Gradleのシステム開発会社を選ぶなら、Gradleそのものではなく、Java・Kotlinを使った業務システムの設計から運用、ビルドと依存関係の安全な管理まで任せられる会社を選ぶことが重要です。
Gradleは顧客管理や在庫管理などの業務機能を提供するパッケージではなく、ソースコードのコンパイル、テスト、依存関係の解決、成果物の作成を自動化するビルドシステムです。そのため、発注時には「Gradleを使える会社」という一言だけで判断せず、業務要件を整理し、開発環境を標準化し、リリース後もJDK・Gradle・プラグインを更新できる体制まで確認する必要があります。本記事では、株式会社riplaを最初に、GradleやJava関連の公開情報を確認できる5社を加えた計6社を紹介します。
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・Gradleのシステム開発の完全ガイド
Gradleのシステム開発会社選びが重要なのはなぜですか?

Gradleの開発会社選びが重要なのは、ビルド設定の品質が開発速度だけでなく、テストの再現性、脆弱性対応、リリースの安定性にも影響するためです。業務システムでは、画面やデータベースを作るだけでなく、社内外のAPI連携、権限管理、監査ログ、データ移行、運用引き継ぎまで含めて設計する必要があります。
Gradleの知識だけでは業務システムは完成しないためです
Gradleは、JavaやKotlinなどのコードをビルドするための基盤です。業務システムの価値を決めるのは、ビルドツールに加えて、業務フローの理解、データモデル、画面設計、認証・認可、外部連携、障害時の復旧方法です。たとえば受発注システムでは、注文を登録できる画面を作るだけでなく、在庫引当のタイミング、キャンセル時の戻し処理、締め処理との関係、取引先への通知まで決めなければなりません。Gradleを使える技術者がいても、業務要件を設計書とテストケースに落とせる会社でなければ、発注者の負担が減らない可能性があります。
発注前にビルドと運用の責任範囲を確認する必要があります
見積もりでは、Gradleの初期設定だけを切り出すのか、アプリケーション開発、CI/CD、成果物リポジトリ、クラウド、データ移行、保守まで含めるのかを明確にします。Gradle単体の導入費は、単一から数モジュールであれば50万〜200万円程度、Mavenからの移行や標準化まで含めると100万〜500万円程度が一つの検討レンジです。ただし、これは公的な定価ではなく、ビルド基盤整備の工数から置いた目安です。見積書では、Wrapper、依存関係ロック、テスト、CI、教育、脆弱性対応を別項目にしてもらうと、会社間で比較しやすくなります。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
riplaの特徴は、技術の選択を先に固定せず、業務上の成果から逆算してシステムの構成を考えられる点です。Gradleを採用する案件でも、Java・Kotlinの開発、Spring Bootなどのフレームワーク、クラウド、データベース、CI/CDを一つの開発計画にまとめる必要があります。現行業務の整理から始めたい企業や、既存システムの刷新と社内定着を同時に進めたい企業は、最初の相談先として検討しやすい会社です。
得意領域と依頼前に確認したいこと
営業・顧客・生産・販売管理など、部門をまたぐ基幹システムの企画や導入を相談したい場合に向いています。Gradleに関する公開実績の範囲や、Wrapperの管理、依存関係の固定、CI環境の構築をどこまで担当できるかは、案件ごとに問い合わせで確認します。特に、納品後に自社でビルドを再現できるよう、ソースコードだけでなく設定ファイル、CI定義、運用手順、更新方針まで引き渡すかを見積もり段階で確認することが大切です。
ディアシステム株式会社|SpringとGradleを活用したWebアプリ開発

ディアシステム株式会社は、企業向けの情報システム開発を手がける会社です。公式のシステム開発ページでは、SpringやGradleをはじめとするOSS技術を活用し、高機能で高品質なWebアプリケーションを迅速に開発すると説明しています。Gradleを単独のサービスとして販売する会社というより、Java系のWebアプリケーション開発に組み込む技術候補を公開している会社として比較すると、実態に即しています。
特徴と強み
公式情報から確認できる強みは、Javaのオブジェクト指向開発やSpringなどのOSSを含むWebアプリ開発への対応です。企業の既存業務をWeb化したい場合や、既存のJava資産を活かしながら段階的に機能を追加したい場合に候補になります。Gradleを採用する場合は、ビルドスクリプトの管理者、テスト自動化の範囲、JDKのバージョン、成果物の保管先をあわせて提案してもらいます。
得意領域・実績と確認事項
Webアプリケーションを中心とした業務システムを、要件に合わせて開発したい企業に向いています。公開ページではGradleの利用技術が確認できますが、案件ごとの担当工程、受託か常駐か、現在のGradleバージョン、CI/CDの構成まではページだけで判断できません。問い合わせでは、類似する業務領域の事例と、設計・実装・テスト・保守の各工程を誰が担当するかを確認すると、提案の適合度を評価しやすくなります。
株式会社ジェニュイン|企画から運用保守まで柔軟に対応

株式会社ジェニュインは、客先常駐のシステム開発と受託システム開発の両方を案内している会社です。公式ページでは、システム提案、設計、製造、テスト、導入、運用保守までの支援に触れ、JavaやSpring Boot、Gradle、Jenkins、Dockerなどの技術を掲載しています。アジャイル開発の経験者が多く、仕様変更に柔軟に対応する方針も示されています。
特徴と強み
ジェニュインは、開発チームの一部を補強したい企業と、企画から運用まで一括して相談したい企業の両方が検討しやすい会社です。GradleとJenkins、Dockerを組み合わせれば、コードのビルド、テスト、成果物作成をCIに組み込む設計ができます。ただし、ツール名の掲載は実績の深さや最新バージョンへの対応を保証するものではありません。提案時に、Gradleの設定を誰がレビューし、CI失敗時の調査を誰が担うかを確認します。
得意領域・実績と確認事項
公開されている開発実績には、中途採用向け求人ポータル、チェーン店向けアルバイト採用管理、オークションサイト向け物流ステータス管理などがあります。採用、物流、Webサービスのように仕様変更が起きやすいシステムで、アジャイルの進め方や常駐支援を重視する場合に相談候補になります。契約前には、Gradleのビルドロジックを納品物に含めるか、開発者教育を行うか、保守期間中のライブラリ更新を含めるかを明文化します。
株式会社UK Holdings|Java・Kotlinとクラウドを含む開発支援

株式会社UK Holdingsは、SESによるシステム開発支援から受託開発、自社サービスまでの取り組みを公式サイトで紹介している会社です。サービスページでは、Java、Kotlin、Spring Boot、AWS、GCP、Jenkins、Gradle、Mavenなどを技術スタックとして掲載し、要件定義、設計、実装、テスト、保守、運用の参画フェーズも示しています。
特徴と強み
JavaだけでなくKotlinも選択肢に含め、AWSやGCPなどのクラウド環境、JenkinsやGradleなどの開発ツールを組み合わせられる点が特徴です。公式ページでは、EC、飲食、出版、金融、小売、建設といった業種も掲載されているため、業務系Webシステムの開発体制を相談したい企業に向いています。Gradleを使う場合は、JavaとKotlinを同じマルチプロジェクトで管理するのか、サービス単位で分けるのかを早い段階で決めます。
得意領域・実績と確認事項
クラウド上の業務システムを、企画や要件定義から運用まで段階的に整えたい企業が検討しやすい会社です。公開情報ではGradleが技術スタックとして確認できますが、受託開発とSESで担当範囲が異なる可能性があります。見積もりでは、成果物の所有権、開発メンバーの固定、リモートと常駐の割合、障害対応の時間帯、引き継ぎ資料の範囲を確認し、契約形態と責任分界を明確にします。
株式会社ZMH|Java業務系の開発実績を公開

株式会社ZMHは、大阪市に所在するシステム開発会社です。公式の開発実績ページでは、金融、製造、流通、自治体、医療などのシステム開発事例を掲載し、その中にSpring、Hibernate、WebSphere、JUnit、Groovy、Gradleを使ったECサイト基盤システム開発や、Groovy・Gradle・Jenkinsを使った開発基盤構築が確認できます。
特徴と強み
公開実績の工程欄には、基本設計から総合テストまでの対応が記載されています。ECサイト基盤や金融系の開発基盤など、既存のJava資産や企業内の開発標準に沿ってシステムを改修・再構築したい場合に、近い経験を確認しやすい会社です。Gradleの採用だけでなく、既存のWebSphereやSpring、JUnitとの組み合わせ、テスト環境の再現方法まで聞くことが、実績を自社案件へ置き換えるポイントです。
得意領域・実績と確認事項
金融や製造、流通など、既存の業務システムを段階的に再構築する案件で比較候補になります。一方、公開されている実績には過去の環境やツール名も含まれるため、現在の体制、対応可能なGradleとJDKのバージョン、クラウド移行の経験、保守契約の範囲は提案時に確認します。古いビルド環境をそのまま移行するのか、テストを整備してからGradleを標準化するのかで費用と期間が変わります。
インスタンス株式会社|業務システムとテスト自動化に対応

インスタンス株式会社は、Web・オープン系開発、インフラ構築、運用保守などの事業内容と取引実績を公式サイトで公開している会社です。実績の一つとして、ECサイトなどの画面・シナリオテストを自動実行する環境構築を挙げ、Java、Selenium、JUnit4、Gradle、Jenkins、Appiumを使用技術として掲載しています。物流系パッケージの開発・保守や共済関連システム開発なども確認できます。
特徴と強み
Gradleをアプリケーションのビルドだけでなく、自動テストの実行環境やJenkinsと組み合わせた継続的インテグレーションに活用したい企業が注目しやすい会社です。テストの自動化は、リリース前の確認を効率化するだけでなく、既存機能を壊していないことを反復確認する仕組みにもなります。業務システムの改修が多い企業では、Gradle導入と回帰テストの整備を一つの計画にまとめることで効果を評価しやすくなります。
得意領域・実績と確認事項
Webシステムのテスト自動化、物流・共済などの業務システムの開発保守、CI/CD環境の構築を重視する案件に向いています。発注時は、テスト自動化の対象範囲、テストデータの準備、失敗時の再現手順、CIの実行時間と費用、テスト結果の保存期間を確認します。Gradleの設定ファイルだけを納品するのではなく、テストを誰でも実行できる手順と、環境を更新する責任者を決めることが重要です。
Gradleのシステム開発パートナーを選ぶポイント

6社を比較するときは、会社の知名度やツール名の多さではなく、自社の業務・規模・契約形態との適合度を見ます。まず同じRFPを渡し、Gradle導入の目的、業務システムの範囲、既存資産、希望納期、保守条件をそろえて提案を受けると、価格と体制を比較しやすくなります。
実績と経験は技術名ではなく成果物で確認します
「Gradleの経験があります」という回答だけでなく、どのような成果物を作ったのかを確認します。たとえば、Gradle Wrapperのバージョン固定、Kotlin DSLまたはGroovy DSLの選択、マルチモジュール構成、Convention Plugin、Version Catalog、依存関係ロック、テストの並列化を採用したかを聞きます。Mavenからの移行なら、移行前後のビルド時間、CIの失敗率、手動作業の削減量を測定したかも確認します。数字を提示できない場合でも、測定方法とPoCの計画があれば、提案の具体性を評価できます。
技術力とセキュリティをRFPに落とし込みます
Gradle公式ドキュメントでは、依存関係の完全性をチェックサムで、公開者の真正性を署名で確認できると説明しています。依存関係検証を有効にすると、外部ライブラリやプラグインの変更を検知し、想定外の成果物をビルドに取り込むリスクを下げられます。依存関係ロックは解決したバージョンを固定し、環境や時期が変わっても同じバージョンを使うための仕組みです(出典: Gradle公式「Verifying Dependencies」「Locking Versions」、2026年確認)。
発注時には、Wrapperの配布元とチェックサム検証、信頼するリポジトリ、脆弱性スキャン、SBOM、アーティファクトの署名、監査ログ、秘密情報の扱いを確認します。特に金融、医療、自治体などでは、OSSライセンスと脆弱性対応の責任者を契約書や運用設計書に明記します。経済産業省の「IT製品の調達におけるセキュリティ要件リスト Ver.2.1」でも、更新の安全性などを含む要件を調達時に確認する考え方が示されているため、Gradleの設定を開発者個人のノウハウにしないことが重要です(出典: 経済産業省、2026年1月21日)。
プロジェクト管理と引き継ぎ体制を確認します
業務システムでは、技術的に正しい構成でも、要件の抜け、テスト不足、移行リハーサル不足があれば本番で問題になります。プロジェクトマネージャー、業務側の責任者、アーキテクト、GradleやCIの担当者を誰が置くのか、課題管理と変更管理をどう行うのかを確認します。納品物はソースコードだけでなく、要件定義書、設計書、テスト仕様書、CI定義、インフラコード、運用手順、障害時の連絡先まで列挙します。
費用は、Gradleの初期導入費と業務システム本体の開発費を分けて考えます。部門向けの業務システム全体は300万〜5,000万円、全社基幹や複数サービスは5,000万円〜1億円以上となる場合がありますが、画面数、連携数、データ移行、可用性、監査要件で大きく変わります。リリース後の保守運用は初期開発費の年15〜25%程度を目安に置き、JDK・Gradle・プラグイン更新、脆弱性対応、CI維持、障害対応を含めて見積もります(出典: NotebookLMリサーチノートの業務システム費用整理、2026年)。
よくある質問

ここでは、Gradleのシステム開発会社を探すときに寄せられやすい疑問へ回答します。技術選定だけでなく、費用、移行、保守の観点で判断することがポイントです。
Gradleで業務システムを作れますか?
Gradleだけで業務システムを作ることはできません。GradleはJavaやKotlinなどのソースコードをビルド、テスト、パッケージ化する開発基盤であり、業務機能はアプリケーションやフレームワーク、データベースなどで実装します。GradleとSpring Boot、データベース、CI/CDを組み合わせて業務システムを開発することは可能です。
MavenからGradleへ移行したほうがよいですか?
必ず移行すべきとは限りません。現行のMavenビルドが安定し、マルチモジュール化、ビルド時間短縮、Kotlin DSL、共通プラグインなどの効果が移行費用を上回る場合に検討します。移行前に1サービスまたは1モジュールでPoCを行い、ビルド時間、CI費用、テスト失敗率、開発者の待ち時間を比較して判断します。
Gradleを使うと開発費は安くなりますか?
Gradleを採用しただけで開発費が安くなるわけではありません。OSSとして利用できるGradle Build Toolはライセンス費用を抑えやすい一方、導入設計、CI/CD、依存関係管理、教育、保守の工数が必要です。大規模なマルチモジュール開発ではキャッシュや並列実行によって待ち時間を減らせる可能性がありますが、効果は現状のビルド時間と失敗率を測定してから評価します。
Gradle 9系へ更新するときに注意することは何ですか?
Gradle 9.0.0では、Gradleを実行するJVMとしてJava 17以上が必要になり、Configuration Cacheが優先される実行モードになりました(出典: Gradle 9.0.0 Release Notes、2025年8月5日)。既存システムでは、JDK、Gradle、Kotlin、Android Gradle Plugin、各種プラグイン、CIイメージの互換性を一覧化し、テスト環境で段階的に更新します。更新後に戻せるよう、Wrapperの変更と依存関係の更新を別々に管理することも有効です。
まとめ

Gradleのシステム開発会社を選ぶときは、Gradleの導入可否だけでなく、業務要件の整理、Java・Kotlinの設計、テスト、CI/CD、依存関係の安全性、リリース後の更新まで確認します。Gradleは業務機能を提供する製品ではなく、開発を再現可能にする基盤です。したがって、会社比較では「どのツールを知っているか」よりも「自社の業務を理解し、運用できる成果物として引き渡せるか」を重視します。
株式会社riplaはコンサルティングから開発まで一気通貫で支援し、営業・顧客・生産・販売管理などの基幹システムを業務要件に合わせて構築・導入したい企業の相談先になります。そのほか、公開情報上でGradleとJava系の開発実績や技術スタックを確認できるディアシステム、ジェニュイン、UK Holdings、ZMH、インスタンス、EBAテックも候補になります。最終的には同じRFPで提案を受け、担当範囲、見積もりの内訳、納品物、保守責任を比較して決定します。
まずは、Gradle導入の目的が新規開発なのか、Maven移行なのか、CI高速化なのかを整理し、現行のJDK、ビルド時間、テスト時間、CIの失敗率、依存関係の管理方法を一覧にします。数値を基準にPoCと相見積もりを進めれば、Gradleの採用が事業にどのような効果をもたらすかを判断しやすくなります。
▼全体ガイドの記事
・Gradleのシステム開発の完全ガイド
会社紹介
株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
