健康診断管理システム開発でおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

健康診断管理システムの開発会社を選ぶなら、完成品の導入実績だけでなく、健診データの移行、産業医と人事の権限分離、既存システムとの連携まで確認できる6社を比較することが重要です。

紙の健康診断個人票やExcelを使った受診状況の確認から、再検査の案内、面談記録、就業上の措置、健康経営の分析までを一つの仕組みにまとめるには、自社の業務を理解して伴走できるパートナーが必要です。本記事では、株式会社riplaを最初に、完成品ベンダーと導入SIerを含む計6社を紹介します。公開されている機能・導入実績・料金情報と、発注前に確認したい質問を整理するため、候補の絞り込みに活用してください。

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健康診断管理システムのパートナー選びが重要なのはなぜですか?

健康診断管理システムのパートナー選び

結論からいえば、健康診断管理システムは単純なデータ保存ツールではなく、健康情報を扱う業務基盤だからです。健診機関ごとに異なるCSVやXMLを取り込み、検査項目・単位・判定基準をそろえ、受診勧奨や面談、報告書作成までつなげるには、システム機能と業務設計の両方が求められます。

適切なパートナー選定が成否を分ける理由

導入に失敗しやすいのは、デモ画面の見やすさだけで判断し、移行と運用を後回しにするケースです。たとえば従業員番号の変更、グループ会社間の異動、退職者の保存、紙やPDFで残る過去結果、特殊健診の項目追加は、標準的な製品紹介だけでは分かりません。実際のサンプルデータを渡し、「この形式で取り込めるか」「欠損や重複をどう検知するか」まで確認することが大切です。

発注前に確認すべきポイント

まず、企業の従業員健診を管理するのか、病院や健診センターの受診者業務を管理するのかを分けて考えます。本記事の主対象は企業の人事・労務・産業保健業務です。そのうえで、クラウドかオンプレミスか、標準機能で運用できるか、個別開発が必要かを整理します。見積もりでは初期設定、過去データの移行、紙の入力代行、健診機関の追加、API・SSO連携、保守、データ出力を別項目にしてもらうと、価格だけでなく将来費用まで比較できます。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社riplaのシステム開発支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

特徴と強み

健康診断管理システムのように、部門をまたぐ業務では、現場の困りごとを要件へ翻訳する力が重要です。riplaなら、健診結果を登録する画面だけでなく、人事マスタとの連携、受診対象者の抽出、再検査の進捗、産業医の記録、管理者向けの集計などを業務フロー全体から整理できます。既製品に業務を合わせる場合も、個別開発で独自運用を残す場合も、目的と費用のバランスを見ながら設計できます。

得意領域・実績

営業・顧客・生産・販売管理などの基幹業務に関する構築・導入経験を、健康情報を扱う新しい業務基盤にも応用できます。過去データの棚卸しや権限設計を含めた企画から、試作、テスト、導入後の定着まで相談したい企業に向いています。見積もり前には、健診機関ごとのファイルサンプル、従業員マスタの項目、産業医・保健師・人事・所属長・本人の閲覧範囲を共有し、標準機能と追加開発の境界を確認してください。

株式会社NTTデータ|大規模・複数健診機関のデータ統合に強い

NTTデータのHealth Data Bank

株式会社NTTデータは、企業向けの健診・健康管理システム「Health Data Bank」を提供しています。完成品のクラウドサービスを基盤に、健診結果やストレスチェックなどの健康情報を集約し、従業員向けの閲覧や健康経営の分析につなげるタイプのベンダーです。

特徴と強み

公式サービスサイトでは、20年以上の提供実績、約3,000団体、利用者数500万人超を公称しています(出典: 株式会社NTTデータ「Health Data Bank」、2026年)。健診機関から受け取るデータの回収・登録を効率化し、権限に応じて必要な健康状態を把握する機能が特徴です。特殊健診機能も2024年10月からオプションとして販売されています。

得意領域・実績と見積もり前の質問

複数の事業所や健診機関を抱え、標準化されたデータ基盤を全社で使いたい企業に向いています。公式サイトには熊谷組、明電舎、コープデリ生活協同組合連合会などの導入先が掲載されています。見積もり前には、既存の人事給与システムとの連携方式、紙・PDFの入力費、健診機関を追加する際の費用、特殊健診の対象業務、データのエクスポート形式を確認してください。導入初期設定やデータ登録を代行する範囲も、契約書で明確にしておくと安心です。

株式会社ヒューマネージ|新しいクラウドとデータ取込支援を重視

ヒューマネージのHealthCore

株式会社ヒューマネージの「HealthCore」は、健康診断、ストレスチェック、面談や就業配慮などの健康管理をクラウドで支援するサービスです。健康診断結果を保管するだけでなく、健康情報を日々の産業保健業務に使えるようにする設計を重視しています。

特徴と強み

HealthCoreの公式サイトでは、サービス開始から約2年半で導入社数500社を突破したと2026年6月に発表しています(出典: 株式会社ヒューマネージ「HealthCore」、2026年)。健診機関ごとに異なる結果データを取り込んで変換する支援に加え、労務管理・タレントマネジメントシステムとの連携も確認できます。これからクラウドで運用を始め、健康情報を人事施策やウェルビーイング経営に活用したい企業に検討しやすい選択肢です。

得意領域・実績と見積もり前の質問

紙やExcelを残したまま担当者の負担が増えており、従業員向けの結果閲覧や産業保健スタッフの業務を段階的にデジタル化したい企業に向いています。確認したいのは、過去結果を何年度まで移行するか、入力代行の対象が紙だけかPDFも含むか、従業員番号が変わった場合に履歴をつなげられるかです。SmartHRなどの外部サービスとの連携範囲、SSOや多要素認証、退職後のデータ保持・削除も同時に質問してください。

NTTテクノクロス株式会社|クラウドとオンプレミスを選べる大企業向け基盤

NTTテクノクロスのHM-neo

NTTテクノクロス株式会社の「HM-neo」は、健診結果、ストレスチェック、面談、残業、就業措置などを一元管理する健康管理システムです。企業のサーバーを使うオンプレミス型と、同社のクラウドサーバーを使うクラウド型の双方に対応しているため、社内規程や既存インフラに合わせて方式を選べます。

特徴と強み

1991年から産業保健業務の効率化を支援してきたと公式サイトで説明しており、健診計画、未受診者管理、判定、経年管理、特殊健診、二次検査対象者の抽出まで幅広く扱えます。味の素株式会社の事例では、保健スタッフの総実労働時間を構築前と比べて1人当たり年間151時間削減したと紹介されています(出典: NTTテクノクロス「HM-neo導入事例」、確認時点2026年)。

得意領域・実績と見積もり前の質問

大企業や複数拠点で、健診だけでなく過重労働、面談、疾病、就業措置まで産業保健の基盤として管理したい企業に向いています。公式サイトには8,000人以上の製造業や、複数拠点の社員を管理する事例が掲載されています。自社サーバー運用を選ぶ場合は、OS・ミドルウェアの更新、バックアップ、障害復旧の役割分担を確認してください。クラウドの場合はデータ所在地、監査ログ、利用者の権限変更、契約終了時の返却形式を確認すると、比較の精度が上がります。

株式会社エヌ・エイ・シー・ケア|公開料金と産業保健機能を比較しやすい

エヌ・エイ・エー・シー・ケアのBe Health

株式会社エヌ・エイ・シー・ケアは、健康管理システム「Be Health」を提供しています。健診結果、ストレスチェック、残業、面談記録などの産業保健情報をまとめて管理し、クラウド型とオンプレミス型の料金・機能を公開している点が比較材料になります。

特徴と強み

Be Healthの公式料金ページでは、2026年5月の新料金として、300〜1,000名向け共有サーバープランを初期費用20万円、300名利用時の年間費用36万円、500名利用時の年間費用60万円と掲載しています。また、1,000名までの買い切り型は初期費用334万円から、年間費用40.5万円と案内されています(出典: 株式会社エヌ・エイ・シー・ケア「Be Health料金」、2026年)。公開価格を起点に、データ登録や追加設定を足し引きできる点が特徴です。

得意領域・実績と見積もり前の質問

300〜1,000名程度で、クラウドとオンプレミスの費用を具体的に比較したい企業や、健康診断に加えて産業保健の面談・ストレスチェックもまとめたい企業に向いています。ただし、公式の基本料金と自社の導入総額は同じではありません。紙データの登録、過去結果の移行、個別の管理項目、健診機関追加、帳票変更、SSO、サポートの範囲を分けて見積もってもらい、5年間の総額で判断してください。

JBCC株式会社|kintoneを活用した個別開発・業務改善

JBCCのkintone活用による健康診断管理

JBCC株式会社は、kintoneなどの業務改善プラットフォームを活用した個別開発・導入支援を行うSIerです。完成品の健康管理システムを導入する候補というより、既存のAccessやExcelに複雑な業務ルールが残っており、自社の画面・承認・連携を組み直したい企業が相談しやすいタイプの会社です。

特徴と強み

公式の事例では、東邦大学医療センター佐倉病院がMicrosoft Accessで管理していた教職員健康診断管理システムをkintoneへ置き換え、他システムとの連携も見直したと紹介されています(出典: JBCC「東邦大学医療センター佐倉病院様事例」、2024年)。この事例から分かるのは、単に紙を電子化するのではなく、属人化した制御や周辺システムとのつながりまで再設計できる可能性です。

得意領域・実績と見積もり前の質問

既存のAccess・Excelからの脱却、事業所ごとに異なる判定や予約制御、他の人事・勤怠システムとの連携を重視する企業に向いています。一方で、kintoneのライセンスやプラグイン、個別アプリの保守が必要になる場合があります。見積もり前には、ノーコード・ローコードで標準化する範囲、JavaScriptなどの追加開発範囲、健診データの長期保存、バックアップと復旧、kintoneから別環境へ移行する際のデータ形式を確認してください。

健康診断管理システムのパートナーを選ぶポイント

健康診断管理システムの選定ポイント

6社は知名度順ではなく、従業員規模、クラウド・オンプレミス、カスタマイズ量、移行支援、公開料金の有無という軸で比較してください。特に健康情報は、利用目的と閲覧者を決めないまま機能を増やすと、情報漏えいと運用負荷の両方を招きます。

実績と経験の確認方法

実績は社数だけでなく、自社と似た条件で確認します。従業員数、事業所数、健診機関数、定期健診と特殊健診の種類、過去データの年数、産業医の体制を伝え、同規模の導入事例を示してもらいます。可能であれば、担当者から導入前の課題、移行に要した期間、現場教育、稼働後の問い合わせ量を聞きます。ベンダーが公表する導入社数や市場シェアは、調査会社名と対象カテゴリーも合わせて確認してください。

技術力と専門性の評価

技術力は、機能の多さよりもデータの扱い方で見極めます。3〜5機関分の健診ファイルを使った取り込みテスト、検査項目の名称・単位・基準値の変換、異常値や欠損の検知、従業員番号変更時の履歴維持を確認してください。さらに、MFA、通信・保存時の暗号化、最小権限、アクセス・操作・訂正履歴、バックアップ、復旧テスト、委託先・再委託先、データ所在地、契約終了時の削除・返却をRFPに含めます。

プロジェクト管理体制の確認

導入期間は、標準的なSaaSなら1〜3か月、データ移行やSSO・人事連携を含めると3〜6か月、個別開発なら6〜12か月以上が一つの目安です。ただし、これは一般的な計画値であり、健診機関の数や紙データ量で変わります。1事業所・1健診機関・1年度分から試すPoC、産業医を含むUAT、前年結果との判定照合、旧システムとの並行運用を工程に入れてください。納品物にはデータ定義書、連携仕様、操作マニュアル、バックアップ・復旧手順、運用引き継ぎを含めると、担当者が変わっても継続しやすくなります。

よくある質問(FAQ)

健康診断管理システムに関するよくある質問

ここでは、健康診断管理システムの会社を比較するときに多い質問へ回答します。価格だけでなく、法定保存、データ移行、権限設計をセットで確認することがポイントです。

健康診断管理システムの費用相場はいくらですか?

小規模なクラウド導入は初期費用0〜60万円、月額は従業員1人当たり100〜500円程度という公開相場があります(出典: mediment「健康管理システムの費用相場と市場の変化」、確認時点2026年)。ただし、入力代行、過去データ移行、予約、面談、API連携、特殊健診、個別帳票は別料金になり得ます。個別開発は数百万円から数千万円超まで幅があるため、従業員数と業務範囲をそろえたRFPで比較してください。

クラウドとスクラッチ開発はどちらが向いていますか?

標準業務が多く短期導入したい企業はクラウドSaaS、複雑な特殊健診や社内基幹システムとの連携、自社独自の承認・帳票が重要な企業はパッケージの個別設定やローコード、スクラッチ開発が候補です。最初から全機能を作り込まず、1事業所・1健診機関で小さく検証してから広げると、費用と運用リスクを抑えられます。

健康診断結果をシステムで管理するときの注意点は何ですか?

利用目的、閲覧者、保存期間、訂正手順、委託先を先に決め、産業医・保健師と人事・所属長・本人で閲覧範囲を分けることが重要です。個人情報保護委員会は、診断名や検査値などの詳細な医学的情報について、医学的知識に基づく加工・判断が必要になるため、産業保健業務従事者に取り扱わせることが望ましいと示しています。一般的な健康診断個人票は5年間、電離放射線は30年間、石綿は40年間など、健診の種類により保存期間も異なるため、最新の法令・行政資料を確認してください。

まとめ

健康診断管理システム会社の比較まとめ

健康診断管理システムの会社選びでは、製品の機能数や導入実績だけでなく、紙・Excel・旧システムからの移行、健診機関ごとのデータ形式、産業医と人事の権限分離、保存期間、導入後の運用までを比較してください。NTTデータやヒューマネージのようなクラウド型、NTTテクノクロスのようにクラウドとオンプレミスを選べる製品、エヌ・エイ・シー・ケアのように公開価格を確認できる製品、JBCCのようなkintone個別開発、そしてriplaのように業務整理から開発・定着まで伴走する会社では、得意な導入条件が異なります。

自社に合う6社の絞り込み方

最初に、従業員数、事業所数、健診機関数、健診の種類、過去データの年数、連携したいシステム、必要な権限を1枚のRFPにまとめます。次に2〜3社へ同じサンプルデータと質問を渡し、取り込みテスト、移行費、5年間の総額、並行運用の計画を比較します。導入前に産業医・保健師を含むUATを実施できる会社を選ぶと、稼働後の手戻りを減らせます。

発注前にそろえる資料

発注前には、現行の従業員マスタ、健診結果の見本、紙・PDFの件数、健診機関から受け取るファイル、権限一覧、保存年限、帳票の見本を準備してください。候補会社に「何が標準で、何が追加費用か」「契約終了時にデータを返却できるか」「法改正やコード体系の変更にどう対応するか」を確認すれば、導入後の予想外の負担を抑えられます。

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会社紹介

株式会社riplaでは、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを、構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルによる高い要件定義力・システム設計力を活かし、事業成果の最大化に伴走します。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。事業会社でIT・DXを経験したプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、お客様の事業・ユーザー・業務に最適化したオーダーメイド型システムを構想策定・要件定義から開発・改善まで一気通貫で支援し、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の最大化に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。