図。
規模が上がるにつれて、費用の目安も段階的に広がります。

採用サイトや人材サービスの公開サイトは、初期費用が約50万〜1,000万円以上です。金額を左右するのは、規模と連携数です。

この費用には、企画、デザイン、実装、CMS設定、公開、テストを含みます。ただし、Gatsby専用の国内統計は確認できません。

この金額は、一般的なWebサイトリニューアルの相場、公開されたGatsby案件の価格帯、採用サイトに必要な機能を組み合わせた推定です。

実際の見積もりでは、ページ数に加えて、移行の原稿と画像、求人データの更新方式を確認します。そのうえで、外部連携と品質基準も見ます。

小規模案件の目安は50万〜150万円

小規模案件の費用は、制作内容の組み合わせで幅が出ます。

  • 対象範囲:採用LP、会社紹介、数件の求人詳細、問い合わせフォーム
  • ページ数:公開ページが30ページ程度まで

CMSを使わないか簡易的なCMSにする場合、費用は50万〜150万円が目安です。

期間は1.5〜3か月程度です。

既存のデザインやスターターを活用し、求人情報を手作業で更新する形にすれば、費用は低い側に寄ります。

一方で、オリジナルデザインや公開後の編集権限まで求めると、費用は上限に近づきます。スマートフォン対応やSEO設定、プレビュー環境も加わると、その傾向が強まります。

中規模案件の目安は150万〜400万円

30〜100ページ程度の採用サイトは、150万〜400万円が目安です。

開発期間は3〜6か月程度です。

  • 機能:ヘッドレスCMS、職種・勤務地・雇用形態による求人検索
  • コンテンツ・導線:社員記事、応募導線

基本的な求人API連携も、この規模では含まれます。

CMSのコンテンツモデルや公開予約、プレビューの整備にも、工数がかかります。

求人媒体やATSとデータ形式を合わせる必要があるため、静的ページの制作より工数が増えます。

検索URLの設計や構造化データでも、価格は変わります。

大規模案件の目安は400万〜1,000万円以上

大規模案件では、サイトの要件と、金額や期間を左右する範囲をまず確認します。

  • 大規模サイト:100ページ超、多言語、複数ブランド・拠点に対応
  • 外部連携:ATS、求人媒体、CRMと連携
  • 費用・期間:候補者マイページや細かな権限管理を含め400万〜1,000万円以上、6〜12か月程度

人材マッチングや候補者データベース、企業管理画面をスクラッチで構築する場合もあります。

通知や監査ログまで含めると、さらに規模が大きくなります。

この場合は、Gatsby単体ではなく業務システム全体の費用として、800万〜2,000万円以上を見込むケースがあります。

金額は機能数と品質要件で大きく変わります。そのため、金額だけでなく開発範囲を比べてください。

ポイント

採用サイトの費用は、小規模の50万〜150万円から大規模の1,000万円以上まで幅があります。規模と連携数をそろえて、目安の金額を比べてください。

Gatsbyのシステム開発費用の内訳

Gatsbyの開発費用を設計・実装、連携・移行、公開・運用の3領域に分けて示す図。
見積もりの作業範囲を3領域に分けて確認できます。

費用の理由を知るには、見積総額を作業ごとに分けて確認します。そうすると、価格差の理由が見えてきます。

  • 設計・実装:企画、要件定義、UI、デザイン、フロントエンド
  • 連携・移行:CMS、API、コンテンツ移行
  • 公開・運用:テスト、インフラ、公開、運用引き継ぎ

要件定義・デザイン・実装の人件費

初期費用を比べるときは、設計からデザインまでの役割ごとに費用を見ます。

  • 企画・要件定義:見せる求人、応募経路、ATSへ渡すデータを整理
  • デザイン:採用ブランド、職種一覧、求人詳細、社員インタビュー、フォームの入力体験を設計

実装では、Gatsbyのページテンプレート、GraphQLによるデータ取得、レスポンシブ対応を作り込みます。

SEOメタ情報やサイトマップ、画像の最適化も実装に含まれます。

工程を省いた見積もりは、安く見えても手戻りや追加請求につながりやすいです。

CMS・API連携・コンテンツ移行の費用

CMSや外部連携、移行の作業範囲を整理すると、追加工数の理由が見えてきます。

  • CMS候補:Contentful、Sanity、Storyblok、ヘッドレスWordPress、microCMS
  • CMS設計:管理項目、編集権限、公開予約、プレビュー、Webhook、翻訳

ATSや求人媒体と連携する際は、API認証とデータ変換の方法を決めます。

更新頻度や、削除・募集終了の扱いも決めておく必要があります。

通信が失敗したときの再送も、設計の対象になります。

数百件の求人や記事を移す場合は、原稿の整形やURLの維持に工数がかかります。

移行では、リダイレクト、画像置換、重複確認も必要です。そのため、移行対象の件数と品質を見積書に明記してもらいます。

テスト・公開・引き継ぎの費用

テストから引き継ぎまでの確認は、公開後の運用を見据えて行います。

  • 採用機能のテスト:表示、求人検索、募集終了、フォーム送信、ATS登録、通知、エラー表示
  • 安全性の確認:権限、公開予約、秘密情報、第三者スクリプト、依存パッケージ

公開APIキーやCMSの権限も確認対象に入ります。

担当者が求人を更新できるか、障害時に前の版へ戻せるかも引き継ぎます。

ビルドログを確認する担当も決めておきます。

初期費用は増えますが、そのぶん運用時の不確実性を減らせます。

ポイント

費用は、設計・実装の人件費、CMSや外部連携、テスト・公開の作業に分けて見ます。作業ごとに比べると、見積もり同士の価格差の原因が見えてきます。

Gatsbyのシステムの月額ランニングコスト

Gatsbyの公開サイトは静的配信と相性がよく、運用費を抑えやすい構成です。ただし、関連する費用は分けて考える必要があります。

関連費用の対象は、CMSやCDN、フォームです。

画像配信と検索も含まれ、監視と保守も対象になります。

なお、無料枠で本番運用できるかどうかは、利用条件によって変わります。その判断には、アクセス数とビルド頻度、デプロイ数を使います。帯域やログ保存期間、チームの権限要件も見ておきます。

ホスティングとCMSの利用料金

ホスティングの料金は、プランと利用量の組み合わせで決まります。

  • 月額プラン:2026年8月時点でFreeは0ドル、Personalは9ドル、Proは20ドル
  • 上位プラン:Enterpriseは月額500ドルから
  • 従量課金:デプロイ、帯域、Webリクエスト、コンピュートはクレジット制

料金はNetlify「Pricing and Plans」(2026年8月確認)に基づきます。

CMSにも料金があり、無料枠のほか、ユーザー数に応じて変わります。

API呼び出し数や保存容量、翻訳機能も、料金に影響します。

見積もりでは、月額の固定費と従量課金の上限を分けて試算してください。

更新頻度と対応範囲で決まる保守費

保守で必要な支援は、更新作業と運用上の対応範囲に分けて確認します。

  • 更新作業:Gatsby、Node.js、React、プラグイン、依存パッケージ
  • 運用支援:CMS問い合わせ、ビルドエラー、脆弱性、監視、バックアップ、軽微な改修

月数回の求人更新の確認だけであれば、小さな保守枠で足ります。一方で、毎週の追加や複数ブランドがあると、費用は高くなります。海外拠点や応募フォームの障害監視、営業時間外の一次対応も費用を上げます。

月の対応時間や障害の定義、初動時間を押さえ、追加作業の単価もあわせて確認してください。

Gatsby Cloudの移行費と既存環境への影響

移行費を試算するときは、サービスの変更が既存の環境に与える影響を確認します。

  • サービスの変更:Netlifyは2023年にGatsby Cloud終了とNetlify Cloudへの移行方針を発表
  • 影響範囲:Gatsby.js自体の終了とは別に、古い構成ではビルド設定やプレビューの移行を確認

移行では、環境変数やドメイン、Webhookに加えて、ロールバックも確認します(出典: Netlify「Netlify Announces the Evolution of Cloud Platform」、2023年8月)。

新規に構築する場合は、CI/CDとリポジトリの所有者を決めます。静的ファイルやCMS、DNSについても、誰が持つかを決めておきます。

特定サービスだけに依存しない構成にし、将来の移行を想定した運用費も見積もっておくと安全です。

ポイント

ランニングコストは、ホスティングやCMS、保守の料金に分けて考えます。利用量と保守の範囲が決まれば、月額の固定費と従量課金の上限を試算できます。

Gatsbyのシステム開発費用が変動する要因

同じGatsbyを使う場合でも、採用LPと求人プラットフォームでは費用が大きく異なります。価格差の多くは、業務要件と運用品質の違いから生じます。

採用・人材ビジネスでは、求人情報の鮮度と応募者データの扱いが、費用を押し上げやすい要素です。拠点やブランドの数も、費用を増やす要因になります。

コンテンツ量と更新方式

ページの設計では、コンテンツの構造と更新方法が開発工数を左右します。

  • 固定ページ型:固定ページが100枚あるだけのサイト
  • データ生成型:求人、勤務地、職種、社員、記事を組み合わせ、数千ページを生成
  • 設計条件:検索条件、URL、canonical、サイトマップの決定

募集終了後の扱いや、下書きと公開の権限も設計に入ります。毎日更新する場合は、ビルド方式も検討します。

全ページを毎回ビルドするか、差分ビルドやDSGを使うかで、実装とインフラの検証工数が変わります。

外部連携と個人情報保護の要件

連携方式によって、保護すべき情報や必要な対策は異なります。

  • 求人情報の取得:読み取り処理と表示更新が中心
  • 応募者情報の送信:氏名、連絡先、職歴を扱うため暗号化、認証、入力チェックが必要

二重送信の防止や通信失敗時の再送も設計します。加えて、監査ログや権限、保存期間も決めます。

個人情報保護委員会のガイドラインに沿って、利用目的や委託先の管理を整理します。国外事業者のCMSやCDNを使う場合は、データの扱いも確認します。

この設計や確認を見積もりに含めるかどうかで、数十万円単位の差が出ることがあります。

デザイン品質・アクセシビリティ・運用体制の条件

品質条件と体制は費用の前提になるため、観点ごとに整理します。

  • ブランド表現:独自モーションや写真撮影はデザイン費を増やす
  • アクセシビリティ:JIS X 8341-3:2016を目標に、キーボード操作やコントラストを試験

フォームのエラー表示や見出しの構造、スクリーンリーダーへの対応も、試験の対象になります。

更新担当者の人数や複数言語、夜間の障害通知も、価格に影響します。品質基準を明確にして比べてください。

ポイント

費用が変わる主な要因は、ページの作り方と更新方式、外部連携と個人情報保護、デザインや運用の品質条件です。同じ条件をそろえて比べると、金額差の理由を読み取れます。

Gatsbyのシステム開発の進め方

費用を管理するには、デザインや実装の前に、公開サイトと業務システムの境界を決めます。そのうえで、静的に生成するページ、ビルド時に取得するデータ、リクエスト時に処理するデータを整理します。この整理をしておくと、不要なスクラッチ開発を避けられます。

要件定義での担当範囲と除外範囲

要件定義では、業務の流れに沿って、システムの分担を整理します。

  • 業務の段階:採用広報、求人閲覧、応募、面接予約、候補者管理
  • システムの境界:会社紹介・求人詳細はGatsby、ログイン・応募後の管理はATSやバックエンド

必要なCMSの項目と求人検索の条件を、要件定義の段階で決めておきます。言語やブランド数、移行ページ数も、同じ段階で定めます。更新者と公開承認者も、誰が担うかを決めておきます。

SEOの維持条件も決めておきます。範囲が明確であれば、見積もりを比べるときや、追加要望の判断がしやすくなります。

設計・実装でのSSG・DSG・SSRの使い分け

ページの提供方法を決めるには、更新頻度とアクセス時の処理を見比べます。

  • SSG:更新頻度が低い会社情報や記事を事前生成
  • DSG:ページ数が多く、一部を遅延生成する場合に検討
  • SSRなど:個別処理や認証画面に利用。サーバーレス関数や別アプリへ分ける方法もあります

すべてをGatsbyに入れると、ビルド時間やAPI障害時の表示、認証情報の扱いが複雑になります。

Gatsby 5の機能や現在のホスティング環境に合わせて方式を選び、その理由を設計書に残します。理由が残っていれば、将来の保守費を見積もる際の根拠になります。

テストと公開での受け入れ条件

公開前に確認する条件は、表示や機能など複数の領域にまたがります。

  • 表示・検索:主要ページの速度、LCP・CLS・INP、クロール、構造化データ
  • 機能・連携:リダイレクト、フォーム送信、ATS連携、CMS公開、API障害時の挙動

アクセシビリティや脆弱性、ロールバックも確認します。本番に近いデータを使い、公開前に試験します。

担当者が求人を更新して公開するまでの手順も、実際に通して確認します。納品物には、ソースコードに加えて、環境変数の一覧や運用手順を含めます。

権限表と障害時の連絡先も受け取り、公開後の追加費用を予測する材料にします。

Gatsbyのシステム開発で見積もりを取る際のポイント

見積もりは、同じ要件と品質条件をそろえて比べます。実装範囲が会社ごとに違うと、総額を比べても意味がありません。

依頼の前に、CMSやATSの範囲、移行の責任分界、保守の対応時間を確認します。資料を整え、前提を明示しておきます。

ページ一覧・データ項目・連携仕様の事前共有

見積もりの前提をそろえるため、依頼時に渡す資料を整理します。

  • サイト・移行資料:URL一覧、ページ数、記事・求人・社員情報の件数、画像、現在のCMS
  • 連携・公開条件:求人媒体やATSの仕様書、フォーム項目、言語、ブランド、希望公開日

求人検索の条件や募集終了後の表示も書いておくと、会社ごとの想定の差が小さくなります。

「API連携一式」「CMS構築一式」といった書き方では、工数を読み取れません。取得項目や更新頻度、エラー時の扱いも、質問して確認します。

複数社の比較における価格と実績の条件

海外の相場も比較の材料になります。ただし、案件内容によって価格差があります。

  • 時間単価:海外のClutch掲載会社は100〜175ドル
  • 複雑な案件:認証・カスタムAPI・多言語を含む場合は7万5,000ドル以上
  • マーケティングサイト:1万5,000〜3万5,000ドル
  • CMS・EC連携:3万5,000〜7万5,000ドル

掲載価格は、Clutchが紹介したものです。出典はClutch「Top GatsbyJS Development Agencies in the United States」で、同ページは2026年7月更新です。

市場や為替、体制が国内と異なるため、日本の見積もりへそのまま換算はできません。複雑さによる価格差を見るための参考にとどまります。

国内外を問わず、類似する採用サイト、CMS/API連携、保守の実績を同じ基準で比べてください。

契約前の追加費用と責任分界

契約の前に、追加費用の条件と、発注者側が管理すべきものを確認します。

  • 固定価格の追加費用:原稿・デザイン変更回数、API仕様、CMSプラン変更
  • 別料金の確認:移行対象追加、ブラウザ対応、撮影、翻訳
  • 準委任・時間精算:予定工数の上限を決める

報告の方法や優先順位の決め方も確認します。Gatsbyのソースコードの所有者と、Gitリポジトリの所有者も決めておきます。

Netlifyなどのホスティングやドメインの所有者も決めておきます。CMSやAPIキーについても、誰が持つかを確認します。

納品後にベンダーしか変更できない構成は、長期的な保守費や乗り換え費用を高くする可能性があります。

ポイント

見積もりで大事なのは、総額の大小より、前提と作業範囲が同じかどうかです。追加費用と責任分界を契約前に確かめ、後の追加請求を防ぐ準備をしておきます。

Gatsbyのシステム開発費用を抑える方法

費用を抑えるには、機能を一律に削るのではなく、採用成果に直結する機能へ予算を配分します。求人閲覧や応募導線が、その対象になります。

利用頻度の低い機能や将来の業務処理は、段階導入へ回します。判断は、初期費用だけでなく、3年間の総保有コストで行います。

更新作業や障害対応、CMSの利用料、移行費も含めて試算してください。

求人閲覧と応募導線を優先する段階開発

初期投資を抑えるには、機能を導入する順序と、後回しにする範囲を決めます。

  • 第1段階:会社情報、職種一覧、求人詳細、基本検索、社員記事、応募導線、CMS編集、SEO、アクセス計測
  • 第2段階:候補者マイページ、企業管理画面

レコメンドや複雑な権限、CRMの自動連携も、実際の運用課題を確認してから追加します。

Gatsbyで静的な公開面を先に整え、認証やリアルタイム処理は別サービスで拡張すれば、初期投資を抑えられます。さらに、採用広報を早く始められる構成です。

コンテンツモデルとコンポーネントの標準化

再利用しやすい設計にすると、ページごとの個別実装が減ります。

  • 共通化する項目:職種、勤務地、雇用形態、募集状態、給与、応募条件、社員記事

たとえば、求人詳細のテンプレートや検索部品を使い回せます。

ヘッダーやフッター、フォームなども、コンポーネントとして作れます。また、SEO設定もコンポーネント化できます。

将来を想定しすぎると、複雑なCMSになり、費用が高くなります。まずは、実際に使う編集フローと必須項目から始めます。

従量課金・保守・移行を含む予算管理

月々の利用実績を基に、サービス料金と保守費用を見積もります。

  • ホスティング:無料枠だけに頼らず、ページビュー、帯域、画像配信の実績で確認
  • 利用量:ビルド回数、チーム人数、ログ保存、CMS編集者数、API呼び出し数

外部フォームは送信数と迷惑投稿対策を、検索サービスはインデックス件数とクエリ数を見ます。

月次保守の範囲と脆弱性対応を契約に入れます。ブラウザ更新や移行の追加単価もあわせて入れておくと、初年度に予算外の費用を抑えられます。

Gatsbyのシステム開発でよくある質問

費用を検討するときは、公開サイトと業務システムを一つのシステムとして考えます。CMSやAPI、ATS、運用体制もその中に入ります。見積もり前によく寄せられる質問に、順に答えます。

Gatsbyは無料なので開発費も安くなりますか?

Gatsby.jsはオープンソースのため、ライセンス購入費が初期費用の中心ではありません。

要件定義やデザイン、React実装には人件費がかかります。CMS設計やAPI連携、テストも工数に含まれます。さらに、公開や保守にも費用がかかります。

無料だからといって安いと判断せず、作る範囲と運用品質をもとに、見積もりを比べてください。

採用サイトはGatsbyとNext.jsのどちらが安いですか?

技術を選ぶ際は、価格を左右する条件と、各技術に向く処理を整理します。

  • 価格を左右する条件:レンダリング方式、既存技術資産、開発会社の経験、CMS・API構成
  • Gatsbyが候補:高速配信する公開コンテンツや、ビルド時に取得できる求人・記事が中心

認証やリアルタイム処理、サーバー側の個別処理を一つにまとめたい場合は、Next.jsが候補です。

技術名で決めるより、要件を満たす構成と3年間の運用費で比べてください。

予算500万円でGatsbyのシステムは作れますか?

500万円で実現できる範囲は、サイトの規模と求められる機能によって変わります。

  • 予算内に収まる可能性:30〜100ページ程度の採用サイト
  • 想定する範囲:ヘッドレスCMS、求人検索、基本的なATSまたは求人API連携、応募導線、SEO、テスト

運用の引き継ぎも含められます。ただし、ページ数やデザイン、移行量を限定します。連携仕様や個人情報保護、保守条件も絞り込みます。

候補者マイページや複数ブランド、多言語に加えて、マッチングや独自管理画面まで含めると、費用は上がります。

発注側は、400万〜1,000万円以上の上側、または800万〜2,000万円以上の業務システム規模を検討します。

Gatsbyのシステム開発費用相場まとめ

Gatsbyの開発費は、採用LPや小規模サイトなら50万〜150万円です。CMSや求人検索、基本連携を含む中規模は150万〜400万円です。

多言語や複数ブランド、ATSやCRM連携を含む大規模は、400万〜1,000万円以上が目安です。

候補者マイページやマッチングなどの業務システムは、Gatsby導入費とは別に考えます。そうした業務システムには、認証やデータベース、管理画面に加えて、通知や監査ログの開発も含まれます。別の開発予算が必要です。

成果と運用範囲を基準にした判断

予算は、機能の数だけでなく、採用活動に期待する成果から考えます。

  • 求人を探しやすくする:成果から予算を逆算
  • 採用成果を高める:検索流入、応募率、担当者の更新しやすさを目標にする

見積もりでは、初期開発費と月額運用費を分けて示してもらいます。CMSやホスティング、画像の条件を確認し、検索やフォームの条件も見ます。保守と移行の条件も含めます。

Gatsbyの公開面とATSなどの業務システムを分離し、段階開発すれば過剰なスクラッチ開発を避けられます。さらに、この構成は将来の拡張にも備えられます。

ページ・データ・連携・運用の一覧化

発注前に情報をそろえると、複数社の提案を同じ条件で比べられます。

  • 要件資料:ページ一覧、CMS項目、求人データの出所、応募データの送信先、必要な権限
  • 移行・運用条件:移行件数、希望公開日、保守の時間帯

同じ前提で、金額や期間を出してもらいます。成果物や追加費用、運用体制も含めてもらうと、価格帯の根拠を比べやすくなります。

採用・人材ビジネスの成果につなげるには、費用の範囲と責任分界を明確にします。技術の選択も、この基準に沿って考えます。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。